JPH06270513A - 印刷制御方法およびその装置 - Google Patents

印刷制御方法およびその装置

Info

Publication number
JPH06270513A
JPH06270513A JP8378093A JP8378093A JPH06270513A JP H06270513 A JPH06270513 A JP H06270513A JP 8378093 A JP8378093 A JP 8378093A JP 8378093 A JP8378093 A JP 8378093A JP H06270513 A JPH06270513 A JP H06270513A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
information
output
host
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8378093A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Wakai
和夫 若井
Keisuke Mitani
圭介 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8378093A priority Critical patent/JPH06270513A/ja
Publication of JPH06270513A publication Critical patent/JPH06270513A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネットワーク上の印刷装置本体のシステム環
境を自在に構築変更できるとともに、印字出力結果を容
易に識別できるとともに、正常な印字出力を効率良く得
ることができる。 【構成】 各ホストコンピュータから順次受信した印刷
情報に対して、出力順序を決定する出力番号を付与して
登録し、該登録された各印刷情報に付与された各出力番
号を所望の出力番号に書き換えるデータを外部入力し、
該外部入力されたデータに基づいて登録された各印刷情
報の出力番号を補正し、該補正された出力番号に基づい
て各印刷データを印刷装置本体に出力する構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワーク上に複数
のホストコンピュータを接続し、かつ各ホストコンピュ
ータからの出力情報を処理して記録媒体に記録画像を印
刷するプリンタエンジンに出力する印刷制御方法および
その装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークコンピュータシステ
ムにおいて、ネットワークに接続されているプリンタ
は、ネットワークに接続されているホストコンピュータ
からデータを受信し、受信した順番にプリンタ装置に取
り込み、印刷処理を実行している。
【0003】また、従来、ネットワークコンピュータシ
ステムにおいて、ネットワークに接続されているプリン
タおよびスタンドアローンで設置されるプリンタ装置で
あっても、誰でも,いつでもプリンタ装置の設定をプリ
ンタ側で変えることができるように構成されている。
【0004】さらに、この種のプリンタ装置では、種々
の印刷結果を他の印刷結果と区別するための仕切り用紙
を出力可能に構成されている。
【0005】このように、現在多種多様なプリンタが市
販されており、それらの殆どが文字をコードで指定して
印字する機能を備えている。その印字する文字の位置を
決定する手順には以下の、第1,第2の方式がある。
【0006】第1の方式は、文字の印字位置を直前の印
字位置からの相対的な距離をもとにして割り出す方式
(以後、印字位置相対決定方式と呼ぶ)である。この方
式は、隣合う文字と文字との間の間隔を指定することに
より、文字の印字位置を決定する。この方式は、連続し
て文字を印字する場合に、その文字の印字位置を各文字
毎に指定しなくても済み、データ量が少なくても済む利
点がある。
【0007】第2の方式は、文字の印字位置をその行の
先頭からの絶対的な位置で指定して印字する方法(以
後、印字位置絶対指定方式と呼ぶ)である。この方式の
場合は、印字位置がホストコンピュータ上のアプリケー
ションが想定している位置にずれることなく決定できる
利点がある。
【0008】また、従来より印刷装置は、その内部にお
いて、印刷コマンドを印刷装置の処理しやすいデータ形
式に変換するコマンド解釈部と、解釈したデータを描画
イメージに展開するパターン展開部との処理に分け、マ
ルチタスクで実行する方式がとられる場合が多かった。
これは、コマンド解釈部とパターン展開部にかかる時間
が違うので、効率を上げようとするためである。
【0009】近年、スケーラブフォント(拡大しても奇
麗に印刷できる文字データ形式,描画イメージに展開す
るのに非常に多くの処理が必要とされる)などパターン
展開部に時間のかかる処理をする印刷装置が増えてき
た。このため、コマンド解析部がパターン展開部より早
く処理が終わってしまうので、コマンド解析部の処理し
た結果を複数ためておく方式が開発された。
【0010】また、この種の印刷装置では、出力を専用
の用紙受けに重ねることによって、多数の出力結果を保
管していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ネット
ワーク上のホストコンピュータからネットワーク上のプ
リンタに印刷する場合、プリンタが受信した順に印刷を
実行するため、印刷を要求したホストコンピュータは、
いつ実際に印刷が開始され、終了したのか正確に知ると
はできない。このため、ネットワークコンピュータシス
テムのように不特定多数のユーザがネットワーク上で、
該ネットワークに接続されたプリンタを共有している場
合、印刷要求されたデータが、印字制御装置に溜まるた
め、印刷を要求したネットワーク上のホストコンピュー
タを使用しているユーザが印刷結果を得るためには、前
の印刷データの印刷が終了するまで待機しなければなら
ない。
【0012】また、ネットワークコンピュータシステム
のように不特定多数のユーザがネットワーク上で、該ネ
ットワークに接続されたプリンタを共有している場合、
ネットワークに接続したいずれのユーザも該プリンタを
使用できるため、特定のプリンタを特定されたユーザ以
外は使用できなくするには、ネットワークシステムで上
記のような設定をする必要があり、プリンタの使用環境
を容易に構築できないという問題点があった。
【0013】さらに、ネットワークコンピュータシステ
ムのように不特定多数のユーザがネットワーク上で、該
ネットワークに接続されたプリンタを共有している場
合、該プリンタの種々の設定が変更されている場合があ
り、ネットワーク上のホストコンピュータからネットワ
ーク上のプリンタに印刷を要求したユーザが認識してい
るプリンタの設定とは異なる場合があり、所望の印字出
力結果が得られない場合があるという問題点があった。
【0014】また、ネットワークコンピュータシステム
のように不特定多数のユーザがネットワーク上で、該ネ
ットワークに接続されたプリンタを共有している場合、
複数の印刷結果がプリンタ本体側に出力されているた
め、印刷データ毎に出力される仕切り用紙では、優先的
に出力された印刷結果を他の印刷結果と区別することが
できないという問題点があった。
【0015】さらに、ネットワークコンピュータシステ
ムのように不特定多数のユーザがネットワーク上で、該
ネットワークに接続されたプリンタを共有している場
合、印刷を要求したネットワーク上のホストコンピュー
タを使用しているユーザの印刷結果が他のユーザに見ら
れてしまうという機密保護が図れない等の問題点があっ
た。
【0016】また、印刷装置内部に確保できるデータの
保管場所にも限りがあり、そのため非常に時間のかかる
パターン展開処理を行なった場合など、コマンド解析部
の処理した結果を貯めきれなくなって、コマンド解釈部
のタスクが止ってしまうという現象が発生する。このよ
うな状況では、ネットワークに接続され、1台の印刷装
置当たりの利用者の人数が増えてきている現在の状況で
は、性能的に不満である。
【0017】さらに、、ネットワーク上に複数の印刷装
置が接続されていても、常に全ての印刷装置が稼働して
いるわけではないのに、印刷装置使用者は1つの印刷装
置で重たい処理を行なわなければならなくなった。
【0018】また、上述した印字位置相対決定方式と印
字位置絶対指定方式は、ホストコンピュータ上で動くア
プリケーションが想定しているプリンタの性能と、実際
に印字するプリンタの性能とが異なっている場合に対処
できない。幾つかのプリンタの間では、その印字機構の
違いにより1行に印字できる幅(以後、印字有効幅と呼
ぶ)が微妙に異なっているが、そのため、アプリケーシ
ョンが1行に印字しようと想定している文字数と実際に
印字できる文字数が異なってしまう場合がある。この場
合、印字位置相対決定方式によると、プリンタの印字有
効幅がアプリケーションの想定しているそれより短い場
合、その行に入り切らないデータは自動的に次の行に印
字されてしまったり、又は印字されなかったりする。
【0019】一方、印字位置絶対指定方式によると、指
定位置が有効印字幅を越えてしまい、印字データが捨て
られてしまうという問題点もあった。
【0020】また、この種のプリンタでは、用紙の給紙
位置を検出していないので、給紙される記録紙はカセッ
ト等から給紙される場合が通例であるが、手差し給紙す
る場合もあり、その給紙位置が有効印字幅からずれた場
合には、出力すべき印字情報をが欠落した印字結果とな
るばかりか、プリンタエンジン内に転写されない現像材
が充満して、機内の各部を汚損してしまう問題点もあっ
た。
【0021】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、ホストコンピュータから受信した印刷
情報に対する印刷装置本体処理を、印刷装置本体側から
の指示入力で制御することにより、ネットワーク上の印
刷装置本体のシステム環境を自在に構築変更できるとと
もに、印字出力結果を容易に識別できるとともに、正常
な印字出力を効率良く得ることができる印刷制御方法お
よび印刷制御装置を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の印刷
制御方法は、各ホストコンピュータから順次受信した印
刷情報に対して、出力順序を決定する出力番号を付与し
て登録し、該登録された各印刷情報に付与された各出力
番号を所望の出力番号に書き換えるデータを外部入力
し、該外部入力されたデータに基づいて登録された各印
刷情報の出力番号を補正し、該補正された出力番号に基
づいて各印刷データを印刷装置本体に出力する。
【0023】本発明に係る第1の印刷制御装置は、各ホ
ストコンピュータから順次受信した印刷情報およびこの
印刷情報に付与された出力番号を記憶する記憶手段と、
各印刷情報に付与された各出力番号を所望の出力番号に
書き換えるデータを外部入力する入力手段と、この入力
手段から外部入力されたデータに従って記憶された各印
刷情報に付与された出力番号を補正する補正手段と、こ
の補正手段により補正された出力番号に基づいて記憶さ
れた各印刷情報の印刷装置本体への出力順序を制御する
制御手段とを有するものである。
【0024】本発明に係る第2の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザ識別情報を記憶し、各ホストコン
ピュータから送信されたホストユーザ識別情報と特定ユ
ーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて各ホス
トコンピュータからの印刷情報の受信を制御する。
【0025】本発明に係る第2の印刷制御装置は、外部
入力される特定ユーザ識別情報を記憶する記憶手段と、
各ホストコンピュータから送信されたホストユーザ識別
情報と特定ユーザ識別情報とを比較する比較手段と、こ
の比較手段の比較結果に基づいて各ホストコンピュータ
