JPH06264347A - 長繊維不織布の製造方法 - Google Patents

長繊維不織布の製造方法

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JPH06264347A
JPH06264347A JP7888193A JP7888193A JPH06264347A JP H06264347 A JPH06264347 A JP H06264347A JP 7888193 A JP7888193 A JP 7888193A JP 7888193 A JP7888193 A JP 7888193A JP H06264347 A JPH06264347 A JP H06264347A
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 熱可塑性重合体を溶融紡出しスパンボンド法
により形成したウエブに部分的熱圧着処理を施して長繊
維不織布を製造するに際し,紡出糸条の固化点位置P
(mm)に対する縦方向配設上端位置L(mm)と,加
熱部と紡出糸条との距離R(mm)とがそれぞれ特定の
関係を満足する非接触型加熱器を紡出糸条の固化点位置
近傍に配設し,かつ糸条構成重合体の融点Tm(℃)に
対する非接触型加熱器の加熱温度T(℃)と,紡出糸条
の加熱器内滞留時間t(秒)とがそれぞれ特定の関係を
満足する条件で紡出糸条を加熱することを特徴とする長
繊維不織布の製造方法。 【効果】 長繊維不織布を製造するに際して製糸性を維
持しながら製糸速度を向上させることができる。得られ
た不織布は,構成繊維の均斉度,機械的性能,寸法安定
性が優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,製糸性を維持しながら
製糸速度を向上させることができ,しかも得られた不織
布は構成繊維の均斉度が優れ,機械的性能及び寸法安定
性も優れ,医療・衛生材料,土木資材,農業資材,一般
産業資材用の素材として好適である長繊維不織布を製造
する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から,医療・衛生材料,土木資材,
農業資材,一般産業資材用の素材として短繊維不織布あ
るいは長繊維不織布が用いられている。短繊維不織布で
は,用いる繊維素材の種類と要求性能に応じて最適な加
工条件すなわち延伸温度や緊張熱処理又は弛緩熱処理が
適宜選択できるため,構成繊維の均斉度及び寸法安定性
を向上させることができる。これに対し,長繊維不織布
では,短繊維不織布に比較して機械的性能とリントフリ
ー性が優れ,しかも製造工程が少なくかつ安価であるも
のの,構成繊維の均斉度及び寸法安定性が劣るという問
題を有している。一般に,スパンボンド法により長繊維
不織布を製造するに際しては,紡糸口金面の直下に紡糸
口金面直下の雰囲気温度を制御するための加熱筒を配設
し,この加熱筒により紡出繊維の複屈折すなわち配向度
を制御することが行われている。しかしながら,この方
法では,繊維素材としてガラス転移温度の高い熱可塑性
重合体を用いて長繊維不織布を製造しようとすると種々
の問題が生じる。例えば,繊維素材としてポリエチレン
テレフタレート重合体を選択すると,紡出された糸条を
空気抵抗により冷延伸・細化しながらエアーサツカによ
って引き取るに際して同エアーサツカに供給する空気の
流量を増大させる必要が生じるため製造コスト的に不経
済となり,しかも得られる長繊維は配向が向上するもの
の内部歪みを保有し,その結果,機械的特性や寸法安定
性あるいは均斉度が劣るものとなり,不織布としたとき
にその品位を低下させる。
【0003】また,この方法により細繊度の長繊維不織
布を製造しようとすると,その生産性を低下させる必要
が生じる。すなわち,溶融紡糸に際して溶融重合体の単
孔吐出速度を維持したまま細繊度の長繊維不織布を製造
しようとすると,必然的にエアーサツカへの空気供給量
を増大させて引き取り速度を上げることになるが,この
とき紡出糸条が変形応力に十分に追随せずに繊維斑が生
じたり極端なときには破断が生じたりするため,溶融重
合体の単孔吐出速度を下げて製造しなげればならず,そ
の結果,得られる長繊維は機械的特性や寸法安定性ある
