JPH0626777Y2 - 流量制御弁 - Google Patents

流量制御弁

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JPH0626777Y2
JPH0626777Y2 JP6799489U JP6799489U JPH0626777Y2 JP H0626777 Y2 JPH0626777 Y2 JP H0626777Y2 JP 6799489 U JP6799489 U JP 6799489U JP 6799489 U JP6799489 U JP 6799489U JP H0626777 Y2 JPH0626777 Y2 JP H0626777Y2
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JP
Japan
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orifice
spool valve
flow control
valve
control valve
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JP6799489U
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JPH037579U (ja
Inventor
洋人 岩田
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自動車機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、オイルポンプから吐出された圧油の流量を制
御して動力舵取装置等の油圧機器へ供給するとともに、
余剰オイルを上記ポンプの吸込側へ還流させる流量制御
弁に関するものである。
〔従来の技術〕
動力舵取装置等の油圧機器に圧油を供給するオイルポン
プには、そのポンプボディ内に流量制御弁が組込まれて
おり、この弁の作動によって所定量に制御したオイルを
油圧機器に供給するとともに、余剰流量は還流路を介し
てオイルポンプの吸込側に還流させるようにしている。
従来の流量制御弁の一例を第2図により説明する。ポン
プハウジング(1)には開口側が大径となったスプールバ
ルブ収納孔(2)が形成され、この孔(2)の小径部(2a)内に
スプールバルブ(3)が摺動自在に収納されるとともに、
還流路(7)が開口しておりオイルポンプ(図示せず)の
吐出口(5)が開口する大径部(2b)には、内部にこの吐出
口(5)と油圧機器(図示せず)との連通流路(10c)の形成
されたコネクタ(10)が螺合固定されている。このコネク
タ(10)の小径部(2a)側端部にはオリフィス(11)の形成さ
れた小径の突部(10a)が突出して設けられている。スプ
ールバルブ収納孔(2)の大径部(2b)は吐出口(5)を介して
オイルポンプに、そして小径部(2a)は還流路(7)を介し
てオイルポンプの吸込口側にそれぞれ連通しており、小
径部(2a)内のスプールバルブ(3)がスプリング(9)によっ
てコネクタ(10)側に付勢され上記突部(10a)端面に形成
された溝(10b)面に当たって停止し、吐出口(5)と還流路
(7)との連通を遮断している。
また、オリフィス(11)下流側の連通流路(10c)はコネク
タ(10)の径方向通路(10d)およびハウジング(1)に穿設さ
れた連通路(6a),(6b),(6c)を介してスプリング(9)を
収容した室(12)内に連通している。従って、オイルポン
プから吐出された圧油の流量が一定値を超えると、オリ
フィス(11)前後の差圧がスプールバルブ(3)の両端面に
作用し、スプリング(9)の付勢力に打ち勝つとスプール
バルブ(3)を図示左方に移動して、オイルポンプから供
給された圧油の一部を還流路(7)に逃し、オイルポンプ
の吸込口側に還流させるようになっている。
かかる従来の流量制御弁では、オリフィス(11)下流側の
圧力をスプールバルブ(9)の低圧室(11)側に導くため、
ハウジング(1)に3方向からそれぞれ細い連通路(6a),
(6b),(6c)を穿設して、これら各連通路(6a),(6b),(6
c)を位置ずれしないよう交差させていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成に係る従来の流量制御弁では、オリフィス(11)
下流側の圧力を低圧室(11)側に導く連通路を形成するに
あたり、ハウジング(1)に多方向から細孔を穿設して、
これら細孔を交差させているため、高度の加工精度が要
求されるとともにポンプボディの大型化を招くという問
題点があった。さらに細孔交差部のバリ除去が困難であ
るばかりでなく、そのバリが離脱して流量制御弁の作動
に悪影響を与えたり、また穿孔、バリ取りなどの加工工
数が増大してコスト高を招くなどの問題があった。加え
て、細孔の密封に盲栓が必要となり、油漏れの危険箇所
が増加するなどの問題もあった。
本考案は上記欠点を除くためになされたもので、連通路
の形成を簡素化し、ポンプボディの小型化と正常な作動
性能を確保するとともにコストの低減化をはかることの
できる流量制御弁を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係る流量制御弁は、スプールバルブ先端に形成
した筒状部をコネクタ開口部に貫入してオリフィスを構
成するとともに、このスプールバルブ内に該オリフィス
下流側とスプールバルブ他端側弁孔内とを連通する連通
