JPH0627036Y2 - テープ巻き取り装置 - Google Patents

テープ巻き取り装置

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Publication number
JPH0627036Y2
JPH0627036Y2 JP3000490U JP3000490U JPH0627036Y2 JP H0627036 Y2 JPH0627036 Y2 JP H0627036Y2 JP 3000490 U JP3000490 U JP 3000490U JP 3000490 U JP3000490 U JP 3000490U JP H0627036 Y2 JPH0627036 Y2 JP H0627036Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hub
tape
flange
upper flange
winding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP3000490U
Other languages
English (en)
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JPH03121585U (ja
Inventor
彰成 西山
Original Assignee
オタリ株式会社
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Filing date
Publication date
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Priority to JP3000490U priority Critical patent/JPH0627036Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテープ巻き取り装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、カセット等の内部に装着されるハブに所定量の
テープを巻き取る場合、テープの巻き乱れ等を防止する
ために、テープの両端面を規制しながら巻き取り作業を
行っている。
例えば、特開昭63-257980に示されたテープ巻き取り装
置は、ハブが装着される巻き取りテーブルと、巻き取り
テーブルを回転駆動する巻き取り軸と、ハブを巻き取り
テーブルに押しつけるディスクとを備えており、磁気テ
ープの巻き取り作業が始まると、巻き取りテーブルのテ
ーブル面とディスクに設けられた案内面とによって磁気
テープの両端面が規制されるので、磁気テープの巻き乱
れが生じることはない。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記従来例にあっては、ハブに巻き取られる
テープの上側の端面を規制する案内面は、巻き取り作業
が始まって巻き取り作業が終了するまで、ハブの上面と
密着しているため、巻き取り作業が終了し、案内面がハ
ブから離れるようとする時に、ハブが案内面に付着して
案内面と一緒に持ち上がってしまうという不具合が生じ
てくる。つまりそれによって、ハブが所定の位置からず
れてしまい、その後に続く作業の進行を妨げることにな
る。又、テープをいためる原因にもなる。
本考案はこのような課題に着目してなされたもので、ハ
ブが所定の位置からずれないようにして、後続の作業の
進行の妨害を防止するとともに、テープをいためないよ
うにしたテープ巻き取り装置を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決しその目的を達成するために、本考案テ
ープ巻き取り装置は、テープの一端が接続されたハブを
所定の位置で回転させるハブ回転手段と、該ハブ回転手
段と同軸に固定され、前記ハブに巻き取られる前記テー
プの下側の端面を規制しながら回転する下側フランジ
と、該下側フランジの上に載せられた前記ハブの上面と
接触し、前記ハブに巻き取られる前記テープの上側の端
面を規制する上側フランジとを備え、前記上側フランジ
が、前記ハブの上面に対して進退可能なハブ押し出し手
段を備えたものである。
〔作用〕
本考案によるテープ巻き取り装置では、ハブが下側フラ
ンジ上の所定の位置に供給されると、上側フランジがハ
ブの上面に接触する位置まで移動し、ハブの上下面は上
側フランジと下側フランジによって完全に密着された状
態になる。
そして、ハブ回転手段が下側フランジを回転されること
によってハブが回転し、テープは上側フランジ及び下側
フランジに両端面を規制されながら巻き取られる。
そしてこの巻き取り作業が終了した時点で、上側フラン
ジがテープを巻き取ったハブから離れる方向へ移動す
る。
又、この時、上側フランジに設けられたハブ押し出し手
段が、上側フランジと一緒に持ち上がろうとするハブ
を、下側フランジへ向けて押しつけているので、上側フ
ランジは、ハブを付着させることなくハブから離すこと
ができる。
〔実施例〕
以下図面を参照して本考案の一実施例を説明する。
第1図は本考案によるテープ巻き取り装置の要部の構成
を示す概略側面図である。
図中、1は磁気テープ2の一端が接続されているハブで
ある。3はハブ1に巻き取られる磁気テープ2の上側の
端面を規制する上側フランジである。4は上側フランジ
3の中央に固定されている回転軸であり、ハブ1の穴を