いは均斉度が劣るものとなり,不織布としたときにその
品位を低下させる。
【0004】一方,特公昭63−30429号公報に
は,前記問題を解決すべく,直接紡糸延伸法を付加した
スパンボンド法による長繊維不織布の製造方法が提案さ
れている。この方法によれば,確かに,適用する繊維素
材に応じて熱延伸あるいは紡出糸条に対する熱処理によ
り,機械的特性や寸法安定性あるいは均斉度が優れた長
繊維不織布を製造することができる。しかしながら,こ
の方法では,紡出糸条に対し熱ロールを用いて直接に熱
処理を施すため最終製品である不織布の幅以上の長大な
熱ロールを配設することが必要で,また,このような熱
ローラを駆動するための莫大な電力を必要とし,製造コ
スト的に不経済となる。また,この熱ロールの表面速度
は,通常,スパンボンド法おいて用いられるエアーサツ
カと比較するとその紡出糸条の搬送速度が低く,生産性
を維持しようとしても溶融紡糸に際して溶融重合体の単
孔吐出速度を増大させることは困難であるため,必然的
に紡糸口金の紡糸孔数を増加させる必要が生じる。しか
しながら,この紡糸口金の紡糸孔数増加は,当然のこと
ながら紡糸口金パツクの巨大化を意味し,設備的にもエ
ネルギ的にも極めて不利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,前記問題を
解決し,製糸性を維持しながら製糸速度を向上させるこ
とができ,しかも得られた不織布は構成繊維の均斉度が
優れ,機械的性能及び寸法安定性も優れ,医療・衛生材
料,土木資材,農業資材,一般産業資材用の素材として
好適である長繊維不織布を製造する方法を提供しようと
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは,前記問題
を解決すべく鋭意検討の結果,本発明に到達した。すな
わち,本発明は,熱可塑性重合体を溶融紡出し,紡出糸
条をエアーサツカにより牽引・延伸・引き取り,開繊器
により開繊した後,連続して移動式捕集面上に捕集・堆
積してウエブを形成し,次いで熱圧着装置により前記ウ
エブに部分的熱圧着処理を施して長繊維不織布を製造す
るに際し,紡出糸条の固化点位置P(mm)に対する縦
方向配設上端位置L(mm)と,加熱部と紡出糸条との
距離R(mm)とがそれぞれ下記式(1)及び(2)を
満足する非接触型加熱器を紡出糸条の固化点位置近傍に
配設し,かつ糸条構成重合体の融点Tm(℃)に対する
非接触型加熱器の加熱温度T(℃)と,紡出糸条の加熱
器内滞留時間t(秒)とがそれぞれ下記式(3)及び
(4)を満足する条件で紡出糸条を加熱することを特徴
とする長繊維不織布の製造方法,を要旨とするものであ
る。 P≦L(mm)≦P+200 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 2≦R(mm)≦50 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) Tm−100≦T(℃)≦Tm+200 ・・・・・・・・・・・・(3) 1.5×10-3≦t(秒)≦50×10-3 ・・・・・・・・・・・(4)
【0007】次に,本発明を詳細に説明する。本発明の
製造方法の特徴は,従来から公知のスパンボンド法で熱
可塑性重合体を溶融紡出するに際し,紡出糸条をその固
化点位置近傍に配設した非接触型加熱器を通すことによ
り加熱しながらエアーサツカにより牽引・延伸する点に
ある。なお,本発明の方法を採用し得る熱可塑性重合体
とは,例えばポリアミド系重合体,ポリエステル系重合
体あるいはポリオレフイン系重合体等の熱可塑性合成重
合体であって,かついずれも繊維形成性を有するもので
あれば,特に限定されるものではない。本発明がいう紡
出糸条の固化点位置とは,紡糸孔から吐出された溶融重
合体が冷却気流等の冷却手段により冷却されて増粘し,
かつエアーサツカ等の引き取り手段による引き取り力と
前記増粘とによる紡糸応力の増大によって細化と配向が
進行する際の,細化がほぼ完了して飽和する時点を紡糸
口金面から下流側への距離を意味する。本発明では,こ
の固化点をさらに定義するにおいて,紡出糸条を吸引速
度3000m/分のエアーサツカを用いて牽引し,この
際,微風速計を用いこれをエアーサツカ付近から紡糸口
