JPH06263283A - 用紙給送装置 - Google Patents

用紙給送装置

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JPH06263283A
JPH06263283A JP5077570A JP7757093A JPH06263283A JP H06263283 A JPH06263283 A JP H06263283A JP 5077570 A JP5077570 A JP 5077570A JP 7757093 A JP7757093 A JP 7757093A JP H06263283 A JPH06263283 A JP H06263283A
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JP
Japan
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roller
sheet
paper
timer
upstream
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JP5077570A
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English (en)
Inventor
Hidenobu Nakamura
秀伸 中村
Koji Naito
耕司 内藤
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用紙先端が下流側ロ−ラのニップに噛み込ま
れるタイミングで用紙搬送の主導権を上流側から下流側
へ移す用紙給送装置に於いて、ロ−ラの経時劣化による
磨耗や紙粉の付着等に起因する用紙ジャムや用紙のZ折
れ等を、センサの配置等の機械的な構成を複雑化するこ
と無く防止できる装置を提供すること。 【構成】 上流側ロ−ラの駆動力で搬送中の用紙の速度
を検出する手段と、下流側ロ−ラの駆動力で搬送中の用
紙の速度を検出する手段と、上流側の検出速度と下流側
の検出速度との速度差を演算する手段と、演算された速
度差に応じて上流側ロ−ラによる用紙の駆動継続時間を
当初に設定された基準値よりも延長する補正手段と、を
有する用紙給送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンタ等の
画像形成装置で使用される用紙給送装置に関する。詳し
くは、用紙を搬送するためのロ−ラが経時劣化により磨
耗したり、ロ−ラの表面に紙粉が付着したりして、所望
の速度で用紙を搬送できなくなった場合に、これを補償
するようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等の用紙搬送系では、給紙ロ−
ラ,搬送ロ−ラ,中間ロ−ラ,タイミングロ−ラ,搬送
ロ−ラ,排出ロ−ラ等の複数のロ−ラを用いて、用紙を
搬送している。また、このような用紙搬送系を備えた装
置に於いて、上流側(用紙の移動方向に基づいて上流・
下流を定義する)のロ−ラの駆動力により搬送中の用紙
の先端部が、次段のロ−ラ(1つ下流側のロ−ラ)のニ
ップに噛み込まれるべきタイミングで、用紙搬送の主導
権を上流側のロ−ラから次段のロ−ラに切り換えるよう
に制御する装置が提供されている。
【0003】実公平2−42677号公報には、上流側
の給紙ロ−ラにより送り出された用紙の先端部が、次段
の入口ロ−ラに到達したことが、該次段の入口ロ−ラに
対向して設けられたセンサによって検出されると、上流
側の給紙ロ−ラの回転を停止させるように制御する給紙
装置が開示されている。
【0004】特公昭51−14222号公報には、上流
側のロ−ラ群にワン・ウエイ・クラッチを設けた給送装
置が開示されている。この装置では、用紙搬送の主導権
が下流側のロ−ラに移ると、上流側のロ−ラの駆動を停
