JPH0626756U - コード巻取装置 - Google Patents

コード巻取装置

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JPH0626756U
JPH0626756U JP6376992U JP6376992U JPH0626756U JP H0626756 U JPH0626756 U JP H0626756U JP 6376992 U JP6376992 U JP 6376992U JP 6376992 U JP6376992 U JP 6376992U JP H0626756 U JPH0626756 U JP H0626756U
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JP
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wall
pressing plate
cord
locking
winding device
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Pending
Application number
JP6376992U
Other languages
English (en)
Inventor
木下祐介
Original Assignee
東京電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 押さえ板の組み込み時に確実に組み込むこと
ができると共に、押さえ板が掛け渡した位置からズレる
のを防いで外壁に変形を生じさせず、ブレーキ不良を起
こすことがないコード巻取装置を提供する。 【構成】 回転自在に軸支されると共に格納部(側壁1
5)に格納した渦巻きバネ12により一方の回転方向に
付勢されてコードCを巻き取る巻枠11を有し、側壁1
5には押さえ板13が掛け渡されているコード巻取装置
において、押さえ板13に、側壁15に係止させる係止
部(係止突起34a)とネジ止め部35を形成し、ネジ
止め部35を介してネジSを取り付けるネジボス31,
32を、側壁15を形成する周壁(内壁20)に側部3
1a,32aを内壁20の内側に突出させて形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば電気掃除機に内蔵されて電源コードが巻き取られているコ ード巻取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、回転自在に軸支されると共に格納部に格納した渦巻きバネにより一方の 回転方向に付勢されてコードを巻き取る巻枠を有し、格納部には押さえ板が掛け 渡されているコード巻取装置が知られている。
【0003】 図4に示すコード巻取装置1は、コードを巻き取るための巻枠2を有しており 、巻枠2の円盤状側壁2aの周縁近傍には円形枠状の外壁3と内壁4が同心円状 に離間して突設されると共に、円盤中心には回動軸5が形成されている。また、 内壁4の内側には、内端部を回動軸5に外端部を内壁4にそれぞれ係止させた渦 巻きバネ6が格納されている((a)参照)。
【0004】 そして、渦巻きバネ6が格納された状態で、内壁4の直径位置に押さえ板7が 掛け渡されている((b)参照)。
【0005】 押さえ板7の下面側両端には、係止爪8が突設されており、係止爪8先端の係 止突起(図示せず)を内壁4の対向する二箇所の係止凹所4aに外側から係止さ せることにより、掛け渡された押さえ板7が固着される。また、押さえ板7の中 心には、内壁4への装着時回動軸5を貫通させる透孔9が形成されている。7a はリブである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、両係止凹所4a,4aにそれぞれ係止させて押さえ板7を内壁 4に固着するための係止突起が押さえ板7の下面側に形成されており、係止突起 を係止凹所4aに係止させる状態においては係止凹所4aが押さえ板7に覆われ て隠されてしまい見え難いことから、押さえ板7の組み込み時に係止突起が係止 凹所4aに係止しているか否かの確認ができず、係止状態にないまま誤って組み 込まれてしまうという問題点があった。
【0007】 また、巻枠2の回転に際し遠心力が作用することから、係止爪8が外部に開い て係止不能となり、押さえ板7が掛け渡した位置からズレてブレーキローラ(図 示せず)が圧接する外壁3を内側から押し出すこととなってしまうため、外壁3 に変形が生じてブレーキローラの確実な接触が阻害されブレーキ不良を起こして しまうという問題点もあった。
【0008】 この考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は、押さえ板の組み込み時に確実に組み込むことができると共に、押さえ板が掛 け渡した位置からズレるのを防いで外壁に変形を生じさせず、ブレーキ不良を起 こすことがないコード巻取装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案に係るコード巻取装置は、回転自在に軸支 されると共に格納部に格納した渦巻きバネにより一方の回転方向に付勢されてコ ードを巻き取る巻枠を有し、前記格納部には押さえ板が掛け渡されているコード 巻取装置において、前記押さえ板に、前記格納部に係止させる係止部とネジ止め 部を形成し、該ネジ止め部を介してネジを取り付けるネジボスを、前記格納部を 形成する周壁に側部を前記周壁の内側に突出させて形成したことを特徴としてい る。