金面方向に移動させながら紡出糸条近傍の随伴気流速度
を測定し,随伴気流速度が急激に小さくなる変曲点を求
め,このときの点を固化点とする。なお,微風速計とし
ては(カノマツクス社製Model−6621)を用
い,微風速計の検出端と紡出糸条との間隔を1mmに維
持しながら測定する。
【0008】本発明では,紡出糸条の前記固化点位置近
傍に非接触型加熱器を配設し,紡出糸条を前記非接触型
加熱器を通すことにより加熱しながらエアーサツカによ
り牽引・延伸するが,これにより,紡出糸条の細化変
形が滑らかに進行する,すなわち紡出糸条内部歪みの緩
和あるいは減少が進行し,また紡糸応力が低下するた
めエアーサツカによる吸引・牽引効果が向上する,した
がって高速牽引・引き取りが可能となるのである。本発
明では,前記非接触型加熱器の加熱手段として,鋳込み
ヒータ,過熱蒸気ヒータ,赤外線ヒータあるいはレーザ
光線等の手段を採用し得るが,熱効率と取り扱いの容易
性の点から過熱蒸気ヒータや赤外線ヒータといった手段
を採用するのが好ましい。
【0009】本発明では,非接触型加熱器の紡出糸条の
固化点位置(mm)に対する縦方向配設上端位置L(m
m)すなわち紡糸口金面〜固化点位置間の距離P(m
m)が前記式(1)を満足することが必要である。この
縦方向配設上端位置L(mm)がP未満すなわち加熱器
を〔固化点位置〕(mm)の位置より上流側に配設する
と,この位置では紡出糸条が溶融あるいは半溶融状態に
あって十分な紡糸応力が発生していないため,加熱器へ
の熱量供給を増大させても固化点位置を下流側に移動さ
せる程度のことであって,前述したような紡出糸条内部
歪みの緩和あるいは減少,吸引・牽引効果の向上という
効果が十分に得られない。一方,この縦方向配設上端位
置L(mm)が〔P+200〕を超えるすなわち加熱器
を〔固化点位置+200〕(mm)の位置より下流側に
配設すると,この位置では紡出糸条が完全な固化状態に
あって随伴気流速度が大幅に増大しているため,前述し
たような紡出糸条内部歪みの緩和あるいは減少,吸引・
牽引効果の向上という効果が十分に得られず,しかも加
熱器への熱量供給を極度に増加させる必要が生じるため
不経済となる。したがって,本発明においては,この非
接触型加熱器の縦方向配設上端位置L(mm)が前記式
(1)を満足することが必要で,好ましくは〔P+15
0〕以下,より好ましくは〔P+100〕以下とする。
【0010】本発明では,非接触型加熱器の加熱部分と
紡出糸条との距離R(mm)が前記式(2)を満足する
ことが必要である。この距離R(mm)が2未満である
と,紡出糸条が加熱器を通過するに際して時に加熱部に
接触し,このとき加熱温度が糸条構成重合体の融点より
低い場合には加熱器自体が摩擦体となるためエアーサツ
カの吸引・牽引効果が低下し,また加熱温度が糸条の構
成重合体の融点以上の場合には加熱器自体の摩擦抵抗が
高くなるためさらにエアーサツカの吸引・牽引効果が低
下したりあるいは紡出糸条が溶融切断したりする。一
方,この距離R(mm)が50を超えると,紡出糸条に
対する加熱効率が低下するため,前述したような紡出糸
条内部歪みの緩和あるいは減少,吸引・牽引効果の向上
という効果が十分に得られない。したがって,本発明に
おいては,この距離R(mm)が前記式(2)を満足す
ることが必要で,好ましくは20以下,より好ましくは
15以下とする。
【0011】本発明では,非接触型加熱器の加熱温度T
(℃)が糸条を構成する重合体の融点Tm(℃)に対し
て前記式(3)を満足することが必要である。この加熱
温度T(℃)が〔Tm−100〕(℃)未満であると,
紡出糸条の加熱が不十分で本発明の効果を得ることがで
きず,一方,この加熱温度T(℃)が〔Tm+200〕
(℃)を超えると,加熱器への熱量供給が多過ぎるた
め,固化点が糸長方向に変動して紡出糸条の細化変形が
滑らかに進行せず,逆に不均一な細化変形となって糸長
方向に斑が生じ好ましくない。したがって,本発明にお
いては,この加熱温度T(℃)が前記式(3)を満足す
ることが必要で,好ましくは〔Tm−50〕以上〔Tm
+100〕以下,より好ましくは〔Tm−20〕以上
〔Tm+60〕以下とする。
【0012】本発明では,紡出糸条の加熱器内滞留時間
