JPH06269772A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JPH06269772A
JPH06269772A JP5118487A JP11848793A JPH06269772A JP H06269772 A JPH06269772 A JP H06269772A JP 5118487 A JP5118487 A JP 5118487A JP 11848793 A JP11848793 A JP 11848793A JP H06269772 A JPH06269772 A JP H06269772A
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filter medium
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sterilization
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敦 長谷川
Toshihiro Otsubo
寿弘 大坪
Masaya Ichikawa
雅弥 市川
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    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

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  • Sewage (AREA)
  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 微生物による生物的分解、紫外線による殺
菌、光触媒による殺菌および脱臭を組み合わせた小型化
可能な一体構造型の浄水装置を提供する。 【構成】 紫外線ランプ34の周囲に円筒状に光励起触
媒を有する第1濾材36を設け、光励起触媒の周囲に円
筒状に多孔質セラミックボールからなる第2濾材38を
設ける。流入管28から金属容器32内に流入される汚
水は、第2濾材38、第1濾材36を通り、流出管30
から排出される。このとき紫外線ランプ34から照射さ
れる紫外線により殺菌されかつ第1濾材36の光励起触
媒が励起され、この光励起触媒が殺菌および脱臭作用を
発揮する。第2濾材38では、これに付着繁殖した微生
物により有機物が分解される。これにより、装置の小型
化かつ一体構造化が可能となり、化学的分解および生物
的分解によって広範囲の汚濁物を初期から高効率で分解
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水を浄化殺菌する浄水
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家庭用または業務用の風呂等は、入浴の
度に汚れや湯垢の浮遊や菌の繁殖が発生するため、湯を
交換したりあるいは浴槽の掃除をすることが必要とな
る。このような風呂等の水を浄化する殺菌装置として
は、例えば特開平2−68190号公報に示されるよう
に、光触媒と紫外線を組み合わせ、浄化および殺菌を同
時に行う方法が知られている。また例えば図11に示す
ように、多孔質セラミックを有する浄化装置1と紫外線
ランプを有する紫外線殺菌装置2とを組み合わせ、前記
多孔質セラミックに繁殖した微生物により汚水中の有機
物を吸着分解し、紫外線ランプから照射される紫外線に
より殺菌する方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
特開平2−68190号公報に示す従来の浄水装置によ
ると、光触媒と紫外線を組み合わせて浄化および殺菌を
同時に行う方法であるから、生物的処理を伴うものでは
ないので、浄化される汚濁物が限定される。また、例え
ば図11に示される従来の浄水装置によると、生物的処
理を伴う浄化装置1と紫外線を照射する紫外線殺菌装置
2とが別体であることから、装置が大型化するという問
題がある。さらには、光触媒と紫外線を組み合わせ全て
の汚濁物を除去しようとする構成にすると、紫外線ラン
プの出力を増大したりフィルタを大型にしなければなら
ないという問題がある。
【0004】さらに、従来の自動洗浄技術としては、実
開平3−67955号公報に示されるように、濾材内に
埋没させた撹拌棒を駆動モータにより回転させる方法が
開示されているが、この技術では濾材の破壊を招きやす
く、濾材が固着した場合、駆動モータの軸受の偏心によ
る故障もしくは撹拌棒の折れが発生しやすい。本発明
は、上記問題点を解決するためになされたもので、生物
的分解、紫外線による殺菌、光触媒による殺菌および脱
臭を組み合わせることにより浄水装置を一体型装置にし
小型化を図るようにした浄水装置を提供することを目的
とする。