からの印刷情報の受信を制御する制御手段とを有するも
のである。
【0026】本発明に係る第3の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザパスワードを記憶し、各ホストコ
ンピュータから送信されたホストパスワードと特定ユー
ザパスワードとを比較し、該比較結果に基づいて各ホス
トコンピュータからの印刷装置本体の環境設定変更を制
御する。
【0027】本発明に係る第3の印刷制御装置は、外部
入力される特定ユーザパスワードを記憶する記憶手段
と、各ホストコンピュータから送信されたホストパスワ
ードと特定ユーザパスワードとを比較する比較手段と、
この比較手段の比較結果に基づいて各ホストコンピュー
タからの印刷装置本体の環境設定変更を制御する制御手
段とを有するものである。
【0028】本発明に係る第4の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザ識別情報を記憶し、各ホストコン
ピュータから送信されたホストユーザ識別情報と特定ユ
ーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて各ホス
トコンピュータから受信した印刷情報の前後に優先出力
を示す通常仕切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力
する。
【0029】本発明に係る第4の印刷制御装置は、外部
入力される特定ユーザ識別情報を記憶する記憶手段と、
各ホストコンピュータから送信されたホストユーザ識別
情報と特定ユーザ識別情報とを比較する比較手段と、こ
の比較手段の比較結果に基づいて各ホストコンピュータ
から受信した印刷情報の前後に優先出力を示す通常仕切
り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力する仕切り用紙
出力制御手段とを有するものである。
【0030】本発明に係る第5の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザ暗証番号を記憶し、各ホストコン
ピュータから受信した印刷情報中のホスト暗証番号有無
を判定し、該判定結果に基づいて各ホストコンピュータ
から受信した印刷情報を異なる記憶媒体に記憶し、該記
憶されたホスト暗証番号付きの印刷情報を入力されるユ
ーザ暗証番号と記憶されたホスト暗証番号とを照合し、
該照合結果に基づいてホスト暗証番号付きの印刷情報の
出力を制御する。
【0031】本発明に係る第5の印刷制御装置は、外部
入力される特定ユーザ暗証番号を記憶する記憶手段と、
各ホストコンピュータから受信した印刷情報中のホスト
暗証番号有無を判定する判定手段と、この判定手段の判
定結果に基づいて各ホストコンピュータから受信した印
刷情報を異なる記憶媒体に記憶する複数の印刷情報記憶
手段と、これらの印刷情報記憶手段に記憶されたホスト
暗証番号付きの印刷情報を入力されるユーザ暗証番号と
記憶されたホスト暗証番号とを照合する照合手段と、こ
の照合手段の照合結果に基づいてホスト暗証番号付きの
印刷情報の出力を制御する制御手段とを有するものであ
る。
【0032】本発明に係る第6の印刷制御方法は、受信
した印刷情報を解析していずれの印刷装置本体でも処理
可能な印刷データに変換し、該変換された変換データを
記憶し、該記憶された変換データのパターン展開状態に
基づいて前記変換データを処理可能ないずれかの印刷装
置本体に送信し、該変換データを受信した印刷装置本体
上で出力イメージパターンに代替展開させ、該代替展開
された出力イメージパターンを代替依頼先の印刷装置本
体に返信し、該返信された出力イメージパターンに基づ
いて印刷出力を行う。
【0033】本発明に係る第6の印刷制御装置は、受信
した印刷情報を解析していずれの印刷装置本体でも処理
可能な印刷データに変換する変換手段と、この変換手段
が変換した変換データを記憶する記憶手段と、この記憶
手段に記憶された変換データを出力イメージパターンに
展開する第1の展開手段と、この第1の展開手段の展開
状態に基づいて前記変換データを処理可能ないずれかの
印刷装置本体に送信し、該変換データを受信した印刷装
置本体上の第2の展開手段により代替展開された出力イ
メージパターンを代替依頼先の印刷装置本体から受信す
る通信手段と、この通信手段が受信した出力イメージパ
ターンに基づいて印刷出力を制御する制御手段とを有す
るものである。
【0034】本発明に係る第7の印刷制御方法は、外部
入力されるユーザ名前情報を記憶し、各ホストコンピュ
ータから識別受信した印刷情報中のホストユーザ名前情
報と記憶されたユーザ名前情報とを照合し、該照合結果
に基づいて記憶されたユーザ名前情報を受信した印刷情
報とともに所定位置に出力する。
【0035】本発明に係る第7の印刷制御装置は、外部
入力されるユーザ名前情報を記憶する記憶手段と、各ホ
ストコンピュータから識別受信した印刷情報中のホスト
ユーザ名前情報と記憶されたユーザ名前情報とを照合す
る照合手段と、この照合手段の照合結果に基づいて記憶
されたユーザ名前情報を受信した印刷情報とともに所定
位置に付加出力する出力制御手段とを有するものであ
る。
【0036】本発明に係る第8の印刷制御方法は、前記
印刷装置本体で1行印字する所望の文字数を入力し、該
入力された文字数に基づいて受信した印刷情報中の各文
字の出力位置を算出し、該算出された出力位置に基づい
て各行印字を制御する。
【0037】本発明に係る第9の印刷制御方法は、印刷
制御装置本体上で給紙待機中の記録媒体位置を検知し、
該検知した記録媒体位置に基づいて受信した印刷情報の
出力開始位置を補正する。
【0038】
【作用】本発明においては、本発明に係る第1の印刷制
御方法は、各ホストコンピュータから順次受信した印刷
情報に対して、出力順序を決定する出力番号を付与して
登録し、該登録された各印刷情報に付与された各出力番
号を所望の出力番号に書き換えるデータを外部入力し、
該外部入力されたデータに基づいて登録された各印刷情
報の出力番号を補正し、該補正された出力番号に基づい
て各印刷データを印刷装置本体に出力するので、ホスト
コンピュータから受信した印刷情報の出力順序を印刷装
置本体側からの指示入力で自在に変更することが可能と
なる。
【0039】本発明に係る第1の印刷制御装置は、入力
手段から外部入力されたデータに従って補正手段が記憶
手段に記憶された各印刷情報に付与された出力番号を補
正し、補正された出力番号に基づいて制御手段が記憶さ
れた各印刷情報の印刷装置本体への出力順序を制御する
ので、ホストコンピュータから受信した印刷情報の出力
順序を印刷装置本体側からの指示入力で自在に変更する
ことが可能となる。
【0040】本発明に係る第2の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザ識別情報を記憶し、各ホストから
送信されたホストユーザ識別情報と特定ユーザ識別情報
とを比較し、該比較結果に基づいて各ホストコンピュー
タからの印刷情報の受信を制御するので、ホストコンピ
ュータから受信した印刷情報の出力を印刷装置本体側か
らの指示入力で制限することが可能となる。
【0041】本発明に係る第2の印刷制御装置は、比較
手段が各ホストから送信されたホストユーザ識別情報と
記憶手段に記憶された特定ユーザ識別情報とを比較し、
該比較結果に基づいて制御手段が各ホストコンピュータ
からの印刷情報の受信を制御するので、ホストコンピュ
ータから受信した印刷情報の出力を印刷装置本体側から
の指示入力で制限することが可能となる。
【0042】本発明に係る第3の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザパスワードを記憶し、各ホストか
ら送信されたホストパスワードと特定ユーザパスワード
とを比較し、該比較結果に基づいて各ホストからの印刷
装置本体の環境設定変更を制御するので、ホストコンピ
ュータからの印刷装置本体にた委する環境設定変更要求
を、印刷装置本体側からの指示入力で制限することが可
能となる。
【0043】本発明に係る第3の印刷制御装置は、比較
手段が各ホストから送信されたホストパスワードと記憶
手段に記憶された特定ユーザパスワードとを比較し、該
比較結果に基づいて制御手段が各ホストからの印刷装置
本体の環境設定変更を制御するので、印刷装置本体側か
らの指示入力で制限することが可能となる。
【0044】本発明に係る第4の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザ識別情報を記憶し、各ホストコン
ピュータから送信されたホストユーザ識別情報と特定ユ
ーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて各ホス
トコンピュータから受信した印刷情報の前後に優先出力
を示す通常仕切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力
するので、多数の印字出力結果の中から特定ユーザから
の印字出力結果を容易に識別することが可能となる。
【0045】本発明に係る第4の印刷制御装置は、比較
手段が各ホストから送信されたホストユーザ識別情報と
記憶手段に記憶された特定ユーザ識別情報とを比較し、
該比較結果に基づいて仕切り用紙出力制御手段が各ホス
トから受信した印刷情報の前後に優先出力を示す通常仕
切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力するので、多
数の印字出力結果の中から特定ユーザからの印字出力結
果を容易に識別することが可能となる。
【0046】本発明に係る第5の印刷制御方法は、外部
入力される特定ユーザ暗証番号を記憶し、各ホストコン
ピュータから受信した印刷情報中のホスト暗証番号有無
を判定し、該判定結果に基づいて各ホストコンピュータ
から受信した印刷情報を異なる記憶媒体に記憶し、該記
憶されたホスト暗証番号付きの印刷情報を入力されるユ
ーザ暗証番号と記憶されたホスト暗証番号とを照合し、
該照合結果に基づいてホスト暗証番号付きの印刷情報の
出力を制御するので、特定ユーザから受信した印刷情報
の出力時期をユーザが自在に変更することが可能とな
る。
【0047】本発明に係る第5の印刷制御装置は、判定
手段が各ホストコンピュータから受信した印刷情報中の
ホスト暗証番号有無を判定し、該判定結果に基づいて印
刷情報記憶手段が各ホストコンピュータから受信した印
刷情報を異なる記憶媒体に記憶させておき、これらの印
刷情報記憶手段に記憶されたホスト暗証番号付きの印刷
情報が入力されると、照合手段がユーザ暗証番号と記憶
されたホスト暗証番号とを照合し、該照合結果に基づい
て制御手段がホスト暗証番号付きの印刷情報の出力を制
御するので、特定ユーザから受信した印刷情報の出力時
期をユーザが自在に変更することが可能となる。
【0048】本発明に係る第6の印刷制御方法は、受信
した印刷情報を解析していずれの印刷装置本体でも処理
可能な印刷データに変換し、該変換された変換データを
記憶し、該記憶された変換データのパターン展開状態に
基づいて前記変換データを処理可能ないずれかの印刷装
置本体に送信し、該変換データを受信した印刷装置本体
上で出力イメージパターンに代替展開させ、該代替展開
された出力イメージパターンを代替依頼先の印刷装置本
体に返信し、該返信された出力イメージパターンに基づ
いて印刷出力を行うので、印刷情報を受信した印刷装置
本体の処理能力を越える印刷情報を効率良く出力するこ
とが可能となる。
【0049】本発明に係る第6の印刷制御装置は、変換
手段が変換した変換データを記憶手段に記憶し、第1の
展開手段が記憶された変換データを出力イメージパター
ンに展開し始めると、通信手段が第1の展開手段の展開
状態に基づいて前記変換データを処理可能ないずれかの
印刷装置本体に送信し、該変換データを受信した印刷装
置本体上の第2の展開手段により代替展開された出力イ
メージパターンを代替依頼先の印刷装置本体から受信
