JPH0626394Y2 - 浴槽湯の保温・浄化装置 - Google Patents

浴槽湯の保温・浄化装置

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JPH0626394Y2
JPH0626394Y2 JP11953090U JP11953090U JPH0626394Y2 JP H0626394 Y2 JPH0626394 Y2 JP H0626394Y2 JP 11953090 U JP11953090 U JP 11953090U JP 11953090 U JP11953090 U JP 11953090U JP H0626394 Y2 JPH0626394 Y2 JP H0626394Y2
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【考案の詳細な説明】 A.考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は、浴槽湯を循環させるための循環ポンプと、該
循環ポンプによる循環湯を加熱するためのヒータと、前
記循環湯を浄化するための浄化手段と、浴槽内への循環
湯に混入するためのオゾンを発生するオゾン発生器と、
前記循環ポンプ、ヒータおよびオゾン発生器の作動を制
御するための電気制御部とを備える浴槽湯の保温・浄化
装置に関する。
(2)従来の技術 従来、かかる装置は公知であり、循環ポンプで浴槽内の
湯を循環しつつ循環湯を浄化手段で浄化するとともにヒ
ータで加熱することにより、浴槽内に適温の清浄湯を常
時ためおくようにしており、噴出管から浴槽内に循環湯
を勢いよく噴出することにより浴槽内でマッサージ効果
が得られるようにするとともにその噴流中にオゾンを混
入することにより殺菌効果が得られるようにしている。
(3)考案が解決しようとする課題 ところで、上記従来の保温・浄化装置では、循環ポン
プ、ヒータ、浄化手段、オゾン発生器およびそれらの作
動を制御する電気制御部を単一のケース内に収納、配置
し、該ケースを浴室内あるいは浴室外に設置して浴槽に
接続するようにしている。
しかるに、循環ポンプ、ヒータおよび浄化手段は、循環
経路を極力短くして、循環湯の流通抵抗を小さく抑える
とともに熱損失を小さく抑える上からは浴槽に近接して
浴室内に配置されることが望ましいのに対し、オゾン発
生器は、そのコロナ放電部の湿度が低いことが必要であ
るので、湿度が高い浴室内に設置することは望ましくな
い。そこでオゾン発生器のみを浴室外に設置すると、浴
室外の比較的低温の空気に同伴されたオゾンが、ヒータ
により適温に加温された循環湯に混入されることにな
り、熱効率上好ましくない。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、オ
ゾン発生器を浴室外に配置して湿度の問題を解決すると
ともに比較的高温の空気にオゾンを同伴させ得るように
した浴槽湯の保温・浄化装置を提供することを目的とす
る。
B.考案の構成 (1)課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案の第1の特徴によれ
ば、循環ポンプ、ヒータおよび浄化手段を備える保温・
浄化ユニットが浴室内に配設されるとともに、電気制御
部と、循環ポンプおよびヒータに電力を供給するための
トランスと、前記オゾン発生器とを収納する制御ボック
スが浴室外に設置される。
また本考案の第2の特徴によれば、制御ボックスおよび
保温・浄化ユニット間は、オゾン発生器からのオゾンを
含む空気を導くパイプが複数の電線で囲まれて成るキャ
ブタイヤケーブルを介して接続される。
(2)作用 上記第1の特徴の構成によれば、オゾン発生器が浴室外
に配置されることにより比較的低湿度の状態で効率よく
オゾンを発生させることが可能となるとともに、制御ボ
ックス内の空気温度は該制御ボックス内に収納されたト
ランスおよび電気制御部の発熱により比較的高温となっ
ているので、オゾン発生器で発生するオゾンを比較的高
温の空気に同伴させて保温・浄化ユニットに供給するこ
とが可能となる。
また上記第2の特徴の構成によれば、オゾン発生器で発