t(秒)が前記式(4)を満足することが必要である。
この滞留時間t(秒)が1.5×10-3未満であると,
紡出糸条に対する加熱効率が低下するため,前述したよ
うな紡出糸条内部歪みの緩和あるいは減少,吸引・牽引
効果の向上という効果が十分に得られない。一方,この
滞留時間t(秒)が50×10-3を超えると,この領域
では加熱による紡出糸条の物性変化は既に飽和に達して
おり,紡出糸条に対して不必要な過剰熱量を供給するの
みであって不経済となる。したがって,本発明において
は,この滞留時間t(秒)が前記式(4)を満足するこ
とが必要で,好ましくは2.0×10-3以上25×10
-3以下,より好ましくは2.5×10-3以上10×10
-3以下とする。
【0013】本発明では,前述のようにして牽引・延伸
・引き取られた紡出糸条をコロナ放電法あるいは摩擦帯
電法等を用いた開繊器により開繊した後,連続してスク
リーンコンベア等の移動式捕集面上に捕集・堆積してウ
エブを形成し,次いで熱圧着装置により前記ウエブに部
分的熱圧着処理を施して,長繊維不織布を得る。本発明
では,熱圧着装置としては,加熱されたエンボスロール
と加熱された平滑表面ロールとを用いる他,超音波溶着
装置を用いることもできる。部分的熱圧着部の形状は,
丸型,楕円型,菱型,三角型,T型あるいは井型等の任
意の形状とすることができる。また,熱圧着面積率は,
不織布としての形態を保持し,かつ一般に不織布として
要求される程度の強力を具備せしめるように適宜選択す
るが,通常,5〜50%程度とするとよい。
【0014】次に,図面に基づいて本発明をさらに詳細
に説明するが,本発明はこれに限定されるものではな
い。図1は,本発明の製造方法を説明するための一実施
態様を示す図であって,図において1は溶融紡糸装置,
2は溶融重合体の計量装置,3は複数の紡糸孔を具備す
る紡糸口金パツク,4は紡出糸条,5は冷却装置,6は
加熱器,7はエアーサツカ,8はコロナ放電式開繊器,
9はスクリーンコンベア,10はウエブ,11は熱エン
ボスロール,12は不織布製品ロールであり,熱可塑性
重合体は溶融紡糸装置1により溶融・押出しされ,計量
装置2により所定吐出量に計量され,紡糸口金パツク3
に供給されて溶融紡出される。紡出糸条4は冷却装置5
により冷却された後,連続して加熱器6を通ることによ
り加熱されながらエアーサツカ7により吸引・延伸・引
き取られ,コロナ放電式開繊器8により開繊され,移動
するスクリーンコンベア9上に堆積されてウエブ10を
形成する。引き続き,このウエブ10は熱エンボスロー
ル11により部分的熱圧着処理を施された後,不織布製
品ロール12を形成する。図2は,本発明の製造方法に
おいて用い得る加熱器の一実施態様を示す図であって,
図において13は過熱蒸気式加熱器の本体,14は通糸
部,15は過熱蒸気導入管,16は圧力貯蔵室,17は
斜孔であり,過熱蒸気は導入管15より圧力貯蔵室16
に導入され,斜孔17より通糸部14内に噴出され,紡
出糸条4に所定の熱量を供給する。斜孔17の孔数は紡
出糸条数と引き取り位置数により決定される。
【0015】
【作用】本発明の方法は,従来から公知のスパンボンド
法で熱可塑性重合体を溶融紡出するに際し,紡出糸条の
前記固化点位置近傍に非接触型加熱器を配設し,紡出糸
条を前記非接触型加熱器を通すことにより加熱しながら
エアーサツカにより牽引・延伸するものである。一般
に,スパンボンド法では溶融紡出された糸条の細化変形
は紡糸口金面からエアーサツカまでの間において空気抵
抗力によりなされるが,本発明の方法では上述したよう
な特定の加熱器を用いて前記細化変形領域にある紡出糸
条を加熱するので細化変形点すなわち延伸点が極めて狭
い区間に安定して固定され,紡出糸条の細化変形が滑ら
かに進行し,紡出糸条に自生した内部歪みの緩和あるい
は減少が進行し,したがって本発明の方法により得られ
た不織布は,その構成繊維の繊径変動率が小さく均斉度
も優れるのである。また,本発明の方法では,エアーサ
ツカへの高圧空気供給量が一定条件下において紡出糸条
における紡糸応力が低下するためエアーサツカによる吸
引・牽引効果が向上する,すなわち高速牽引・引き取り
が可能となり製糸性も向上し,したがって本発明の方法
により得られた不織布は,機械的性能と寸法安定性が優