【0005】併せて本発明は、濾材付着物をエアレーシ
ョンにより分離浮上させ、この濾材付着物を水流により
浄化筒外に排出し、濾材洗浄時以外の時に泡風呂への空
気を供給可能にした浄水装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明の浄水装置は、請求項1では、殺菌作用を有す
る紫外線ランプと、この紫外線ランプの周囲に設けら
れ、紫外線の照射により殺菌および脱臭作用を発揮する
光励起触媒と、前記光励起触媒の周囲に設けられ、微生
物を繁殖させて有機物の分解作用を発揮する多孔質セラ
ミックと、前記紫外線ランプから照射される紫外線が前
記多孔質セラミックに照射されるのを遮断する遮蔽体と
を備えたことを特徴とする。
【0007】本発明の浄水装置は、請求項2に記載する
ように、前記構成に加えて、前記紫外線ランプ、光励起
触媒、多孔質セラミックおよび遮蔽体から構成される一
体型浄化殺菌装置の水入口側の水循環経路に空気を混入
する空気混入手段を備えるのが望ましい。また、本発明
の浄水装置は、請求項3に記載するように、殺菌作用を
有する紫外線ランプと、この紫外線ランプの周囲に設け
られ、紫外線の照射により殺菌および脱臭作用を有する
とともに紫外線を遮蔽する遮蔽機能を有する光励起触媒
と、前記光励起触媒の周囲に設けられ、微生物を繁殖さ
せて有機物の分解作用を発揮する多孔質セラミックとを
備えたことを特徴とする。
【0008】さらにまた、本発明の浄水装置は、請求項
4に記載するように、洗浄モード時、空気を混入した水
を前記浄化殺菌筒内に間欠的に流すことを特徴とする。
【0009】
【作用】前記発明の構成によると、請求項1では、紫外
線ランプの周囲に主として化学的分解を行う光励起触媒
を設け、さらにその外周側に遮蔽体により紫外線から微
生物を護り生物的分解を行う多孔質セラミックを設ける
構造としたため、小型化かつ一体構造化が可能となり、
小型ながら広範囲の物質からなる汚濁物を分解できる。
【0010】水質等により分解しきれない汚れ成分が濾
材表面に徐々に付着沈殿する場合、濾材における生物浄
化機能が低下するため、請求項2に記載するように、前
記空気混入手段により循環水中に空気を混入する。する
と、浄化時、一体型浄化殺菌装置内の酸化浄化が促進さ
れる。洗浄時は、水と空気の混合流により多孔質セラミ
ックが振動されるので、多孔質セラミックに付着した有
機物や微生物が洗浄される。
【0011】本発明の請求項3では、光励起触媒自体が
紫外線の遮断機能を有するため、紫外線を遮断する遮蔽
体を別途設けることが不要となるので、なお一層小型軽
量の一体型浄化殺菌装置となる。本発明の請求項4で
は、濾過モード時などに徐々に堆積される濾材付着物を
除去するため、洗浄モード時に空気を混入した水を浄化
殺菌筒内に間欠的に流す。このため、濾材周囲にエアレ
ーションをするため、空気混合による流量(流速)の大
幅増と気泡の表面張力とにより付着物を効果的に分離浮
上させ、濾材付着物を効果的に落とすことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (第1実施例)浴槽の浄水装置に本発明を適用した第1
実施例を図1〜図3に示す。図2に示すように、浴槽1
0の側部に形成される基台12の頂面に水浄化システム
18が取り付けられている。水浄化システム18の内部
に浄水装置としての一体型浄化殺菌装置20が設けられ
ている。一体型浄化殺菌装置20の流入管28に入口配
管24が連結され流出管30に出口配管26が連結され
ている。入口配管24の上流側端部には、浴槽10に溜
められる水に浸漬される位置に吸込口14が形成され、
入口配管24の途中には水を汲み上げるポンプ22が取
り付けられている。一方、出口配管26の下流側端部に
は、浴槽10に溜められる水に浸漬される位置に戻し口
16が形成されている。
【0013】前記の一体型浄化殺菌装置20は、その具
体的な構成が図1および図3に示される。円筒状の金属
容器32の内部には、その中心軸位置に紫外線ランプ3
4が配置され、その外周部に一定の厚さをもつ円筒状の
第1濾材36が配置され、さらにこの第1濾材36を取
り囲むように一定の厚さをもつ円筒状の第2濾材38が
設けられている。
【0014】紫外線ランプ34は、軸方向に延び、その
外周部が有底円筒状の遮蔽体40で覆われている。遮蔽
体40は、例えば石英管、樹脂管等からなり、内部は真
空になっており、紫外線を透過しかつ水を遮断する構造
になっている。遮蔽体40の外周部は水を流通させるた
めの空間部42が形成されている。第1濾材36は、光
触媒からなり、一定の厚さtの厚さをもつ円筒状に形成
されるもので、紫外線ランプ34の外周位置に配置され
ている。第1濾材36の内周壁には水を透過するメッシ
ュ状の円筒状の支持体44が形成され、第1濾材36の
