JPH06270248A - 食品包装用ストレッチフィルムおよびその製造方法 - Google Patents

食品包装用ストレッチフィルムおよびその製造方法

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JPH06270248A
JPH06270248A JP6426793A JP6426793A JPH06270248A JP H06270248 A JPH06270248 A JP H06270248A JP 6426793 A JP6426793 A JP 6426793A JP 6426793 A JP6426793 A JP 6426793A JP H06270248 A JPH06270248 A JP H06270248A
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JP
Japan
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film
ethylene
weight
copolymer
layer
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Application number
JP6426793A
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English (en)
Inventor
Makoto Karatsu
誠 唐津
Teruo Hayashi
輝雄 林
Tasuke Kinoshita
太助 木下
Toyoumi Shinoda
東洋海 篠田
Tomoshi Iwamoto
智志 岩本
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に、変形回復性に優れる外、透明性、光
沢、透視性、伸び特性、包装機械適性、作業性等に優
れ、廃棄処理、食品衛生上安全で問題の無い食品包装用
ストレッチフィルムを提供する。 【構成】 三層構造からなる積層フィルムであって、該
フィルムの両側の表面層(A)が、特定のエチレン系共
重合体あるいはこれらを含む組成物からなり、中心層
(B)が、(B1 )結晶性ポリプロピレン、(B2 )結
晶性ポリブテン−1、(B3 )表面層(A)より選ばれ
た組成物であり、各混合割合が重量比で0.20≦(B
1 +B2 )/(B1 +B2 +B3 )≦0.98;0.1
≦(B1 )/(B1 +B2 +B3 )≦0.49;0.1
≦(B2 )/(B1 +B2 +B3 )≦0.49;0.0
2≦(B3 )/(B1 +B2 +B3 )≦0.80からな
り、かつインフレーション成形後の積層フイルムの90
℃における収縮率が20%以下であることを特徴とする
変形回復性に優れた食品包装用ストレッチフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品包装用ストレッチ
フィルムに係わり、詳しくは特定の組成物からなる層を
積層したフィルムであって、インフレーション法により
成形した後、熱処理をした、特に変形回復性に優れた廃
棄処理や食品衛生上問題のない食品包装用のストレッチ
フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、青果物,鮮魚,精肉,惣菜等の
食品を直接またはプラスチックトレー上に載せてストレ
ッチ包装するフィルムとしては、次に示すような特性が
要求される。 (1)商品価値の向上(ディスプレイ効果)のための透
明性,光沢,透視性 (2)鮮度保持と水分を多く含んだ食品のディスプレイ
効果のための通気性と防曇性 (3)商品の乾燥防止と鮮度維持のための水蒸気透過性 (4)包装をタイトに維持するための自己粘着性とヒー
トシール性 (5)タイトな包装を得るための均一な伸び特性と変形
回復性 (6)ストレッチ包装の作業性向上のための包装機械適
【0003】従来、このような特性を満たすフィルムと
しては、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムが使われてき
た。しかし、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムは大量の可
塑剤を使用しているため、水蒸気透過性が大きく、可塑
剤が被包装物に移行し易いという問題があった。また、
耐寒性に劣るため包装物を低温で保存する場合に、フィ
ルムが硬く脆くなって破れ易くなるという欠点がある。
【0004】さらに、フィルムの使用後の処理に関し
て、可塑化ポリ塩化ビニルフィルムは可塑剤が廃棄後に
フィルムから流出しやすく、流出した可塑剤は海や河川
を汚染する可能性がある。また、ゴミ処理場で焼却する
際に、塩化水素ガスを発生するため、焼却炉に特殊な処
理設備が必要であり、家庭で焼却される場合には、放出
される有毒ガスが直接健康上好ましくなくさらに、酸性
雨の促進に寄与しているという問題があった。
【0005】これらの問題を解決するストレッチフィル
ムに適する組成物として、特公昭59−38976号公
