JPH0626610B2 - 座位照射外科治療システムにおける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子 - Google Patents

座位照射外科治療システムにおける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子

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JPH0626610B2
JPH0626610B2 JP3302685A JP30268591A JPH0626610B2 JP H0626610 B2 JPH0626610 B2 JP H0626610B2 JP 3302685 A JP3302685 A JP 3302685A JP 30268591 A JP30268591 A JP 30268591A JP H0626610 B2 JPH0626610 B2 JP H0626610B2
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rotation
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chair
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、患者が楽な座位のまま
放射線照射外科治療が行える電子線直線加速照射装置を
使用した座位照射外科治療システムにおける回転中心に
患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子に関するも
のである。近年、たとえば、腫瘍、あるいは動静脈奇形
等の患部(以下、本明細書では放射線の治療対象になる
患部を単に患部という)を外科手術により治療するので
はなく、x線、γ線等の電離放射線(以下、本明細書で
は、治療に使用される全ての電離放射線を単に放射線と
いう)を照射して患部の細胞組織を化学的に変質させる
治療が進んできた。
【0002】
【従来の技術】従来例における座位照射外科治療システ
ムについて図4を参照しつつ説明する。図4は電子線直
線加速照射装置を使用して患者の患部に放射線を照射し
て治療を行っている状態の説明図である。図4におい
て、患者41は、回転椅子42に座って電子線直線加速
照射装置43から放射線ビーム44の照射を患部45の
中心に向かって受けている状態を示す。この時の放射線
ビーム44の照射中心での照射野はたとえば、直径3m
m以上任意の大きさにすることができる。背もたれ46
の角度を変えることにより、また頭部固定装置の固定部
47の調整により、脳定位固定リング48は、回転椅子
42の所定位置に取り付けられる。上記取り付けの調整
は、患部45の中心位置を通る鉛直線軸を中心として、
等角速度で回転椅子42を回転できるように調整する。
回転椅子42の回転角速度は、たとえば、毎秒1/2回
転程度であるが、任意の回転数にすることができる。こ
の場合、回転椅子42に座る患者41は、等角速度で回
るため、目が回ることはない。また、前記電子線直線加
速照射装置43の回転中心は、前記患部45の中心位置
を通る鉛直面内で、前記患部45の中心を軸に回転する
ように調整される。さらに、長い時間患者41を疲労さ
せずに放射線ビーム44の照射を可能にする顎固定装置
49等が設けられている。
【0003】電子線直線加速照射装置43の放射線ビー
ム44の照射角度は、図4に示すごとく、患部45の水
平面前方を0度とすると、たとえば、−45度から開始
して、図4における患者41の後方の225度の位置ま
での回転を往復する。また、回転椅子42は、等角速度
で回転するため、放射線ビーム44が患部45に照射す
る量は、その他の正常な細胞組織に照射する量に比べて
非常に多い。そして、前記電子線直線加速照射装置43
の回転速度を制御することによって、患部45の中心に
照射される放射線ビーム44を必要な一定量とすること
ができる。
【0004】上記のような座位照射外科治療システムに
おける回転椅子42は、患者41の座高に合わせて上下
動が可能なようにできている。すなわち、図5に基づい
て従来例における回転椅子42の回転駆動部Aを説明す
る。図5は座位照射外科治療システムにおける回転椅子
を説明するための一部断面図である。図5において、床
501の上には、水平面を出した回転椅子基台502が
置かれている。回転椅子基台502上のハウジング50
3は、ハウジング固定装置504により回転椅子基台5
02に固定されている。ハウジング503には、ケーシ
ング505およびブラケット506が取り付けられてい
