JPH06267001A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JPH06267001A
JPH06267001A JP5110593A JP5110593A JPH06267001A JP H06267001 A JPH06267001 A JP H06267001A JP 5110593 A JP5110593 A JP 5110593A JP 5110593 A JP5110593 A JP 5110593A JP H06267001 A JPH06267001 A JP H06267001A
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JP
Japan
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sense current
circuit
head
magnetic disk
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JP5110593A
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Inventor
Tetsuo Inoue
徹夫 井上
Junichi Akiyama
純一 秋山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/40Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature 
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B2005/0002Special dispositions or recording techniques
    • G11B2005/0005Arrangements, methods or circuits
    • G11B2005/001Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure
    • G11B2005/0013Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation
    • G11B2005/0016Controlling recording characteristics of record carriers or transducing characteristics of transducers by means not being part of their structure of transducers, e.g. linearisation, equalisation of magnetoresistive transducers

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  • Magnetic Heads (AREA)
  • Recording Or Reproducing By Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】MRヘッドを用いた磁気ディスク装置等の磁気
記録再生装置において、MRヘッドのエレクトロマイグ
レーションをより確実に防止して信頼性の向上と長寿命
化を図る。 【構成】磁気ディスク1上の記録磁化に応じて電気抵抗
が変化する磁気抵抗効果素子を用いたMRヘッド1と、
このMRヘッド1の磁気抵抗効果素子にセンス電流を通
電する通電方向の切換え可能な通電回路5と、磁気抵抗
効果素子の抵抗変化に伴う電圧変化を検出して記録情報
を再生するセンス回路4と、センス電流の所定時間内で
の時間積分値を求めるセンス電流積算回路11と、この
時間積分値が所定値以下に保持されるようにセンス電流
の通電方向を制御するスイッチ制御回路10とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ディスク装置などの
磁気記録再生装置に係り、特に磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドを用いて再生を行う磁気記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録再生における記録密度の
向上に伴い、磁気ディスク装置においても、従来からの
誘導型磁気ヘッド代わって、より再生感度の高い磁気抵
抗効果型磁気ヘッド(以下、MRヘッドという)を搭載
した装置が製品化されるに至っている。
【0003】MRヘッドの原理を図4を用いて説明す
る。MRヘッドの具体的構成には、シールドの有無、動
作点バイアスの掛け方などにより種々のタイプがある。
いずれのタイプも、原理的には図4に示されるように、
MR素子(磁気抵抗効果素子)101にセンス電流を流
し、磁気記録媒体の記録トラック102の上の磁化に応
じたMR素子101の電気抵抗の変化を電圧変化として
検出することで記録情報を再生する、というものであ
る。
【0004】一般に、MRヘッドの再生出力はセンス電
流に比例するため、センス電流を出来るだけ大きく設定
したいという要求がある。しかし、センス電流を大きく
すると、MRヘッドの信頼性を確保する上で、エレクト
ロマイグレーションと呼ばれる現象が問題となる。
【0005】エレクトロマイグレーションは、金属中に
高密度の電流が流れる際に起こる現象であり、電子流と
熱的に活性化した金属イオンとが運動量の交換を行い、
金属イオンを流れの方向に押しやるために発生すると言