報記載の組成物が提案されている。しかしながら、この
組成物においては、従来公知のフィルム成形法であるイ
ンフレーション法においては、最も重要な透明性,光
沢,透視性が充分でなく満足のできるレベルではない。
また、包装作業性も充分でない。さらに、特開昭63−
41550号公報記載の組成物が提案されているが、こ
の組成物は、延伸することによってはじめてストレッチ
フィルムに必要ないくつかの点を満足するが、最も重要
なフィルムを引き伸ばしたときの伸びと変形回復性が少
なく、ストレッチフィルムとして要求される特性とは、
かけ離れたものとなっている。また、フィルムとして、
特公平2−52624号公報記載のものが提案されてい
るが、このフィルムも延伸フィルムのため、最も重要な
フィルムを引き伸ばしたときの伸びと変形回復性が少な
く、ストレッチフィルムとして要求される特性とは、か
け離れたものとなっている。
【0006】さらに、酢酸ビニル単位含有量1〜10重
量%のエチレン−酢酸ビニル共重合体からなる層と、酢
酸ビニル単位含有量11〜50重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体からなる層とを積層してなる食品包装用
ストレッチフィルムが提案されている(特開昭55−8
1155号公報参照)。しかしながら、この食品包装用
フィルムについては、未だ自動包装機でのヒートシール
可能な温度範囲が狭く、そのためヒートシール部以外の
フィルムが溶融して穴あきを生ずるという問題があり、
また自動包装機でのカッター刃によるフィルムの切れ性
やトレーや被包装物との滑り性に劣り、ゴム状の弾性を
有するため自動包装機械適性に劣るという問題を有す
る。
【0007】さらに、ポリプロピレン系樹脂および低結
晶性エチレン−α−オレフィン共重合体を配合してなる
中間層の両面にエチレン−酢酸ビニル共重合体を積層し
た食品包装用ストレッチフィルムが提案されている(特
開昭60−171148号公報参照)。しかしながら、
この多層フィルムについては、未だ縦横の物性バランス
が取り難く切れ性等に劣り、さらに、充分な変形回復性
を有していない。
【0008】さらに、エチレン及び炭素数4〜8のα−
オレフィンの中から選ばれた少なくとも一種のα−オレ
フィンとプロピレンとのランダム共重合体であって、α
−オレフィン単位含有量が4〜19重量%で、メルトフ
ローレートが1〜10g/10分である樹脂を主成分と
する層の両面に、酢酸ビニル単位含有量が5〜25重量
%のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分とする
層を積層した、全厚みが6〜40μmであるストレッチ
包装用フィルムが提案されている(特開昭61−446
35号公報参照)。しかしながら、このストレッチ包装
用フィルムについては、フィルムの透明性、光沢に劣
り、特にフィルム物性の縦横のバランスが取り難く切れ
性等に劣り、さらに、充分な変形回復性を有していな
い。
【0009】さらに、ブテン−1系樹脂を主成分とする
層に、酢酸ビニル含有量が5〜25重量%のエチレン−
酢酸ビニル共重合体樹脂を主成分とする層を積層してな
るストレッチ包装用フィルムが提案されている。(特開
昭61−89040号公報参照)。しかしながら、この
ストレッチ包装用フィルムについては、フィルム物性の
縦横のバランスは、比較的良好であるが、透明性,光
沢,特に透視性や充分な変形回復性を有していない。
【0010】このように、多くのストレッチ包装用フィ
ルムが提案されているが、上記要求特性を満足し、しか
も廃棄処理や食品衛生上に問題の無い食品包装用のスト
レッチフィルムは未だ提案されていないのが現状であ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明における課題
は、特に変形回復性に優れるほか、透明性,光沢,透視
性,伸び特性,包装機械適性,作業性等にも優れ、かつ
廃棄処理や食品衛生上に問題の無い食品包装用ストレッ
チフィルムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者は、上
記の従来のフィルムの問題点を解消し、特に、変形回復
性に優れ、フィルムの均一な伸び特性を有するととも
に、透明性、光沢、透視性に優れ、自動包装機でのヒー
トシール可能な温度範囲が充分広く包装作業性に優れ、
しかも、食品のストレッチ包装性に対する要求を充分に
満足し、その上、使用済みの処理に際して環境問題を引
き起こさず、食品衛生上問題のないストレッチフィルム
を開発するべく研究を重ねた。その結果、特定の組成物
をインフレーション法により成形した後、熱処理をした
フィルムが、上記目的にかなうフィルムであることを見
出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したもの
である。
【0013】すなわち本発明は、三層構造からなる積層
フィルムであって、該フィルムの両側の表面層(A)
が、エチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレン−アクリ
