JPH08744A - 低周波治療装置 - Google Patents

低周波治療装置

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JPH08744A
JPH08744A JP14416694A JP14416694A JPH08744A JP H08744 A JPH08744 A JP H08744A JP 14416694 A JP14416694 A JP 14416694A JP 14416694 A JP14416694 A JP 14416694A JP H08744 A JPH08744 A JP H08744A
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nerve
low
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JP14416694A
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Shizuko Saijo
志津子 西條
Tadao Miyabayashi
忠男 宮林
Yuji Honma
雄二 本間
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 生体機能を積極的に活用して、効果的な治療
できる低周波治療装置を提供する。 【構成】 センサ部21で検出された呼気時に合わせて、
皮膚および皮下に3Hz〜10Hzの周波数のパルスを印加
し、副交換神経機能を亢進する。副交換神経が亢進する
呼気時にパルス通電することにより、副交換神経を相乗
的に亢進するため、疲労時、体力の低下している状態、
自律神経機能が不安定な状態の治療に効果的である。吸
気時に合わせて、筋電縮させて10Hz〜50Hzの周波数
のパルスを印加し、交換神経機能を亢進する。交換神経
が亢進する吸気時にパルス通電することにより、交換神
経機能を相乗的に亢進するため気管支喘息の発作時、起
立性調節障害の治療に効果的である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、低周波パルスを印加す
る低周波治療装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人体の皮膚などに指針あるいは一
対の電極を貼付して、針あるいは一対の電極間に低周波
パルス通電して、生体を刺激する低周波治療装置が知ら
れている。
【0003】また、近年、刺激と呼吸とに関係があると
考えられつつある。まず、自律神経の動きを、交感神経
および副交感神経が適度に緊張を保って常にリズミカル
に動いている心臓の拍動の変化で考えてみると、呼気時
には心拍数が減少し、吸気時には心拍数が増加する。す
なわち、呼気時には副交感神経が亢進されるとともに交
感神経が抑圧され、反対に、吸気時には副交感神経が抑
圧されるとともに交感神経が亢進されることを意味し、
呼気時と吸気時では、自律神経の変化の方向性が逆であ
ることが分かる。
【0004】次に、自律神経反応および刺激について考
えると、皮膚および皮下組織への刺激は副交感神経機能
を高め、筋への刺激は交感神経機能を高めることが分か
ってきた。
【0005】また、交感神経機能を刺激すると副交感神
経機能を抑制してしまうことも分かっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
低周波治療装置では、単に低周波パルス通電することに
より刺激を与える物理療法では、単に刺激の部位、刺激
の種類あるいは刺激の量などを選択して刺激を与えるの
みで、生体の動きとしての自律神経反応を考慮せず、神
経系あるいは血管系などの生体の構造的、機能的仕組み
を介して単に刺激するにすぎず、効果的な治療とは言い
切れない問題を有している。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、生体機能を積極的に活用して、効果的な治療を行な
うことができる低周波治療装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の低周波治
療装置は、対をなす電極と、呼吸相のリズムを検知する
呼吸相検知手段と、前記電極に低周波パルスを出力する
パルス出力手段と、前記呼吸相検知手段で検知された呼
気時に前記パルス出力手段に出力させる制御手段とを具
備したものである。
【0009】請求項2記載の低周波治療装置は、対をな
す電極と、呼吸相のリズムを検知する呼吸相検知手段
