JPH06264115A - 金属粉末製造装置 - Google Patents

金属粉末製造装置

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JPH06264115A
JPH06264115A JP5075420A JP7542093A JPH06264115A JP H06264115 A JPH06264115 A JP H06264115A JP 5075420 A JP5075420 A JP 5075420A JP 7542093 A JP7542093 A JP 7542093A JP H06264115 A JPH06264115 A JP H06264115A
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gas
crucible
molten metal
orifice
powder
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JP5075420A
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English (en)
Inventor
Takeshi Masumoto
健 増本
Akihisa Inoue
明久 井上
Nobuyuki Nishiyama
信行 西山
Kenji Amitani
健児 網谷
Hiroyuki Horimura
弘幸 堀村
Hidekazu Makabe
英一 真壁
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Honda Motor Co Ltd
Teikoku Piston Ring Co Ltd
Unitika Ltd
Makabe Giken KK
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Teikoku Piston Ring Co Ltd
Unitika Ltd
Makabe Giken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平均粒径が小さく、急冷を利かした粉末、特
に非晶質合金粉末を効率よく製造でき、かつ、特に実験
的規模でごく少量の母合金を用いて製造するのに適した
金属粉末製造装置を提供する。 【構成】 ルツボ16を上下移動可能に支持し、高周波
誘導加熱装置20で母合金を溶解させた後、ルツボ16
を下降させ、加圧手段によりオリフィス19から溶融金
属18を押し出し、溶融流23をガイド21の内部を通
して落下させる。上記と連動してガス噴霧ノズル24か
らガイド21のテーパ面22に沿って溶湯流23に向け
てガスを噴霧し、急冷凝固された微粉末26を製造す
る。オリフィス19から噴霧ガスジェット31の焦点2
5に至る距離aを0〜300 mmの範囲で調整できるように
することが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスアトマイズ法を利
用した急冷凝固金属粉末の製造装置に関し、特に実験的
規模でごく少量の合金の急冷凝固粉末を簡便に製造でき
るようにした装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ガスアトマイズ法は、急冷凝固粉末を大
量に製造するのに適した方法であり、従来より合金粉末
の量産方法として用いられている。特に高圧ガスアトマ
イズ法で得られた粉末は、平均粒径が小さく、しかも冷
却速度が速いため、組成により非晶質粉末が得られてい
る。この場合、噴霧条件として、溶湯温度を上げ、ノズ
ル径を絞り、溶湯供給量を制御することにより、微細化
している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の高圧アトマイズ
法では、いわゆるコンファインドタイプの場合問題とな
るブロッキングによるノズルの冷え、溶湯の詰まりをな
くすために、溶湯の温度をスーパーヒートするか、ノズ
ル径を広げることが必要である。しかし、非晶質合金粉
末など急冷を利かした粉末を作製する方法としては、金
