JPH06264783A - 道路勾配対応型自動車制御装置 - Google Patents

道路勾配対応型自動車制御装置

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JPH06264783A
JPH06264783A JP5541693A JP5541693A JPH06264783A JP H06264783 A JPH06264783 A JP H06264783A JP 5541693 A JP5541693 A JP 5541693A JP 5541693 A JP5541693 A JP 5541693A JP H06264783 A JPH06264783 A JP H06264783A
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JP
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torque
estimating
gradient
automobile
engine
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JP5541693A
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Hiroshi Kuroiwa
弘 黒岩
Masahiko Ibamoto
正彦 射場本
Junichi Ishii
潤市 石井
Haruhiko Kobayashi
晴彦 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】急な登り坂を発進しようとしたときでも、その
発進直前において、アクセルペダルを踏まなくとも車が
後退することがなきように、その勾配にあった適度な駆
動トルクとすべくアイドルスピードコントロールバルブ
ISCのごとき補助空気量制御装置を制御し、エンジン
トルクを最適値まで増すようにした制御装置を提供する
ことにある。 【構成】エンジン,AT、およびこれを電子制御する制
御装置と、アイドルスピードコントロールバルブISC
のごとき補助空気量制御装置。上記電子制御する制御装
置の内部に駆動トルク,平地走行トルク,加速トルクを
推定し、これより道路勾配を推定する機能を具備させた
道路勾配対応型自動車制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動変速機を装着した
自動車において、走行する道路勾配を推定し、この勾配
に対応して最適に自動車を制御するものに関する。
【0002】
【従来の技術】道路勾配推定を行うこの種のものとして
は、特開平3−24362号公報に記載のように、車速やスロ
ットル開度やその変化速度から勾配の状況を判断し、勾
配に応じた変速を行うようにしたもの等がある。また、
特願平3−3119205号公報ではトルク推定をベースとした
走行負荷推定,勾配推定を行い自動変速機を最適に制御
することが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、トルクコンバー
タを内蔵した自動変速機を装着した自動車においては、
トルクコンバータのトルク増幅作用を利用してクリープ
力、すなわち、低車速域の駆動力を確保し、登り坂発進
においても車が後退しずらいように配慮している。
【0004】しかし、登り坂の勾配が所定値以上に大き
くなると、上記クリープ力以上に走行抵抗、すなわち、
負の力が大きくなり車が後退するようになるという不具
合があった。本発明の目的とするところは、いかなる勾
配の登り坂においても後退することなくスムーズに発進
ができるようにした自動車制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するには、自動車に搭載したマイクロコンピュータ内
蔵のコントロールユニット(制御装置)により、停車直
前に道路勾配θt を推定し、この勾配値を一旦記憶し、
また、その道路勾配の停車時の走行抵抗トルクTR 、お
よび、アクセルを踏まない状態(スロットル開度0/
8)における自動車の駆動トルクToを推定し、両者を
比較し、走行抵抗トルクTR の方が大の場合、その偏差
ΔTを零にすべく、アイドルスピードコントロールバル
ブISCのごとき補助空気量制御装置を制御して、エン
ジンに吸入される空気量を増量制御し、エンジン出力ト