生したオゾンを同伴した空気がパイプを介して保温・浄
化ユニットに供給される間に、そのパイプを囲む電線の
発熱により加温されることになる。
(3)実施例 以下、図面により本考案の一実施例について説明する。
第1図は本考案装置を設置した状態での浴槽の切欠き斜
視図、第2図は第1図のII−II線拡大断面図であって第
3図のII−II線断面図、第3図は第2図のIII−III線に
沿う後部ケース半体の切欠き正面図、第4図は第3図の
IV矢視方向から見た浄化ケースの底面図、第5図は第1
図のV−V線拡大断面図、第6図は第1図のVI−VI線拡
大断面図、第7図は制御ボックス内の構成を示すブロッ
クダイヤグラムである。
先ず第1図において、浴槽V内の湯を適温に保温しつ
つ浄化するための保温・浄化装置は、浴室内の浴槽V
に着脱可能に装着される保温・浄化ユニット1と、浴室
外に設置される制御ボックスBと、保温・浄化ユニッ
ト1および制御ボックスB間を接続するキャブタイヤ
ケーブル8とを備える。
第2図、第3図および第4図を伴せて参照して、保温・
浄化ユニット1は、浴槽Vの内面に着脱可能に装着さ
れる硬質合成樹脂製浄化ケースC内に、循環ポンプ
、左、右浄化手段F,Fおよび電気ヒータH
等が内蔵されて成るものであり、浄化ケースCは、前部
ケース半体Cおよび後部ケース半体Cを開閉自在に
合掌結合させて2つ割りの密閉状に形成される。而して
前部ケース半体Cには、その前面中央部に清浄湯を噴
出するための噴出口4が開口されるとともに、下縁両側
に吸込口5,5が開口される。また後部ケース半体C
の背面には複数の吸盤6…が取付けられ、これらの吸盤
6…により後部ケース半体Cすなわち浄化ケースCが
浴槽Vの内面に着脱可能に吸着保持される。さらに後
部ケース半体Cの背面には、その左右側縁および下縁
に沿う着U字状の誘導溝7が設けられており、浴室外に
設置されている制御ボックスBから延設されたキャブ
タイヤケーブル8が前記誘導溝7に受容され、該キャブ
タイヤケーブル8の端部は浄化ケースC内に導入され
る。
後部ケース半体Cの下部には前方に延びる一対のヒン
ジ片10,10が一体に設けられており、前部ケース半
体Cの下端部は、ヒンジピン11を介して前記ヒンジ
片10,10にそれぞれピン結合される。それにより前
部ケース半体Cは後部ケース半体Cに対してヒンジ
ピン11まわりに上下に開閉可能となる。
後部ケース半体Cの内面には、複数の左、右横リブ2
0…,21…が上下方向に間隔をあけて相互に平行にし
て一体にそれぞれ突設されており、それらの左、右横リ
ブ20…、21…間の中央部で後部ケース半体Cの内
面には、左、右横リブ20…,21…を跨いで横方向に
延びる断面チャンネル状の通路壁部材22が複数のビス
23…により固着される。
また後部ケース半体C内には、その周壁23と、隔壁
14,15と、前記通路壁部材22とにより、左、右上
部収容スペース16,17と、左、右下部スペース1
8,19とが画成され、前記通路構成部材22と後部ケ
ース半体Cの内面との間に画成される清浄湯通路23
は、通路壁部材22の左右縁部が左、右横リブ20…,
21…を跨いでいることにより通路壁部材22の左右縁
部と後部ケース半体Cの内面との間に形成された入口
24…を介して左、右上部収容スペース16,17に
連通される。
左、右上部収容スペース16,17には左、右浄化手段
,Fが着脱可能にそれぞれ収納され、左下部収容
スペース18には循環ポンプPおよび電線、配管等の
線条を集合連結するコネクタボックス25が収納支持さ
れ、右下部収容スペース19には電気ヒータHが収納
支持される。
左浄化手段Fおよび右浄化手段Fは、左浄化手段F
の方が右浄化手段Fよりも縦方向に長く構成される
が、その基本的構成は同一であるので、右浄化手段F
の構成について説明すると、この右浄化手段Fは、フ
ィルタ組立体26および活性石組立体27を相互に重合
して構成されるものである。フィルタ組立体26はステ
ンレス鋼から成る長方形状の枠体28内にグラスファイ
バ等の繊維フィルタ29を装填して偏平状に形成され、
該繊維フィルタ29は枠体28の表裏両面に平坦状に露
出される。また活性石組立体27は、前記フィルタ組立
