JPH06271149A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH06271149A
JPH06271149A JP5085743A JP8574393A JPH06271149A JP H06271149 A JPH06271149 A JP H06271149A JP 5085743 A JP5085743 A JP 5085743A JP 8574393 A JP8574393 A JP 8574393A JP H06271149 A JPH06271149 A JP H06271149A
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JP
Japan
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roller
time
paper
sheet
distance
Prior art date
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Application number
JP5085743A
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English (en)
Inventor
Hidenobu Nakamura
秀伸 中村
Koji Naito
耕司 内藤
Yoshiaki Nakajima
美明 中嶋
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Priority to US08/209,115 priority patent/US5540426A/en
Publication of JPH06271149A publication Critical patent/JPH06271149A/ja
Priority to US08/549,265 priority patent/US5692741A/en
Priority to US08/869,496 priority patent/US5879002A/en
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロ−ラの磨耗・紙粉の付着等による搬送能力
の低下を補償して、用紙ジャム,用紙ジャムの誤判定を
防止する。 【構成】 ロ−ラを一定時間回転させることで該ロ−ラ
に接触されている用紙を上記の回転量に対応する一定距
離だけ搬送する給紙装置に於いて、上記ロ−ラの上記一
定時間の回転による用紙の搬送距離が上記一定距離(ロ
−ラに磨耗・紙粉の付着等が無い場合に搬送されるべき
距離)に満たない程度を演算する演算手段と、上記演算
手段による演算結果に応じて上記ロ−ラの回転時間を上
記一定時間よりも長く設定することで用紙の搬送距離を
上記一定距離に近づけるように補正する補正手段と、を
有する給紙装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置に於いて使用される給紙装置に関する。詳
しくは、給紙ロ−ラが経時劣化により磨耗したり、給紙
ロ−ラの表面に紙粉が付着したりして、所望の速度で用
紙を搬送できなくなった場合に、これを補償するように
した装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の用紙搬送系では、給紙ロ−
ラ,搬送ロ−ラ,中間ロ−ラ,タイミングロ−ラ,搬送
ロ−ラ,排出ロ−ラ等の複数のロ−ラで用紙を搬送して
いる。この用紙搬送系の駆動制御は、例えば、上流側
(用紙の移動方向に基づいて上流・下流を定義する)の
ロ−ラで搬送中の用紙の先端が、次段のロ−ラ(1つ下
流側のロ−ラ)のニップに噛み込まれるべきタイミング
で、用紙搬送の主導権を上流側から下流側に切り換える
ように行われる。なお、主導権が切り換えられた後、上
流側のロ−ラは、ワン・ウエイ・クラッチの作用で空転
される。
【0003】このような用紙搬送系では、用紙ジャム・
用紙のZ折れを防止するために、上流側のロ−ラの用紙
の搬送時間を、過不足無く厳密に制御する必要がある。
例えば、用紙の先端が下流側のロ−ラのニップに噛み込
まれる前に上流側のロ−ラが停止されると、用紙が搬送
経路内で停止してジャムが発生する。また、下流側のロ
−ラによる用紙の搬送が開始された後に引き続いて上流
側のロ−ラによる搬送が行われており、且つ、下流側の
