JPH06267302A - ヘッドランプ - Google Patents

ヘッドランプ

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Publication number
JPH06267302A
JPH06267302A JP5078593A JP7859393A JPH06267302A JP H06267302 A JPH06267302 A JP H06267302A JP 5078593 A JP5078593 A JP 5078593A JP 7859393 A JP7859393 A JP 7859393A JP H06267302 A JPH06267302 A JP H06267302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical axis
axis
deflection angle
increased
reflecting mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5078593A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Sekiguchi
経雄 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP5078593A priority Critical patent/JPH06267302A/ja
Publication of JPH06267302A publication Critical patent/JPH06267302A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の回転放物面の反射鏡によるヘッドラン
プでは、反射鏡の加工精度などによりグレア光を生じる
ものとなるのは避けられず、これを解決するためには加
工精度の向上或いは部品選別の強化などが必要とされて
コストアップなどの問題点を生じるものとなっていた。 【構成】 本発明により、反射鏡は光軸Zに平行な垂直
断面S0 〜S5 に表れる反射面V0 〜V5 の形状が、こ
の反射鏡の中心からの前記光軸Zに直交する直線距離に
応じて二次曲線的に増加する角度で、前記光源又は焦点
Fを通り前記光軸Zに直交する中心線Uを回転軸として
下向きの回転が行われているヘッドランプとしたこと
で、反射鏡はグレア光が生じやすい部分からの反射光を
下向きとして放射パターン内に移動させ、加工精度の向
上或いは選別の強化など特別な手段を講じることなくグ
レア光を生じることのないヘッドランプとして課題を解
決するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用灯具に関するもの
であり、詳細にはヘッドランプ、フォグランプなど照明
を目的とする車両用灯具に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のヘッドランプにおいて
は、反射鏡として回転放物面が採用され、光源として、
焦点の位置に配置される走行ビームフィラメントを有
し、それより前方に略下半部が覆われて配置されるすれ
違いビームフィラメントを有するH4バルブを採用する
ものであった。
【0003】上記の構成においてすれ違いビームフィラ
メントを点灯したときの前方に投影される光の放射パタ
ーンLを示すものが図4であり、反射鏡の中心部で反射
されるフィラメント像K0 は比較的に大きく拡大されて
投影され、周辺部へ移行するに伴い図中にフィラメント
像K1 、K2 、K3 で示すように収束度を高め、且つ放
射パターンLの中心に移動するものとなり、これにより
中心部が高照度のヘッドランプ用配光が得られるものと
なる。
【0004】この構成において前記すれ違いビームフィ
ラメントは上記でも説明したように下半部を覆われるも
のとされていることで、理論的には上向きとなる光は一
切生じることはなく、眩惑光を生じない理想的なすれ違
いビーム配光が得られるものとなる。尚、実際にヘッド
ランプを形成するときには左側通行で有れば左路肩側に
設置されている道路標識の確認などの目的で左半部には
適量の上向き光を生じさせるが、対向車がある右半部に
は如何なる量の上向き光も生じないことが望まれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成においては、実際の反射鏡の生産工程で寸
法誤差を皆無としたり、或いは反射面を如何なる微細な
凹凸もない完全な平滑面として形成することは不可能で
あるので、前記したフィラメント像K0 〜K3 にはボケ
或いはニジミなどの現象を生じるものとなり、このボケ
或いはニジミにより設計者が意図する既定方向以外に向
かう光を生じて図中に符号Gで示すグレア光を発生する
ものとなり、このグレア光中の上向き成分が対向車に眩
惑を生じさせるものとなる。
【0006】このときに、フィラメント像K0 〜K3
収束度が高いほどにグレア光Gの量も多く、また、この
収束度が高くなる反射鏡の周辺部ほど製造精度も低下し
がちなものであるのでグレア光Gに発生は避け難く、こ
の点を解決するためには反射鏡の製造に非常に高度の加
工技術が要求されてコストアップの問題を生じたり、或
いは選別を厳重なものとすることで歩留りが低下して生
産性が低下するなどの問題を生じ、これらの点の解決が
課題とされるものとなっていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、H4バルブ
の光源など略下半部が覆われた光源と、放物面の反射鏡
とが採用されて成るヘッドランプにおいて、前記反射鏡
は光軸に平行な垂直断面に表れる反射面の形状が、この
反射鏡の中心からの前記光軸に直交する直線距離に応じ
て二次曲線的に増加する角度で、前記光源又は焦点を通
