JPH06270827A - 後輪操舵制御装置 - Google Patents

後輪操舵制御装置

Info

Publication number
JPH06270827A
JPH06270827A JP5057422A JP5742293A JPH06270827A JP H06270827 A JPH06270827 A JP H06270827A JP 5057422 A JP5057422 A JP 5057422A JP 5742293 A JP5742293 A JP 5742293A JP H06270827 A JPH06270827 A JP H06270827A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel steering
rear wheel
gain
vehicle
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5057422A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3246042B2 (ja
Inventor
Manabu Kato
加藤  学
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP5742293A priority Critical patent/JP3246042B2/ja
Publication of JPH06270827A publication Critical patent/JPH06270827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3246042B2 publication Critical patent/JP3246042B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 ドライバに違和感を与えることない後輪操舵
を可能とした後輪操舵制御装置を提供する。 【構成】 ハンドル角センサ16、車速センサ18、前
後加速度センサ20、横加速度センサ22及びヨー角速
度センサ24のセンサ群と、これらの検出信号に基づ
き、目標後輪舵角を計算する4WSコントローラ25
と、検出信号に基づき、車体重心スリップ角の近似値A
を算出する近似式計算ブロック26と、入力情報を生成
する前処理ブロック28及びメモリ30と、入力情報と
近似値を入力とし、官能評価ドライバにより選択された
教師ゲインに基づき学習済みであり、教師ゲインに対応
した制御ゲインCを出力するニューラルネットワーク3
2と、4WSコントローラからの目標後輪舵角に制御ゲ
インを乗算して、新たな目標後輪舵角δrを出力する補
正ブロック27と、この出力に従い、後輪操舵系10と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、前輪に加えて後輪を
も操舵可能にした前後輪操舵式車両の後輪操舵制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の前後輪操舵式車両(4WS車
両)は、後輪を操舵する後輪操舵アクチュエータを備え
ており、この後輪操舵アクチュエータは4WSコントロ
ーラからの目標後輪操舵量が与えられると、この目標後
輪操舵量にその実後輪操舵量を一致させるべく後輪を操
舵するものとなっている。このように前輪の操舵に加え
て後輪が適切に操舵されると、通常の2WS車両に比べ
て、4WS車両の旋回性能や操縦安定性能は共に向上す
る。
【0003】4WSコントローラは、後輪の操舵を適切
に制御するため、前輪の操舵状態を表すハンドル角の情
報や、車両の運動状態を表す車速や車両のヨー角速度等
の情報に基づき、目標後輪操舵量を決定するものとなっ
ている。ところで、4WSコントローラは、車両自体の
運動性能のみを考慮した後輪操舵の制御則に基づき、検
出した各種情報から目標後輪操舵量を決定するため、こ
の目標後輪操舵量に従い、後輪操舵アクチュエータによ
り、後輪が実際に操舵されると、走行状況によっては、
その後輪操舵が車両のユーザドライバに大きな違和感を
与えてしまうこともある。
【0004】このようなことから、4WSコントローラ
にて決定された目標後輪操舵量に一定のゲインを乗算す
ることで、目標後輪操舵量を一律に減少させて補正し、
この補正値を新たな目標後輪操舵量に設定し直して、後
輪の操舵を制御するのが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、4WS