外周壁には水を透過し紫外線を透過しない遮蔽体46が
形成されている。支持体44、遮蔽体46の一端44
a、46aは底板48に固定され、支持体44、遮蔽体
46の他端44b、46bは蓋50に固定されている。
【0015】第2濾材38は、多孔質セラミックボール
からなり、この第2濾材38が外筒52とその内側の前
記遮蔽体46の間に充填されている。外筒52の外壁は
金属容器32の内壁に密着固定されている。第1濾材3
6の具体的な構成は次のとおりである。ハニカム状のセ
ラミック構造体の表面にTiO2 、ZnO、ZnS等の
光触媒を担持している。セラミック構造体は、約1μm
以下の孔径をもつ孔が多数形成されたものである。本発
明としては、このセラミック構造体に代えて活性炭を用
いても良い。このセラミック構造体、活性炭等に担持さ
れる光触媒により、水中の臭い成分、無機塩他の分子径
の小さい物質を主に吸着分解する。
【0016】第2濾材38は、多孔質セラミックボール
を充填したもので、多孔質セラミックボールの表面に微
生物を付着繁殖させ、この微生物によって水中の湯垢、
ぬめり等の有機物を主に生物的処理して分解する。次に
浴槽10中の汚水の浄化作用を説明する。吸入口14か
ら入口配管24にポンプ22により汲み上げられた水
は、流入管28から金属容器32の内部に流入し、第2
濾材38に湯垢、ぬめり等の比較的分子径の大きい有機
物が吸着され、第2濾材38に付着繁殖している微生物
により有機物が分解される。第2濾材38の隙間をさら
に中心側に向かって流れる水は、遮蔽体46を透過し第
1濾材36に臭い成分、無機塩その他の分子径の小さな
物質が吸着される。第1濾材36では紫外線照射により
励起した光触媒により吸着物の分解が行われる。
【0017】また紫外線ランプ34から照射される紫外
線は、支持体44を透過し、第1濾材36の光触媒を励
起させると同時に、遮蔽体46によって第2濾材38へ
の透過が遮蔽される。これにより、第2濾材38への紫
外線の照射が防止されるので、第2濾材38で繁殖した
微生物の殺菌が防止される。第1濾材36から径内側に
向かい支持体44を透過した水は、空間部42、流出管
30、図2に示す出口配管26および戻し口16を経由
して浴槽10に還流される。
【0018】前記第1実施例によれば、浴槽水中の汚濁
物を完全に除去するため、有機物の分解作用を有する多
孔質セラミックと、殺菌および脱臭作用を有する光励起
触媒と、この光励起触媒を励起させるための殺菌作用を
有する紫外線ランプとが一体構造で形成される構成をも
つから、有機物、無機物等のあらゆる汚濁物をコンパク
トな装置で完全に除去できるという効果がある。したが
って、吸込口14から汲み上げられ、戻し口16から浴
槽10の内部に戻される水は、前述の如く全ての汚濁物
の除去がなされた状態で還流される。
【0019】従来例においては、例えば図11に示すよ
うに、汚物を分解除去する生物的分解装置とこの装置と
別体の化学的分解装置とが分離独立した構造をもつので
あったが、本発明においてはこの生物的分解と化学的分
解の両分解機能をもつ構成を一体化した点に特徴があ
る。さらには前記第1実施例によると、初期時、第2濾
材38の多孔質セラミックボールには微生物が付着して
いない状態にあるから第2濾材38による初期の有機物
分解機能は低下しているが、しかし、紫外線ランプ34
から照射される紫外線により光励起触媒をもつ第1濾材
36が初期から有機物の分解機能を有するので、第1濾
材36による初期立ち上がり有機物分解性能が良好で、
浄化性能の安定が保持されている。
【0020】次に、本発明第1実施例と比較例1、2を
対比し、本発明の作用効果について説明する。比較例1
は、生物的浄化機能をもつ多孔質セラミックボールと紫
外線光を照射する光源とを備えた浄化装置である。この
比較例1の浄化装置によると、有機物その他の物質の浄
化を濾材に付着繁殖した微生物のみで行うため、微生物
が繁殖してバイオバランスが確保されるまでは浄化性能
が不良であり、図4に示すように、汚濁物の分解率の初
期分解率が低く、初期浄化特性が悪い。
【0021】比較例2は、化学的浄化機能をもつ光触媒
と紫外線光を照射する光源とを備えた浄化装置である。
この比較例2の浄化装置によると、汚濁物すべてを化学
的浄化するためには紫外線照射量をかなり多くする必要
があるから濾材の大型化を避けられない。これに対し、
前記本発明の第1実施例によると、前記比較例1と比較
例2の双方の分解浄化機能を併せもち、しかも前述のよ
うに一体型の構造にしたので浄化性能の向上と小型化と
2つの課題を同時に解決するという効果がある。特に図
4に示すように、前記第1実施例の水浄化殺菌装置によ
ると、初期立ち上がり時から有機物の分解率が高いこと
が判る。これは、初期時から紫外線による殺菌効果なら
びに有機物分解効果が発揮されることが一因となってい
る。
