JPH06268406A - 積層型フィルタ - Google Patents
積層型フィルタInfo
- Publication number
- JPH06268406A JPH06268406A JP5188893A JP5188893A JPH06268406A JP H06268406 A JPH06268406 A JP H06268406A JP 5188893 A JP5188893 A JP 5188893A JP 5188893 A JP5188893 A JP 5188893A JP H06268406 A JPH06268406 A JP H06268406A
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- JP
- Japan
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- capacitor
- component
- ground
- electrode
- components
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- Pending
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- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は通信機等に使用される積層型フィル
タに関するものであり、例えば高域側の減衰量が大きく
取れるようにすることを目的とするものである。 【構成】 そしてこの目的を達成するために本発明は、
入力電極13Aとアース間にコンデンサ容量7aとL成
分4a,4bを接続し、コンデンサ容量7aとL成分4
a,4bの間とアース間にコンデンサ容量8aとL成分
14aを直列接続し、出力電極13Bとアース間にコン
デンサ容量7bとL成分4c,4dを接続し、コンデン
サ容量7bとL成分4c,4dの間とアース間にコンデ
ンサ容量8bとL成分14bを直列接続したものであ
る。
タに関するものであり、例えば高域側の減衰量が大きく
取れるようにすることを目的とするものである。 【構成】 そしてこの目的を達成するために本発明は、
入力電極13Aとアース間にコンデンサ容量7aとL成
分4a,4bを接続し、コンデンサ容量7aとL成分4
a,4bの間とアース間にコンデンサ容量8aとL成分
14aを直列接続し、出力電極13Bとアース間にコン
デンサ容量7bとL成分4c,4dを接続し、コンデン
サ容量7bとL成分4c,4dの間とアース間にコンデ
ンサ容量8bとL成分14bを直列接続したものであ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信機等に使用される積
層型フィルタに関するものである。
層型フィルタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の積層型フィルタにおける電気的等
価回路は、入力電極とアース間に第1のコンデンサと第
1のL成分を直結し、また、出力電極とアース間に第3
のコンデンサと第3のL成分を直結したものであり、第
1と第3のL成分間においてはM結合させているもので
あった。
価回路は、入力電極とアース間に第1のコンデンサと第
1のL成分を直結し、また、出力電極とアース間に第3
のコンデンサと第3のL成分を直結したものであり、第
1と第3のL成分間においてはM結合させているもので
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成においては、
単なる単峰性のフィルタ特性が得られるだけで、特に高
域側における減衰量が十分に取れず、この点が課題とさ
れていた。
単なる単峰性のフィルタ特性が得られるだけで、特に高
域側における減衰量が十分に取れず、この点が課題とさ
れていた。
【0004】そこで本発明は、例えばこの高域側の減衰
量が大きく取れるようにすることを目的とするものであ
る。
量が大きく取れるようにすることを目的とするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】そしてこの課題を解決す
るために本発明は、入力電極とアース間に第1のコンデ
ンサと第1のL成分を接続し、前記第1のコンデンサと
第1のL成分の間とアース間に、第2のコンデンサと第
2のL成分を直列接続し、出力電極とアース間に第3の
コンデンサと第3のL成分を接続し、第3のコンデンサ
と第3のL成分の間とアース間に第4のコンデンサと第
4のL成分を直列接続したものである。
るために本発明は、入力電極とアース間に第1のコンデ
ンサと第1のL成分を接続し、前記第1のコンデンサと
第1のL成分の間とアース間に、第2のコンデンサと第
2のL成分を直列接続し、出力電極とアース間に第3の
コンデンサと第3のL成分を接続し、第3のコンデンサ
と第3のL成分の間とアース間に第4のコンデンサと第
4のL成分を直列接続したものである。
【0006】
【作用】以上の構成とすると、第2のコンデンサと第2
のL成分の直列共振作用と、第4のコンデンサと第4の
L成分の直共振作用により、高域側においていわゆるノ
ッチという大きな減衰量が得られるものとなる。
のL成分の直列共振作用と、第4のコンデンサと第4の
L成分の直共振作用により、高域側においていわゆるノ
ッチという大きな減衰量が得られるものとなる。
【0007】
【実施例】図1において、1はセラミックシートで、そ
の上面の大部分にはシールド電極2が印刷により積層さ
れている。また、シールド電極2の上面にはセラミック
シート3が積層され、その上面にストリップライン4が
印刷により積層され、さらにその上面には、セラミック
シート5が積層されている。
の上面の大部分にはシールド電極2が印刷により積層さ
れている。また、シールド電極2の上面にはセラミック
シート3が積層され、その上面にストリップライン4が
印刷により積層され、さらにその上面には、セラミック
シート5が積層されている。
【0008】このセラミックシート5の上面には、段間
結合用電極6と入、出力結合用電極7と周波数調整用電