孔を穿設したものである。
〔作用〕
本考案に係る流量制御弁によれば、スプールバルブ先端
に形成した筒状部をコネクタ開口部に貫入してオリフィ
スを構成するとともに、このスプールバルブ内に該オリ
フィス下流側とスプールバルブ他端側弁孔内とを連通す
る連通孔を穿設したことにより、バリの発生を防止して
正常な作動性能を確保できる。
〔実施例〕
以下図示実施例に基づいて本考案を説明する。第1図は
本考案の一実施例に係る流量制御弁を示すものであり、
上記従来の流量制御弁と同一の部分は説明を省略する。
スプールバルブ収納孔(2)の大径部(2b)開口側に螺合さ
れたコネクタ(10)の小径突部(10a)には、開口部(22)が
形成され、オイルポンプの吐出口(5)とコネクタ(10)の
連通流路(10c)とを連通している。スプリング(9)により
コネクタ(10)に対向して付勢されたスプールバルブ(3)
のコネクタ(10)側先端には、内部に連通孔(3b)の穿設さ
れた、上記開口部(22)より小径の筒状部(3a)が形成され
るとともに、このスプールバルブ(3)の内部は軸方向に
連通孔(3c),(3d)が穿設され、これら連通孔(3b),(3
c),(3d)によりスプリング(9)の弾装された室(12)とコ
ネクタ(10)内部の連通流路(10c)とを連通している。さ
らにコネクタ(10)の開口部(22)の内周面と上記筒状部(3
a)の外周面との間隙がオリフィス(21)として形成され
て、一定の流量を油圧機器に送出するよう構成されてい
る。
従って、オイルポンプから吐出された圧油の流量が一定
値を超えると、オリフィス(21)下流側の連通流路(10c)
と室(12)とが連通路(3b),(3c),(3d)を介して常時連通
しているため、オリフィス(21)下流側の油圧が室(12)に
導かれてオリフィス(21)上流側より低圧となり、このオ
リフィス(21)前後の差圧がスプールバルブ(3)の両端面
に作用し、スプリング(9)の付勢力に打ち勝つとスプー
ルバルブ(3)を図示左方に移動して、オイルポンプから
供給された圧油の一部を還流路(7)に逃し、オイルポン
プの吸入口側に還流させている。
なお、上記実施例では、開口部(22)内周面および筒状部
(3a)外周面とも円筒状に形成しているが、これに限られ
るものではなく、これらいずれかの表面をテーパ状に形
成し、オリフィスを可変としてもよい。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案によれば、スプールバルブ先端
に形成した筒状部をコネクタ開口部に貫入してオリフィ
スを構成するとともに、このスプールバルブ内に該オリ
フィス下流側とスプールバルブ他端側弁孔内とを連通す
る連通孔を穿設したことにより、連通路の形成を簡素化
してポンプボディの小型化を実現できるとともに、加工
工数を削減して作業能率の向上とコストの低減化をはか
ることができ、さらにバリの発生を抑制して正常な作動
性能を確保できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る流量制御弁を示す断面
図、第2図は従来の流量制御弁を示す断面図である。 (3)……スプールバルブ、 (3a)……筒状部、 (3b),(3c),(3d)……連通孔、 (10)……コネクタ、 (21)……オリフィス、 (22)……開口部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】オイルポンプの吐出口に臨んで設けられ、
    この吐出口と油圧機器との連通流路を形成するコネクタ
    内にオリフィスを設け、このオリィス前後の油圧圧力差
    に応じて作動され、その作動量に応じた油量を上記連通
    流路からオイルポンプの吸込口へ還流させるスプールバ
    ルブを上記コネクタに対向させて具備する流量制御弁に
    おいて、このスプールバルブ先端に形成した筒状部を上
    記コネクタ開口部に貫入してオリフィスを構成するとと
    もに、このスプールバルブ内に該オリフィス下流側とス
    プールバルブ他端側弁孔内とを連通する連通孔を穿設し
    たことを特徴とする流量制御弁。
JP6799489U 1989-06-09 1989-06-09 流量制御弁 Expired - Lifetime JPH0626777Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6799489U JPH0626777Y2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 流量制御弁

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JP6799489U JPH0626777Y2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09 流量制御弁

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JPH037579U JPH037579U (ja) 1991-01-24
JPH0626777Y2 true JPH0626777Y2 (ja) 1994-07-20

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ID=31602061

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