JPH06264575A - 角樋及びその製造方法 - Google Patents

角樋及びその製造方法

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JPH06264575A
JPH06264575A JP5345993A JP5345993A JPH06264575A JP H06264575 A JPH06264575 A JP H06264575A JP 5345993 A JP5345993 A JP 5345993A JP 5345993 A JP5345993 A JP 5345993A JP H06264575 A JPH06264575 A JP H06264575A
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JP
Japan
Prior art keywords
side walls
gutter
core material
steel plate
boundary
Prior art date
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Pending
Application number
JP5345993A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiine Takeda
美稲 竹田
Hitoshi Hayashi
仁司 林
Masaki Ito
正喜 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 底部と両側壁の境界部における芯材が変形
し、芯材の表面を覆う合成樹脂皮膜を突き破る事態を招
く恐れのない外観美麗な角樋及びその製造方法を提供す
るにある。 【構成】 底部11及び両側壁12、12が設けられ、
両側壁12、12の上端に耳部13、13が設けられた
合成樹脂角樋本体内の少なくとも底部11、両側壁1
2、12に山部と谷部とが交互に設けられた波形の芯材
2が埋設され、芯材の山部と谷部の長手方向が合成樹脂
角樋本体の幅方向に向けられた角樋1において、角樋1
の底部11と両側壁12、12における芯材2のうち底
部21と両側壁22との境界部24を除く部分のみが波
形とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底部及び両側壁が設け
られ、両側壁の上端に耳部が設けられた合成樹脂角樋本
体内に波形の芯材が埋設された角樋及びその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開昭54−37914
号公報に記載されているように、半円筒状の合成樹脂軒
樋本体内に波形の芯材が埋設され、芯材の山部と谷部の
長手方向が合成樹脂軒樋本体の幅方向に向けられた軒樋
が知られている。
【0003】このように、合成樹脂軒樋本体内に波形の
芯材が埋設され、芯材の山部と谷部の長手方向が合成樹
脂軒樋本体の幅方向に向けられた軒樋は、長期使用中に
太陽熱等の外的影響を受けて上部開口幅が拡大する所謂
開き変形する傾向があるのを波形芯材のリブ効果により
抑止し、長期使用によっても変形しないという優れた効
果を備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな合成樹脂軒樋本体内に波形の芯材が埋設され、芯材
の山部と谷部の長手方向が合成樹脂軒樋本体の幅方向に
向けられた軒樋においては、ほぼ半円筒状のものである
場合には、大した支障は生じないが、底部と両側壁の境
界部がほぼ直角に曲折された角樋においては、底部と両
側壁の境界部における波形の芯材が変形し、芯材の表面
を覆う合成樹脂皮膜を突き破る事態を招く恐れがある。
【0005】本発明は、このような従来の合成樹脂角樋
本体内に波形の芯材が埋設された角樋における問題点に
着目してなされたものであり、その目的とするところ
は、従来の問題点を解決し、底部と両側壁の境界部にお
ける芯材が変形し、芯材の表面を覆う合成樹脂皮膜を突
き破る事態を招く恐れのない外観美麗な角樋及びその製
造方法を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明角樋は、底部及び両側壁が設けられ、両側壁
の上端に耳部が設けられた合成樹脂角樋本体内の少なく
とも底部、両側壁に山部と谷部とが交互に設けられた波
形の芯材が埋設され、芯材の山部と谷部の長手方向が合
成樹脂角樋本体の幅方向に向けられた角樋において、角
樋の底部と両側壁における芯材のうち底部と両側壁との
境界部を除く部分のみが波形とされていることを特徴と
するものである。
【0007】又、本発明角樋の製造方法は、薄肉金属板
の折り曲げ加工により形成された溝形の芯材の内外面の
全面を合成樹脂で被覆して底部及び両側壁が設けられ、
両側壁の上端に耳部が設けられた合成樹脂角樋本体内の
少なくとも底部、両側壁の全体に芯材が埋設された角樋
の製造方法において、薄肉金属板のうち後に形成される
角樋の底部と両側壁に埋設される部分であって底部と両
