JPH06144806A - オゾン水発生器 - Google Patents

オゾン水発生器

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JPH06144806A
JPH06144806A JP4339429A JP33942992A JPH06144806A JP H06144806 A JPH06144806 A JP H06144806A JP 4339429 A JP4339429 A JP 4339429A JP 33942992 A JP33942992 A JP 33942992A JP H06144806 A JPH06144806 A JP H06144806A
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ozone
water
ozonizer
pipe
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JP4339429A
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Senichi Masuda
閃一 増田
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B13/00Oxygen; Ozone; Oxides or hydroxides in general
    • C01B13/10Preparation of ozone
    • C01B13/11Preparation of ozone by electric discharge
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C01INORGANIC CHEMISTRY
    • C01BNON-METALLIC ELEMENTS; COMPOUNDS THEREOF; METALLOIDS OR COMPOUNDS THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASS C01C
    • C01B2201/00Preparation of ozone by electrical discharge
    • C01B2201/10Dischargers used for production of ozone
    • C01B2201/12Plate-type dischargers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Oxygen, Ozone, And Oxides In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾン水の発生を小型かつ簡便に行う事が出
来るようにすることと、人体に安全な程度に濃度を下げ
たオゾン水を簡単に発生できるようにする。 【構成】 オゾン発生部にセラミック基板の一方の表面
に線状放電極、他方の表面または該基板の肉厚内に面状
誘導電極を設けた沿面放電型セラミックオゾナイザーを
用い、発生したオゾン化ガスをオゾン溶解部で原料水中
に細かい泡として添加しオゾンを溶解してオゾン水をつ
くる。またこのオゾン水を活性炭層を通してその溶存オ
ゾンの大部分を除いた極めて低濃度のオゾン水を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は病院、食品工場、美容
院、洗濯工場、スーパーマーケット、学校、家庭、ホテ
ル、レストラン等々で、消毒や脱臭、脱色のために使用
するオゾン水、ならびに悪臭・汚染物質、有害物質、細
菌・ビールス・カビ類等を含む水や水道水をオゾン処理
したうえで人体に危険の無い程度にまでオゾンを取り除
いた、飲料等浄水として使用のための浄水用オゾン水を
発生する小型・安価なオゾン水発生器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のオゾン水を発生する際は、
2つの並行平板電極あるいは同心円筒電極の間隙を空気
または酸素からなる原料ガス通路とし、この間隙をさえ
ぎる如くにガラス等の誘電体層を介在させ、両電極間に
周波数50−200Hz程度の低周波交流高電圧を印加
して該通路にいわゆる無声放電を起こさせ、その放電化
学作用によりオゾンを発生させる無声放電型オゾナイザ
ーが専ら用いられ、これで発生したオゾン化ガスを、細
かい気泡として原料水に混合・溶解し、オゾン水を生成
するという方式がとられてきた。
【0003】この場合、放電によってガス、誘電体層お
よび両電極が著しく加熱するので、たとえ両電極を強冷
しても周波数を上記の程度に抑えないとオゾンが熱分解
する。これは両電極間のガス通路の熱伝導が分子伝熱の
ため極めて悪く、放電により発生した熱を十分電極を通
じて放散出来ないためであった。