ル酸エチル共重合体,エチレン−アクリル酸メチル共重
合体,エチレン−アクリル酸共重合体,エチレン−メタ
アクリル酸エチル共重合体,エチレン−メタアクリル酸
メチル共重合体,エチレン−メタアクリル酸共重合体,
密度が0.910g/cm3 以下でエチレン単位含有量
が65〜90重量%のエチレン−α−オレフィン共重合
体から選ばれた少なくとも一種のエチレン系共重合体あ
るいはこれらを含む組成物からなり、中心層(B)が、
(B1 )結晶性ポリプロピレン、(B2 )結晶性ポリブ
テン−1、(B3 )表面層(A)より選ばれた組成物で
あり、各混合割合が重量比で0.20≦(B1 +B2
/(B1 +B2 +B3 )≦0.98;0.1≦(B1
/(B1 +B2 +B3 )≦0.49;0.1≦(B2
/(B1 +B2 +B3 )≦0.49;0.02≦(B
3 )/(B1 +B2 +B3 )≦0.80からなり、かつ
インフレーション成形後の積層フイルムの90℃におけ
る収縮率が20%以下であることを特徴とする変形回復
性に優れた食品包装用ストレッチフィルムを提供するも
のである。
【0014】本発明のフィルムは、基本的に三層構造の
積層フィルムであって、その両側の表面層が(A)層、
中心層が(B)層である。すなわち、本発明のフィルム
の基本的な構造は(A)層/(B)層/(A)層とな
る。本発明の表面層(A)において使用するエチレン−
酢酸ビニル共重合体,エチレン−アクリル酸エチル共重
合体,エチレン−アクリル酸メチル共重合体,エチレン
−アクリル酸共重合体,エチレン−メタアクリル酸エチ
ル共重合体,エチレン−メタアクリル酸メチル共重合
体,エチレン−メタアクリル酸共重合体は、エチレン単
位以外の単量体の含有量は特に制限はないが、好ましく
は5〜25重量%、より好ましくは10〜20重量%で
ある。この含有量が5重量%未満であると、柔軟性,透
明性,変形回復性が低くなりやすく、また、25重量%
を超える場合は、強度特性が低下する恐れがある。
【0015】さらに、これらの共重合体の物性は特に制
限はないが190℃におけるメルトフローレートが好ま
しくは0.1〜10g/10分、より好ましくは1〜5
g/10分である。メルトフローレートが、0.1g/
10分未満では、伸び特性が低下するばかりでなく押出
性に問題を生じやすく、10g/10分を超える場合に
は、強度特性が低下する恐れがある。
【0016】さらに、本発明の表面層(A)において使
用する密度が0.910g/cm3以下でエチレン単位
含有量が65〜90重量%のエチレン−α−オレフィン
共重合体において、コモノマーであるα−オレフィンと
しては、例えば1−プロぺン,1−ブテン,1−ヘキセ
ン,1−オクテン,4−メチル−1−ペンテン等の炭素
数3〜12のものが好ましい。これらの共重合体の物性
には特に制限はないが、密度が好ましくは0.860〜
0.910g/cm3 、より好ましくは0.870〜
0.900g/cm3 、190℃におけるメルトフロー
レートが好ましくは0.1〜10g/10分、より好ま
しくは1〜5g/10分のものである。また、エチレン
単位含有量は、65〜90重量%、好ましくは70〜8
5重量%である。密度が0.910g/cm3 を超える
場合は、包装時にフィルムを引き伸ばしたときに不均一
な伸びを生じ、また透明性が著しく低下する。さらに、
メルトフローレートが小さすぎると、伸び特性が低下す
るばかりでなく押出性に問題を生じやすく、逆に大きす
ぎる場合には、強度特性の低下および成形安定性の低下
という問題が生じる恐れがある。
【0017】本発明の表面層(A)は、上記樹脂を単独
あるいは、2種類以上混合して、またはこれらを含む組
成物として形成することができるが、好ましくは、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体,密度が0.910g/cm
3 以下でエチレン単位含有量が65〜90重量%のエチ
レン−α−オレフィン共重合体あるいはそれらの混合物
またはこれらを主成分とする組成物である。
【0018】また、フィルムの表面層である(A)層
は、前述の樹脂組成物からなるものであり、さらに、適
度の滑り性,自己粘着性,帯電防止性,防曇性を得るた
めに、添加剤を配合することができる。具体的には、ソ
ルビタン脂肪酸エステル,プロピレングリコール脂肪酸
エステル,グリセリン脂肪酸エステル,ポリグリセリン
脂肪酸エステル,ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル,ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル,ポリエチレングリコール脂肪酸エステル,ポリプロ
ピレングリコール脂肪酸エステル,ポリオキシエチレン
脂肪族アルコール,ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル等が挙げられるがこれらに限定されるもので
はない。これらの添加剤は、単独あるいは混合組成物と
して使用されるが、添加量としては、通常0.1〜5.