し、受信した出力イメージパターンに基づいて制御手段
が印刷出力を制御するので、印刷情報を受信した印刷装
置本体の処理能力を越える印刷情報を効率良く出力する
ことが可能となる。
【0050】本発明に係る第7の印刷制御方法は、外部
入力されるユーザ名前情報を記憶し、各ホストコンピュ
ータから識別受信した印刷情報中のホストユーザ名前情
報と記憶されたユーザ名前情報とを照合し、該照合結果
に基づいて記憶されたユーザ名前情報を受信した印刷情
報とともに所定位置に出力するので、混在する印刷出力
から所望とするユーザの印刷出力を紙無駄なく識別する
ことが可能となる。
【0051】本発明に係る第7の印刷制御装置は、照合
手段は、各ホストコンピュータから識別受信した印刷情
報中のホストユーザ名前情報と記憶されたユーザ名前情
報とを照合し、該照合結果に基づいて出力制御手段が記
憶されたユーザ名前情報を受信した印刷情報とともに所
定位置に付加出力するので、混在する印刷出力から所望
とするユーザの印刷出力を紙無駄なく識別することが可
能となる。
【0052】本発明に係る第8の印刷制御方法は、前記
印刷装置本体で1行印字する所望の文字数を入力し、該
入力された文字数に基づいて受信した印刷情報中の各文
字の出力位置を算出し、該算出された出力位置に基づい
て各行印字を制御するので、受信した印刷情報中の1行
文字数指定に左右されずに、印刷装置本体側で設定され
た文字数に従って受信した印刷情報を出力することが可
能となる。
【0053】本発明に係る第9の印刷制御方法は、印刷
制御装置本体上で給紙待機中の記録媒体位置を検知し、
該検知した記録媒体位置に基づいて受信した印刷情報の
出力開始位置を補正するので、印刷情報の出力開始位置
と記録媒体の位置がずれていても正常な印字出力を得る
ことが可能となる。
【0054】
【実施例】
<第1実施例>図1は本発明に係る一実施例を示す印刷
制御装置を適用する印刷システムの構成を説明するブロ
ック図である。なお、本実施例によるネットワーク上の
印刷システムは、印刷データを送出するホストコンピュ
ータと印刷制御装置,プリンタ本体から構成されてい
る。
【0055】このように構成された印刷システムにおい
て、ネットワーク上のホストコンピュータ1 〜5から送
出されてきたデータは、印刷制御装置6に入力され印刷
制御装置6によって定められた順序でプリンタ本体7で
印刷を実行するものである。図2は、図1に示した印刷
制御装置の構成を説明するブロック図である。
【0056】図において、11はバスライン8を介して
転送されてきた表示ボードを表示する表示装置である。
12は変更する印刷データと順番を入力するキー入力部
である。13はプロセッサ形態の中央処理装置(CP
U)であり、例えばクロックパルス発生回路,ゲート回
路,その他の論理回路等を有する順序回路を備えてい
る。14はホストコンピュータとを接続して印刷データ
を受信するためのインタフェースであり、印刷装置(プ
リンタ)本体15と接続して印刷データを送信するため
のインタフェースである。16は読出し専用メモリ(R
OM)で、CPU13が各部に制御信号を供給する際
に、後述する図3に示す制御手順をCPU13に順次通
知させるのに必要なマクロ命令群を記憶する領域を有す
るとともに、後述する本発明を実施する際に必要となる
各印刷データの印刷実行順序を格納する記憶領域を有す
る。18は前記CPU13とインタフェース14,15
およびキー入力部12,ROM16,RAM17,表示
装置11とを電気的に接続し、メモリアドレスやデータ
を転送するためのバスラインである。
【0057】なお、RAM17には、各装置の動作状態
を記憶する領域を有するとともに、入力バッファと後述
する本発明を実施する際に必要とされるキー入力装置1
2から入力される上記ユーザ識別情報を格納する記録領
域(登録メモリ領域)を有する。
【0058】また、後述する本発明を実施する際に必要
となるプリンタの設定状態を変更できるユーザを識別す
るための設定パスワードを格納する記憶領域(設定メモ
リ領域)を有する。
【0059】さらに、後述する本発明を実施する際に必
要とされるユーザ識別情報を格納する記憶領域(識別メ
モリ領域)を有する。
【0060】また、入力バッファと後述する本発明を実
施する際に必要となる前記印刷データに付加された暗証
番号を格納する記憶領域(暗証バッファ領域)および暗
証番号の付加された前記印刷データのみを格納する特定
入力バッファとなる記憶領域を有する。
【0061】このように構成された第1の印刷制御装置
によれば、入力手段(本実施例ではキー入力装置12)
から外部入力されたデータに従って補正手段(本実施例
ではCPU13)が記憶手段に記憶された各印刷情報に
付与された出力番号を補正し、補正された出力番号に基
づいて制御手段(本実施例ではCPU13)が記憶され
た各印刷情報の印刷装置本体への出力順序を制御するの
で、ホストコンピュータ1〜5から受信した印刷情報の
出力順序を印刷装置本体側からの指示入力で自在に変更
することが可能となる。
【0062】本発明に係る第2の印刷制御装置よれば、
比較手段(本実施例ではCPU13)が各ホストから送
信されたホストユーザ識別情報と記憶手段(本実施例で
はRAM17)に記憶された特定ユーザ識別情報とを比
較し、該比較結果に基づいて制御手段(本実施例ではC
PU13)が各ホストからの印刷情報の受信を制御する
ので、ホストコンピュータから受信した印刷情報の出力
を印刷装置本体側からの指示入力で制限することが可能
となる。
【0063】本発明に係る第3の印刷制御装置よれば、
比較手段(本実施例ではCPU13)が各ホストから送
信されたホストパスワードと記憶手段に記憶された特定
ユーザパスワードとを比較し、該比較結果に基づいて制
御手段(本実施例ではCPU13)が各ホストからの印
刷装置本体の環境設定変更を制御するので、印刷装置本
体側からの指示入力で制限することが可能となる。
【0064】本発明に係る第4の印刷制御装置よれば、
比較手段(本実施例ではCPU13)が各ホストから送
信されたホストユーザ識別情報と記憶手段に記憶された
特定ユーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて
仕切り用紙出力制御手段(本実施例ではCPU13)が
各ホストから受信した印刷情報の前後に優先出力を示す
通常仕切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力するの
で、多数の印字出力結果の中から特定ユーザからの印字
出力結果を容易に識別することが可能となる。本発明に
係る第5の印刷制御装置によれば、判定手段(本実施例
ではCPU13)が各ホストコンピュータから受信した
印刷情報中のホスト暗証番号有無を判定し、該判定結果
に基づいて印刷情報記憶手段が各ホストコンピュータか
ら受信した印刷情報を異なる記憶媒体に記憶させてお
き、これらの印刷情報記憶手段(本実施例ではRAM1
7)に記憶されたホスト暗証番号付きの印刷情報が入力
されると、照合手段(本実施例ではCPU13)がユー
ザ暗証番号と記憶されたホスト暗証番号とを照合し、該
照合結果に基づいて制御手段(本実施例ではCPU1
3)がホスト暗証番号付きの印刷情報の出力を制御する
ので、特定ユーザから受信した印刷情報の出力時期をユ
ーザが自在に変更することが可能となる。
【0065】図3は本発明に係る第1の印刷制御方法に
おける印刷データ処理順序変更処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステッ
プを示す。本実施例では、ネットワーク上のホストコン
ピュータから印刷データが送出されると、印刷制御装置
6のインタフェース14に入力され、図2に示したCP
U13の制御のもとにRAM17上の入力バッファにデ
ータが格納される。
【0066】まず、入力された順に印刷データの番号を
付ける(1)。次いで、印刷順序変更要求が図2に示し
たキー入力装置12から入力されているかどうかを判定
し(2)、何も入力がなければステップ(4)に進み、
印刷順序を変更する要求が入力されている場合は、入力
された変更順序に従いステップ(1)で付加された印刷
データに対する番号を変更し(3)、印刷データに付加
された番号順に従ってRAM17にバッファリングされ
ている印刷データを印刷装置本体7で印刷し(4)、処
理を終了する。
【0067】このように、本発明に係る第1の印刷制御
方法によれば、各ホストコンピュータから順次受信した
印刷情報に対して、出力順序を決定する出力番号を付与
して登録し、該登録された各印刷情報に付与された各出
力番号を所望の出力番号に書き換えるデータを外部入力
し、該外部入力されたデータに基づいて登録された各印
刷情報の出力番号を補正し、該補正された出力番号に基
づいて各印刷データを印刷装置本体に出力するので、ホ
ストコンピュータから受信した印刷情報の出力順序を印
刷装置本体側からの指示入力で自在に変更することが可
能となる。
【0068】図4は本発明に係る第2の印刷制御方法に
おけるユーザ識別情報処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(4)は各ステップを示
す。
【0069】図1に示したネットワーク上のホストコン
ピュータ1〜5から印刷データが送出されると、印刷制
御装置6のインタフェース14に入力されると、該印刷
データを送出したユーザのユーザ識別情報と同じもの
が、RAM17上の登録メモリ領域に格納されているか
どうかを判別し(1)、登録メモリ領域に同一のユーザ
識別情報が格納されている場合は、図2に示したCPU
13の制御のもとに、図2に示したRAM17上の入力
バッファにデータを格納する(2)。次いで、入力バッ
ファに各納された順に印刷データを印刷し(4)、処理
を終了する。
【0070】一方、ステップ(1)の判定で、登録メモ
リ領域上に同様のユーザ識別情報が格納されていない場
合は、図2に示したCPU13の制御のもとに印刷デー
タの受信を受信しないで(3)、次のデータ処理を待機
する。
【0071】このように、本発明に係る第2の印刷制御
方法よれば、外部入力される特定ユーザ識別情報を記憶
し、各ホストから送信されたホストユーザ識別情報と特
定ユーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて各
ホストからの印刷情報の受信を制御するので、ホストコ
ンピュータから受信した印刷情報の出力を印刷装置本体
側からの指示入力で制限することが可能となる。
【0072】図5は本発明に係る第3の印刷制御方法に
おけるプリンタ設定状態変更処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステップ
を示す。
【0073】本実施例では、キー入力装置12により、
プリンタの設定変更を許可できるユーザを識別するため
の設定パスワードが入力された時点で、印刷装置本体7
側ではプリンタの設定状態を変更することができない状
態情報が記憶される。
【0074】まず、図2に示したキー入力装置12から
パスワードが入力されたかどうかを判定し(1)、何も
入力されない場合は、ステップ(4)に進み、パスワー
ドが入力された場合は、入力されたパスワードが設定メ
モリ領域に記憶されている設定パスワードと一致するか
どうかを判別し(2)、一致した場合は、プリンタの設
定変更が可能名状態に設定し(3)、一定時間経過後、
ステップ(4)に進み、プリンタの設定変更を不可の状
態に設定し、処理を終了する。
【0075】このように、本発明に係る第3の印刷制御
方法よれば、外部入力される特定ユーザパスワードを記
憶し、各ホストから送信されたホストパスワードと特定
ユーザパスワードとを比較し、該比較結果に基づいて各
ホストからの印刷装置本体の環境設定変更を制御するの
で、ホストコンピュータからの印刷装置本体に対する環
境設定変更要求を、印刷装置本体側からの指示入力で制
限することが可能となる。
【0076】図6は本発明に係る第4の印刷制御方法に
おける印刷データ処理順序変更処理手順の一例を示すフ
