JPH0627041B2 - 白蟻の防除方法 - Google Patents

白蟻の防除方法

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JPH0627041B2
JPH0627041B2 JP62060796A JP6079687A JPH0627041B2 JP H0627041 B2 JPH0627041 B2 JP H0627041B2 JP 62060796 A JP62060796 A JP 62060796A JP 6079687 A JP6079687 A JP 6079687A JP H0627041 B2 JPH0627041 B2 JP H0627041B2
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termite control
urethane resin
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功 安井
護 米田
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Nihon Nohyaku Co Ltd
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Nihon Nohyaku Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、家屋の木質部分を食害する白蟻を予防し或い
は防除する為の適切な白蟻の予防及び防除方法に関する
ものである。
(従来の技術) 従来、家屋の床材、柱材等の木質部分の白蟻による被害
を予防し、防除する方法としては、一般に油剤及び乳剤
の形の白蟻防除剤を刷毛塗り、噴霧、泡沫施用等の方法
が行われており、白蟻の棲息場所及び通路である土壌に
は乳剤或は粒剤等にした白蟻防除剤を噴霧、泡沫施用、
撒布なの方法で使用して来た。然しこの方法で所望の防
除効果を上げるには多量の白蟻防除剤を必要とし、通常
土壌面1m2当り、有効成分として50g〜 100g程度の薬
量を施用していた。この様に薬剤を多量に使用すると環
境汚染の惧れがあり、最近はその対策としてシート状の
担体に白蟻防除剤を含有させたものを、床下の土壌表面
や基礎などに敷く方法が行われている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記シートを敷設する方法では、床下な
どの狭い場所での仕事なので作業しにくく、又、不定形
の床下や基礎の形に合せてシートを切断しなければなら
ないので作業が煩雑になる上、シートと基礎との間に隙
間があいて完全な防蟻効果を得にくい難点があった。
他の方法としては、薬剤を含む合成樹脂エマルジョンを
撒布する方法もるが、これでは土壌表面に合成樹脂の乾
燥皮膜が形成される前にエマルジョンが土に吸いこまれ
て薬液の損失が大きい上に、土壌面の凹凸により均質な
皮膜を得にくい欠点もあり、その改善が望まれていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らは、上記の様な従来の白蟻防除方法の欠点を
解消する為に種々研究を重ねた結果、先に白蟻防除剤を
含有せしめたウレタンプレポリマーを水で湿潤せしめた
土壌に撒布することにより発泡させて、土壌に浸透硬化
させて土の表層に一定以上の厚みを有する白蟻防除層を
形成する方法を見出した(特開昭61−57502 号公報)。
しかしこの方法では、水と薬剤を別々に処理するので手
間がかかる、又均一に発泡させることが難しいという問
題点を含んでいた。また、この方法では反応性のウレタ
ンプレポリマーと白蟻防除剤とが一緒に含まれているた
め、白蟻防除剤の種類によっては防除活性が失われると
いう問題をも有している。
そこで種々検討した結果、先に水と薬剤を別々に噴出さ
せ、途中で水と薬剤を交差衝突させた微粒化混合する撒
布方法及び撒布装置を見いだした(特願昭60−295631号
(特開昭62−152557号))。
本発明はこの撒布装置を用いた白蟻防除用薬剤の新しい
撒布方法に関するものである。
更に詳しくは、本発明は非アルコール系有機溶媒及びウ
レタン樹脂からなる薬剤(I)と白蟻防除活性物質、有
機溶媒、界面活性剤及び水からなる薬液(II)とを、硬
化後の固形分が2〜20重量%、白蟻防除活性物質が0.05
〜5重量%となるように組成し、両者を噴出ノズルから
別々に噴出させ中空で交差衝突させて微粒化混合し、土
壌に噴霧処理して白蟻防除活性物質を均一に含有する硬
化樹脂層を形成せしめることを特徴とする白蟻の防除方
法に関する。
本発明の撒布方法によれば、必要により非アルコール系
有機溶媒及びウレタン樹脂からなる薬液(I)を噴出す
る側の開閉弁を閉じることによって、白蟻防除薬剤のみ
を撒布することができるし、又白蟻防除剤を含む薬液を
水に替えることによってウレタン樹脂のみを施用できる
という利点を有している。
本発明でいう親水性ウレタン樹脂は、水の存在下で硬化
する品位のものが、例えばウレタンプレポリマーとか親
水性ウレタン樹脂の表示のもとに容易に入手できるの
で、これを使用すればよい。しかし、白蟻防除活性物質
と共に組成する場合には、親水性ウレタン樹脂に白蟻防
除活性物質が均一に含有するようにすることと、また硬
化樹脂層を土壌表層に形成させるに必要な溶媒を使用す
ることが重要で、本発明者等の知見によればアルコー
ル、グリコール或はセロソルブ系のいわゆるアルコール
系溶媒の使用は、樹脂の硬化を不充分にするおそれがあ
るため避けねばならない。又白蟻活性物質と共に用いる
有機溶媒及び界面活性剤は、通常白蟻防除に用いられる
乳剤で使用するものであればよく特に限定されるもので
はない。又、乳剤を希釈する水は親水性ウレタン樹脂を
硬化するに必要な量が必要で、親水性ウレタン樹脂を固
形分として50%(重量)含有するものを撒布する場合、