コントローラにて決定された目標後輪操舵量を一律に減
少させて、後輪の操舵制御を行うと、ユーザドライバに
違和感を与えることのない領域にあっても、後輪操舵が
不所望に抑制されてしまい、4WS車両本来の操舵制御
による効果が発揮されないことになる。
【0006】この発明は、上述した事情に基づいてなさ
れたもので、その目的とするところは、ユーザドライバ
に違和感を与えることなく、後輪操舵制御を十分に発揮
することができる後輪操舵制御装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の後輪操舵制御
装置は、 前輪の操舵状態を検出する第1検出手段と、
車両の各種の運動状態をそれぞれ検出する第2検出手段
と、前記第1及び第2検出手段にて検出した前輪操舵情
報及び運動情報に基づき、前記目標後輪操舵量を算出す
る後輪操舵量演算手段と、この後輪操舵量演算手段にて
算出された前記目標後輪操舵量の制御ゲインを演算する
ゲイン演算手段と、前記後輪操舵量演算手段からの前記
目標後輪操舵量と前記ゲイン演算手段からの制御ゲイン
に基づき、目標後輪操舵量をゲイン調整した値を新たな
目標後輪操舵量として決定し、この決定した目標後輪操
舵量を後輪操舵系の後輪操舵アクチュエータに与える決
定手段とを備えている。そして、前記ゲイン演算手段
は、前記第1及び第2検出手段にて検出した前輪操情報
及び前記運動情報を入力とし、官能評価ドライバにより
調整された教師ゲインを教師データとして学習されてお
り、前記前輪操舵情報及び前記運動情報が入力される
と、前記教師ゲインに応した前記制御ゲインを出力する
学習済みのニューラルネットワークを有している。
【0008】
【作用】上述した後輪操舵制御装置によれば、車両の走
行中、第1及び第2検出手段にて、前輪操舵情報及び車
両の運動情報が検出されると、これらの情報は一方にお
いて、前記ゲイン演算手段即ち学習済みのニューラルネ
ットワークに入力として与えられ、この学習済みのニュ
ーラルネットワークから、官能評価ドライバの教師ゲイ
ンに対応した制御ゲインが出力される。また、他方にお
いて、前記前輪操舵情報及び前記運動情報は後輪操舵量
演算手段に供給され、この後輪操舵量演算手段は目標後
輪操舵量を出力する。この目標後輪操舵量及び前記制御
ゲインは決定手段に共に供給され、この決定手段は後輪
操舵量演算手段からの目標後輪操舵量を制御ゲインで調
整して値を新たな目標後輪操舵量として、後輪操舵系の
後輪操舵アクチュエータに出力し、この結果、後輪操舵
アクチュエータは新たな目標後輪操舵量に従い、後輪を
操舵する。
【0009】
【実施例】図1を参照すると、この発明の一実施例に係
わる前後輪操舵式車両(4WS車両)が概略的に示され
ている。4WS車両は、パワーシリンダ2及びラック・
ピニオン機構を含み、ハンドル4の操作に応じて前輪F
L,FWRを操舵する前輪操舵系6と、油圧シリンダか
らなる後輪操舵アクチュエータ8によって、後輪RWL,
RWRを操舵する後輪操舵系10とを備えている。
【0010】後輪操舵系10に関し、より詳しく説明す
ると、後輪操舵アクチュエータ8には、後輪舵角センサ
11や電磁バルブ12が組み合わされており、これら後
輪舵角センサ11及び電磁バルブ12は、フィードバッ
クコントローラ13を介してコントロールユニット14
に電気的に接続されている。フィードバックコントロー
ラ13にコントロールユニット14にて決定された後輪
RWL,RWRの目標後輪操舵量すなわち目標後輪舵角
と、後輪舵角センサ11にて検出した実後輪舵角が与え
られると、フィードバックコントローラ13は電磁バル
ブ12の開弁方向及び開度を制御し、つまり、後輪操舵
アクチュエータ8の作動を制御し、その実後輪舵角を目
標後輪舵角に一致させるべく後輪RWL,RWRを操舵さ
せる。
【0011】コントロールユニット14には、前記目標
後輪舵角を決定するために、各種のセンサが接続されて
おり、これらのセンサには、ハンドル角センサ16、車
速センサ18、前後加速度センサ20、横加速度センサ
22及びヨー角速度センサ24がある。ハンドル角セン
サ16はハンドル4の操作角即ちハンドル角θHを検出
し、車速センサ18は車両の速度、車速Vを検出する。
ここで、車速センサ18は車両のスピードメータであっ
てもよいし、又は、各車輪毎に車輪速センサが装着され
ている場合にあっては、前輪FWL,FWRの車輪速セン
サの出力を平均して求めた平均前輪速と、後輪RWL,R
Rの車輪速センサの出力を平均して求めた平均後輪速
とのうちの小さい方を車速Vとしてもよい。