り前記光軸に直交する水平線を回転軸として下向きの回
転が行われていることを特徴とするヘッドランプを提供
することで課題を解決するものである。
【0008】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に示すものは本発明に係るヘッ
ドランプの反射鏡の形成方法を模式的に示すものであ
り、仮想の水平面P上には、焦点Fを通過する放物線の
軸(以下、光軸Zと称する)から左右何れかの半部の放
物線Qが想定されている。この状態で前記光軸Zを回転
軸として回転させたときに前記放物線Qが描く軌跡が回
転放物面であり、従来の反射鏡はこのようにして形成さ
れるものとなっている。
【0009】ここで、図中に符号R0 〜R5 で示すもの
は、上記のようにして得られる回転放物面を前記光軸Z
に平行する垂直断面S0 〜S5 で切断したときに表れる
反射面形状であり、本発明では前記反射面形状R0 〜R
5 に適宜な偏角を与えることで課題を解決する反射鏡を
得るものとしている。尚、この説明において水平、垂直
などと称するものは、全てヘッドランプの車体に取付け
た状態を基準として称するものである。
【0010】また、図中に符号Tで示す曲線は上記反射
面形状R0 〜R5 に偏角を与えるときの偏角量を決定す
るためのパラメータ曲線であり、このパラメータ曲線T
は前記光軸Zと直交する軸Xを基準として決定されるも
のであり、前記軸X方向への直線距離に対して二次曲線
として設定され、従って前記反射面形状R0 〜R5 に与
えられる偏角は光軸Zから離れる程に二次曲線的に増加
されるものとなる。
【0011】また、図中に符号Uで示す直線は前記偏角
を与えるときの中心軸であり、この中心軸Uは前記光軸
Zに直交し且つ前記放物線Qの焦点F、或いは、すれ違
いビームフィラメントが設けられる位置を通過する水平
線として設定されるものであり、このときに前記反射面
形状R0 〜R5 は前記パラメータ曲線Tにより得られる
偏角量に基づいて中心軸Uを回転軸とし下向きの回転が
行われるものとなり、その結果として図中に符号V0
5 で示すように、光軸Zから距離が離れるほどに前屈
が強い補正反射面が得られるものとなる。
【0012】図2に示すものは上記の構成とした本発明
の反射鏡で得られる光の放射パターンLであり、上記で
説明したように水平側の端部に行くほど下向きの偏角が
増加される補正反射面とされたことで、反射鏡の中心部
からの反射光によるフィラメント像K0 は、この位置に
偏角が与えられないので従来例と同じ位置に投影される
ものとなるが、水平方向に周辺部に向かい移動するに従
い下向きの偏角量が多くなり、従ってフィラメント像K
1 〜K3 のように周辺に行くに従って従来例のものより
も下方に投影される(図4も併せて参照されたい)もの
となる。
【0013】よって、主として反射鏡の周辺部の反射光
により生じるフィラメント像、例えばフィラメント像K
3 により生じるグレア光Gは、下方に向かい移動するも
のとなって放射パターンL内に位置し、このグレア光G
に起因する対向車の眩惑は生じないものとなる。
【0014】図3は、上記図2で示した放射パターンL
に適宜な特性のレンズを加えることによりヘッドランプ
の配光特性Dを形成した状態を示すものであり、図は左
側通行用のヘッドランプの例で示してある。この場合、
対向車側である配光特性Dの垂直線Vよりも右側で且つ
水平線Hよりも上方には、眩惑光となるような500c
d(カンデラ)以上の光度が放射されることは全くにな
く、目的とするヘッドランプの配光特性Dが形成されて
いることが明確に理解できるものとなっている。
【0015】従って、上記の構成とした本発明の反射鏡
においては、その構成により本質的にグレア光Gを発生
しないものとされたので、例えば従来行われていたよう
に反射鏡の加工精度を特別に向上させる、或いは、選別
を厳格に行うなどの手段を講じることなくグレア光Gの
ないヘッドランプの生産を可能とするものとなる。尚、
実際の実施に当たっては、例えば反射鏡の右半部と左半
部との補正量を、例えば左側通行用、右側通行用などヘ
ッドランプの用途に応じて変更するなどは自在である。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、反
射鏡は光軸に平行な垂直断面に表れる反射面の形状が、
この反射鏡の中心からの前記光軸に直交する直線距離に
応じて二次曲線的に増加する角度で、前記光源又は焦点
を通り前記光軸に直交する水平線を回転軸として下向き
の回転が行われているヘッドランプとしたことで、反射
鏡はグレア光が生じやすい部分からの反射光を下向きと
して放射パターン内に移動させ、加工精度の向上或いは
選別の強化など特別な手段を講じることなくグレア光を
生じることのないヘッドランプの製造を可能とするもの
であり、これによりコストダウンと生産性の向上とに極
めて優れた効果を奏するものである。
【0017】また、グレア光を例えば加工精度に影響さ
れることなく生じないものとしたことで、それに起因す
る製品のバラツキなども生じないものとなり、品質の向
上にも優れた効果を奏するものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るヘッドランプの反射鏡を形成す
るときの設計方法を示す説明図である。
【図2】 同じく本発明に係るヘッドランプの反射鏡に
よる放射パターンを示す説明図である。
【図3】 同じく本発明に係るヘッドランプの配光特性
を示すグラフである。
【図4】 従来例の放射パターンを示す説明図である。
【符号の説明】
L……放射パターン K0 〜K3 ……フィラメント像 P……水平面 Q……放物線 R0 〜R5 ……反射面形状 S0 〜S5 ……光軸に平行する垂直断面 T……パラメータ曲線 U……中心軸 V0 〜V5 ……補正反射面 Z……光軸 D……ヘッドランプの配光特性