われている。エレクトロマイグレーションにより金属イ
オンが不足した部分では、ボイド(void)が形成さ
れ、これが成長して不均一が増大し、最終的にはMR素
子の抵抗値増加、さらには断線といった事態を引き起こ
す。
【0006】MRヘッドを使用した従来の磁気記録再生
装置においては、エレクトロマイグレーションによるM
Rヘッドの特性変化や断線を防止する目的で、主として
材料・デバイスの面からの改良がなされてきた。
【0007】一方、最近では装置サイドからのエレクト
ロマイグレーション対策も考えられるようになってき
た。例えば、特開昭4−271001号に開示されてい
るように、所定のタイミング毎にセンス電流を反転させ
る方式がその一つである。この公知例によれば、再生モ
ード(あるいは記録モード)であることを示す制御信号
の立ち上がり(あるいは立ち下がり)でセンス電流を反
転させている。この方法では再生モード(あるいは記録
モード)が終了した後は、センス電流の反転がないた
め、一方向に定常的にセンス電流が流れ続けることにな
り、エレクトロマイグレーション対策としては十分でな
い。
【0008】また、この公知例にはエレクトロマイグレ
ーションの低減のため、再生モード時のみセンス電流を
流す方法も開示されているが、この方法でもエレクトロ
マイグレーションを効果的に防止することはできない。
この点について、図5に示す磁気ディスクフォーマット
を参照して説明する。まず、記録時について考えてみる
と、記録に先立って再生時と同様に磁気ディスク上のI
D情報を読む必要があるため、ID領域では再生用のM
Rヘッドにセンス電流を流して読出しを行う必要があ
る。さらに、最近の磁気ディスク装置はトラック密度が
高くなっているため、データ面にもサーボ情報を記録し
た、例えばセクタサーボ方式といった方式が主流になっ
ている。従って、再生時、記録時のみならず、シーク時
やトラックに追従している場合にも、再生ヘッドによる
サーボ情報の読み出しが必要になっている。
【0009】図6に、セクタサーボ方式における磁気デ
ィスクフォーマットの一例を示す。また、図7に図6の
磁気ディスクフォーマットに対応した各モードにおける
センス電流の通電の様子を示す。図7に示すように、
(a)シーク時/トラック追従時のようにサーボ情報の
みを読出す場合と、(b)書き込み時のようにID領域
を読出す場合、および(c)読み出し時のようにデータ
領域を読出す場合で、それぞれMR素子101のセンス
電流通電時間が異なる。すなわち、(a)(b)および
(c)の場合のセンス電流通電時間はそれぞれA、Bお
よびCであり、Cが他の二つA、Bに比べて圧倒的に長
い。従って、例えば(b)(c)のモードが交互に現れ
る場合など、短い通電時間と長い通電時間が交互に現れ
るケースでは、ある一方向に通電される時間が一方的に
長くなるという問題が生じることになる。
【0010】さらに、前記公知例には記録モードや再生
モードに関係なく、ある一定時間が経過する度にMRヘ
ッドのセンス電流を反転させる方法も記載されている
が、具体的にどの様なタイミングで反転させるかについ
ては示されておらず、エレクトロマイグレーションを防
止するには不十分であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、MR
ヘッドのエレクトロマイグレーションを防止するために
MRヘッドのセンス電流をあるタイミングで反転させる
従来の方式では、磁気ディスクフォーマットの関係など
から、センス電流が一方向に流れる時間が長くなる場合
があり、エレクトロマイグレーション対策として十分で
ないという問題があった。
【0012】本発明は、MRヘッドを用いて再生を行う
磁気ディスク装置等において、MRヘッドのエレクトロ
マイグレーションをより確実に防止できる磁気記録再生
装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明はMR素子に通電されるセンス電流の所定時
間内での時間積分値が所定値以下に保持されるようにセ
ンス電流の通電方向を制御する制御手段を備えたことを
特徴とする。
【0014】この制御手段は、より具体的には例えばM
Rヘッドのセンス電流の時間積分値を求め、現時点での
センス電流の通電方向が該時間積分値の極性と逆極性と
なるように通電方向を決定する。
【0015】また、MRヘッドのセンス電流の通電方向
の反転動作をほぼ等間隔の信号、すなわち周期的に発生
される何らかの信号に同期させ、磁気ディスクなどの記
録媒体上の記録フォーマットでのギャップ部を利用し
て、センス電流の通電方向を該ギャップ部毎に反転させ
るようにしてもよい。
【0016】
【作用】本発明では、MRヘッドのMR素子に流される
センス電流の時間積分値、つまりDC成分の値が所定値
以下、例えば略ゼロに保たれる。すなわち、センス電流
は互いに逆の二つの方向に平均的に流れることになるの
で、MR素子内の金属イオンが一方向に動かされること
がなくなり、エレクトロマイグレーションが効果的に防
止される。これによりエレクトロマイグレーションによ
るMR素子の抵抗値増加、さらには断線といった事態を
回避することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に、本発明の一実施例による磁気ディスク装
置の要部の構成を示す。
【0018】図1において、磁気ディスク1は例えばハ
ードディスクあるいはフロッピーディスクであり、スピ
ンドルモータ2により回転される。MRヘッド3は磁気
ディスク1上の記録情報を再生するための再生ヘッドで
あり、一般には薄膜ヘッドにより構成され、図示しない
記録ヘッドと一体的に設けられることもある。