ローチャートである。なお、(1)〜(7)は各ステッ
プを示す。
【0077】本実施例では、ネットワーク上のホストコ
ンピュータから印刷データが送出されると、印刷制御装
置6のインタフェース14に入力され、図2に示したC
PU13の制御のもとにRAM17上の入力バッファに
データが格納される。
【0078】まず、前記印刷データに含まれるユーザ特
定データと図2に示したRAM17上の識別メモリ領域
に記憶されるユーザ識別情報とが同一かどうかを判別し
(1)、同一の場合は、現在の印刷データの出力を一時
中断し(2)、優先印刷専用の前仕切り用紙を印刷装置
本体7から出力し(3)、該印刷データを出力し
(4)、次いで、優先印刷専用の後仕切りを出力する
(5)。次いで、ステップ(2)で中断していた印刷デ
ータの印刷を再開し(6)、処理を終了する。
【0079】一方、ステップ(1)の判定で各情報が異
なる場合には、印刷データ入力順に印刷データを出力し
(7)、処理を終了する。なお、ステップ(7)におけ
る印刷処理では、印刷データ毎に通常の仕切り用紙を出
力することも可能である。
【0080】このように、本発明に係る第4の印刷制御
方法よれば、外部入力される特定ユーザ識別情報を記憶
し、各ホストから送信されたホストユーザ識別情報と特
定ユーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて各
ホストから受信した印刷情報の前後に優先出力を示す通
常仕切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力するの
で、多数の印字出力結果の中から特定ユーザからの印字
出力結果を容易に識別することが可能となる。
【0081】図7は本発明に係る印刷制御装置における
暗証情報付き印刷データ格納処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステップ
を示す。
【0082】本実施例では、キー入力装置12により、
プリンタの設定変更を許可できるユーザを識別するため
の設定パスワードが入力された時点で、印刷装置本体7
側ではプリンタの設定状態を変更することができない状
態情報が記憶される。
【0083】まず、印刷データに暗証番号が付いている
かどうかを判定し(1)、暗証番号が付いていない場合
は、図2に示したCPU13の制御のもとに、RAM1
7上の入力バッファに印刷データが格納される(2)。
次いで、入力バッファに格納された順に印刷される
(4)。
【0084】一方、ステップ(1)の判定で暗証番号が
付いていると判例された場合は、図2に示したCPU1
3の制御のもとにRAM17上の特定入力バッファにデ
ータが格納され(3)、暗証番号がRAM17上の暗証
バッファ領域に格納される。このように、キー入力装置
12から暗証番号情報が入力されていない場合は、ステ
ップ(1)〜(4)を繰り返す。
【0085】図8は本発明に係る第5の印刷制御方法に
おける暗証番号入力処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。
【0086】図2に示した暗証番号が入力された場合
は、入力された暗証番号と一致する暗証番号が暗証バッ
ファ領域にあるかどうかを判別し(1)、一致する暗証
番号がない場合は、この処理系から抜ける(3)。
【0087】一方、ステップ(1)の判定で暗証番号が
一致した場合は、暗証番号が一致した印刷データを印刷
し(2)、ステップ(3)に移る。
【0088】このように、本発明に係る第5の印刷制御
方法よれば、外部入力される特定ユーザ暗証番号を記憶
し、各ホストコンピュータから受信した印刷情報中のホ
スト暗証番号有無を判定し、該判定結果に基づいて各ホ
ストコンピュータから受信した印刷情報を異なる記憶媒
体に記憶し、該記憶されたホスト暗証番号付きの印刷情
報を入力されるユーザ暗証番号と記憶されたホスト暗証
番号とを照合し、該照合結果に基づいてホスト暗証番号
付きの印刷情報の出力を制御するので、特定ユーザから
受信した印刷情報の出力時期をユーザが自在に変更する
ことが可能となる。 <第2実施例>図9は本発明に係る第2実施例を示す印
刷制御装置の構成を説明するブロック図である。
【0089】本実施例の印刷装置33は、ネットワーク
32を介してホストコンピュータ31に接続されてい
る。ホストコンピュータ31は、印刷データや印刷コマ
ンド等を印刷装置33に送り、印刷処理を行なわせる。
【0090】印刷装置33は、ROMやRAMを含むマ
イクロプロセッサシステムを有し、ホストコンピュータ
31とのデータ受信のために利用するネットワーク32
のインタフェース41,装置全体をコントロールする制
御部42,ユーザ名やマークすべきかという状態を格納
するユーザ情報格納部43,ホストコンピュータ31か
らの印刷データおよび印刷コマンドを解析するコマンド
解析部44,文字や図形等の印刷データを実際に印刷す
る形のビットマップに展開するパターン展開部45,該
展開されたビットマップデータを、例えばレーザビーム
プリンタにより用紙上に永久可視画像形成する出力部4
6を備えている。47はバスである。
【0091】本発明に係る第7の印刷制御装置によれ
ば、照合手段(本実施例では制御部42)は、各ホスト
コンピュータから識別受信した印刷情報中のホストユー
ザ名前情報と記憶されたユーザ名前情報(ユーザ情報格
納部43に記憶されている)とを照合し、該照合結果に
基づいて出力制御手段(本実施例では制御部42)が記
憶されたユーザ名前情報を受信した印刷情報とともに所
定位置に付加出力するので、混在する印刷出力から所望
とするユーザの印刷出力を紙無駄なく識別することが可
能となる。
【0092】図10は、図9に示したユーザ情報格納部
43の詳細構成を説明するブロック図である。
【0093】この図に示されるように、ユーザ情報格納
部43には、印刷出力要求を行なったユーザの名前を格
納するユーザ名格納部43aと、まだマークを印刷して
いないため次のページ印刷時にマークも印刷して欲しい
という状態を示すマーク要求フラグ43bを備えてい
る。
【0094】図11は、図9に示したホストコンピュー
タ31よりネットワーク32を通して印刷装置33へ送
られる情報パケットの構成の一例を示す図である。
【0095】この図に示されるように、該情報パケット
は、ネットワーク32上に複数の印刷装置やその他の機
器が接続されていることを考慮してパケットを送る相手
先を示すデータ送り先アドレスp1と、印刷装置33に
対してネットワーク経路を接続し、印刷開始したい旨を
要求するためのネットワーク接続要求命令p2と、該ネ
ットワーク接続要求命令p2を発行した使用者の名前p
3と、その他ネットワーク32の接続に必要な情報p4
とを備えている。
【0096】図12は本発明に係る印刷制御装置におけ
るパケット受信処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。ま
た、本手順は、ホストコンピュータ31から送信され、
ネットワーク32を通してインタフェース41が受信し
たパケットからマークを印刷するための情報を抜き出
し、ユーザ情報格納部43に格納する際の印刷装置33
の動作手順に対応する。
【0097】まず、でた送り先アドレス番号p1より自
分宛のパケットかどうかを判別し(1)、自分宛でない
と判断した場合は、この処理を終了する。
【0098】一方、自分宛のパケットであると判別した
場合は、ネットワーク接続命令であるかどうかを判断し
(2)、そうでない場合は処理を終了し、ネットワーク
接続命令であった場合は、該プロトコルの中から使用者
の名前p3を取り出す(3)。次いで、ユーザ名をユー
ザ名格納部43aに格納し、マーク要求フラグ43bを
セットし(4)、処理を終了する。
【0099】図13は本発明に係る第7の印刷制御方法
におけるマーク印字処理手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(5)は各ステップを示す。
【0100】現在マーク印刷位置かどうかを判断し
(1)、NOの場合は、処理を終了し、YESの場合は
マーク要求フラグ43bがセットされているかどうかを
判断し(2)、NOの場合は、処理を終了し、YESの
場合はユーザ名格納部43aの情報を実際に印刷する形
式のビットマップに展開し(3)、該展開したパターン
を図14に示すように印刷する。次いで、マーク要求フ
ラグ43bをクリアし(5)、それ以降ユーザが新たに
ネットワーク接続要求を出力しないかぎりマークを印刷
をしないようにし、処理を終了する。
【0101】このように、本発明に係る第7の印刷制御
方法によれば、外部入力されるユーザ名前情報を記憶
し、各ホストコンピュータから識別受信した印刷情報中
のホストユーザ名前情報と記憶されたユーザ名前情報と
を照合し、該照合結果に基づいて記憶されたユーザ名前
情報を受信した印刷情報とともに所定位置に出力するの
で、混在する印刷出力から所望とするユーザの印刷出力
を紙無駄なく識別することが可能となる。
【0102】なお、上記実施例ではネットワーク32の
接続開始命令のパケットより使用者の名前を取得した
が、ネットワーク32のサービスとしてユーザ名を得る
コマンドを設けてもよい。 <第3実施例>図15は本発明に係る第3実施例を示す
印刷制御装置の構成を説明するブロック図である。な
お、本実施例では、印刷装置53A,53Bは、ネット
ワーク52を介してホストコンピュータ51に接続され
ている。
【0103】ホストコンピュータ51は、印刷データや
印刷コマンド等をネットワーク52のパケットという形
で印刷装置53Aまたは印刷装置53Bに送り印刷処理
を行なわせる。印刷装置53Aでは、必要とあれば印刷
処理の一部分を印刷装置53Bに請け負ってもらう。以
後、印刷装置53Aのようにホストコンピュータ51か
ら印刷データを受信し、実際に印刷結果を出力する印刷
装置をマスタ印刷装置、印刷装置53Bのようにマスタ
印刷装置の印刷処理の一部分を請け負う印刷装置を、ス
レーブ印刷装置と呼ぶことにする。
【0104】印刷装置53Aでは、ROMやRAMを含
むマイクロプロセッサシステムを有する。
【0105】印刷装置53Aにおいて、61はホストコ
ンピュータ51とのデータ受信のために利用するネット
ワーク52のネットワークインタフェースである。62
は制御部で、装置全体をコントロールする。63はペー
ジレイアウトデータ(Page Layout Data)と呼ばれる印
刷用紙1ページ分の印刷データを1セットまたは複数セ
ット保持するためのメモリとして機能するPLDバッフ
ァである。64は有効なPLDが保持されているPLD
バッファ63の内容を印刷出力する順番に管理するため
のPLDバッファリストである。65はネットワーク5
2に接続されているスレーブ印刷装置を管理するスレー
ブ印刷装置リストである。66はホストコンピュータ5
1から送出されてきた印刷データや印刷コマンド等の意
味を解釈し、PLDとして出力するコマンド解析部であ
る。67はPLDを実際の印刷描画イメージに展開する
パターン展開部である。68は前記パターン展開部67
で展開された印刷描画イメージを、例えばレーザビーム
プリンタにより用紙上に永久可視画像を形成する出力部
である。69は印刷装置内部でのデータの受け渡しをす
るためのデータバスである。
【0106】このように、本発明に係る第6の印刷制御
装置よれば、変換手段(本実施例ではコマンド解析部6
6)が変換した変換データを記憶手段(PLDバッファ
63)に記憶し、第1の展開手段(本実施例ではパター
ン展開部67)が記憶された変換データを出力イメージ
パターンに展開し始めると、通信手段(本実施例では制
御部62,ネットワークインタフェース61)が第1の
展開手段の展開状態に基づいて前記変換データを処理可
能ないずれかの印刷装置本体(本実施例では印刷装置5
3B)に送信し、該変換データを受信した印刷装置本体
上の第2の展開手段により代替展開された出力イメージ
パターンを代替依頼先の印刷装置本体から受信し、受信
した出力イメージパターンに基づいて制御手段が印刷出