【0010】
【作用】
上記構成を有するコード巻取装置により、コード巻取装置の組み立てに際し、 抑圧状態にある渦巻きバネを格納部に配置した後押さえ板を装着することにより 係止部が仮止めとして機能し、ネジ止め部を介してネジをネジボスにスムーズに 取り付け押さえ板を固定することができる。また、ネジボスの側部により、渦巻 きバネの外周部の面接触部分を少なくして、渦巻きバネのスムーズな動きを確保 することができる。
【0011】
【実施例】
以下、この考案に係るコード巻取装置の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図1に示すコード巻取装置10は、巻枠11と、巻枠11に格納された渦巻き バネ(ゼンマイ)12と、押さえ板13とを有しており、例えば電気掃除機に内 蔵されて電源コードが巻き取られている。
【0012】 巻枠11は、円盤状の両側壁14,15により形成された溝状の巻取部16を 有するボビン状に形成されており、両側壁14,15の巻取部16の中心を貫通 する位置には、それぞれ外側に突出する支軸17,18が形成されている。巻取 部16には、コードCが重畳状態に巻き取られる。
【0013】 支軸17には、先端に爪部17aが、支軸18には、先端近傍に凹溝18aが それぞれ形成されており、これら爪部17aと凹溝18aを電気掃除機の本体( 図示せず)に係止させることにより、巻枠11は回動自在に保持される。
【0014】 また、巻枠11の一側部である側壁15の周縁近傍には、円形枠状の外壁19 と内壁(周壁)20が同心円状に離間して突設されている(図3参照)。
【0015】 内壁20には、内壁20直径位置に対向して配置された二つの段差部21,2 2が形成されており、段差部21は、一方の側を外壁19と内壁20を連結する 連結壁23に区画されることで押さえ板13をはめ込む凹所24を、段差部22 は、両側を外壁19と内壁20を連結する連結壁23に区画されることで押さえ 板13をはめ込む凹所25を、それぞれ形成している(図2参照)。
【0016】 なお、段差部21の他方の側の内壁20には、内壁20を切り欠いて間隙26 が形成されている。
【0017】 両段差部21,22には、図2に示すように、内壁20を貫通する二つの係止 凹所27,28がそれぞれ形成されており、両係止凹所27,28の両側の内壁 20の内側には、側壁15に対して略直交する突条29,30が内壁20に沿っ てそれぞれ並設されている(それぞれ一方のみを示す)。
【0018】 また、凹所24の連結壁23と係止凹所27との間に位置し後述する格納部の 周囲を形成する内壁20には、側部31aを内壁20の内側に突出させてネジボ ス31が形成されており、凹所25の連結壁23と係止凹所28との間に位置す る内壁20には、側部32aを内壁20の内側に突出させてネジボス32が形成 されている。
【0019】 つまり、ネジボス31とネジボス32は、内壁20直径位置で対向しており、 支軸18を中心に点対称に位置している(図3参照)。
【0020】 渦巻きバネ12は、図3に示すように、内端部を支軸18に、外端部を内壁2 0の間隙26にそれぞれ係止させて、内壁20に沿うように内壁20内側の側壁 15に格納されている((a)参照)。従って、側壁15と内壁20により形成 される内壁20に囲まれた空間は、渦巻きバネ12を格納する格納部として機能 する。
【0021】 なお、渦巻きバネ12の外周部は、凹所24,25部分で両突条29,30に 当接し内壁20に密着することはない。
【0022】 この渦巻きバネ12が格納された状態で、内壁20の直径位置に押さえ板13 が掛け渡されている((b)参照)。
【0023】 押さえ板13は、両端が外壁19に当接する長さを有すると共に両凹所24, 25を塞ぐ大きさの板体により形成されており、中心には、内壁20への装着時 支軸18を貫通させる透孔33が形成されている。
【0024】 押さえ板13の下面側両端には、押さえ板13の装着時外壁19と内壁20の 間に位置する係止爪34,34が突設されており、各係止爪34の先端には、係 止凹所27,28にそれぞれ対応する位置に係止突起34aが共に内側に向けて 突設されている。
【0025】 これら係止突起34a,34aが、押さえ板13を両凹所24,25にはめ込 み巻枠11に装着した際、係止凹所27,28に内壁20の外側から係止し、内 壁20に掛け渡された押さえ板13が固定される。
【0026】 また、押さえ板13の透孔33を中心とした点対称位置であるネジボス31, 32に対応する部分には、ネジ止め部35,35が形成されており、押さえ板1 3の外表面には、このネジ止め部35,35を迂回して外表面を縁取る縦壁状の リブ36が形成されている(図2参照)。
【0027】 次に、上記構成を有するコード巻取装置の作用を説明する。
【0028】 コード巻取装置10は、常時コードCを巻き取る状態にあり、渦巻きバネ12 は、常時、付勢力を作用させた拡径するのを押え込まれた抑圧状態にある。
【0029】 コード巻取装置10の組み立てに際し、この渦巻きバネ12を巻枠11に格納 するが、抑圧状態にある渦巻きバネ12を、内端部12aを支軸18に外端部1 2bを内壁20の間隙26にそれぞれ係止させた状態で内壁20の内側に配置し 、その後、渦巻きバネ12を覆うように押さえ板13を内壁20の直径位置に掛 け渡し、ネジ止め部35,35を介してネジSをネジボス31,32に取り付け る(図2参照)。