れるのである。さらに,本発明の方法では,従来のスパ
ンボンド法に比して細繊度の不織布を得ることもでき
る。例えば,従来のスパンボンド法では,溶融重合体の
単孔吐出速度を維持したまま(すなわち,生産量を維持
したまま)細繊度の不織布を製造しようとすると,必然
的にエアーサツカへの空気供給量を増大させて引き取り
速度を上げることになるが,このとき紡出糸条が変形応
力に十分に追随せずに繊維斑が生じたり極端なときには
破断が生じたりするため,溶融重合体の単孔吐出速度を
下げて製造しなげればならない。その結果,生産量が低
下するのみならず,得られた不織布はその構成繊維が機
械的特性や寸法安定性あるいは均斉度が劣るものとな
る。これに対し,本発明の方法では,前述したようにエ
アーサツカへの高圧空気供給量が一定条件下において紡
糸応力が低下してエアーサツカによる吸引・牽引効果が
向上するため,溶融重合体の単孔吐出速度を下げること
なく細繊度の不織布を製造することが可能となるのであ
る。
【0016】
【実施例】次に,実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。なお,実施例における各種特性の測定及び評価
は,次の方法により実施した。 重合体の融点:パーキンエルマ社製示差走査型熱量計D
SC−2型を用い,昇温速度20℃/分で測定した融解
吸収熱曲線の極値を与える温度を融点とした。 相対粘度:ポリテトラメチレンアジパミド重合体の相対
粘度を次の方法により測定した。すなわち,濃度が96
重量%の硫酸100ccを溶媒とし,これに試料1gを
溶解し,温度25℃の条件で常法により測定した。 固有粘度:ポリエチレンテレフタレート重合体の固有粘
度を次の方法により測定した。すなわち,フエノールと
テトラクロロエタンとの等重量混合液を溶媒とし,温度
20の条件で常法により測定した。 エアーサツカの吸引速度(m/分):溶融重合体の単孔
吐出量(g/分)に9000を乗じ,次いで別途求めた
単糸繊度(デニール)で除し,得られた値をエアーサツ
カの吸引速度(m/分)とした。 単糸繊度(デニール):JIS L−1090に記載の
方法にしたがい,正量繊度で求めた。 不織布の引張強力(kg/5cm):東洋ボールドウイ
ン社製テンシロンUTM−4−1−100を用い,JI
S L−1096に記載のストリツプ法にしたがい測定
した。すなわち,試料幅が5cmで試料長が10cmの
試料片10片を準備し,各試料毎に引張速度10cm/
分で測定して最大引張強力(kg)を求め,得られた各
引張強力値の平均値を試料幅5cmで除して,不織布の
引張強力(kg/5cm)とした。 不織布の引張伸度(%):東洋ボールドウイン社製テン
シロンUTM−4−1−100を用い,前記試料片10
片につき各々引張速度10cm/分で測定し,得られた
引張伸度(%)の平均値を不織布の引張伸度(%)とし
た。 乾熱収縮率(%):試料幅と試料長が共に25cmの試
料片5片を準備し,各試料毎に温度130℃の熱風乾燥
機を用いて処理時間5分の熱処理を施し,処理前の試料
面積S1 (cm2 )と処理後の試料面積S2 (cm2
を求め,下記式(5)により乾熱収縮率(%)を算出し
た。 乾熱収縮率(%)=〔1−(S2 /S1 )〕×100 ・・・・・・(5)
【0017】実施例1 融点が295℃で相対粘度が3.10のポリテトラメチ
レンアジパミド重合体のチツプを通常の溶融紡糸装置を
用いて温度310℃で溶融した後,紡糸孔数が180の
紡糸口金を通し単孔吐出量を1.6g/分として紡出
し,紡出糸条を冷却装置を用いて冷却した。このとき,
紡出糸条の固化点位置は650mmであった。連続し
て,紡出糸条を紡糸口金面の下流側700mmの位置に
上端が配設され,長さが500mm,加熱器と糸条間の
距離が30mmで,かつ温度が380℃の過熱水蒸気を
噴出する加熱器〔図2に示したもの〕に通して加熱しな
がらエアーサツカにより吸引・牽引・延伸し,コロナ放
電式開繊器を用いて開繊し,移動するスクリーンコンベ
ア上に堆積させてウエブを形成した。引き続き,得られ
たウエブに圧着部が丸型で温度が275℃に加熱された
熱エンボスロールを用い,熱圧着面積率を12%,ロー
ル線圧を50kg/cmとして部分熱圧着処理を施し,
単糸繊度が2.6デニールで目付けが51.6g/m2