【0012】前後加速度センサ20、横加速度センサ2
2及びヨー角速度センサ24は、車体の前後加速度
Z、車体の横加速度GY及び車体のヨー角速度ψをそれ
ぞれ検出する。従って、コントロールユニット14には
各センサから、ハンドル角θH、車速V、前後加速度
Z、横加速度GY及びヨー角速度ψが入力される。従っ
て、コントロールユニット14は、上述した各種センサ
からの検出信号に基づいて目標後輪舵角を算出する。
【0013】具体的には、コントロールユニット14は
図2に示されているように、4WSコントローラ25、
補正ブロック27、近似式計算ブロック26、前処理ブ
ロック28、メモリ30及びニューラルネットワーク3
2を備えている。4WSコントローラ25には、ハンド
ル角センサ16、車速センサ18及びヨー角速度センサ
24からの検出信号が入力され、これらの検出信号から
例えば次式に基づき目標後輪舵角δrが演算される。 δr=K1×θH+K2×(ψO−ψ) ψO :車速Vとハンドル角θHとから決定される目標ヨ
ー角速度 K1,K2:車速Vから決定される補正係数 4WSコントローラ25にて求められた目標後輪舵角δ
rは補正ブロック27に出力され、この補正ブロック2
7では目標後輪舵角δrに制御ゲインを乗算して、目標
後輪舵角δrを補正し、この補正後の値を新たな目標後
輪舵角δrとして前記フィードバックコントローラ13
に供給する。
【0014】一方、近似式計算ブロック26にも、ハン
ドル角センサ16、車速センサ18及びヨー角速度セン
サ24からの検出信号、つまり、ハンドル角θH、車速
V及びヨー角速度ψがそれぞれ入力され、これらに基づ
き、近似式計算ブロック26は車体重心スリップ角βの
近似値Aを算出する。なお、車体重心スリップ角βと
は、図3に示されているように、車両の進行方向と車体
の向きとのなす角度を示している。
【0015】近似式計算ブロック26には、近似値Aの
算出のために近似式が与えられており、この近似式は、
図4の一般的な線形2自由度車両モデルから導出され
る。即ち、この車両モデルの運動方程式は、次の2つの
式で記述される。 m×V(dβ/dt)+2×(Kf+Kr)×β +{m×V+(2/V)×(Lf×Kf−Lr×Kr)}×ψ =2×Kf×δf ・・・(1) 2×(Lf×Kf−Lr×Kr)×β+I×(dψ/dt) +(2/V)×(Lf2×Kf+Lr2×Kr)×ψ =2×Lf×Kf×δf ・・・(2) m :車体質量、 Kf,Kr:前/後輪の等価コーナリ
ングパワー I :ヨー慣性モーメント、 Lf :前車軸重心間距離 Lr:後車軸重心間距離、 δf :前輪舵角 今、次式 δf=δfMAX×(1−e-2t) ・・・(3) δfMAX:最大舵角 で記述され、且つ、図5に示されるようなステップ状の
操舵入力を(1),(2)式に与えたときの応答を線形
解析すると、時間領域におけるヨー角速度ψと車体重心
スリップ角βの解がそれぞれ求められ、これら2つの解
から次式で示される近似式を得ることができる。 A=β0×ψ+K0 ×{ψ−ψ(1−e-2t)} ・・・(4) β0:(車速Vと前輪舵角δfとより求まるβ定常値)/
ヨー角速度ψ K0:第1項に対する過渡状態における補正係数 従って、(4)式の近似式に車速V、前輪舵角δf及び
ヨー角速度ψを与えると、車体重心スリップ角βの近似
値Aを算出できる。なお、前輪舵角δfは、近似式計算
ブロック26内にて、ハンドル角θHから演算処理して
求めることができ、従って、近似値Aは、車速V、ハン
ドル角θH及びヨー角速度ψが与えられると、(4)式
の近似式から算出可能である。
【0016】近似式計算ブロック26にて算出された近
似値Aは1つの入力情報として、前記ニューラルネット
ワーク32に与えられる。また、ニューラルネットワー
ク32には前記近似値A以外の他の入力情報をも与えら
れ、これらの他の入力情報は前記前処理ブロック28及
びメモリ30にて生成される。
【0017】即ち、ハンドル角センサ16からのハンド
ル角θHは前処理ブロック28内での演算処理により、
前輪舵角δfに変換された後、メモリ30に時系列にし
て格納される。例えば、メモリ30には、現時点の前輪
舵角δf0、t1時間(0.1秒)前の前輪舵角δf1、t2
時間(0.2秒)前の前輪舵角δf2、t3時間(0.3
秒)前の前輪舵角δf3及びt4時間(0.4秒)前の前
輪舵角δf4の時系列データが車両のパラメータとして格
納され、この後、この時系列データはニューラルネット
ワーク32に入力される。
【0018】一方、車速センサ18、前後加速度センサ