ルクを増大させ、上記偏差ΔTを零、あるいはToの方
がTRよりわずかに大きい程度に制御することによって
達成することができる。
【0006】
【作用】上記した手段を用いることにより、自動車発進
時は常に自動車の駆動トルクToのほうが走行抵抗トル
クTR よりわずかに大きくなるように自動的に制御され
るので、急勾配の登り坂発進においても後退することな
くスムーズに発進ができるようになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図1は本発明のシステム構成図である。1は
エンジン、2はAT(自動変速機)、3はプロペラシャ
フト、4は終減速機を兼ねる差動装置、5は駆動輪、6
はATの油圧回路、7はマイクロコンピュータ内蔵のA
Tのコントロールユニット(電子制御装置)、ここでは
ATCUと称す。8はマイクロコンピュータ内蔵のエン
ジンのコントロールユニット(電子制御装置)、ここで
はECUと称す。9はエアークリーナ、10はエアーフ
ローセンサ、11はスロットル制御器、12は吸入マニ
ホールド、13は燃料を噴射するインジェクタである。
ATの内部はさらにトルクコンバータ14とギアトレイ
ン15に分かれており、両者を接続する軸の回転数、す
なわち、タービン回転数Ntを検出するタービンセンサ
16と、ミッション出力軸回転数を検出するミッション
出力軸回転センサ17が付設されている。ECU8には
クランク角センサ,エアーフローセンサ10,スロット
ルセンサ18等の情報が入力され、諸演算を実行して、
インジェクタ13に開弁駆動信号を出力し燃料量を制
御、また、アイドルスピードコントロールバルブISC
19に開弁駆動信号を出力し補正空気量を制御、また、
図示していないが、点火プラグに点火信号を出力し点火
時期を制御等、種々の制御を実行する。一方、ATCU
7にはタービンセンサ16,ミッション出力軸回転セン
サ17,AT油温センサ等からの信号、および、ECU
8からのエンジン回転数,スロットル開度信号等が入力
され諸演算を実行して、油圧回路6に装着された油圧制
御,切り換え電磁弁20開弁駆動信号,ISC19駆動
信号,点火時期修正信号等を出力するようになってい
る。
【0008】図2は本発明の一実施例である最も簡易な
制御フロー例を示したものである。ブロック21で停車
直前の道路勾配θt を推定し、ブロック22でその推定
した道路勾配θtにおける停車時の走行抵抗トルクTR
推定する。ブロック23ではアクセルを踏まない状態
(スロットル開度0/8)における自動車の駆動トルク
Toを推定し、ブロック24で上記推定したToとTR
の偏差ΔTを求める。つぎにブロック25に進み、偏差
ΔTが零、または正か判定し、Yesの場合は27に進
み終了。Noの場合はブロック26に進み、現在のアイ
ドルエンジン回転数Neに所定の回転数ΔNeを加算し
て、新たな目標アイドルエンジン回転数Neを求め、こ
のNeとすべくISC19を制御し、エンジントルクT
eを増大させ、上記ToをTR とほぼ等価、あるいは、
R よりわずかに大きくし、急勾配の登り坂発進におい
ても後退することなくスムーズに発進ができるようにし
ている。
【0009】図3は上記した走行抵抗トルクTR と駆動
トルクToの車速Vに対しての特性関係図を示したもの
である。走行抵抗トルクTRは走行抵抗FRに駆動輪半径
Rを乗じたものである。走行抵抗FRは(1)式のごと
く表される。
【0010】 FR =Fr+FA+Fθ …(1) ここで右辺の各項はそれぞれ次のごとく表せる。
【0011】 Fr =μr・W・g …(2) FA =μ1・A・V2 …(3) Fθ=W・g・sinθt …(4) (2)式は転がり抵抗Fr であり、転がり抵抗係数μr
に自動車総重量Wと重力加速度gを乗じたものである。
(3)式は空気抵抗FA であり、空気抵抗係数μ1 と自
動車前面投影面積Aに車速Vの2乗を乗じたものであ
る。(4)式は勾配抵抗Fθであり、勾配θt と自動車
総重量Wの関数となっている。したがって、走行抵抗F
R は、勾配θt と自動車総重量Wは一次関数、車速Vは
二次関数となっており、結局、走行抵抗トルクTR は図
3のごとくなる。θt=10% とは、100mの水平距
離で10mの高さの勾配を表しており、θt=0% は、
平坦路を示している。一方、駆動トルクToはATのギ
ア比r(GP),差動装置のファイナルギア比rf ,ATの
トルクコンバータで保有しているトルク比t,ポンプ容
量係数τ,エンジン回転数Neの関数となっており
(5)式で表せる。
【0012】 To=Ne2・τ・t・r(GP)・rf …(5) トルクコンバータ入力トルクTp、すなわち、エンジン
出力トルクTeは(5)式のNe2・τ が該当する。エン
ジン出力トルクTeはスロットル開度TVOの大きさに
比例し、結局、駆動トルクToは図3のごとくなる。図
3のAの領域はトルクコンバータのすべりの小さい領
域,トルク比tが1に近い領域でありTeの特性が顕著
に出ている。図3のBの領域はトルクコンバータのすべ
りの大きい領域、すなわち、トルク比tが1よりも大き
い領域であり、Teにトルク比分だけトルク増幅した特
性となっている。To0/8 はTVOが0/8、すなわ
ち、アイドル相当の全閉角(真の全閉から約2°位開い
た角度)のときの駆動トルクを示している。TVOが8
/8は全開(0/8から約80°位開いた角度)を示し
ている。したがって、例えばTo2/8 はTVOが2/
8、すなわち、0/8から約20°位開いた角度におけ
る駆動トルクを示している。
【0013】図3において、車速V=0、すなわち、停
車しているときに注目すると、勾配θt=0 のときの走
行抵抗トルクTR0はaの値となる。このときの駆動トル
クTo0/8 はbの値となり、b>aとなっているので車
は余裕駆動トルクがあり、ブレーキを踏んでいないとD
レンジの場合、前進してしまう。しかし、勾配θt=2
0%の登り勾配の場合、走行抵抗トルクTR0はcの値と
なり、b<cとなり余裕駆動トルクは負となるため、D
レンジの場合でも前進できず、ブレーキを踏んでいない
と後退してしまう。したがってこの場合、図示点線のご
とくTo0/8の駆動トルクをToxと高め、駆動トルク
の値もcとすることにより、車は後退しないようにでき
る。ここで、駆動トルクをToxとするのにアクセルペ
ダルを踏み込んだのでは、従来と同じことであり、本発
明ではこれをISC19のごとき補助空気量制御装置を
制御し、エンジンに吸い込まれる空気量を増大させるこ
とにより、これを達成させている。
【0014】図4はエンジン出力トルクTeとエンジン
回転数Neの関係図である。TeはTVOが大きくなる
ほど大きくなる。勾配θt の大きさによってエンジン負
荷が変わり、同一TVOにおけるTe,Neはθt によ
って定まってくる。ここで、アイドリング状態で停車し
ている場合について考えると、平坦路(θt =0)では
TVO0/8の曲線上のθt=0の点、すなわち、エンジン
回転数Ne=Neo,エンジン出力トルクTe=Teb
である。勾配がθt=20% になると、Ne=Neb,
Te=Tebとなりエンジン出力トルクはあまり変わら
ないが、エンジン回転数が低下してしまう。Te=Te
bが図3の駆動トルクTo0/8=b に該当する。したが
って、勾配がθt=20% の登り坂で、Dレンジ,アク
セルペダルを踏まない状態においても、車を後退させな
いようにさせるには、図3の駆動トルクTo0/8=c に
該当するエンジン出力トルクをTe=Tecにする必要
がある。その場合、エンジン回転数はNe=Necに制
御する必要がある。
【0015】図5はNeと上記ISC駆動信号Iの関係
図である(Dレンジ状態における)。Iが同一値でも勾配
の大きさによってエンジン回転数の上昇値は異なって来
る。図4と同様に、アイドリング状態で停車している場
合、θt=0 でエンジン回転数Ne=Neo,θt=2
0% になると、Ne=Nebとなり、上記したエンジ
ン回転数Ne=Necに制御するには、ISC駆動信号
をI=Icにする必要がある。
【0016】上記した図3,図4,図5の特性は、予め
マイクロコンピュータ内のROMに記憶させておくか、
関係式を作成してプログラム化させておけばよい。
【0017】つぎに、トルク推定,勾配推定について詳
述する。図6はエンジントルクマップ利用のトルク推定
ブロック図である。エンジントルクマップ27でスロッ
トル開度TVOとエンジン回転数Neよりエンジントル
クTeを求め、エアコンその他で使われる補機トルクT
ACC を差引き、トルクコンバータへの入力トルク、すな
わち、ポンプトルクTpを求める。ここで、補機トルク
ACC は後述する方法で求めるか、予め定めた個々の補
機のトルクの代表的数値、あるいは、運転状態毎に予め
定めた個々の補機のトルク値を用いる。これにトルク比
tとブロック30のギア比r(GP) とブロック31のフ
ァイナルギア比rfを掛けて駆動トルクToを求める。
トルク比tは28のブロックで、Neとトルクコンバー
タのタービン回転数Ntよりトルクコンバータのスリッ
プ比eを求め、予め記憶しておいたe−t特性図(ブロ
ック29)、あるいは、e−t特性式を利用して求め
る。図7はトルクコンバータの機械的特性(トルコン特
性)を利用のトルク推定ブロック図である。Neとトル
クコンバータのタービン回転数Ntよりブロック32で
トルクコンバータのスリップ比eを求め、ブロック33
で予め記憶しておいたe−τ特性図、あるいは、e−τ
特性式を利用して(τはトルクコンバータ個々で保有
の、スリップ比eによって定まる容量係数)τを求め
る。これにNeの2乗を掛けるとトルクコンバータへの
入力トルク、すなわち、ポンプトルクTpとなる。これ
にブロック34で求めたトルク比tとブロック30で求
めたギア比r(GP)と、ブロック31で求めたファイナル
ギア比rf を掛けて駆動トルクToを求めることができ
る。
【0018】以上の二つのトルク推定方法((1)エン
ジントルクマップ利用のトルク推定方法、(2)トルク
コンバータの機械的特性(トルコン特性)を利用のトル
ク推定方法)には、それぞれ下記のごとき弱点がある。
(1)の方法については、補機トルクTACC を正確に推
定しないと、推定エンジントルクTe,最終的な推定駆
動トルクToの精度が不十分になる。(2)の方法につ
いては、トルクコンバータのスリップ比eが大きくな
り、スリップ比e≒0.85 より大の領域、いわゆるカ
ップリング領域になると、上記したトルクコンバータ個
々で保有のスリップ比eによって定まる容量係数τの値
が急激に変化し、十分な精度でのポンプトルクTpの推
定、すなわち、最終的な駆動トルクToの推定ができな
い。
【0019】そこでこの両者の弱点をカバーするため、
図8に示すようなトルク推定法切り換え式を用いること
がより望ましい。すなわち、例えばスリップ比e≒0.
9 を境界として、それ以下の領域では上記の(2)の
方法で、それ以上の領域では上記の(1)の方法でトル
ク推定を行うと云うものである。ここで補機トルクT
ACCの推定は、例えばスリップ比e≒0.85のポイント
で補機トルクTACCの学習を行えば良い。ブロック35
で、このポイントにおけるポンプトルク推定部36から
求めたポンプトルクTpとエンジントルク推定部37か
ら求めたエンジントルクTeより TACC=Te−Tp …(6) のごとくして補機トルクTACC を求め、つぎにスリップ
比e≒0.85 の学習ポイントがくるまで、このTACC
の値を補機トルクとして記憶し、上記(1)の方法でT
oを推定する場合に利用すればよい。このトルク切り換
えはブロック38で行う。この切り換えはブロック32
からのスリップ比eと、ブロック39のコースト,エン
ブレ,ロックアップ判定部からの指令により行う。コー
スト,エンブレ,ロックアップ運転領域ではなく、e≦
0.9 ならば、ブロック36で求めたTpを用いる。コ
ースト,エンブレ,ロックアップ運転領域ではなく、e
>0.9 ならば、ブロック37,ブロック35より求め
たTpを用いる。一方、スリップ比eの大小に関係無
く、ロックアップ運転領域の場合にも、ブロック37,
ブロック35より求めたTpを用いる。コースト,エン
ブレ運転領域ではブロック40からのTpを用いるよう
に切り換える。なお、補機トルクTACC の学習部35で
の学習は、変速中は行わないことが望ましいので、ブロ
ック41で変速中か、どうか判別している。これには、
CURGP(現時点のギア位置)とNXTGP(これか
ら変速しようとしているギア位置)の信号より行ってい
る。図9は図6〜図8の駆動トルク推定のいずれかを利
用して、道路勾配θt を推定するブロック図を示してい
る。ブロック42は図6〜図8の駆動トルク推定部のい
ずれかを該当させる。ここで車輪の駆動力FOは前記し
た走行抵抗FR,加速抵抗Fα,勾配抵抗Fθの和と等
しく FO=FR+Fα+Fθ …(7) ここでFαは次式で表される。
【0020】 Fα=(W+Wr)・α …(8) Wr;回転部相当重量 α;自動車の走行加速度 したがって、トルクで(7)式を書き替えると To=TR+Tα+Tθ …(9) ゆえにTθは Tθ=To−TR−Tα …(10) となる。勾配θtは(4)式を変換して θt=arcSIN(Tθ/(W・g・R) …(11) として求めることができる。また、TR,Tαは TR=R・(Fr+FA) …(12) Tα=R・Fα=R・(W+Wr)・α …(13) となる。ブロック43で(12)式,(2),(3)式を