の長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサツカ
の吸引速度は5600m/分であった。製造条件,得ら
れた不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0018】比較例1 加熱器を用いず,かつエアーサツカへの供給空気圧を変
更して吸引速度を3100m/分とした以外は実施例1
と同様にして,単糸繊度が4.6デニールで目付けが5
4.2g/m2 の長繊維不織布を得た。製造条件,得ら
れた不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0019】実施例2 融点が132℃で相対粘度が3.10のポリエチレンテ
レフタレート重合体のチツプを通常の溶融紡糸装置を用
いて温度285℃で溶融した後,紡糸孔数が180の紡
糸口金を通し単孔吐出量を1.6g/分として紡出し,
紡出糸条を冷却装置を用いて冷却した。このとき,紡出
糸条の固化点位置は1050mmであった。連続して,
紡出糸条を紡糸口金面の下流側1200mmの位置に上
端が配設され,長さが500mm,加熱器と糸条間の距
離が30mmで,かつ温度が450℃の過熱水蒸気を噴
出する加熱器〔図2に示したもの〕に通して加熱しなが
らエアーサツカにより吸引・牽引・延伸し,以降,実施
例1と同様にしてウエブを形成した。引き続き,得られ
たウエブに圧着部が丸型で温度が245℃に加熱された
熱エンボスロールを用い,熱圧着面積率を12%,ロー
ル線圧を50kg/cmとして部分熱圧着処理を施し,
単糸繊度が2.5デニールで目付けが50.1g/m2
の長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサツカ
の吸引速度は5800m/分であった。製造条件,得ら
れた不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0020】実施例3 加熱器の配設位置を紡糸口金面の下流側1150mmの
位置,その温度を350℃とし,かつエアーサツカへの
供給空気圧を変更した以外は実施例2と同様にして,単
糸繊度が2.1デニールで目付けが50.5g/m2
長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサツカの
吸引速度は6800m/分であった。製造条件,得られ
た不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0021】実施例4 加熱器の配設位置を紡糸口金面の下流側1070mmの
位置,その温度を180℃とし,かつエアーサツカへの
供給空気圧を変更した以外は実施例2と同様にして,単
糸繊度が2.2デニールで目付けが49.8g/m2
長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサツカの
吸引速度は6600m/分であった。製造条件,得られ
た不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0022】比較例2 加熱器の配設位置を紡糸口金面の下流側1350mmの
位置,その温度を500℃とし,かつエアーサツカへの
供給空気圧を変更した以外は実施例2と同様にして,単
糸繊度が2.9デニールで目付けが52.8g/m2
長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサツカの
吸引速度は5000m/分であった。製造条件,得られ
た不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0023】比較例3 加熱器を用いず,かつエアーサツカへの供給空気圧を変
更した以外は実施例2と同様にして,単糸繊度が3.1
デニールで目付けが49.8g/m2 の長繊維不織布を
得た。なお,このときのエアーサツカの吸引速度は46
00m/分であった。製造条件,得られた不織布の特性
及び製糸性の結果を表1に示す。
【0024】実施例5 実施例2のポリエチレンテレフタレート重合体のチツプ
を通常の溶融紡糸装置を用いて温度285℃で溶融した