る。ケーシング505およびブラケット506の内部に
は、ラジアル・ベアリング507およびクロスローラー
・ベアリング508を介して円筒状メイン・シャフト5
09が回転し得るように支持されている。また、ケーシ
ング505の内部には、前記円筒状メイン・シャフト5
09を回転させるモータ510が取り付けられている。
モータ510は、たとえば、フラット状サーボ・モータ
で、前記円筒状メイン・シャフト509の軸が挿入され
ているエンコーダ511から検出された回転速度と図示
されていない制御回路とにより回転速度が一定に制御さ
れる。
【0005】また、モータ510におけるロータ530
の回転は、円筒状メイン・シャフト509に伝達され
る。円筒状メイン・シャフト509の下部中心には、上
下動スクリュウ512の一端が固定されている。また、
上下動スクリュウ512には、ボールネジ・ナット52
9を介して円筒状伸縮シャフト513が回動可能に取り
付けられている。前記円筒状伸縮シャフト513の上端
には、座台本体取付フランジ514が設けられ、その上
に座台本体515が載置されている。円筒状メイン・シ
ャフト509の上端には、クラッチ516が上下方向摺
動自在に取り付けられている。そして、クラッチ516
を上方に摺動する場合には、肘掛け518を有する座台
本体515の回転椅子側部支柱519に取り付けられた
クラッチ・レバー520を図5に示すように上方に引き
上げる。クラッチ・レバー520の上方への引き上げに
より、クラッチ・レバー520と接続しているワイヤー
521がバネ522に抗してクラッチ516を上方に引
き上げる。
【0006】この動作により、クラッチ516に設けら
れているクラッチ凹部523と円筒状メイン・シャフト
509に設けられたクラッチ凸部524との係合が外
れ、円筒状メイン・シャフト509の回転は、円筒状伸
縮シャフト513に伝達されなくなる。したがって、円
筒状メイン・シャフト509の回転は、上下動スクリュ
ウ512およびボールネジ・ナット529を介して円筒
状伸縮シャフト513に伝達される。この時円筒状伸縮
シャフト513は、回転せずに上昇する。さらに、図4
に示すように、患部45の中心に放射線ビーム44を照
射するために患部45の中心である回転椅子Bの回転軸
と、図示されていない電子線直線加速照射装置の回転中
心とを一致させる必要がある。このために、回転椅子B
を全体的にx軸およびy軸方向に動かすことができるよ
うに回転椅子基台502とハウジング503との間に図
示のごとくx軸フラット・ローラー525およびy軸フ
ラット・ローラー526を設けている。各フラット・ロ
ーラー525、526は、たとえば、図示のごとく2個
ずつ4ヶ所に設けられており、回転駆動部A、回転椅子
B、および患者の重量に耐えられるように設計されてい
る。そして、8個のフラット・ローラーにより軽く回転
椅子Bを動かした後に、ハウジング固定装置504によ
り回転椅子基台502に固定する。なお、座台本体取付
フランジ514には、光反射円筒527が、またクラッ
チ516には、押圧板528がそれぞれ取り付けられて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記座位照射外科治療
システムでは、回転椅子42の水平方向の回転にガタや
ブレを許すことができない。すなわち、回転椅子42に
おける水平方向の回転に僅かのガタやブレがあると、患
部45以外の正常な細胞に放射線が照射されて、その細
胞組織が破壊されることになる。しかし、上記図5に示
すような従来例における座位照射外科治療システム用回
転椅子42は、一つのモータ510の回転軸に沿って、
水平方向の回転および上下方向の移動を行えるように構
成されているため、回転椅子42の上下方向のストロー
クを大きく取ると、回転椅子42における水平方向の回
転にガタやブレが生じた。これは、椅子自体の重量と患
者41の体重とが回転軸によってのみ支えられているた
めである。したがって、従来例における座位照射外科治
療システム用回転椅子42では、上下方向のストローク
を8〜9センチ程度とるのが限度であった。そのため、
患者41の座高によっては、上記治療を受けられなかっ
たり、あるいは不自然な座り方で長時間治療を受けなけ
ればならなかった。また、上記座位照射外科治療システ
ム用回転椅子42は、1つのモータ510で水平方向の
回転および上下動を行うため、クラッチを設けたりある
いはシャフトを二重にしたりしなくてはならず構造が複
雑で、製造上および保守の点で問題があった。
【0008】一般の椅子においては、上下動を油圧ある
いは空気圧を利用しているものがある。しかし、医療用