止させるとともに、該上流側のロ−ラをワン・ウエイ・
クラッチの作用で空転させることにより、上流側のロ−
ラが用紙搬送に対する抵抗となることを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上流側のロ−ラの駆動
力により搬送中の用紙の先端部が、下流側のロ−ラのニ
ップに噛み込まれるべきタイミングで、駆動ロ−ラを上
流側から下流側に切り換えて、該下流側のロ−ラの駆動
力で用紙の搬送を継続するとともに、上記上流側のロ−
ラをワン・ウエイ・クラッチの作用で空転させる用紙給
送装置では、用紙のジャムと、用紙のZ折れとを防止す
る必要がある。
【0006】例えば、上流側のロ−ラの駆動力により搬
送されている用紙の先端部が、下流側のロ−ラのニップ
に噛み込まれる前に、該上流側のロ−ラが停止されてし
まうと、上記下流側のロ−ラの駆動力による用紙の搬送
が不可能となって、用紙は停止する。即ち、用紙のジャ
ムが発生する。なお、用紙の先端部が下流側のロ−ラの
ニップに噛み込まれる前に、上流側のロ−ラが停止され
てしまう場合とは、例えば、上流側のロ−ラに経時劣化
による磨耗や紙粉の付着等が生じて滑り易くなり、用紙
の搬送能力が低下した場合である。
【0007】また、用紙の先端部が下流側のロ−ラのニ
ップに噛み込まれて、該下流側のロ−ラの駆動力での用
紙の搬送が開始された後にも、上流側のロ−ラによる駆
動力が引き続いて用紙に与えられ、且つ、下流側の搬送
速度が上流側の搬送速度よりも相対的に遅い場合には、
上流側のロ−ラと下流側のロ−ラとの間の用紙に弛みが
発生して、折れ曲がる(Z折れ)等の不具合の生ずる恐
れがある。なお、下流側のロ−ラによる用紙の搬送が開
始された後にも、上流側のロ−ラの駆動力が用紙に与え
られている場合とは、例えば、上記のジャムを防止する
ために上流側のロ−ラの駆動に関するマ−ジンを大きく
取り過ぎた場合である。また、下流側の搬送速度が上流
側の搬送速度よりも相対的に遅い場合とは、例えば、下
流側のロ−ラに経時劣化による磨耗や紙粉の付着等が生
じて滑り易くなり、該下流側のロ−ラの用紙搬送能力が
低下した場合である。
【0008】前記実公平2−42677号公報に記載の
装置のように、用紙の先端部が下流側のロ−ラに到達し
たことを、該下流側のロ−ラに対向して設けたセンサに
よって検出する場合には、上流側のロ−ラを略適切なタ
イミングで停止させることができるため、用紙のジャ
ム、Z折れ等の不具合を略防止できる。しかし、この場
合には、センサを取り付けるための構成が複雑となる。
また、下流側のロ−ラのニップ部に正確に取り付けるこ
とはできないため、若干の誤差は発生する。
【0009】本発明は、用紙の先端が下流側のロ−ラの
ニップに噛み込まれるべきタイミングで、用紙搬送の主
導権を上流側から下流側へ移す用紙給送装置に於いて、
ロ−ラの経時劣化による磨耗や紙粉の付着等に起因する
上記のような用紙ジャムや用紙のZ折れ等の不具合を、
センサの配置位置・配置個数等の機械的な構成を複雑化
すること無く防止できる装置の提供を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上流側のロ−
ラの駆動力で搬送される用紙の先端部が下流側のロ−ラ
のニップに噛み込まれるタイミングで、用紙搬送のため
の駆動力を付与するロ−ラを前記上流側のロ−ラから前
記下流側のロ−ラに変更して、用紙の搬送を継続する用
紙給送装置に於いて;前記上流側のロ−ラの駆動力で搬
送されている用紙の移動速度を検出する上流側速度検出
手段と、前記下流側のロ−ラの駆動力で搬送されている
用紙の移動速度を検出する下流側速度検出手段と、前記
上流側速度検出手段による検出速度と前記下流側速度検
出手段による検出速度との速度差を演算する速度差演算
手段と、前記速度差演算手段により演算された速度差に
応じて前記上流側のロ−ラによる用紙の駆動継続時間を