体26の枠体28と同じく長方形状の枠体30内に麦飯
石等の活性石31を装填するとともに枠体30の表裏両
面に金網等のメッシュ板32を張設して偏平状に構成さ
れる。
前記麦飯石等の活性石31は、それを通過する湯中に天
然のミネラルを溶出し、フィルタ組立体26では濾過で
きない汚濁物質および有機物質等を吸着分解する機能を
有する。
前記左、右浄化手段F,Fは、後部ケース半体C
の周壁13、隔壁14,15および通路壁部材22との
間に弾性パッキン33…をそれぞれ介装して左、右上部
収容スペース16,17にそれぞれ収容されるものであ
り、これらの左、右浄化手段F,Fの背面と後部ケ
ース半体Cの内面との間には、左、右横リブ20…,
21…が各浄化手段F,Fの背面に当接することに
より、複数の偏平な清浄湯室34…が形成され、それら
の清浄湯室34…は前記入口24…を介して清浄湯通
路24に連通される。
前部ケース半体Cの内面には、左、右浄化手段F
における繊維フィルタ29…の前面に当接する複数
のリブ35…が一体に突設されており、前、後部ケース
半体C,Cを閉じて浄化ケースCを密閉したとき
に、各リブ35…は、前部ケース半体Cおよび左、右
浄化手段F,F間に偏平な未清浄湯室37…を形成
する。
さらに、浄化ケースCの左右両側内部には、吸込口5,
5を前記未清浄湯室37…に連通させる湯流入路38,
38が形成される。
左下部収容スペース18に収納支持された循環ポンプP
の吸込口40は連結管41を介して清浄湯通路24に
連通される。また右下部収容スペース19内に収納支持
されている電気ヒータHの加熱室45は、浄化ケース
C内の湯中に連通されるとともに可撓パイプ46を介し
て連結管41に連通される。したがって加熱室45内で
適温に温められた湯は循環ポンプPの吸込系に吸引さ
れることになる。
また循環ポンプPの吐出口42は上下に延びる接続管
48の下端に接続されており、該接続管48は、その上
端に設けられた取付部材49を介して噴出管43に接続
される。而して該噴出管43は前部ケース半体Cの前
面中央部に開口されている噴出口4を貫通して浴槽V
内に開口されている。
第5図を伴せて参照して、前部ケース半体Cの前面中
央部には、噴出口4を形成すべく内方側に延びる筒部1
05が一体に設けられており、該筒部105は前部ケー
ス半体Cの内方に向かうにつれて小径となるように形
成される。しかも筒部105の内端すなわち小径端には
一定の内径を有する嵌合部105aが設けられる。
一方、取付部材49には、接続管48内の上端に通じて
上方に延びる通路106と、該通路106の上端から前
方に向かう通路107とが略L字状に形成されており、
該取付部材49の前面には、通路107の前端部を形成
する円筒部108が突設され、該円筒部108の前端外
縁には前方に向かうにつれて小径となるテーパ面108
aが形成される。しかも取付部材49の前面には前記円
筒部108を囲む環状凹部109が設けられる。
また取付部材49の前面には、円筒部108および環状
凹部109を同軸に囲繞する支持部材110が固着され
る。この支持部材110は、前部ケース半体Cの筒部
105における嵌合部105a内に嵌合すべく基本的に
円筒状に形成されるものであり、その後端に設けられた
フランジ110aが取付部材49の前面に固着される。
取付部材49への固着状態で支持部材110の前端は円
筒部108の前端よりも前方に位置するものであり、こ
の支持部材110の前端には、半径方向内方に張出す規
制鍔110bが設けられる。
支持部材110と取付部材49の前面との間には受け部
材111が挟持、固定される。この受け部材111は、
支持部材110の軸線上の一点を中心とした円弧に沿う
内面を有して彎曲筒部111aと、前方に向かうにつれ
て小径となるべく形成されたテーパ筒部111bとから
成り、彎曲筒部111aの後端にテーパ筒部111bの
後端が連設される。而して取付部材49の前面には環状
凹部109を囲繞するリング状の弾性シール部材112
が嵌合されており、前記彎曲筒部111aおよびテーパ
筒部111bの連設部を弾性シール部材112に当接さ
せた受け部材111の前端すなわち彎曲筒部111aの