と、前記電極に低周波パルスを出力するパルス出力手段
と、前記呼吸相検知手段で検知された吸気時に前記パル
ス出力手段に出力させる制御手段とを具備したものであ
る。
【0010】請求項3記載の低周波治療装置は、対をな
す電極と、呼吸相のリズムにほぼ対応した所定間隔を報
知する報知手段と、前記電極に低周波パルスを出力する
パルス出力手段と、前記報知手段で報知する時に同期し
て前記パルス出力手段に出力させる制御手段とを具備し
たものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の低周波治療装置は、呼吸相検知
手段で呼吸相のリズムを検知し、制御手段で呼吸相検知
手段で検知された呼気時にパルス出力手段で電極に低周
波パルスを出力させることにより、呼気時に副交感神経
が亢進することに相俟って、低周波パルスを通電させる
ため、副交感神経が相乗的に亢進されるので、副交感神
経を亢進させる治療に効果的である。
【0012】請求項2記載の低周波治療装置は、呼吸相
検知手段で呼吸相のリズムを検知し、制御手段で呼吸相
検知手段で検知された吸気時にパルス出力手段で電極に
低周波パルスを出力させることにより、吸気時に交感神
経が亢進することに相俟って、低周波パルスを通電させ
るため、交感神経が相乗的に亢進されるので、交感神経
を亢進させる治療に効果的である。
【0013】請求項3記載の低周波治療装置は、報知手
段で呼吸相のリズムにほぼ対応した所定間隔を報知し、
制御手段は報知手段で報知した呼気あるいは吸気に対応
する間隔に同期してパルス出力手段で電極に低周波パル
スを出力させることにより、呼気を所定間隔の出力に合
わせれば副交感神経が相乗的に亢進され、吸気を所定間
隔の出力に合わせれば交感神経が相乗的に亢進され、副
交感神経または交感神経を相乗的に亢進でき、副交感神
経あるいは交感神経を亢進させる治療に効果的である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の低周波治療装置の一実施例を
図面を参照して説明する。
【0015】図3において、1はケース本体で、このケ
ース本体1内には図1に示す低周波パルス発生回路2が
収容されている。
【0016】そして、このケース本体1には、電源スイ
ッチ3が設けられているとともに、呼気時に合わせて低
周波パルス通電させる呼気スイッチ4および吸気時に合
わせて低周波パルス通電させる吸気スイッチ5が設けら
れている。また、呼気スイッチ4に対応させて呼気時に
パルス通電させる呼気出力ソケット6が設けられるとと
もに、吸気スイッチ5に対応させて吸気時にパルス通電
させる吸気出力ソケット7が設けられている。そして、
これら呼気出力ソケット6および吸気出力ソケット7に
は、図示しない治療用導子となる電極パッドが接続され
る。
【0017】さらに、呼気時の出力を調整する呼気出力
調整ボリューム8、吸気時の出力を調整する吸気出力調
整ボリューム9、呼気出力に対応して発光する発光ダイ
オード10、および、吸気出力に対応して発光する発光ダ
イオード11が設けられている。
【0018】また、呼気時の低周波パルスの周波数を3
Hz〜10Hzに可変する呼気周波数調整ボリューム12、お
よび、吸気時の低周波パルスの周波数を10Hz〜50Hz
に可変する吸気周波数調整ボリューム13が設けられてい
る。
【0019】そして、図4に示すサーミスタピックアッ
プなどのセンサ体14のプラグ15を接続するセンサ接続ソ
ケット16が形成されている。
【0020】また、報知手段としてのブザー17も取り付
けられている。
【0021】次に、図1に示す低周波パルス発生回路2
は、センサ体14内に設けられた呼吸相検知手段としての
センサ部21が、アンプ22を介して呼気側のコンパレータ
23の反転入力端子に接続されるとともに、吸気側のコン
パレータ24の反転入力端子に接続され、呼気側のコンパ
レータ23の反転入力端子は可変抵抗25に接続され、吸気
側のコンパレータ24の反転入力端子は可変抵抗26に接続
され、可変抵抗25および可変抵抗26の一端側はそれぞれ
電源に接続されるとともに、他端側はそれぞれ接地され
ている。なお、呼気側のコンパレータ23および吸気側の
コンパレータ24の閾値は、可変抵抗25および可変抵抗26
により設定され、この閾値により呼気時の温度および吸
気時の温度が設定される。
【0022】また、呼気側のコンパレータ23の出力端子
は、単安定マルチバイブレータ(MM)27,28を介して
制御手段としてのアンドゲート29の一方の入力端子に接
