JPH0627066B2 - 外用貼付剤 - Google Patents
外用貼付剤Info
- Publication number
- JPH0627066B2 JPH0627066B2 JP15764685A JP15764685A JPH0627066B2 JP H0627066 B2 JPH0627066 B2 JP H0627066B2 JP 15764685 A JP15764685 A JP 15764685A JP 15764685 A JP15764685 A JP 15764685A JP H0627066 B2 JPH0627066 B2 JP H0627066B2
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- JP
- Japan
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- parts
- patch
- ketotifen
- skin
- present
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本願発明は、4−(1−メチル−4−ピペリジリデン)
−4H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−b)チオ
フェン−10(9H)オン(以下ケトチフェンと称す)を
気触れ防止剤として配合する外用貼付剤に関するもので
ある。
−4H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−b)チオ
フェン−10(9H)オン(以下ケトチフェンと称す)を
気触れ防止剤として配合する外用貼付剤に関するもので
ある。
従来の技術 経皮吸収性薬物を投与する手段として、従来より当該薬
物を含有させたパップ剤,硬膏剤,テープ剤とする製剤
形態が繁用されている。しかしこれらの製剤は薬物の過
度の刺激、あるいは基剤の刺激により皮膚気触れが多く
発生している。又、近年ODT療用と称して皮膚面をテ
ープ等で密封することにより,皮膚角質層を膨潤化さ
せ、バリアー機能を低下させることにより経皮吸収を行
うという療法が実施されている。しかし、これも長時間
皮膚を密封するため、水分によるむれ、基剤の接触、等
により、発赤、浮腫、気触れ等の重篤な副作用が発現し
ている。さらに近年、狭心症、高血圧症療法を目的とし
て、全身性薬剤を経皮吸収させ、治療及び予防が試みら
れている。これらは、薬物不透過膜と薬物含有粘着層よ
り構成されたテープ,パッチ等で皮膚を覆い、薬物の放
出をコントロールし経皮吸収させようというものであ
る。しかし、これらは徐々に薬物を放出、吸収させ、有
効血中濃度を長時間維持させようとするため、どうして
もその貼付時間は長時間化するものである。したがっ
て、従来の外用貼付剤にもまして基剤、粘着剤等による
皮膚刺激を惹起し、発赤、浮腫、気触れ等の重篤な副作
用の発生をさけられないところであった。
物を含有させたパップ剤,硬膏剤,テープ剤とする製剤
形態が繁用されている。しかしこれらの製剤は薬物の過
度の刺激、あるいは基剤の刺激により皮膚気触れが多く
発生している。又、近年ODT療用と称して皮膚面をテ
ープ等で密封することにより,皮膚角質層を膨潤化さ
せ、バリアー機能を低下させることにより経皮吸収を行
うという療法が実施されている。しかし、これも長時間
皮膚を密封するため、水分によるむれ、基剤の接触、等
により、発赤、浮腫、気触れ等の重篤な副作用が発現し
ている。さらに近年、狭心症、高血圧症療法を目的とし
て、全身性薬剤を経皮吸収させ、治療及び予防が試みら
れている。これらは、薬物不透過膜と薬物含有粘着層よ
り構成されたテープ,パッチ等で皮膚を覆い、薬物の放
出をコントロールし経皮吸収させようというものであ
る。しかし、これらは徐々に薬物を放出、吸収させ、有
効血中濃度を長時間維持させようとするため、どうして
もその貼付時間は長時間化するものである。したがっ
て、従来の外用貼付剤にもまして基剤、粘着剤等による
皮膚刺激を惹起し、発赤、浮腫、気触れ等の重篤な副作
用の発生をさけられないところであった。