搬送速度が上流側の搬送速度よりも相対的に遅い場合に
は、用紙に弛みが発生して折れ曲がる(=Z折れ)。
【0004】このため、実公平2−42677号公報に
は、上流側の給紙ロ−ラにより送り出された用紙の先端
が次段の入口ロ−ラに到達したことが、該次段の入口ロ
−ラに対向して設けられたセンサによって検出された時
に、そのタイミングで上流側の給紙ロ−ラの回転を停止
させる給紙装置が開示されている。
【0005】また、前記の用紙搬送系では、搬送中の用
紙が、或る所定時間内に或る所定位置に到達しない場合
(該所定位置で検出されない場合)には、用紙ジャムが
発生したと判定されて、装置の作動が停止される。ここ
で「或る所定時間」とは、用紙が設定された速度で搬送
されていると仮定した場合に「或る所定位置」に到達す
るのに十分な時間である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記の用紙搬送系で
は、ロ−ラが経時劣化で磨耗したり、ロ−ラに紙粉が付
着して滑り易くなったりすると、用紙が所望の設定速度
で搬送されなくなる。その結果、ロ−ラの駆動時間を前
記のように過不足無く厳密に制御したとしても、下記の
如き不具合が発生する。
【0007】例えば、用紙の搬送速度が滑りのために遅
くなると、用紙の先端が下流側のロ−ラに到達する前に
上流側のロ−ラが停止されて、用紙ジャムが発生する。
また、搬送速度の低下が搬送には支障の無い程度であっ
ても、前記「或る所定時間」内に前記「或る所定位置」
に用紙が到達しなくなると、用紙ジャムであると誤判定
されて、装置が停止されてしまう。
【0008】なお、前記実公平2−42677号公報に
記載の装置のように、用紙の先端が下流側のロ−ラに到
達したことを、該下流側のロ−ラに対向して設けたセン
サにで検出する場合には、上記の不具合を回避できる
が、この場合には、センサを取り付けるための構成が複
雑となる。また、センサを下流側のロ−ラのニップ部に
正確に取り付けることはできないため、若干の誤差は残
る。
【0009】本発明は、センサの配置位置・配置個数等
の機械的な構成を複雑化すること無く、ロ−ラの経時劣
化による磨耗や紙粉の付着等に起因する上記の不具合を
無くすことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、ロ−
ラを一定時間回転させることで該ロ−ラに接触されてい
る用紙を上記の回転量に対応する一定距離搬送する給紙
装置に於いて、上記ロ−ラの上記一定時間の回転による
用紙の搬送距離が上記一定距離に満たない程度を演算す
る演算手段と、上記演算手段による演算結果に応じて上
記ロ−ラの回転時間を上記一定時間よりも長く設定する
ことで用紙の搬送距離を上記一定距離に近づけるように
補正する補正手段と、を有する給紙装置である。上記
「程度」は、例えば、現実の搬送速度と所望の搬送速度
の比、或いは、前記一定時間での現実の搬送距離と前記
一定距離との比である。
【0011】請求項2の発明は、ロ−ラを一定時間回転
させることで該ロ−ラに接触されている用紙を上記の回
転量に対応する一定距離搬送する給紙装置に於いて、上
記ロ−ラの整備後の用紙の総搬送枚数を計数する計数手
段と、上記計数手段による計数値が所定の閾値を越えた
後は上記ロ−ラの回転時間を上記一定時間よりも長く設
定することで用紙の搬送距離を上記一定距離に近づける
ように補正する補正手段と、を有する給紙装置である。
ロ−ラの整備は、例えば、ロ−ラの清掃等のメインテナ
ンス、或いは、ロ−ラの交換等である。また、それぞれ
に応じて、上記の閾値を変えてもよい。
【0012】請求項3の発明は、ロ−ラを一定時間回転
させることで該ロ−ラに接触されている用紙を上記の回
転量に対応する一定距離搬送する給紙装置に於いて、上
記ロ−ラから所定距離下流に設けられた用紙検出手段
と、上記ロ−ラによる用紙搬送開始時刻からの経過時間
を計測する計時手段と、用紙搬送開始時刻から所定時間
内に上記用紙検出手段によって用紙が検出されない場合
は用紙ジャムであると判定するジャム判定手段と、上記
ロ−ラの上記一定時間の回転による用紙の搬送距離が上
記一定距離に満たない程度を演算する演算手段と、上記
演算手段による演算結果に応じて上記ジャム判定手段で
参照される上記所定時間を延長することで上記ジャム判
定手段に用紙ジャムであると誤判定させること無く上記
用紙検出手段へ用紙を到達させる補正手段と、を有する
給紙装置である。
【0013】