【0004】この場合、周波数が制約される理由は放電
による発熱が周波数に比例するからである。一方、同一
温度下でのオゾンの生成量は周波数に比例して増加す
る。そこで従来型のオゾナイザーを用いた従来のオゾン
水発生方式では、必然的にオゾナイザーも電源も大型・
高価となり、小型かつ安価なオゾン水発生器を作る事は
不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的はオゾ
ン水発生部とその電源を大幅に小型化して安価で実用的
なオゾン水発生器の作製を可能ならしめる事である。
【0006】他の目的は生成オゾン化ガスのオゾン濃
度、ひいては生成オゾン水の溶存オゾン濃度を常に一定
に保って、オゾン水の効能を常に一定にすることであ
る。
【0007】また他の目的はオゾン水生成用原料水の導
入口をホースで直接水道栓に接続して、簡易にオゾン水
を生成出来る様にすることである。
【0008】また他の目的は悪臭・汚染物質、有害物
質、細菌・ビールス・カビ類等を含む水や水道水をオゾ
ン処理してこれらを分解ないし殺菌し、更に残留溶存オ
ゾン濃度が人体に危険の無い程度に下がるまでオゾンを
取り除いた清浄かつ安全な飲料その他浄水使用のための
極低濃度オゾン水(以下浄水用オゾン水と呼ぶ)を簡易
に生成出来る用にすることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のオゾン水発生
器ほ、原料水の導入管を脱着自在に接続することができ
る原料水入口部と、オゾン水の排出管を脱着自在に接続
することができるオゾン水出口部を備えたケーシング内
に、該入口部と該出口部の間を連通する水管を設け、該
水管に介入して、オゾン化ガスを原料水中に細かい気泡
状に分散のうえオゾンを水中に溶解させてオゾン水を生
成するためのオゾン溶解部を設け、該オゾン溶解部に逆
止弁を介してオゾン化ガス出口を連通されたオゾン発生
部とそれを駆動するためのオゾナイザー電源を設け、酸
素を含む原料ガスを該オゾン発生部、該逆止弁を介して
該オゾン溶解部へと送入するためのガス送入手段を設
け、且つ該オゾン発生部のオゾン発生要素として、セラ
ミックよりなる平板状ないし円筒状の誘電体基板の表面
上に線状の放電極を、また少なくとも該基板の肉厚の1
部を挟んで該放電極と対向する部位とその周囲領域を覆
う如くに面状の誘導電極を設けて成る沿面放電型セラミ
ックオゾナイザーを用い、且つ該オゾナイザー電源とし
て両電極間に交流高電圧、特に周波数が少なくとも5k
Hz以上、電圧が少なくとも5kV(ピーク値)以上の
高周波高電圧を印加して、該放電極の周縁から基板表面
に沿って交流沿面放電を発生せしめ、これによりオゾン
を生成するための交流高圧電源を用いるものである。
【0010】また必要に応じて該オゾナイザーを該水配
管内を流動する水によって冷却するためのオゾナイザー
冷却部を設けるものである。
【0011】また必要に応じて該セラミックオゾナイザ
ーに、これを電気的に加熱するためのヒーター部を設け
るものである。
【0012】またこの場合、必要に応じて該セラミック
オゾナイザーの該誘導電極を該セラミック基板の肉厚内
に埋入して設け、かつ放電極と反対側の基板裏面と該誘
導電極との間の基板肉厚内にヒーター線を埋入してヒー
ター付き沿面放電型セラミックオゾナイザーを構成し、
該ヒーター線を該ヒーター部とするものである。
【0013】また必要に応じて該原料水の送入を感知し
該オゾナイザー電源と該ガス送入手段開閉を動作させる
為の制御部を設けるものである。
【0014】また必要に応じて該原料水入口と該水配管
との間に介入して電磁弁を設け、手動または光・超音波
・圧力等のセンサーからの制御信号によって該電磁弁、
該オゾナイザー電源および該ガス送入手段を作動・停止
させる為の制御部を設けるものである。
【0015】また必要に応じて該逆止弁として電磁弁を
用い手動または光・超音波・圧力等のセンサーからの起
動信号によって該電磁弁、該オゾナイザー電源および該
ガス送入手段を作動・停止させる為の起動制御部を設け
るものである。
【0016】また必要に応じて該オゾン溶解部と該オゾ
ン水出口の間の水通路に介入して、オゾン水中のオゾン
を除去するための、少なくとも活性炭を装填したカート
リッジを脱着可能に内蔵したオゾン除去部を設けるもの
である。
【0017】またこの場合、必要に応じて該オゾン溶解
部と該オゾン除去部の間の水配管に介入して3方切り換
え弁を設けると共に、その3方切り換え弁の2つの下流
側出口の一方を該オゾン除去部に接続し、該3方切り替
え弁出口の他方を枝管によって該ケーシングの該オゾン
水出口部に連通し、該3方切り換え弁の切り換えによっ
て該オゾン溶解部と該オゾン水出口の間を直接連通させ
てオゾン水を該オゾン水排出管より外部に供給したり、
あるいは該オゾン溶解部と該オゾン除去部の間を連通さ
せて人体の安全に危険がない程度にまでオゾンを除去し
た飲料その他の浄水としての使用に用いる浄水用オゾン