所定の基準値から補正する補正手段と、を有する用紙給
送装置である。
【0011】上記に於いて、請求項2に記載のように、
前記上流側のロ−ラについて行われたメインテナンスの
種類に関する情報を入力するための入力手段と、前記入
力手段により入力された情報に応じて前記上流側のロ−
ラによる用紙の駆動継続時間を前記所定の基準値に近づ
けるように前記補正手段による補正量を変更する補正量
変更手段と、を具備せしめてもよい。
【0012】
【作用】上流側の移動速度が下流側の移動速度よりも小
さくなっており、そのまま放置すると、用紙先端が下流
側のロ−ラのニップに噛み込まれる前に上流側のロ−ラ
が停止されるようになって、用紙ジャムが発生する恐れ
がある場合には、上流側のロ−ラの駆動継続時間が延長
される。延長の程度は、上流側の移動速度と下流側の移
動速度との速度差に応じて設定される。即ち、用紙ジャ
ムを防止できる程度には長く、しかし、用紙のZ折れを
生じ無い程度には短く、設定される。また、請求項2の
構成では、ロ−ラの清掃・交換等のメインテナンスが行
われた場合には、そのメインテナンスの種類に応じて、
上流側のロ−ラの駆動継続時間が再補正されて、短縮さ
れる。例えば、ロ−ラが交換された場合には、上流側の
ロ−ラの駆動継続時間は、所定の基準値にリセットされ
る。
【0013】
【実施例】
〔1〕複写機の構成 まず、実施例の複写機の構成及び信号の入出力を説明す
る。図1は実施例の複写機の機構の概略を示し、図2は
該複写機の制御部30のCPU31に入出力される信号の一
部を示す。
【0014】図示の複写機は、電子写真方式の画像形成
を行う装置である。即ち、原稿台ガラス3 上にセットさ
れた原稿は、走査光学系4 により露光走査される。これ
により、スリット状の原稿反射光L が感光体ドラム5 の
帯電表面に結像されて、該原稿反射光L に対応する電荷
潜像が上記帯電表面に形成される。この電荷潜像が現像
器7 によりトナ−現像されて可視化された後に、用紙上
に転写される。この転写像を形成された用紙は、搬送ガ
イド板18上を定着装置20へ搬送され、熱圧着による画像
定着処理を施された後、機外のトレイ23上へ排出され
る。
【0015】用紙は、機体下部に挿抜可能に設けられて
いる給紙カセット11内に収納されており、以下のように
給紙カセット11内から繰り出された後、感光体ドラム5
上の画像先端に同期する所定のタイミングで、上記の転
写位置(感光体ドラム5 上のトナ−像が用紙上に転写さ
れるべき位置)へ送り込まれる。
【0016】まず、CPU31からの信号に応じてソレノ
イドSL1(図2)がオンされ、これにより、給紙ロ−ラ12
が図中反時計方向へ回転されて、給紙カセット11内の用
紙が最上層から1枚づつ繰り出される。続いて、この用
紙は、図中上向きに搬送されて搬送ロ−ラ13に到り、該
搬送ロ−ラ13で図中左方へ転向される。この搬送ロ−ラ
13は、ソレノイドSL2(図2)のオン・オフによって回転
・停止されるものである。用紙搬送の主導権が給紙ロ−
ラ12から搬送ロ−ラ13に移った後は、ソレノイドSL1 は
オフされて、給紙ロ−ラ12は従動回転となる。即ち、ワ
ン・ウエイ・クラッチの作用で空転される。
【0017】上記搬送ロ−ラ13によって図中左方へ搬送
される用紙は、次に、中間ロ−ラ14に到り、続いて、該
中間ロ−ラ14によって搬送される。また、用紙先端がタ
イミングロ−ラ15に到ると、その位置で一旦停止された
後に、前記所定のタイミングで、タイミングロ−ラ15に
よって前記転写位置へ送り込まれる。なお、中間ロ−ラ
14は、ソレノイドSL3(図2)のオン・オフによって回転
・停止されるものである。また、用紙搬送の主導権が搬
送ロ−ラ13から中間ロ−ラ14に移った後は、ソレノイド
SL2 はオフされて、搬送ロ−ラ13は従動回転となる。即
ち、ワン・ウエイ・クラッチの作用で空転される。
【0018】給紙ロ−ラ12の直後(下流側)には給紙セ
