JPH06264053A - 赤外輝尽蛍光体の製造方法及び赤外可視変換素子 - Google Patents

赤外輝尽蛍光体の製造方法及び赤外可視変換素子

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JPH06264053A
JPH06264053A JP5081532A JP8153293A JPH06264053A JP H06264053 A JPH06264053 A JP H06264053A JP 5081532 A JP5081532 A JP 5081532A JP 8153293 A JP8153293 A JP 8153293A JP H06264053 A JPH06264053 A JP H06264053A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 蛍光体体積率が高く、かつ赤外可視変換効率
及び赤外可視変換可能時間が増大した赤外輝尽蛍光体の
製造方法及び赤外可視変換素子を提供すること。 【構成】 アルカリ土類金属の硫化物あるいはセレン化
物と活性剤、あるいはこれらと融剤とからなる蛍光体原
料粉末を圧縮成形した後、加熱処理を施して製造する赤
外輝尽蛍光体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外光を可視光に変換
する蛍光体の製造方法と、この製造方法によって製造さ
れた蛍光体を用いた赤外可視変換素子に関する。
【0002】
【従来の技術】赤外輝尽蛍光体とは、あらかじめ紫外
光,可視光など比較的短波長の光を照射して蛍光体を励
起したのち赤外光を照射すると青,緑,赤などの可視域
の光を発する蛍光体であり、YAGレーザーや半導体レ
ーザーからの赤外光を検出する目的で広く用いられてい
る。赤外輝尽蛍光体としては、硫化カルシウム等のアル
カリ土類金属硫化物あるいはセレン化物からなる母体材
料に、ユーロピウムとサマリウム等、二種類の活性剤を
添加した蛍光体が広く用いられている。従来、この赤外
輝尽蛍光体の製造方法としては、まず母体原料に活性剤
を混合して焼成することにより活性剤を母体中に均一に
拡散させた蛍光体原料を製造し、これを粉砕し粉末状と
する方法が用いられてきた。焼成後に粉砕するのは、焼
成により蛍光体原料は相互に融着した塊状となり、この
ままでは実用上不便であるためである。粉砕による蛍光
体特性劣化を回復させる目的で、粉砕後の蛍光体に更に
加熱処理が施される。この様にして製造された赤外輝尽
蛍光体を用いて赤外可視変換素子を製造する場合、粉体
のままでは実用に不便であるため粉末状蛍光体をポリマ
ー等のバインダーと混合したのち紙面上に塗布し、これ
を透明な合成樹脂フィルムなどの封止層で挟持して素子
化されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の粉末状蛍光体を
バインダーと混合し塗布して製造した赤外可視変換素子
では、蛍光体塗布部は蛍光体粒子とバインダーとの混合
層となっており、単位体積あたりの蛍光体の体積比率
(以後、体積率と記載)は蛍光体粒子のみで層を形成し
た場合よりも必ず低下する。また、バインダーによる赤
外線の吸収が存在するため実質的な赤外可視変換効率は
蛍光体自身が有する赤外可視変換効率と比較して低くな
るという欠点があった。そこで、本発明者らは上記の欠
点を解決するため、バインダーを用いず蛍光体粉末を圧
縮成形により板状に加工することにより赤外線検出部を
形成し蛍光体の体積率を高め赤外可視変換効率を向上さ
せることを試みた。しかし、この方法によっては、圧縮
によって生じた応力によって蛍光体内に歪や欠陥を生じ
蛍光体特性が劣化するため赤外可視変換効率が低下し、
また圧縮成形のみでは実用に供するに充分な堅牢性が得
られないという問題が生じることを新たに見いだした。
本発明は上記の欠点を改善するために提案されたもの
で、その目的は、蛍光体体積率が高く、かつ赤外可視変
換効率及び赤外可視変換可能時間が増大した赤外輝尽蛍
光体の製造方法及び赤外可視変換素子を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明はアルカリ土類金属の硫化物あるいはセレン
化物と活性剤、あるいはこれらと融剤とからなる蛍光体
原料粉末を圧縮成形した後、加熱処理を施すことを特徴
とする赤外輝尽蛍光体の製造方法を発明の要旨とするも
のである。さらに、本発明はアルカリ土類金属の硫化物
あるいはセレン化物と活性剤、あるいはこれらと融剤と
からなる蛍光体原料粉末を圧縮成形した後、加熱処理を