後,紡糸孔数が300の紡糸口金を通し単孔吐出量を
0.8g/分として紡出し,紡出糸条を冷却装置を用い
て冷却した。このとき,紡出糸条の固化点位置は580
mmであった。連続して,紡出糸条を紡糸口金面の下流
側650mmの位置に上端が配設され,長さが500m
m,加熱器と糸条間の距離が30mmで,かつ温度が3
80℃の過熱水蒸気を噴出する加熱器〔図2に示したも
の〕に通して加熱しながらエアーサツカにより吸引・牽
引・延伸し,以降,実施例2と同様にしてウエブを形成
し,単糸繊度が1.3デニールで目付けが52.4g/
2 の長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサ
ツカの吸引速度は5400m/分であった。製造条件,
得られた不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。
【0025】比較例4 加熱器を用いず,かつエアーサツカへの供給空気圧を変
更した以外は実施例5と同様にして,単糸繊度が2.3
デニールで目付けが51.1g/m2 の長繊維不織布を
得た。なお,このときのエアーサツカの吸引速度は32
00m/分であった。製造条件,得られた不織布の特性
及び製糸性の結果を表1に示す。
【0026】表1に示したところから明らかなように,
本発明の構成要件を満足する非接触型加熱器を紡出糸条
の固化点位置近傍に配設し,かつ本発明の構成要件を満
足する条件で紡出糸条を加熱した実施例1〜5では,エ
アーサツカによる糸条吸引速度が高くなり,かつ吸引速
度が高いにもかかわらず製糸性も良好であった。そし
て,得られた不織布は,細繊度で繊径変動率が小さく均
斉度の優れた長繊維から構成され,しかも機械的性能及
び寸法安定性が共に優れたものであった。これに対し,
非接触型加熱器の配設位置が本発明の構成要件を満足し
ない比較例2では,加熱器の配設位置においては紡出糸
条が完全な固化状態にあって随伴気流速度が大幅に増大
しているため,加熱器から高熱量を紡出糸条に付与して
もエアーサツカによる糸条吸引速度を向上させることが
できなかった。また,非接触型加熱器を用いなかった比
較例1,3及び4では,エアーサツカによる糸条吸引速
度を向上させることができず,かつ製糸性も劣るもので
あった。しかも得られた不織布は,繊度と繊径変動率が
大きく均斉度の低い長繊維から構成され,機械的性能が
劣り,しかも紡出糸条内部歪みの緩和あるいは減少が不
十分なため,特に比較例3で極端に認められるように寸
法安定性も劣るものであった。
【0027】
【表1】
【0028】
【発明の効果】本発明の長繊維不織布の製造方法は,前
記構成要件を満足するものであり,この方法によれば,
長繊維不織布を製造するに際して製糸性を維持しながら
製糸速度を向上させることができる。そして,この方法
により得られた不織布は,構成繊維の均斉度が優れ,機
械的性能及び寸法安定性も優れ,医療・衛生材料,土木
資材,農業資材,一般産業資材用の素材として好適であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法を説明するための一実施態様
を示す図である。
【図2】本発明の製造方法において用い得る加熱器の一
実施態様を示す図である。
【符号の説明】
3 紡糸口金パツク 4 紡出糸条 6 加熱器 7 エアーサツカ 13 過熱蒸気式加熱器の本体
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】
【実施例】次に,実施例に基づいて本発明を具体的に説
明する。なお,実施例における各種特性の測定及び評価
は,次の方法により実施した。 重合体の融点:パーキンエルマ社製示差走査型熱量計D
SC−2型を用い,昇温速度20℃/分で測定した融解
吸収熱曲線の極値を与える温度を融点とした。 相対粘度:ポリテトラメチレンアジパミド重合体の相対
粘度を次の方法により測定した。すなわち,濃度が96
重量%の硫酸100ccを溶媒とし,これに試料1gを
溶解し,温度25℃の条件で常法により測定した。 固有粘度:ポリエチレンテレフタレート重合体の固有粘
度を次の方法により測定した。すなわち,フエノールと
テトラクロロエタンとの等重量混合液を溶媒とし,温度