0重量%、好ましくは0.5〜3.0重量%である。添
加量が少なすぎる場合には、フィルムの改質効果が充分
でなく、一方多すぎる場合には、フィルム表面への浮き
出し量が多く、フィルムがべたつき、その結果、作業性
が著しく低下するほか、被包装物を汚染するなどの問題
が生じる恐れがある。
【0019】次に本発明のストレッチフィルムの中心層
(B)は、(B1 )結晶性ポリプロピレン、(B2 )結
晶性ポリブテン−1及び(B3 )表面層(A)より選ば
れた組成物、の混合組成物である。第一成分である(B
1 )は、結晶性ポリプロピレンであり、従来の公知の方
法で製造されるポリプロピレンあるいは他の樹脂単位と
の共重合体である。好ましくはエチレン、1−ブテン等
またはその他のα−オレフィンとの共重合体が好まし
く、さらに好ましくは、エチレン単位含有量4〜15重
量%、より好ましくは6〜12重量%のプロピレン−エ
チレンランダム共重合体である。その物性については、
特に制限はないが、230℃でのメルトフロレートが
0.1〜15g/10分のものが好ましい。α−オレフ
ィンの単位含有量があまり少ないものでは、柔軟性が損
なわれやすく、逆に多すぎると、熱板でのヒートシール
性の改良効果が充分に期待できない。また、メルトフロ
レートが小さいと、伸び特性が低下し、大きい場合は、
強度の低下が起こり好ましくないことがある。
【0020】第一成分である(B1 )は、自動包装機で
の熱板でのヒートシール時に溶融して穴あきするという
問題を解決するために重要な役割を果たすものであり、
さらにストレッチ時に不均一な伸びを起こさないために
特定の範囲で混合することが重要である。すなわち、
(B1 )の混合割合は、10〜49重量%、好ましくは
20〜45重量%である。(B1 )の混合割合が、10
重量%未満では、熱板でのヒートシール性の改良効果が
充分に得られず、ヒートシール可能な適正な温度範囲が
狭いため、ヒートシールする場合にフィルムが一部溶融
して穴があいてしまうという問題が生じ、それを防止す
るためには、内容物の重量が変化するのに合わせて温度
条件を変更せざるを得なくなり作業性が著しく低下す
る。また、50重量%以上の場合には、他の樹脂成分と
の関係もあるが、フィルムの伸び特性が低下し、ストレ
ッチ包装を行なうときにトレーの変形が起こり張りのあ
る包装が得られないという問題が生じ、さらに、フィル
ムを引き伸ばすときに不均一な伸びを生ずるため包装に
しわが入るという問題を起こす恐れがある。
【0021】次に第二成分である(B2 )は結晶性ポリ
ブテン−1であり、密度が0.880〜0.920g/
cm3 、好ましくは0.885〜0.915g/cm
3 ,190℃におけるメルトフローレートが0.1〜1
0g/10分、好ましくは1〜5g/10分のブテン−
1単独重合体あるいはエチレンあるいはプロピレン等の
α−オレフィン単位含有量1.5〜20重量%のブテン
−1−α−オレフィン共重合体である。密度が小さすぎ
ると、フィルムの横方向の切れ性に対する改良効果が充
分でなく、逆に大きすぎると、柔軟性が低下する恐れが
ある。さらに、メルトフローレートが小さすぎると、他
の樹脂との混合性や押出性が充分でなく、大きすぎるも
のでは、強度特性が低下する恐れがある。
【0022】第二成分である(B2 )は自動包装機での
切れ性を向上し、トレーの送りだしを滑らかにするた
め、および手で容易に横方向に切ることができるために
重要な役割を果たすものであり、さらにストレッチ時に
不均一な伸びを起こさないために特定の範囲で混合する
ことが重要である。すなわち、(B2 )の混合割合は、
10〜49重量%、好ましくは20〜45重量%であ
る。(B2 )の混合割合が、10重量%未満では切れ性
の改良効果が充分に得られず、自動包装機での滑らかな
包装が得られず作業性が著しく低下する。また、50重
量%以上の場合には、他の樹脂成分との関係もあるが、
フィルムの伸び特性が低下し、ストレッチ包装を行なう
ときにトレーの変形が起こり張りのある包装が得られな
いという問題が生じ、さらに、フィルムを引き伸ばすと
きに不均一な伸びを生じるため、包装にしわが入るとい
う問題を起こす恐れがある。
【0023】このように第一成分である(B1 )と第二
成分である(B2 )は、期待する改良効果は異なるが、
混合割合が特定の範囲を超えた場合の問題については同
様の問題を有している。そのために、(B1 )と(B
2 )の合計の混合割合は、20〜98重量%、好ましく
は35〜90重量%、より好ましくは35〜50重量%
である。(B1 )と(B2 )の合計の混合割合が20重
量%未満では、ヒートシール性と切れ性の双方を満足す