極8が、それぞれ印刷により設けられ、これによりセラ
ミックシート5上に積層された状態となっている。ま
た、これらの電極6から8の上面にはセラミックシート
9が積層され、その上面にはシールド電極10が印刷に
より積層して設けられ、さらにその上面にはセラミック
シート11が積層されている。その状態を図2に示し、
この積層体の一端側には、長いコ字状をしたアース電極
12が印刷により設けられ、他端には短いコ字状をした
入、出力電極13A,13Bとアース電極14が印刷に
より設けられている。すなわち入、出力電極13A,1
3Bは、入、出力結合用電極7に電気的に接続され、ま
たアース電極14は、シールド電極2と10と周波数調
整用電極8に接続されている。さらにアース電極12は
シールド電極2と10、ストリップライン4に電気的に
接続されている。以上の構成における電気回路は図3に
示す通りとなる。図3において、4a,4bは図1に示
す左側のストリップライン4によるL成分を示し、4
c,4dは図1に示す右側のストリップライン4のL成
分を示している。また6aは段間結合用電極6と左右の
ストリップライン4との間に形成されるコンデンサ容量
を示している。また7aは、図1における左側の入、出
力結合用電極7と同じく左側のストリップライン7との
間に形成されるコンデンサ容量を示し、さらに図3の7
bは、右側の入、出力結合用電極7とストリップライン
7によって形成されるコンデンサ容量である。さらに図
3における8a,8bは周波数調整用電極8と左右のス
トリップライン4との間に形成されるコンデンサ容量で
ある。14a,14bはアース電極14によるL成分を
示している。
結合用電極6と入、出力結合用電極7と周波数調整用電
極8が、それぞれ印刷により設けられ、これによりセラ
ミックシート5上に積層された状態となっている。ま
た、これらの電極6から8の上面にはセラミックシート
9が積層され、その上面にはシールド電極10が印刷に
より積層して設けられ、さらにその上面にはセラミック
シート11が積層されている。その状態を図2に示し、
この積層体の一端側には、長いコ字状をしたアース電極
12が印刷により設けられ、他端には短いコ字状をした
入、出力電極13A,13Bとアース電極14が印刷に
より設けられている。すなわち入、出力電極13A,1
3Bは、入、出力結合用電極7に電気的に接続され、ま
たアース電極14は、シールド電極2と10と周波数調
整用電極8に接続されている。さらにアース電極12は
シールド電極2と10、ストリップライン4に電気的に
接続されている。以上の構成における電気回路は図3に
示す通りとなる。図3において、4a,4bは図1に示
す左側のストリップライン4によるL成分を示し、4
c,4dは図1に示す右側のストリップライン4のL成
分を示している。また6aは段間結合用電極6と左右の
ストリップライン4との間に形成されるコンデンサ容量
を示している。また7aは、図1における左側の入、出
力結合用電極7と同じく左側のストリップライン7との
間に形成されるコンデンサ容量を示し、さらに図3の7
bは、右側の入、出力結合用電極7とストリップライン
7によって形成されるコンデンサ容量である。さらに図
3における8a,8bは周波数調整用電極8と左右のス
トリップライン4との間に形成されるコンデンサ容量で
ある。14a,14bはアース電極14によるL成分を
示している。
【0009】すなわち、このアース電極14は図2に示
す下端が実装時においてアースパターン(図示せず)に
半田付けされるので、このアース電極14の上、下端部
分がL成分となり、それは第2、第4のコンデンサ容量
8a,8bに直列に接続され、夫々この部分にて直列共
振回路が形成される。
す下端が実装時においてアースパターン(図示せず)に
半田付けされるので、このアース電極14の上、下端部
分がL成分となり、それは第2、第4のコンデンサ容量
8a,8bに直列に接続され、夫々この部分にて直列共
振回路が形成される。
【0010】このため図4のフィルタ特性における高域
側におけるノッチAが形成されることとなる、尚、低域
側のノッチBはL成分4aから4dのM結合とコンデン
サ容量6aとにより形成されるものである。
側におけるノッチAが形成されることとなる、尚、低域
側のノッチBはL成分4aから4dのM結合とコンデン
サ容量6aとにより形成されるものである。
【0011】図5は他の実施例を示し、この実施例にお
いてはL成分4a,4b、および4c,4dを夫々分割
し、その分割間にコンデンサ容量6aを接続したもので
ある。
いてはL成分4a,4b、および4c,4dを夫々分割
し、その分割間にコンデンサ容量6aを接続したもので
ある。
【0012】この構成とすればL成分4a,4cが夫々
L成分14a,14bに直列に接続されるので、ノッチ
Aをさらに低域側にまで下げることが可能となるもので
ある。このようにするには図1に示すごとく入、出力結
合用電極7を破線のごとく左・右方向に設け、ストリッ
プライン4の中部に左右から重合するようにすれば良
い。
L成分14a,14bに直列に接続されるので、ノッチ
Aをさらに低域側にまで下げることが可能となるもので
ある。このようにするには図1に示すごとく入、出力結
合用電極7を破線のごとく左・右方向に設け、ストリッ
プライン4の中部に左右から重合するようにすれば良
い。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、入力電極とアー
ス間に第1のコンデンサと第1のL成分を接続し、第1
のコンデンサと第1のL成分の間とアース間に第2のコ
ンデンサと第2のL成分を直列接続し、出力電極とアー
ス間に第3のコンデンサと第3のL成分を接続し、第3
のコンデンサと第3のL成分の間とアース間に第4のコ
ンデンサと第4のL成分を直列接続したものである。
ス間に第1のコンデンサと第1のL成分を接続し、第1
のコンデンサと第1のL成分の間とアース間に第2のコ
ンデンサと第2のL成分を直列接続し、出力電極とアー
ス間に第3のコンデンサと第3のL成分を接続し、第3
のコンデンサと第3のL成分の間とアース間に第4のコ
ンデンサと第4のL成分を直列接続したものである。
【0014】そして以上の構成とすると、第2のコンデ