一方、外用貼付剤にはこれらの皮膚気触れを防止する目
的で、従来より、各種の気触れ防止剤が配合されて用い
られている。例えば、塩酸ジフェンヒドラミン,マレイ
ン酸クロルフェニラミン,サリチル酸ジフェンヒドラミ
ン,グリチルリチン酸アンモニウム,グリチルレチン酸
等が0.01〜1.0重量%添加されて用いられている。
的で、従来より、各種の気触れ防止剤が配合されて用い
られている。例えば、塩酸ジフェンヒドラミン,マレイ
ン酸クロルフェニラミン,サリチル酸ジフェンヒドラミ
ン,グリチルリチン酸アンモニウム,グリチルレチン酸
等が0.01〜1.0重量%添加されて用いられている。
しかしながら、前記のこれら気触れ防止剤は、効力が弱
く気触れ防止効果は不十分であるのが現状であり。そこ
で、効果を得るべく前記気触れ防止剤を多量に配合する
ことも試みられたが、多量の配合により気触れ防止剤自
身の副作用が発現し、皮膚上で悪影響を及ぼし、かえっ
て気触れ等の原因にもなっている。即ち、従来の気触れ
防止剤は限定された量でしか用いることができず、その
結果、気触れ防止効果ははなはだ不充分なものであると
いうのが現状である。
く気触れ防止効果は不十分であるのが現状であり。そこ
で、効果を得るべく前記気触れ防止剤を多量に配合する
ことも試みられたが、多量の配合により気触れ防止剤自
身の副作用が発現し、皮膚上で悪影響を及ぼし、かえっ
て気触れ等の原因にもなっている。即ち、従来の気触れ
防止剤は限定された量でしか用いることができず、その
結果、気触れ防止効果ははなはだ不充分なものであると
いうのが現状である。
次にケトチフェンの従来技術について説明する。
ケトチフェン、即ち4−(1−メチル−4−ピペリジリ
デン)−4H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−
b)チオフェン−10(9H)オンは下記の構造を有し、 (1)化学伝達物質遊離の抑制、抗原抗体反応によって遊
離されるSRS−A及びヒスタミン等化学伝達物質の遊
離を抑制 (2)化学伝達物質による気管支収縮の抑制SRS−A及
びヒスタミンによる誘発される気管支収縮を抑制 等の薬効を持つ有用な化合物であり、特に気管支喘息薬
として繁用されている。
デン)−4H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−
b)チオフェン−10(9H)オンは下記の構造を有し、 (1)化学伝達物質遊離の抑制、抗原抗体反応によって遊
離されるSRS−A及びヒスタミン等化学伝達物質の遊
離を抑制 (2)化学伝達物質による気管支収縮の抑制SRS−A及
びヒスタミンによる誘発される気管支収縮を抑制 等の薬効を持つ有用な化合物であり、特に気管支喘息薬
として繁用されている。
しかし、外用剤の一組成物として配合された例はなく、
更には外用剤における気触れ防止を目的として配合され
た従来技術は全くない。外用剤において気触れ防止剤と
してケトチフェンを配合するという発明は、本願発明者
が最初になしえたことである。
更には外用剤における気触れ防止を目的として配合され
た従来技術は全くない。外用剤において気触れ防止剤と
してケトチフェンを配合するという発明は、本願発明者
が最初になしえたことである。
発明が解決しようとする問題点 本願発明者等は、外用貼付剤における最も適切な気触れ
防止剤を求め、鋭意研究を重ねたところ前記した喘息薬
として公知のケトチフェンを配合することで、卓越した
効果を得ることができることを見出し、本発明を完成し
たのである。
防止剤を求め、鋭意研究を重ねたところ前記した喘息薬
として公知のケトチフェンを配合することで、卓越した
効果を得ることができることを見出し、本発明を完成し
たのである。
即ち、本願発明が解決しようとする問題点は外用貼付剤
において従来の気触れ防止剤の欠点をケトチフェンを用
いることで、全て解決しようとすることである。
において従来の気触れ防止剤の欠点をケトチフェンを用
いることで、全て解決しようとすることである。
問題点を解決するための手段 本発明は4−(1−メチル−4−ピペリジリデン)−4
H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−b)チオフェ