施して製造した赤外輝尽蛍光体を両側から封止層で挟持
し、かつ前記封止層の少なくとも1つは透明体であるこ
とを特徴とする赤外可視変換素子を発明の要旨とするも
のである。
【0005】
【作用】本発明の製法ではバインダーを用いずに圧縮成
形により赤外検出部を形成しているため蛍光体の体積率
が高く、またバインダーによる赤外線の吸収損失がない
赤外検出部を形成でき、また圧縮成形後に加熱処理を施
すことにより圧縮によって生じた蛍光体特性の劣化を回
復させることができるのみならず、更に蛍光体粒子同士
の相互融着や粒成長が図れるため堅牢度、蛍光体自身の
赤外可視変換効率共に向上するため赤外可視変換効率が
高く、実用に供するのに充分な強度を有する赤外輝尽蛍
光体を製造することができる。更に、圧縮成形された原
料棒はその形状を保持したまま焼結されるので粉体のま
まで焼結する場合と比較して容器や炉芯管と接触する面
積が小さくできるため、汚染を従来法と比較して大幅に
抑制することができ汚染による特性劣化が抑制され変換
効率の高い蛍光体を製造することができる。またワイヤ
ー等で炉芯管内に吊した状態で熱処理を施せば容器や炉
芯管と全く接触することなく熱処理を施すことができる
ため、汚染による特性劣化を防ぐことができ更に変換効
率の高い蛍光体を製造することができる。赤外輝尽蛍光
体は、励起によって蓄積したエネルギーを赤外線照射に
より放出することによって可視光を生じる蛍光体である
ため、赤外線を照射し続けると蓄積エネルギーが消耗さ
れ赤外可視変換が行われなくなるが、本発明の製造方法
によって製造された赤外輝尽蛍光体は蛍光体の体積率が
高いため、赤外検出部に蓄積されている励起エネルギー
量が多く、赤外検出が可能である時間が長いという長所
がある。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の赤外可視変換素子の基本的
な構成例を示す模式断面図である。この赤外可視変換素
子は少なくとも一方が透明な部材11,12と赤外輝尽
蛍光体13とを有し、赤外輝尽蛍光体13が部材11と
12との間に挟まれて保持されるようになっている。
【0007】図2は本実施例1,2,3で製造した赤外
可視変換素子の構成を示す図で、(a)は正面図、
(b)は正面図においてA−A線に沿う断面図を示す。
この赤外可視変換素子は透明熱圧着性フィルム21,2
2と赤外輝尽蛍光体23と厚紙24とを有し、赤外輝尽
蛍光体23が厚紙24の空洞部に設置され、更に透明熱
圧着性フィルム21と22との間に挟まれて保持されて
いる。
【0008】図3は実施例1,2で原料を加熱処理する
際の原料設置法を示す図である。原料ペレット31はア
ルミナ製ペレット保持台32上に設置され、ペレット保
持台32は更に炉芯管33内に設置されている。
【0009】〔実施例1〕硫化カルシウムにユーロピウ
ムとサマリウムを添加した赤外輝尽蛍光体を用い、圧縮
成形する際に板状に成形したのち加熱処理して製造した
素子とその製造方法について述べる。硫化カルシウム
に、あらかじめユーロピウム,サマリウムをそれぞれ重
量比で500ppm,150ppm添加して製造された
赤外輝尽蛍光体粉末をプレス治具を用いて直径2cm、
厚さ2mmのペレット状に圧縮成形した原料ペレット3
1を製造し、この原料ペレット31をアルミナ製ペレッ
ト保持台32上に設置した後、更にこれを炉芯管33に
設置して1200℃で1時間熱処理を施す。走査型電子
顕微鏡を用いて蛍光体粉末の平均粒径を検査した結果、
蛍光体原料粉末では10〜30μmであるのに対し、本
製造法で製造した蛍光体では50〜100μmと粒径が
大きくなっており、また、赤外可視変換効率も2倍以上
の値を示し、本製造法で製造された蛍光体では赤外可視
変換効率が向上していることが明らかとなった。更に、
図2(a),(b)に示すように、本製造法を用いて製
造した蛍光体板23を蛍光体板を納めるに足る大きさの
穴をくり抜いた厚紙24を用意し、厚紙24のくり抜き
部に蛍光体板23を設置して、更にこれを透明熱圧着性
フィルム21,22で挟持し、加熱圧着することにより
蛍光体板が透明熱圧着性フィルムからなる透明封止層で
挟持された構造の赤外可視変換素子を作製した。この素
子と、この素子に用いた蛍光体板と等しい大きさにバイ
ンダーと蛍光体を混合し塗布して赤外可視変換部を形成
した従来の赤外可視変換素子に等しい強度の赤外光を照
射して赤外可視変換効率を測定したところ、本発明の素
子では従来素子の5倍の赤外可視変換効率が得られ、赤
外可視変換効率の高い赤外可視変換素子が得られた。ま
た、赤外線を照射し続けて変換光の減衰を調べたとこ
ろ、初期強度の1/2となる時間は従来素子の約10倍