【0030】 この際、押さえ板13を両凹所24,25にはめ込むことにより、係止突起3 4a,34aが係止凹所27,28に係止して押さえ板13が固定されることで 、係止爪34,34が押さえ板13組み込み時の仮止めとして機能し、ネジ止め 部35,35とネジボス31,32とがずれることがなくスムーズにネジ止めが できる。
【0031】 また、ネジ止めされる押さえ板13は、点対称位置にネジ止めされることから 、最小のネジ止め箇所で押さえ板13のヨレを防止することができ組み立て時の 勝手がよい。
【0032】 その上、ネジ止めすることにより、押さえ板13を確実に組み込み係止するこ とができることから、巻枠11の回転に際し遠心力が作用して係止爪34,34 が外部に開いて係止不能となり押さえ板13が掛け渡した位置からズレてしまう ということがない。従って、ブレーキローラ(図示せず)が圧接する外壁19を 内側から押し出して外壁19に変形を生じさせることがなく、ブレーキローラの 確実な接触が阻害されてブレーキ不良を起こすということもない。
【0033】 更に、両突条29,30に加え、内壁20の内側に突出させて形成したネジボ ス31,32の側部31a,32aを有することにより、渦巻きバネ12外周部 と内壁20の接触面積が少なくなって渦巻きバネ12が内壁20に密着する割合 が減少し摩擦抵抗を減少させることができるため(図3(a)参照)、例え、渦 巻きバネ12がへたばった場合でもスムーズな動きを確保することができ、渦巻 きバネ12の機能低下を防止することができる。
【0034】
【考案の効果】
この考案に係るコード巻取装置は、上記構成を有することから、押さえ板の組 み込み時に確実に組み込むことができると共に、押さえ板が掛け渡した位置から ズレるのを防いで外壁に変形を生じさせず、ブレーキ不良を起こすことがない。 更に、渦巻きバネのスムーズな動きを確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るコード巻取装置を示す図3
(b)A−A線に沿う断面説明図である。
【図2】押さえ板の組み立て状態を示す押さえ板と側壁
の部分説明図である。
【図3】渦巻きバネの格納状態を示しており、(a)は
押さえ板を装着する前の平面図、(b)は押さえ板を装
着した後の平面図である。
【図4】従来のコード巻取装置における渦巻きバネの格
納状態を示しており、(a)は押さえ板を装着する前の
平面図、(b)は押さえ板を装着した後の平面図であ
る。
【符号の説明】
10 コード巻取装置 11 巻枠 12 渦巻きバネ 13 押さえ板 20 内壁(周壁) 31,32 ネジボス 31a,32a 側部 34a 係止突起(係止部) 35 ネジ止め部 C コード S ネジ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転自在に軸支されると共に格納部に格
    納した渦巻きバネにより一方の回転方向に付勢されてコ
    ードを巻き取る巻枠を有し、前記格納部には押さえ板が
    掛け渡されているコード巻取装置において、 前記押さえ板に、前記格納部に係止させる係止部とネジ
    止め部を形成し、該ネジ止め部を介してネジを取り付け
    るネジボスを、前記格納部の周壁に側部を前記周壁の内
    側に突出させて形成したことを特徴とするコード巻取装
    置。
JP6376992U 1992-09-11 1992-09-11 コード巻取装置 Pending JPH0626756U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6376992U JPH0626756U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 コード巻取装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6376992U JPH0626756U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 コード巻取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0626756U true JPH0626756U (ja) 1994-04-12

Family

ID=13238913

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JP6376992U Pending JPH0626756U (ja) 1992-09-11 1992-09-11 コード巻取装置

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JP (1) JPH0626756U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20090007406U (ko) * 2008-01-18 2009-07-22 이헌규 전선 연결 권취구

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6141173B2 (ja) * 1979-09-12 1986-09-12 Kogyo Gijutsuin

Patent Citations (1)

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