用いて平地走行トルクTR を求め、ブロック45,46
で(13)式のαを、ブロック46で(13)式のα以
外の部分を求め、ブロック51で、両者から加速トルク
αを求める。ブロック47で(10)式にしたがってT
θを求め、ローパスフィルター(LPF)48を介してさ
らに安定なTθとし、ブロック49,ブロック50で
(11)式を演算して道路勾配θt を求めることができ
る。
【0021】
【発明の効果】以上の本発明により、自動車発進時は常
に自動車の駆動トルクToのほうが走行抵抗トルクTR
よりわずかに大きくなるように自動的に制御されるの
で、急勾配の登り坂発進においても後退することなくス
ムーズに発進ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の制御フロー図である。
【図3】TRとToの特性関係図である。
【図4】TeとNeの関係図である。
【図5】NeとIの関係図である。
【図6】エンジントルクマップ利用のトルク推定ブロッ
ク図である。
【図7】トルコン特性利用のトルク推定ブロック図であ
る。
【図8】トルク推定法切り換え式のブロック図である。
【図9】勾配推定ブロック図である。
【符号の説明】
1…エンジン、2…AT、7…ATCU、8…ECU、
19…アイドルスピードコントロールバルブISC、4
2…駆動トルク推定部、43…平地走行トルク推定部、
50…道路勾配推定部、51…加速トルク推定部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 晴彦 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンと自動変速機の電子制御を司る少
    なくとも一つ以上の電子制御装置を具備したシステムに
    おいて、 駆動輪の駆動力、あるいは駆動トルクを推定する第一の
    推定手段と、勾配走行抵抗(トルク)を除く他の全ての
    走行抵抗(トルク)を包括して推定する第二の推定手段
    と、前記第一と第二の推定手段とより勾配走行抵抗(ト
    ルク)を求め道路勾配を推定する勾配推定手段、該勾配
    推定手段により推定した道路勾配値を一時的に記憶する
    手段、停車時に該道路勾配値を一時的に記憶する手段で
    記憶した道路勾配値を用いて勾配走行抵抗(トルク)を
    求める勾配走行抵抗(トルク)算出手段、該勾配走行抵
    抗(トルク)算出手段と第二の推定手段で求めた走行抵
    抗(トルク)の和と第一の推定手段で求めた駆動力(ト
    ルク)の大きさ判別手段、該判別手段で走行抵抗(トル
    ク)の和の方が大と判別した場合にエンジンに補助空気
    を増量供給し駆動力(トルク)を走行抵抗(トルク)の
    和とほぼ同等、あるいは、やや大となるように演算する
    補助空気量演算手段、該補助空気量演算手段からの指令
    信号により制御される補助空気量制御装置を有したこと
    を特徴とする道路勾配対応型自動車制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、駆動輪の駆動力、ある
    いは駆動トルクを推定する第一の推定手段としては、エ
    ンジンのトルク特性マップを利用して推定する第一の一
    の推定手段、あるいは、トルクコンバータの機械的特性
    を利用して推定する第一の二の推定手段、あるいは、種
    々の運転状態に応じて前記第一の一の推定手段と第一の
    二の推定手段を切り換えて用いるようにした第一の三の
    推定手段のいずれかを用いるようにしたことを特徴とす
    る道路勾配対応型自動車制御装置。
  3. 【請求項3】請求項1において、アクセルペダル操作に
    より発進動作が開始された場合、前記補助空気量制御装
    置への指令信号を任意の所定期間、前記停車時に決定し
    た値にホールドし、その後、順次低減するようにしたこ
    とを特徴とする道路勾配対応型自動車制御装置。
JP5541693A 1993-03-16 1993-03-16 道路勾配対応型自動車制御装置 Pending JPH06264783A (ja)

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