ンサ26が設けられており、給紙カセット11内から給紙ロ
−ラ12によって繰り出された用紙は、この給紙センサ26
によって検出される。また、搬送ロ−ラ13〜中間ロ−ラ
14間には通紙センサ27が設けられており、搬送ロ−ラ13
を通過した用紙は、この通紙センサ27によって検出され
る。また、タイミングロ−ラ15の直前(上流側)にはタ
イミングロ−ラ前センサ28が設けられており、中間ロ−
ラ14を通過してタイミングロ−ラ15の直前に達した用紙
は、このタイミングロ−ラ前センサ28によって検出され
る。これらの検出信号は、CPU31に入力される。
【0019】CPU31には、上記検出信号の他、サ−ビ
スマン等によりロ−ラが交換された時に操作されるロ−
ラ交換スイッチSW1 からの信号、サ−ビスマン等により
メインテナンスが行われた時に操作される補正リセット
スイッチSW2 からの信号も入力される。CPU31は、こ
れらの入力信号に基づき、後述のフロ−チャ−トのよう
にソレノイドSL1 〜SL3 をオン・オフ制御することで、
用紙の給紙・搬送を最適に制御している。
【0020】〔2〕複写機の用紙制御 次に、図3〜図11に示すフロ−チャ−トに従って、且
つ、図12及び図13を参照して、用紙の給紙・搬送の
制御を説明する。
【0021】[2-1] メインル−チン;図3 CPU31には、図3に示す制御プログラムが組み込まれ
ている。電源の投入後、まず、初期設定が行われる(S
1)。次に、ステップS2で制御プログラムのサイクルタイ
ムを設定する内部タイマ−がセットされてスタ−トされ
た後、ステップS3〜S8の各処理が、上記内部タイマ−の
時間毎(S9)に、繰り返して実行される。ステップS3〜S7
の各処理については、後述する。また、ステップS8は、
CPU31で実行されるステップS3〜S7以外の処理を、一
括して示すものであるが、本発明に直接関連しないた
め、説明は省略する。
【0022】[2-2] タイマ−及びフラグの説明 ステップS3〜S7の説明に先立って、各処理中で使用され
るタイマ−T0 〜タイマ−T6 と、フラグ1 〜フラグ7
の各機能を説明する。
【0023】*タイマ−T0;ソレノイドSL1 のオフのタ
イミング、即ち、給紙ロ−ラ12を停止させるタイミング
を管理するタイマ−である。コピ−スタ−ト時刻(=給
紙ロ−ラ12の回転開始時刻)からタイマ−T0 のカウン
トが開始され、そのカウントアップでソレノイドSL1 が
オフされて、給紙ロ−ラ12が停止される。タイマ−T0
は、給紙ロ−ラ12によって駆動される用紙の先端が、搬
送ロ−ラ13のニップに噛み込まれるのに十分な時間に設
定されている。マ−ジンとしては、例えば、30mm程度
が設定される場合がある。
【0024】*タイマ−T1;ソレノイドSL2 のオンのタ
イミング、即ち、搬送ロ−ラ13の回転を開始させるタイ
ミングを管理するタイマ−である。用紙の先端が給紙セ
ンサ26を通過した時刻からタイマ−T1 のカウントが開
始され、そのカウントアップでソレノイドSL2 がオンさ
れて、搬送ロ−ラ13の回転が開始される。
【0025】*タイマ−T2;ソレノイドSL2 のオフのタ
イミング、即ち、搬送ロ−ラ13を停止させるタイミング
を管理するタイマ−である。タイマ−T1 のカウントア
ップ時刻(=搬送ロ−ラ13の回転開始時刻)からタイマ
−T2 のカウントが開始され、そのカウントアップでソ
レノイドSL2 がオフされて、搬送ロ−ラ13が停止され
る。タイマ−T2 の当初の設定値(初期値)T20は、搬
送ロ−ラ13に磨耗・紙粉の付着等が無い場合に、搬送ロ
−ラ13によって駆動される用紙の先端が、中間ロ−ラ14
のニップに噛み込まれるのに十分な時間に設定されてい
る。マ−ジンとしては、例えば、30mm程度が設定され
る場合がある。
【0026】*タイマ−T3;ソレノイドSL2 のオン時刻
(搬送ロ−ラ13の回転開始時刻)から、用紙の先端が通