力を制御するので、印刷情報を受信した印刷装置本体の
処理能力を越える印刷情報を効率良く出力することが可
能となる。
【0107】図16は、図15に示したPLDバッファ
63に格納されるPLDデータ構造を説明する模式図で
ある。
【0108】この図に示されるように、PLDページ6
9Aは、そのPLDの先頭に必ず存在し、そのPLDが
何ページ目の用紙のデータなのかを保持している。PL
Dページ69A以降には、各種印刷データがリストとし
て続いている。この図では、各印刷データを横一行に並
べて記述している。各印刷データはその先頭にデータ属
性69Bが存在し、その印刷データが何を意味するのか
が保持されている。データ属性69Bは、必要に応じて
データパラメータ69Cを伴っている。例えばデータ属
性69Bが「文字描画」を表すなら、データパラメータ
69Cには描画すべき文字に関する「描画位置」,「文
字コード」,「色」等を伴う。
【0109】図17は本発明に係る印刷制御装置におけ
るPLDデータの処理形態を示す図である。
【0110】この図に示されるように、ホストコンピュ
ータ51からネットワーク52を通して流れた来た印刷
データは、ネットワーク52の特性からデータパケット
という形になっている。それをネットワークインタフェ
ース61で生の印刷コマンドに変換し、コマンド解析部
66へと送る。コマンド解析部66で解析したデータを
PLDへと変換し、使用していないPDLバッファ63
へ格納し、そのPLDバッファ63をPLDバッファリ
スト64に登録する。この時、空いたPLDバッファが
ない場合は、スレーブ印刷装置リスト65を参照してス
レーブ印刷装置53BにPLDを送出する。そして、外
部PLDバッファを使用した旨をPLDバッファリスト
64に登録する。スレーブ印刷装置53Bは印刷装置5
3B内のネットワークインタフェースを通して受け取っ
たPLDを印刷装置53B内のPLDバッファに格納
し、マスタ印刷装置53Aから要求があるとそれを印刷
装置53B内のパターン展開部で描画イメージに展開す
る。該展開された描画イメージは、ネットワーク52を
通してマスタ印刷装置53Aのパターン展開部67に送
られる。
【0111】マスタ印刷装置53Aのパターン展開部6
7は、PLDバッファリスト64から次に展開すべきP
LDバッファ63を取得し、それが内部PLDバッファ
の時は描画イメージに展開し、出力部68へ送る。PL
Dバッファが外部PLDバッファの時は、スレーブの印
刷装置53Bから展開済みの描画イメージを受け取り、
そのまま出力部68へ送る。出力部68では、受け取っ
た描画イメージを用紙上へ永久可視画像として形成す
る。
【0112】図18は、図15に示したPLDバッファ
リスト64のデータ構造の一例を示す模式図である。
【0113】この図に示されるように、PLDバッファ
リスト64は、各ページのPLDの保管されているPL
Dバッファ63をページ順に管理している。管理データ
として各ページにそれぞれ該PLDバッファ63が内部
PLDバッファか外部PLDかという情報であるPLD
バッファの種類64A,該PLDバッファが内部PLD
バッファであるときは、その内部PLDバッファのメモ
リアドレス,外部PLDであったときはそのスレーブ印
刷装置のネットワークアドレスを保持するPLDバッフ
ァに関する情報64Bを持っている。
【0114】図19は、図15に示したスレープ印刷装
置リスト65のデータ構造の一例を示す模式図である。
【0115】この図に示されるように、各スレーブ印刷
装置の管理情報として、そのスレーブ印刷装置が他の印
刷処理を行なっている等使用中であるかという情報であ
る使用中フラグ65A,スレーブ印刷装置のネットワー
クアドレス65Bを持っている。以下、図20〜図26
を順次参照しながら図14に示したコマンド解析部6
6,パターン展開部67の処理およびスレーブ印刷装置
のデータ処理動作について説明する。
【0116】図20は、図15に示したコマンド解析部
66のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0117】まず、ステップ(1)において、使用して
いない内部PLDバッファがあるかどうかを調べる。も
し、内部PLDバッファに空きがあった場合は、ステッ
プ(4)へと処理を移す。空き内部PLDバッファがな
かった場合、ステップ(2)において、外部PLDバッ
ファを後述する図21に示すフローチャートの手順に従
って選択する。もし、外部PLDバッファも使用できる
かどうかを判定し(3)、外部PLDバッファも使用で
きない場合は、空きPLDバッファがないものとして処
理を終了する。
【0118】内部/外部PLDバッファに空きがあった
場合、ステップ(4)において印刷データを解析してP
LDに変換し、ステップ(5)でそのPLDをPLDバ
ッファに格納する。これらの解析処理は、1ページ分の
PLDが完成するまで繰り返し続けられ、ステップ
(6)の判定で1ページ分のPLDが完成したら、ステ
ップ(7)において、PLDバッファをPLDバッファ
リスト64に登録する。その際、使用したPLDバッフ
ァの種類に応じてPLDバッファの種類64A,PLD
バッファに関する情報64Bを登録する。
【0119】図21は、図20に示したコマンド解析処
理の詳細手順の一例を示すフローチャートである。な
お、(1)〜(7)は各ステップを示す。
【0120】処理は、スレーブ印刷装置リスト65の先
頭から順番にそのスレーブ印刷装置が使用できるかどう
かを調べ、最初に見つかった使用可能なスレーブの印刷
装置を使用するため、スレーブ印刷装置リストの最初を
着目し(1)、使用中フラグがON状態かどうかを判定
し(2)、YESならばステップ(6)以降に進み、N
Oならばそのスレーブ印刷装置にスレーブとして使用し
ても良いかどうかを尋ねるべくスレーブ要求コマンドを
出力し(3)、該コマンドに対する返事を受信し
(4)、受信した返事(スレーブ可能コマンド)が使用
可能であるかどうかを判定し(5)、YESならば選択
処理を終了し、NOならば全てのスレーブ印刷装置を調
べたかどうかを判定し(6)、YESならば、すなわち
スレーブ印刷装置リスト65内の全ての印刷装置がスレ
ーブとして動作できないという返事を受け取った場合
は、空き外部PLDバッファ無しとし、処理を終了す
る。
【0121】一方、ステップ(6)の判定でNOの場合
は、次のリストへと調査対象を移すため(7)、ステッ
プ(2)に戻る。
【0122】図22は、図15に示したパターン展開部
67のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0123】まず、PLDバッファ64より次に展開処
理するべきPLDバッファを取得すると(1)、取得し
たPLDバッファの種類(内部/外部)を調べ(2)、
内部PLDバッファである場合は、PDLを描画イメー
ジに展開し(3)、該展開された描画イメージを出力す
る(6)。
【0124】一方、ステップ(2)の判定で処理するP
LDバッファが外部バッファであるときは、スレーブ印
刷装置に描画イメージ要求コマンドを送出し(4)、描
画イメージを受け取りたいという旨を伝える。次いで、
スレーブ印刷装置からの描画イメージ転送を待ち、送ら
れてきた描画イメージを受信して(5)、描画イメージ
を印刷出力して(6)、処理を終了する。
【0125】図23は本発明に係る印刷制御装置におけ
るスレーブ要求コマンド処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。なお、(1)〜(8)は各ステップを示
す。まず、スレーブ要求コマンドを受け取ったら、自分
(スレーブ印刷装置)がスレーブ処理することが可能で
あるかどうかを判定し(1)、不可能であった場合は、
マスタ印刷装置にスレーブ不可能コマンドを送出して
(2)、処理を終了する。なお、本実施例でスレーブ処
理が不可能である要因として、自分がマスタ印刷装置と
して処理を行なっていてスレーブとしての処理能力が足
りない、ハードウエア障害、その他の障害のため処理で
きない等の場合が想定されている。
【0126】一方、ステップ(1)の判定でスレーブ処
理が可能であると判定された場合は、ネットワークに接
続されている全ての印刷装置に対して、スレーブ開始コ
マンドをブロードキャストする(3)。これによって、
自分のマスタ印刷装置も含めて他の全ての印刷装置のス
レーブ印刷装置リスト65の使用中フラグ65Aを後述
するようにONにすることができる。
【0127】次いで、マスタ印刷装置に対してスレーブ
可能コマンドを送出し(4)、PLDを送ってもらい、
受信したPLDを描画イメージに展開する(5)。次い
で、描画イメージ要求コマンドを待機し(6)、展開し
た描画イメージをマスタ印刷装置に転送する(7)。次
いで、転送が終了したら、他の全ての印刷装置に対して
スレーブ処理終了コマンドを送り、それらの印刷装置の
スレーブ印刷装置リスト65の使用中フラグ65AをO
FFし(8)、処理を終了する。
【0128】図24は、図23に示したスレーブ処理開
始コマンド受信処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。ま
た、各処理は、マスタ/スレーブの印刷装置それぞれに
共通する処理である。
【0129】スレーブ処理開始コマンドを受信すると、
まず、スレーブ印刷装置リスト65内にそのスレーブ開
始コマンドを送った印刷装置が存在しているかどうかを
判定し(1)、存在する場合には、ステップ(3)以降
に進み、存在しない場合には、該スレーブ印刷装置をス
レーブ印刷装置リスト65に登録し(2)、使用中フラ
グ65AをONにし(3)、処理を終了する。
【0130】図25は、図23に示したスレーブ処理終
了コマンド受信処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)〜(3)は各ステップを示す。ま
た、各処理は、マスタ/スレーブの印刷装置それぞれに
共通する処理である。
【0131】スレーブ処理開始コマンドを受信すると、
まず、スレーブ印刷装置リスト65内にそのスレーブ開
始コマンドを送った印刷装置が存在しているかどうかを
判定し(1)、存在する場合には、ステップ(3)以降
に進み、存在しない場合には、該スレーブ印刷装置をス
レーブ印刷装置リスト65に登録し(2)、使用中フラ
グ65AをOFFにし(3)、処理を終了する。
【0132】これらの処理を常に行なうことによって、
常に最新の印刷処理の状態を把握することができる。
【0133】図26は本発明に係る第6の印刷制御方法
における初期化処理手順の一例を示すフローチャートで
ある。なお、(1)はステップを示す。
【0134】まず、スレーブ処理終了コマンドをブロー
ドキャストして(1)、処理を終了する。本実施例では
スレーブ処理終了コマンドをブロードキャストするだけ
であるが、図25に示した処理と相俟って簡単に印刷装
置の登録,初期化が実現できる。
【0135】このように、本発明に係る第6の印刷制御
方法によれば、受信した印刷情報を解析していずれの印
刷装置本体でも処理可能な印刷データに変換し、該変換
された変換データを記憶し、該記憶された変換データの
パターン展開状態に基づいて前記変換データを処理可能
ないずれかの印刷装置本体に送信し、該変換データを受
信した印刷装置本体上で出力イメージパターンに代替展
開させ、該代替展開された出力イメージパターンを代替
依頼先の印刷装置本体に返信し、該返信された出力イメ
ージパターンに基づいて印刷出力を行うので、印刷情報
を受信した印刷装置本体の処理能力を越える印刷情報を
効率良く出力することが可能となる。
【0136】なお、上記実施例ではスレーブ印刷装置リ
スト65を、印刷装置がスレーブ処理をできなくなった
時点でリアルタイムに更新したが、マスタ印刷装置がス
レーブ印刷装置に処理を要求する時点でスレーブ印刷装
置にスレーブ要求コマンドを送出することで、スレーブ
印刷装置が利用できるかどうかを確認してもよい。
【0137】その場合、スレーブ処理開始/スレーブ処
理終了コマンドは使用しない。そのため、スレーブ印刷