水として、これを該オゾン水排出管より外部に供給する
ものである。
【0018】
【作用】該原料水入口部から該配水管を介して原料水を
該オゾン溶解部に送り込むと共に、該オゾン発生部の該
沿面放電型セラミックオゾナイザーの両電極間に該オゾ
ナイザー電源から交流高電圧を印加し、該放電極の周縁
から該セラミック基板表面に沿って交流沿面放電を発生
させ、この放電領域に酸素を含んだ原料ガスを上記ガス
送入手段により流通させてオゾンを生成し、オゾン化ガ
スを発生させる。
【0019】このオゾン化ガスを該ガス送入手段によ
り、該逆止弁を介して水の逆流を防止しつつ該オゾン溶
解部に送り込み、ここで原料水中に細かい気泡状に分散
させて、オゾンを水中に溶解させオゾン水を生成し、こ
のオゾン水を前記オゾン水出口部を介して該オゾン水排
出管より外部に供給する。
【0020】該水管を流動する水により該オゾナイザー
却部を介して該オゾン発生部の該沿面放電型セラミック
オゾナイザーを冷却する。
【0021】また該沿面放電型セラミックオゾナイザー
の上記ヒーター部に常時加熱電流を流して該オゾナイザ
ーの温度が周囲温度より高く保持される用に加熱する。
【0022】この場合、オゾナイザーとして前記沿面放
電型セラミックオゾナイザーを用いた事により、従来型
のオゾナイザーと異なり発熱する放電領域が熱伝導の良
好なセラミック誘電体基板の表面近傍の薄いガス層内に
局限され、その熱を該水配管中を流れる水により該オゾ
ナイザー冷却部とこれに接する熱伝導の良好なセラミッ
ク基板を通じて却することによって、極めて有効に取り
去る事が出来る。
【0023】その結果、両電極間に印加する交流電圧の
周波数を、前記の如く従来型オナイザーに比べて大幅に
上げても過熱が起こらず、周波数増加の結果として小型
で多量のオゾンを発生する事ができ、オゾナイザー自体
を従来型オゾナイザーより遥に小型にする事が出来る。
また同じく周波数増加の結果として電源も大幅に小型化
する事が出来る。
【0024】さらに該沿面放電型オゾナイザーを該オゾ
ナイザー冷却部を介して該水配管中を流動する水により
強冷することにより、これを長時間連続運転してもその
過度の発熱が完全に防止でき、過熱によるオゾン発生特
性の時間的低下も防止出来、常に一定濃度のオゾン水を
供給する事が出来る。
【0025】また該沿面放電型セラミックオゾナイザー
を上記ヒーター部に常時加熱電流を流して該オゾナイザ
ーを周囲温度よりも高い温度に加熱しておく事により、
たとえ休止時にもそのセラミック基板の表面と内部を常
に乾燥状態に保ち、原料ガスが高湿の空気である場合で
も吸湿により電源の発振不能ないし放電阻害が起こるの
を防止でき、いかなる環境条件、ガス原料条件のもとで
も確実に電源投入と同時に沿面放電とオゾン発生の開始
を確保することが出来る。
【0026】さらに、オゾン溶解部でオゾンを水中に溶
かして水又は飲料水中の臭気・有害不純物・微生物等を
分解・殺菌したオゾン処理水を、活性炭カートリッジを
内蔵したオゾン除去部を通して、残存オゾンを除去する
ことにより、健康でオゾン残量も人体に危険が無い程度
に微量な浄水用オゾン水を作る事が出来る。またこの場
合、3方切り替え弁の切り換えによってオゾン水または
上記浄水用オゾン水を簡便に選択して外部に供給する事
が出来る。
【0027】
【実施例】図1は本発明によるオゾン水発生器の1実施
例1の外観図、図2はその縦断面図で、図3、図4、図
5はそれぞれそ本実施例のオゾン発生部2に用いるヒー
ター付き板状沿面放電型セラミックオゾナイザー3の上
面図、下面図、横断面図、また図6は上記オゾン発生部
であってこのオゾナイザーを収納したオゾナイザー・ボ
ックス4の縦断面図、さらに図7は本実施例のオゾン溶
解部5に用いるインジェクター6の縦断面図である。
【0028】図において、7は金属製のケーシングで接
地端子8を介して接地されており、その側面9の下方部
位に原料水入口部10、上方部位にオゾン水出口部11
が固定配設され、10、11の外側にそれぞれ原料水導
入管12とオゾン水排出管13を脱着自在に接続するた
めの接続部14、15を有する。
【0029】16は水道栓でその蛇口17は上記原料水
導入管12、該接続部13を介して該原料水入口部10
に接続されている。また上記オゾン水排出管13は該接
続部15を介して該オゾン水出口部11に接続されてい
る。
【0030】18はケーシング2の内部に配設された金
属製水配管で、その上流端19は該原料水入口部10に
接続されており、また途中に水圧を感知してオゾナイザ
ー電源20の入力をオン・オフするための圧力スイッチ
21と上記オゾン溶解部5を介してその下流端22は該
オゾン水出口部11に接続されている。
【0031】23はアダターで2本の差し込みピン2
4、25を介して屋内配線のコンセントに挿入され、そ
の出力側は2本の導線26、27、電源スイッチ28、
パイロットランプ29a,上記圧力スイッチ21、導線