紙センサ27で検出されるまでの時間を計時するタイマ−
である。この計時結果であるカウント値に基づいて、搬
送ロ−ラ13による用紙の搬送速度S0 が演算される。
【0027】*タイマ−T4;ソレノイドSL3 のオンのタ
イミング、即ち、中間ロ−ラ14の回転を開始させるタイ
ミングを管理するタイマ−である。用紙の先端が通紙セ
ンサ27を通過した時刻からタイマ−T4 のカウントが開
始され、そのカウントアップでソレノイドSL3 がオンさ
れて、中間ロ−ラ14の回転が開始される。
【0028】*タイマ−T5;ソレノイドSL3 のオフのタ
イミング、即ち、中間ロ−ラ14を停止させるタイミング
を管理するタイマ−である。タイマ−T4 のカウントア
ップ時刻(=中間ロ−ラ14の回転開始時刻)からタイマ
−T5 のカウントが開始され、そのカウントアップでソ
レノイドSL3 がオフされて、中間ロ−ラ14が停止され
る。タイマ−T5 は、中間ロ−ラ14によって駆動される
用紙の先端が、タイミングロ−ラ15のニップに噛み込ま
れるのに十分な時間に設定されている。
【0029】*タイマ−T6;ソレノイドSL3 のオン時刻
(中間ロ−ラ14の回転開始時刻)から、用紙の先端がタ
イミングロ−ラ前センサ28で検出されるまでの時間を計
時するタイマ−である。この計時結果であるカウント値
に基づいて、中間ロ−ラ14による用紙の搬送速度S1 が
演算される。
【0030】*フラグ1;給紙センサ26のオンエッジ(検
出信号がオフ状態からオン状態に変化した時の状態変
化,以下同様;ここでは、用紙の先端が給紙センサ26を
通過する時刻)検出用のフラグである。即ち、フラグ1
が1で給紙センサ26がオンであれば、給紙センサ26のオ
ンエッジである。
【0031】*フラグ2;タイマ−T3 のカウントを管理
するフラグである。フラグ2 が1の間、タイマ−T3 が
カウントされる。
【0032】*フラグ3;通紙センサ27のオンエッジ(こ
こでは、用紙の先端が通紙センサ27を通過する時刻)検
出用のフラグである。即ち、フラグ3 が1で通紙センサ
27がオンであれば、通紙センサ27のオンエッジである。
【0033】*フラグ4;タイミングロ−ラ前センサ28の
オンエッジ(ここでは、用紙の先端がタイミングロ−ラ
前センサ28を通過する時刻)検出用のフラグである。即
ち、フラグ4 が1でタイミングロ−ラ前センサ28がオン
であれば、タイミングロ−ラ前センサ28のオンエッジで
ある。
【0034】*フラグ5;タイマ−T2 の補正を許可する
フラグである。 *フラグ6;速度計算を許可するフラグである。
【0035】*フラグ7;タイマ−T6 のカウントを管理
するフラグである。フラグ7 が1の間、タイマ−T6 が
カウントされる。
【0036】次に、各処理を説明する。 [2-3] 給紙処理:図4 給紙ロ−ラ12の回転・停止が制御される。ソレノイドSL
1 のオフ状態で(S101;YES)、コピ−スタ−トが指令され
ると(S111;YES)、タイマ−T0 がセットされ(S113)、ま
た、ソレノイドSL1 がオンされる(S115)。これにより給
紙ロ−ラ12の回転が開始され、その回転は、タイマ−T
0のカウント期間中(S133)、継続される。
【0037】フラグ1 は、給紙ロ−ラ12の直後の給紙セ
ンサ26がオフの間は(S121;NO) 1にされており(S123)、
給紙された用紙の先端によって給紙センサ26がオンされ
た時に(S121;YES,and,S125;YES) 、0にされる(S127)。
また、このタイミングで、タイマ−T1 がセットされて
カウントが開始される(S129)。
【0038】ステップS131では、タイマ−T0 がカウン
トされる。即ち、給紙ロ−ラ12の回転状態で本給紙処理
(S3)が実行される毎に、タイマ−T0 がカウントされる
(S131)。また、このタイマ−T0 のカウントアップで(S
133;YES)、ソレノイドSL1 がオフされて(S135)、給紙ロ
−ラ12が停止される。
【0039】[2-4] 搬送処理1:図5,図6 搬送ロ−ラ13の回転・停止が制御される。ソレノイドSL
2 のオフ状態で(S201;YES)、タイマ−T1 がカウントア
ップすると(S203;YES)、ソレノイドSL2 がオンされて搬
送ロ−ラ13の回転が開始される(S205)。また、このタイ
ミングでタイマ−T2 がセットされ(S207)、且つ、フラ
グ2 が1にされる(S209)。
【0040】中間ロ−ラ14の上流の通紙センサ27のオフ
状態で(S211;NO) 1にされている(S213)フラグ3 は、搬
送中の用紙の先端によって通紙センサ27がオンされた時
に(S211;YES,and,S221;YES) 、0にされる(S223)。ま
た、このタイミングでタイマ−T4 がセットされ(S12
9)、さらに、フラグ2 が0にされる(S227)。即ち、フラ
グ2 は、搬送ロ−ラ13の回転開始後、用紙の先端が通紙
センサ27に達するまで1にされており、この間(S231;YE
S)、本搬送処理1(S4)が実行される毎に、タイマ−T3
がカウントされる(S233)。
【0041】ステップS235では、タイマ−T2 の補正が
行われる。詳細は、図9に即して後述する。また、搬送
ロ−ラ13の回転状態で本搬送処理1(S4)が実行される毎
にカウントされるタイマ−T2 がカウントアップすると
(S241;YES)、ソレノイドSL2 がオフされて、搬送ロ−ラ
13が停止される。
【0042】[2-5] 搬送処理2:図7,図8 中間ロ−ラ14の回転・停止が制御される。ソレノイドSL
3 のオフ状態で(S301;YES)、タイマ−T4 がカウントア
ップすると(S303;YES)、ソレノイドSL3 がオンされて中
間ロ−ラ14の回転が開始される(S305)。また、このタイ
ミングでタイマ−T5 がセットされ(S307)、さらに、フ
ラグ7 が1にされる(S309)。
【0043】タイミングロ−ラ15の直前のタイミングロ
−ラ前センサ28のオフ状態で(S311;NO) 1にされている
(S313)フラグ4 は、搬送中の用紙の先端によってタイミ
ングロ−ラ前センサ28がオンされた時に(S311;YES,and,
S321;YES) 、0にされる(S323)。また、このタイミング
でフラグ6 が1にされる(S325)。さらに、フラグ7 が0
にされる(S327)。即ち、このフラグ7 は、中間ロ−ラ14
の回転開始後、用紙の先端がタイミングロ−ラ前センサ
28に達するまで1にされており、この間(S231;YES)、本
搬送処理2(S5)が実行される毎に、タイマ−T6 がカウ
ントされる(S333)。
【0044】ステップS335では、タイマ−T5 がカウン
トされる。即ち、中間ロ−ラ14の回転状態で本搬送処理
2(S5)が実行される毎に、タイマ−T5 がカウントされ
る(S335)。また、このタイマ−T5 のカウントアップで
(S341;YES)、ソレノイドSL3がオフされて(S343)、中間
ロ−ラ14が停止される。
【0045】[2-6] 速度計算処理:図10 用紙の先端がタイミングロ−ラ前センサ28で検出され
て、フラグ6 が1にされると(S501;YES,S325参照) 、速
度計算が行われる(S503)。即ち、搬送ロ−ラ13による用
紙の現実の搬送速度S0 が S0 =L2 /t3 として演算される。ここに、L2 は、図13のように搬
送ロ−ラ13〜通紙センサ27間の距離であり、t3 はタイ
マT3 による計時時間である。
【0046】また、中間ロ−ラ14による用紙の現実の搬
送速度S1 が S1 =L4 /t6 として演算される。ここに、L4 は、図13のように中
間ロ−ラ14〜タイミングロ−ラ前センサ28間の距離であ
り、t6 はタイマT6 による計時時間である。また、速
度計算後、フラグ5 が1にされるとともに(S505)、フラ