【0022】(第2実施例)次に、本発明の第2実施例
を図5および図6に示す。第2実施例による水浄化殺菌
装置は、容器内の水の流れを効率よく流して生物的分解
ならびに化学的分解性能を安定させたものである。第1
濾材361は、円筒状で紫外線ランプ34の外周部に空
間部42を介して配置され、メッシュ状に所定の厚さを
もって形成されている。この第1濾材361の構成は、
前記実施例と同様に、TiO2 、ZnO、WO3 その他
の光触媒がメッシュ状の例えばセラミック構造体に担持
されている。紫外線ランプ34からの紫外線が光触媒に
照射されることで、光触媒が励起され、励起された光触
媒によって有機物、無機塩その他の分子径の小さい物質
を酸化分解する。浄化される水は図6に示す矢印方向に
第1濾材361の外壁側から内壁側に透過するようにな
っている。
【0023】第1濾材361と第2濾材38との間には
円筒薄板状の遮蔽体461が設けられ、遮蔽体461
は、水の透過を遮断する仕切り板として機能し、一端4
62が環状に底板463に接合されている。また遮蔽体
461の内壁面は鏡面が形成されている。これにより、
紫外線の第2濾材38への透過を防止している。遮蔽体
461の他端464は金属容器32の内部で自由端にな
っている。
【0024】流入管281から矢印方向に第2濾材38
に流入した水は、矢印100方向に流れて遮蔽体461
の他端464の部分で矢印101方向にUターンして第
1濾材361を外壁から内壁に矢印102に示すように
透過し、空間部42を経由して流出管30から排出され
る。この水の流れの途中、第2濾材38による主として
生物的分解ならびに第1濾材361による主として化学
的分解がなされることは前記第1実施例と同様である。
【0025】前記第2実施例によると、水の流れが円筒
状の仕切り板の機能を果たす遮蔽体461により軸方向
に規制されるため、水の流れが第2濾材38の中を矢印
方向に軸方向に流れ、遮蔽体461の他端464で矢印
101に示すようにUターンして反対方向の軸方向に流
れる。したがって、第1濾材361の外壁側から内壁側
へ軸方向に均一に水が透過するため、水の流れに澱みが
なく万遍なく流通が確保されるため、生物的分解および
化学的分解の両分解効率が良好になるという効果があ
る。
【0026】(第3実施例)本発明の第3実施例を図7
に示す。第3実施例は紫外線ランプ34から照射される
紫外線が第2濾材38に照射されないように紫外線を遮
断する点を工夫した例である。前記第1実施例に示す支
持体46に代えて、第1濾材36と第2濾材38の間に
横断面形状が渦巻状の遮蔽案内板465を軸方向に配置
している。遮蔽案内板465の渦巻き方向は、図7に示
した方向と反対方向に形成しても良い。その他の構成に
ついては前記第1実施例と同様であるので説明を省略す
る。
【0027】第3実施例によると、遮蔽案内板465の
外径側端部466と隣り合う遮蔽案内板465の内径側
端部467とが径方向にオーバーラップするように形成
されることで、紫外線ランプ34から放射方向に照射さ
れる紫外線が第2濾材38に遮蔽される。この紫外線の
遮断により第2濾材38に繁殖する微生物の殺菌が防止
され、微生物による有機物の生物的分解作用が損なわれ
ない。
【0028】(第4実施例)本発明の第4実施例を図8
に示す。第4実施例は、金属容器の断面形状を楕円状に
し、装置の薄型化を図った例である。金属容器321は
横断面が楕円状になっており、その他の構成については
第2実施例を示す図5と同様であるので、図5に示す構
成と実質的に同一部分については同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0029】第4実施例によると、金属容器321の薄
型化を図ったことにより省スペースに浄化殺菌装置を取
り付け可能になるという効果がある。なお、前述した実
施例では、水の流れ方向を光触媒側から微生物繁殖側に
流れるようにしたが、水の流れ方向はこれと反対方向に
微生物繁殖側から光触媒側に流れるようにしても良い。
また、前記の金属容器32は、金属製としたが、樹脂製
にしても良い。さらには、支持体44、46についても
金属製、樹脂製であっても良い。
【0030】(第5実施例)本発明の第5実施例を図9
に示す。浄化殺菌システム80は、水槽70、浄化殺菌
塔61、水循環ポンプ67、水流中に空気を混入せしめ
るエゼクタ等の空気混入装置66、水流路を切り換える
ための流路切換弁65、電磁弁68、69および吸入管
71、吐出管72、排水管73より構成される。
【0031】浄化殺菌塔61は、筒状の容器82内に多
孔質セラミックボール62、樹脂あるいはセラミック等
にTiO2 、Fe23 、ZnO他の半導体、あるいは
その半導体にPt、NiO、Cu他の金属をさらに担持
させたものを担持した光触媒63、水と遮断するため石