る混合割合を得ることは困難であり、98重量%を超え
るとストレッチ時に不均一な伸びを起こす恐れがある。
【0024】さらに、第三成分である(B3 )は、表面
層(A)より選ばれた組成物であり、表面層(A)に使
用した組成物を使用してもよく、また、表面層(A)よ
り選ばれた他の組成物でもよい。成形時の非製品部分を
中心層にリサイクルすることを考慮し、表面層(A)に
使用した組成物を使用するのが好ましい。
【0025】第三成分である(B3 )は、柔軟性や伸び
特性を向上し、緊縛感のある包装を得るために重要な役
割を果たすものである。さらにヒートシール性を低下さ
せないために(B1 ),(B2 )と特定の範囲で混合す
ることが重要である。すなわち、(B3 )の混合割合
は、2〜80重量%、好ましくは10〜65重量%、よ
り好ましくは50〜65重量%である。(B3 )の混合
割合が2重量%未満では、柔軟性や伸び特性を充分に向
上することができず、80重量%を超えるとヒートシー
ル性が低下し、強度が低くなるという問題が生じる恐れ
がある。
【0026】本発明において、(B1 ),(B2 ),
(B3 )の混合組成物を中心層(B)とし、その両側の
表面層(A)がエチレン−酢酸ビニル共重合体,エチレ
ン−アクリル酸エチル共重合体,エチレン−アクリル酸
メチル共重合体,エチレン−アクリル酸共重合体,エチ
レン−メタアクリル酸エチル共重合体,エチレン−メタ
アクリル酸メチル共重合体,エチレン−メタアクリル酸
共重合体,密度が0.910g/cm3 以下でエチレン
単位含有量が65〜90重量%のエチレン−α−オレフ
ィン共重合体から選ばれた少なくとも一種のエチレン系
共重合体あるいはこれらを含む組成物からなる層を積層
する主たる目的は、(B1 ),(B2 ),(B3 )の混
合組成物からなる単体フィルムでは、フィルムの柔軟
性,透明性,光沢,自己粘着性,変形回復性等が充分得
られないためであり、逆にエチレン−酢酸ビニル共重合
体,エチレン−アクリル酸エチル共重合体,エチレン−
アクリル酸メチル共重合体,エチレン−アクリル酸共重
合体,エチレン−メタアクリル酸エチル共重合体,エチ
レン−メタアクリル酸メチル共重合体,エチレン−メタ
アクリル酸共重合体,密度が0.910g/cm3 以下
でエチレン単位含有量が65〜90重量%のエチレン−
α−オレフィン共重合体から選ばれた少なくとも一種の
エチレン系共重合体あるいはこれらを含む組成物からな
る単体フィルムでは、熱板でのヒートシール性,強度等
が充分満足できるものが得られないためである。これら
の問題は、(B1 ),(B2 ),(B3 )の混合組成物
を中心層(B)とし、その両側に前述の表面層(A)の
重合体から選ばれた少なくとも一種のエチレン系共重合
体あるいはこれらを含む組成物からなる層を積層するこ
とによって初めて解決されるものである。
【0027】本発明のフィルムは、上述の(A)層を両
側の表面層とし、(B)層を中心層として積層した三層
構造のフィルムであり、(B)層の両側の表面層(A)
は、同一の組成物を使用してもよく、あるいは上記の組
成物の範疇に属するものの、その成分組成の異なる組成
物を使用してもよい。
【0028】上記組成物からなる積層フィルムは、通常
インフレーション法によって成形されるが、成形後に熱
処理することが望ましく、熱処理後のフィルムの90℃
における収縮率が縦、横いずれの方向においても20%
以下、好ましくは10%以下、さらに好ましくは5%以
下であることが必要である。熱処理後の収縮率が上記範
囲を超える場合については、熱処理の効果が充分に現れ
ていないため、変形回復性の向上が期待できない恐れが
ある。
【0029】さらに、本発明の積層フィルムは、インフ
レーション法において、ブローアップ比3〜12、好ま
しくは5〜12、さらに好ましくは8〜10で成形した
後、35〜110℃、好ましくは40〜100℃、さら
に好ましくは50〜80℃の温度により熱処理するもの
である。インフレーション法においてブローアップ比が
上記範囲未満では、縦横の物性バランスが崩れ、均一な
伸び特性が得られず、また上記範囲を越えると安定した
成形が困難になる恐れがある。
【0030】さらに、インフレーション成形した後、熱
処理することによりフィルムの変形回復性を向上するこ
とができる。熱処理の温度が35℃未満では、熱処理の
効果が充分に得られず、110℃を越えるとフィルムの
取り扱いが困難になる恐れがある。熱処理の方法は、特
に限定されないが、成形時の巻取り行程の前で行っても
良いし、チューブ状の原反あるいは切り開いて巻取った
原反を熱処理した後、所望の幅、長さに巻替えてもよ