30、31を介してオゾナイザー電源20の入力端子3
2、33に直流12Vの安全電圧を供給する。ただし2
9bはパイロットランプである。
【0032】オゾン発生部2は本実施例では金属製のオ
ゾナイザー・ボックス4よりなり、その内部に上記のヒ
ーター付き板状沿面放電型セラミックオゾナイザー3を
収納すると共に、その1側面(本実施例では下面)34
が該金属製水配管18の1部の側面(本実施例では上
面)35に溶接されてオゾナイザー冷却部36を構成
し,この水配管18内を流れる水により該オゾナイザー
・ボックス4の金属壁を介して熱伝導により該セラミッ
クオゾナイザー3を冷却し、その過熱によるオゾン発生
の低下を防止している。
【0033】該オゾナイザー・ボックス4の右側面37
の下方部位に原料ガス(本実施例では空気)の入口38
が、またその左側面39のやや上方の部位にオゾン化ガ
ス(本実施例ではオゾン化空気)の出口40が設けら
れ、該オゾン化ガス出口40はオゾンン化ガス管41、
逆止弁42を介して上記オゾン溶解部5のオゾン化ガス
入口43に連通している。
【0034】44、45はオゾナイザー電源20の出力
端子で、導線46、47を介して該オゾナイザー.ボッ
クス4内に収納された上記ヒーター付き板状沿面放電型
セラックオゾナイザー3の板状アルミナセラミック基板
48の上面49に設けられた線状の放電極50の端子5
1と、該基板48の裏面52に設けられた面状の誘導電
極53の端子54とにそれぞれ接続され、両電極の間に
高周波高電圧を供給する。
【0035】ただし上記線状放電極50とその周囲の基
板上面部位は高純度のアルミナセラミック(純度99%
程度)の薄い保護層56でコートして、該放電極50の
放電による消耗を防いでいる。
【0036】該線状放電極50の周縁部55からは、上
記保護層56の表面57に沿って高周波沿面放電が発生
して面状のプラズマ領域58を形成、、そのプラズマ化
学作用によって該原料ガス入口38より上記インジェク
ター6の吸引作用で該オゾナイザー・ボックス4内に導
入された空気中の酸素からオゾンが発生、オゾン化空気
が該オゾン化ガス出口40から該オゾン化ガス管41、
該逆止弁42を介して、該インジェクター6のオゾン化
ガス入口43に供給される。
【0037】上記面状誘導電極53は該板状アルミナセ
ラミック基板48の肉厚59内に約0.5mmの厚みの
上部アルミナセラミック層60を隔てて該線状放電極5
0と対向した領域およびその側方2−10mmに及ぶ周
囲領域全体にわたって埋入配設され、下部アルミナセラ
ミック層61を貫通する接続導線62を介して、該基板
48の裏面52上に設けられた端子54に接続されてい
る。
【0038】また上記基板48内の該面状誘導電極53
と該基板裏面52の間の下部アルミナセラミック層61
の肉厚部分内にヒーター線63が埋入配設され、その下
部のアルミナセラミック層61を貫通する接続導線6
4、65を介して該基板裏面52上に設けられた端子6
6、67に接続され、導線68、69を介して入力導線
26、27に接続され、常時12Vの直流電圧を印加さ
れて発熱し、該ヒーター付き板状沿面放電型セラックオ
ゾナイザー3の該アルミナセラミック基板48の温度を
周囲の空気温度より少なくとも20°C以上に高く保
ち、これによって該基板48を常時乾燥状態に保って、
高湿度環境の下でも高周波沿面放電とオゾンの発生が阻
害されるのを防いでいる。
【0039】上記ヒーター付き板状沿面放電型セラミッ
クオゾナイザー3は、その基板48の裏面52において
熱伝導用金属製スペーサー70を介して該金属製オゾナ
イザー・ボックス4の上面71に固着されており、その
線状放電極50は下方の空気通路72に面し、該線状放
電極50の1つの端子51が絶縁ブッシング73を介し
て導線46に接続されている。またその面状誘導電極5
3の端子54、ヒーター線63の端子66、67はそれ
ぞれ絶縁板74を介して導線47、68、69に接続さ
れている。
【0040】オゾン溶解部5に用いられるインジェクタ
ー6は、すでに述べたガス送入手段を兼ねており、下流
に向けて断面が狭小になる絞り管部75と、その下流側
に同軸に設けられた下流に向けて断面が拡大する広がり
管部76よりなる。
【0041】該絞り管部75の上流端の水入口77は該
水配管18に接続され、その下流端はジェットノズル7
8を構成して、該広がり管部76の上流側開口部79に
環状の間隙80を隔てて挿入されている。該環状間隙8
0を取り巻いてガス注入室81があり、その上部にオゾ
ン化ガス入口59があって該逆止弁42、オゾン化ガス
管41を介して上記オゾナイザー・ボックス4のオゾン
化ガス出口40に連通している。また該広がり管部76
の下流端の水出口82は該水配管18の1部を介して該
オゾン水出口部11に接続されている。
【0042】いま水道栓16の開閉把手83を開くと、
原料水は蛇口17,原料水導入管12、原料水入口部1
0を介してケーシング7内の水配管18に至る。同時に