ン−10(9H)オンを気触れ防止剤として配合すること
を特徴とする外用貼付剤に関するものである。
H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−b)チオフェ
ン−10(9H)オンを気触れ防止剤として配合すること
を特徴とする外用貼付剤に関するものである。
本願発明の外用貼付剤の構成を更に詳細に説明する。
本願発明の外用貼付剤は気触れ防止剤としてケトチフェ
ンを配合したことが第一の特徴であって、他の構成成分
としては経皮吸収薬物、感圧粘着剤よりなる。これらの
構成からなる膏体を支持体(好ましくは柔軟な)上に展
延して外用貼付剤となす。
ンを配合したことが第一の特徴であって、他の構成成分
としては経皮吸収薬物、感圧粘着剤よりなる。これらの
構成からなる膏体を支持体(好ましくは柔軟な)上に展
延して外用貼付剤となす。
即ち、ケトチフェンの配合量は0.1〜5%がその有効
量であり、好ましくは0.2〜3%、さらに好ましくは
0.5〜2%配合することにより、本願の気触れのない
外用貼付剤としての特徴を充分に発揮する。
量であり、好ましくは0.2〜3%、さらに好ましくは
0.5〜2%配合することにより、本願の気触れのない
外用貼付剤としての特徴を充分に発揮する。
次に、本願外用貼付剤に配合される経皮吸収性薬物と
は、経皮吸収によって所望の薬理効果を発揮する薬物で
あれば、全て配合することができ、具体的にはサリチル
酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、l−メ
ントール、カンフル、ハッカ油、チモール、ニコチン酸
ベンジルエステル、トウガラシエキス、カプサイシン、
ペンタゾシン、エプタゾシン、フェナゾール、メピリゾ
ール、ピロキシカム、ベンジダミン、チアラミド、ブフ
ェキサマック、アセトアミノフェノン、およびイブプロ
フェン、アルクロフェナック、アセメタシン、インドメ
タシン、ケトプロフェン、ナプロキセン、スリンダッ
ク、ベノキサプロフェン、インドブフェン、メフェナム
酸、トルメチン、メチアジン酸、プロチジン酸、プラノ
プロフェン、ゾンタール、フェンブフェン、フェンチア
ザック、ジフルニザール、ゾメピラック、ピメプロフェ
ン、ベンダザック、ミロプロフェン、アムフェナック、
スプロフェン、並びにこれらのエステル誘導体等の皮膚
刺激剤及び鎮痛消炎剤、 フルフェナジン、チオリダジン、ジアゼパム、クロルプ
ロマジン、ニトラゼパム等の中枢神経作用剤、 ハイドロサイアザイド、ペンドロフルナサイアザイド、
レセルピン等の降圧利尿剤、クロニジン等の降圧剤、 ニトログリセリン、ニトログリコール、イソソルバイト
ジナイトレート、塩酸パパベリン、ジピリダモール、ニ
フェジピン、ヘルペッサー、アダラート等の冠血管拡張
剤、 プロカテロール、メプチン、ピンドロール、イソプロテ
レノール、テオフィリン等の気管支喘息治療剤、 ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、又はその他のビ
タミン類、等のビタミン剤、 スコポラミン等の鎮痙剤、 プロスタグランディン剤、抗アレルギー剤、抗潰瘍剤、
糖尿病治療剤等が挙げられ、 これらは薬効成分の一種又は二種以上が適宜配合され用
いられる。
は、経皮吸収によって所望の薬理効果を発揮する薬物で
あれば、全て配合することができ、具体的にはサリチル
酸、サリチル酸メチル、サリチル酸グリコール、l−メ
ントール、カンフル、ハッカ油、チモール、ニコチン酸
ベンジルエステル、トウガラシエキス、カプサイシン、
ペンタゾシン、エプタゾシン、フェナゾール、メピリゾ
ール、ピロキシカム、ベンジダミン、チアラミド、ブフ
ェキサマック、アセトアミノフェノン、およびイブプロ
フェン、アルクロフェナック、アセメタシン、インドメ
タシン、ケトプロフェン、ナプロキセン、スリンダッ
ク、ベノキサプロフェン、インドブフェン、メフェナム
酸、トルメチン、メチアジン酸、プロチジン酸、プラノ
プロフェン、ゾンタール、フェンブフェン、フェンチア
ザック、ジフルニザール、ゾメピラック、ピメプロフェ