【0019】MRヘッド3には、センス回路4と通電回
路5が接続されている。通電回路5は正負両極性の定電
流源6,7と、これらの定電流源6,7と接地電位を選
択的にMRヘッド4に接続するための切換えスイッチ8
からなる。この通電回路5は通電の有無と通電方向が制
御可能に構成されており、通電方向は切換えスイッチ8
により定電流源6が選択されたときはプラス方向、定電
流源7が選択されたときはマイナス方向となり、また切
換えスイッチ8により接地電位が選択されたときは通電
無しの状態となる。センス回路4は通電回路5からの通
電によるMRヘッド3の電圧降下を検出して、磁気ディ
スク1上の記録情報に対応した再生出力を得る回路であ
る。
【0020】通電回路5内の切換えスイッチ8は、スイ
ッチ制御回路9からの切換え信号により制御される。ス
イッチ制御回路9は、磁気ディスク装置全体の制御を司
るシステムコントローラ10およびセンス電流積算回路
11に接続されている。システムコントローラ10は、
MRヘッド3への通電タイミングを指定するための図2
(a)に示すゲート信号をスイッチ制御回路9へ供給す
る。
【0021】センス電流積算回路11は、通電回路5に
よってMRヘッド3に通電される図2(b)に示すよう
なセンス電流をその極性を考慮して図2(c)のように
積算することにより、センス電流の所定期間T内での時
間積分値(DC成分)を求めるものである。スイッチ制
御回路9から切換えスイッチ8に対して、該スイッチ8
が定電流源6を選択する状態のとき「+1」、定電流源
7を選択する状態のとき「−1」、そして接地電位を選
択する状態のとき「0」という値を示す切換え信号が供
給されるものとすると、センス電流積算回路11はスイ
ッチ制御回路9から出力される切り換え信号を積算する
カウンタにより構成される。
【0022】スイッチ制御回路9は、センス電流積算回
路11の積算結果(時間積分値)を受けて、この時間積
分値が所定値以下、具体的には略ゼロとなるように、ス
イッチ制御回路9への制御信号を切り換えることによ
り、図2(b)に示すように通電回路5によるMR素子
1への通電方向を例えば時間積分値の極性と逆の極性に
制御する。すなわち、例えば図2(a)の場合、期間T
でのセンス電流の時間積分値は図2(c)のようにマイ
ナスであるため、次のセンス電流の通電はプラス方向と
する。
【0023】次に、本実施例の具体的な動作例を説明す
る。まず、MRヘッド3にセンス電流を流すタイミング
は図7に示したように磁気ディスク装置の動作モードに
よって異なる。例えば、(a)のシーク時および待機時
(所定のトラックに追従しているが、記録/再生はして
いない状態)には、サーボデータを読むときだけセンス
電流を流す(通電時間A)。また、(b)の記録時はサ
ーボデータおよびID情報を読み込むときだけセンス電
流を流す(通電時間B)。さらに、(c)の再生時はセ
クタ全般にわたってセンス電流を流す(通電時間C)。
【0024】ここで、本実施例においてはMRヘッド3
に流すセンス電流の時間積分値がセンス電流積算回路1
1の保持している値(時間積分値)の極性と逆極性とな
るようにセンス電流の通電方向を決定する。例えば、図
7(a)においてはギャップ部からギャップ部までの期
間のセンス電流の時間積分値はマイナスであり、これが
センス電流積算回路11に保持されるため、次の通電は
これと逆極性であるプラス方向に通電することになる。
この場合、通電時間の時間積分値の最大値は上記A,
B,Cの最大値、すなわちCに抑えられることが分か
る。
【0025】なお、センス電流積分回路11はMRヘッ
ド3へのセンス電流を極性を含めて積算できるものであ
ればどのような構成でもよく、例えばセンス電流そのも
のの値をその極性を考慮してアナログ的に積算するもの
であってもよいし、また例えば磁気ディスク1上のフォ
ーマットの各領域の等価的なバイト数をディジタル的に
積算するようなものであってもよい。
【0026】主としてポータブルタイプのパーソナルコ
ンピュータに搭載される磁気ディスク装置では、省電力
化のために長時間ホストからのアクセスが無い場合、デ
ィスクの回転を止めたり、記録/再生回路の動作を休止
させるモード(アイドル、スリープなどと呼ばれること
が多い)が設けられている。このようなモードに入った
ときや、磁気ディスク装置の立ち上げ時に回転数が所定
範囲の回転数に達しないときは、MRヘッド3にセンス
電流を流さないようにすることも有効である。また、電
流バイアス方式のMRヘッドを採用する場合にあって
は、パワーセーブのためにセンス電流と同期してバイア
ス電流を遮断することも有効である。
【0027】次に、図1および図3を用いて本発明の他
の実施例を説明する。本実施例においては、磁気ディス
ク1を回転させるスピンドルモータ2から得られるイン
デックス信号を利用して、磁気ディスク1の一回転毎に
MRヘッド1のセンス電流の極性反転を行うように構成
する。
【0028】すなわち、磁気ディスク1の定常回転時は
インデックス信号は周期的であるので、インデックス信
号が発生される毎にセンス電流の極性を交互に反転させ
ることにより、特にセンス電流積算回路11を設けるこ
となく、センス電流の時間積分値を磁気ディスク1の一
回転の周期に相当する時間間隔以内の積分値に納めるこ
とができる。本実施例では、インデックス信号が周期的
に発生される信号であることに着目し、センス電流積算
回路11に代えて、前回センス電流を通電した時の通電
方向(極性)を保持するためのメモリとして、例えば図
1に示すようにフリップフロップ12を設け、このフリ
ップフロップ12の状態をインデックス信号毎に反転さ
せるようにしている。