通過することによって、ハブ1を所定の位置に固定する
ことができる。
5は上側フランジ3に設けられた押し出し手段である押
し出しピンであり、スプリング6の弾性力によって常に
下方向に押し出されている。
7は上側フランジ3を所定の位置に移動させることがで
きるアームである。
8は回転軸4に嵌合するよう上側フランジ3とアーム7
との間に介装されたスプリングである。
9はハブ1と同軸に固定され、該ハブ1に巻き取られる
磁気テープ2の下側の端面を規制する下側フランジであ
り、回転軸4が挿入される前記開口部が中央に設けられ
ている。
10は、下側フランジ9を回転させるための回転手段たる
モータである。11はベースである。
前記アーム7は図外の上下および回動駆動機構により上
下動可能となっていると共に、回転軸4が下側フランジ
9の中央開口部に対向する位置および該位置からシフト
される待機位置間を回動可能となっている。
次に、第1図、第2図、第3図によって本考案によるテ
ープ巻き取り装置の動作について説明する。
第2図及び第3図は、第1図における上側フランジの動
作を説明する概略側面図である。
まず第1図に示すように、ハブ1が磁気テープ2の一端
を接続した状態で所定の位置に装着されると、アーム7
の動作によって上側フランジ3が下降し、回転軸4がハ
ブ1の穴を通過する。そして、第2図に示すように、上
側フランジ3がハブ1の上面に接触する位置まで下降す
ると、スプリング8の弾性力によって、ハブ1の上面と
上側フランジ3、ハブ1の下面と下側フランジ9がそれ
ぞれ完全に密着した状態になる。
又この時、押し出しピン5はハブ1の上面と接触するこ
とによって上方向に押し戻され、それと同時に作用する
スプリング6の弾性力によって、ハブ1の上面を所定の
強さで加圧することになる。
そしてこのようにハブ1が上側フランジ3と下側フラン
ジ9によってはさまれた状態のまま、モータ10が駆動
し、下側フランジ9が回転すると、回転軸4を介してハ
ブ1も回転し、磁気テープ2が所定量だけ巻き取られ
る。又、この巻き取り作業中、磁気テープ2の両端面
は、ハブ1の上下面に密着した上側フランジ3及び下側
フランジ9によって規制されるので、巻き乱れ等の問題
は生じない。その後、巻き取り作業が終了すると、第3
図に示すように、押し出しピン5がハブ1の上面を下方
向に加圧した状態のまま、上側フランジ3はハブ1の上
面から離れ始める。つまりこの押し出しピン5は、上側
フランジ3に密着していたハブ1を、上側フランジ3か
ら確実に分離させるように作用する。
そして、上側フランジ3がハブ1の上面からさらに離れ
ると、押し出しピン5もハブ1の上面から離れ、上側フ
ランジ3は鎖線で示した位置まで移動する。
〔効果〕
以上詳述したように本考案によれば、テープの巻き取り
作業が終了し、テープの上側の端面を規制していたフラ
ンジがハブから離れようとする際に、それまで密着して
いたフランジとハブを確実に分離することができる。
そのため、所定量のテープを巻き取ったハブが、フラン
ジと一緒に持ち上げられて、所定の位置からずれてしま
うというような不都合は防止され、その後に続く作業を
円滑に進めることができる。
又、ハブに巻き取られたテープに、余分な力や衝撃を加
えることがないので、テープをいためることもないとい
う実益的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテープ巻き取り装置の構成を示す
概略側面図、第2図及び第3図は夫々第1図における上
側フランジの動作を示す概略側面図である。 1……ハブ、2……磁気テープ、3……上側フランジ、
4……回転軸、5……押し出しピン(ハブ押し出し手
段)、6……スプリング、7……アーム、8……スプリ
ング、9……下側フランジ、10……モータ(回転手
段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープの一端が接続されたハブを回転させ
    ることによって、前記テープを巻き取るテープ巻き取り
    装置において、前記ハブを所定の位置で回転させるハブ
    回転手段と、該ハブ回転手段と同軸に固定され、前記ハ
    ブに巻き取られる前記テープの下側の端面を規制しなが
    ら回転する下側フランジと、該下側フランジの上に載せ
    られた前記ハブの上面と接触し、前記ハブに巻き取られ
    る前記テープの上側の端面を規制する上側フランジとを
    備え、前記上側フランジが、前記ハブの上面に対して進
    退可能なハブ押し出し手段を備えていることを特徴とす
    るテープ巻き取り装置。
JP3000490U 1990-03-23 1990-03-23 テープ巻き取り装置 Expired - Lifetime JPH0627036Y2 (ja)

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JP3000490U JPH0627036Y2 (ja) 1990-03-23 1990-03-23 テープ巻き取り装置

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JPH03121585U JPH03121585U (ja) 1991-12-12
JPH0627036Y2 true JPH0627036Y2 (ja) 1994-07-20

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