の回転椅子の場合、特に本発明のような座位照射外科治
療システムにおける回転椅子の場合、治療中に高さある
いはX軸およびY軸方向に変化があると、患部以外の正
常な細胞に放射線が照射されて、その細胞組織が破壊さ
れてしまう。そのため、座位照射外科治療システムにお
ける回転椅子に油圧あるいは空気圧を使用することがで
きないという問題を有した。また、電子線直線加速照射
装置および回転椅子の回転中心と患部の中心とを一致さ
せるために、回転椅子あるいは座部の移動は、手動で行
った後、必ず固定装置によって一旦固定しなければなら
ない。そして、この操作は、試行錯誤によって何回か行
わねばならないので、回転中心の位置合わせに多くの労
力がかかっていた。
【0009】回転椅子の座部は、一方に患部を定位する
定位装置を備えた上下方向に可動な背もたれが有り、患
者が座る場合、他方に患者の脚がある。このような構造
のため、回転椅子の背もたれと共に回転椅子の座部を上
下動させるためには、一端で上下動を行わねばならな
い。この構造は、片持ち梁で支持されていることにな
り、回転椅子の座部を水平に上下動させることが構造上
不安定であった。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、水平方向の回転は安定であり、上下方向の
ストローク調整を大きく取れると共に、製造および保守
の簡単な座位照射外科治療システムにおける回転中心に
患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の座位照射外科治療システムにおける回転中
心に患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子は、放
射線を照射する電子線直線加速照射装置の回転中心と回
転椅子の回転中心、および患者の患部を回転椅子の中心
とを一致させる機構を備えた第1発明と、上記の各中心
位置を正確に合わせるための摺動機構を備えた第2発明
と、回転椅子の座部のバランスを良くする補助リフトを
備えた第3発明と、第2発明の摺動機構をリニアモータ
とした第4発明との態様からなる。
【0012】(第1発明)座位照射外科治療システムに
おける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回
転椅子は、患部を中心にした垂直面内を回転しながら放
射線を照射する電子線直線加速照射装置と、上記患部の
中心を通る鉛直線軸を中心にした水平面内を回転する回
転椅子とからなる座位照射外科治療システムであって、
回転椅子(図3の300)を水平方向に回転させるメイ
ンモータ(図1の141)と、当該メインモータ(14
1)が取り付けられているX軸方向およびY軸方向に可
動な可動フランジ(図1の121)と、当該可動フラン
ジ(121)をX軸およびY軸方向に移動させるために
回転を直線方向の移動に変換する第1および第2の摺動
機構(図1の114、115、116、120、13
2、117、137、および130、134、135、
136、124、133、123)とを有する回転椅子
用接地ベース(図1の111)と、前記メインモータ
(141)の回転子に取り付けられると共に、X軸、Y
軸、およびZ軸方向に移動させるために回転を直線方向
の移動に変換する第3ないし第5の摺動機構(図2の2
23、224、225、226、232、227、およ
び235、236、237、242、233、234)
を有する回転椅子用ベース(図2の211)と、当該回
転椅子用ベース(211)に取り付けられ、患部を定位
する定位装置を備えると共に上下動可能にするために回
転を直線方向の移動に変換する第6の摺動機構(図2の
264、265、266)を設けた背もたれを有する座
部(図2の252)とから構成される。
【0013】(第2発明)座位照射外科治療システムに
おける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回
転椅子の第1ないし第6の摺動機構は、履歴のない直動
式ガイドから構成される。
【0014】(第3発明)座位照射外科治療システムに
おける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回
転椅子の座部に設けられた第6の摺動機構に対向する位
置に補助リフト(図2の244)を備えた構成とする。
【0015】
【作 用】
(第1発明)電子線直線加速照射装置は、患者の患部を
中心とした垂直面内を回転しながら患部に放射線を照射
する。一方、患者は、座った状態で放射線の治療を受け
ることができるように、患者の座る椅子は、患部の中心