続され、他方の入力端子は呼気スイッチ4の切換子4aに
接続され、この切換子4aは電源側端子4bあるいは接地側
端子4cに切り換えられるようになっている。
【0023】さらに、アンドゲート29の出力端子は、3
Hz〜10Hzの周波数で発振するパルス出力手段としての
オシレータ(OSC)30に接続され、このオシレータ30
は呼気周波数調整ボリューム12により周波数が可変され
る。また、このオシレータ30はアンプ31、発光ダイオー
ド10および抵抗32を介して電源に接続されるとともに、
単安定マルチバイブレータ(MM)33、アンプ34を介し
て呼気出力調整ボリューム8、呼気出力ソケット6に接
続されている。
【0024】一方、吸気側のコンパレータ24の出力端子
は、単安定マルチバイブレータ(MM)35,36を介して
制御手段としてのアンドゲート37の一方の入力端子に接
続され、他方の入力端子は吸気スイッチ5の切換子5aに
接続され、この切換子5aは電源側端子5bあるいは接地側
端子5cに切り換えられるようになっている。
【0025】さらに、アンドゲート37の出力端子は、1
0Hz〜50Hzの周波数で発振するパルス出力手段として
のオシレータ(OSC)38に接続され、このオシレータ
38は吸気周波数調整ボリューム13により周波数が可変さ
れる。また、このオシレータ38はアンプ39、発光ダイオ
ード11および抵抗41を介して電源に接続されるととも
に、単安定マルチバイブレータ(MM)42、アンプ43を
介して吸気出力調整ボリューム9、吸気出力ソケット7
に接続されている。
【0026】また、センサ部21は、トランジスタ51のコ
レクタが電源に接続され、コレクタ、ベース間に抵抗52
が接続され、ベースはサーミスタ53を介して接地され、
エミッタは抵抗54を介して接地されるとともに、コンデ
ンサ55を介してアンプ22に接続され、すなわちトランジ
スタ51はエミッタフォロワ接続されている。
【0027】次に、上記実施例の動作について説明す
る。
【0028】まず、センサ部21は鼻孔内の温度変化を利
用して、呼気であるか吸気であるかを判断する。すなわ
ち、センサ部21は図4に示すように人体の鼻孔内に挿入
され、呼吸をすると、呼気時には鼻孔内の温度が上昇す
るため、サーミスタ53の抵抗値が上昇して、トランジス
タ51のベース電流が増加してトランジスタ51のエミッタ
出力が増加し、反対に、吸気時には鼻孔内の温度が低下
するため、サーミスタ53の抵抗値が低下して、トランジ
スタ51のベース電流が低下してトランジスタ51のエミッ
タ出力が低下する。
【0029】そして、呼気スイッチ4がオンされ吸気ス
イッチ5がオフされている状態では、呼気スイッチ4の
切換子4aは接地側端子4cに切り換えられ、吸気スイッチ
5の切換子5aは電源側端子5bに切り換えられ、アンドゲ
ート29には信号が入力され、アンドゲート37には信号が
入力されていない状態となる。したがって、吸気出力ソ
ケット7からは低周波パルスは出力されない。
【0030】また、図5(a)に示すように、呼気時に
はセンサ部21から出力がなされ、アンプ22にて増幅され
て呼気側のコンパレータ23の非反転入力端子に入力さ
れ、呼気を検出するごとに呼気側のコンパレータ23が、
図5(b)に示すようにパルス出力する。
【0031】そして、呼気側のコンパレータ23の出力の
立ち上がりに合わせて、単安定マルチバイブレータ27が
0.3秒の遅延用の図5(c)に示すパルスT1 を出力
し、単安定マルチバイブレータ28ではパルスT1 の立ち
下がりに合わせて、図5(d)に示すように1.0秒か
ら1.5秒のパルスT2 を出力する。なお、パルスT1
により0.3秒間遅延させるのは、生体が呼気あるいは
吸気が始まってそれぞれの状態を認識する遅れ時間で、
パルスT2 は刺激時間である。
【0032】また、呼気スイッチ4からは常に入力され
ているため、単安定マルチバイブレータ28のパルスT2
の出力時間に合わせて、呼気周波数調整ボリューム12で
設定された周波数でオシレータ30が、図5(e)に示す
ように、3Hz〜10HzのパルスT3 を出力する。
【0033】さらに、このオシレータ30の出力パルスに
合わせて発光ダイオード10は点滅する。
【0034】そして、単安定マルチバイブレータ33で
は、パルスT3 の立ち上がりに合わせて図5(f)に示
すように、0.3ミリ秒のパルス幅にするとともに波形
整形し、アンプ34で増幅してパルス通電して生体に刺激
を与える。
【0035】なお、この場合、パルス出力は皮膚に刺激
を与える程度の比較的弱い出力で十分である。
【0036】このように、パルスの周波数を3Hz〜10