20の条件で常法により測定した。 エアーサツカの吸引速度(m/分):溶融重合体の単孔
吐出量(g/分)に9000を乗じ,次いで別途求めた
単糸繊度(デニール)で除し,得られた値をエアーサツ
カの吸引速度(m/分)とした。 単糸繊度(デニール):JIS L−1090に記載の
方法にしたがい,正量繊度で求めた。 不織布の引張強力(kg/5cm):東洋ボールドウイ
ン社製テンシロンUTM−4−1−100を用い,JI
S L−1096に記載のストリツプ法にしたがい測定
した。すなわち,試料幅が5cmで試料長が10cmの
試料片10片を準備し,各試料毎に引張速度10cm/
分で測定して最大引張強力(kg)を求め,得られた各
引張強力値の平均値を試料幅5cmで除して,不織布の
引張強力(kg/5cm)とした。 不織布の引張伸度(%):東洋ボールドウイン社製テン
シロンUTM−4−1−100を用い,前記試料片10
片につき各々引張速度10cm/分で測定し,得られた
引張伸度(%)の平均値を不織布の引張伸度(%)とし
た。 乾熱収縮率(%):試料幅と試料長が共に25cmの試
料片5片を準備し,各試料毎に温度130℃の熱風乾燥
機を用いて処理時間5分の熱処理を施し,処理前の試料
面積S1 (cm2 )と処理後の試料面積S2 (cm2
を求め,下記式(5)により乾熱収縮率(%)を算出し
た。 乾熱収縮率(%)=〔1−(S2 /S1 )〕×100 ・・・・・・(5)
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】実施例2 融点が258℃で固有粘度が0.70のポリエチレンテ
レフタレート重合体のチツプを通常の溶融紡糸装置を用
いて温度285℃で溶融した後,紡糸孔数が180の紡
糸口金を通し単孔吐出量を1.6g/分として紡出し,
紡出糸条を冷却装置を用いて冷却した。このとき,紡出
糸条の固化点位置は1050mmであった。連続して,
紡出糸条を紡糸口金面の下流側1200mmの位置に上
端が配設され,長さが500mm,加熱器と糸条間の距
離が30mmで,かつ温度が450℃の過熱水蒸気を噴
出する加熱器〔図2に示したもの〕に通して加熱しなが
らエアーサツカにより吸引・牽引・延伸し,以降,実施
例1と同様にしてウエブを形成した。引き続き,得られ
たウエブに圧着部が丸型で温度が245℃に加熱された
熱エンボスロールを用い,熱圧着面積率を12%,ロー
ル線圧を50kg/cmとして部分熱圧着処理を施し,
単糸繊度が2.5デニールで目付けが50.1g/m2
の長繊維不織布を得た。なお,このときのエアーサツカ
の吸引速度は5800m/分であった。製造条件,得ら
れた不織布の特性及び製糸性の結果を表1に示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性重合体を溶融紡出し,紡出糸条
    をエアーサツカにより牽引・延伸・引き取り,開繊器に
    より開繊した後,連続して移動式捕集面上に捕集・堆積
    してウエブを形成し,次いで熱圧着装置により前記ウエ
    ブに部分的熱圧着処理を施して長繊維不織布を製造する
    に際し,紡出糸条の固化点位置P(mm)に対する縦方
    向配設上端位置L(mm)と,加熱部と紡出糸条との距
    離R(mm)とがそれぞれ下記式(1)及び(2)を満
    足する非接触型加熱器を紡出糸条の固化点位置近傍に配
    設し,かつ糸条構成重合体の融点Tm(℃)に対する非
    接触型加熱器の加熱温度T(℃)と,紡出糸条の加熱器
    内滞留時間t(秒)とがそれぞれ下記式(3)及び
    (4)を満足する条件で紡出糸条を加熱することを特徴
    とする長繊維不織布の製造方法。 P≦L(mm)≦P+200 ・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) 2≦R(mm)≦50 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2) Tm−100≦T(℃)≦Tm+200 ・・・・・・・・・・・・(3) 1.5×10-3≦t(秒)≦50×10-3 ・・・・・・・・・・・(4)
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