20、横加速度センサ22及びヨー角速度センサ24か
らの車速V、前後加速度GZ、横加速度GY及びヨー角速
度ψは前処理ブロック28に直接に与えられ、そして、
この前処理ブロック28は、他の車速パラメータとし
て、横加速度−車速×ヨー角速度(=GY−V×ψ)、
車速×ヨー角速度(=V×ψ)、ヨー角速度/車速(=
ψ/V)、ヨー角加速度(=ψA)及び前後加速度×ヨ
ー角速度(=GZ×ψ)を演算して求めた後、それぞれ
の演算結果をニューラルネットワーク32に入力する。
【0019】ニューラルネットワーク32は、上述した
入力情報に基づいて制御ゲインC(0≦C≦1)を出力
し、この制御ゲインCを前記補正ブロック27に与え
る。ニューラルネットワーク32に与えられる車体重心
スリップ角βの近似値Aは、車両のヨー運動、横運動を
規定する状態量であるから、前記制御ゲインCの算出に
あたり重要な入力情報であり、また、近似値A以外の他
の入力情報は、前記の(1),(2)式をそれぞれ変形
して得られる次式を考慮して決定されたものである。 β={1/2×(Kf+Kr)}×{2×Kf×δf−m×V×(dβ/dt) −m×V×ψ−2(Lf×Kf−Lr×Kr)×(ψ/V)} ・・・(5) β={1/2×(Kf×Lf+Kr×Lr)}×{2×Lf×Kf×δf −I×ψA −2×(Lf2×Kf+Lr2×Kr)×(ψ/V)} ・・・(6) 上記の(5),(6)式から、車体重心スリップ角β
は、下線を施して示した状態量の線形和で記述されるこ
とが分かる。
【0020】近似式では、前記状態量の係数が定数であ
るのに対して、実車ではタイヤの非線形性や荷重起動等
の関数であると考えることができる。ここで、ニューラ
ルネットワーク32への入力情報として、前記状態量を
とれば、ニューラルネットワーク32は車体重心スリッ
プ角βと近似値Aとの間の誤差を適切に補正できること
になる。
【0021】ニューラルネットワーク32の構造には、
前後方向で符号が反転する車速Vから、左右方向で符号
が反転する車体重心スリップ角βへの座標系変換が含ま
れており、ニューラルネットワーク32の入力から出力
への関数の単純化を図ることができる。前記状態量のう
ちで、前輪舵角δfは車両への入力であるので、前述し
た如く、ニューラルネットワーク32に時系列パターン
として与えられている。
【0022】また、(5)式のV×(dβ/dt)の状
態量に関しては、車体重心スリップ角βが十分に小さい
と仮定すれば、横加速度GYがV×(dβ/dt+ψ)
として書き換えられることから、 dβ/dt=GY/V−ψ となり、よって、V×(dβ/dt)の状態量は、 V×(dβ/dt)=GY−ψ×V で表すことができる。
【0023】更に、ニューラルネットワーク32には、
線形2自由度モデルでは考慮されていない前後加速度G
zに関するGz×ψの状態量もまた入力情報として与えら
れている。ニューラルネットワーク32は、図6に概略
構成が示されているように階層型のものであり、各入力
情報毎に入力ユニットIUを有した入力層と、幾つかの
中間ユニットMUを有した中間層と、補正値Cを出力す
る1つの出力ユニットOUを有した出力層とから構成さ
れている。
【0024】ニューラルネットワーク32内の各ユニッ
ト間の結合の強さは、バックプロパゲーションの手法に
より予め学習されており、この学習は図7に示す学習シ
ステムを使用して行われる。この学習システムは、図2
に示したコントロールユニット14の機能ブロック及び
センサ群に加えて、ゲイン調整ダイヤル29を備えてい
る。このゲイン調整ダイヤル29は官能評価ドライバに
よって操作されるもので、これより、官能評価ドライバ
により選択された教師ゲインが教師データとしてニュー
ラルネットワーク32に与えられるようになっている。
【0025】即ち、学習時、ゲイン調整ダイヤル29か
らの教師ゲインCT(0≦CT≦1)は前記補正ブロック
27及び減算部31に入力され、この減算部31は教師
ゲインCTとニューラルネットワーク32からの制御ゲ
インCとの間の誤差を算出して、この誤差Eをニューラ
ルネットワーク32に戻す。また、学習時にあっては、
補正ブロック27にて、次式に示す如く、4WSコント
ローラ25からの目標後輪舵角δrに教師ゲインCTが乗
算されて、新たな目標後輪舵角δrが算出される。
【0026】δr=CT×δr 学習時、このようにして決定された目標後輪舵角δr
は、後輪操舵系即ち後輪操舵アクチュエータ8に向けて
制御信号として出力され、この結果、後輪操舵アクチュ
エータ8は、後輪RWL,RWRの実後輪舵角が目標後輪
舵角δrに一致するようにフィードバック制御される。