【作用】請求項1の発明では、前記の「程度」に応じ
て、ロ−ラの回転時間が前記一定時間よりも長く設定さ
れる結果、該長く設定された時間での用紙の現実の搬送
距離が、前記一定距離に近づく。請求項2の発明では、
ロ−ラ整備後の総搬送枚数に応じて前記ロ−ラの回転時
間が前記一定時間よりも長く設定される結果、該長く設
定された時間での用紙の現実の搬送距離が、紙粉の付着
等にかかわらず、前記一定距離に近づく。請求項3の発
明では、前記の「程度」に応じて前記ジャム判定手段で
参照される前記の「所定時間」が延長される結果、搬送
速度の低下が用紙の搬送に支障の無い程度であれば、用
紙ジャムと判定されることが無くなる。
【0014】
【実施例】
〔1〕複写機の構成 まず、実施例の複写機の構成及び信号の入出力を説明す
る。図1は実施例の複写機の機構の概略を示し、図2は
該複写機の制御部30のCPU31に入出力される信号の一
部を示す。
【0015】図示の複写機は、電子写真方式の画像形成
を行う装置である。即ち、原稿台ガラス3 上にセットさ
れた原稿は、走査光学系4 により露光走査される。これ
により、スリット状の原稿反射光L が感光体ドラム5 の
帯電表面に結像されて、該原稿反射光L に対応する電荷
潜像が上記帯電表面に形成される。この電荷潜像が現像
器7 によりトナ−現像されて可視化された後に、用紙上
に転写される。この転写像を形成された用紙は、搬送ガ
イド板18上を定着装置20へ搬送され、熱圧着による画像
定着処理を施された後、機外のトレイ23上へ排出され
る。
【0016】用紙は、機体下部に挿抜可能に設けられて
いる給紙カセット11内に収納されており、以下のように
給紙カセット11内から繰り出された後、感光体ドラム5
上の画像先端に同期する所定のタイミングで上記の転写
位置(感光体ドラム5 上のトナ−像が用紙上に転写され
るべき位置)へ送り込まれる。
【0017】即ち、まず、CPU31からの信号に応じ
て、ソレノイドSL1(図2)がオンされる。これにより、
給紙ロ−ラ12が図中反時計方向へ回転され、給紙カセッ
ト11内の用紙が最上層から1枚づつ繰り出される。続い
て、この用紙は、図中上方へ搬送されて搬送ロ−ラ13に
到り、該搬送ロ−ラ13で図中左方へ転向される。この搬
送ロ−ラ13は、ソレノイドSL2(図2)のオン・オフによ
って回転・停止されるものである。用紙搬送の主導権が
給紙ロ−ラ12から搬送ロ−ラ13に移った後は、ソレノイ
ドSL1 はオフされて、給紙ロ−ラ12は従動回転となる。
即ち、ワン・ウエイ・クラッチの作用で空転される。
【0018】上記搬送ロ−ラ13によって図中左方へ搬送
される用紙は、次に、中間ロ−ラ14に到り、続いて、該
中間ロ−ラ14によって搬送される。また、用紙先端がタ
イミングロ−ラ15に到ると、その位置で一旦停止された
後に、前記所定のタイミングで、タイミングロ−ラ15に
よって前記転写位置へ送り込まれる。なお、中間ロ−ラ
14をオン・オフするソレノイドについての図示は、図2
で省略されている。また、用紙搬送の主導権が搬送ロ−
ラ13から中間ロ−ラ14に移った後は、ソレノイドSL2 は
オフされて、搬送ロ−ラ13は従動回転となる。即ち、ワ
ン・ウエイ・クラッチの作用で空転される。
【0019】給紙ロ−ラ12〜搬送ロ−ラ13間には給紙セ
ンサ26が設けられており、給紙カセット11内から給紙ロ
−ラ12によって繰り出された用紙は、この給紙センサ26
によって検出される。また、搬送ロ−ラ13〜中間ロ−ラ
14間には通紙センサ27が設けられており、搬送ロ−ラ13
を通過した用紙は、この通紙センサ27によって検出され
る。また、タイミングロ−ラ15の直前(上流側)にはタ
イミングロ−ラ前センサ28が設けられており、中間ロ−
ラ14を通過してタイミングロ−ラ15の直前に達した用紙
は、このタイミングロ−ラ前センサ28によって検出され
る。これらの検出信号は、CPU31に入力される。CP
U31は、これらの入力信号に基づき、図3〜図6,図8
のフロ−チャ−トのようにソレノイドSL1,SL2 のオン・
オフ等を制御することで、給紙を最適に制御している。
【0020】〔2〕複写機の制御 次に、図3〜図6,図8に示すフロ−チャ−トに従っ
て、且つ、図7を参照して、複写機の主として給紙制御
を説明する。
【0021】[2-1] メインル−チン;図3 CPU31には、図3に示す制御プログラムが組み込まれ
ている。電源の投入後、まず、初期設定が行われる(S
1)。次に、ステップS2で制御プログラムのサイクルタイ