その水圧を感知して上記圧力スイッチ21が直ちにオン
し、アダプター23から供給される12Vの直流電圧を
端子32、33を介して該オゾナイザー電源20に供
給、その出力端子44、45より高周波高電圧が該オゾ
ナイザー・ボックス4の内部に収納された該ヒーター付
き板状沿面放電型セラミックオゾナイザー3の端子5
1、54間に印加されオゾンを発生する。
【0043】上記原料水は該水配管18中を流れて該イ
ンジェクター6の該絞り管部75に入り、そのジェット
ノズル78から該広がり管部76の内部に向かって噴射
される。この際、該環状間隙部80に大きな負圧を生
じ、該ガス注入室81、オゾン化ガス入口59、該逆止
弁42、オゾン化ガス管41、上記オゾナイザー・ボッ
クス4のオゾン化ガス出口40、空気通路72、原料ガ
ス入口38を介して外部の空気を吸引する。すなわち該
インジェクター6はこの様にしてガス送入手段の役目を
兼ねている。
【0044】吸引された空気は該オゾナイザー・ボック
ス4内の上記空気通路72を通過する過程で、その酸素
の1部がオゾンに転換されてオゾン化空気となり、これ
が上記経路を介して該環状間隙部80から該広がり管部
76内に吸引されて微細な泡状となり、このオゾン化空
気の泡から水中にオゾンが急速に溶解してオゾン水とな
る。
【0045】このオゾン水が該オゾン水出口部11、オ
ゾン水排出管13を介してその先端84から所要の場所
に供給される。
【0046】次に該水道栓16の開閉把手83を閉じる
と、直ちに原料水の供給が止まって圧力スイッチ21が
オフし、オゾナイザー電源20が停止してオゾナイザー
・ボックス4内の該ヒーター付き板状沿面放電型セラミ
ックオゾナイザー3における高周波沿面放電とオゾン発
生が停止する。しかし、その後も常時ヒーター電流の供
給は継続しており、そのセラミック基板48の加熱と乾
燥動作は引きつずき行われる。
【0047】この場合、該オゾン水排出管13が長すぎ
たり、その先端84にノズル等の高流体抵抗部が装着さ
れて、その流体抵抗が過大となる時は、水流の停止に伴
って該広がり管部76の内水圧が突然上がり、その内部
の水がたとえ該逆止弁42をつけていても時として逆流
し、該環状間隙部80、ガス注入室81、そのオゾン化
ガス入口59、逆止弁42、オゾン化ガス管41、オゾ
ン化ガス出口40を介して該オゾナイザー・ボックス4
内に流入することがある。しかし該セラミックオゾナイ
ザー3は該オゾナイザー・ボックス4の上面71に配設
されているので濡れることは無い。またこの逆流水は該
原料ガス入口38から外部に排出され該オゾナイザー・
ボックス4の中にたまることは無い。またこの逆流は該
逆止弁42と、該オゾン化ガス管41の少なくとも一部
とを、該インジェクター6よりも高い位置に配設するこ
とによって可なり減少できる。また該逆止弁42として
電磁弁を用い、これを上記圧力スイッチ21によって開
閉すれば逆流を完全に防止する事が可能となる。
【0048】また本実施例では該オゾナイザー・ボック
ス4の位置を該原料水入口部10、該オゾン溶解部5、
該オゾン水出口部11および該水配管18のいずれより
も高い位置に置いたので、原料水の供給停止後、逆止弁
30を介して徐々に水が該オゾナイザー・ボックス4中
に侵入することも避けらる。なお85はアース線で導線
86、87を介して該オゾナイザー電源20の接地側出
力端子45、および該金属製水配管18をそれぞれ接地
端子8に接続する。
【0049】図8は本発明によるオゾン水発生器のいま
1つの実施例88の断面図を示す。図における2から8
7までの番号の要素の名称と機能は、図1および図2に
おける同一番号の要素の名称、機能と同じであり説明を
省略する。
【0050】本実施例88では、原料水導入管12は外
部の加圧水配管、ないし該開閉把手83を常時開放した
水道栓16に接続されており、オゾン水発生器の起動に
は圧力スイッチ21の代わりに、手動スイッチ・足踏み
スイッチ・光センサー・圧力センサー・超音波センサー
等、図に示されていない外部起動要素が用いられる。
【0051】この外部起動要素の作動によってその起動
信号が端子89、90から導線91、92および絶縁ブ
ッシング93を介して起動制御部94に供給される。こ
の起動制御部94は2対のスイッチを有し、その1対を
この場合直ちにオンして直流12Vの導線26、27を
導線95、96に接続し、オゾナイザー電源20を起動
して該オゾン発生部2でオゾンの発生をスタートさせる
と共に、同時に上記導線26、27を導線97、98を
介してガス送入手段99(例えばコンプレッサー・振動
ポンプ、これらに空気乾燥機ないし酸素発生機を付加し
たもの、あるい空気ボンベ・酸素ボンベ等の加圧された
ガス源等を含む)にも接続し、これを起動して原料ガス
を該オゾン発生部2に送入、生成されたオゾン化ガスを
オゾン化ガス入口43よりオゾン溶解部5に送入する。
【0052】上記動作の完了後僅かの時間遅れをもって
該起動制御部94の別の1対のスイッチがオンし、該直