【0027】従って、官能評価ドライバは、種々の走行
条件、路面状態及び前輪操舵パターンにて走行試験を繰
り返し、その後輪操舵が違和感を与えるような状況にあ
っては教師ゲインCTを下げるように、ゲイン調整ダイ
ヤル19を操作し、逆に違和感のない状況にあっては教
師ゲインCTを上げるようにゲイン調整ダイヤル19を
操作しながら、ニューラルネットワーク32の学習を繰
り返す。
【0028】シグモイド関数を使用したバックプロパゲ
ーションの学習則は、公知の如く、前記誤差Eが最小と
なるように、ニューラルネットワーク32内の各ユニッ
ト間の結合の強さ(結合量)ωを学習するものである。
より具体的には、ニューラルネットワーク32において
は、先ず、各層の各ユニット(IU,MU,OU)の出
力値X(XI,XM,XO)が算出される。これら出力値
Xは、各層において、各ユニットへの入力と結合量との
積を累積し、その累積値をパラメータとしたシグモイド
関数の値として求められる。
【0029】そして、出力ユニットOUの誤差EOに関
しては、教師ゲインCT、出力ユニットOUの出力値XO
(=制御ゲインC)及び出力ユニットOUの入出力関係
を表すシグモイド関数の微分値FOに基づき、次式から
算出される。 E0=(CT−X0)×F0 また、中間層の各中間ユニットMUの誤差EMに関して
は、各中間ユニットMUの入出力関係を表すシグモイド
関数の微分値FM、出力ユニットOUの誤差EO、及び各
中間ユニットMUと出力ユニットOUとの間の結合量ω
OMに基づき、次式から算出される。 EM=FM×Σ(EO×ωOM) 更に、入力層の各入力ユニットIUの誤差EIに関して
は、各入力ユニットIUの入出力関係を表すシグモイド
関数の微分値FI、各中間ユニットMUの誤差EM、及び
各中間ユニットMUと各入力ユニットIUとの結合量ω
MIに基づき、次式から算出される。 EI=FI×Σ(EM×ωMI) 次に、学習定数η、各層の各ユニット(IU,MU,O
U)のそれぞれの誤差E(EI,EM,EO)及び各層の
各ユニット(IU,MU,OU)の出力値X(XI
M,XO)に基づき、各層の各ユニット(IU,MU,
OU)の入力データとの結合量ω(ωID,ωMI,ωOM
の修正量Δω(ΔωID,ΔωMI,ΔωOM)が次式により
算出される。なお、結合量ωIDは、入力ユニットIUの
入力データとの結合量を示している。 Δω=η×E×X 算出された修正量Δωは各ユニットの入力データとの結
合量ω(ωID,ωMI,ωOM)に加算されて、更新された
結合量ω(=ω+Δω)が得られる。
【0030】従って、学習済みのニューラルネットワー
ク32から出力される制御ゲインCは、官能評価ドライ
バにより選択された教師ゲインCTに相当する値となる
ことから、図3に示されているように、学習済みのニュ
ーラルネットワーク32から出力された制御ゲインCと
4WSコントローラ25から出力された目標後輪舵角δ
rとが補正ブロック27に与えられると、この補正ブロ
ック27からは、ゲイン調整された新たな目標後輪舵角
δrが後輪操舵系即ち後輪操舵アクチュエータ8に向け
て制御信号として出力され、この結果、後輪操舵アクチ
ュエータ8は、後輪RWL,RWRの実後輪舵角が目標後
輪舵角δrに一致するようにフィードバック制御され
る。
【0031】前述した後輪操舵制御は、図8の操舵制御
ルーチンで表すことができる。操舵制御ルーチン 先ず、ステップS1にて、コントロールユニット14に
ハンドル角θH即ち前輪舵角δfが入力されると、カウン
タの値iに0がセットされ(ステップS2)、その入力
された前輪舵角δfがメモリ30に格納つまりセーブさ
れる(ステップS3)。なお、前輪舵角δfは、前述し
たように前処理ブロック28にてハンドル角θHから演
算して求められたものである。
【0032】次のステップS4にて、0.1秒だけ待機
(ウェイト)した後、カウンタの値iが1だけインクリ
メントされ(ステップS5)、そして、そのカウンタの
値iが4よりも小さいか否かが判別される(ステップS
6)。ステップS6の判別結果が真(Yes)であると、
ステップS1以降のステップが繰り返され、判別結果が
偽(No)になると、ステップS7に進む。従って、ステ
ップS6の判別結果が偽になった時点では、メモリ30
に前輪舵角δfに関する時系列データ、即ち、δf0,δf
1,δf2,δf3,δf4がセーブされていることになる。
【0033】ステップS7では、コントロールユニット
14にセンサ18,20,22,24からの車速V、前
後加速度GZ、横加速度GY及びヨー角速度ψがそれぞれ