であり赤外可視変換可能時間が長いことが示された。
【0010】〔実施例2〕実施例1で用いた原料に炭酸
リチウムを融剤として更に加えて添加した原料粉末を用
いて製造した素子とその製造方法について述べる。本実
施例では融剤を用いているため実施例1と比較して更に
蛍光体粒子の粒成長が促進され、更に高効率の赤外輝尽
蛍光体が製造できる。硫化カルシウム粉末に酸化ユーロ
ピウム粉末,酸化サマリウム粉末,炭酸リチウム粉末を
それぞれ重量比で500ppm,150ppm,2%の
割合で混合した原料粉末を製造する。この原料粉末をプ
レス治具を用いて直径2cm、厚さ2mmのペレット状
に圧縮成形した原料ペレット31を製造し、この原料ペ
レット31をアルミナ製ペレット保持台32上に設置し
た後、更にこれを炉芯管33に設置して1200℃で1
時間熱処理を施す。走査型電子顕微鏡を用いて蛍光体粉
末の平均粒径を検査した結果、蛍光体原料粉末では10
〜30μmであるのに対し、本製造法で製造した蛍光体
では200〜300μmと粒径が大きくなっており、ま
た、赤外可視変換効率も3倍以上の値を示し、本製造法
で製造された蛍光体では赤外可視変換効率が向上してい
ることが明らかとなった。更に、本製造法を用いて製造
した蛍光体板を蛍光体板を納めるに足る大きさの穴をく
り抜いた厚紙を用意し、厚紙のくり抜き部に蛍光体板を
設置して、更にこれを透明熱圧着性フィルムで挟持し、
加熱圧着することにより蛍光体板が透明熱圧着性フィル
ムからなる透明封止層で挟持された構造の赤外可視変換
素子を作製した。この素子と、この素子に用いた蛍光体
板と等しい大きさにバインダーと蛍光体を混合し塗布し
て赤外可視変換部を形成した従来の赤外可視変換素子に
等しい強度の赤外光を照射して赤外可視変換効率を測定
したところ、本発明の素子では従来素子の10倍の赤外
可視変換効率が得られ、赤外可視変換効率の高い赤外可
視変換素子が得られた。また、赤外線を照射し続けて変
換光の減衰を調べたところ、初期強度の1/2となる時
間は従来素子の約12倍であり赤外可視変換可能時間が
長いことが示された。
【0011】〔実施例3〕原料粉末を圧縮成形した後、
容器及び炉芯管と非接触で加熱処理を施して製造した素
子とその製造方法について述べる。本実施例では原料棒
が容器及び炉芯管非接触で加熱処理が行われるため容器
あるいは炉芯管から原料棒中への不純物混入が生ぜず実
施例1,2と比較して更に感度の高い素子が得られる。
図4は本実施例で用いた製造装置と原料取り付け方法を
示す図である。本製造装置は電気炉41、炉芯管42、
原料棒支持シャフト43、原料棒支持シャフト駆動機構
44を有し、電気炉41は内部に空洞を有する円筒状を
しており、内部空洞内にアルミナ製炉芯管42を鉛直方
向に設置し、炉芯管42上部に原料棒45を吊すための
原料棒支持シャフト43を設けた構造のものであり、原
料棒支持シャフトには試料の加熱むらを防ぐため原料棒
支持シャフト43を炉芯管42内で上下させると共に回
転させる駆動機構44が付属している。原料棒45はモ
リブデン製ワイヤー46を用いて原料棒支持シャフト4
3に吊り下げる。硫化カルシウム粉末に酸化ユーロピウ
ム粉末と酸化サマリウム粉末をそれぞれ重量比で500
ppm,150ppmの割合で混合した原料粉末を製造
する。この原料粉末をラバープレスにより直径2cm程
度の棒状に成形し原料棒とする。この原料棒を電気炉中
に設置して1200〜1800℃で熱処理を施す。熱処
理温度は高い方が短時間で蛍光体特性を向上させること
ができ、1200℃では3時間程熱処理を行った蛍光体
と同等の特性の蛍光体を得るのに1500℃では1時間
程で充分であった。ラバープレスにより成形された原料
棒45は、その一端に長手方向と垂直方向に穴をあけ
て、そこにモリブデン製ワイヤー46を通して原料棒支
持シャフト43に吊るして炉芯管42内で上下すると共
に回転させて熱処理を施した。熱処理中には原料が酸化
することを防ぐため炉芯管内にアルゴン等の不活性ガス
あるいは、不活性ガスと硫化水素の混合ガスを流した。
この熱処理によって蛍光体粉末粒子は融着して原料棒が
堅牢となると共に粒成長をし赤外可視変換効率が向上す
る。更にこの原料棒を約1〜2mm程度の間隔で長手方
向と垂直に切断し板状蛍光体とする。厚さを1〜2mm
程度とするのは板状蛍光体に適切な強度を持たせたま
ま、コンパクトな大きさとし携帯に供するのに便利なも
のとするためである。また、この程度の厚さであると蛍
光体内で赤外可視変換によって生じた可視光は蛍光体板
を透過し板面両面から可視光を検出することができ、赤
外光を照射面裏側からも検出するなど利便性が増す。走