ン、ベンダザック、ミロプロフェン、アムフェナック、
スプロフェン、並びにこれらのエステル誘導体等の皮膚
刺激剤及び鎮痛消炎剤、 フルフェナジン、チオリダジン、ジアゼパム、クロルプ
ロマジン、ニトラゼパム等の中枢神経作用剤、 ハイドロサイアザイド、ペンドロフルナサイアザイド、
レセルピン等の降圧利尿剤、クロニジン等の降圧剤、 ニトログリセリン、ニトログリコール、イソソルバイト
ジナイトレート、塩酸パパベリン、ジピリダモール、ニ
フェジピン、ヘルペッサー、アダラート等の冠血管拡張
剤、 プロカテロール、メプチン、ピンドロール、イソプロテ
レノール、テオフィリン等の気管支喘息治療剤、 ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、又はその他のビ
タミン類、等のビタミン剤、 スコポラミン等の鎮痙剤、 プロスタグランディン剤、抗アレルギー剤、抗潰瘍剤、
糖尿病治療剤等が挙げられ、 これらは薬効成分の一種又は二種以上が適宜配合され用
いられる。
感圧性粘着剤としては、皮膚に対して安全な天然、合
成、あるいは油性、水性の一般の繁用されている粘着剤
が適宜用いられる。この中でも、特に天然ゴム、IR、
SIS系、SBS系、シリコーン系、アクリル樹脂、ゼ
ラチン/ポリアクリル酸ソーダ系、メチルビニルエーテ
ル系等の使用が好適である。
成、あるいは油性、水性の一般の繁用されている粘着剤
が適宜用いられる。この中でも、特に天然ゴム、IR、
SIS系、SBS系、シリコーン系、アクリル樹脂、ゼ
ラチン/ポリアクリル酸ソーダ系、メチルビニルエーテ
ル系等の使用が好適である。
支持体としては、本外用貼付剤を皮膚に粘着するに対し
ての保護剤としての作用を有するものが挙げられ、たと
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ナイロン、ポリウレタン等のフィルム又は
シート、あるいはこれらの多孔質体、発泡体そして紙、
布、不織布等より選ばれる。尚、その特性として柔軟性
を具備していれば特に限定されるものではない。
ての保護剤としての作用を有するものが挙げられ、たと
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエ
ン、エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポ
リエステル、ナイロン、ポリウレタン等のフィルム又は
シート、あるいはこれらの多孔質体、発泡体そして紙、
布、不織布等より選ばれる。尚、その特性として柔軟性
を具備していれば特に限定されるものではない。
以上の構成からなる本願発明の貼付剤の具体的製剤形態
は、硬膏剤、湿布剤、テープ製剤等が挙げられ、適宜こ
れらの製剤に調剤されるものである。
は、硬膏剤、湿布剤、テープ製剤等が挙げられ、適宜こ
れらの製剤に調剤されるものである。
作用 本願外用貼付剤は、配合したケトチフェンにより気触れ
防止作用を呈することが判明した。
防止作用を呈することが判明した。
以下の実施例、試験例によりさらに詳しく説明する。
実施例1 アクリル酸2−エチルヘキシル/酢酸ビニル共重合体よ
りなる感圧性粘着剤100部にインドメタシン2.5
部、ケトチフェン1.2部を配合し、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体シートに100μmの厚さになるように展
延し本願発明の貼付剤とした。
りなる感圧性粘着剤100部にインドメタシン2.5
部、ケトチフェン1.2部を配合し、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体シートに100μmの厚さになるように展
延し本願発明の貼付剤とした。
実施例2 天然ゴム33部、ポリテルペン樹脂33部、液状イソプ
レンゴム16部、酸化亜鉛18部にクロニジン6部、ケ
トチフェン4部を配合し、ポリプロピレンシートに80
μmの厚さになるように展延し貼付剤とした。
レンゴム16部、酸化亜鉛18部にクロニジン6部、ケ
トチフェン4部を配合し、ポリプロピレンシートに80
μmの厚さになるように展延し貼付剤とした。
実施例3 天然ゴム30部、ロジン樹脂18部、ポリブテン12