属溶湯を融点以下に過冷却し、過冷却液体を噴霧するこ
とにより、微小液滴化、凍結させ粉末を作製することが
効果的である。前記のノズル直下で噴霧する高圧ガスア
トマイズ法の場合、溶湯供給量の制御をノズルの絞りで
行うために、溶湯温度を融点より数百度もスーパーヒー
トさせて出湯させなければならず、ルツボ内あるいは出
湯時に溶湯を過冷却状態にすることが困難である。ま
た、ノズル径を大きくすると溶湯供給量が増え、微粉化
及び急冷効果が減少する。
【0004】また、従来のガスアトマイズ法による急冷
凝固金属粉末の製造装置では、実験的にごく少量のサン
プルを作る場合でも、少なくとも数100 gの母合金が必
要であり、このため1回の溶解・噴霧に時間を要し、実
験的に多種類の合金粉末を作ることが困難であった。
【0005】したがって、本発明の目的は、平均粒径が
小さく、急冷を利かした粉末、特に非晶質合金粉末を効
率よく製造でき、かつ、特に実験的規模でごく少量の母
合金を用いて急冷凝固粉末を簡便に製造するのに適した
金属粉末製造装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、母合金を溶解させ細流にして押し出し、
この溶湯流にガスを衝突させて噴霧化するガスアトマイ
ズ法による金属粉末製造装置において、上下方向に移動
可能に支持され、下端にオリフィスを有する、母合金を
溶解させるためのルツボと、このルツボが上方に移動し
た状態で、母合金が収容される部分に近接して配置され
た高周波誘導加熱装置と、前記ルツボ内の溶融金属を前
記オリフィスから押し出すための加圧手段と、前記ルツ
ボのオリフィスから押し出される溶湯流に噴霧ガスを衝
突させるガス噴霧ノズルとを備え、前記ルツボが下降す
る動作と、前記溶融金属を押し出す前記加圧手段の動作
と、溶湯流に噴霧ガスを衝突させる前記ガス噴霧ノズル
の動作とが連動するようにしたことを特徴とする。
【0007】なお、本発明において、「連動する」と
は、所定のタイミングをとって行われるという意味であ
る。このタイミングは、使用する母合金の組成や、アト
マイズ条件等に応じて、オリフィスでの溶湯の詰まりが
生じることなく、かつ、できるだけ収率が高くなるよう
に設定される。
【0008】また、本発明の好ましい態様によれば、全
体として筒状で、前記オリフィス径よりも大きな内径を
有し、下部外周がテーパ面をなすガイドが、前記溶湯流
の経路を囲むように配置されており、前記ガス噴霧ノズ
ルは、前記テーパ面に沿って噴霧ガスを噴出させるよう
に配置されている。
【0009】更に、本発明の好ましい態様によれば、前
記ルツボが下降して前記溶融金属が押し出されるとき、
前記ルツボ下端のオリフィスから、前記ガス噴霧ノズル
からの噴霧ガスジェットの焦点までの距離を0〜300 mm
の範囲で調整できるようにされている。
【0010】
【作用】本発明の金属粉末製造装置によれば、ルツボに
母合金を入れ、ルツボが上方に移動した状態で、母合金
が収容された部分に近接配置された高周波誘導加熱装置
により、ルツボ内の母合金を加熱溶解させる。そして、
母合金が溶解したら、ルツボを下降させる動作と、加圧
手段によってルツボ内にガスを送入して加圧する動作
と、ガス噴霧ノズルから噴霧ガスを噴出させる動作とを
所定のタイミングをとって行うことにより、溶融金属が
ルツボ下端のオリフィスから押し出され、この溶湯流に
噴霧ガスが衝突してガスアトマイズされ、急冷凝固した
金属微粉末を得ることができる。
【0011】このように、本発明では、ルツボ内の母合
金を高周波誘導加熱により溶解させるようにしたので、
少量の母合金を短時間で溶解可能となる。また、溶解室
の雰囲気を圧力10-4torr以下に脱気でき、雰囲気
の制御ができることと、溶解時間が数十秒〜数分と短い
ため、Ti、Zr、Mg基などの活性な合金を溶解、ア
トマイズできる。また、溶解位置から噴霧位置にルツボ
を降下できる構造としたことにより、高周波誘導加熱装
置のコイルの設置場所に自由度が得られ、装置全体をコ
ンパクト化することができる。したがって、実験的規模
でごく少量の母合金を用いて急冷凝固粉末を簡便に製造
するのに適している。
【0012】更に、ルツボの降下と、ルツボ内の加圧
