JPH0627030Y2 - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0627030Y2
JPH0627030Y2 JP8567288U JP8567288U JPH0627030Y2 JP H0627030 Y2 JPH0627030 Y2 JP H0627030Y2 JP 8567288 U JP8567288 U JP 8567288U JP 8567288 U JP8567288 U JP 8567288U JP H0627030 Y2 JPH0627030 Y2 JP H0627030Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thick
tape cassette
curved surface
reel
corner
Prior art date
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Application number
JP8567288U
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English (en)
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JPH0211578U (ja
Inventor
和芳 篠原
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はテープを巻き付けたリールを収納して成るテー
プカセットに関するものである。
従来の技術 従来、この種のテープカセットは第4図に示すような構
成であった。
第4図はVHS方式のテープカセットの外観図であっ
て、テープを巻き付けた図示されない一対のリールが、
上側のハーフ1と下側のハーフ2とから成る箱に収納さ
れている。ハーフ1には透明窓3,3が溶着されて、内
部のリールに巻かれたテープが見えるようになってい
る。箱の前面には蓋4がハーフ1に回動可能に取り付け
られている。
ハーフ1のほぼ4分の1を矢線A−Aのように切取って
内側から見ると第5図のようになっている。第5図にお
いて、ハーフ1の後面の側壁11の大部分、及び主平面
12の中央部12aはラベルが貼り付けられるように外
側の表面が凹ませてある。この部分の肉厚は1.4〜1.5mm
が普通である。一方、横の側壁13や主平面12の後部
12bなどの厚肉部分は1.9〜2mmの肉厚である。14は
ゲートである。
考案が解決しようとする課題 ところが、このような従来の構造では、厚肉部分がある
ためにハーフ1を射出成形して作るときに長い冷却時間
を必要とするという問題点があった。
本考案はこのような問題点を解決するもので、厚肉部分
を大幅に減らすことのできるテープカセットを提供する
ものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本考案のテープカセットは、
厚肉部分の一部を帯状にして残し、その余の部分の肉を
ハーフの内側から削り取った形の薄肉部とし、さらにハ
ーフの主平面と側壁とが交わる部分の隅部に、前記の削
り取った深さと同程度の大きさの半径を有する曲面を形
成したものである。
作用 この構成により、ハーフは大面積の厚肉部がなくなっ
て、射出成形に際して冷却時間が短かくて済み、同一時
間内により多くのハーフを成形できるようになる。ま
た、帯状の厚肉部を残したために、箱の中でリールのが
たつきが大きくなることもない。さらに、厚肉部の隅よ
りも突き出さない大きさの曲面を形成したことによりハ
ーフの強度が保たれ、またその曲面はリールに当接する
こともない。
実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例によるテープカセットの上側
のハーフのほぼ4半分の斜視図である。以下、従来例と
対応する部分については同じ符号を用いて説明し、また
重複する部分については説明を省く。
第1図において、厚肉部分であった主平面の後部12b
や横の側壁13は、帯状の厚肉部15,16を残して内
面から肉が0.5mm程度削り取られて削除部17が形成さ
れている。そして、この肉を削り取った部分の主平面1
2と側壁11,13が交わる部分の隅部には曲面18
(アール)が形成されている。厚肉部15,16は削除
部17を横切って、即ち削除部17の一方の縁から他方
の縁に渡って設けられている。
第1図の矢線B−Bに従ってハーフ1を切断した断面を
第2図及び第3図に示す。第2図において、主平面12
と横の側壁13とが交わる隅の部分には曲面18が形成
されている。曲面18の半径r1は厚肉部の肉を削り取っ
た深さdのおよそ3倍までであって、この曲面18は厚
肉部の隅19より内方に突き出していない。したがって
ハーフ1の中に収納されるリールにとってこの曲面18
は邪魔にならない。また厚肉部15があるためにリール
の存在できる範囲が増えることもない。すなわちリール
のがたつきも増えない。
ただしr1がこのように大きいとその付近の冷却が遅れて
ヒケが生じやすくなるため、ハーフ1の外側に溝20が
設けられてもよい。しかし曲面18の半径はdと同程
度、すなわち0.5mm程度あれば応力集中が緩和され、特
にテープカセットを誤って落下させたときのような衝撃
に対する強さは十分である。その場合のハーフ1の断面
は第3図のようになる。この場合は第2図における溝2
0の重要性はさほどでもなくなる。
以上の説明は上側のハーフについて行なったが、下側の
ハーフについても全く同様に実施することができるもの
である。
考案の効果 以上のように本考案によれば、収納されるリールの存在
できる範囲を狭めることも広げることもなしに、またハ
ーフの強さを損うことなしに、ハーフの厚肉部を大幅に
削減できる。その結果、ハーフを成形する時間が短縮で
きる。また使用材料も節約されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるテープカセットのハー
フの一部を切取った斜視図、第2図及び第3図はその部
分断面図、第4図は本考案が適用されるテープカセット
の外観を示す斜視図、第5図は従来のテープカセットの
ハーフの一部を切取った斜視図である。 1……ハーフ、11,13……側壁、12……主平面、
12b,13……厚肉部分、15,16……厚肉部、1
7……削除部、18……曲面、19……隅。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープを巻き付けるリールと、前記リール
    を内部に収納しかつ上下一対のハーフによって形成され
    た箱とを備え、前記ハーフは主平面と側壁との厚肉部分
    が内面の肉を削除して薄肉にした削除部とされ、前記削
    除部を横切って帯状の厚肉部が残され、前記削除部の隅
    部には前記厚肉部の隅よりも突き出さないように曲面が
    形成されたテープカセット。
  2. 【請求項2】曲面の半径が、厚肉部分から削除された肉
    の深さとほぼ同等かそれ以上である請求項1記載のテー
    プカセット。
JP8567288U 1988-06-28 1988-06-28 テープカセット Expired - Lifetime JPH0627030Y2 (ja)

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JP8567288U JPH0627030Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 テープカセット

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JP8567288U JPH0627030Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 テープカセット

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Publication Number Publication Date
JPH0211578U JPH0211578U (ja) 1990-01-24
JPH0627030Y2 true JPH0627030Y2 (ja) 1994-07-20

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ID=31310326

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JP8567288U Expired - Lifetime JPH0627030Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 テープカセット

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JPS53145733A (en) * 1977-05-24 1978-12-19 Shinjirou Ueda Device for supporting lead of pencil

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JPH0211578U (ja) 1990-01-24

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