英他の紫外線透過ガラスによって二重管構造をなした紫
外線ランプ64を具備する。容器82の蓋体84には容
器82内の空気を外部に流出させる空気抜き弁78が設
けられている。
【0032】次にこの第5実施例の作動について述べ
る。浄化殺菌運転時、図9中実線の矢印で示すように、
循環ポンプ67によって水槽70より吸入された汚濁水
は、空気混入装置66によって空気と混合し、吸入口7
4より浄化殺菌塔61に流入する。流入した汚濁水は、
紫外線ランプ64より照射される紫外線によって殺菌さ
れ、さらに紫外線を照射された光触媒63で生成される
OHラジカルによって酸化浄化される。このとき、汚濁
水には、空気混入装置66によって混入された空気(酸
素)が、通常の汚濁水よりも多量に存在するため、酸化
浄化が促進される。濾材通過後の浄化水は、吐出口76
より吐出管72へ吐出される。
【0033】ここに、半導体光触媒を用いた有機物の分
解処理に関する基礎的研究例を表1に示す。表1は、
「水処理技術」1985年第26巻No.4より抜粋したデ
ータである。
【0034】
【表1】 表1に示されるように、酸素あるいは空気通過下で光照
射を行うと、窒素通気下のものより相対的にTOC(有
機物の量)の減少量が大きく、分解が促進されているこ
とが判る。さらに、汚濁水は、多孔質セラミックボール
62の間を上方より下方に向けて流れる際に、セラミッ
クに付着している微生物により浄化され、水槽70に環
流される。このとき混入空気は、空気抜き弁78より浄
化殺菌塔61の外部に排気される。
【0035】洗浄運転時は、図9中破線矢印で示すよう
に、循環ポンプ67によって吸入された水が、空気混入
装置66によって空気と混合し、吸入口75より浄化殺
菌塔61に流入する。汚濁水中の有機物や微生物が付着
した多孔質セラミックボール62は、混入した空気によ
って振動し、さらに流れ方向が浄化運転時とは逆転する
ため、効率よく洗浄される。濾材通過後の洗浄水は、排
水口77より排水される。以上の構成、作動により、光
触媒による化学的浄化性能の向上と、濾材付着物の高効
率の除去が可能となる。
【0036】前記第5実施例による濾材汚れの除去実験
データを図10に示す。水洗浄に対する濾材汚れ除去効
果は、水流による洗浄効果と空気混合流による洗浄効果
を対比すると、空気混合流による洗浄効果が水流による
洗浄効果に比べ相対的に大幅に向上していることが判
る。 (第6実施例)本発明の第6実施例を図12〜14に示
す。
【0037】第6実施例は、多孔質セラミック、紫外線
ランプ、光触媒およびヒータを組合せ、かつ紫外線を遮
断する遮蔽体を廃止した例である。図12、図13およ
び図14に示すように、この浄化殺菌塔90は、樹脂ま
たは金属製の円筒容器91の内部に外側より多孔質セラ
ミックに微生物を付着繁殖させ、水中の湯垢を吸着およ
び分解する第2濾材92、孔径1μm以下の多孔質セラ
ミックからなり波板状およびハニカム状に成形され、T
iO、ZnO、WO 3 等の光触媒を担持して吸着および
分解をする第1濾材93、紫外線を照射する紫外線ラン
プ94、紫外線を透過し水を透過しない石英等からなる
遮蔽体95、第2濾材92と第1濾材93を収納するた
めのステンレス等の金属製内ケース96、第2濾材92
および第1濾材93を支持するためのステンレス等の上
パンチングメタル97と下パンチングメタル98、浄化
塔底部パンチングメタル98を支持するためのリブ9
9、水流入管110、水流出管111、蓋112、ヒー
タ収納部113、ヒータ114より構成される。第1濾
材93は、図14に示すようなハニカム状の光触媒担持
体形状をしている。図14において長さa:3.3m
m、幅b:1.9mmである。
【0038】流入管110より容器91に流入した水
は、下パンチングメタル98と内ケース96との間の空
間部から第1濾材93と紫外線ランプ94との空間部A
および第2濾材92の空間部Bを流れる。空間部Bより
空間部Aの方が圧力損失が低いため、水は主に空間部A
を流れ、紫外線ランプ94からの紫外線の照射により殺
菌され、第1濾材93と第2濾材92へと流れる。この
とき、第1濾材93では、紫外線照射により励起した光
触媒により有機物、臭い分子および吸着物の分解が行な
われると同時に、紫外線を遮断するかあるいはその紫外
線透過量を減少させ、第2濾材92の微生物の殺菌を防
止する。第2濾材92では、濾材を単体として付着また
は増殖している微生物により有機物の分解および多孔質
濾材による吸着がなされる。さらに水は、ヒータ収納部
113に流れ、ヒータ114により加温され、流出管1
11より浴槽に還流される。
【0039】この第6実施例によると、浄化能力につい
ては、図15に示すように、第1実施例と同等の良好な
汚濁物の分解率を有し、特に初期の汚濁物の分解率が高
いという特徴がある。また、この第6実施例によると、
紫外線の遮蔽体を廃止する構成であるため、図16に示