を通る鉛直線軸を中心にした水平面内を回転できるよう
な構造になっている。すなわち、回転椅子が取り付けら
れている回転椅子用接地ベースは、電子線直線加速照射
装置の回転中心になるように運搬され、その場で固定さ
れる。そして、上記回転椅子用接地ベースに備えられて
いるX軸方向およびY軸方向の摺動機構によって、電子
線直線加速照射装置の回転中心と回転椅子の回転中心と
が一致するように微調整される。その後、患者が回転椅
子に座った状態で、回転椅子用ベースに備えられている
X軸方向およびY軸方向の摺動機構によって、予めCT
スキャンによって位置決めされている患部の中心と回転
椅子の回転中心とが一致するように微調整される。以上
のような調整によって、回転椅子用接地ベースに取り付
けられたメインモータの回転により患者を回転させる
と、患者の患部中心と電子線直線加速照射装置の回転中
心とが一致する。このような状態で、患部を中心とした
垂直面内を回転する電子線直線加速照射装置から放射す
る放射線ビームは、前記電子線直線加速照射装置が回転
する垂直面内を通る鉛直線軸を中心とした水平面内を回
転する患部に照射される。したがって、患部には、常時
放射線ビームが照射されているが、その他の正常な細胞
部分の被曝量は、非常に少なくなり、ほとんど問題がな
い。そして、モータとモータの回転運動を直線運動に変
換する摺動機構との組み合わせを多く使用することによ
り、回転椅子の上下動のストローク幅を大きく取れるよ
うにすると共に、正確な回転運動と正しい位置に移動す
る機構が簡単になった。
【0016】(第2発明)第2発明は、X軸方向、Y軸
方向、およびZ軸方向に摺動させる第1ないし第6の摺
動機構が履歴のない直動式ガイドから構成されているの
で、常に、所定の位置に正確に停止することができる。
たとえば、一瞬の停電が発生しても、回転椅子の位置
は、ずれることなく、患部の中心にのみ放射線ビームが
照射される。
【0017】(第3発明)第3発明は、座部が片持梁の
ようにして上下動を行う機構になっているため、患者の
脚部がある方向に補助リフトを設けている。このような
構成にして、座部が座部自体および患者の重量を安定し
て上下動できるようにしている。
【0018】
【実 施 例】図1は回転椅子の下部に当たる回転駆動
部を説明するための図である。図2は回転椅子の上部に
当たる調整部を説明するための図である。図3は回転駆
動部の上に調整部を載置した回転椅子の外観を説明する
ための図である。先ず、図1により回転駆動部100に
ついて説明する。回転駆動部100は、回転椅子用接地
ベース111と、X軸─Y軸可動フランジ121と、X
軸テーブル131とから構成されている。回転椅子用接
地ベース111には、たとえば4箇所(図1では3箇所
が見えている)に開口112が形成されている。また、
回転椅子用接地ベース111の上には、4個(開口11
2に対応した数)の浮上式移動用キャスタ113と、X
軸方向調整用モータ114と、軸受115、116と、
2本のX軸方向レール117(一方のレールは図1では
見えない)とが固定されている。そして、浮上式移動用
キャスタ113は、可動シリンダ118によってローラ
ー119を前記開口112から回転椅子用接地ベース1
11の外部に突出させたり、あるいは収納することがで
きる。すなわち、浮上式移動用キャスタ113のローラ
ー119を回転椅子用接地ベース111の開口112か
ら可動シリンダ118によって突出させた場合、回転駆
動部100は、移動可能であり、ローラー119を収納
させた場合、回転駆動部100は、固定されて移動不可
能になる。
【0019】X軸─Y軸可動フランジ121は、裁頭円
錐形をしており、その上部に凹部122が、また、下部
に摺動凹部123と、可動部124とが形成されてい
る。また、X軸テーブル131は、下部に2個の可動部
132(図1では1個だけが見える)と、前記X軸方向
レール117に沿って摺動する摺動凹部137(図1で
は1個だけが見える)とを、また、上部に2本のY軸方
向レール133、133′と、軸受134、135と、
Y軸方向調整用モータ136とが取り付けられている。
さらに、前記X軸─Y軸可動フランジ121の凹部12
2には、メインモータ141が嵌合されている。そし
て、このメインモータ141は、モータの回転子自体が
回転する直動式のもので、その回転子には、フランジ1
42と電源および制御用配線を通すケーブル用中空14
3とが形成されている。また、メインモータ141は、
フラット状サーボモータで、回転部分にある回転速度検
出器により回転速度を検出し、この回転速度に基づいて
図示されていない制御回路がメインモータ141の回転