装置の登録/初期化処理を、図24に示した方法で行な
うことができなくなるので、事前に印刷装置リストをホ
ストコンピュータ51が管理し、印刷装置の初期化時ま
たは印刷要求時に、ネットワーク52を通して印刷装置
に送ってやる処理を行なう。
【0138】この場合、印刷装置内部のスレーブ印刷装
置リスト65のデータ構造には、使用中フラグ65Aが
必要なくなり、各スレーブ印刷装置のネットワークアド
レス65Bのみ必要となる。
【0139】この方式は、スレーブ印刷装置リスト65
の管理が煩雑になるが、ブロードキャストする回数が大
幅に減るので、ネットワーク52のトラフィックは良く
なるという利点がある。 <第4実施例>図27は本発明の第4実施例を示す印刷
制御装置の要部構成を説明するブロック図であり、図2
と同一のものには同じ符号を付してある。
【0140】この図に示されるように、図2に示したR
AM17にはホストコンピュータ1から受信したデータ
を格納する受信バッファ71と、1行の文字数を保持す
る領域72と、現在行における受信した文字データの文
字数をカウントするための領域73と、現在行における
文字データの使用する幅を累積するための領域74と、
印字すべき文字のコードおよび文字幅を1行分格納して
おくための文字データバッファ75と、その他のプリン
タが動作するために必要な領域76とを備えている。以
下、図28に示すフローチャートを参照しながら印字制
御動作について説明する。
【0141】図28は本発明に係る第8の印刷制御方法
における印字制御手順の一例を示すフローチャートであ
る。なお、(1)〜(10)は各ステップを示す。
【0142】ホストコンピュータ1から印字データが送
出されると、図2に示したCPU11の制御のもとに、
図27に示した受信バッファ71に印字データが格納さ
れる。
【0143】そして、入力された印字データがその行の
終わり(改行)を示すものかどうかを判断し(1)、も
し、改行でないならばステップ(5)において、そのデ
ータが文字データかどうかを判定し、ここで、印字デー
タが文字データであった場合は、ステップ(6)におい
て、その文字幅を算出し、027に示した文字累積カウ
ンタにその幅を加え、同時に文字数カウンタ73をイン
クリメントする。そして、文字データバッファ75に文
字情報を文字幅とともに格納する。その後、ステップ
(7)において、文字数が1行の文字数格納用領域72
に格納されている1行の文字数に到達したかどうかを判
断し、YESならばステップ(2)に進み、NOならば
処理を終了する。
【0144】一方、ステップ(5)の判定でNOなら
ば、ステップ(8)において、1行文字数設定命令かど
うかを判断し、そうであれば、ステップ(9)におい
て、与えられた行の幅を図27に示した領域72に格納
し、処理を終了する。
【0145】一方、ステップ(8)の判定でNOなら
ば、受信したデータに見合った各コマンド処理を実行し
(10)、処理を終了する。
【0146】一方、ステップ(1)の判定で、YESの
場合には、すなわち印字データが改行であると判断され
た場合は、文字間スペース量を算出する(2)。本実施
例では、印字装置の印字可能行幅から領域74の文字幅
累積量を減じ、領域73に格納されている文字数で割る
ことにより算出している。
【0147】次いで、算出した文字間スペース量と文字
データバッファ75内のデータに基づいて今迄に受信し
た文字データの位置を各文字毎に算出する(3)。次い
で、1行分の印字データを印刷装置本体が理解できるプ
ロトコルに変換して転送して、印字処理を行い(4)、
処理を終了する。
【0148】このように、本発明に係る第8の印刷制御
方法によれば、前記印刷装置本体で1行印字する所望の
文字数を入力し、該入力された文字数に基づいて受信し
た印刷情報中の各文字の出力位置を算出し、該算出され
た出力位置に基づいて各行印字を制御するので、受信し
た印刷情報中の1行文字数指定に左右されずに、印刷装
置本体側で設定された文字数に従って受信した印刷情報
を出力することが可能となる。
【0149】図29は本発明に係る第9の印字制御方法
の印字位置自動補正制御手順の一例を示すフローチャー
トである。なお、(1)〜(6)は各ステップを示す。
【0150】印刷装置本体7に用紙がセットされると、
図示しない用紙位置センサの出力からセットされた用紙
の位置を検知し(1)、検知した用紙位置情報をRAM
17に格納する。次いで、印字データを受信し(2)、
印字データにおける印字開始位置(空白文字も含む)と
用紙開始位置との比較を行い、印字開始位置と用紙位置
とが合っているかどうかを判定し(3)、NOならば印
字データにおける印字位置と実際用紙がセットされてい
る印字位置を比較し、印刷装置本体7側で印字データの
印字位置と印刷装置本体7にセットされている用紙の印
字位置が合うように補正し(4)、ステップ(5)以降
に進む。
【0151】一方、ステップ(3)の判定でYESの場
合は、印字処理を開始し(5)、印字データが終了した
かどうかを判定し(6)、NOならばステップ(2)に
戻り、YESならば印刷処理を終了する。
【0152】このように、本発明に係る第9の印刷制御
方法によれば、印刷制御装置本体上で給紙待機中の記録
媒体位置を検知し、該検知した記録媒体位置に基づいて
受信した印刷情報の出力開始位置を補正するので、印刷
情報の出力開始位置と記録媒体の位置がずれていても正
常な印字出力を得ることが可能となる。
【0153】これにより、図30に示すような正常印字
出力が得られる。図31は、用紙位置が中央の場合に、
最左端から印字した場合の印字出力状態に対応し、図3
2は、用紙位置が左端の場合に、中央に印字した状態に
対応する。通常B4サイズ,A4サイズ等の定型用紙を
印刷する場合、ホストから送出されてくるデータは、必
ずしも印字幅の最左端から印字する異を前提としておら
ず、特にホスト側が15インチサイズの印刷装置が接続
されているものと設定されている場合、15インチ幅の
中央に用紙があることを前提として印字データを送って
来る場合が多々ある。その場合、用紙を左端にセットし
ていると、図31に示すように正常な印字結果が得られ
なくなる。
【0154】これとは逆に、真ん中に用紙をセットして
いる場合に、左端に用紙があることを前提として印字デ
ータを送ってくる場合も同様に、図32に示すように正
常な印字結果が得られ無くなる。
【0155】そこで、用紙位置検知による用紙位置情報
と印字データが前提としている印字開始位置とを比較し
て、印字出力開始位置を補正することにより、用紙位置
が正常でない場合も、図30に示す正常な印字結果が得
られる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
の印刷制御方法によれば、各ホストコンピュータから順
次受信した印刷情報に対して、出力順序を決定する出力
番号を付与して登録し、該登録された各印刷情報に付与
された各出力番号を所望の出力番号に書き換えるデータ
を外部入力し、該外部入力されたデータに基づいて登録
された各印刷情報の出力番号を補正し、該補正された出
力番号に基づいて各印刷データを印刷装置本体に出力す
るので、ホストコンピュータから受信した印刷情報の出
力順序を印刷装置本体側からの指示入力で自在に変更す
ることができる。本発明に係る第1の印刷制御装置によ
れば、入力手段から外部入力されたデータに従って補正
手段が記憶手段に記憶された各印刷情報に付与された出
力番号を補正し、補正された出力番号に基づいて制御手
段が記憶された各印刷情報の印刷装置本体への出力順序
を制御するので、ホストコンピュータから受信した印刷
情報の出力順序を印刷装置本体側からの指示入力で自在
に変更することができる。本発明に係る第2の印刷制御
方法によれば、外部入力される特定ユーザ識別情報を記
憶し、各ホストから送信されたホストユーザ識別情報と
特定ユーザ識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて
各ホストからの印刷情報の受信を制御するので、ホスト
コンピュータから受信した印刷情報の出力を印刷装置本
体側からの指示入力で制限することができる。
【0157】本発明に係る第2の印刷制御装置によれ
ば、比較手段が各ホストから送信されたホストユーザ識
別情報と記憶手段に記憶された特定ユーザ識別情報とを
比較し、該比較結果に基づいて制御手段が各ホストから
の印刷情報の受信を制御するので、ホストコンピュータ
から受信した印刷情報の出力を印刷装置本体側からの指
示入力で制限することができる。
【0158】本発明に係る第3の印刷制御方法によれ
ば、外部入力される特定ユーザパスワードを記憶し、各
ホストから送信されたホストパスワードと特定ユーザパ
スワードとを比較し、該比較結果に基づいて各ホストか
らの印刷装置本体の環境設定変更を制御するので、ホス
トコンピュータからの印刷装置本体にた委する環境設定
変更要求を、印刷装置本体側からの指示入力で制限する
ことができる。
【0159】本発明に係る第3の印刷制御装置によれ
ば、比較手段が各ホストから送信されたホストパスワー
ドと記憶手段に記憶された特定ユーザパスワードとを比
較し、該比較結果に基づいて制御手段が各ホストからの
印刷装置本体の環境設定変更を制御するので、印刷装置
本体側からの指示入力で制限することができる。
【0160】本発明に係る第4の印刷制御方法によれ
ば、外部入力される特定ユーザ識別情報を記憶し、各ホ
ストから送信されたホストユーザ識別情報と特定ユーザ
識別情報とを比較し、該比較結果に基づいて各ホストか
ら受信した印刷情報の前後に優先出力を示す通常仕切り
用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力するので、多数の
印字出力結果の中から特定ユーザからの印字出力結果を
容易に識別することができる。
【0161】本発明に係る第4の印刷制御装置によれ
ば、比較手段が各ホストから送信されたホストユーザ識
別情報と記憶手段に記憶された特定ユーザ識別情報とを
比較し、該比較結果に基づいて仕切り用紙出力制御手段
が各ホストから受信した印刷情報の前後に優先出力を示
す通常仕切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力する
ので、多数の印字出力結果の中から特定ユーザからの印
字出力結果を容易に識別することができる。
【0162】本発明に係る第5の印刷制御方法によれ
ば、外部入力される特定ユーザ暗証番号を記憶し、各ホ
ストコンピュータから受信した印刷情報中のホスト暗証
番号有無を判定し、該判定結果に基づいて各ホストコン
ピュータから受信した印刷情報を異なる記憶媒体に記憶
し、該記憶されたホスト暗証番号付きの印刷情報を入力
されるユーザ暗証番号と記憶されたホスト暗証番号とを
照合し、該照合結果に基づいてホスト暗証番号付きの印
刷情報の出力を制御するので、特定ユーザから受信した
印刷情報の出力時期をユーザが自在に変更することがで
きる。
【0163】本発明に係る第5の印刷制御装置によれ
ば、判定手段が各ホストコンピュータから受信した印刷
情報中のホスト暗証番号有無を判定し、該判定結果に基
づいて印刷情報記憶手段が各ホストコンピュータから受
信した印刷情報を異なる記憶媒体に記憶させておき、こ
れらの印刷情報記憶手段に記憶されたホスト暗証番号付
きの印刷情報が入力されると、照合手段がユーザ暗証番
号と記憶されたホスト暗証番号とを照合し、該照合結果
に基づいて制御手段がホスト暗証番号付きの印刷情報の
出力を制御するので、特定ユーザから受信した印刷情報
の出力時期をユーザが自在に変更することができる。
【0164】本発明に係る第6の印刷制御方法によれ
ば、受信した印刷情報を解析していずれの印刷装置本体
でも処理可能な印刷データに変換し、該変換された変換
データを記憶し、該記憶された変換データのパターン展
開状態に基づいて前記変換データを処理可能ないずれか
の印刷装置本体に送信し、該変換データを受信した印刷
装置本体上で出力イメージパターンに代替展開させ、該
代替展開された出力イメージパターンを代替依頼先の印