と、噴霧ガスの噴出とを連動させるようにしたので、噴
霧条件の一定化が可能となり、ルツボのオリフィスのつ
まりを防止でき、噴霧ガスの石英管内への逆流も生じに
くくなる。この場合、噴霧ガスの噴射をルツボ内の加圧
と同時又は先行させると、得られる粉末の収率が高くな
る。しかし、ルツボの下降が噴霧ガスの噴射より後だ
と、オリフィス部での凝固の危険が増す。また、ルツボ
の内部のみを加圧できるため、オリフィス径を従来のノ
ズルより小さくでき、溶湯をより細流として噴出できる
ため、平均粒径の小さな微粉末を得ることができる。こ
のため、急冷を利かした粉末、特に非晶質合金粉末を効
率よく製造できる。
【0013】本発明の好ましい態様において、ルツボ下
端のオリフィスから噴霧ガスジェットの焦点までの距離
を0〜300 mmの範囲で調整できるようにした場合には、
オリフィスから押し出した溶湯流を噴霧ガスジェットの
焦点まで落下させる間に過冷却状態とし、この過冷却さ
れた溶湯流を噴霧することにより、より冷却が利いた粉
末(組成によって非晶質相となる)を得ることができ
る。このようにノズル内の溶湯温度あるいはオリフィス
より流出する溶湯流の温度が融点より高くても落下中に
過冷却状態にすることができ、そのためオリフィス径を
小さくすることができる。
【0014】上記のようにオリフィスから噴霧ガスジェ
ットの焦点までの距離をとる場合、いわゆるフリーフォ
ール型のアトマイズ形式になり、噴霧ガスで噴霧したと
き溶解室へのガスの噴き返しが起こりやすくなり、オリ
フィス内での溶湯詰まりの原因になる。しかし、本発明
の好ましい態様において、ルツボの下方にガイドを設け
て、そのテーパ面に沿って噴霧ガスを噴出させることに
より、溶解室への噴き返しをほとんどなくし、安定した
アトマイズを行うことができる。なお、オリフィス径よ
りもガイドの内径を大きくした理由は、ガイド先端での
溶湯の詰まりをなくし、オリフィスで絞ったままの溶湯
流径のものをアトマイズするためと、ガイド上部に溶湯
を付着させないためである。
【0015】
【実施例】図1、2には、本発明による金属粉末製造装
置の一実施例が示されている。この金属粉末製造装置1
1は、全体として円筒形状のケーシング12を有してい
る。ケーシング12は、中間部に設けられた隔壁13に
より区画されて、上方に溶解室14、下方に噴霧室15
が形成されている。
【0016】溶解室14には、ケーシング12の天井か
ら垂下されたエアシリンダ15を介して、ルツボ16が
その軸方向を垂直方向に向けて、エアシリンダ15の作
動により昇降自在に支持されている。このルツボは、一
般的には石英管で作成することが好ましく、それにより
オリフィスの加工が容易となり、溶解状態の観察が可能
となる。しかし、溶解する合金の種類によっては、他の
材料、例えば黒鉛等を使用してもよい。また、ルツボ1
6には、図示しないガスボンベに接続されたガス供給管
17が接続されている。このガス供給管17は、本発明
におけるルツボ16内の溶融金属を押し出すための加圧
手段をなすものである。
【0017】図2を併せて参照すると、ルツボ16の下
端には、溶融金属18を押し出すためのオリフィス19
が形成されている。そして、ルツボ16は、図2中想像
線で示す如く、前記エアシリンダ15の作動により、ア
トマイズ時には下降するようになっている。このルツボ
16が上方に移動した状態で、母合金が収容される部分
に近接した位置には、高周波誘導加熱装置のコイル20
がルツボ16を取り巻くように設置されている。
【0018】隔壁13の前記ルツボ16の真下に位置す
る部分には、上下に貫通する孔が形成されており、この
孔に、全体として筒状をなすガイド21が挿通支持され
ている。このガイド21は、オリフィス19の径よりも
大きな内径を有し、下部外周がテーパ面22をなしてい
る。そして、ルツボ16のオリフィス19から押し出さ
れる溶湯流23が、このガイド21の内部を通過して落
下するようになっている。
【0019】隔壁13下面の上記ガイド21が取付けら
れた部分の周囲には、複数のガス噴霧ノズル24が取付
けられており、これらのノズル24は、噴霧ガスを上記
ガイド21のテーパ面22に沿って噴出し、溶湯流23
の一点に衝突させるように配置されている。なお、ルツ