部、酸化亜鉛18部にサリチル酸メチル6部、l−メン
トール4部、サリチル酸グリコール2部、ケトチフェン
0.8部を配合し、不織布に厚さ150μmで展延し貼
付剤とした。
部、酸化亜鉛18部にサリチル酸メチル6部、l−メン
トール4部、サリチル酸グリコール2部、ケトチフェン
0.8部を配合し、不織布に厚さ150μmで展延し貼
付剤とした。
実施例4 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体48
部、ロジン変性樹脂40部、流動パラフィン18部にサ
リチル酸グリコール7部、l−メントール7部、ケトチ
フェン1.3部を配合しポリブタジエンシートに厚さ8
0μmで展延、貼付剤とした。
部、ロジン変性樹脂40部、流動パラフィン18部にサ
リチル酸グリコール7部、l−メントール7部、ケトチ
フェン1.3部を配合しポリブタジエンシートに厚さ8
0μmで展延、貼付剤とした。
実施例5 アクリル酸−2−エチルブチルアクリレートよりなる感
圧粘着剤100部にイソソルバイドジナイトレート8.
5部、ケトチフェン4.5部を配合し、ポリエステルフ
ィルムに厚さ60μmで展延、貼付剤とした。
圧粘着剤100部にイソソルバイドジナイトレート8.
5部、ケトチフェン4.5部を配合し、ポリエステルフ
ィルムに厚さ60μmで展延、貼付剤とした。
実施例6 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体45
部、脂環族系石油樹脂35部、流動パラフィン20部に
スコポラミン3部、ケトチフェン0.6部を配合しポリ
塩化ビニルシートに厚さ80μmで展延、貼付剤とし
た。
部、脂環族系石油樹脂35部、流動パラフィン20部に
スコポラミン3部、ケトチフェン0.6部を配合しポリ
塩化ビニルシートに厚さ80μmで展延、貼付剤とし
た。
実施例7 スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体10
部、流動パラフィン100部、非イオン性界面活性剤5
部、サリチル酸メチル3部、l−メントール2.5部、
ハッカ油2部の混合物に、蒸留水35部、ケトチフェン
6部を配合し、不織布に厚さ1500μmで展延し貼付
剤とした。
部、流動パラフィン100部、非イオン性界面活性剤5
部、サリチル酸メチル3部、l−メントール2.5部、
ハッカ油2部の混合物に、蒸留水35部、ケトチフェン
6部を配合し、不織布に厚さ1500μmで展延し貼付
剤とした。
実施例8 ゼラチン3.5部、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム2.0部、ポリアクリル酸ソーダ1.5部、グリセ
リン30部、カオリン15部、酸化亜鉛2.5部、水45
部にサリチル酸メチル1.2部、l−メントール0.8
部、ハッカ油1.1部、d1−カンフル0.5部、ケトチ
フェン0.1部を配合し、不織布に厚さ2000μmで
展延し貼付剤とした。
ウム2.0部、ポリアクリル酸ソーダ1.5部、グリセ
リン30部、カオリン15部、酸化亜鉛2.5部、水45
部にサリチル酸メチル1.2部、l−メントール0.8
部、ハッカ油1.1部、d1−カンフル0.5部、ケトチ
フェン0.1部を配合し、不織布に厚さ2000μmで
展延し貼付剤とした。
試験例1 ヒトによる皮膚刺激試験 実施例3,4において得られた貼付剤を用い、ヒト上腕
部内側での48時間貼付テストを行い、剥離後1時間及
び24時間経過後の皮膚変化程度を観察し、皮膚気触れ
度合を判定した。
部内側での48時間貼付テストを行い、剥離後1時間及
び24時間経過後の皮膚変化程度を観察し、皮膚気触れ
度合を判定した。
尚、表1における参考例3a,4aは各々実施例3,実施例
4に対応し、それぞれよりケトチフェンを除いたもの、
又参考例3b及び4bは各々実施例3,4に3bは塩酸ジフェ
ンヒドラミンを、4bはグリチルリチン酸アンモニウム
を、それぞれ1.0%添加したものである。
4に対応し、それぞれよりケトチフェンを除いたもの、
又参考例3b及び4bは各々実施例3,4に3bは塩酸ジフェ
ンヒドラミンを、4bはグリチルリチン酸アンモニウム