前端を規制鍔110bに当接させることにより、受け部
材111が支持部材110および取付部材49間に挟
持、固定される。しかも受け部材111におけるテーパ
筒部111bと、取付部材49における筒部108の前
端のテーパ面108aとの間には、環状凹部109に通
じる環状のノズル113が形成される。
噴出管43の後端部には、前記受け部材111の彎曲筒
部111aに嵌合する球面部43aが設けられており、
該球面部43aに規制鍔110bが係合される。而して
噴出管43は、噴出口4内で首振り自在にして取付部材
49に接続されることになる。
さらに取付部材49には、環状凹部109に通じる連通
路114が穿設されるとともに、該連通路114に連通
する接続管部115が一体に設けられており、該接続管
部115には接続ホース44が接続される。
第6図において、キャブタイヤケーブル8は、後述のオ
ゾン発生器50に連なるパイプ47を複数の電線で囲ん
で構成されており、浄化ケースC内に引き込まれたキャ
ブタイヤケーブル8はコネクタボックス25に接続さ
れ、該コネクボックス25内で前記接続ホース44がパ
イプ47に接続される。
第7図において、前記浄化ケースCには、浴槽V内の
湯温を検出する温度検出器51と、浴槽V内の水位を
検出する水位検出器52とが配設されており、循環ポン
プP、電気ヒータH、前記温度検出器51および前
記水位検出器52にそれぞれ接続されている電線は、キ
ャブタイヤケーブル8を介して制御ボックスB内の電
気制御部53にそれぞれ接続される。
浴室外に配設される制御ボックスB内には、前記循環
ポンプP、ヒータHおよびオゾン発生器50の作動
を制御するための電気制御部53と、前記循環ポンプP
およびヒータHに電力を供給するためのトランス7
0と、前記オゾン発生器50とが収納される。
オゾン発生器50は、高圧発生部55に接続されたコロ
ナ放電部56がハウジング57内に形成されたオゾン発
生室58内に収納されて成り、オゾン発生室58はエア
フィルタ59を介して大気に開放されるとともに前記パ
イプ47に接続される。而して高圧発生部55を活性化
してコロナ放電部56でコロナ放電を生じさせることに
よりオゾン発生室58で発生したオゾンがエアフィルタ
59で清浄化された空気とともにパイプ47および接続
ホース44を介して噴出管43に導かれることになり、
キャブタイヤケーブル8内ではパイプ47の周囲の電線
で発生する熱により空気が温められることになる。
電気制御部53は、循環ポンプPの容量を切換えるた
めの循環ポンプ容量切換部61と、オゾン発生器50の
作動・停止を切換えるオゾン発生切換部62と、電気ヒ
ータHのオン状態およびオフ状態を切換えるヒータオ
ン・オフ切換部63と、それらの切換部61,62,6
3に制御信号を与えるためのマイクロコンピュータから
成る中央処理部CPUと、入浴状態および非入浴状態を
手動で選択する入浴選択スイッチ64および非入浴選
択スイッチ64と、浴槽V内の湯温を設定するため
の昇温用設定スイッチ65および降温用設定スイッチ
65と、温度表示部66とを備える。
前記温度検出器51は、増幅器67を介して中央処理部
CPUに接続される。また前記各スイッチ64,64
,65,65および水位検出器52はバッファ回
路68を介して中央処理部CPUに接続される。
ところで、交流電源には漏電ブレーカ69を介してトラ
ンス70の一次側コイルが接続されており、該トランス
70の二次側コイル70aには電気ヒータHおよび循
環ポンプPが接続される。
循環ポンプPは、その容量を大小に切換可能に構成さ
れるものである。すなわち循環ポンプPは、二次側コ
イル70aの両端間に連なって容量を大とする状態と、
二次側コイル70aの一端とその中間部との間に連なっ
て容量を小とする状態とを循環ポンプ容量切換部61の
働きにより切換えられる。該循環ポンプ容量切換部61
は、インバータ72、遅延回路73、インバータ74お
よびリレーコイル75から成るとともに中央処理部CP
Uの出力端子71および直流電源81に接続される直流
回路と、遅延回路77、インバータ78およびリレーコ
イル79から成るとともに前記直流回路に並列に接続さ