側壁との境界部を除く部分のみを波形に加工し、その
後、溝形に加工して芯材とすることを特徴とするもので
ある。
【0008】本発明において、角樋本体を構成する合成
樹脂としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリカーボネイト等が好適に
使用できる。
【0009】又、本発明角樋に使用する芯材としては、
特に限定されるものではないが、例えば、鋼板製のも
の、銅板製のもの、アルミニュウム製のもの等の金属製
のもの、或いは、FRP等が使用できる。
【0010】又、本発明角樋の製造方法に使用される金
属板としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、鋼板製のもの、銅板製のもの、アルミニュウム製の
もの等が好適に使用できる。
【0011】
【作用】本発明角樋においては、角樋の少なくとも底
部、両側壁に山部と谷部とが交互に設けられ波形の芯材
が埋設されているので、波形の芯材のリブ効果により長
期使用によっても変形せず、又、底部と両側壁における
芯材のうち底部と両側壁との境界部を除く部分のみが波
形とされていて、境界部には波形とされていないので、
芯材が境界部においてほぼ直角に曲折されることに何ら
の支障もなく、美麗に曲折される結果、外観美麗であ
る。
【0012】又、本発明角樋の製造方法においても、角
樋の底部と両側壁における芯材のうち底部と両側壁との
境界部を除く部分のみが波形とされていて、境界部には
波形とされていないので、芯材が境界部においてほぼ直
角に曲折されることに何らの支障もなく、美麗に曲折さ
れる結果、美麗で長期使用によっても変形しない角樋を
得ることができる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1は本発明角樋の一例を示す一部切欠斜視
図、図2は図1のII−II線における断面図である。
【0014】これらの図において、1は本発明角樋であ
り、本発明角樋1は亜鉛メッキ鋼板製の芯材2の表面に
硬質塩化ビニル樹脂の被覆層3が形成されて構成されて
いる。
【0015】本発明角樋1において、11は底部、1
2、12はやや斜め上方に向けられた両側壁、13、1
3は両側壁の上端に設けられた耳部であり、底部11と
両側壁12、12との境界部14、14はほぼ直角に曲
折されている。尚、各部の肉の厚さは1.3ミリであ
る。
【0016】芯材2は角樋1の底部11、両側壁12、
12及び両耳部13、13のほぼ全体の内部に埋設され
ている。芯材2の両側壁12、12に埋設されている部
分22には、図2に示すように、高さ0.4ミリの山部
及び谷部が交互に設けられた波状に加工され、山部及び
谷部の長手方向(即ち、山部について言えば、その稜線
の方向)は角樋1の幅方向に向けられている。又、芯材
2の底部11に埋設されている部分21にも両側壁1
2、12に埋設されている部分22と同様に高さ0.4
ミリの山部及び谷部が交互に設けられた波状に加工さ
れ、山部及び谷部の長手方向は角樋1の幅方向に向けら
れている。
【0017】角樋1の底部11と側壁12との境界部1
4に埋設されている芯材2の部分24及び耳部13に埋
設されている芯材2の部分23は波状に加工されること
なく平坦のままである。尚、芯材2の材料である亜鉛メ
ッキ鋼板は厚さ0.17ミリの鋼板の表裏両面に厚さ
0.015ミリの亜鉛メッキを施したものである。
【0018】次に、本発明に係る角樋の製造方法の実施
の一態様について、図3乃至5を参照しながら説明す
る。図3は本発明に係る角樋の製造方法の一態様を示す
概要図である。
【0019】図3において、4は薄肉亜鉛メッキ鋼板2
のアンコイラー、5は3段の送りロール、6、6は一対
のギアロールであり、一対のギアロール6、6の表面に
は中央部において相互間に若干の間隔をおき3列の凹凸
条61、61,61が穿設されており、上段のギアロー
ル6の凹凸条61の凹凸と下段のギアロール6の凹凸条
61の凹凸とが相互にかみ合っている。一対のギアロー
ル6、6に供給される鋼板2は3列の凹凸条61、6
1,61により図5に示すように、山部及び谷部が交互
に設けられた波状に加工され、図6に示すように、一対
のギアロール6、6を通過した鋼板2には3条の波状部
22、21、22が形成され、鋼板2の両側部23、2
3及び3条の波状部22、21、22の境界部24、2
4は平坦のままとなるようになっている。
【0020】7はフォーミング装置であり、フォーミン
グ装置7は4対のフォーミングロール71、72、7
3、74からなり、一対のギアロール6、6を通過した
鋼板2を4対のフォーミングロール71、72、73、
74を通過させることにより徐々に溝形に曲折加工する
ようになっている。
【0021】即ち、前半のフォーミングロール71、7
2により耳部の曲折成形が行われ、後半のフォーミング
ロール73、74により底部及び両側壁における曲折成
形が行われるようになっている。その結果、4対のフォ
ーミングロール71、72、73、74を通過した鋼板
2は、全体として溝形に曲折加工され、波状部22、2