すように、前記第1実施例に比べ、小流量から大流量ま
で圧力損失が低くなるという効果があるとともに併せて
ポンプの小型軽量化が可能となるという効果がある。さ
らには、この第6実施例によると、浄化殺菌装置の容器
91とヒータ収納部113を一体化することによる小型
軽量化が図れるとともに製造コストを一層低減できると
いう効果がある。
【0040】(第7実施例)次に本発明の第7実施例を
図17〜図21に示す。第7実施例は、浄化殺菌塔90
の容器91に流入する水空気混合流の気泡を泡分離構造
により分離する構造を有する例である。図17(A)、
(B)および図19に示すように、容器91内に横断面
矩形状の筒体120を有する。筒体120は、水と泡を
分離する構造をもつ。また、水空気混合流を発生させる
手段については前記第5実施例の構成と同様である。
【0041】この第7実施例によると、浄化殺菌塔90
の濾過浄化メカニズムについては、前記第5実施例に記
載した濾過浄化メカニズムと同様である。すなわち、空
気混入装置66(図9)により発生された水空気混合流
は、図17に示す泡分離構造の第2濾材92側に混合流
が流入し、第1濾材93側に水流が流入する。このよう
に水空気混合流を混合流と水流に分離するのは、第2濾
材92側に第1濾材93側よりも泡の多い混合流を流す
ことにより第2濾材92の洗浄を効果的に行なうためで
ある。これにより、空気混合流による流速(流量)の大
幅増、気泡の表面張力による異物除去効果大になるもの
と考えられる。
【0042】次に、水流による洗浄効果と気泡流による
洗浄効果の実験データを図18に示す。図18に示すよ
うに、洗浄開始後の経過時間が長くなるとともに濾材の
濁度は低下することが判り、しかも水流洗浄よりも気泡
流洗浄の方が短時間で濁度が低減されることが判る。こ
の水空気混合による洗浄効果を利用し、図17に示す第
7実施例では、水空気混合流によって第2濾材92の洗
浄効果を高めている。図18は、汚濁度濾材洗浄後の排
水の汚濁度が大きいことを示す。本実施例によると、従
来の浴槽水循環浄化器を使用している一般家庭の濾材付
着堆積汚れの除去データよりも約5倍程度良好な洗浄性
能を示すことが判った。
【0043】第7実施例によると、簡単な構成で空気混
合流の分離を浄化塔90内で行なうことができ、空気混
合流による効果的な濾材洗浄が可能となり、定期的な手
洗洗浄等のメインテナンスが不要となるという効果があ
る。図20および図21は、第7実施例の泡分離構造の
変形例を示す。図20に示す泡分離構造は、容器91の
内部に円筒構造の泡分離体122を設けた例である。図
20に示す矢印方向に流入管110から流入した空気混
合流の泡は矢印方向に気泡が流れる。円筒122内に泡
の少ない水流が円筒122内に入ることで、水流と気泡
流が分離される。
【0044】図21に示す泡分離構造は、容器91の内
壁にリブ126を120度等間隔で3本形成している。
この例では円筒体124とリブ126の組合せ構造によ
り簡単な構造で混合流の分離を行うものである。流入管
110から流入した空気混合流の泡は矢印方向に流れ泡
の少ない水流が円筒体124の中に入ることで水流と気
泡流を分離する。これにより、水流による第2濾材92
の効果的な洗浄が行われる。
【0045】(第8実施例)本発明の第8実施例を図2
2、図23および図24に示す。図22に示すように、
浄化殺菌システム130は、浄化殺菌筒90、水循環ポ
ンプ67、空気混入手段132、水流路を切り替えるた
めの水電磁弁134、空気流路を切り替えるための空気
電磁弁136、空気を供給するブロア150より構成さ
れる。
【0046】水槽70の底部には空気の気泡を水中に排
出する噴気板138が設けられている。また浄化殺菌筒
90の構成は基本的に第6実施例と同様の構成にし、浄
化殺菌筒90の底部に噴気板140が設けられている。
浄化殺菌筒90の中底板142と噴気板140の間の領
域139に水流入管110から水を導入できるようにな
っている。また浄化殺菌筒90の上部から水を排出する
水流出管111が設けられている。
【0047】浄化殺菌筒90は、円筒容器91内に多孔
質セラミックボール62、樹脂あるいはセラミック等に
TiO2 、Fe23 、ZnO他の半導体、あるいはそ
の半導体にPt、NiO、Cu他の金属をさらに担持さ
せたものを担持した光触媒63、水と遮断するため石英
他の紫外線透過ガラスによって二重管構造をなした紫外
線ランプ94を具備する。
【0048】浄化殺菌筒90の内部は二重底になってお
り、中底板142は網目状のパンチングメタルからな
り、水流入管110から領域139に流入した水を均一
に上部の濾材92、93に与える。この浄化殺菌システ
ム130の各機器は、表2に示す3種の運転モード、す
なわち、浄化モード、バブルモード、洗浄モードの各運
転モードによって切り替わる。