入力され、これらの入力から、近似式に基づき近似値A
が算出された後(ステップS8)、前処理計算により、前
述したGY−V×ψ、V×ψ、ψ/V、ψA、GZ×ψが
得られ(ステップS9)、これらの値と前記時系列デー
タとは入力情報として、学習済みのニューラルネットワ
ーク32に与えられ、このニューラルネットワーク32
は前記制御ゲインCを計算して出力する(ステップS1
0)。そして、4WSコントローラ25にて目標後輪舵
角δrが計算され(ステップS11)、この目標後輪舵
角δrに前記制御ゲインCが乗算されて、新たな目標後
輪舵角δrが算出される(ステップS12)。
【0034】この後、目標後輪舵角δrは、フィードバ
ックコントローラ13に出力されることにより(ステッ
プS13)、後輪RWL,RWRが実際に操舵され始め
る。フィードバックコントローラ13は、目標後輪舵角
δrに実後輪舵角が一致したか否かを判別し、この判別
結果が真になるように後輪操舵系10を制御する。次の
ステップS14では、制御の終了条件が判別されるが、
この終了条件としては例えば車両のイグニッションスイ
ッチのオフ等が考えられる。
【0035】上述した後輪操舵制御装置によれば、4W
Sコントローラ25にて計算される目標後輪舵角δrを
学習済みのニューラルネットワーク32の出力即ち制御
ゲインCにて補正するようにしたから、補正後の目標後
輪舵角δrは、車両自体の運動性能のみならず、ドライ
バ自身の好みを考慮した非線形のマップから決定され
る。つまり、その目標後輪舵角δrに基づく後輪制御が
ドライバに違和感を与える状況では前記制御ゲインCが
下げられて、その後輪操舵が抑制され、逆に、ドライバ
に違和感を与えない状況にあっては制御ゲインCが上げ
られることで、後輪操舵は抑制することなく実施され、
その操舵制御による効果を最大限に発揮可能となる。
【0036】また、ニューラルネットワーク32の入力
情報の1つに、車両の運動状態を把握する上で重要なパ
ラメータとなる車体重心スリップ角β、即ち、その近似
値Aが採用されていることから、ニューラルネットワー
ク32の学習効率を高めることができる。また、ニュー
ラルネットワーク32には、前処理ブロック28にて処
理された入力情報が与えるようにしたから、この前処理
ブロック28からの前述した入力情報は、車体重心スリ
ップ角βに対する前記近似値Aの偏差に関しての前後加
速度GZ及び横加速度GYの影響度や、車両の前後系の運
動状態や左右系の運動状態を片方の系に統一した演算処
理を考慮して設定でき、これにより、ニューラルネット
ワーク32の負担を軽減できるばかりでなく、その出力
の精度を高めることができる。
【0037】更に、ニューラルネットワーク32にはメ
モリ30から現時点の前輪舵角δf0のみならず、過去分
の前輪舵角δf1,δf2,δf3,δf4もまた入力情報とし
て与えられるから、前輪舵角δfに対しての他の入力情
報との対応関係が正確になる利点をも有する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したたように、この発明の後輪
操舵制御装置によれば、後輪操舵量演算手段にて前輪舵
角情報及び車両の運動情報から算出される目標後輪操舵
量を、官能評価ドライバにて選択された教師ゲインに基
づき学習済のニューラルネットワークの出力つまり制御
ゲインにより調整するようにしたから、その調整後の新
たな目標後輪操舵量はドライバの好みを考慮して決定さ
れることになる。この結果、その後輪操舵がドライバに
違和感を与えるような状況にあっては後輪操舵を抑制
し、逆に、違和感のない状況では、その後輪操舵による
効果を最大限に発揮できるような後輪の操舵制御が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】4WS車両を示した概略図である。
【図2】図1のコントロールユニット内の一部を示した
ブロック図である。
【図3】車体重心スリップ角を説明するための図であ
る。
【図4】線形2自由度車両モデルを示した図である。
【図5】ステップ状の操舵入力を示したグラフである。
【図6】図2のニューラルネットワークの構成を示した
概略図である。
【図7】図2のニューラルネットワークの学習システム
を示したブロック図である。
【図8】図2のブロック図にて実行される後輪の操舵制
御ルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