速度を一定にしている。
【0020】前記X軸方向調整用モータ114の回転軸
に接続されているネジが切られた回転軸120は、軸受
115、116によって支持されていると共に、X軸テ
ーブル131の下部に形成されているボールネジ・ナッ
ト式可動部132が回転自在に嵌合されている。したが
って、前記X軸方向調整用モータ114に接続されてい
る回転軸120は、減速機によって所定の回転数に落と
されて回転することにより、可動部132がX軸方向に
移動する。この時、後述のX軸テーブル131は、回転
椅子用接地ベース111上に設けられたX軸方向レール
117上を摺動自在に移動する。また、上記X軸方向レ
ール117は、X軸テーブル131の下部に設けられた
摺動凹部137(これらは一対あるが、図1では見えな
い)に摺動自在に嵌合されると共に、X軸方向の移動を
滑らかで正確に行うものである。
【0021】前記Y軸方向調整用モータ136の回転軸
に接続されているネジが切られた回転軸130は、軸受
134、135によって支持されていると共に、X軸─
Y軸可動フランジ121の下部に形成されているボール
ネジ・ナット式可動部124が回転自在に嵌合されてい
る。したがって、前記Y軸方向調整用モータ136に接
続されている回転軸130は、減速機によって所定の回
転数に落とされて回転することにより、可動部124が
Y軸方向に移動する。この時、X軸─Y軸可動フランジ
121は、X軸テーブル131に設けられたY軸方向レ
ール133上を摺動自在に移動する。 また、上記Y軸
方向レール133は、X軸─Y軸可動フランジ121の
下部に設けられた摺動凹部123に摺動自在に嵌合され
ると共に、Y軸方向の移動を滑らかで正確に行うもので
ある。
【0022】以上のような構成の回転椅子用接地ベース
111上に載置されたX軸─Y軸可動フランジ121
は、X軸方向調整用モータ114あるいはY軸方向調整
用モータ136の図示されていない、たとえばフットス
イッチ等を押すことによりX軸およびY軸方向に微調整
が行われる。そして、これらの調整により、X軸─Y軸
可動フランジ121の凹部122に設けられたメインモ
ータ141の回転中心が電子線直線加速照射装置の回転
中心と一致させられる。
【0023】次に、図2を参照しつつ調整部200につ
いて説明する。図2において、回転椅子用ベース211
は、図では見えない回転駆動部100が挿入される裁頭
円錐形の凹部が形成されていると共に、患者の脚部を置
く部分を残して略裁頭円錐形をした防護カバー212が
取り付けられている。また、回転椅子用ベース211に
は、Z軸方向調整用モータ213と、一対のZ軸方向レ
ール214、214′と、Z軸方向調整用モータ213
の軸受215とが取り付けられている。
【0024】回転椅子テーブル221は、前記Z軸方向
レール214、214′を摺動する摺動凹部222と、
たとえば図示のごとく、側部に設けられた軸受223、
224と、X軸方向調整用モータ225と、X軸方向調
整用モータ225の回転軸に接続されている回転軸22
6と、回転椅子テーブル221の上部に設けられて一対
のX軸方向レール227(座部後方のX軸方向レール
は、図2では見えない)とから構成されている。
【0025】X軸方向テーブル231は、下部に設けら
れて前記回転軸226に回動自在に嵌合されているたと
えば、ボールネジ・ナット式可動部232と、上部に設
けられたY軸方向レール233、234と、Y軸方向調
整用モータ235と、軸受236とY軸方向調整用モー
タ235の回転軸に接続しているねじが切られた回転軸
237とから構成される。
【0026】Y軸方向テーブル241は、前記Y軸方向
レール233、234上に摺動自在に取り付けられてお
り、回動自在に嵌合されている、たとえばボールネジ・
ナット式可動部242と、切欠部243とが設けられて
いる。そして、当該切欠部243において、たとえばガ
スバネ245等を備えた上下動可能な補助リフト244
が取り付けられている。また、上記補助リフト244
は、図示されていないダブルリンク機構を備え、これら
と前記ガスバネ245とによって、容易に上下動をスム
ーズに動かされている。Y軸方向テーブル241には、
椅子座板251が取り付けられている。椅子座板251
には、座部252と、肘当て253と、フットアップ用
クッション254とが取り付けられている。さらに、椅
子座板251の後部には、背もたれ261が上下動可能
な状態で取り付けられている。背もたれ261には、前
後およびアオリ機構付背当て262と、ショルダーガー
ド263と、座高調整用モータ264と、軸受265
と、前記座高調整用モータ264に接続されている回転