流12Vの導線26、27が導線100、101に接続
され、電磁弁102が開いて原料水が上記原料水導入管
12より該水配管18を介して該オゾン溶解部5の原料
水入口77に供給される。この様な時間遅れを持たせた
事により、上記ガス送入手段99が動作し該オゾン溶解
部5のオゾン化ガス入口43から十分なガス圧力をもっ
てオゾン化ガスが該オゾン溶解部5に圧入された後で原
料水の圧力がここに加わる事となり、逆止弁42を介し
ての水の逆流が完全に防止される。なお、同じ目的で停
止にあったては先ず該電磁弁102を閉じ、ついで該オ
ゾナイザー電源20と該ガス送入手段を停止して該オゾ
ン化ガスの該オゾン溶解部5に圧入を停止する。
【0053】また、本実施例88の発明のオゾン発生部
2には、上記ヒーター付き板状沿面放電型ラミックオゾ
ナイザー3の代わりに、図9、図10に縦断面および横
断面を示す構造の内部放電式円筒状沿面放電型セラミッ
クオゾナイザー103が用いられている。同図において
104は円筒状のアルミナセラミック基板で、その内面
105の上に多数の線状放電極群106が互いに並行か
つ等間隔に、軸方向に配設され、その両端において環状
の接続導体107、108に接続され、且つ接続導体1
09が基板貫通導線110を介して該円筒状基板104
の外面111上に設けられた放電極端子112に接続さ
れ、導線46を介して該オゾナイザー電源20の出力端
子44に接続されている。また、該円筒状アルミナセラ
ミック基板104の内面105の表面のうち少なくとも
該線状放電極群106および該環状接続導体107、1
08を含む領域は99%の高純度アルミナ保護層56に
被覆されて、該放電極群106の放電による消耗を防止
している。
【0054】該円筒状アルミナセラミック基板104の
肉厚内の、該線状放電極群106および該環状接続導体
107、108に対向する部分とその周囲領域部位を含
む領域にわたって、円筒面状の誘導電極113が埋入配
設され、基板貫通導線114を介して該円筒状セラミッ
ク基板104の外面111上に設けられた誘導極端子1
15に接続され、導線47を介して該オゾナイザー電源
20の出力端子45に接続されている。
【0055】これによって該線状放電極群106と該円
筒状誘導電極の間に高周波高電圧が印加され、該線状放
電極群106のそれぞれの電極周縁部55から該高純度
アルミナ保護層56の表面に沿って高周波沿面放電を生
じ、オゾンを発生、該円筒伏セラミックオゾナイザー1
06の内部を、その原料ガス入口38からオゾン化ガス
出口40に向かって流通する酸素を含んだ原料ガスをオ
ゾン化する。
【0056】116は該円筒状セラミック基板103の
外面111の大部分を取り囲んで、且つこの外面111
と密に接触する様に配設された冷却用の金属板体で、下
方において折れ曲がって2つの板体部分117と118
に別れ、その一方117はその下部端119において該
金属製水配管18の上面35に溶接され、他方118は
ネジ孔120を介してビスとナットで117に締めつけ
られている。これによって、該放電極群106の放電領
域は該円筒状セラミック基板104、該金属板体11
6、117、118および該金属製水配管18の上面3
5を介して、該水配管18内を流れる水により冷却され
る。
【0057】オゾン化ガスが該オゾン化ガス出口40か
ら該オゾン溶解部5に供給されてオゾン水が生成され、
これがオゾン水排出管13を介して外部に供給される事
は図2の実施例1の場合と同様である。
【0058】本発明によるオゾン水水発生器に用いるオ
ゾン発生部5には、すでに述べたヒーター付き板状沿面
放電型セラミックオゾナイザー3、内部放電式円筒状沿
面放電型セラミックオゾナイザーの他、さらに図11に
示す様な外部放電式沿面放電型セラミックオゾナイザー
121を用いる事もできる。図において122は円筒状
セラミック基板で本実施例ではガラスからなる。その内
面123上に金属薄膜よりなる円筒状誘導電極124が
配設され、該基板を気密に貫通する導線125、誘導電
極用端子126、導線47を介してオゾナイザー電源2
0の接地された出力端子45に接続されている。また該
基板122の外表面127上にはこの基板122に密に
巻きつく如くに螺旋状の線状放電極128が配設されて
いる。
【0059】該放電極128の外側に一定の小間隙12
9を隔ててガラス製の円筒状ジャケット130が該円筒
状ガラス基板122と同軸に配設され、その両端13
1、132において該基板の外表面127に気密に融着
されている。該ジャケット130の右端上部には原料ガ
ス入口38が、また左方上部にはオゾン化ガス出口40
が設けられており、該原料ガス入口38は外気に開放な
いし図には示されていない原料ガス供給源に接続され、
また該オゾン化ガス出口40はオゾン化ガス管40、逆
止弁42を介してオゾン溶解部5のオゾン化ガス入口4
3に接続されている。
【0060】また該線状放電極128は該ガラスジャケ