6 前輪操舵系 8 後輪操舵アクチュエータ 10 後輪操舵系 13 フィードバックコントローラ 14 コントロールユニット 16 ハンドル角センサ 18 車速センサ 20 前後加速度センサ 22 横加速度センサ 24 ヨー角速度センサ 25 4WSコントローラ(後輪操舵量演算手段) 26 近似式計算ブロック 27 補正ブロック(決定手段) 28 前処理ブロック 30 メモリ 32 ニューラルネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B62D 113:00 137:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル操作に応じて作動する前輪操舵
    系と、目標後輪操舵量が与えられたとき、この目標後輪
    操舵量に従い、後輪操舵アクチュエータを介して後輪操
    舵を制御する後輪操舵系とを備えた前後輪操舵式車両に
    おいて、 前輪の操舵状態を検出する第1検出手段と、車両の各種
    の運動状態をそれぞれ検出する第2検出手段と、前記第
    1及び第2検出手段にて検出した前輪操舵情報及び運動
    情報に基づき、前記目標後輪操舵量を算出する後輪操舵
    量演算手段と、この後輪操舵量演算手段にて算出された
    前記目標後輪操舵量の制御ゲインを演算するゲイン演算
    手段と、前記後輪操舵量演算手段からの前記目標後輪操
    舵量と前記ゲイン演算手段からの制御ゲインに基づき、
    目標後輪操舵量をゲイン調整した値を新たな目標後輪操
    舵量として決定し、この決定した目標後輪操舵量を前記
    後輪操舵系に与える決定手段とを備えており、 前記ゲイン演算手段は、前記第1及び第2検出手段にて
    検出した前輪操情報及び前記運動情報を入力とし、官能
    評価ドライバにより調整された教師ゲインを教師データ
    として学習されており、前記前輪操舵情報及び前記運動
    情報が入力されると、前記教師ゲインに対応した前記制
    御ゲインを出力する学習済みのニューラルネットワーク
    を有していることを特徴とする後輪操舵制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ゲイン演算手段は、前記第1及び第
    2検出手段にて検出された前輪操舵情報及び後輪操舵情
    報が前記ニューラルネットワークに入力される前に、こ
    れら前輪操舵情報及び運動情報を処理する前処理手段を
    備えており、この前処理手段は、前記前輪操舵情報及び
    前記運動情報から車体重心スリップ角の近似値を算出
    し、この近似値をニューラルネットワークへの1つの入
    力として与える近似値計算手段を有していることを特徴
    とする請求項1の後輪操舵制御装置。
  3. 【請求項3】 前記近似値計算手段は、車両を線形の数
    理モデルとしてみて、この数理モデルの運動方程式から
    導出され、車速、前輪舵角及び車両のヨー角速度のみか
    ら、前記近似値の算出を可能とする近似式を備えている
    ことを特徴とする請求項2の後輪操舵制御装置。
  4. 【請求項4】 前記第1検出手段は、車両のハンドル角
    を検出するハンドル角センサを備えており、 前記第2検出手段は、車速を検出する車速センサと、前
    記ヨー角速度を検出するヨー角速度センサと、車両の前
    後加速度を検出する前後加速度センサと、車両の横加速
    度を検出する横加速度センサとを備えていることを特徴
    とする請求項3の後輪操舵制御装置。
JP5742293A 1993-03-17 1993-03-17 後輪操舵制御装置 Expired - Fee Related JP3246042B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5742293A JP3246042B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 後輪操舵制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5742293A JP3246042B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 後輪操舵制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06270827A true JPH06270827A (ja) 1994-09-27
JP3246042B2 JP3246042B2 (ja) 2002-01-15

