JPH0626861Y2 - 手提型無線方向探知機 - Google Patents

手提型無線方向探知機

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JPH0626861Y2
JPH0626861Y2 JP1985185582U JP18558285U JPH0626861Y2 JP H0626861 Y2 JPH0626861 Y2 JP H0626861Y2 JP 1985185582 U JP1985185582 U JP 1985185582U JP 18558285 U JP18558285 U JP 18558285U JP H0626861 Y2 JPH0626861 Y2 JP H0626861Y2
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JP
Japan
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antenna
case
curved surface
receiver
gate electrode
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JP1985185582U
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JPS6293777U (ja
Inventor
磯一 田中
Original Assignee
株式会社光電製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は手提型ケース内に指向性アンテナ部分と受信
指示部分とを収納した無線方向探知機に係るものであ
る。
[従来の技術] この種の無線方向探知機としては、絶縁材で作られた手
提型のケース内の前後部分にアドコックアンテナを配置
するとともに中央部分に受信指示部分を配置したもの
(以下、第1従来技術という)が実開昭56−1195
83などにより開示されており、また、同様のケース内
の前後と下方とに沿ってシールド付きループアンテナを
配置するとともに中央上方部分に配して収納したもの
(以下、第2従来技術という)が実開昭56−1211
78などにより開示されている。
この他、無線方向探知機用アンテナにおいて、反射曲面
の焦点にダイポールアンテナを配置したもの(以下、第
3従来技術という)が特公昭26−174などにより開
示されており、また、無線方向探知機のセンス用アンテ
ナの出力端にコンデンサーを介して電界効果トランジス
タのゲート電極を接続するとともに、このゲート電極を
高抵抗を介してバイア用電源に接続した回路を設けるこ
とにより、センス用アンテナの出力を90°移相するも
の(以下、第4従来技術という)が実公昭45−105
1などにより開示されている。
[考案が解決しようとする課題] 上記の第1従来技術または第2従来技術によるもので
は、電波の方向が180°反対側から来た場合にも同一
の探知信号が得られてしまうため、あらかじめ方向範囲
がある程度わかっている場合にしか使用できないという
不都合があり、この不都合を解決するには、センス用ア
ンテナを併設するか、または、これに代わる何らかの構
成を設けなければならないという不都合がある。
そこで上記の第3従来技術のものを第1従来技術または
第2従来技術のものに組み合わせる構成が考えられる
が、単に指向性アンテナと受信指示部分とを並べたので
は、全体の大きさが大きくなり過ぎて、携行には不向き
のものとなり、第1従来技術・第2従来技術と同様に不
法電波の発射源を探知する場合には、大型過ぎて相手方
に気づかれてしまうなどの不都合が生ずる。
さらに、第4従来技術のものを第3従来技術による指向
性アンテナのダイポールアンテナの出力端のインピーダ
ンス変換に用いるように組み合わせることが考えられる
が、この構成では、アンテナの出力端からコンデンサー
を介してゲート電極に接続することになり、出力の平衡
上、各コンデンサーの容量を全く同一のものに選定する
必要があり、このための選定調整に相当量の作業工数を
要するほか、これを可変コンデンサーにしたのでは大き
くなり、アンテナに対する反射曲面の有効面積を狭ばめ
て探知感度を低下させるなどの不都合が生ずることにな
る。
こうした不都合を無くするとともに、携帯に便利なよう
に、なるべく小型のケースにした感度のよい手提型の方
向探知機を提供するには、各部の配置を具体的にどのよ
うに配置すればよいかという課題がある。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記のような 少なくとも前面が絶縁材で作られた手提型のケースの内
部に、反射曲面の焦点付近にアンテナを配置した指向性
アンテナ部分と、受信機・指示部・電源部を含む受信指
示部分とを収納した無線方向探知機において、 前面の幅を上記の反射曲面の解放端の口径とほぼ同一に
し、奥行を上記の反射曲面の奥行とほぼ同一にしたケー
スと、 上記の反射曲面の後面と上記のケースの側面と後面とで
囲まれた2つの三角形状の隅部分の各隅部分に振り分け