ット130を気密に貫通する貫通導線133、放電極用
端子134、導線46を介してオゾナイザー電源20の
出力端子44に接続されている。これによって該線状放
電極128と面状誘導電極124の間に該オゾナイザー
電源20から高周波高電圧が印加され、該線状放電極1
28の両周縁55から該円筒状ガラスセラミック基板1
22の表面127に沿って高周波沿面放電を発生、上記
小間隙129を流通する原料ガスからオゾンを生成、そ
のオゾン化ガスを上記オゾン化ガス出口40から該オゾ
ン溶解部5のオゾン化ガス入口43に供給する。
【0061】該円筒状セラミックオゾナイザー121の
水入口135は該配水管18に接続され、またその水出
口136は上記オゾン溶解部5の水入口77に接続さ
れ、該円筒状ガラスセラミック基板122の内部137
に水が流動して該放電極83の周縁の放電領域を冷却す
る。それ以外のオゾン水発生までの動作については自明
であるので、説明を省略する。
【0062】なお本発明のオゾン溶解部5には図7に示
したインジェクター6に限らず適当なあらゆる種類・形
式のものを用いる事が出来る。図12はその1例、バブ
ラー式オゾン溶解器138の縦断面図を示す。図におい
て139は多孔質のセラミック円筒で、その周囲を同軸
に取り巻く円筒状ケーシング140内に気密かつ水密に
配設されている。該円筒状ケーシング140の右端と左
端には該多孔質セラミック円筒139と水密に連接する
原料水入口77とオゾン水出口82がが設けられ、該原
料水入口77は該水配管18に接続され、また該オゾン
水出口82は本オゾン水発生器のケーシング7に設けら
れた上記オゾン水出口部6に連結され、該多孔質セラミ
ック円筒139の内部141には原料水が右から左へ流
れている。
【0063】また該円筒状ケーシング140の上方部位
にはオゾン化ガス入口43が設けられておりており、こ
れが逆止弁42、オゾン化ガス管41を介して該オゾン
発生部2のオゾン化ガス出口40に接続され、図には示
されていないガス送入手段によってオゾン化ガスが、該
オゾン化ガス入口43から該ケーシング140内に圧送
され、該多孔質セラミック円筒139を貫通してその内
部141を流れる原料水の中に微細な泡の形態で吹き込
まれ、オゾンが急速に水に溶解してオゾン水となり、オ
ゾン水排出管13の先端84より所要の場所に供給され
る。
【0064】図13は本発明のいま1つの実施例142
の縦断面を示す図で、図における2から87までの番号
の要素の名称と機能は図2における同一番号の要素の名
称および機能とおなじであるので、その説明を省略す
る。
【0065】143は3方切り替え弁で、その上流側に
は1つの水入口、下流側には2つの水出口を有し、該上
流側水入口はオゾン溶解部5(本例ではインジェクター
6)のオゾン水出口82に接続され、その下流側水出口
の一方は内部に少なくとも活性炭を内蔵したオゾン除去
部144のオゾン水入口145に連通した水管146と
接続され、該下流側水出口の他方はオゾン水出口部11
に連通した枝管147に接続されており、該3方切り替
え弁143の切り換えつまみ148を回転する事によ
り、該インジェクター6の出口82から供給されるオゾ
ン水を、適宜上記オゾン除去部144のオゾン水入口1
45、あるいは上記枝管147のいずれか1方に選択的
に供給する。
【0066】上記オゾン除去部144は上部に脱着可能
な気密の蓋体149、下部に上記枝管147に連通する
浄水用オゾン水の出口150を有する円筒状ケーシング
151と、その内部に嵌合して該ケーシング151の上
部152から脱着自在に挿入されたカートリッジ153
よりなる。このカートリッジ153は多孔板の底面15
4を有する円筒状のカートリッジ・ケーシング155の
内部に、上方から抑え用のステンレス製金網156、フ
ィルター層157、粒状、繊維伏、ないしハニカム状の
活性炭層158、および適当なミネラル分(カルシュウ
ム、マグネシュウム、カリウム等々)を含んだ粒状、繊
維状、ないしハニカム状のミネラル層159が充填され
ている。
【0067】そこで、いま上記切り換えつまみ148を
回して該インジェクター6のオゾン水出口82を該オゾ
ン除去部144のオゾン水入口145に連通する時は、
該インジェクター6からのオゾン水が該オゾン除去部1
44の上部空間160に導入され、該カートリッジ15
3内を下方に通過し、該フィルター層157で先ず水中
の固形物が除去され、次いで該活性炭層158で溶存オ
ゾンが除去され、最後に該ミネラル層159で適当なミ
ネラル分を付与されて浄水用オゾン水となり、該浄水用
オゾン水出口150、該枝管147の1部、該オゾン水
出口部11、該オゾン水排出管13を介して、その先端
84から所要場所に供給される。
【0068】また上記切り換えつまみ148を回して該
インジェクター6のオゾン水出口82を該枝管147に
連通する時は、該インジェクター6からのオゾン水が該
オゾン除去部144をバイパスして直接、該オゾン水出