ンサと第2のL成分の直列共振作用と、第4のコンデン
サ、第4のL成分の直列共振作用により、高域側におい
ていわゆるノッチという大きな減衰量が得られるものと
なる。
ンサと第2のL成分の直列共振作用と、第4のコンデン
サ、第4のL成分の直列共振作用により、高域側におい
ていわゆるノッチという大きな減衰量が得られるものと
なる。
【図1】本発明の一実施例にかかわる分解斜視図
【図2】本発明の一実施例品の斜視図
【図3】本発明の一実施例品の電気的等価回路図
【図4】本発明の一実施例のフィルタ特性図
【図5】本発明の他の実施例の電気的等価回路図
2 シールド電極 4 ストリップライン 6 段間結合用電極 7 入、出力結合用電極 8 周波数調整用電極 10 シールド電極 12 アース電極 14 アース電極 13A 入力電極 13B 出力電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤澤 忠則 京都府綴喜郡田辺町大字大住小字浜55−12 松下日東電器株式会社内 (72)発明者 村松 俊和 京都府綴喜郡田辺町大字大住小字浜55−12 松下日東電器株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 入力電極とアース間に第1のコンデンサ
と第1のL成分を接続し、前記第1のコンデンサと第1
のL成分の間とアース間に第2のコンデンサと第2のL
成分を直列接続し、出力電極とアース間に第3のコンデ
ンサと第3のL成分を接続し、前記第3のコンデンサと
第3のL成分の間とアース間に第4のコンデンサと第4
のL成分を直列接続した積層型フィルタ。 - 【請求項2】 第1のL成分を分割して、その分割点に
第1のコンデンサを接続するとともに、第3のL成分を
分割して、その分割点に第3のコンデンサを接続した請
求項1に記載の積層型フィルタ。 - 【請求項3】 第1のL成分と第3のL成分のそれぞれ
の分割点間に第5のコンデンサを接続した請求項2に記
載の積層型フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188893A JPH06268406A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 積層型フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188893A JPH06268406A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 積層型フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268406A true JPH06268406A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12899424
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5188893A Pending JPH06268406A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 積層型フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06268406A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6104259A (en) * | 1998-03-11 | 2000-08-15 | Alps Electric Co., Ltd. | Harmonic suppression circuit |
JP2012517758A (ja) * | 2009-02-12 | 2012-08-02 | トムソン ライセンシング | HR−Siシリコン技術におけるフィルタリング回路 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01295407A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-11-29 | Murata Mfg Co Ltd | インダクター及びインダクターを含む複合部品並びにそれらの製造方法 |
JPH06132761A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-13 | Tdk Corp | 積層型フィルタ |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5188893A patent/JPH06268406A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01295407A (ja) * | 1988-02-15 | 1989-11-29 | Murata Mfg Co Ltd | インダクター及びインダクターを含む複合部品並びにそれらの製造方法 |
JPH06132761A (ja) * | 1992-10-21 | 1994-05-13 | Tdk Corp | 積層型フィルタ |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6104259A (en) * | 1998-03-11 | 2000-08-15 | Alps Electric Co., Ltd. | Harmonic suppression circuit |
JP2012517758A (ja) * | 2009-02-12 | 2012-08-02 | トムソン ライセンシング | HR−Siシリコン技術におけるフィルタリング回路 |
US8847703B2 (en) | 2009-02-12 | 2014-09-30 | Thomson Licensing | Filtering network in HR-Si silicon technology |
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