刷装置本体に返信し、該返信された出力イメージパター
ンに基づいて印刷出力を行うので、印刷情報を受信した
印刷装置本体の処理能力を越える印刷情報を効率良く出
力することができる。
【0165】本発明に係る第6の印刷制御装置によれ
ば、変換手段が変換した変換データを記憶手段に記憶
し、、第1の展開手段が記憶された変換データを出力イ
メージパターンに展開し始めると、通信手段が第1の展
開手段の展開状態に基づいて前記変換データを処理可能
ないずれかの印刷装置本体に送信し、該変換データを受
信した印刷装置本体上の第2の展開手段により代替展開
された出力イメージパターンを代替依頼先の印刷装置本
体から受信し、受信した出力イメージパターンに基づい
て制御手段が印刷出力を制御するので、印刷情報を受信
した印刷装置本体の処理能力を越える印刷情報を効率良
く出力することができる。
【0166】本発明に係る第7の印刷制御方法によれ
ば、外部入力されるユーザ名前情報を記憶し、各ホスト
コンピュータから識別受信した印刷情報中のホストユー
ザ名前情報と記憶されたユーザ名前情報とを照合し、該
照合結果に基づいて記憶されたユーザ名前情報を受信し
た印刷情報とともに所定位置に出力するので、混在する
印刷出力から所望とするユーザの印刷出力を紙無駄なく
識別することができる。本発明に係る第7の印刷制御装
置によれば、照合手段は、各ホストコンピュータから識
別受信した印刷情報中のホストユーザ名前情報と記憶さ
れたユーザ名前情報とを照合し、該照合結果に基づいて
出力制御手段が記憶されたユーザ名前情報を受信した印
刷情報とともに所定位置に付加出力するので、混在する
印刷出力から所望とするユーザの印刷出力を紙無駄なく
識別することができる。
【0167】本発明に係る第8の印刷制御方法によれ
ば、前記印刷装置本体で1行印字する所望の文字数を入
力し、該入力された文字数に基づいて受信した印刷情報
中の各文字の出力位置を算出し、該算出された出力位置
に基づいて各行印字を制御するので、受信した印刷情報
中の1行文字数指定に左右されずに、印刷装置本体側で
設定された文字数に従って受信した印刷情報を出力する
ことができる。
【0168】本発明に係る第9の印刷制御方法によれ
ば、印刷制御装置本体上で給紙待機中の記録媒体位置を
検知し、該検知した記録媒体位置に基づいて受信した印
刷情報の出力開始位置を補正するので、印刷情報の出力
開始位置と記録媒体の位置がずれていても正常な印字出
力を得ることができる。
【0169】従って、ネットワーク上の印刷装置本体の
システム環境を自在に構築変更できるとともに、印字出
力結果を容易に識別できるとともに、正常な印字出力を
効率良く得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例を示す印刷制御装置を適
用する印刷システムの構成を説明するブロック図であ
る。
【図2】図1に示した印刷制御装置の構成を説明するブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る印刷制御装置における印刷データ
処理順序変更処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図4】本発明に係る印刷制御装置におけるユーザ識別
情報処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る印刷制御装置におけるプリンタ設
定状態変更処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明に係る印刷制御装置における印刷データ
処理順序変更処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図7】本発明に係る印刷制御装置における暗証情報付
き印刷データ格納処理手順の一例を示すフローチャート
である。
【図8】本発明に係る印刷制御装置における暗証番号入
力処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係る第2実施例を示す印刷制御装置の
構成を説明するブロック図である。
【図10】図9に示したユーザ情報格納部の詳細構成を
説明するブロック図である。
【図11】図9に示したホストコンピュータよりネット
ワークを通して印刷装置33へ送られる情報パケットの
構成の一例を示す図である。
【図12】本発明に係る印刷制御装置におけるパケット
受信処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る印刷制御装置におけるマーク印
字処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係る印刷制御装置におけるマーク印
字出力例を示す模式図である。
【図15】本発明に係る第3実施例を示す印刷制御装置
の構成を説明するブロック図である。
【図16】図15に示したPLDバッファに格納される
PLDデータ構造を説明する模式図である。
【図17】本発明に係る印刷制御装置におけるPLDデ
ータの処理形態を示す図である。
【図18】図15に示したPLDバッファリストのデー
タ構造の一例を示す模式図である。
【図19】図15に示したスレーブプリンタリストのデ
ータ構造の一例を示す模式図である。
【図20】図15に示したコマンド解析部のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図21】図20に示したコマンド解析処理の詳細手順
の一例を示すフローチャートである。
【図22】図15に示したパターン展開部のデータ処理
手順の一例を示すフローチャートである。
【図23】本発明に係る印刷制御装置におけるスレーブ
要求コマンド処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図24】図23に示したスレーブ処理開始コマンド受
信処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図25】図23に示したスレーブ処理終了コマンド受
信処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図26】図15に示した印刷制御装置における初期化
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図27】本発明の第4実施例を示す印刷制御装置の要
部構成を説明するブロック図である。
【図28】本発明に係る印刷制御装置における印字制御
手順の一例を示すフローチャートである。
【図29】本発明に係る印字制御装置における印字位置
自動補正制御手順の一例を示すフローチャートである。
【図30】本発明に係る印字制御装置における印字出力
結果を示す図である。
【図31】本発明に係る印字制御装置における印字出力
結果を示す図である。
【図32】本発明に係る印字制御装置における印字出力
結果を示す図である。
【符号の説明】
1 ホストコンピュータ 6 印刷制御装置 7 印刷装置本体 12 キー入力装置 13 CPU 16 ROM 17 RAM

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御方法において、各ホストコンピュ
    ータから順次受信した印刷情報に対して、出力順序を決
    定する出力番号を付与して登録し、該登録された各印刷
    情報に付与された各出力番号を所望の出力番号に書き換
    えるデータを外部入力し、該外部入力されたデータに基
    づいて登録された各印刷情報の出力番号を補正し、該補
    正された出力番号に基づいて各印刷データを印刷装置本
    体に出力することを特徴とする印刷制御方法。
  2. 【請求項2】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御装置において、各ホストコンピュ
    ータから順次受信した印刷情報およびこの印刷情報に付
    与された出力番号を記憶する記憶手段と、各印刷情報に
    付与された各出力番号を所望の出力番号に書き換えるデ
    ータを外部入力する入力手段と、この入力手段から外部
    入力されたデータに従って記憶された各印刷情報に付与
    された出力番号を補正する補正手段と、この補正手段に
    より補正された出力番号に基づいて記憶された各印刷情
    報の印刷装置本体への出力順序を制御する制御手段とを
    具備したことを特徴とする印刷制御装置。
  3. 【請求項3】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御方法において、外部入力される特
    定ユーザ識別情報を記憶し、各ホストコンピュータから
    送信されたホストユーザ識別情報と特定ユーザ識別情報
    とを比較し、該比較結果に基づいて各ホストコンピュー
    タからの印刷情報の受信を制御することを特徴とする印
    刷制御方法。
  4. 【請求項4】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御装置において、外部入力される特
    定ユーザ識別情報を記憶する記憶手段と、各ホストコン
    ピュータから送信されたホストユーザ識別情報と特定ユ
    ーザ識別情報とを比較する比較手段と、この比較手段の
    比較結果に基づいて各ホストコンピュータからの印刷情
    報の受信を制御する制御手段とを具備したことを特徴と
    する印刷制御装置。
  5. 【請求項5】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御方法において、外部入力される特
    定ユーザパスワードを記憶し、各ホストコンピュータか
    ら送信されたホストパスワードと特定ユーザパスワード
    とを比較し、該比較結果に基づいて各ホストコンピュー
    タからの印刷装置本体の環境設定変更を制御することを
    特徴とする印刷制御方法。
  6. 【請求項6】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御装置において、外部入力される特
    定ユーザパスワードを記憶する記憶手段と、各ホストコ
    ンピュータから送信されたホストパスワードと特定ユー
    ザパスワードとを比較する比較手段と、この比較手段の
    比較結果に基づいて各ホストコンピュータからの印刷装
    置本体の環境設定変更を制御する制御手段とを具備した
    ことを特徴とする印刷制御装置。
  7. 【請求項7】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御方法において、外部入力される特
    定ユーザ識別情報を記憶し、各ホストコンピュータから
    送信されたホストユーザ識別情報と特定ユーザ識別情報
    とを比較し、該比較結果に基づいて各ホストコンピュー
    タから受信した印刷情報の前後に優先出力を示す通常仕
    切り用紙とは異なる優先仕切り用紙を出力することを特
    徴とする印刷制御方法。
  8. 【請求項8】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御装置において、外部入力される特
    定ユーザ識別情報を記憶する記憶手段と、各ホストコン
    ピュータから送信されたホストユーザ識別情報と特定ユ
    ーザ識別情報とを比較する比較手段と、この比較手段の
    比較結果に基づいて各ホストコンピュータから受信した
    印刷情報の前後に優先出力を示す通常仕切り用紙とは異
    なる優先仕切り用紙を出力する仕切り用紙出力制御手段
    とを具備したことを特徴とする印刷制御装置。
  9. 【請求項9】 印刷情報をネットワーク上の複数のホス
    トコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デー