軸266と、Z軸方向摺動部267、Y軸方向止めナッ
ト268、脳定位固定リング調整部269とが取り付け
られている。そして、背もたれ261のZ軸方向の摺動
は、図2では見えない背もたれ261内にある摺動機構
によって行われる。また、脳定位固定リング調整部26
9には、脳定位固定リング271が取り付けられてい
る。
【0027】図1に示す回転椅子用接地ベース111の
凹部122に取り付けられているメインモータ141の
フランジ142と調整部200の回転椅子用ベース21
1とが接続される。そして、回転椅子テーブル221に
取り付けたX軸方向調整用モータ225を図示されてい
ない、たとえばフットスイッチ等の押圧によって所定時
間回転させることにより、可動部232と一体になって
いるX軸方向テーブル231は、X軸方向レール227
上をX軸方向に摺動する。同様にして、Y軸方向調整用
モータ235を所定時間回転させることにより、可動部
242と一体になっているY軸方向テーブル241は、
Y軸方向レール233、234上をY軸方向に摺動す
る。さらに、回転椅子用ベース211に取り付けられた
Z軸方向調整用モータ213を、図示されていないフッ
トスイッチ等の押圧により、所定時間回転させることに
より、回転椅子テーブル221は、一対のZ軸方向レー
ル214、214′に沿って上下動する。
【0028】背もたれ261は、患者が座部252に座
った後、患者の座高に合わせて座高調整用モータ264
を回転させる。前後およびアオリ機構付背当て262を
患者の背中の傾斜に合わす。脳定位固定リング271と
患者の患部との位置関係は、CTスキャン等によって予
め決められているので、脳定位固定リング271におけ
る患部中心が調整部200の略回転中心となるように、
調整部200のX軸方向調整用モータ225、Y軸方向
調整用モータ235、Z軸方向調整用モータ213、Z
軸方向摺動部267、Y軸方向止めナット268、脳定
位固定リング調整部269等を調整しておく。
【0029】次に、座位照射外科治療システムについて
説明する。先ず、回転椅子300は、電子線直線加速照
射装置の下部に運搬される。この時、回転駆動部100
の浮上式移動用キャスタ113は、下部に突出されて、
回転椅子300の移動を容易にする。回転椅子300が
所定位置に移動した後、前記浮上式移動用キャスタ11
3は、回転椅子用接地ベース111の開口112内に収
納されると、回転椅子300は、その位置に固定され
る。次に、電子線直線加速照射装置の鉛直面内での回転
中心と回転椅子300の水平面内での回転中心とを一致
させるために、回転駆動部100のX軸方向調整用モー
タ114とY軸方向調整用モータ136とを図示されて
いないフットスイッチ等の押圧で回転させることによ
り、回転椅子300の回転中心を移動させる。一方、脳
定位固定リング271は、患者の頭蓋骨に図示されてい
ないピンによって固定され、CTスキャン等によって、
脳定位固定リング271と患部中心との位置関係が決定
される。この脳定位固定リング271と患部中心との位
置関係が決定された後、疑似脳定位固定リングが回転椅
子300に取り付けられ、前述のごとく、回転椅子30
0の水平面での回転中心と電子線直線加速照射装置の鉛
直面内での回転中心とを略一致させるような調整を行
う。その後、脳定位固定リング271を付けた患者は、
回転椅子300の座部252に座ると共に、脚をフット
レスト255に置き楽な姿勢をとる。この時、患部中心
と回転椅子300の中心とが一致しない場合がある。こ
のような場合、患部中心を無理に回転椅子300の中心
に移動させると、患者は、不自然な姿勢で長時間治療を
受けることになる。患者を楽な姿勢で回転椅子300の
回転中心に移動させるために、調整部200のX軸方向
調整用モータ225、Y軸方向調整用モータ235、Z
軸方向調整用モータ213を図示されていないフットス
イッチ等の押圧により回転させる。このようにして、水
平面内において、回転椅子300の回転中心と、患者の
患部中心とが一致すると共に、鉛直面内で電子線直線加
速照射装置の回転中心とも一致する。
【0030】電子線直線加速照射装置43の放射線照射
角度は、図4に示すごとく、患部45の水平面前方を0
度とすると、たとえば、−45度から開始して図4に示
す後方の225度の位置まで回転する。この回転角度は
さらに広げて、全角で300度程度にすることもでき
る。しかし、回転椅子42は、等角速度で回転するため
図4に示す後方まで回転する必要はなく、−45度から
開始し90度で終了しても同じである。この時の回転椅
子42の周速度は、患部45の中心位置を通る鉛直線軸
に1番遠い図4に示す0度付近で速く、前記軸の真上で