れる直列回路と、前記リレーコイル75の励磁に応じて
導通すべくトランス70における二次側コイル70aの
他端および循環ポンプP間に介設されるリレースイッ
チ76と、前記リレーコイル79の励磁に応じて導通す
べくトランス70における二次側コイル70aの中間部
および循環ポンプP間に介設されるリレースイッチ8
0とを備える。
中央処理部CPUは、入浴選択スイッチ64のオンに
応じて出力端子71にローレベルの制御信号を出力する
とともに非入浴選択スイッチ64のオンに応じて出力
端子71にハイレベルの信号を出力するものでり、入浴
選択スイッチ64のオン時にはリレーコイル75が励
磁されてリレースイッチ76が導通し、トランス70に
おける二次側コイル70aの両端間に循環ポンプP
接続されて該循環ポンプPの容量が大となり、また非
入浴選択スイッチ64のオン時にはリレーコイル79
が励磁されてリレースイッチ80が導通し、トランス7
0における二次側コイル70aの一端および中間部間に
循環ポンプPが接続されて該循環ポンプPの容量が
小となる。また遅延回路73,77は、オン・オフ切換
時の突入電流を防止するためのものである。
オゾン発生切換部62は、中央処理部CPUの出力端子
82および直流電源81間に直列に接続されるインバー
タ83およびリレーコイル84と、オゾン発生器50に
おける高圧発生部55および漏電ブレーカ69間に介設
されるリレースイッチ85とを備え、該リレースイッチ
85はリレーコイル84の励磁に応じて導通する。
而して中央処理部CPUは、入浴選択スイッチ64
オンに応じて出力端子82から一定時間たとえば30分
だけ接続するハイレベルの制御信号を出力し、非入浴選
択スイッチ64のオン時には、その直後にたとえば1
5分だけ接続するローレベルの信号を出力端子82から
出力するとともにその後にはたとえば1時間あたりたと
えば5分間でけ持続するローレベルの信号を繰り返して
出力端子82から出力するものである。したがって入浴
選択スイッチ64のオン時にはたとえば30分だけ持
続してリレーコイル84は消磁されており、その間リレ
ースイッチ85は遮断状態となり、オゾン発生器50で
のオゾン発生が停止される。また非入浴選択スイッチ6
のオン時には、たとえば15分間だけリレーコイル
84が励磁されるとともにその後にはたとえば1時間あ
たり5分だけ持続してリレーコイル84が励磁され、そ
のリレーコイル84の励磁に応じてリレースイッチ85
が導通してオゾン発生器50からオゾンが供給されるこ
とになる。
ヒータオン・オフ切換部63は、中央処理部CPUの出
力端子87および直流電源81間に直列に接続されるイ
ンバータ88およびリレーコイル89と、トランス70
の二次側コイル70aおよび電気ヒータH間に介設さ
れるリレースイッチ90とを備え、該リレースイッチ9
0はリレーコイル89の励磁に応じて導通する。
而して中央処理部CPUは、昇温用設定スイッチ65
および降温用設定スイッチ65で設定される温度と、
湯温検出器51で検出される湯温との差に応じて、電気
ヒータHによる加温を行なうべきときには出力端子8
7にローレベルの制御信号を出力してリレースイッチ9
0を導通させ、前記加温を停止すべきときには出力端子
87にハイレベルの制御信号を出力してリレースイッチ
90を遮断させる。
昇温用設定スイッチ65は、設定温度をたとえば1度
ずつ昇温させるための押ボタンスイッチであり、また降
温用設定スイッチ65は、設定温度をたとえば1度ず
つ降温させるための押ボタンスイッチである。一方、温
度表示部66はデータバス91を介して中央処理部CP
Uに接続されるものであり、設定温度を表示するための
2桁の「日」の字形7セグメント数字表示部92,93
と、それらの表示部92,93に個別に接続されるデコ
ーダ94,95と、両デコーダ94,95に共通なラッ
チ回路96と、測定温度を表示するための2桁の「日」
の字形7セグメント数字表示部97,98と、それらの
表示部97,98に個別に接続されるデコーダ99,1
00と、両デコーダ99,100に共通なラッチ回路1
01とを備える。
而して中央処理部CPUは、昇温用設定スイッチ65
および降温用設定スイッチ65の手動操作に応じた設