を、それぞれ1.0%添加したものである。
又、皮膚刺激判定基準は下記の通りである。
変化なし :−と表示する。
微弱な発赤 :±と表示する。
明瞭な発赤 :+と表示する。
重篤な気触れ:++と表示する。
上記表1の結果から明らかな如く、本願発明の貼付剤は
ケトチフェンを含有しないもの、公知の気触れ防止剤を
含有したもの等に比較して、高い気触れ防止効果を示し
た。
ケトチフェンを含有しないもの、公知の気触れ防止剤を
含有したもの等に比較して、高い気触れ防止効果を示し
た。
発明の効果 本願発明の外用貼付剤は前記試験例から明らかな如く、
顕著な気触れ防止効果を具備するものである。
顕著な気触れ防止効果を具備するものである。
更に、本願発明ではケトチフェンが従来の気触れ防止剤
の如く直ちに血中に吸収されず、皮膚部位に停留する
為、従来品より十分に余裕をもった配合で所望の効果を
得ることができるという効果を有するものである。
の如く直ちに血中に吸収されず、皮膚部位に停留する
為、従来品より十分に余裕をもった配合で所望の効果を
得ることができるという効果を有するものである。
更に、本願発明におけるケトチフェンは血中への吸収が
些少であるところから、ケトチフェンが具備する他の全
身性作用に配慮する必要がなく、全く安全であるという
効果を有するものである。
些少であるところから、ケトチフェンが具備する他の全
身性作用に配慮する必要がなく、全く安全であるという
効果を有するものである。
以上詳述した如く、本願発明のケトチフェン含有の外用
貼付剤は、優れた効果を十分に有し、医薬品として産業
上有用なものである。
貼付剤は、優れた効果を十分に有し、医薬品として産業
上有用なものである。
Claims (1)
- 【請求項1】4−(1−メチル−4−ピペリジリデン)
−4H−ベンゾ(4,5)シクロヘプタ(1,2−b)チオ
フェン−10(9H)オンを配合することを特徴とする外
用貼付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15764685A JPH0627066B2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 外用貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15764685A JPH0627066B2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 外用貼付剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6219517A JPS6219517A (ja) | 1987-01-28 |
JPH0627066B2 true JPH0627066B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=15654272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15764685A Expired - Lifetime JPH0627066B2 (ja) | 1985-07-16 | 1985-07-16 | 外用貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627066B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2019171843A1 (ja) * | 2018-03-05 | 2021-02-25 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 化粧料または医療材料 |
-
1985
- 1985-07-16 JP JP15764685A patent/JPH0627066B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6219517A (ja) | 1987-01-28 |
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