Family

ID=13055220

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5742293A Expired - Fee Related JP3246042B2 (ja) 1993-03-17 1993-03-17 後輪操舵制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3246042B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184519A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Honda Motor Co Ltd 後輪操舵制御装置
CN106546261A (zh) * 2016-09-20 2017-03-29 捷开通讯(深圳)有限公司 一种基于虚拟现实设备的角度数据补偿方法及装置
CN110466602A (zh) * 2019-08-29 2019-11-19 南京林业大学 轮毂电机驱动电动汽车的分时四轮转向系统及其控制方法
CN113002620A (zh) * 2021-03-12 2021-06-22 重庆长安汽车股份有限公司 自动驾驶方向盘角度偏差修正方法、系统及车辆

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138970A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Kayaba Ind Co Ltd 後輪舵角制御方法
JPH04372469A (ja) * 1991-06-19 1992-12-25 Kayaba Ind Co Ltd 車両の後輪操舵装置
JPH05676A (ja) * 1991-06-19 1993-01-08 Kayaba Ind Co Ltd 車両の後輪操舵装置
JPH05185947A (ja) * 1992-01-14 1993-07-27 Toyota Motor Corp 車両の走行特性制御装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04138970A (ja) * 1990-09-29 1992-05-13 Kayaba Ind Co Ltd 後輪舵角制御方法
JPH04372469A (ja) * 1991-06-19 1992-12-25 Kayaba Ind Co Ltd 車両の後輪操舵装置
JPH05676A (ja) * 1991-06-19 1993-01-08 Kayaba Ind Co Ltd 車両の後輪操舵装置
JPH05185947A (ja) * 1992-01-14 1993-07-27 Toyota Motor Corp 車両の走行特性制御装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010184519A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Honda Motor Co Ltd 後輪操舵制御装置
CN106546261A (zh) * 2016-09-20 2017-03-29 捷开通讯(深圳)有限公司 一种基于虚拟现实设备的角度数据补偿方法及装置
CN106546261B (zh) * 2016-09-20 2019-08-23 捷开通讯(深圳)有限公司 一种基于虚拟现实设备的角度数据补偿方法及装置
CN110466602A (zh) * 2019-08-29 2019-11-19 南京林业大学 轮毂电机驱动电动汽车的分时四轮转向系统及其控制方法
CN110466602B (zh) * 2019-08-29 2023-10-10 南京林业大学 轮毂电机驱动电动汽车的分时四轮转向系统及其控制方法
CN113002620A (zh) * 2021-03-12 2021-06-22 重庆长安汽车股份有限公司 自动驾驶方向盘角度偏差修正方法、系统及车辆
CN113002620B (zh) * 2021-03-12 2023-04-25 重庆长安汽车股份有限公司 自动驾驶方向盘角度偏差修正方法、系统及车辆

Also Published As

Publication number Publication date
JP3246042B2 (ja) 2002-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2882232B2 (ja) 車体重心スリップ角計測装置
US6909957B2 (en) Method for controlling yaw and transversal dynamics in a road vehicle
US6789017B2 (en) Vehicle steering angle position determination method
US4830127A (en) System and method for controlling a steering reaction force imposed on a steering wheel
US6865461B2 (en) Method and device for controlling driving dynamics
US5684699A (en) Travel characteristic control system for automotive vehicle
JP2982595B2 (ja) 車両用実舵角制御装置
JPH05131946A (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JP3516986B2 (ja) 運転技量推定装置
JP2552380B2 (ja) 検出値オフセット量除去装置
JP5393495B2 (ja) 操舵装置
JP3246042B2 (ja) 後輪操舵制御装置
JPH04138970A (ja) 後輪舵角制御方法
JP3067453B2 (ja) 路面摩擦係数推定装置
JP3182972B2 (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JPH0939821A (ja) 車両の後輪操舵制御装置
JPS62210169A (ja) 車両用実舵角制御装置
JP2755068B2 (ja) 車体重心スリップ角計測装置
JPH10297518A (ja) 後輪操舵制御装置
JP3003228B2 (ja) 車両の舵角制御装置
JPH05238402A (ja) 車両用道路状況認識装置
JP3166388B2 (ja) 操舵力制御装置
JPH06127407A (ja) 前後輪操舵式車両の後輪操舵制御装置
JP2770505B2 (ja) 車両の後輪舵角制御装置
KR0162671B1 (ko) 차체중심슬립각 계측장치 및 차체슬립각 계측방법

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20011002

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071102

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081102

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091102

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101102

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees