JPH0626593B2 - 低周波治療器 - Google Patents

低周波治療器

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JPH0626593B2
JPH0626593B2 JP20845185A JP20845185A JPH0626593B2 JP H0626593 B2 JPH0626593 B2 JP H0626593B2 JP 20845185 A JP20845185 A JP 20845185A JP 20845185 A JP20845185 A JP 20845185A JP H0626593 B2 JPH0626593 B2 JP H0626593B2
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一郎 宮城
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Omron Tateisi Electronics Co
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【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、低周波パルスを付与して生体患部を治療す
る低周波治療器に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、この種の低周波治療器は、1〜2Hzの低周波を
発振する発振器と、この発振器の低周波を増幅する増幅
器と、この増幅器の出力パルスのピーク値を調整する出
力調整回路と、生体に接触して調整回路の出力パルスを
患部に付与する一対の導子とより構成されている。従っ
て、この一対の導子を患部に当てて50〜160Vの低
周波パルスを患部に印加するようになっている。
そして、この低周波パルスを患部に印加することにより
当該患部に緊張を与え、この緊張の反射的効果として患
部の緊張を解き、この動作を繰返すことにより治療する
ようにしている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上述した低周波治療器において、従来、発振器は 1.5Hz
等の自走パルスを発振しており、そのパルス周期は、発
振器の機械的特性として一定に定まっていた。従って、
身体の生理的現象については何ら考慮されておらず、敢
えて変更自在に構成されているものでも、パルス幅や周
期を機械的に調整できるのみであった。
ところが、身体の生理的現象から見ると、心臓収縮期は
血液を圧出するので、身体全体に負荷がかかることにな
り、この心臓収縮期に低周波パルスを印加すると、緊張
が増加されることになる。従って、緊張付与の反射的効
果としての弛緩程度が小さく、効率が悪く、機械的発振
ではこの心臓収縮期とパルス印加時とが合致することが
多く、極めて効率が悪かった。
(ニ)問題点を解決するための手段及び作用 この発明は、心臓収縮期を検出する検出手段と、この検
出手段の検出信号を受けて心臓収縮期に同期したパルス
を出力する発振手段と、この発振手段の出力パルスを心
臓弛緩期に対応させて出力する遅延手段と、この遅延手
段の遅延時間の調節する調節手段と、前記遅延手段の出
力パルスを増幅して患部の印加パルスに調整して出力す
る印加手段と、この印加手段の印加パルスを生体患部に
付与する付与手段とを備えて構成されている。
従って、先ず検出手段により心臓収縮期を検出し、この
検出信号を発振手段が受けて心臓収縮期に同期した低周
波のパルスを出力し、この出力パルスを遅延手段が心臓
弛緩期に対応させた後、印加手段が印加パルスに増幅調
整し、この印加パルスを付与手段が生体患部に付与する
一方、前記遅延手段の遅延時間を調節手段により調節
し、印加時を設定することになる。
(ホ)実施例 以下、この発明の一実施例を、図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図及び第2図に示すように、1は低周波治療器であ
って、低周波パルスを心臓弛緩期に同期して患部に印加
して治療するものである。
この低周波治療器1は、本体2内に後述する電気系統が
収納されると共に、心臓収縮期の検出手段3及び印加パ
ルスの付与手段4とが本体2に連係されて構成されてい
る。更に、この低周波治療器1は、自走パルスを発振す
る第1発振部5と、心臓弛緩期に同期した同期パルスを
発振する第2発振部6とを備えている。
前記本体2は縦長の矩形体に形成され、前面下部に切替
スイッチ7が設けられると共に、側面に3つの調整用の