【0049】
【表2】 通常の濾過モード時、通常時は浄化モードであるが、定
期的に洗浄モードに切り替える。例えばタイマにより
「洗浄」の表示をし、洗浄スイッチをオンして洗浄運転
をさせる。これは、濾過モード時に徐々に堆積される濾
材付着物を定期的に除去するためである。この洗浄モー
ド時、濾材周囲にエアレーションをするため、空気混合
による流量(流速)の大幅増と気泡の表面張力とにより
付着物を効果的に分離浮上させる。さらに浮遊物を水流
によって水流出管111より浄化殺菌筒90の外部へ排
出する。これを交互に数回繰り返すと、付着物を効果的
に落とすことができる。
【0050】バブルモード時、ブロワ150より供給さ
れる空気が空気電磁弁136の1−2となり、噴気板1
38から噴気される。これにより水槽70内が泡風呂に
なり快適な入浴ができる。次に循環ポンプ67、水電磁
弁134、空気電磁弁136およびブロワ150の作動
の制御フローを図23および図24に示し、その詳細な
説明をする。
【0051】バブルモード時、図23に示すように、ス
テップ177にて手動によりバブルスイッチをオンする
と、ステップ178に進み空気電磁弁136の1−2が
開放し、ステップ179に進みブロワ150がオンし、
水槽70内に設置された噴気板138へ空気を供給す
る。例えば、この制御フローではステップ180、18
1に示すように5分間空気を供給すると、ブロワ150
がオフする。ブロワ150のオフ後、噴気板138から
浴槽水が逆流して侵入するが、この場合水面以上は上が
らないため、空気電磁弁136を通してブロワ150へ
の水の侵入はない。このとき空気電磁弁136の1−2
は開放のままで問題はない。
【0052】洗浄モード時、図24に示すように、ステ
ップ160にて洗浄スイッチ160をオンさせると、ス
テップ161、162に示すように、循環ポンプ67が
この制御フロー例では3分間運転し、浄化殺菌筒90内
を完全に水で満たす。次に、ステップ163に進み循環
ポンプ67をオフし、ステップ164、165、166
に示すように、水電磁弁134のA−Bを開放、空気電
磁弁136の1−3を開放、ブロワ150をオンするこ
とで、浄化殺菌筒90内の噴気板140に空気を供給し
多孔質セラミックボール62の表面の付着物を洗浄す
る。この制御例では、ステップ167、168に示すよ
うに、空気供給時間を15秒間とし、その後ブロワ15
0をオフし、ブロワ150内への水の侵入を防ぐためス
テップ169にて空気電磁弁136の1−2を開放にす
る。その後、ステップ170、171、172に示す制
御例のごとく、循環ポンプ67をオンし、このオン時間
を15秒の期間とし、濾材表面付着物を浄化殺菌筒90
の外部へ排出し、水電磁弁134のA−Cを開放にして
浄化殺菌システム130の外部に排出する。以上のステ
ップ163からステップ171までの動作回数nをステ
ップ172に示すように例えば5回繰り返すことによ
り、濾材表面の付着物を完全に洗浄し、浄化殺菌システ
ム130の外部へこの付着物を排出する。その後ステッ
プ173、174に示すように、循環ポンプ67をオフ
し、水電磁弁134のA−B間を開放し、洗浄モードを
終了する。
【0053】この第8実施例によれば、空気電磁弁13
6と水電磁弁134の切替、および、循環ポンプ67と
ブロア150の間欠作動とにより浄化殺菌筒90内の濾
材周囲に空気を混合させることができるため、効果的な
洗浄を行うことができる。このため定期的な手洗メンテ
ナンスが不要となる。さらに、空気電磁弁136の切替
により水槽70内が泡風呂となり快適な入浴ができる効
果がある。
【0054】なお、第8実施例では、遮蔽体のない浄化
殺菌塔(図12参照)に適用したが、本発明では、遮蔽
体のある浄化殺菌塔(例えば図3参照)に、洗浄モード
時、空気を混入した水を間欠的に流す浄水装置にも適用
することができる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の浄水装置
によると、請求項1では、光触媒を利用した化学的分解
と微生物を利用した生物的分解とのそれぞれの機能を果
たす構造部分を一体型の構成としたため、化学的分解の
弱点と生物的分解の弱点を相互に補完するようにして汚
濁物の分解性能を高めることができるという効果があ
る。特に初期特性においては微生物は直ちに繁殖しない
ので生物的浄化が劣るのが一般的であるが、本発明にお
いては、このような初期立ち上りにおいても他方の光触
媒による化学的分解が初期立ち上がり時から効率よく働
くため、汚濁物の分解性能が初期から良好であるという
効果がある。
【0056】また、請求項2では、紫外線ランプ、光励
起触媒、多孔質セラミックおよび遮蔽体から構成される
一体型浄化殺菌装置の水入口側の水循環経路に空気を混
入する空気混入手段を備える構成の場合、循環水中に空