ムを設定する内部タイマ−がセットされてスタ−トされ
た後、ステップS3〜S5の各処理が、上記内部タイマ−の
時間毎(S6)に、繰り返して実行される。ステップS3〜S4
の各処理については、後述する。また、ステップS5は、
CPU31で実行されるステップS3〜S4以外の処理を、一
括して示すものであるが、本発明に直接関連しないた
め、説明は省略する。
【0022】[2-2] タイマ−及びフラグの説明 ステップS3〜S4の説明に先立って、各処理中で使用され
るタイマ−T1,T2,Tj0, と、フラグ1 の機能を説明す
る。
【0023】*タイマ−T1;図7に示すように、ソレノ
イドSL1 がオンされて給紙ロ−ラ12の回転が開始された
時刻から、用紙の先端が給紙センサ26で検出されるまで
の所要時間を計測するタイマ−である。この計測結果
を、理論値Tc(用紙の滑り等の異常が無い場合に、用紙
の先端が給紙センサ26で検出されるまでの理論上の所要
時間)と比較することで、後述のようにタイマ−T2 及
びタイマ−Tj0が補正される。
【0024】*タイマ−T2;図7に示すように、ソレノ
イドSL1 のオフのタイミング、即ち、給紙ロ−ラ12を停
止させるタイミングを管理するタイマ−である。給紙ロ
−ラ12により給紙が開始された時刻からタイマ−T2 の
減算カウントが開始され、タイマ−T2 =0になると、
ソレノイドSL1 がオフされて給紙ロ−ラ12が停止され
る。タイマ−T2 は、給紙ロ−ラ12で駆動される用紙の
先端が搬送ロ−ラ13のニップに噛み込まれるのに十分な
時間に設定されており、マ−ジンとしては、例えば、3
0mm程度が設定されている。
【0025】*タイマ−Tj0 給紙部のジャムを検出するためのタイマ−である。即
ち、ソレノイドSL1 のオン時刻(給紙ロ−ラ12の回転開
始時刻)からカウントが開始され、用紙の先端がセンサ
27で検出されるとクリアされる。タイマ−Tj0の値は、
用紙の先端がセンサ27に達するのに十分な値に設定され
ているため、センサ27で検出されないままタイマ−Tj0
がカウントアップすると、給紙部のジャムと判定され
る。
【0026】*フラグ1;給紙センサ26のオンエッジ(検
出信号がオフ状態からオン状態に変化した時の状態変化
をいう。ここでは、用紙の先端が給紙センサ26を通過す
る時刻)を検出するためのフラグである。即ち、フラグ
1 が1で、且つ、給紙センサ26がオンであれば、給紙セ
ンサ26のオンエッジである。
【0027】次に、各処理を説明する。 [2-3] 給紙処理:図4〜図5 給紙ロ−ラ12の回転・停止が制御される。まず、ソレノ
イドSL1 のオフ状態で(S101;YES)、コピ−スタ−トが指
令されると(S103;YES)、タイマ−T2 がセットされると
ともに(S111)、ソレノイドSL1 がオンされる(S113)。こ
うして、給紙ロ−ラ12の回転が開始される。さらに、タ
イマ−Tj0とタイマ−T1 のカウントがスタ−トされる
(S115,S117) 。
【0028】ステップS119では、タイマ−T1 がカウン
トされる。
【0029】フラグ1 は、給紙センサ26がオフの間は(S
121;NO) 1である(S123)。したがって、給紙センサ26が
オンで(S121;YES)、フラグ1が1の場合(S131;YES)と
は、給紙センサ26の状態が、オフからオンに変化した場
合である。即ち、給紙センサ26で用紙の先端が検出され
た場合である。このタイミングで、タイマ−T1 のカウ
ントがストップされ(S135)、タイマ−T2 の補正が行わ
れる(S137)。また、フラグ1が0にされる(S133)。な
お、タイマ−T2 の補正については後述する。
【0030】ステップS139では、タイマ−T2 の減算カ
ウントが行われる。また、タイマ−T2 =0になると(S
141;YES)、ソレノイドSL1 がオフされて(S143)、給紙ロ
−ラ12の回転が停止される。
【0031】[2-4] タイマ−T2 の補正:図6 まず、Tr に、「T1 /Tc 」が代入される(S151)。こ
こに、Tc は、給紙ロ−ラ12に滑り等の異常が無いと仮
定した場合に、給紙ロ−ラ12により給紙中の用紙の先端
が、給紙センサ26に到達して検出されるべき時刻までの
所要時間、換言すれば、理想状態での所要時間(理論
値)である。なお、T1 は、前記タイマ−T1 で計測さ
れた値(計測値)である。
【0032】次に、ステップS153で、上記Tr が1より
大きいか否か、換言すれば、上記計測値T1 が上記理論
値Tc より大きいか否か判定される。ここで、Tr >1
の場合(S153;YES)とは、給紙ロ−ラ12に滑り等の異常が
発生しているために、給紙ロ−ラ12により給紙中の用紙
の先端が、給紙センサ26に到達するまでの所要時間が、
理論値より長くなっている場合である。
【0033】ステップS153で、「Tr >1」と判定され
た場合は、タイマ−T2 とタイマ−Tj0とが補正され
る。まず、タイマ−T2 の初期値T20に(Tr −1)が
乗算されて、補正量T’に代入される(S155)。次に、こ
の補正量T’がタイマ−T2 に加算され、加算後の値
が、タイマ−T2 の新たな値としてタイマ−T2 に代入
される(S157)。また、タイマ−Tj0の初期値Tj00 に
(Tr −1)が乗算されて、補正量T”に代入される(S
159)。次に、この補正量T”がタイマ−Tj0に加算さ
れ、加算後の値が、タイマ−Tj0の新たな値としてタイ
マ−Tj0に代入される(S161)。このようにして、タイマ
−T2 とタイマ−Tj0とが補正された後、前記タイマ−
T1 がリセットされる(S163)。
【0034】[2-5] 給紙ジャム検出:図8 図8は、タイマ−Tj0によるジャム判定を示す。給紙ロ
−ラ12の回転開始時刻からカウントを開始されたタイマ
−Tj0は、用紙の先端がセンサ27で検出されると(S203;
YES)、リセットされる(S205)。
【0035】タイマ−Tj0は、前述のように、給紙ロ−
ラ12で給紙された用紙の先端がセンサ27に達するのに十
分な値に設定されている。したがって、タイマ−Tj0が
リセットされないままカウントアップした場合(S201;YE
S)とは、上記十分な時間の経過後にも用紙の先端がセン
サ27まで到達しなかった場合であるため、この場合に
は、ジャムが発生したものとされて、所定のジャム処理
が行われる。本実施例装置は以上のように制御される。
【0036】〔3〕第2の実施例 次に、第2の実施例を説明する。
【0037】[3-1] 構成及び信号の入出力 第2の実施例の複写機の構成は、前記第1の実施例と同
様である。また、制御回路の構成も略同様であるが、第
2の実施例では、図9に示すように、スイッチSW1 〜SW
4 からの信号が入力されている。スイッチSW1 は前記給
紙センサ26の接点である。スイッチSW2 は図14の操作
パネル50上のコピ−キ−(コピ−動作の開始を指令する
ためのキ−スイッチ)である。スイッチSW3 はサ−ビス
マン等により給紙ロ−ラ12の清掃等のメインテナンスが
行われた時に操作される補正リセットスイッチである。
スイッチSW4 は同じくサ−ビスマン等により給紙ロ−ラ
12が交換された時に操作されるスイッチである。第2の
実施例では、これらのスイッチからの入力信号に基づ
き、図10〜図13のフロ−チャ−トのようにソレノイ
ドSL1 〜SL2 等をオン・オフ制御することで、給紙を最
適に制御している。
【0038】[3-2] 制御 以下、図10〜図13に示すフロ−チャ−トに基づき、
且つ、図15を参照して、第2の実施例の給紙制御を説
明する。
【0039】[3-2-1] メインル−チン;図10 CPU31には、図10に示す制御プログラムが組み込ま
れている。電源の投入後、まず、初期設定が行われる(S
51) 。次に、ステップS52 で制御プログラムのサイクル
タイムを設定する内部タイマ−がセットされてスタ−ト
された後、ステップS53 〜S55 の各処理が、上記内部タ
イマ−の時間毎(S56) に繰り返して実行される。ステッ
プS53 〜S54 については、後述する。また、ステップS5
5 は、CPU31で実行されるステップS53 〜S54 以外の
処理を、一括して示すものであるが、本発明に直接関連
しないため、説明は省略する。
【0040】[3-2-2] 入力処理;図11 サ−ビスマン等により給紙ロ−ラ12の清掃等のメインテ
ナンスが行われ、補正リセットスイッチSW3 が操作され
ると(S501;YES)、カウンタ1が0にクリアされる(S50
3)。また、サ−ビスマン等により給紙ロ−ラ12が交換さ
れて、スイッチSW4 が操作された場合には(S511;YES)、
カウンタ1及びカウンタ2が0にクリアされる(S513,S5
15) 。なお、ステップS521は、上記以外の入力に対する
処理を示す。
【0041】[3-2-3] 給紙処理;図12 ソレノイドSL1 のオフ状態、即ち、給紙ロ−ラ12の停止