グ6 が0にされる(S507)。
【0047】[2-7] タイマ−T2 の補正:図9 フラグ5 が1にされると(S505 参照) 、タイマ−T2 の
補正が許可される(S251)。まず、中間ロ−ラ14による用
紙の搬送速度S1 と、搬送ロ−ラ13による用紙の搬送速
度S0 の大小が比較される(S253)。その結果、 S1 ≧S0 の場合(S253;YES)、即ち、搬送ロ−ラ13による用紙の搬
送速度S0 が相対的に遅い場合は、その速度差S1 −S
0 が、Ss に代入される(S255)。
【0048】次に、速度差Ss が、所定値A1,A2 と比
較される。即ち、Ss <A1 であれば(S261;YES)、補正
量D1 がタイマ−T2 の初期値T20に加算されて、その
値が、タイマ−T2 の値として代入される(S263)。ま
た、A1 ≦Ss <A2 であれば(S265;YES)、補正量D2
がタイマ−T2 の初期値T20に加算され、その値が、タ
イマ−T2 の値として代入される(S267)。同様に、A2
≦Ss であれば(S265;NO) 、補正量D3 がタイマ−T2
の初期値T20に加算され、その値が、タイマ−T2 の値
として代入される(S269)。なお、フラグ5 は、補正後に
0にされる(S271)。
【0049】上記で、A1,A2 、及び、D1,D2,D3
は、タイマ−T2 の補正量を段階的に設定するために用
意された値である。例えば、A1,A2 は、ロ−ラの駆動
量と経時変化による磨耗との関係を実験等で測定して設
定された値であり、D1,D2,D3 は、ロ−ラの搬送量が
劣化したときに、それを補い得る値を段階的に実験等で
求めた値である。
【0050】[2-8] 補正リセット処理:図11 サ−ビスマン等によりロ−ラが交換されてロ−ラ交換ス
イッチSW1 が操作されると(S601;YES)、その時点でのタ
イマ−T2 の値が、タイマ−T2 の初期値T20より大き
いか否か判定され、大きい場合(=補正が行われている
場合)には(S603;YES)、タイマ−T2 の値が初期値T20
にリセットされる(S605)。
【0051】また、サ−ビスマン等により補正リセット
スイッチSW2 が操作されると(S611;YES)、その時点での
タイマ−T2 の値が、タイマ−T2 の初期値T20より大
きいか否か判定され、大きい場合(=補正が行われてい
る場合)には(S613;YES)、タイマ−T2 の値から最小の
補正量D1 の値が減算されて、タイマ−T2 の値として
代入される(S615)。本実施例装置は以上のように制御さ
れる。
【0052】
【発明の効果】以上、本発明は、用紙の先端が下流側の
ロ−ラのニップに噛み込まれるタイミングで用紙搬送の
主導権を上流側から下流側へ移す用紙給送装置に於い
て、上流側の移動速度と下流側の移動速度との速度差に
応じて、上流側のロ−ラによる用紙の駆動継続時間を延
長するものである。本発明によると、上流側のロ−ラが
経時劣化による磨耗や紙粉の付着等のため滑り易くなっ
て、用紙の搬送能力が低下した場合には、上流側のロ−
ラの駆動継続時間が延長されるため、用紙の先端が下流
側のロ−ラのニップに噛み込まれる前に上流側のロ−ラ
が停止されることは無く、したがって、用紙ジャムも防
止できる。また、駆動継続時間の延長の程度は、上記の
速度差に応じて設定されるため、上流側のロ−ラ〜下流
側のロ−ラ間の用紙に過度の弛みが発生することも無
く、したがって、用紙のZ折れ等の不具合も防止でき
る。また、これらの効果を、センサの配置位置・配置個
数等の機械的構成を複雑化すること無く達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の複写機の内部機構の概略を示す説明図
である。
【図2】実施例の複写機の制御回路の信号の入出力を示
すブロック図である。
【図3】図2のCPU31での処理のメインル−チンのフ