気が混入されることで、浄化運転時、一体型浄化殺菌装
置内の酸化浄化が促進され、洗浄運転時、空気により多
孔質セラミックが振動されるので付着有機物や付着微生
物が効果的に洗浄除去されるという効果がある。
【0057】さらに、請求項3では、紫外線ランプの周
囲に設ける光励起触媒が紫外線遮断機能を有する構造で
あるため、多孔質セラミックに繁殖する微生物を紫外線
から隔離して多孔質セラミックにおける生物的処理分解
が確保されるとともに紫外線遮蔽体の廃止により小型軽
量化が図れるという効果がある。さらにまた、請求項4
では、洗浄時に空気を混合した水を浄化殺菌筒内に間欠
的に流すため、濾材表面の異物の堆積を効果的に防止す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すもので、図3に示す
A−A線断面図である。
【図2】本発明を浴槽に適用した第1実施例を示す概略
構成図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図4】汚濁物の分解率の比較を示す特性図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す横断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す横断面図である。
【図8】本発明の第4実施例を示す横断面図である。
【図9】本発明の第5実施例を示す概略構成図である。
【図10】本発明の第5実施例による濾材汚れの除去実
験データを示す特性図である。
【図11】従来の浄水装置を示す透視図である。
【図12】本発明の第6実施例を示す縦断面図である。
【図13】図12に示す矢印XIII方向矢視図である。
【図14】本発明の第6実施例の第1濾材の構造を示す
断面図である。
【図15】本発明の第6実施例と第1実施例と比較例と
の汚濁物の分解率の比較を示す特性図である。
【図16】本発明の第6実施例と第1実施例の圧力損失
の比較を示す特性図である。
【図17】(A)は本発明の第7実施例を示す模式的縦
断面図である。(B)は図17(A)のB−B線断面図
である。
【図18】水流洗浄と気泡流洗浄の濁度を比較した特性
図である。
【図19】本発明の第7実施例を示す模式的斜視図であ
る。
【図20】泡分離構造体を示す図19に示す例の変形例
を示す模式的斜視図である。
【図21】泡分離構造体を示す図19に示す例の変形例
を示す模式的斜視図である。
【図22】本発明の第8実施例を示す概略構成図であ
る。
【図23】本発明の第8実施例のバブルモード時の制御
フローを示すフローチャート図である。
【図24】本発明の第8実施例の洗浄モード時の制御フ
ローを示すフローチャート図である。
【符号の説明】 34 紫外線ランプ 36 第1濾材(光励起触媒) 38 第2濾材(多孔質セラミック) 46 遮蔽体 61 浄化殺菌塔(一体型浄化殺菌装置) 66 空気混入装置(空気混入手段) 80 浄化殺菌システム 90 浄化殺菌筒(一体型浄化殺菌装置) 92 第2濾材(多孔質セラミック) 93 第1濾材(光励起触媒) 134 水電磁弁 136 空気電磁弁 138 噴気板 140 噴気板 150 ブロワ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 殺菌作用を有する紫外線ランプと、 この紫外線ランプの周囲に設けられ、紫外線の照射によ
    り殺菌および脱臭作用を発揮する光励起触媒と、 前記光励起触媒の周囲に設けられ、微生物を繁殖させて
    有機物の分解作用を発揮する多孔質セラミックと、 前記紫外線ランプから発光される紫外線が前記多孔質セ
    ラミックに照射されるのを遮断する遮蔽体とを備えたこ
    とを特徴とする浄水装置。
  2. 【請求項2】 前記紫外線ランプ、光励起触媒、多孔質
    セラミックおよび遮蔽体から構成される一体型浄化殺菌
    装置の水入口側の水循環経路に空気を混入する空気混入
    手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の浄水装
    置。
  3. 【請求項3】 殺菌作用を有する紫外線ランプと、 この紫外線ランプの周囲に設けられ、紫外線の照射によ
    り殺菌および脱臭作用を有するとともに紫外線を遮蔽す
    る遮蔽機能を有する光励起触媒と、 前記光励起触媒の周囲に設けられ、微生物を繁殖させて
    有機物の分解作用を発揮する多孔質セラミックとを備え
    たことを特徴とする浄水装置。
  4. 【請求項4】 洗浄モード時、空気を混入した水を前記
    浄化殺菌筒内に間欠的に流すことを特徴とする請求項1
    または請求項3記載の浄水装置。
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