    タを送出する印刷制御方法において、外部入力される特
    定ユーザ暗証番号を記憶し、各ホストコンピュータから
    受信した印刷情報中のホスト暗証番号有無を判定し、該
    判定結果に基づいて各ホストコンピュータから受信した
    印刷情報を異なる記憶媒体に記憶し、該記憶されたホス
    ト暗証番号付きの印刷情報を入力されるユーザ暗証番号
    と記憶されたホスト暗証番号とを照合し、該照合結果に
    基づいてホスト暗証番号付きの印刷情報の出力を制御す
    ることを特徴とする印刷制御方法。
  10. 【請求項10】 印刷情報をネットワーク上の複数のホ
    ストコンピュータから受信して、印刷装置本体に印刷デ
    ータを送出する印刷制御装置において、外部入力される
    特定ユーザ暗証番号を記憶する記憶手段と、各ホストコ
    ンピュータから受信した印刷情報中のホスト暗証番号有
    無を判定する判定手段と、この判定手段の判定結果に基
    づいて各ホストコンピュータから受信した印刷情報を異
    なる記憶媒体に記憶する複数の印刷情報記憶手段と、こ
    れらの印刷情報記憶手段に記憶されたホスト暗証番号付
    きの印刷情報を入力されるユーザ暗証番号と記憶された
    ホスト暗証番号とを照合する照合手段と、この照合手段
    の照合結果に基づいてホスト暗証番号付きの印刷情報の
    出力を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする
    印刷制御装置。
  11. 【請求項11】 印刷情報をネットワーク上の複数のホ
    ストコンピュータから受信して、前記ネットワーク上に
    複数接続されたいずれかの印刷装置本体から印刷データ
    を出力する印刷制御方法において、受信した印刷情報を
    解析していずれの印刷装置本体でも処理可能な印刷デー
    タに変換し、該変換された変換データを記憶し、該記憶
    された変換データのパターン展開状態に基づいて前記変
    換データを処理可能ないずれかの印刷装置本体に送信
    し、該変換データを受信した印刷装置本体上で出力イメ
    ージパターンに代替展開させ、該代替展開された出力イ
    メージパターンを代替依頼先の印刷装置本体に返信し、
    該返信された出力イメージパターンに基づいて印刷出力
    を行うことを特徴とする印刷制御方法。
  12. 【請求項12】 印刷情報をネットワーク上の複数のホ
    ストコンピュータから受信して、前記ネットワーク上に
    複数接続されたいずれかの印刷装置本体から印刷データ
    を出力する印刷制御装置において、受信した印刷情報を
    解析していずれの印刷装置本体でも処理可能な印刷デー
    タに変換する変換手段と、この変換手段が変換した変換
    データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
    た変換データを出力イメージパターンに展開する第1の
    展開手段と、この第1の展開手段の展開状態に基づいて
    前記変換データを処理可能ないずれかの印刷装置本体に
    送信し、該変換データを受信した印刷装置本体上の第2
    の展開手段により代替展開された出力イメージパターン
    を代替依頼先の印刷装置本体から受信する通信手段と、
    この通信手段が受信した出力イメージパターンに基づい
    て印刷出力を制御する制御手段とを具備したことを特徴
    とする印刷制御装置。
  13. 【請求項13】 印刷情報をネットワーク上のホストコ
    ンピュータから受信して、前記ネットワーク上に複数接
    続されたいずれかの印刷装置本体から印刷データを出力
    する印刷制御方法において、外部入力されるユーザ名前
    情報を記憶し、各ホストコンピュータから識別受信した
    印刷情報中のホストユーザ名前情報と記憶されたユーザ
    名前情報とを照合し、該照合結果に基づいて記憶された
    ユーザ名前情報を受信した印刷情報とともに所定位置に
    出力することを特徴とする印刷制御方法。
  14. 【請求項14】 印刷情報をネットワーク上のホストコ
    ンピュータから受信して、前記ネットワーク上に複数接
    続されたいずれかの印刷装置本体から印刷データを出力
    する印刷制御装置において、外部入力されるユーザ名前
    情報を記憶する記憶手段と、各ホストコンピュータから
    識別受信した印刷情報中のホストユーザ名前情報と記憶
    されたユーザ名前情報とを照合する照合手段と、この照
    合手段の照合結果に基づいて記憶されたユーザ名前情報
    を受信した印刷情報とともに所定位置に付加出力する出
    力制御手段とを具備したことを特徴とする印刷制御装
    置。
  15. 【請求項15】 印刷情報をネットワーク上の複数のホ
    ストコンピュータから受信して、前記ネットワーク上に
    複数接続されたいずれかの印刷装置本体から印刷データ
    を出力する印刷制御方法において、前記印刷装置本体で
    1行印字する所望の文字数を入力し、該入力された文字
    数に基づいて受信した印刷情報中の各文字の出力位置を
    算出し、該算出された出力位置に基づいて各行印字を制
    御することを特徴とする印刷制御方法。
  16. 【請求項16】 印刷情報をネットワーク上の複数のホ
    ストコンピュータから受信して、前記ネットワーク上に
    複数接続されたいずれかの印刷装置本体から印刷データ
    を出力する印刷制御方法において、印刷制御装置本体上
    で給紙待機中の記録媒体位置を検知し、該検知した記録
    媒体位置に基づいて受信した印刷情報の出力開始位置を
    補正することを特徴とする印刷制御方法。
JP8378093A 1993-03-19 1993-03-19 印刷制御方法およびその装置 Pending JPH06270513A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8378093A JPH06270513A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 印刷制御方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8378093A JPH06270513A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 印刷制御方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270513A true JPH06270513A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13812143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8378093A Pending JPH06270513A (ja) 1993-03-19 1993-03-19 印刷制御方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270513A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7444394B2 (en) 1997-02-03 2008-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Network data base control device and method thereof
JP2015022674A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 キヤノン株式会社 プリントシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7444394B2 (en) 1997-02-03 2008-10-28 Canon Kabushiki Kaisha Network data base control device and method thereof
US8473597B2 (en) 1997-02-03 2013-06-25 Canon Kabushiki Kaisha Network database control device and method thereof
JP2015022674A (ja) * 2013-07-23 2015-02-02 キヤノン株式会社 プリントシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7283266B2 (en) Information processing apparatus and print control apparatus, data processing method, storage medium and program
JP4239396B2 (ja) プリンタおよびプリントシステムおよび記憶媒体
US8375388B2 (en) Combining print jobs when the current and the next job are generated by a specific application and each job having one copy
US8335008B2 (en) Printing system and printer with setting switch
JP2002236568A (ja) プリンタ、プリント方法、プリンタの管理方法、プリントプログラム、プリンタの管理プログラム、プリントプログラムを記憶した記憶媒体及びプリンタの管理プログラムを記憶した記憶媒体
JP2002200825A (ja) 印刷装置及び印刷システム及び制御方法及び記憶媒体及びプログラム
JP3847970B2 (ja) 印刷データ処理装置、印刷データ処理方法及び記録媒体
JPH06270513A (ja) 印刷制御方法およびその装置
JP3508752B2 (ja) 印刷システム、方法及びプリンタ
JPH11149354A (ja) 印刷システム、方法及びプリンタ
JP2000326581A (ja) 印刷装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体、並びに、印刷制御装置、その制御方法、及びその制御プログラムを格納したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体
JP3503291B2 (ja) 出力装置、ネットワークシステムおよび端末名称変更方法
JP2000029642A (ja) 印刷装置、印刷方法、印刷システム、情報処理装置、情報処理方法、および、記憶媒体
JP4591087B2 (ja) 印刷装置、印刷支援装置、印刷方法、及び印刷支援方法
JP5173354B2 (ja) 印刷システムおよび印刷用プログラム
JP2005349768A (ja) 印刷装置及び印刷方法
JP3073921B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法
JPH1097395A (ja) 印刷制御装置および印刷装置の印刷制御方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JP3260588B2 (ja) プリンター
JP2001047706A (ja) ネットワーク環境における画像形成システム
JP4289164B2 (ja) 分散印刷制御装置及び印刷ジョブ分散方法
JPH0764735A (ja) 印刷装置
JPH11321036A (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JPH08267877A (ja) プリンタ装置及びその制御方法
JPH0991104A (ja) 印刷装置システム