Hzに設定する理由は、副交換神経機能を亢進するためで
あり、呼気時に皮膚、皮下組織への刺激が有効であり、
皮膚、皮下組織に適度の刺激を与えることができるとと
もに、筋には刺激を与えず筋電縮させないためである。
【0037】したがって、呼気時に皮膚、皮下組織に適
度の刺激を与えることができるため、相乗的に副交換神
経機能を亢進させることができる。このため、特に、疲
労時、体力の低下している状態、自律神経機能が不安定
な状態などに効果的である。
【0038】また、吸気スイッチ5がオンされ呼気スイ
ッチ4がオフされている状態では、吸気スイッチ5の切
換子5aは接地側端子5cに切り換えられ、呼気スイッチ4
の切換子4aは電源側端子4bに切り換えられ、アンドゲー
ト37には信号が入力され、アンドゲート29には信号が入
力されていない状態となる。したがって、吸気出力ソケ
ット7からは低周波パルスは出力されない。
【0039】また、図5(a)に示すように、呼気時に
はセンサ部21から出力がなされ、アンプ22にて増幅され
て吸気側のコンパレータ24の非反転入力端子に入力さ
れ、呼気を検出するごとに吸気側のコンパレータ24が、
図5(g)に示すようにパルス出力する。
【0040】そして、吸気側のコンパレータ24の出力の
立ち上がりに合わせて、単安定マルチバイブレータ35が
0.3秒の遅延用の図5(h)に示すパルスT5 を出力
し、単安定マルチバイブレータ36ではパルスT5 の立ち
下がりに合わせて、1.0秒から1.5秒のパルスT6
を出力する。なお、パルスT5 により0.3秒間遅延さ
せるのは、呼気の場合と同様に、生体が呼気あるいは吸
気が始まってそれぞれの状態を認識する遅れ時間であ
る。
【0041】また、呼気スイッチ4からは常に入力され
ているため、単安定マルチバイブレータ36のパルスの出
力時間に合わせて、吸気周波数調整ボリューム13で設定
された周波数でオシレータ38が、図5(i)に示すよう
に、10Hz〜50HzのパルスT6 を出力する。
【0042】さらに、このオシレータ38の出力パルスに
合わせて発光ダイオード11は点滅する。
【0043】そして、単安定マルチバイブレータ42で
は、図5(j)に示すように、パルスT7 の立ち上がり
に合わせて0.3ミリ秒のパルス幅にするとともに波形
整形し、アンプ43で増幅してパルス通電して生体に刺激
を与える。
【0044】なお、この場合、パルス出力は筋電縮をさ
せるためやや痛みを感ずる程度の比較的強い出力にす
る。
【0045】このように、パルスの周波数を10Hz〜5
0Hzに設定する理由は、交換神経機能を亢進するためで
あり、吸気時に筋への刺激が有効であり、筋電縮を与え
ることができるとともに、皮膚、皮下組織には刺激を与
えないためである。
【0046】したがって、吸気時に筋電縮ができるた
め、相乗的に交換神経機能を亢進させることができる。
このため、特に、気管支喘息の発作時、起立性調節障害
などに効果的である。
【0047】次に、他の実施例を図6を参照して説明す
る。
【0048】約1kHzの周波数で発振するオシレータ61
に、周期を約4秒にする分周器(DV)62が接続され、
この分周器62は単安定マルチバイブレータ(MM)63に
接続され、この単安定マルチバイブレータ63の出力端子
は単安定マルチバイブレータ28に接続され、単安定マル
チバイブレータ63の反転出力端子は単安定マルチバイブ
レータ35に接続されている。
【0049】また、単安定マルチバイブレータ63の出力
端子および分周器62はそれぞれアンドゲート64に接続さ
れ、このアンドゲート64はアンプ65を介してブザー17に
接続されている。
【0050】なお、単安定マルチバイブレータ27および
単安定マルチバイブレータ35より下流側は、図1に示す
実施例と同一である。
【0051】次に、上記図6に示す実施例の動作につい
て説明する。なお、単安定マルチバイブレータ27,35以
下の動作は、図1に示す実施例と同様である。
【0052】そして、オシレータ61で1kHzで発振し、
分周器62で分周して、図7(a)に示すように、一般人
の呼吸リズムの4秒周期の矩形波交流状のパルスTを出
力し、単安定マルチバイブレータ63の出力端子から図7
(b)に示す呼気用のパルスT0 の出力を行ない、反転
出力端子から図7(g)に示す吸気用のパルスT−T0
の出力を行なう。
【0053】また、呼気に設定する出力に合わせて、ア
ンドゲート64から出力を行ない、図7(l)に示すよう
に、アンプ65で増幅してブザー17を鳴らす。
【0054】そして、呼気に合わせる場合には、単安定
マルチバイブレータ63の出力端子のパルスTの出力の立
ち上がりに合わせて、単安定マルチバイブレータ27が
0.3秒の遅延用の図7(c)に示すパルスT1 を出力
し、単安定マルチバイブレータ28ではパルスT1 の立ち
下がりに合わせて、図7(d)に示すように1.0秒か
ら1.5秒のパルスT2 を出力する。
【0055】また、単安定マルチバイブレータ28のパル
スT2 の出力時間に合わせて、呼気周波数調整ボリュー
ム12で設定された周波数でオシレータ30が、図7(e)
に示すように、3Hz〜10HzのパルスT3 を出力すると
ともに、出力パルスに合わせて発光ダイオード10が点滅
する。
【0056】そして、単安定マルチバイブレータ33で
は、パルスT3 の立ち上がりに合わせて図7(f)に示
すように、0.3ミリ秒のパルス幅にするとともに波形
整形し、アンプ34で増幅してパルス通電して生体に刺激
を与える。
【0057】そうして、被験者はブザー17の出力に合わ
せて息を吸う。
【0058】一方、吸気を合わせる場合には、単安定マ
ルチバイブレータ63の出力端子のパルスT−T0 の出力
の立ち上がりに合わせて、単安定マルチバイブレータ35
が0.3秒の遅延用の図7(h)に示すパルスT5 を出
力し、単安定マルチバイブレータ36ではパルスT5 の立
ち下がりに合わせて、図7(i)に示すように1.0秒
から1.5秒のパルスT6 を出力する。
【0059】また、単安定マルチバイブレータ36のパル
スT6 の出力時間に合わせて、吸気周波数調整ボリュー
ム13で設定された周波数でオシレータ38が、図7(j)
に示すように、10Hz〜50HzのパルスT7 を出力する
とともに、出力パルスに合わせて発光ダイオード11が点
滅する。
【0060】そして、単安定マルチバイブレータ42で
は、パルスT7 の立ち上がりに合わせて図7(k)に示
すように、0.3ミリ秒のパルス幅にするとともに波形
整形し、アンプ34で増幅してパルス通電して生体に刺激
を与える。
【0061】なお、報知手段としては、ブザー17に限ら
ず、その他音あるいは光を発生するものを用いても同様
の効果を得ることができる。
【0062】この図6に示す実施例によれば、呼吸相を
検知する検知手段などを用いることなく、簡単な構成で
呼吸に合わせた低周波パルスによる治療を行なうことが
できる。
【0063】さらに、他の実施例を図8を参照して説明
する。
【0064】この図8に示す実施例は、電極パッドに代
えて針を用いるもので、呼気時には皮膚71までの浅針72
を用い、吸気時には皮膚71より深い筋73までの深針74を
用いて、図1に示す実施例と同様のパルスを印加させる
ものである。なお、使用に際しては、パルス通電の閉路
形成のため、浅針72あるいは深針74は同種のものをそれ
ぞれ一対で用いる。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の低周波治療装置によれ
ば、呼吸相検知手段で呼吸相のリズムを検知し、制御手
段で呼吸相検知手段で検知された呼気時にパルス出力手
段で電極に低周波パルスを出力させることにより、呼気
時に副交感神経が亢進することに相俟って、低周波パル
スを通電させるため、副交感神経が相乗的に亢進される
ので、副交感神経を亢進させる治療を効果的にできる。
【0066】請求項2記載の低周波治療装置によれば、
呼吸相検知手段で呼吸相のリズムを検知し、制御手段で
呼吸相検知手段で検知された吸気時にパルス出力手段で
電極に低周波パルスを出力させることにより、吸気時に
交感神経が亢進することに相俟って、低周波パルスを通
電させるため、交感神経が相乗的に亢進されるので、交
感神経を亢進させる治療を効果的にできる。
【0067】請求項3記載の低周波治療装置によれば、
報知手段で呼吸相のリズムにほぼ対応した所定間隔を報
知し、制御手段は報知手段で報知した呼気あるいは吸気
時に同期してパルス出力手段で電極に低周波パルスを出
力させることにより、呼気を所定間隔の出力に合わせれ
ば副交感神経が相乗的に亢進され、吸気を所定間隔の出
力に合わせれば交感神経が相乗的に亢進され、副交感神
経または交感神経を相乗的に亢進でき、副交感神経ある
いは交感神経を亢進させる治療を効果的にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の低周波治療装置の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図2】同上サーミスタピックアップを示す回路図であ
る。
【図3】同上低周波治療装置を示す外観図である。