ボ16が下降したとき、ルツボ16の下端のオリフィス
19から噴霧ガスジェット31の焦点25に至る距離a
を0〜300 mmの範囲で調整できるように、ルツボ16の
下降位置を変更できるようにされている。
【0020】ハウジング12の噴霧室15の下部は、テ
ーパ状に形成されており、アトマイズされた微粉末26
を下方に集めるようになっている。この微粉末26は、
ハウジング12の下端に連結された取出し管27を通っ
てサイクロン28に導かれるようになっている。そし
て、サイクロン28のボックス29に回収されるように
なっている。なお、図1中30は、ハウジング12内の
雰囲気を調整するためのガス吸引・送入口であり、ハウ
ジング12内を真空にしたり、不活性ガスで置換したり
することができるようになっている。
【0021】したがって、この金属粉末製造装置11に
よれば、母合金をルツボ16に充填し、ルツボ16が上
方に移動した状態で、高周波誘導加熱装置のコイル20
で加熱し、母合金を溶解させる。
【0022】母合金が十分に溶解したら、エアシリンダ
15の作動でルツボ16を下降させる動作と、ガス供給
管17からアルゴン等の不活性ガスなどを送入し、ルツ
ボ16内を加圧する動作と、ガス噴霧ノズル24から噴
霧ガスを噴出させる動作とを連動させて行う。
【0023】この結果、ルツボ16が下降し、オリフィ
ス19から溶融金属18が押し出される。この溶湯流2
3は、ルツボ16下端のオリフィス19から噴霧ガスジ
ェット31の焦点25に至る距離aを落下した後、噴霧
ガスジェットに衝突してアトマイズされ、急冷凝固した
微粉末26となって落下する。
【0024】この微粉末26は、ハウジング12下端の
取出し管27を通ってサイクロン28に導かれ、ボック
ス29に回収される。こうして急冷凝固した微粉末26
を製造することができる。
【0025】実験例1 図1、2に示した装置を用いてZr65Ni10Cu17.5
7.5 (at%)合金のアトマイズを以下の条件で行っ
た。
【0026】(アトマイズ条件) アトマイズ温度:1100℃ アトマイズガス圧:100kg/cm2 (Ar) ルツボオリフィス径:0.3mm 石英管内加圧力:3.0kg/cm2 ノズル先端からガスジェットの焦点までの距離:80m
m ノズル移動落下から石英管内加圧までの時間:1.0秒 ノズル移動落下から噴霧ガス噴射までの時間:1.0秒 母合金重量:10g 溶解室雰囲気:5×10-5torr脱気後Arガス置換 ガイド:設置
【0027】こうして得られた金属粉末について、レー
ザ解析法により平均粒径を測定したところ15μmであ
った。また、分級後、X線回析により組織の同定を行っ
たところ50μm以下の粉末(収率90%)で非晶質単
相が得られた。
【0028】実験例2 実験例1の母合金を用い、溶解室14と噴霧室15との
境のガイド21を設置せず、実験例1の条件でアトマイ
ズしたところ、ブロッキングが起こりノズルが詰まり、
溶湯の1/2がルツボ16内に残った。
【0029】実験例3 Fe75Si1015(at%)の組成の母合金を用い、図
1、2に示した本発明の装置と、従来の高圧アトマイズ
装置とを用いて、次のような条件でアトマイズテストを
した。
【0030】(アトマイズ条件) アトマイズ温度:1250℃ ガス圧:100kg/cm2
【0031】そして得られた各合金粉末について、平均
粒径、非晶質限界粒径を測定した。なお、本発明の装置
のノズル径は0.3 mmとし、ノズル先端から噴霧ガスの焦
点までの距離は100 mmとした。また、従来の装置のノズ
ル径は0.3 mmと2.0 mmの2種類とし、ノズル先端から噴
霧ガスの焦点までの距離は0mmとした。この結果を表1
に示す。
【0032】
【表1】
【0033】本発明の装置を用いた場合、ノズル先端か
ら溶湯流が落下する間に過冷却されたことにより、従来
の装置で作製した粉末より非晶質臨界粒径が大きく、冷
却が利いた粉末が効率よく得ることができた。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装置によ
れば、平均粒径が小さく、より急冷が利いた粉末、特に
非晶質粉末を効率よく製造することができる。また、T