て配置した上記の受信指示部分と、 ダイポールアンテナによる上記のアンテナと、このダイ
ポールアンテナの各出力端にゲート電極を直接接続した
電界効果型トランジスタによるインピーダンス変換回路
とを設けた上記の指向性アンテナ部分と を設けることにより上記の課題を解決し得るようにした
ものである。
[実施例] 以下、図により実施例を説明する。
図において、点線で示したケース1は、前面2が絶縁材
で作られており、手提げのためのハンドル3を設けてあ
る。
そして、の第1図におけるケース1の上側の面が電波を
受波する面であり、この面をケース1の前面2といい、
また、この前面と反対の面、つまり、第1図の下側の面
を後面といい、第1図のケース1の左右の面を側面とい
う。
反射板4は、双曲面に近い形状の曲面で電波を焦点に集
中する効果をもつ反射曲面をもっていてその焦点に近い
位置にアンテナ5を配置し、絶縁材の支柱7によって、
図のように、反射板4の奥の部分で支柱止71により固
定してあり、これらの部分は指向性アンテナ部分を構成
していることになる。
そして、図のように、反射板4の反射曲面の解放側をケ
ース1の前面側に配置し、また、反射板4の解放端の口
径の大きさを、ケース1の前面2の大きさとほぼ同一の
大きさにしてある。
つまり、ケース1と反射板4の反射曲面との大きさの関
係は、ケース1の前面の幅を反射曲面の解放端の口径と
ほぼ同一にし、ケース1の奥行を反射曲面の奥行とほぼ
同一にしてある。
アンテナ5の受信電力は、インピーダンス変換回路8、
給電線6および接続ケーブル21によって、受信機11
の中の増幅・検波回路に導いている。
受信機11は、金属ケースに収納してあり、同調機構1
2によって目標とする電波の波長に同調するとともに、
電波の変調形式や受信感度の調整を行うもので、受信機
11で増幅・検波した出力は、接続ケーブル22により
指示部14に供給しスピーカ15・指示器16の駆動電
力を作る。
スピーカ15は受信した電波の変調音を聴取して目標の
電波を確認し、指示器16は受信した電波の強度に応じ
た指示を行い、また、表示調整機構18によって指示器
16の指示量やスピーカ15の音量を最適に調整する。
電源部20には電池が収納してあり、接続ケーブル23
によって指示部14に電力を供給し、また、受信機11
には接続ケーブル22・23を通して電力を供給してい
る。
そして、受信機11・指示部14・電源部20で構成し
た部分は受信指示部分を構成していることになり、この
受信指示部分は、図のように、反射板4の反射曲面の後
面と、ケース1の両側の側面と、ケース1の後面とで囲
まれた隅部分に配置してあり、具体的には、一方の隅部
分に受信機11を、他方の隅部分に指示部14と電源部
20を配置してある。
つまり、反射板1の反射曲面の後面とケース1の側面と
後面とで囲まれた2つの三角形状の隅部分の各隅部分
に、受信指示部分を振り分けて配置したものになってい
る。
アンテナ5をダイポールアンテナで構成するとともに、
第3図のように、指向性アンテナ部分において、ダイポ
ールアンテナの出力端にインピーダンス変換回路8を接
続して設け、インピーダンス変換した出力を給電線6と
ケーブル21を通して受信機11に供給する。
インピーダンス変換回路8は、アンテナ5、つまり、ダ
イポールアンテナの受信電力を能率よく受信機11に導
くためのもので、具体的には、図のように、ダイポール
アンテナの各出力端から直接に各電界効果トランジスタ
80の各ゲート電極に接続してあり、ソース電極からプ
ッシュプル形式で比較的低インピーダンスの出力を接続
ケーブル21の線85を通して受信機11に供給するも
のである。
そして、各電界効果トランジスタ80のバイアス回路8
4には、各ゲート電極81に適量のバイアス電圧を接続
ケーブル21の線87を通して供給し、また、ドレイン
電極82には給電線6と接続ケーブル21の線86を通
して適量の電力を供給している。
つまり、アンテナ5をダイポールアンテナにするととも
に、ダイポールアンテナの各出力端にゲート電極を直接
接続した電界効果型トランジスタによるインピーダンス
変換回路を、図のように、ダイポールアンテナの各出力
端に近接して配置するようにしてある。
具体的な構成寸法と電波の波長の関係は、ケース1の幅
を50cm、高さを30cm、厚さを20cmに設定した場
合、波長50cm以下の極超短波の電波に対して極めて良
好な方向探知特性を得ることができる。
なお、ケース1の前面2以外の部材は、受信機11等へ
の電波の漏れ込みを防止するために、金属などの導電剤
を用いるのが望ましい。
[使用動作] この考案による無線方向探知機の使用は、まず同調機構
12・調整機構13・表示調整機構18によって、目標
とする電波の聴音と指示量を調整して受信操作を行う。
次に、ハンドル3によってケース1を左右に振りながら
聴音と指示量が最大になる方向を求めることにより、目
標とする電波の到来方向を測定することができる。
また、指示部14に設けたイヤフォーン端子17は、ス
ピーカ15の補助としてイヤフォーンを用いるときに使
用する。
[考案の効果] この考案によれば、反射板4の反射曲面の解放端の口径
がケース1の前面の幅とほぼ同一の大きさにしてあるた