定温度を両数字表示部92,93に表示するための信号
をラッチ回路96に与え、湯温検出器52で検出される
湯温を両数字表示部97,98に表示するための信号を
ラッチ回路101に与える。
さらに水位検出器52から入力される信号に応じて中央
処理部CPUは、浴槽V内の水位が所定値以下となっ
たときには、循環ポンプP、オゾン発生器50および
電気ヒータHの作動を強制的に停止するための信号を
出力端子71,82,87から出力するように構成され
る。
次にこの実施例の作用について説明すると、循環ポンプ
の作動時に、浴槽V内の湯は、吸込口5,5から
浄化ケースC内に吸引され、第3図の矢印aで示すよう
に、左右両側の湯流入路38,38を通って未清浄湯室
37へと流入する。次いで未清浄湯室37の湯は、第2
図および第3図の矢印bで示すように浄化手段F,F
のフィルタ組立体26および活性石組立体27を通
り、繊維フィルタ29での濾過作用および活性石31に
よる吸着分解作用により清浄化された清浄湯が清浄湯室
34に流れ、さらに第3図の矢印cで示すように、清浄
湯室37から清浄湯通路24へと流れた清浄湯は連結管
41を経て循環ポンプPに吸引される。また循環ポン
プPには電気ヒータHで加熱された湯が可撓パイプ
46を経て吸入されており、循環ポンプPからは適温
に加温されるとともに清浄化された湯が吐出され、噴出
管43から浴槽V内に噴出される。
しかも循環ポンプPから接続管48および通路106
を経て通路107から噴出管43に向けて潤滑湯が流通
する際に、通路107の前端の周囲に形成されている環
状のノズル113からはエゼクタ作用により環状凹部1
09内の空気、すなわちオゾン発生器50内からの空気
が吸引されることになり、空気供給のためのポンプを設
けることを不要として噴出管43から気泡を含んだ清浄
湯を噴出することが可能となる。
また噴出管43は首振り自在であるので、気泡を含んだ
清浄湯の噴出方向を任意に変化させることができる。
ところで、入浴時に入浴選択スイッチ64をオンする
と、循環ポンプPの容量が大とされるとともに、たと
えば30分間はオゾン発生器50でのオゾン発生が停止
される。したがって噴出管43からはオゾンを含まない
気泡が勢いよく噴出されることになり、オゾンによる人
体への悪影響を回避しながら充分なマッサージ効果を得
ることができる。
また非入浴選択スイッチ64を選択したときには、循
環ポンプPの容量が小に切換えられるとともにオゾン
発生器59ではオゾンが断続的に発生することになり、
噴出管43からは比較的弱い噴流がオゾンを含む気泡と
ともに浴槽V内に噴出されることになる。
このように非入浴選択スイッチ64の選択により、非
入浴時にはオゾンによる殺菌効果を得ることができると
ともに、循環ポンプPによる無駄な電力消費を抑える
ことができる。また循環ポンプPの容量が小となるこ
とにより、循環ポンプPの作動音も低減され、非入浴
時の作動音低下に寄与することができる。しかも浄化手
段F,Fにおける繊維フィルタ29においては、湯
の流通速度が比較的小さくなることにより、好気性微生
物の繁殖に好適な環境を得ることができ、好気性微生物
の繁殖を促進することにより未清浄湯の有機的浄化作用
を促進して浄化効率を向上するころができる。
さらに、オゾン発生器50が浴室外に配置されることに
より比較的低湿度の状態で効率よくオゾンを発生させる
ことが可能となる。しかも制御ボックスB内の空気温
度は該制御ボックスB内に収納されたトランス70お
よび電気制御部53の発熱により比較的高温となってい
るので、オゾン発生器50で発生するオゾンを比較的高
温の空気に同伴させて保温・浄化ユニット1に供給する
ことができ、保温・浄化ユニット1での熱効率をより向
上することができる。
それに加えて、オゾン発生器50で発生したオゾンを同
伴した空気がパイプ47を介して保温・浄化ユニット1
に供給される間に、キャブタイヤケーブル8内で、その
パイプ47を囲む電線の発熱により加温されることにな
り、制御ボックスBから保温・浄化ユニット1に空気
を供給する間に、制御ボックスB内で加温した空気の
温度が低下してしまうことが防止される。