状態で(S601;YES)、コピ−キ−SW2 の操作等により給紙
開始が指令されると(S611;YES)、まず、タイマ−t1 が
セットされる(S613)。このタイマ−t1 の値は、後述の
ようにカウンタ1及びカウンタ2の値に基づいて補正さ
れる。また、カウンタ1及びカウンタ2がインクリメン
トされる(S615,S617) 。つまり、カウンタ1は前記メイ
ンテナンス後の総給紙枚数を、カウンタ2は給紙ロ−ラ
12の交換後の総給紙枚数を、各々表す。さらに、ソレノ
イドSL1 がオンされて(S619)、給紙ロ−ラ12の回転が開
始される。
【0042】ステップS621では、上記タイマ−t1 がカ
ウントされる。
【0043】その後、上記タイマ−t1 がカウントアッ
プすると(S631;YES)、ソレノイドSL1 がオフされて(S63
3)、給紙ロ−ラ12が停止される。即ち、タイマ−t1
は、ソレノイドSL1 のオフのタイミング、つまり、給紙
ロ−ラ12を停止させるタイミングを管理するタイマ−で
ある。このタイマ−t1 の値は、給紙ロ−ラ12で駆動さ
れる用紙の先端が搬送ロ−ラ13のニップに噛み込まれる
のに十分な時間に設定されており、タイマ−t1 セット
処理(S613)で、カウンタ1及びカウンタ2の値に応じ
て、次のように補正される。
【0044】[3-2-4] タイマ−t1 セット処理;図13 まず、カウンタ1が、その補正基準枚数C1を越えると
(S651;YES)、T21にt21が代入される(S653)。T21は、
カウンタ1に対する補正値である。また、カウンタ2
が、その補正基準枚数C2を越えると(S661;YES)、T22
にt22が代入される(S663)。T22は、カウンタ2に対す
る補正値である。
【0045】ステップS671では、カウンタ1とカウンタ
2に対する総補正値T2 として、上記T21とT22との
和、即ち、「T21+T22」が代入される。さらに、ステ
ップS673に於いて、タイマ−T1 の通常の値T1 に上記
総補正値T2 を加算した値が、タイマ−t1の値として
代入される。
【0046】このように補正が行われる結果、図15に
示すように、ソレノイドSL1 のオン期間は、補正前はT
1 であったものが、補正後はT1 +T2 になる。ここ
で、補正後とは、メインテナンス後の給紙枚数がC1を
越えた後、又は、給紙ロ−ラ12の交換後の給紙枚数がC
2を越えた後である。
【0047】
【発明の効果】請求項1の発明では、ロ−ラの一定時間
の回転による用紙の搬送距離が、該ロ−ラに磨耗・紙粉
の付着等が無い場合に搬送されるべき距離(一定距離)
に満たない程度に応じて、該ロ−ラの回転継続時間が延
長される。このため、該ロ−ラによる用紙の現実の搬送
距離が上記の一定距離に略等しくなって、用紙ジャムが
防止される。請求項2の発明では、ロ−ラの整備後の総
搬送枚数に応じて、該ロ−ラの回転継続時間が延長され
る。このため、該ロ−ラによる用紙の現実の搬送距離
が、該ロ−ラの磨耗・紙粉等の付着等にかかわらず上記
の一定距離に略等しくなって、用紙ジャムが防止され
る。
【0048】請求項3の発明では、ロ−ラの一定時間の
回転による用紙の搬送距離が、該ロ−ラに磨耗・紙粉の
付着等が無い場合に搬送されるべき距離(一定距離)に
満たない程度に応じて、前記ジャム判定手段で参照され
るべき前記「所定時間」が延長される。したがって、延
長された時間内に用紙が前記「所定位置」に到達すれ
ば、「用紙ジャム」であると判定されることは無い。つ
まり、ロ−ラの磨耗等による搬送速度の低下が用紙の搬
送に支障の無い程度であれば、「用紙ジャム」と判定さ
れることは無く、装置も停止されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の複写機の内部機構の概略を示す説明図
である。
【図2】第1実施例の複写機の制御回路の信号の入出力
を示すブロック図である。
【図3】図2のCPU31での処理のメインル−チンのフ
ロ−チャ−トである。
【図4】図3のステップS3の処理の一部を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図5】図3のステップS3の処理の残部を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図6】図5のステップS137の処理を示すフロ−チャ−
トである。
【図7】タイマ−T1,T2 と給紙ロ−ラ12及び給紙セン
サ26のオン・オフを示すタイムチャ−トである。