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 H4バルブの光源など略下半部が覆われ
    た光源と、放物面の反射鏡とが採用されて成るヘッドラ
    ンプにおいて、前記反射鏡は光軸に平行な垂直断面に表
    れる反射面の形状が、この反射鏡の中心からの前記光軸
    に直交する直線距離に応じて二次曲線的に増加する角度
    で、前記光源又は焦点を通り前記光軸に直交する水平線
    を回転軸として下向きの回転が行われていることを特徴
    とするヘッドランプ。
JP5078593A 1993-03-15 1993-03-15 ヘッドランプ Pending JPH06267302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5078593A JPH06267302A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 ヘッドランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5078593A JPH06267302A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 ヘッドランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06267302A true JPH06267302A (ja) 1994-09-22

Family

ID=13666212

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5078593A Pending JPH06267302A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 ヘッドランプ

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JP (1) JPH06267302A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6565250B2 (en) 2000-12-18 2003-05-20 Koito Manufacturing Co., Ltd. Method of designing reflective surface of reflector in vehicle lamp
US6578996B1 (en) 2000-12-18 2003-06-17 Koito Manufacturing Co., Ltd. Method of designing reflective surface of reflector in vehicle lamp

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6565250B2 (en) 2000-12-18 2003-05-20 Koito Manufacturing Co., Ltd. Method of designing reflective surface of reflector in vehicle lamp
US6578996B1 (en) 2000-12-18 2003-06-17 Koito Manufacturing Co., Ltd. Method of designing reflective surface of reflector in vehicle lamp

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