【0029】なお、図3ではセンス電流の反転タイミン
グについては示していないが、図7の場合と同様、磁気
ディスクフォーマット上の適当なギャップ部でセンス電
流を反転させることが好ましい。
【0030】ところで、エレクトロマイグレーションの
発生原因から考えて、MRヘッド3に対して一方向に連
続してセンス電流を通電する時間は短い方が望ましい。
このためMRヘッド3に流すセンス電流の通電方向を反
転させるのに使用する略周期的な信号として、セクタパ
ルスを用いることもできる。セクタパルスを用いてセク
タ毎にセンス電流の通電方向を反転させると、インデッ
クス信号を用いた場合より頻繁に反転を行うことができ
るので、より効果的にエレクトロマイグレーションを防
止することができる。
【0031】セクタパルスはトラック全体のギャップ部
を除き周期的なので、通電はトラック全体のギャップ部
を除くこととし、前回通電した時の通電方向を保持する
メモリ(フリップフロップなど)を設けることにより、
有効にセンス電流のDC成分をゼロにすることができ
る。この場合も、センス電流の通電方向の反転タイミン
グは図7と同様に、セクタ単位で適当なギャップ部で反
転させるようにすることが望ましい。
【0032】また、センス電流の通電方向を反転させる
ため、MRヘッド3はその再生特性がセンス電流の向き
に依存しないようなものであることが好ましい。このよ
うな観点からは、MR素子がデュアル構成となっている
など、MRヘッド3がセンス電流の方向に対して対称な
構造となっていることが望ましい。
【0033】さらに、本発明の他の実施例として、磁気
ディスクフォーマットのギャップ部などを利用して所定
のタイミング(例えば磁気ディスクの一回転)毎にセン
ス電流のDC成分がゼロとなるように補償するセンス電
流をMRヘッドに流したり、振幅が徐々に減衰する交番
電流を流す、といった方法を上述した本発明によるセン
サ電流の通電方向反転動作に組み合わせて適用すること
も、エレクトロマイグレーションの防止に有効である。
【0034】その他、本発明は磁気ディスク装置に限ら
れず、磁気テープを用いた磁気記録再生装置にも適用で
きるなど、その主旨に反しない範囲で種々変形して実施
することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればM
RヘッドのMR素子に流すセンス電流の時間積分値を所
定値以下に保つようにセンス電流の通電方向を制御する
ことにより、エレクトロマイグレーションによるMR素
子の抵抗値の増大、さらには断線といった事態を回避す
ることができ、MRヘッドの信頼性向上と長寿命化を図
ることができる。
【0036】さらに、本発明の一実施例によるとセンス
電流の通電時間を必要最小限に抑えられるので、MR素
子の発熱が最小限に抑えられ、延いては金属イオンが熱
的に活性化されることが抑制されるので、エレクトロマ
イグレーション防止に一層の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る磁気ディスク装置の構
成図
【図2】同実施例の動作を説明するためのタイムチャー
【図3】本発明の他の実施例の動作を説明するためのタ
イムチャート
【図4】MRヘッドの原理説明図
【図5】磁気ディスクフォーマットの一例を示す図
【図6】磁気ディスクフォーマットの他の例を示す図
【図7】磁気ディスク装置の各動作モードにおけるセン
ス電流の通電の様子を示す図
【符号の説明】
1…磁気ディスク 2…スピンドル
モータ 3…MRヘッド 4…センス回路 5…通電回路 6…正極性定電
流源 7…負極性定電流源 8…切換スイッ
チ 9…スイッチ制御回路 10…システムコ
ントローラ 11…センス電流積算回路 12…フリップ
フロップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体上に配置され、該磁気記録媒
    体上の記録磁化に応じて電気抵抗が変化する磁気抵抗効
    果素子を含む磁気抵抗効果型磁気ヘッドと、 該磁気抵抗効果素子にセンス電流を通電する通電手段
    と、 前記磁気抵抗効果素子の抵抗変化に伴う前記センス電流
    による電圧変化を検出して記録情報を再生する再生手段
    と、 前記センス電流の所定時間内での時間積分値が所定値以
    下に保持されるように前記センス電流の通電方向を制御
    する制御手段とを備えたことを特徴とする磁気記録再生
    装置。
JP5110593A 1993-03-11 1993-03-11 磁気記録再生装置 Pending JPH06267001A (ja)

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JP5110593A JPH06267001A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 磁気記録再生装置

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JP5110593A JPH06267001A (ja) 1993-03-11 1993-03-11 磁気記録再生装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0803862A2 (en) * 1996-04-23 1997-10-29 Read-Rite Corporation Magnetoresistive head using sense currents of opposite polarities
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