【図8】図3のステップS4の処理を示すフロ−チャ−ト
である。
【図9】第2実施例の複写機の制御回路の信号の入出力
を示すブロック図である。
【図10】図9のCPU31での処理のメインル−チンの
フロ−チャ−トである。
【図11】図10のステップS53 の処理を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図12】図10のステップS54 の処理を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図13】図12のステップS613の処理を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図14】第2実施例の複写機の操作パネルの一部を示
す説明図である。
【図15】タイマ−t1 の補正前後のソレノイドSL1 の
オン期間を説明するタイムチャ−トである。
【符号の説明】
12 給紙ロ−ラ 13 搬送ロ−ラ 14 中間ロ−ラ 15 タイミングロ−ラ 26 給紙センサ 27 通紙センサ 28 タイミングロ−ラ前センサ SL1 給紙ロ−ラ12のクラッチ用のソレノイド SW3 補正リセットスイッチ SW4 ロ−ラ交換スイッチ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロ−ラを一定時間回転させることで、該
    ロ−ラに接触されている用紙を、上記の回転量に対応す
    る一定距離搬送する給紙装置に於いて、 上記ロ−ラの上記一定時間の回転による用紙の搬送距離
    が、上記一定距離に満たない程度を演算する演算手段
    と、 上記演算手段による演算結果に応じて、上記ロ−ラの回
    転時間を上記一定時間よりも長く設定することで、用紙
    の搬送距離を上記一定距離に近づけるように補正する補
    正手段と、 を有する給紙装置。
  2. 【請求項2】 ロ−ラを一定時間回転させることで、該
    ロ−ラに接触されている用紙を、上記の回転量に対応す
    る一定距離搬送する給紙装置に於いて、 上記ロ−ラの整備後の用紙の総搬送枚数を計数する計数
    手段と、 上記計数手段による計数値が所定の閾値を越えた後は、
    上記ロ−ラの回転時間を上記一定時間よりも長く設定す
    ることで、用紙の搬送距離を上記一定距離に近づけるよ
    うに補正する補正手段と、 を有する給紙装置。
  3. 【請求項3】 ロ−ラを一定時間回転させることで、該
    ロ−ラに接触されている用紙を、上記の回転量に対応す
    る一定距離搬送する給紙装置に於いて、 上記ロ−ラから所定距離下流に設けられた用紙検出手段
    と、 上記ロ−ラによる用紙搬送開始時刻からの経過時間を計
    測する計時手段と、 用紙搬送開始時刻から所定時間内に上記用紙検出手段に
    よって用紙が検出されない場合は、用紙ジャムであると
    判定するジャム判定手段と、 上記ロ−ラの上記一定時間の回転による用紙の搬送距離
    が、上記一定距離に満たない程度を演算する演算手段
    と、 上記演算手段による演算結果に応じて、上記ジャム判定
    手段で参照される上記所定時間を延長することで、上記
    ジャム判定手段に用紙ジャムであると誤判定させること
    無く、上記用紙検出手段へ用紙を到達させる補正手段
    と、 を有する給紙装置。
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US08/869,496 US5879002A (en) 1993-03-10 1997-06-05 Method and apparatus for feeding sheets for predetermined time which is changeable based on number of sheets fed

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5528347A (en) * 1995-04-17 1996-06-18 Xerox Corporation Adaptive jam detection windows
CN110759137A (zh) * 2018-07-23 2020-02-07 京瓷办公信息系统株式会社 图像形成装置

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