ボリュウム8a、8b、8cが設けられ、さらに前面に
3つの表示ランプ9a、9b、9cが設けられて形成さ
れている。この切替スイッチ7は、ON・OFF制御部
の他に、第1発振部5と第2発振部6とを切替制御する
ようになっている。また、第1のボリュウム8aは自走
パルスの周期調節を行うものであり、第2のボリュウム
8bは出力レベルを調節するものである。第3のボリュ
ウム8cは後述する遅延回路の調節手段であり、パルス
の印加時を調節するものである。
3つの表示ランプ9a、9b、9cも、後述する電気系
統に連繋され、心臓収縮期とパルス印加時とを示すよう
に成っている。
検出手段3は、脈拍を光学的に検出して心臓収縮期を導
出するもので、略馬蹄形に形成されたイヤリング型のケ
ース3aに発光素子10aと受光素子10bとが収納さ
れて構成されている。このケース3aは、ケーブル3b
及びジャック3cを介して本体2に着脱自在に接続さ
れ、耳Aを挟持するようになっている。また受光素子1
0bは、発光素子10aからの光を受け、脈拍に対応し
た光学信号を電気信号に変換して出力するようになって
いる。
付与手段4は、一対の導子4a、4bがケーブル4c及
びジャック4dを介して本体2に着脱自在に接続されて
成り、この導子4a、4bが生体の患部に接着されて、
その患部に低周波パルスを印加するように構成されてい
る。
前記電気系統は、上述の第1発振部5及び第2発振部6
の他、印加手段11より成り、第1発振部5は、周波数
が可変な発振器で構成されて、第1のボリュウム8aに
連繋されている。そして、この第1発振部5は1〜2Hz
に変換自在で、切替スイッチ7を介して、印加手段11
に連繋されている。
第2発振部6は、脈波検出回路12及び波形整形回路1
3よりなる発振手段14と、遅延回路(遅延手段)15
とより構成されている。この脈波検出回路12は、受光
素子10bからの検出信号を受けて、心臓収縮期に対応
するパルスaを出力するようになっている。波形整形回
路13は、シュミット回路とワンショット回路とより成
り、脈波検出回路12の出力パルスaを矩形パルスbに
整形して出力するようになっている。この出力パルスb
は心臓収縮期に同期しており、且つ脈拍を示している。
遅延回路15は、波形整形回路13の出力パルスbを4
00ms遅延させるもので、切替スイッチ7を介して印加
手段11に連繋されている。この400ms遅延させる理
由は、波形整形回路13の出力パルスbが心臓収縮期に
同期しているので、心臓弛緩期に同期させるためであ
る。すなわち、通常、脈拍数は平均的に1分間に70回
であるので、心臓収縮期の周期は800m/s となり、そ
の半分遅延させることにより、出力パルスが心臓弛緩期
に同期することになる。更に、この遅延回路15は調節
手段である第3のボリュウム8cに連繋されて可変に構
成されており、400msを基準に、この遅延時間が調節
自在に成っており、出力時が設定されるようになってい
る。
一方、波形整形回路13は2進カウンタ16を介して第
1、第2表示ランプ9a、9bに、遅延回路15は第3
表示ランプ9cに連繋されている。この第1、第2表示
ランプ9a、9bは、波形整形回路13の出力パルスb
により交互に点灯し、心臓収縮期を交互に示すように成
っている。また、第3表示ランプ9cは遅延回路15の
出力パルスにより点灯し、パルス印加時を示すことにな
り、この点灯時を監視しつつ、第3のボリュウム8cで
遅延時間を設定するように構成されている。
印加手段11は、増幅器17と出力調整回路18とより
成り、増幅器17は切替スイッチ7を介して入力された
低周波パルスを昇圧、例えば50〜160Vに昇圧して
出力するように構成されている。出力調整回路17はピ
ーク値を調整するもので、昇圧されたパルスを印加パル
スに調整して出力するように構成され、第2のボリュウ
ム8bに連繋されて調整自在に係り、付与手段4、即ち
一対の導子4a、4bに連繋されている。
次に、この低周波治療器1の治療方法について説明す
る。
先ず、一対の導子4a、4bを患部に接着固定する。続
いて、印加パルスを心臓弛緩期に対応させる場合、検出
手段3のケース3aを耳Aに取付ける。その後、切替ス
イッチ7を“同期”位置に操作すると、印加パルスが付
与される。
すなわち、発光素子10aより発せられた光を受光素子
10bが受けて、電気信号に変換して出力することにな
り、この信号は、心臓の活動により受光量が変化するの
で、心臓収縮期を示す信号が含まれることになる。この
信号より、脈波検出回路12において心臓収縮期を示す
パルスaのみを取出して出力する。この出力パルスaを
波形整形回路13において矩形パルスbに整形した後、