i基、Zr基、Mg基などの活性な合金の微粉末を作製
できる。更に、実験的規模でごく少量の母合金を用いて
急冷凝固粉末を簡便に製造するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による金属粉末製造装置の一実施例を示
す概略断面図である。
【図2】同金属粉末製造装置の要部断面図である。
【符号の説明】
11 金属粉末製造装置 12 ケーシング 13 隔壁 14 溶解室 15 噴霧室 16 ルツボ 17 ガス供給管 18 溶融金属 19 オリフィス 20 高周波誘導加熱装置のコイル 21 ガイド 22 テーパ面 23 溶湯流 24 ガス噴霧ノズル 25 噴霧ガスジェットの焦点 26 微粉末 27 取出し管 28 サイクロン 29 ボックス 30 ガス吸引・送入口 31 噴霧ガスジェット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 000004503 ユニチカ株式会社 兵庫県尼崎市東本町1丁目50番地 (71)出願人 000005326 本田技研工業株式会社 東京都港区南青山二丁目1番1号 (71)出願人 591267707 株式会社真壁技研 宮城県仙台市宮城野区苦竹3丁目1番25号 (72)発明者 増本 健 宮城県仙台市青葉区上杉3丁目8番22号 (72)発明者 井上 明久 宮城県仙台市青葉区川内無番地川内住宅11 −806 (72)発明者 西山 信行 東京都中央区八重洲一丁目9番9号 帝国 ピストンリング株式会社内 (72)発明者 網谷 健児 京都府宇治市小桜23番地 ユニチカ株式会 社中央研究所内 (72)発明者 堀村 弘幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 真壁 英一 宮城県仙台市宮城野区苦竹三丁目1番25号 株式会社真壁技研内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母合金を溶解させ細流にして押し出し、
    この溶湯流にガスを衝突させて噴霧化するガスアトマイ
    ズ法による金属粉末製造装置において、 上下方向に移動可能に支持され、下端にオリフィス(1
    9)を有する、母合金を溶解させるためのルツボ(1
    6)と、 このルツボ(16)が上方に移動した状態で、母合金が
    収容される部分に近接して配置された高周波誘導加熱装
    置(20)と、 前記ルツボ(16)内の溶融金属(18)を前記オリフ
    ィス(19)から押し出すための加圧手段(17)と、 前記ルツボ(16)のオリフィス(19)から押し出さ
    れる溶湯流(23)に噴霧ガスを衝突させるガス噴霧ノ
    ズル(24)とを備え、 前記ルツボ(16)が下降する動作と、前記溶融金属
    (18)を押し出す前記加圧手段(17)の動作と、溶
    湯流(23)に噴霧ガスを衝突させる前記ガス噴霧ノズ
    ル(24)の動作とが連動するようにしたことを特徴と
    する金属粉末製造装置。
  2. 【請求項2】 全体として筒状で、前記オリフィス径よ
    りも大きな内径を有し、下部外周がテーパ面(22)を
    なすガイド(21)が、前記溶湯流(23)の経路を囲
    むように配置されており、前記ガス噴霧ノズル(24)
    は、前記テーパ面(22)に沿って噴霧ガスを噴出させ
    るように配置されている請求項1記載の金属粉末製造装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ルツボ(16)が下降して前記溶融
    金属(18)が押し出されるとき、前記ルツボ(16)
    下端のオリフィス(19)から、前記ガス噴霧ノズル
    (24)からの噴霧ガスジェット(31)の焦点(2
    5)までの距離を0〜300 mmの範囲で調整できるように
    されている請求項1又は2記載の金属粉末製造装置。
JP5075420A 1993-03-09 1993-03-09 金属粉末製造装置 Pending JPH06264115A (ja)

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