1〜10倍量の水が必要となる。
ここで親水性ウレタン樹脂としては、HICEL OH−1A(東
邦化学工業製;硬化後の固形分約85%)、HICEL OH−1A
N (同社製)、アデカレジン UPS 350、同UPS 358 (い
ずれも旭電化工業製)及びこれらと同種のものを例示し
うる。
また白蟻防除活性物質としては、クロルピリホス(O,
O−ジエチル−O−3,5,6−トリクロル−2−ピリ
ジルホスホロチオエート)、ピリダフェンチオン〔O,
O−ジエチル−O−(3−オキソ−2−フェニル−2H
−ピリダジン−6−イル)ホスホロチオエート〕、ホキ
シム〔O,O−ジエチル−O−(α−シアノベンジリデ
ンアミノチオホスフェート〕、テトラクロルビンホス
〔2−クロル−1−(2,4,5−トリクロルフェニ
ル)ビニルジメチルホスフェート〕、ブロポクスル〔2
−イソプロポキシフェニル−N−メチルカーバメー
ト〕、TPIC〔1,3,5−トリ−n−プロピル−1,
3,5−トリアジン−2,4,6−(1H,3H,5H)トリ
オン〕、アレスリン〔(IRS)−3−アリール−2−メ
チル−4−オキソシクロペント−2−エニル(IRS)−
シス−トランス−2,2−ジメチル−3−メチルプロプ
−2−エニル)シクロプパンカルボキシレート〕等を代
表例として示すことができる。
また、非アルコール系有機溶媒の代表例としては、ベン
ゼン、トルエン、シンナー、メチルナフタレン、メチル
エチルケトン、メチルブチルケトン、γ−ブチロラクタ
ム等を挙げることができる。
本発明における重要な点の一つに、親水性ウレタン樹脂
及び白蟻防除活性物質の使用濃度がある。本発明者等の
知見に従い、処理に際し白蟻防除活性物質は0.05〜5
(好ましくは 0.5〜3)重量%、親水性ウレタン樹脂は
硬化後の固形分として2〜20重量%になる様に組成され
る。親水性ウレタン樹脂の使用量が少なすぎると硬化が
起こらず、起きても不充分な硬化樹脂層しか形成されな
い。一方、多すぎると均一な層ができず多くする意味が
ない。又希釈液の実用的処理量は2〜5kg/m2の範囲か
ら適宜定めればよい。尚、本発明薬剤に木材腐朽金(ナ
ミダタケ、カワラタケ等)防除活性物質(例えばフルト
ラニル等)を適宜配合することもよい。
(作用) 本発明においては次の様な利点が示される。
すなわち、 イ)土壌表面に強固なウレタン樹脂層が形成されるの
で、長期にわたって白蟻の防除効果を持続しうる。
ロ)白蟻防除剤を含有させたシートでは土壌面に砂礫等
があると間隙を生じ、また基礎との間に隙間が出来るが
本発明の方法によると均一な液状で浸透するので土壌及
び砂礫の間隙までよく充填し、均一に活性物質を含む土
壌硬化層を形成する。その為、地中の白蟻の殺虫率は高
く、この土壌硬化層を貫通して地表に出てくる白蟻もな
い。
ハ)土壌硬化層は湿気を遮断するので家屋の防湿効果が
ある。
(発明の効果) 以下に本発明の有効性を証するために試験例、処方例を
示すが本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
実験例1 白蟻貫通試験(室内試験) ポリ塩化ビニール製バット(20×13×9cm)の底に山土
100gを均一な厚さに敷き、バットの中央の土の上に塩
化ビニール製の円筒(直径7cm、高さ12cm)を立てて置
く。この円筒の中に深さ6cmになるように 220gの植壌
土を入れて表面を平らにする。尚、この円筒中には供試
木片2ケを埋めておく。
この円筒の上部より下記処方の薬液(I)と薬液(II)
を便宜的にポリビーカー中ですばやく調製し、別途底に
穴をあけたポリビーカーを用いてすばやく土壌の表面に
7.7g(2.5 kg/m2相当)撒布し、土壌硬化層を形成せ
しめ、1週間放置した。
土壌硬化層上には供試木片1ケを置きバットに放った家
白蟻が円筒の下を滑り抜け、ウレタ樹脂層を貫通した後
の生存頭数及び供試木片の食害程度を調べる。比較の
為、円筒の中を植壌土だけにした無処理区を設け、同様
にして調べた。
試験条件 供試白蟻防除薬剤 薬液(I) 薬液(II) 供試土壌 植壌土 供試木片 松(10×10×20mm) 供試白蟻 イエシロアリ 1区 2連制職蟻 15
0頭 上述した様に、本発明の方法によれば、白蟻はどの薬剤
でもウレタン樹脂層の上に出て来ることなく全数土中で
死滅しており、優れた白蟻防除効力を有していることが
判る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非アルコール系有機溶媒及び親水性ウレタ
    ン樹脂とからなる薬液(I)と白蟻防除活性物質、有機
    溶媒、界面活性剤及び水からなる薬液(II)とを、硬化
    後の固形分が2〜20重量%、白蟻防除活性物質が0.05
    〜5重量%となるように組成し、両者を噴出ノズルから
    別々に噴出させ空中で交差衝突させて微粒化混合し、土
    壌に噴霧処理して白蟻防除活性物質を均一に含有する硬
    化樹脂層を形成せしめることを特徴とする白蟻の防除方
    法。
JP62060796A 1987-03-16 1987-03-16 白蟻の防除方法 Expired - Lifetime JPH0627041B2 (ja)

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JPS63227501A JPS63227501A (ja) 1988-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS54101423A (en) * 1978-01-25 1979-08-10 Naniwa Plywood Co Ltd Insect controlling liquid and emulsion containing same
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