JP3087142U - 睡眠導入装置 - Google Patents

睡眠導入装置

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JP3087142U JP2002000018U JP2002000018U JP3087142U JP 3087142 U JP3087142 U JP 3087142U JP 2002000018 U JP2002000018 U JP 2002000018U JP 2002000018 U JP2002000018 U JP 2002000018U JP 3087142 U JP3087142 U JP 3087142U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 不眠症に悩む人のために不眠解消を目的に生
体生理工学、生体電子情報科学的研究に基づいて開発
し、覚醒状態からリラックス状態への移行と、さらに睡
眠状態への移行を短時間(約数分間程度)で促進するこ
と。 【解決手段】 超音波を発振する発振部1と、適宜な周
期でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段21
と、前記超音波と前記のON,OFF信号とが混合さ
れ、且つ前記周期に同期して超音波を送信するようにし
た混合手段23と、混合された超音波送信の周波数を、
脳波のβ波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適
宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ
該所定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも
2段階低くなるような治療信号として制御する制御部2
とからなる睡眠導入器本体Aと、前記治療信号を出力さ
せる超音波トランスミッタ51を埋め込んだ睡眠用まく
らBとからなること。

Description

【考案の詳細な説明】 【考案の属する技術分野】
【0001】 本考案は、不眠症に悩む人のために不眠解消を目的に生体生理工学、生体電子 情報科学的研究に基づいて開発し、覚醒状態からリラックス状態への移行と、さ らに睡眠状態への移行を短時間(約数分間程度)で促進することができる睡眠導 入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より生体に治療を目的に外的刺激を与え睡眠を導く装置としては、頭部接 触による頭部通電方法で、無段階(連続)漸減する電気刺激を繰り返すものとし て特公平3−12902号が出願されている。また、振動刺激などの刺激量と周 波数の関係を反比例させた特願平5−243811号,特願平7−67964号 が出願されている。さらに、光刺激で脳波の周波数帯域の高い周波数側へ刺激周 波数を変えてα波からβ波への高い脳波周波数帯域側移行させるものとして特公 平7−114812号が出願されている。
【0003】 特公平3−12902号では、刺激する端末機器を頭部に接触させることによ るストレスが生じることと、通電するという恐怖感と緊張感がともない、それだ けで不眠症の人にとっては大きな負担となる欠点があった。又、治療用波形を無 段階漸減する電気刺激を繰り返す外的刺激手段では、脳内の種々の周波数の自発 的リズムに影響を与え、通常不規則に活動している脳波リズムをお互いに結合さ せて、同期した明瞭な誘発リズムを発生させ、交感神経系に作用することは難し いという欠点もある。
【0004】 特願平5−243811号,特願平7−67964号においても、刺激量と周 波数の関係を制御するだけでは生体のメカニズムに直接与える影響力はほとんど 見られない。また、特公平7−114812号の場合は、生体電子情報科学によ る本考案における実験結果から睡眠に導く脳波の周波数帯域は必ず脳波の高い周 波数をもつ帯域から低い脳波の周波数帯域へと移行しながら入眠に到ることが解 り、その逆手段は覚醒の方向へ移行することが解り、刺激手段が逆に作用すると いう欠点がある。
【0005】 以上のように、従来技術である無段階連続に繰り返される頭部通電手段による 電気刺激では人間固有の脳波リズムが低周波領域において広帯域に渡っているた め、交感神経系に作用するだけの脳内における種々の周波数の自発的リズムを、 外部からの刺激が加わることによってお互いに結合して同期した活動を示し脳波 に明瞭な誘発リズムを発生させることがことができなかった。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、治療刺激の手段が睡眠導入の妨げになる、生体に与えるストレ スすなわち治療刺激を行う端末機器が、身体、特に頭部に巻き付けたり、貼り付 けたりする、人体接触方法によって起る窮屈感や圧迫感を除き、覚醒状態から睡 眠への移行がスムーズにできる睡眠導入装置の開発が要望されている。特に、治 療刺激手段が自然睡眠に極めて近い環境下で効果を上げられ、同時に不眠治療を 行う人だけではなく周囲にいる人に対しても影響を与えることがない刺激手段で あることも望まれている。そこで、あくまでも仮説や推測ではなく、考案が科学 的実験、実証データに基づく、治療刺激手段で、その結果が被治療者の体感した 時の感想と一致する科学的裏付けで創作するすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そこで、考案者は上記課題を解決すべく鋭意,研究を重ねた結果、本考案を、 超音波を発振する発振部と、適宜な周期でON,OFF信号を発信させて前記発 振部から入力された超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信する ようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ波の周波数帯域以下のα波,θ波 ,δ波なる適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時間 毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような治療信号とし て制御する制御部とを備えた睡眠導入器本体と、前記治療信号を超音波トランス ミッタに出力させるようにし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と 、からなる睡眠導入装置としたことにより、これを使用することで、睡眠導入が 優れ、睡眠導入に必要な理想的な生体情報結果が得られるようにでき、前記課題 を解決したものである。
【0008】 また、本考案を、超音波を発振する発振部と、適宜な周期でON,OFF信号 を発信する治療周期発生手段と、前記発振部から入力された超音波と前記治療周 期発生手段から入力されたON,OFF信号において混合され、且つ前記周期に 同期した時間に応じて超音波を送信するようにした治療周期又は変調信号の混合 手段と、該混合手段による超音波送信の周波数を、脳波のβ波の周波数帯域以下 のα波,θ波,δ波なる適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且 つ該所定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような 治療信号として制御する制御手段とを備えた制御部とからなる睡眠導入器本体と 、前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるようにし、該超音波トラン スミッタを埋め込んだ睡眠用枕と、からなる睡眠導入装置としたことにより、前 述同様に良好な睡眠導入を得ることができる。
【0009】 本考案では、超音波を発振する発振部と、適宜な周期でON,OFF信号を発 信させて前記発振部から入力された超音波を前記周期に同期した時間に応じて超 音波を送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のδ波の周波数帯域内 の適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記 適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような治療信号として制御す る制御部とを備えた睡眠導入器本体と、前記治療信号を超音波トランスミッタに 出力させるようにし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と、からな る睡眠導入装置としたり、或いは、超音波を発振する発振部と、適宜な周期でO N,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前記発振部から入力された超音 波と前記治療周期発生手段から入力されたON,OFF信号において混合され、 且つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するようにした治療周期又は 変調信号の混合手段と、該混合手段による超音波送信の周波数を、脳波のδ波の 周波数帯域内の適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定 時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような治療信号 として制御する制御手段とを備えた制御部とからなる睡眠導入器本体と、前記治 療信号を超音波トランスミッタに出力させるようにし、該超音波トランスミッタ を埋め込んだ睡眠用枕と、からなる睡眠導入装置としたことにより、δ波を段階 的に低くしても共振にて良好な睡眠導入ができる。
【0010】 また、本考案では、前記適宜な周波数が段階的に約2分の1以下に低くなる睡 眠導入装置としたことにより、効率的な睡眠導入へと導くことができるし、本考 案では、前記制御部から出力される治療信号を増幅する増幅部を備えた睡眠導入 器本体としてなる睡眠導入装置としたことにより、治療信号のエネルギーを充分 としてものにできる。さらに、本考案では、前記治療周期発生手段からのON, OFF信号に対して立上り、立下りの減衰信号又は1/fゆらぎに重畳する信号 を加えて変調する変調信号発生手段を備えた睡眠導入器本体としてなる睡眠導入 装置としたことにより、特に、症状の重い不眠症患者にも良好な睡眠導入ができ る。
【0011】 さらに、本考案では、前記発振部の超音波を発振する超音波発振手段を複数設 けて、可聴周波数範囲の周波数差を持つ異なる周波数を同時に発振させるように した睡眠導入装置としたことにより、微かな共振音を聞きながら良好な睡眠導入 ができる。また、本考案では、前記増幅部を構成する回路のインピーダンスと、 前記睡眠用枕に埋め込んだ超音波出力部の回路のインピーダンスとが整合されて なる睡眠導入装置としたことにより、超音波出力を充分に出力しても増幅部の機 能を損なわないようにできる。
【0012】 また、本考案では、前記制御部によって超音波送信の周波数を所定時間毎に段 階的に低くなるような治療信号に同期して、瞼の上から照射する発光装置を前記 睡眠用枕とは別に備えてなる睡眠導入装置としたことにより、超音波送信に同期 した発光装置によって、さらに睡眠導入が良好にできる。
【0013】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の第1実施形態について図面に基づいて説明すると、図1は本考 案の概略を示すブロック図である。基本構成としては、発振部1と制御部2と増 幅部3とタイマ4とからなる睡眠導入器本体Aと、睡眠用枕Bとから構成されて いる。前記発振部1は、可聴周波数範囲外の周波数の超音波を発振する超音波発 振手段11が1又は複数独立して設けられている。この超音波の周波数は、一般 に約25000Hzから約65000Hz程度である。具体的には、発振部1は、2 個の超音波発振手段11,11が設けられている。この場合、1個は、3275 0Hzの周波数で、他の1個は、31750Hzで、可聴周波数範囲の周波数差を持 つ異なる周波数を同時に発振させて、1000Hzの位相差を有し、この位相差の ために僅かな音(眠りを妨げない程度)の共振音として出力される。その位相差 は、約50Hz〜約3000Hz程度である。
【0014】 前記制御部2は、基本的には、治療周期発生手段21と、自動切替手段22と 、治療同期又は変調信号の混合手段23と、制御手段24等とから構成されてい る。前記治療周期発生手段21は、適宜な周期でON,OFF信号を発信するも のである。ON信号の場合がゲート信号としての役割をなし、ON信号のときに 超音波が送信されるようになっている。前記混合手段23は前記発振部1から入 力された超音波と前記治療周期発生手段21から入力されたON,OFF信号に おいて混合され、且つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するように したものである。具体的には、図5に示すように、前記超音波発信手段11から 発振される超音波[図5(A)]と、前記治療周期発生手段21からの矩形波[ 図5(B)]とが、治療同期の混合手段23によって、超音波による適宜な周期 の治療周期信号[図5(C)]が出力されるように構成される。これは、前記自 動切替手段22を介して治療周期信号出力される。
【0015】 前記制御手段24は、中央演算装置(CPU)にて構成され、前記混合手段2 3による超音波送信の周波数を、脳波の固有周波数帯域としてのβ波(13〜39.9 Hz) の周波数帯域以下のα波(8〜12.9Hz) ,θ波(4〜7.9Hz),δ波(0.5〜3.9Hz) なる適宜の周波数の周期に同期させ所定時間(約1分乃至数分)継続させ、且つ 該所定時間毎に前記適宜の周波数が段階的に低くなるような治療信号として制御 された構成である。また、前記適宜の周波数について、固有周波数帯域がβ波又 はθ波以下とするものである。また、前記混合手段23からの適宜な周期の治療 周期信号[図5(C)]の周波数が、図6に示すように、所定時間t毎に段階的 に低くなるように制御されている。すなわち、前記制御手段24では、超音波の 治療周期信号[図5(C)]の周波数の制御と、その治療周期信号[図5(C) ]を所定時間送信する時間の制御とを行うものである。
【0016】 段階的に周波数が低くなる制御構成としては、各脳波周波数帯域であるβ波( 13〜39.9Hz) 、α波(8〜12.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz),δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階 に分けて段階的に低くなるように前記混合手段23からの治療周期信号を制御手 段24にて制御されるが、睡眠導入しようとする者の症状に応じて、β波を除く α波,θ波,δ波の3段階として段階的に低くしたり、或いは、β波からα波へ 、β波からθ波へ、β波からδ波へ、α波からθ波へ、α波からδ波へ、θ波か らδ波へと2段階として段階的に低くすることもある。この各段階とする所定時 間の制御については、約1分乃至3分程度である。具体的には、β波,α波,θ 波,δ波の4段階をそれぞれ1分づつとしている。また、好ましくは、周波数帯 域が低くなる程より多くの時間を掛けることもある。すなわち、β波を約1分以 内、α波を約1分以上約2分以内、θ波を約2分以上約3分以内、δ波を約5分 以上等とするものである。
【0017】 特に、この考案において重要なことは、各脳波周波数帯域であるβ波(13〜39 .9Hz) 、α波(8〜12.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz),δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階の脳波 リズムに結合させることにある。この点について詳述する。後述する実施例にお いても説明するが、混合手段23から出力される超音波の治療周期信号の周波数 の周期は、制御手段24にて、実際には、最初の1分間を3Hz周期、次の1分間 を1Hz周期、次の1分間を0.5Hz 周期、最後の1分間を0.25Hz周期で制御されて 治療信号として送信される。実際の治療信号の周波数帯域は、脳波のδ波帯域で ある。すなわち、脳波リズムに同期する治療信号はδ波に関わらず、前述の各脳 波周波数帯域であるβ波、α波、θ波、δ波等の全体の脳波リズムに影響を与え るものである。この点について以下に詳述する。
【0018】 脳波リズムに影響を与えるのは、直接的に同期した治療信号も影響するが、こ の同期信号よりも格段と影響を与える治療信号は共振した信号である。同期した 信号に対して2倍又は3倍等の定まった整数の倍数の脳波リズムで、β波(13〜 39.9Hz) 、α波(8〜12.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz)、δ波(0.5〜3.9Hz)の4段階とし た平均的固有脳波の自発的リズムのパワースペクトル密度のピーク近傍である値 に共振することを「高調波(Higher-Harmonics)共振」と称される。また、同様に 、同期した信号に対して1/2倍または1/3倍等の定まった分数の倍数の脳波 リズムで、β波、α波、θ波、δ波とした値に共振することを「分数調波(Sub-H armonics) 共振」と称される。このようなことが、考案者によって実験的に解明 されている。
【0019】 さらに、詳述すると、混合手段23から出力される超音波の治療周期信号の周 波数、すなわち、治療信号送信の周波数は、制御手段24によって、4段階とし て例えば、3Hz,1Hz,0.5Hz ,0.25Hzの周波数(又は3Hz周期,1Hz周期,0. 5Hz 周期,0.25Hz周期)に同期して段階的に低くなるように超音波(例えば、3 2750Hz)を送信するものである。すると、その3Hzに同期して脳に信号とし て入力されると共に、その3Hzの倍の6Hz,この倍の12Hz,さらにこの倍の2 4Hzの共振周波数が脳波リズムに影響を与える。すると、実際に同期信号は3Hz なるδ波なのに、6Hzなるθ波、12Hzなるα波、24Hzなるβ波をも脳波リズ ムに影響を与えることになる。この点は実験によって解明され、この点は後述す る。次の段階の1Hzの同期信号では、この1Hzの同期信号で脳に信号として入力 されると共に、その倍の2Hz(δ波)、この倍の4Hz(θ波)、さらにこの倍の 8Hz(α波)もを共振周波数が脳波リズムに影響を与えるものである。さらに、 睡眠状態に近いといわれる0.5Hz に対しても1Hzの1/2の共振周波数でも脳波 リズムに影響を与えることになったものである。
【0020】 また、制御手段24による周波数制御を、脳波周波数帯域であるβ波(13〜39 .9Hz) 、α波(8〜12.9Hz) 、θ波(4〜7.9Hz)にて、同期信号して直接的に脳波リ ズムに結合させるようにすることも勿論ある。このように、脳波リズムに対して は直接的な同期信号と間接的な共振信号をも使用できるものである。また、制御 手段24による周波数制御としては、δ波のみならず、β波,α波,θ波領域も 好適である。また、制御部2によって、超音波送信周期の周波数及び継続の所定 時間を適宜変更することを、治療周期パターンを変更するこことといい、超音波 の治療周期信号[図5(C)]の周波数の制御の変更と、その治療周期信号[図 5(C)]を所定時間送信する時間の制御の変更するものである。
【0021】 前記増幅部3は、前記制御部2から出力される治療信号を増幅する構成を有し ている。具体的には、超音波治療信号増幅手段31によって、前記治療信号の電 圧を増幅して、治療により効果的に働くようにするものである。前記発振部1に おいて2個の超音波発振手段11,11が存在する場合には、それぞれの回路に ついて超音波治療信号増幅手段31,31が設けられる。また、前記増幅部3に はタイマ4が備えられ、所定の時間(例えば、20分又は30分程度)経過する と、増幅部3の出力信号を遮断するように構成されている。前記タイマ4は、発 振部1又は制御部2に設けることもあり、何れも前記睡眠導入器本体Aの治療信 号を遮断するようにされている。さらに、前記増幅部3は、症状が軽い場合等睡 眠治療者によって、制御部2からの出力電圧が適当である場合には、設けない場 合もある。
【0022】 前記睡眠用枕Bには、枕本体52の上面側に、超音波なる治療信号を出力する 超音波出力部5が備えられている。該超音波出力部5は、超音波トランスミッタ 51として複数備えられている。発振部1において、1個の超音波発振手段11 が存在する場合には、前記超音波トランスミッタ51は少なくとも4個の超音波 トランスミッタ51,51,…が備えられている。また、発振部1において、2 個の超音波発振手段11,11が存在する場合には、前記超音波トランスミッタ 51は少なくとも8個埋め込まれている。また、実施態様では、16個の超音波 トランスミッタ51,51,…が設けられている。また、前記増幅部3を構成す る超音波治療信号増幅手段31にて増幅された回路のインピーダンスと、前記睡 眠用枕Bに埋め込んだ超音波トランスミッタ51の回路のインピーダンスとが整 合されている。
【0023】 前記睡眠用枕Bの枕本体52に対して超音波トランスミッタ51を埋め込んだ 実施形態としては、超音波トランスミッタ51の本体51aを上向きにしたスカ ート部51bを備え、弾力性のあるスポンジ等からなる枕本体52の表面より僅 かに沈んだ位置に設けられている。16個を埋め込んだ超音波トランスミッタ5 1,51,…の場合[図10(A)参照]には、その半分の8つが、1個の超音 波発振手段11によって所定の周波数の超音波が出力され、他の半分の8つが共 振音として出力される位相差を有する超音波が出力されるように構成され、さら に、睡眠中にどのような位置になったとしても、睡眠中の者に対して良好に超音 波が出力されるように配置されている。また、合計8つの超音波トランスミッタ 51,51,…の場合には、その半分づつの4つが1個の超音波発振手段11に よって所定の周波数の超音波が出力され、他の半分の4つが共振音として出力さ れる位相差を有する超音波が出力されるように構成されている。さらに、4つの 超音波トランスミッタ51,51,…の場合には、1つの超音波発振手段11に よって所定の周波数の超音波が出力されるように構成されている。
【0024】 以上の構成が第1実施形態であるが、この変形例として、前記睡眠導入器本体 Aの制御部2において、変調信号発生手段25を設けた構成である(図1参照) 。つまり、前記治療周期発生手段21から入力されたON,OFF信号に対して 立上り、立下りの減衰信号、1/fゆらぎに重畳する信号を加えて複合して変調 する手段である。具体的には、図7及び図8に示すように、前記治療周期発生手 段21にて同期された超音波送信の信号が、変調信号発生手段25の減衰信号、 1/fゆらぎによって重畳された信号して出力され、これが混合手段23によっ て治療周期変調信号として出力されるものである。このような治療周期変調信号 によって、症状の重い不眠症患者にも良好な睡眠導入が可能となる。他の構成は 、前記第1実施形態の睡眠導入器本体A及び睡眠用枕Bと同様であり、説明を省 略する。
【0025】 次に、作用について説明する。まず、準備段階の作用について、図2及び図3 のフローチャートについて説明する。まず、電源スイッチをONとし(S101 )、選択キーを入力して設定初期化する(S102)。次に、手動/自動選択キ ーで自動を選択し(S103)、リセットスイッチをONとする(S104)。 すると、初期化する。その初期化のフローとしては、基本単一超音波を出力する 。すなわち、1個の超音波発振手段11によって行う(S105)。次に、基本 変調信号発生手段25を通過する。すなわち、変調/重畳波の変調信号をかけな い(S106)。さらに4段階周期の基本治療周期として出力する。これは、β 波,α波,θ波,δ波の4段階の脳波の固有数帯域なる基本周期として出力させ る(S107)。さらに、基本出力レベルを出力させるようにする。すなわち、 定格出力の−6dBダウンを出力する(S108)。このようなS105〜108 のステップが初期化される。そして準備段階としてのスタートスイッチをONす ることで(S109)、初期化された基本セットの状態の周期,矩形波と超音波 とを混合手段23にて混合させて同期させ且つ4段階周期で周波数帯域が段階的 に低くなるようにして準備段階の睡眠準備体験を行い(S110)、その治療効 果を確認する(S111)。その睡眠準備体験を所定時間行った後に自動停止し (S112)、治療設定準備は完了する(S113)。
【0026】 また、S104でリセットスイッチをONしない場合には、自動は選択してい る状態であって、従前に行った治療周期,段階的周期等で記憶されている睡眠メ ニューにて行うものであり、これをS109の手前に進み、スタートスイッチを ONすることで睡眠準備体験及び効果確認をS110〜111にて同様に行う。 また、S103で手動を選択した場合には、手動で初期化を設定を行う(S11 4)。そして、今度は2個(これ以上の場合もある)の超音波発振手段11,1 1の場合であって、それぞれの異なる超音波の周波数で可聴周波数範囲の周波数 差を持つように共振させることを確認するための出力する(S115)。また、 基本治療周期とし、適宜のβ波,α波,θ波,δ波の何れかの複数の周期を確認 するために出力させる(S116)。さらに、変調信号発生手段25にて変調/ 重畳波治療信号をかけたことを確認するために出力する(S117)。そして適 切な出力レベルを確認するために出力させるようにする(S118)。以降のス テップについてはS109〜111を前記同様に行う。
【0027】 次に、治療段階の作用について、図4のフローチャートについて説明する。ま ず、手動/自動選択キーで手動・自動を確認し(S201)、手動/自動を選択 し(S102)、自動をONし、スタートスイッチをONにし(S203)、さ らにリピートスイッチをONにする(S204)。すると、治療周期パターンを 自動で切換えて治療信号を出力させて睡眠体験動作を実行する(S205)。こ の動作の所定時間経過後にはタイマ4を使用しているか否かを判断し(S206 )、使用している場合には所定時間でその動作は自動停止し(S207)、終了 する。また、タイマ4を使用していない場合には、適宜の時間経過後にストップ スイッチを押して(S208)、停止し(S209)、終了する。
【0028】 また、第2実施形態について図12に基づいて説明する。特に、第1実施形態 に対して発光装置Cを設けた構成である。該発光装置Cは前記睡眠用枕Bとは別 に構成されたものである。前記発光装置Cの発光部6は、図14に示すように、 青色高輝度発光ダイオードよりなる光源発光手段61がノズル本体62の先端に 設けられたものである。前記光源発光手段61は、瞼の上から照射して眼をつむ った状態で50Lux 以上の照度があれば光源の種類に限定されないが、青色光, 緑色光が好ましい。特に、青色高輝度発光ダイオードとする場合には、睡眠導入 に入り易いため好適である。また、緑色高輝度発光ダイオードであっても同様の 効果がある。前記光源発光手段61は、1個で片目に対しても睡眠導入効果はあ るが、両目に対応するように2個設けることで一層睡眠導入効果を上げることが できる。前記発光装置Cのノズル本体62は、前後方向に調節可能に構成され、 且つベース64に設けられた立上がり部63に連続して設けられ、且つノズル本 体62は、前記光源発光手段61の光方向を位置をどのようにでもできるように 可撓性ある材質で構成されている。前記立上がり部63も上下調節可能に構成さ れている。
【0029】 また、前記発光部6の光源発光手段61を設けた場合には、一般に、その光量 を増幅するための光治療信号増幅手段32から入力するように設けられている。 該光治療信号増幅手段32は、前記増幅部3の構成要素の一部位であり、前記制 御部2から出力される治療信号を増幅する構成を有している。さらに、重要なこ とは、前記治療信号に同期させていることである。つまり、制御部2に制御され た段階的に低くなる周波数帯域の超音波の治療信号と同期している。具体的には 、β波,α波,θ波,δ波の4段階に段階的に低くなる周波数に同期している。 このため、前記発振部1において、1個の超音波発振手段11が存在する場合に は、1個の光治療信号増幅手段32が設けられるし、2個の超音波発振手段11 ,11が存在する場合には、2個の光治療信号増幅手段32,32がそれぞれ独 立して設けられる。他の構成は、第1実施形態の構成部位と同一であるため説明 を省略する。また、前記光治療信号増幅手段32は、症状が軽い場合等睡眠治療 者によって、光源発光手段61からの出力電圧が適当である場合には、設けない 場合もある。
【0030】 その第2実施形態の作用について説明する。この場合のフローチャートは、第 2実施形態のフローチャートと殆ど同一である。特に、変わる点としては、前記 発光部6の光源発光手段61の光量調節部61bにて光量を調節する程度であり 、後は、超音波送信の周波数が段階的に低くなる制御と同期するものであり、第 1実施形態の場合に既にセットしているため、これと同様である。このような構 成にすることで第1実施形態の場合よりも睡眠導入効果を上げることができる。
【0031】 前記睡眠導入器本体Aの具体的な構成として説明すると、図11に示すように 、その正面パネルには、電源スイッチ80,スタートスイッチ81,ストップス イッチ82,超音波共振スイッチ83,タイマスタートスイッチ84が設けられ 、さらに、手動と自動の切り替えの自動切替手段22,変調,重畳又はOFFの 変調信号発生手段25,光源発生手段61の各操作スイッチが設けられている。 さらには、治療周期段階等のレベルを適宜調整できる制御手段24の調整ツマミ やタイマ4が設けられている。また、その背面パネルには、超音波出力部5の出 力端子51a,51a,…が設けられ、それぞれには、出力調整部51b,51 b,…も備えられ、さらに、光源発生手段61による光治療出力端子61a及び 光量調整部61bが設けられている。また、リセットスイッチ85,リピートス イッチ86が設けられている。
【0032】 実施例1 まず、睡眠導入実験をした。条件として発振部の超音波発振手段11を1つと して そのときの周波数は32750Hzとし、混合手段23からの治療周期信号 に対して、制御部2によって、超音波送信する周波数を3Hzを1分、1Hzを1分 、0.5Hz を1分、0.25Hzを1分とし、4段階に分けて段階的に低くなるようにし た。また、睡眠導入実験前の3分と実験後の3分を測定した。具体的には、脳波 左後頭葉(P3-O1 の位置:図15参照)の生波形は安静閉眼仰臥位状態(目を閉 じてベットに仰向に寝た状態)で治療前3分間、治療中4分間、治療後3分間の 合計10分間のデータである(図16参照)。治療前の脳波の複雑に入り乱れ一 定せず覚醒状態にある治療手段は基本治療周期信号(設定は図3の準備段階フロ ーチャートのリセットスイッチON初期化)を用い、1分毎に4段階とし、超音 波送信の周波数を脳波のδ波帯域の周波数に同期したものを切替えて行う実験で ある。
【0033】 その測定結果3して、脳の左後頭葉での生波形データは、時間軸を横軸にし、 振幅の中心0を起点に上下に振れるようにしたものが図16(A)〜(C)であ る。図16(A)が睡眠導入実験前の3分間の脳波の生波形データである。脳波 エネルギーが活発に働いていることが判る。次に、図16(B)が睡眠導入実験 の1分づつの生波形データである。1分ごとにその周波数が段階的に少なくなっ ていることが判る。そして図16(C)が睡眠導入実験後の3分間の生波形デー タである。すなわち、治療後(治療周期信号を止めてから)の脳波は1分間に約 15回の周期、つまり最終段階の周期(15/60)=0.25Hzに同期して安定した脳 波を示している。このときの不眠症被検者の感想は心地よい気分で引き込まれる ように睡眠に入ったというものである。
【0034】 また、図17で示す脳波後頭葉(P3-O1)のパワースペクトル密度グラフは、図 16のデータをコンピュータ解析したもので、縦軸(y軸)は脳波のパワースペ クトル密度(面積)の相対量である。横軸(x軸)は脳波の周波数を対数で表し たものである。図17(A)の場合、すなわち、本考案の装置による実験3分前 で覚醒した状態において、グラフはなだらかで睡眠中のδ波(0.5 〜3.9Hz )の 明瞭な脳波リズムは存在しておらず、1.3Hz がやや盛り上がっている程度である 。そして、図17(B)が睡眠導入実験後の3分間の脳波データに基づくもので あり、治療後3分間を合計したグラフは約0.9 Hz(正確には、O.86Hz:δ波)で 大きく盛り上がったピークが存在し、睡眠中発生する安定した脳波の周波数が明 瞭になったことを示している。又、ピーク周波数は治療前に対して低い脳波周波 数側に引き込み現象を起こしていることが明確である。このことから睡眠状態に 成っていることが被検者の感想と一致する。
【0035】 さらに、図18で示す脳波左後頭葉(P3-O1)の脳波周波数帯域別パワースペク トル密度グラフは、睡眠導入実験前から実験後において、β波,α波,θ波,δ 波がどのように変化したかについて同じく図16のデータをコンピュータ解析し たもので、脳波の周波数帯域をβ波(13〜39.9Hz)、α波(8 〜12.9Hz)、θ波 (4 〜7.9Hz )、δ波(0.5 〜3.9Hz )の4段階に分けて各周波数帯域のパワー スペクトル密度(面積)の治療前後における変化を示す。縦軸(y軸)は治療前 (Before)の脳波のパワースペクトル密度(面積)を1(100%)としたときの治療後 (After) の脳波パワースペクトル密度(面積)を示している。
【0036】 図18のグラフによると、治療前(Before)に対し覚醒状態のβ波から順次に 脳波パワースペクトル密度が減少し低い脳波の帯域へ移行していることが明確で ある。4段階目にあたる睡眠中の脳波であるδ波に至っては治療前(Before)よ り治療後(After )が20%も脳波パワースペクトル密度が増大しており、図1 7、図18の説明と合わせても一致し、睡眠導入効果は明らかである。
【0037】 実施例2 また、図19〜図21は、16図の実験と同時に行った別の実験データであり 、脳波の検出部位を変えて脳波右側頭葉(C4-T4 )箇所で確度の高い実証を行っ たものである。図19は脳波右側頭葉の生波形データ、図20は、図19のパワ ースペクトル密度グラフ、図21は、図19のグラフの脳波周波数帯域別パワー スペクトル密度グラフであり、何れも、睡眠導入効果が顕著に表れている。
【0038】 実施例3 図22,図23で示す指尖血流脈波の生波形(1)とパワースペクトル密度グ ラフ(1)は、図16で測定した時に同時に検出した人差し指先端に取り付けた 反射型光電血流脈波計による血流中にあるヘモクロビンの変化を検出した、生体 生理工学及び生体電子情報工学などの学会で認められた実験方法によってその効 果を説明する。
【0039】 図22(A),(B),(C)は、指尖血流脈波の生波形で、刺激中に周波数 の高い成分(黒くなっている波形)が血流リズムに混在していることが解り、治 療信号に何らかの影響を与えており、治療前に比較して治療後レベル変動と血流 リズムの周波数が低くなっている様子が解る。
【0040】 図23示す指尖血流脈波のパワースペクトル密度グラフ(1)は縦軸(y軸) をパワースペクトル密度(面積)、横軸を血流リズムの周波数を対数で表したも のである。右側にある鋭い大きなピークは心拍のリズムで脈拍であり交感神経の 指針となります。治療前ではピーク周波数が0.98Hzで脈拍が1分間に58.8回(0. 98×60=58.8)集まっているが、山形の巾が下に広がって脈拍が安定しておらず 覚醒状態にある。
【0041】 治療中にはピークが0.97Hzに変化し脈拍が58.2回に集中して下がり、山形の巾 が少し狭くなり治療中に生体の反応があることを示す。治療後はピークが0.94Hz に変化し、脈拍が56.4回に大きく下がりさらに山形の中が狭く、鋭くなっており 、心拍が安定し下っており、リラックス状態から神経活動が減弱し、睡眠へ移行 している。中心にある0.26Hzのピークは呼吸のリズムで副交感神経系の指針にな っており、0.26Hzで呼吸数が1分間に15.6回(0.26×60=15.6)に集まっている ことを示す。
【0042】 この呼吸リズムの形状で治療前に比べ治療中に減弱し、治療後に鋭く立ち上が っている。このことから、副交感神経系の働きが増大していることが解る。呼吸 数が安定していることによって、心拍と同様にリラックスから睡眠の移行を示し ている。左側の0.05Hz近傍にあらわれるピークは体温調節リズムで交感神経系の 指針になっている。治療前と治療中、治療後に行くに従って、減弱しており、基 本治療周期信号4分間、段階的に受けることによって顕著に交感神経の減弱がみ られリラックス状態から交感神経活動が大幅に減弱して睡眠状態に移行している ことを証明している。
【0043】 実施例4 図24,25は、図16で測定したときに同時に測定した指尖血流脈波である 。図24で示す指尖血流脈波の生波形(2)は治療前に比べ、治療中と治療後に 顕著な変化を示しており、基本治療周期の信号が生体に大きく影響していること が解る。
【0044】 図25で示す指尖血流脈波のパワースペクトル密度グラフ(2)は、前記の図 22,図23で示す効果説明よりさらに顕著に表れている。具体的には、治療後 のリズムピークは左側から0.05Hz近傍が体温調節リズム(交感神経系)、0.1Hz 近傍が血圧調節リズム(交感神経系)、0.25Hz近傍が呼吸リズム(副交感神経系 )、1Hz 近傍が心拍リズム(交感神経系と副交感神経系)を着目すると交感神経 系はすべて減弱し、反対にそれと逆の副交感神経系の呼吸リズムピークが増大し 、シャープになって安定し、リラックス状態から睡眠への移行の効果が顕著に認 められる。
【0045】
【考案の効果】
本考案においては、前述ような構成をなしているため、睡眠導入が極めてスム ーズにできる。特に、超音波送信の周波数を、所定時間毎に段階的に低くしたこ とで睡眠中に表れるδ波について引き込み現象を特に惹起させることができ、睡 眠導入を良好にできる。さらに、超音波による睡眠用枕Bであって非接触状態の ため、睡眠の妨げとなるストレスを感じない利点もある。さらに、発光部6を同 期させて照射することで、より一層効果的にできる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施形態の構成のブロック図
【図2】第1実施形態の準備段階の前半のフローチャー
【図3】第1実施形態の準備段階の後半のフローチャー
【図4】第1実施形態の治療段階のフローチャート
【図5】(A)は超音波発振手段から出力される超音波
信号の略図 (B)は治療周期発生手段から出力される矩形波の略図 (C)は混合手段にて出力される超音波の治療周期信号
の略図
【図6】制御手段による制御内容を示した時間に対する
超音波送信の周波数のグラフ
【図7】(A)は超音波発振手段から出力される超音波
信号の略図 (B)は治療周期発生手段から出力される矩形波の略図 (C)は変調信号発生手段から出力される変調波の略図 (D)は混合手段にて出力される超音波の治療周期変調
信号の略図
【図8】(A)は超音波発振手段から出力される超音波
信号の略図 (B)は治療周期発生手段から出力される矩形波の略図 (C)は変調信号発生手段から出力される変調波の略図 (D)は混合手段にて出力される超音波の治療周期変調
信号の略図
【図9】本考案を構成する睡眠導入器本体、睡眠用枕,
発光装置をベッドで使用している状態図
【図10】(A)は睡眠用枕の斜視図 (B)は(A)の要部拡大断面図
【図11】(A)は睡眠導入器本体の正面パネル図 (B)は睡眠導入器本体の裏面パネル図
【図12】本考案の第2実施形態の構成のブロック図
【図13】(A)は治療周期発生手段から出力される矩
形波の略図 (B)は光源発生手段から出力された点灯状態の略図 (C)は光治療信号の略図
【図14】発光装置の斜視図
【図15】(A)は、本考案装置によって、測定した脳
波測定部位の頭部側面図 (B)は、本考案装置によって、測定した脳波測定部位
の頭部正面図 (C)は、本考案装置によって、測定した脳波測定部位
の頭部平面図
【図16】(A)は睡眠導入実験前の3分間における脳
波左側頭葉の生波形データ (B)は睡眠導入実験中の4分間における脳波左側頭葉
の生波形データ (C)は睡眠導入実験後の3分間における脳波左側頭葉
の生波形データ
【図17】(A)は図16(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図16(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【図18】図16のグラフについてコンピュータ解析し
脳波周波数帯域別に分析したパワースペクトル密度グラ
【図19】(A)は睡眠導入実験前の3分間における脳
波右側頭葉の生波形データ (B)は睡眠導入実験中の4分間における脳波右側頭葉
の生波形データ (C)は睡眠導入実験後の3分間における脳波右側頭葉
の生波形データ
【図20】(A)は図19(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図19(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【図21】図19のグラフについてコンピュータ解析し
脳波周波数帯域別に分析したパワースペクトル密度グラ
【図22】(A)は睡眠導入実験前の3分間における指
尖血流脈波の生波形データ(1) (B)は睡眠導入実験中の4分間における指尖血流脈波
の生波形データ(1) (C)は睡眠導入実験後の3分間における指尖血流脈波
の生波形データ(1)
【図23】(A)は図22(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図22(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【図24】(A)は睡眠導入実験前の3分間における指
尖血流脈波の生波形データ(2) (B)は睡眠導入実験中の4分間における指尖血流脈波
の生波形データ(2) (C)は睡眠導入実験後の3分間における指尖血流脈波
の生波形データ(2)
【図25】(A)は図24(A)に基づいてコンピュー
タ解析したパワースペクトル密度グラフ (B)は図24(C)に基づいてコンピュータ解析した
パワースペクトル密度グラフ
【符号の説明】
A…睡眠導入器本体 B…睡眠用枕 C…発光装置 1…発振部 2…制御部 3…増幅部 6…発光部 11…超音波発振手段 21…治療周期発生手段 23…混合手段 24…制御手段 25…変調信号発生手段 31…超音波治療信号増幅手段 61…光源発光手段

Claims (10)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ
    波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波
    数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時
    間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低
    くなるような治療信号として制御する制御部とを備えた
    睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕
    と、からなることを特徴とする睡眠導入装置。
  2. 【請求項2】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前
    記発振部から入力された超音波と前記治療周期発生手段
    から入力されたON,OFF信号において混合され、且
    つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するよ
    うにした治療周期又は変調信号の混合手段と、該混合手
    段による超音波送信の周波数を、脳波のβ波の周波数帯
    域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波数の周期に同
    期させて所定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記適
    宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような
    治療信号として制御する制御手段とを備えた制御部とか
    らなる睡眠導入器本体と、前記治療信号を超音波トラン
    スミッタに出力させるようにし、該超音波トランスミッ
    タを埋め込んだ睡眠用枕と、からなることを特徴とする
    睡眠導入装置。
  3. 【請求項3】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のδ
    波の周波数帯域内の適宜の周波数の周期に同期させて所
    定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記適宜の周波数
    を段階的に少なくとも2段階低くなるような治療信号と
    して制御する制御部とを備えた睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕
    と、からなることを特徴とする睡眠導入装置。
  4. 【請求項4】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前
    記発振部から入力された超音波と前記治療周期発生手段
    から入力されたON,OFF信号において混合され、且
    つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するよ
    うにした治療周期又は変調信号の混合手段と、該混合手
    段による超音波送信の周波数を、脳波のδ波の周波数帯
    域内の適宜の周波数の周期に同期させて所定時間継続さ
    せ、且つ該所定時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少
    なくとも2段階低くなるような治療信号として制御する
    制御手段とを備えた制御部とからなる睡眠導入器本体
    と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕
    と、からなることを特徴とする睡眠導入装置。
  5. 【請求項5】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ
    波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波
    数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時
    間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低
    くなるような治療信号として制御する制御部とを備えた
    睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と
    からなり、前記適宜な周波数が段階的に約2分の1以下
    に低くなることを特徴とする睡眠導入装置。
  6. 【請求項6】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ
    波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波
    数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時
    間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低
    くなるような治療信号として制御する制御部とを備えた
    睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と
    からなり、前記制御部から出力される治療信号を増幅す
    る増幅部を備えた睡眠導入器本体としてなることを特徴
    とする睡眠導入装置。
  7. 【請求項7】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信する治療周期発生手段と、前
    記発振部から入力された超音波と前記治療周期発生手段
    から入力されたON,OFF信号において混合され、且
    つ前記周期に同期した時間に応じて超音波を送信するよ
    うにした治療周期又は変調信号の混合手段と、該混合手
    段による超音波送信の周波数を、脳波のβ波の周波数帯
    域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波数の周期に同
    期させて所定時間継続させ、且つ該所定時間毎に前記適
    宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低くなるような
    治療信号として制御する制御手段とを備えた制御部とか
    らなる睡眠導入器本体と、前記治療信号を超音波トラン
    スミッタに出力させるようにし、該超音波トランスミッ
    タを埋め込んだ睡眠用枕とからなり、前記治療周期発生
    手段からのON,OFF信号に対して立上り、立下りの
    減衰信号又は1/fゆらぎに重畳する信号を加えて変調
    する変調信号発生手段を備えた睡眠導入器本体としてな
    ることを特徴とする睡眠導入装置。
  8. 【請求項8】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ
    波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波
    数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時
    間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低
    くなるような治療信号として制御する制御部とを備えた
    睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と
    からなり、前記発振部の超音波を発振する超音波発振手
    段を複数設けて、可聴周波数範囲の周波数差を持つ異な
    る周波数を同時に発振させるようにしたことを特徴とす
    る睡眠導入装置。
  9. 【請求項9】 超音波を発振する発振部と、適宜な周期
    でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力さ
    れた超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波を
    送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波のβ
    波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周波
    数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定時
    間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階低
    くなるような治療信号として制御する制御部とを備えた
    睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と
    からなり、前記制御部から出力される治療信号を増幅す
    る増幅部を備え、該増幅部を構成する回路のインピーダ
    ンスと、前記睡眠用枕に埋め込んだ超音波出力部の回路
    のインピーダンスとが整合されてなることを特徴とする
    睡眠導入装置。
  10. 【請求項10】 超音波を発振する発振部と、適宜な周
    期でON,OFF信号を発信させて前記発振部から入力
    された超音波を前記周期に同期した時間に応じて超音波
    を送信するようにし、該超音波送信の周波数を、脳波の
    β波の周波数帯域以下のα波,θ波,δ波なる適宜の周
    波数の周期に同期させて所定時間継続させ、且つ該所定
    時間毎に前記適宜の周波数を段階的に少なくとも2段階
    低くなるような治療信号として制御する制御部とを備え
    た睡眠導入器本体と、 前記治療信号を超音波トランスミッタに出力させるよう
    にし、該超音波トランスミッタを埋め込んだ睡眠用枕と
    からなり、前記制御部によって超音波送信の周波数を所
    定時間毎に段階的に低くなるような治療信号に同期し
    て、瞼の上から照射する発光装置を前記睡眠用枕とは別
    に備えてなることを特徴とする睡眠導入装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007129698A1 (ja) * 2006-05-08 2007-11-15 Kobayashi Pharmaceutical Co., Ltd. 薬剤蒸散装置
JP2007301341A (ja) * 2006-08-11 2007-11-22 Kobayashi Pharmaceut Co Ltd 薬剤蒸散装置
WO2018159519A1 (ja) * 2017-02-28 2018-09-07 シャープ株式会社 誘導音出力装置、誘導音出力方法、およびプログラム

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