【図4】同上サーミスタピックアップの使用状態を示す
斜視図である。
【図5】同上動作を示す波形図である。 (a) センサ部21の出力波形 (b) コンパレータ23の出力波形 (c) 単安定マルチバイブレータ27の出力波形 (d) 単安定マルチバイブレータ28の出力波形 (e) オシレータ30の出力波形 (f) 単安定マルチバイブレータ33の出力波形 (g) コンパレータ24の出力波形 (h) 単安定マルチバイブレータ35の出力波形 (i) オシレータ38の出力波形 (j) 単安定マルチバイブレータ42の出力波形
【図6】同上他の実施例の低周波治療装置を示すブロッ
ク図である。
【図7】同上動作を示す波形図である。 (a) 分周器62の出力波形 (b) 単安定マルチバイブレータ63の出力端子の出力
波形 (c) 単安定マルチバイブレータ27の出力波形 (d) 単安定マルチバイブレータ28の出力波形 (e) オシレータ30の出力波形 (f) 単安定マルチバイブレータ33の出力波形 (g) 単安定マルチバイブレータ63の反転出力端子の
出力波形 (h) 単安定マルチバイブレータ35の出力波形 (i) 単安定マルチバイブレータ36の出力波形 (j) オシレータ38の出力波形 (k) 単安定マルチバイブレータ42の出力波形 (l) ブザー17の出力波形
【図8】同上また他の実施例の浅針および深針を用いた
低周波治療装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
17 報知手段としてのブザー 21 呼吸相検知手段としてのセンサ部 29,37 制御手段としてのアンドゲート 30,38 パルス出力手段としてのオシレータ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来、人体の皮膚などに針あるいは一
対の電極を貼付して、針あるいは一対の電極間に低周波
パルス通電して、生体を刺激する低周波治療装置が知ら
れている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】そうして、被験者はブザー17の出力に合わ
せて息をはく
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本間 雄二 神奈川県秦野市堀山下43番地 東京電気株 式会社秦野工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対をなす電極と、 呼吸相のリズムを検知する呼吸相検知手段と、 前記電極に低周波パルスを出力するパルス出力手段と、 前記呼吸相検知手段で検知された呼気時に前記パルス出
    力手段に出力させる制御手段とを具備したことを特徴と
    する低周波治療装置。
  2. 【請求項2】 対をなす電極と、 呼吸相のリズムを検知する呼吸相検知手段と、 前記電極に低周波パルスを出力するパルス出力手段と、 前記呼吸相検知手段で検知された吸気時に前記パルス出
    力手段に出力させる制御手段とを具備したことを特徴と
    する低周波治療装置。
  3. 【請求項3】 対をなす電極と、 呼吸相のリズムにほぼ対応した所定間隔を報知する報知
    手段と、 前記電極に低周波パルスを出力するパルス出力手段と、 前記報知手段で報知する時に同期して前記パルス出力手
    段に出力させる制御手段とを具備したことを特徴とする
    低周波治療装置。
JP14416694A 1994-06-27 1994-06-27 低周波治療装置 Pending JPH08744A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005510313A (ja) * 2001-11-27 2005-04-21 サイエンス、メディカス、インコーポレイテッド 電気的神経受容体波形による喘息および呼吸疾患の処置
JP2006158890A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Terumo Corp 心臓治療装置
JP2019213794A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 有限会社楽電 電気治療器、及び電気治療器の制御方法
JP2020081193A (ja) * 2018-11-21 2020-06-04 有限会社楽電 電気装置、電気装置の制御方法、及び電気システム

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