査型電子顕微鏡を用いて蛍光体粉末の平均粒径を検査し
た結果、蛍光体原料粉末では10〜30μmであるのに
対し、本製造法で製造した蛍光体では400〜600μ
mと粒径が大きくなっており、また、赤外可視変換効率
も5倍以上の値を示し、本製造法で製造された蛍光体で
は赤外可視変換効率が向上していることが明らかとなっ
た。
【0012】更に、図2(a),(b)に示すように本
製造法を用いて製造した蛍光体板を蛍光体板を納めるに
足る大きさの穴をくり抜いた厚紙を用意し、厚紙のくり
抜き部に蛍光体板を設置して、更にこれを透明熱圧着性
フィルムで挟持し、加熱圧着することにより蛍光体板が
透明熱圧着性フィルムからなる透明封止層で挟持された
構造の赤外可視変換素子を作製した。蛍光体板設置用穴
は厚紙のどの部分でも良いが、狭い所で赤外線検出に用
いるのに便利なように周辺部に近い箇所に設けた。本素
子作製に用いた厚紙の厚さは素子が充分な強度を有する
に足る厚さであれば如何程でもよいが、携帯の利便性と
蛍光体板保護という目的から蛍光体板とほぼ等しい厚さ
を有していることが望ましい。また、同じく携帯の利便
性という点から素子自体の大きさは、市販のテレホンカ
ードと同等かそれ以下とした。この素子と、この素子に
用いた蛍光体板と等しい大きさにバインダーと蛍光体を
混合し塗布して赤外可視変換部を形成した従来の赤外可
視変換素子に等しい強度の赤外光を照射して赤外可視変
換効率を測定したところ、本発明の素子では従来素子の
20倍の赤外可視変換効率が得られ、赤外可視変換効率
の高い赤外可視変換素子が得られた。また、赤外線を照
射し続けて変換光の減衰を調べたところ、初期強度の1
/2となる時間は従来素子の約30倍であり赤外可視変
換可能時間が長いことが示された。
【0013】
【発明の効果】赤外可視変換素子の製造方法に本発明の
製造方法を用いることにより、赤外検出部における蛍光
体体積率を高くすることができるため、実効的な赤外可
視変換効率、及び赤外可視変換可能時間が増大し、ま
た、熱処理により蛍光体内の欠陥減少、粒径増大が図れ
るため蛍光体自身の赤外可視変換効率も増大するため赤
外可視変換効率が高く、赤外可視変換可能時間の長い赤
外可視変換素子を提供する効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の赤外可視変換素子の基本的な構成例を
示す模式断面図である。
【図2】実施例1,2,3で製造した赤外可視変換素子
の構成を示す図で、(a)は正面図、(b)は断面図で
ある。
【図3】実施例1,2で原料を加熱処理する際の原料設
置法を示す斜視図である。
【図4】実施例3で用いた製造装置と原料取り付け方法
を示す斜視図である。
【符号の説明】
11 少なくとも一方が透明である封止層 12 少なくとも一方が透明である封止層 13 赤外輝尽蛍光体 21 透明熱圧着性フィルム 22 透明熱圧着性フィルム 23 赤外輝尽蛍光体 24 厚紙 31 原料ペレット 32 アルミナ製ペレット保持台 33 炉芯管 41 電気炉 42 炉芯管 43 原料棒支持シャフト 44 原料棒支持シャフト駆動機構 45 原料棒 46 モリブデン製ワイヤー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルカリ土類金属の硫化物あるいはセレ
    ン化物と活性剤、あるいはこれらと融剤とからなる蛍光
    体原料粉末を圧縮成形した後、加熱処理を施すことを特
    徴とする赤外輝尽蛍光体の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の赤外輝尽蛍光体の製造
    方法に於ける加熱処理工程において圧縮成形された蛍光
    体原料粉末を容器、あるいは炉芯管と非接触で加熱処理
    を施すことを特徴とする赤外輝尽蛍光体の製造方法。
  3. 【請求項3】 アルカリ土類金属の硫化物あるいはセレ
    ン化物と活性剤、あるいはこれらと融剤とからなる蛍光
    体原料粉末を圧縮成形した後、加熱処理を施して製造し
    た赤外輝尽蛍光体を両側から封止層で挟持し、かつ前記
    封止層の少なくとも1つは透明体であることを特徴とす
    る赤外可視変換素子。
JP5081532A 1993-03-15 1993-03-15 赤外輝尽蛍光体の製造方法及び赤外輝尽蛍光体並びに赤外輝尽蛍光体を用いてなる赤外可視変換素子 Expired - Lifetime JP2739061B2 (ja)

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