は1番遅くなる。したがって、患部45の中心位置の放
射線ビーム44を単位時間当たりに同じ分量照射するた
めには、電子線直線加速照射装置43の回転速度を患部
45の中心位置を通る鉛直線軸に1番遠い図4に示す0
度付近で遅く、前記軸の真上では速くする必要がある。
そして、電子線直線加速照射装置43の回転速度を三角
関数に基づいて制御するのが良い。この速度制御は、コ
ンピュータを使用して行うこともできるが、全角で13
5度の間を30分ないし40分かけて移動する程度の速
度であるから、この区間をたとえば、6等分程度に分け
て速度を少しずつ段階的に変えることもできる。このよ
うに電子線直線加速照射装置43の回転速度を制御する
と、患部45の中心に照射される放射線ビーム44の量
は一定になる。また、電子線直線加速照射装置43の回
転は、放射線の照射量を一番多くしたい図4に示す0度
を中心にして、除々に回転の振幅を増加させる往復運動
を行なわせることができる。この場合、0度付近は、電
子線直線加速照射装置43の照射回数が多く、図4に示
す90度付近は照射回数が少ない。このようにして、患
部に対する放射線の照射量を調整するが、電子線直線加
速照射装置43の速度は、頭部に対する線量分布を計算
することによってコントロールできる。
【0031】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は、前記実施例に限定されるものではない。そして、
特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することがな
ければ、種々の設計変更を行うことが可能である。たと
えば、頭部の腫瘍を一例として説明したが、頭部以外眼
窩部、耳鼻咽喉部あるいはその他の身体の一部に適用で
きることは言うまでもない。また、レールおよび当該レ
ールに摺動自在に嵌合する摺動凹部は、履歴のないよう
に動く直動式のものであれば、特に限定されるものでは
ない。たとえば、モータと減速機とが一体になっている
ギアドモータや、ウォームギアを用いて履歴のない直動
式の摺動機構を実現することができる。さらに、摺動機
構は、モータの回転を直線運動に変換しているが、リニ
アモータを使用することにより、回転椅子の構造を簡単
でコンパクトにできる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、患部の放射線照射中心
位置を中心にして、回転椅子および電子線直線加速照射
装置を正確かつ安定して回転させることができるので、
患部の中心位置への照射量が一定になるように制御で
き、患部の中心位置以外の正常な細胞組織に照射される
放射線は極めて少なくなる。本発明によれば、患者が座
る回転椅子は、回転駆動部および調整部共にX軸方向と
Y軸方向とを調整できる摺動機構を設けたので、回転椅
子の機構が簡単になると共に、上下方向のストローク幅
が大きく取れるようになった。本発明によれば、摺動機
構に履歴のない直動式ガイドを使用することにより、モ
ータの数が多いにもかかわらず正確で安定した動作を行
うことができる。また、摺動機構をリニアモータにする
と、なお一層動作が正確で機構が簡単になる。上記のよ
うな摺動機構の組み合わせにより、回転精度が上げられ
るので、患部中心だけを球形に照射でき、正常な細胞組
織を損傷することがない。本発明によれば、治療時間中
に患者の苦痛を軽減するような自然で楽な姿勢を保持で
きるので、患者を入院させて治療するだけでなく、通常
の生活をしながら病院に通院して治療することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 回転椅子の下部に当たる回転駆動部を説明す
るための図である。
【図2】 回転椅子の上部に当たる調整部を説明するた
めの図である。
【図3】 回転駆動部の上に調整部を載置した回転椅子
の外観を説明するための図である。
【図4】 電子線直線加速照射装置を使用して患者の患
部に放射線を照射して治療を行っている状態の説明図で
ある。
【図5】 座位照射外科治療システムにおける回転椅子
を説明するための一部断面図である。
【符号の説明】
100・・・回転駆動部 222・・
・摺動凹部 200・・・調整部 223・・
・軸受 300・・・回転椅子 224・・
・軸受 111・・・回転椅子用接地ベース 225・・・X軸方向調整用モー 112・・・開口 タ 113・・・浮上式移動用キャスタ 226・・
・回転軸 114・・・X軸方向調整用モータ 227・・
・X軸方向レール 115・・・軸受 231・・
・X軸方向テーブル 116・・・軸受 232・・
・可動部 117・・・X軸方向レール 233・・
・Y軸方向レール 118・・・可動シリンダ 234・・
・Y軸方向レール 119・・・ローラー 235・・・Y軸方向調整用モー 120・・・回転軸 タ 121・・・X軸─Y軸可動フランジ 236・・
・軸受 122・・・凹部 237・・
・回転軸 123・・・摺動凹部 241・・
・Y軸方向テーブル 124・・・可動部 242・・
・可動部 130・・・回転軸 243・・
・切欠部 131・・・X軸テーブル 244・・
・補助リフト 132・・・可動部 245・・
・ガスバネ 133・・・Y軸方向レール 251・・
・椅子座板 134・・・軸受 252・・
・座部 135・・・軸受 253・・
・肘当て 136・・・Y軸方向調整用モータ 254・・・フットアップ用クッ 137・・・摺動凹部 ション 141・・・メインモータ 255・・
・フットレスト 142・・・フランジ 261・・
・背もたれ 143・・・ケーブル用中空 262・・・前後およびアオリ 211・・・回転椅子用べース 機構付背当て 212・・・防護カバー 263・・
・ショルダーガード 213・・・Z軸方向調整用モータ 264・・
・座高調整用モータ 214・・・Z軸方向レール 265・・
・軸受 215・・・軸受 266・・
・回転軸 216・・・回転軸 267・・
・Z軸方向摺動部 221・・・回転椅子テーブル 268・・
・Y軸方向止めナット 269・・・脳定位固定リング調整部 271・・・脳定位固定リング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61G 15/02 (56)参考文献 特開 昭63−230180(JP,A) 特開 平5−111541(JP,A) 特開 平5−111542(JP,A)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患部を中心にした垂直面内を回転しなが
    ら放射線を照射する電子線直線加速照射装置と、上記患
    部の中心を通る鉛直線軸を中心にした水平面内を回転す
    る回転椅子と、からなる座位照射外科治療システムにお
    ける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回転
    椅子において、 回転椅子を水平方向に回転させるメインモータと、 当該メインモータが取り付けられているX軸方向および
    Y軸方向に可動な可動フランジと、 当該可動フランジをX軸およびY軸方向に移動させるた
    めに回転を直線方向の移動に変換する第1および第2の
    摺動機構を有する回転椅子用接地ベースと、 前記メインモータの回転子に取り付けられると共に、X
    軸、Y軸、およびZ軸方向に移動させるために回転を直
    線方向の移動に変換する第3ないし第5の摺動機構を有
    する回転椅子用ベースと、 当該回転椅子用ベースに取り付けられ、患部を定位する
    定位装置を備えると共に上下動可能にするために回転を
    直線方向の移動に変換する第6の摺動機構を設けた背も
    たれを有する座部と、 を備えていることを特徴とする座位照射外科治療システ
    ムにおける回転中心に患部を移動できる調整装置を備え
    た回転椅子。
  2. 【請求項2】 前記第1ないし第6の摺動機構は、履歴
    のない直動式ガイドから構成されていることを特徴とす
    る請求項1の座位照射外科治療システムにおける回転中
    心に患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子。
  3. 【請求項3】 前記座部に設けられた第6の摺動機構に
    対向する位置に補助リフトが設けられていることを特徴
    とする請求項1の座位照射外科治療システムにおける回
    転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子。
JP3302685A 1991-10-23 1991-10-23 座位照射外科治療システムにおける回転中心に患部を移動できる調整装置を備えた回転椅子 Expired - Lifetime JPH0626610B2 (ja)

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CN106693189A (zh) * 2016-12-31 2017-05-24 广东恒聚医疗科技有限公司 一种用于坐姿放疗的混联机器人

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