遅延回路15で400ms遅延させる。この遅延回路15
の出力パルスは、心臓弛緩期に同期することになる。
この出力パルスは、切替スイッチ7を介して増幅器16
で昇圧され、出力調整回路17においてピーク値が調整
された後、導子4a、4bから患部にこの印加パルスが
付与される。
この印加パルスは、心臓弛緩期に同期しているので、患
部も含む全身が弛緩状態の際に緊張を与えることにな
り、この緊張の反射的効果としての弛緩が患部を治療す
ることになる。そして、この印加パルスによる緊張・弛
緩が、心臓弛緩期に同期して繰返されることになる。
この治療の際、波形整形回路13の出力パルスbによ
り、第1、第2表示ランプ9a、9bが交互に点灯して
心臓収縮期を示す一方、遅延回路15の出力パルスによ
り、第2表示ランプ9cが点灯して印加パルスの出力時
を示すことになる。従って、第1、第2表示ランプ9
a、9bの点灯後、400ms遅延して第3表示ランプ9
cが点灯し、その動作は9a→9c→9b→9c→9a
→……の順となる。この点灯動作を監視し、第3のボリ
ュウム8cで調整して、遅延時間を350ms、450ms
などに設定する。これにより、自己の拍動に合わせるこ
とができ、つまり脈拍の速い人は遅延時間を短く、遅い
人は長くすることになる。また、耳Aで検出した際は、
実際の心臓収縮期より0.1〜0.2秒遅れるので、検
出箇所により修正することになる。
一方、心臓弛緩期に印加パルスを同期させずに使用する
場合は、切替スイッチ7を“自走”位置に操作する。こ
の操作により、第1発振部5が第1のボリュウム8aの
調整値に対応した自走パルス(例えば 1.5Hz)を発振
し、上述した“同期”時と同様に増幅器17、出力調整
回路18を介して、印加パルスが導子4a、4bを通し
て患部に付与される。
尚、この実施例において、検出手段3は光学手段を用い
たが、心電計の電極を用いてもよい。
また、印加パルスは心臓弛緩期に対し毎回付与するよう
にしたが、2進カウンタにより2回に1回付与するよう
にしてもよい。
また、治療器1は自律神経訓練用に用いてもよいことは
勿論であり、印加周期を拍動周期よりやや長くすればよ
い。
また、設定手段はボリュウム8cに限られるものではな
く、表示ランプ9a〜9cも実施例に限定されるもので
はない。
(ヘ)発明の効果 以上のように、この発明の低周波治療器によれば、印加
パルスを心臓弛緩期に対応させたために、生体の全身の
負荷が少ない弛緩状態の際に緊張が与えられるので、反
射的効果としての弛緩効果が大きくなるから、治療を効
率よく行うことができる。
また、遅延回路の調節手段を設けて遅延時間を設定でき
るため、印加時を任意に設定できるので、患者に合わせ
て最適時に印加パルスを付与することができる。また、
検出手段の取付位置により検出遅れが生じるが、この遅
れを任意に調節できるから、治療効果をさらに高めるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、この発明の一実施例を示し、第1図は、低周波
治療器の概略を示す回路ブロック図、第2図は、同外観
斜視図である。 1:低周波治療器、2:本体、 3:検出手段、4:付与手段、 5:第1発振部、6:第2発振部、 8a・8b・8c:ボリュウム、 9a・9b・9c:表示ランプ、 11:印加手段、14:発振手段、 15:遅延回路、16:2進カウンタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】心臓収縮期を検出する検出手段と、この検
    出手段の検出信号を受けて心臓収縮期に同期したパルス
    を出力する発振手段と、この発振手段の出力パルスを心
    臓弛緩期に対応させて出力する遅延手段と、この遅延手
    段の遅延時間を調節する調節手段と、前記遅延手段の出
    力パルスを増幅して患部の印加パルスに調整して出力す
    る印加手段と、この印加手段の印加パルスを生体患部に
    付与する付与手段とを備えていることを特徴とする低周
    波治療器。
JP20845185A 1985-09-19 1985-09-19 低周波治療器 Expired - Lifetime JPH0626593B2 (ja)

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JP2010506617A (ja) * 2006-10-11 2010-03-04 カーディアック ペースメイカーズ, インコーポレイテッド 心臓血管機能を調節する経皮神経刺激装置
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