い。
【0031】また、本発明の積層フィルムの厚みについ
ては、通常8〜30μm、好ましくは、10〜20μm
である。該フィルムの厚みが8μm未満では、フィルム
の強度や腰の低下によって、フィルムの取り扱い性が著
しく低下し、30μmを超えるとフィルムの引き伸ばし
時の応力が大きくなり、トレーや被包装物を変形してし
まうという問題が起こる恐れがある。
【0032】さらに、フィルム中心層(B)の厚みは、
フィルム全厚みの20%以上85%以下が好ましく具体
的には、2.0〜25.0μm、好ましくは4.0〜1
8.0μmとしたものが好適である。ここで、中心層の
厚みがフィルム全厚みの20%未満では、ヒートシール
性および切れ性の改良効果が期待できず、85%を超え
ると均一な伸び特性を損ねる恐れがある。
【0033】
【実施例】次に本発明を、実施例および比較例により更
に詳しく説明する。 実施例1〜3 表面層(A)用樹脂として、(a1 )エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体(酢酸ビニル含有量が15重量%、190
℃におけるメルトフローレート2.0g/10分),
(a2 )エチレン−1−ブテン共重合体(密度0.88
0g/cm3 、190℃におけるメルトフローレート
3.5g/10分),(a3 )(a1 )50重量%、
(a2 )50重量%からなる混合樹脂組成物。さらに、
(a1 )〜(a3 )の各々の樹脂98重量部にジグリセ
リンモノオレートを2重量部を混合し、ペレタイズして
表面層(A)用の樹脂組成物(a11)〜(a31)とし
た。次に中心層(B)用樹脂として、 (B11)プロピレン−エチレンランダム共重合体(エチ
レン含有量7重量%、230℃におけるメルトフローレ
ート2.0g/10分) (B21)ポリブテン−1(密度0.900g/cm3
190℃におけるメルトフローレート1.0g/10
分) (B31)(a1 )と同一のエチレン−酢酸ビニル共重合
体(酢酸ビニル単位含有量15重量%,190℃におけ
るメルトフローレート2.0g/10分) からなり、(B11)が25重量部、(B21)が35重量
部、(B31)が40重量部を混合し、ペレタイズして中
心層(B)用の樹脂組成物(b1 )とした。これらの組
成物をそれぞれ口径50mm、L/D26の押出機2台
を用いて環状3層ダイスより、層構成が実施例1
(a11)/(b1 )/(a11)、実施例2(a21)/
(b1 )/(a21)、実施例3(a31)/(b1 )/
(a31)になるようにし、樹脂温度190℃,ブローア
ップ比8.0でインフレーション成形し、巻取り行程の
前の二本のロールをチャンバーで囲んだ内部温度50℃
の熱処理工程部を通して熱処理を施し、各層の厚みが5
μm/5μm/5μm;全厚みが15μmのフィルムを
得た。
【0034】このフィルムを使用し、発泡ポリスチレン
製トレーに、肉,魚,惣菜,果実等を載せて、ストレッ
チ自動包装機にて包装を行なった。フィルムの性状およ
び測定結果を表1及び表2に示す。
【0035】なお各項目の物性測定および評価は、下記
の方法で実施した。 1)メルトフローレート;JIS K7210 2)密度;JIS K6760 3)ヘイズ(透明性);JIS K7105 4)グロス(光沢);JIS K7105 5)クラリティ(透視性);村上色彩技術研究所製クラ
リティメータを用いてスリット幅1mmで測定 6)破断強度;JIS Z1702 7)伸び;JIS Z1702 8)変形回復性;幅15mm、長さ100mmの試料片
を200mmまで伸長し、直ちに解放し30秒後に試料
片の長さを測定し、試料片が戻った長さで示した。 9)伸び特性;フィルムを引き伸ばしたときにネッキン
グを起こしているかどうかを調べた。 10)自己粘着性;縦横100mmの試料片を2枚重ね
合わせ、それぞれのフィルムの端を上下の板にテープで
固定し、上下に引き剥して測定した。 11)防曇性;300mlのビーカーに20℃の水10
0mlを入れてフィルムで覆い1℃の冷蔵庫に保管した
ときのフィルムの曇り具合いを目視で5段階評価した。
(最良を5とした。) 12)ヒートシール性;自動包装機の熱板のヒーター温
度を50〜160℃に設定し、ストレッチ包装されたト
レーを熱板上に数秒間静止させ、トレー底部のシール強
度および穴あきの有無で評価し、良好なシールが可能な
温度範囲で示した。 13)自動包装機適性;しわの発生、トレーの割れや歪
み、フィルムの繰り出し性、切れ性等の問題がなく、ス
トレッチ包装が可能かを判定した。 14)切れ性;横方向に手で切れ具合いを官能評価し、
横方向にまっすぐに切れるものを5とし、切れないもの