め、小型のケースでも指向性を最大限に鋭くして方向探
知感度を高くすることができ、また、受信指示部分が反
射曲面の後面とケースの両側の側面と後面とで囲まれた
三角形状の隅部分に配置してあるため、反射体4の反射
曲面の大きさを限度とする程度の最小限の大きさで装置
全体を構成することができるので、小型で携行に便利な
大きさにもかかわらず、方向探知感度の高いものを安価
に提供し得る。
また、インピーダンス変換回路を用いる構成の場合に
は、アンテナの出力端からコンデンサーを介することな
く直接に電界効果トランジスタのゲート電極に接続した
インピーダンス変換回路にしてあるため、インピーダン
ス変換回路を小さく構成できるので、反射曲面内に配置
しても、アンテナに対する反射曲面の有効面積を狭ばめ
るようなことがないなどの特長がある。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示し、第1図は上面図、第2図は後面
図、各々ケース部分を点線で示した図であり、第3図は
要部構成の縦断面略図である。 1……ケース 2……前面 3……ハンドル 4……反射板 5……アンテナ 6……給電線 7……支柱 8……インピーダンス変換回路 11……受信機 12……同調機構 13……調整機構 14……指示部 15……スピーカ 16……指示器 17……イヤフォーン端子 18……表示調整機構 20……電源部 21・22・23……接続ケーブル 71……支柱止 81……ゲート電極 82……ドレイン電極 83……ソース電極 84……バイアス回路 85……受信機への受信電力を供給する線 86……ドレイン電極への電力を供給する線 87……ゲート電極への電力を供給する線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも前面が絶縁材で作られた手提型
    のケースの内部に、反射曲面の焦点付近にアンテナを配
    置した指向性アンテナ部分と、受信機・指示部・電源部
    を含む受信指示部分とを収納した無線方向探知機であっ
    て、 前記前面の幅を前記反射曲面の解放端の口径とほぼ同一
    にし、奥行を前記反射曲面の奥行とほぼ同一にした前記
    ケースと、 前記反射曲面の後面と前記ケースの側面と前記ケースの
    後面とで囲まれた2つの三角形状の隅部分の各隅部分に
    振り分けて配置した前記受信指示部分と、 ダイポールアンテナによる前記アンテナと、前記ダイポ
    ールアンテナの各出力端にゲート電極を直接接続した電
    界効果型トランジスタによるインピーダンス変換回路と
    を設けた前記指向性アンテナ部分と を具備することを特徴とする装置。
JP1985185582U 1985-12-03 1985-12-03 手提型無線方向探知機 Expired - Lifetime JPH0626861Y2 (ja)

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JP1985185582U JPH0626861Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03 手提型無線方向探知機

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JP1985185582U JPH0626861Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03 手提型無線方向探知機

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JPS6293777U JPS6293777U (ja) 1987-06-15
JPH0626861Y2 true JPH0626861Y2 (ja) 1994-07-20

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JP1985185582U Expired - Lifetime JPH0626861Y2 (ja) 1985-12-03 1985-12-03 手提型無線方向探知機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0984289B1 (en) * 1997-05-21 2006-10-18 Hitachi, Ltd. Partial discharge detector of gas-insulated apparatus
JP4764089B2 (ja) * 2005-07-29 2011-08-31 株式会社東芝 可搬式方探装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS451051Y1 (ja) * 1967-11-13 1970-01-19
JPH031829Y2 (ja) * 1980-02-14 1991-01-18
JPH02705Y2 (ja) * 1980-02-16 1990-01-09

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