ロ−チャ−トである。
【図4】図3のステップS3の処理を示すフロ−チャ−ト
である。
【図5】図3のステップS4の処理の一部を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図6】図3のステップS4の処理の残部を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図7】図3のステップS5の処理の一部を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図8】図3のステップS5の処理の残部を示すフロ−チ
ャ−トである。
【図9】図6のステップS235の処理を示すフロ−チャ−
トである。
【図10】図3のステップS6の処理を示すフロ−チャ−
トである。
【図11】図3のステップS7の処理を示すフロ−チャ−
トである。
【図12】制御で使用されるタイマ−T0 〜T6 と、ロ
−ラ12〜14及びセンサ26〜28のオン・オフの関係を示す
タイムチャ−トである。
【図13】ロ−ラ12〜14及びセンサ26〜28の配置を模式
的に示す説明図である。
【符号の説明】
12 給紙ロ−ラ 13 搬送ロ−ラ 14 中間ロ−ラ 15 タイミングロ−ラ 26 給紙センサ 27 通紙センサ 28 タイミングロ−ラ前センサ SL1 給紙ロ−ラ12のクラッチ用のソレノイド SL2 搬送ロ−ラ13のクラッチ用のソレノイド SL3 中間ロ−ラ14のクラッチ用のソレノイド SW1 ロ−ラ交換スイッチ SW2 補正リセットスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上流側のロ−ラの駆動力で搬送される用
    紙の先端部が下流側のロ−ラのニップに噛み込まれるタ
    イミングで、用紙搬送のための駆動力を付与するロ−ラ
    を前記上流側のロ−ラから前記下流側のロ−ラに変更し
    て、用紙の搬送を継続する用紙給送装置に於いて、 前記上流側のロ−ラの駆動力で搬送されている用紙の移
    動速度を検出する上流側速度検出手段と、 前記下流側のロ−ラの駆動力で搬送されている用紙の移
    動速度を検出する下流側速度検出手段と、 前記上流側速度検出手段による検出速度と前記下流側速
    度検出手段による検出速度との速度差を演算する速度差
    演算手段と、 前記速度差演算手段により演算された速度差に応じて、
    前記上流側のロ−ラによる用紙の駆動継続時間を所定の
    基準値から補正する補正手段と、 を有する用紙給送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、 前記上流側のロ−ラについて行われたメインテナンスの
    種類に関する情報を入力するための入力手段と、 前記入力手段により入力された情報に応じて、前記上流
    側のロ−ラによる用紙の駆動継続時間を前記所定の基準
    値に近づけるように前記補正手段による補正量を変更す
    る補正量変更手段と、 を有する用紙給送装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5692741A (en) * 1993-03-10 1997-12-02 Minolta Camera Kabushiki Kaisha Method and apparatus for feeding sheets based on comparison of actual travel time and reference travel time
EP1340620A2 (en) * 2002-02-28 2003-09-03 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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