以上の実施例では、浄化手段F,F、循環ポンプP
および電気ヒータHを浄化ケースCに内蔵して成る
保温・浄化ユニット1を浴槽V内に設置するようにし
た保温・浄化装置について説明したが、本考案は、浄化
手段F,F、循環ポンプPおよび電気ヒータH
等を含む保温・浄化ユニットを浴室内の浴槽V外に設
置するようにした保温・浄化装置についても適用可能で
ある。
C.考案の効果 以上のように本考案の第1の特徴によれば、循環ポン
プ、ヒータおよび浄化手段を備える保温・浄化ユニット
が浴室内に配設されるととに、電気制御部と、循環ポン
プおよびヒータに電力を供給するためのトランスと、前
記オゾン発生器とを収納する制御ボックスが浴室外に設
置されるので、オゾン発生器を浴室外に配置して比較的
低湿度の状態で効率よくオゾンを発生させることが可能
となるとともに、制御ボックス内でトランスおよび電気
制御部の発熱により比較的高温となった空気中でオゾン
を発生させて保温・浄化ユニットに供給することができ
る。
また本考案の第2の特徴によれば、制御ボックスおよび
保温・浄化ユニット間は、オゾン発生器からのオゾンを
含む空気を導くパイプが複数の電線で囲まれて成るキャ
ブタイヤケーブルを介して接続されるので、オゾンを同
伴した空気がパイプを介して保温・浄化ユニットに供給
される間に、そのパイプを囲む電線の発熱により空気を
加温することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図は本
考案装置を設置した状態での浴槽の切欠き斜視図、第2
図は第1図のII−II線拡大断面図であって第3図のII−
II線断面図、第3図は第2図のIII−III線に沿う後部ケ
ース半体の切欠き正面図、第4図は第3図のIV矢視方向
から見た浄化ケースの底面図、第5図は第1図のV−V
線拡大断面図、第6図は第3図のVI−VI線拡大断面図、
第7図は制御ボックス内の構成を示すブロックダイヤグ
ラムである。 1……保温・浄化ユニット、8……キャブタイヤケーブ
ル、47……パイプ、50……オゾン発生器、53……
電気制御部、70……トランス、 B……制御ボックス、F,F……浄化手段、H
……ヒータ、P……循環ポンプ、V……浴槽
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/50 C 9/00 Z 7446−4D F24H 9/00 W

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽湯を循環させるための循環ポンプ(P
    )と、該循環ポンプ(P)による循環湯を加熱する
    ためのヒータ(H)と、前記循環湯を浄化するための
    浄化手段(F,F)と、浴槽(V)内への循環湯
    に混入するためのオゾンを発生するオゾン発生器(5
    0)と、前記循環ポンプ(P)、ヒータ(H)およ
    びオゾン発生器(50)の作動を制御するための電気制
    御部(53)とを備える浴槽湯の保温・浄化装置におい
    て、前記循環ポンプ(P)、ヒータ(H)および浄
    化手段(F,F)を備える保温・浄化ユニット
    (1)が浴室内に配設されるとともに、前記電気制御部
    (53)と、循環ポンプ(P)およびヒータ(H
    に電力を供給するためのトランス(70)と、前記オゾ
    ン発生器(50)とを収納する制御ボックス(B)が
    浴室外に設置されることを特徴とする浴槽湯の保温・浄
    化装置。
  2. 【請求項2】制御ボックス(B)および保温・浄化ユ
    ニット(1)間は、オゾン発生器(50)からのオゾン
    を含む空気を導くパイプ(47)が複数の電線で囲まれ
    て成るキャブタイヤケーブル(8)を介して接続される
    ことを特徴とする請求項第項記載の浴槽湯の保温・浄
    化装置。
JP11953090U 1990-11-15 1990-11-15 浴槽湯の保温・浄化装置 Expired - Lifetime JPH0626394Y2 (ja)

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