や曲がって切れてしまうものをその程度によって5段階
評価した。 15)熱収縮率;幅10mm、長さ150mm(標線間
100mm)のフィルムを90℃の水浴に20秒間浸
し、直ちに冷水に浸した後、測定し収縮した長さの割合
で示した。
【0036】実施例4〜6 表面層(A)用樹脂を(a11)とし、中心層(B)用樹
脂として、 (B12)プロピレンーエチレンランダム共重合体(エチ
レン含有量4重量%、230℃におけるメルトフローレ
ート2.0g/10分) (B13)プロピレンーエチレンランダム共重合体(エチ
レン含有量12重量%、230℃におけるメルトフロー
レート8.0g/10分) (B22)ポリブテン−1(密度0.895g/cm3
190℃におけるメルトフローレート3.0g/10
分) (B23)ポリブテン−1(密度0.915g/cm3
190℃におけるメルトフローレート2.0g/10
分) (B31)エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単
位含有量15重量%,190℃におけるメルトフローレ
ート2.0g/10分) からなり、(B12)が15重量部、(B23)が15重量
部、(B31)が70重量部を混合し、ペレタイズして中
心層(B)用の樹脂組成物(b2 ),(B13)が45重
量部、(B23)が45重量部、(B31)が10重量部を
混合し、ペレタイズして中心層(B)用の樹脂組成物
(b3 ),(B11)が30重量部、(B22)が30重量
部、(B23)が15重量部、(B31)が25重量部を混
合し、ペレタイズして中心層(B)用の樹脂組成物(b
4 )とした。
【0037】これらの組成物をそれぞれ口径50mm、
L/D26の押出機2台を用いて環状3層ダイスより、
層構成が実施例4〜6に対して(a11)/(b24
/(a11)になるようにし、樹脂温度190℃,ブロー
アップ比10.0でインフレーション成形し、巻取り行
程の前の二本のロールをチャンバーで囲んだ内部温度6
0℃の熱処理工程部を通して熱処理を施し、各層の厚み
が5μm/5μm/5μm;全厚みが15μmのフィル
ムを得た。
【0038】このフィルムを使用し、発泡ポリスチレン
製トレーに、肉,魚,惣菜,果実等を載せて、ストレッ
チ自動包装機にて包装を行なった。フィルムの性状およ
び測定結果を表1及び表2に示す。
【0039】実施例7 実施例6と同様に(a11)/(b4 )/(a11)になる
ように樹脂温度190℃,ブローアップ比10.0でイ
ンフレーション成形し、熱処理を施さずにチューブ状に
緩く巻取った原反を45℃に保った室内に24時間保管
した後、スリッターによって巻替えて、各層の厚みが5
μm/5μm/5μm;全厚みが15μmのフィルムを
得た。このフィルムを使用し、発泡ポリスチレン製トレ
ーに、肉,魚,惣菜,果実等を載せて、ストレッチ自動
包装機にて包装を行なった。フィルムの性状および測定
結果を表1及び表2に示す。
【0040】比較例1 中心層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単
位含有量15重量%,190℃におけるメルトフローレ
ート2.0g/10分)30重量%;ポリブテン−1
(密度0.915g/cm3 ,190℃におけるメルト
フローレート2.0g/10分)70重量%からなる樹
脂組成物とし、表面層をエチレン−酢酸ビニル共重合体
(酢酸ビニル単位含有量15重量%,190℃における
メルトフローレート2.0g/10分)98.5重量
%;ソルビタンモノオレート1.5重量%からなる組成
物として、実施例1と同様の方法で成膜し、各層の厚み
が、5μm/5μm/5μm;全厚みが15μmのフィ
ルムを得た。このフィルムを使用し包装を行なった。フ
ィルムの性状および測定結果を表3及び表4に示す。な
お、各項目の物性測定および評価は、実施例と同様の方
法で行なった。
【0041】比較例2 中心層をエチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単
位含有量15重量%,190℃におけるメルトフローレ
ート2.0g/10分)30重量%;プロピレンーエチ
レンランダム共重合体(エチレン単位含有量7重量%,
230℃におけるメルトフローレート2.0g/10
分)70重量%からなる組成物とし、表面層をエチレン
−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル単位含有量15重量
%,190℃におけるメルトフローレート2.0g/1
0分)98.5重量%;ジグリセリンモノオレート2.