1、22の境界部は24、24においてほぼ直角に曲折
され、両側部23、23に図1に示す耳部23が成形さ
れるようになっている。
【0022】尚、鋼板2の円滑な曲折加工成形のために
は、4対のみならず5対以上の多数対のフォーミングロ
ールを使用して鋼板2を徐々に曲折加工成形することが
望ましいが、本実施例においては、説明の便宜のために
4対のみのフォーミングロール71、72、73、74
を使用したものである。
【0023】8はクロスヘッドダイであり、クロスヘッ
ドダイ8に導入された鋼板2の内外表面に押出機9から
押し出された硬質塩化ビニル樹脂を被覆するようになっ
ている。
【0024】次に、本発明に係る角樋の製造方法実施の
一態様を図3により順をおって説明する。図3に示すよ
うに、アンコイラー4から繰り出された薄肉亜鉛メッキ
鋼板2は3段の送りロール5を経由して、一対のギアロ
ール6、6に供給されることにより、鋼板2には図6に
示すように3条の波状部22、21、22が形成され、
次いで、フォーミング装置7を通過することにより図1
に示すように溝形の芯材2の形状に成形され、クロスヘ
ッドダイ8を通過することにより図1に示すような角樋
が製造される。
【0025】このようにして製造された図1に示す本発
明角樋と全く波形のない芯材を使用した角樋(比較例)
について1年間の暴露試験を行った。その結果の寸法変
化は表1に示す通りであり、本発明角樋においては寸法
変化が少ないのに対し、全く波形のない芯材を使用した
角樋は寸法変化が大きい上に側壁に波状凹部が発生し
た。
【0026】
【表1】
【0027】尚、表1における寸法A、B、Cは図7に
示すように側壁及び底部の撓み寸法であり、上記の試験
に使用した角樋の寸法は図7に示す通りである。
【0028】
【発明の効果】本発明角樋においては、波形芯材が埋設
されているので、長期使用によっても変形しないという
実用的効果を備えていると共に、角樋の底部と両側壁に
おける芯材のうち底部と両側壁との境界部を除く部分の
みが波形とされていて、境界部には波形とされていない
ので、芯材が境界部においてほぼ直角に曲折されること
に何らの支障もなく、美麗に曲折される結果、外観美麗
である。
【0029】又、本発明角樋の製造方法においても、角
樋の底部と両側壁における芯材のうち底部と両側壁との
境界部を除く部分のみが波形とされていて、境界部には
波形とされていないので、芯材が境界部においてほぼ直
角に曲折されることに何らの支障もなく、美麗に曲折さ
れる結果、美麗な角樋を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明角樋の一例を示す一部切欠斜視図。
【図2】図1のII−II線における断面図。
【図3】本発明角樋の製造方法の一実施態様を示す斜視
図。
【図4】一対のギアロールを示す斜視図。
【図5】図4に示す一対のギアロールの使用状態を示す
正面図。
【図6】図5に示す一対のギアロールにより波形部が成
形された鋼板の平面図。
【図7】角樋の寸法を示す正面図。
【符号の説明】
1 本発明角樋 11 底部 12 側壁 13 耳部 14 底部と側壁との境界部 2 芯材 21 芯材の底部 22 芯材の側壁部 23 芯材の耳部 24 芯材の底部と側壁との境界部 3 合成樹脂被覆層 4 アンコイラー 5 送りロール 6 ギアーロール 7 フォーミング装置 8 クロスヘッドダイ 9 押出機

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部及び両側壁が設けられ、両側壁の上
    端に耳部が設けられた合成樹脂角樋本体内の少なくとも
    底部、両側壁に山部と谷部とが交互に設けられた波形の
    芯材が埋設され、芯材の山部と谷部の長手方向が合成樹
    脂角樋本体の幅方向に向けられた角樋において、角樋の
    底部と両側壁における芯材のうち底部と両側壁との境界
    部を除く部分のみが波形とされていることを特徴とする
    角樋。
  2. 【請求項2】 薄肉金属板の折り曲げ加工により形成さ
    れた溝形の芯材の内外面の全面を合成樹脂で被覆して底
    部及び両側壁が設けられ、両側壁の上端に耳部が設けら
    れた合成樹脂角樋本体内の少なくとも底部、両側壁の全
    体に芯材が埋設された角樋の製造方法において、薄肉金
    属板のうち後に形成される角樋の底部と両側壁に埋設さ
    れる部分であって底部と両側壁との境界部を除く部分の
    みを波形に加工し、その後、溝形に加工して芯材とする
    ことを特徴とする角樋の製造方法。
JP5345993A 1992-06-12 1993-03-15 角樋及びその製造方法 Pending JPH06264575A (ja)

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JP5345993A JPH06264575A (ja) 1993-03-15 1993-03-15 角樋及びその製造方法
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