0重量%からなる組成物として、実施例1と同様の方法
で成膜し、各層の厚みが、5μm/5μm/5μm;全
厚みが15μmのフィルムを得た。このフィルムを使用
し包装を行なった。フィルムの性状および測定結果を表
3及び表4に示す。なお、各項目の物性測定および評価
は、実施例と同様の方法で行なった。
【0042】比較例3,4 実施例1および6の熱処理を施さないこと以外の他の条
件を同じとして、各層の厚みが、5μm/5μm/5μ
m;全厚みが15μmのフィルムを得た。このフィルム
を使用し包装を行なった。フィルムの性状および測定結
果を表3及び表4に示す。なお、各項目の物性測定およ
び評価は、実施例と同様の方法で行なった。
【0043】比較例5,6 実施例1と同じ樹脂及び構成においてブローアップ比を
12.5にてインフレーション成形を試みたが、バブル
の安定が悪くフィルムを得ることができなかった。さら
に、ブローアップ比2.5にて成形したものについて
は、縦横の物性バランスが悪く、特に横方向にストレッ
チするとネッキングを容易に生じたため、ストレッチフ
ィルムとして使用できるものではなかった。
【0044】
【表1】
【0045】
【表2】
【0046】
【表3】
【0047】
【表4】
【0048】
【発明の効果】以上の如く、本発明の食品包装用ストレ
ッチフィルムは、特に変形回復性に優れる外、透明性、
光沢、透視性に優れ、フィルムを引き伸ばしたときに均
一な伸び特性を有し、自動包装機におけるヒートシール
性に優れ、包装機械適性があり作業性にも優れたもので
ある。また、食品包装用ストレッチフィルムに要求され
る通気性,防曇性,水蒸気透過性,自己粘着性等の物性
も良好である。さらに、従来の可塑化ポリ塩化ビニル製
ストレッチフィルムのような用済み後の廃棄処理の問題
がなく、食品衛生上も全く問題の無いものである。した
がって、本発明の食品包装用ストレッチフィルムは、種
々の青果物,鮮魚,精肉,惣菜等の食品をストレッチ包
装するためのフィルムとして幅広い利用が期待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠田 東洋海 大分県大分市大字中の洲2番地 昭和電工 株式会社大分研究所内 (72)発明者 岩本 智志 大分県大分市大字中の洲2番地 昭和電工 株式会社大分研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三層構造からなる積層フィルムであっ
    て、該フィルムの両側の表面層(A)が、エチレン−酢
    酸ビニル共重合体,エチレン−アクリル酸エチル共重合
    体,エチレン−アクリル酸メチル共重合体,エチレン−
    アクリル酸共重合体,エチレン−メタアクリル酸エチル
    共重合体,エチレン−メタアクリル酸メチル共重合体,
    エチレン−メタアクリル酸共重合体,密度が0.910
    g/cm3 以下でエチレン単位含有量が65〜90重量
    %のエチレン−α−オレフィン共重合体から選ばれた少
    なくとも一種のエチレン系共重合体あるいはこれらを含
    む組成物からなり、中心層(B)が、(B1 )結晶性ポ
    リプロピレン、(B2 )結晶性ポリブテン−1、(B
    3 )表面層(A)より選ばれた組成物であり、各混合割
    合が重量比で0.20≦(B1 +B2 )/(B1 +B2
    +B3 )≦0.98;0.1≦(B1 )/(B1 +B2
    +B3 )≦0.49;0.1≦(B2 )/(B1 +B2
    +B3 )≦0.49;0.02≦(B3 )/(B1 +B
    2 +B3 )≦0.80からなり、かつインフレーション
    成形後の積層フイルムの90℃における収縮率が20%
    以下であることを特徴とする変形回復性に優れた食品包
    装用ストレッチフィルム。
  2. 【請求項2】 ブローアップ比3〜12でインフレーシ
    ョン成形した後、35〜110℃の温度において熱処理
    することを特徴とする請求項1記載の変形回復性に優れ
    た食品包装用ストレッチフィルムの製造方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6359768A (ja) * 1986-08-29 1988-03-15 Hitachi Ltd 電力変換装置の制御装置
GB2355956A (en) * 1999-11-05 2001-05-09 Abdul Aziz Okhai Gas-permeable sealing film
US6476137B1 (en) * 1998-04-16 2002-11-05 Cryovac, Inc. Ternary polymer blend, the film containing it, and the easy-to-open package made therewith
JP2010143088A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Dainippon Printing Co Ltd 積層体
JP2015506295A (ja) * 2012-01-11 2015-03-02 エーブリー デニソン コーポレイションAvery Dennison Corporation ポリオレフィンコアを備えた多重層化シュリンクフィルム
US10525678B2 (en) 2011-10-14 2020-01-07 Avery Dennison Corporation Shrink film for label

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