口部11、該オゾン水排出管13を介して、その先端8
4から所要場所に供給される。
【0069】上記カートリッジ153内の活性炭層15
8のオゾン除去能力が低下した時は、該蓋体149を外
して該カートリッジを引き抜き、新しい活性炭層を充填
したカートリッジと交換する。
【0070】図14は本発明のいま1つの実施例161
の縦断面を示す図で、図における2から160までの番
号の要素の名称と機能は図2、図8、図11、図12お
よび図13における同一番号の要素の名称および機能と
おなじであるので、その説明を省略する。
【0071】本実施例では圧力スイッチ21のすぐ下流
に該オゾン溶解部5として、図12に示されたバブラー
式オゾン溶解部138が該水配管18を介して接続さ
れ、その下流に該水配管18を介して図11に示された
外部放電式円筒状沿面放電型セラミックオゾナイザー1
21が該オゾン発生部2として接続され、さらにその下
流に水管146を介してオゾン除去部144が接続さ
れ、オゾンを除去された浄水用オゾン水が該オゾン水出
口部11、オゾン水排出管13を介してその先端84か
ら所要の場所に供給される。
【0072】ただし、このオゾン除去部144のケーシ
ング151は、そのカートリッジ153のケーシング1
55の外径よりも大きな内径を有しており、その間の間
隙162が水通路となって、オゾンを除去したあと該カ
ートリッジ・ケーシング155の底面多孔板154から
排出される浄水用オゾン水がここを通過して、その出口
150に至る。また該カートリッジ153の上部はフラ
ンジ163を有し、これがスプリング164の作用で該
オゾン除去部ケーシング151の内部フランジ165に
パッキン166を介して圧着されて水密性を保持してい
る。
【0073】また、逆止弁42には電磁弁167が用い
られ、導線168、169および97、98を介して端
子32、33に接続され、該原料水がその入口部10よ
り該配水管18内に水圧をもって導入され、該圧力スイ
ッチ21がオンして該原料ガス送入手段99が動作を開
始した時のみ、該電磁弁167がオンして該オゾン発生
部2からのオゾン化ガスの該オゾン溶解部5への送入を
許し、該原料水の導入が停止し、該圧力スイッチ21が
オフして該原料ガス送入手段が動作を停止した時は、直
ちに該電磁弁167もオフして該オゾン溶解部5から該
オゾン発生部2へ水が逆流するのを完全に防止する。こ
の様な電磁弁167の使用は、例えば本オゾン水発生器
が流しのシンクの下に取り付けられ、上記オゾン排出管
13が上方に立ち上がって流しの部分に突出したり、あ
るいは該オゾン水排出管13の先端に絞りノズルやシャ
ワー・ヘッド等を取り付けた様な場合に特に適してい
る。
【0074】
【発明の効果】この発明は上述の通りであるので、沿面
放電型セラミックオゾナイザーと高周波高電圧の使用に
よってオゾン発生部およびオゾナイザー電源が極めて小
型となり、これらを小型のケーシングの中に収納出来て
小型、高性能で安価なオゾン水発生器を構成する事が出
来る。
【0075】また該オゾン発生部を該ケーシング内の金
属製配水管水管に直接十分に接触させ、該水管内を流れ
る水によって冷却することにより、該沿面放電型セラミ
ックオゾナイザーの放電領域を効率よく冷却し、これに
よって放電による過熱で起こるオゾン発生量の時間的低
下を防止し、常に生成オゾン水中の溶存オゾン濃度を所
定の値に保つことができる。
【0076】またヒーター付き沿面放電型セラミックオ
ゾナイザーを用いて、そのセラミック基板を常時過熱乾
燥させる事により、原料ガスが高湿の空気であっても、
常にオゾナイザー電源をオンした時にも放電の発生困難
が起こらず、常に直ちにオゾン水の発生をスタート出来
る。
【0077】また、必要に応じてオゾンにより水中に含
まれた有害物質、悪臭、微生物を分解・殺菌したのちオ
ゾンを取り除き、人体に安全な程度にまで溶存オゾン濃
度を下げた浄水用オゾン水を供給する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の1実施例の外観図である。
【図2】図1の実施例の縦断面図である。
【図3】この発明に用いるヒーター付き板状沿面放電型
セラミックオゾナイザーの上面図である。
【図4】図3のオゾナイザーの下面図である。
【図5】図3のオゾナイザーの横断面図である。
【図6】図3、図4、図5のオゾナイザーを収納するオ
ゾナイザー・ボックスの縦断面図である。
【図7】この発明のオゾン溶解部に用いるインジェクタ
ーの縦断面図である。
【図8】この発明の図1、図2と異なる実施例の縦断面
図である。
【図9】この発明に用いる内部放電式沿面放電型セラミ
ックオゾナイザーの縦断面図である。
【図10】図9のオゾナイザーの横断面図である。
【図11】この発明に用いる外部放電式沿面放電型セラ
ミックオゾナイザーの縦断面図である。
【図12】この発明のオゾン溶解部に用いるバブラー型
オゾン溶解器の縦断面図である。
【図13】この発明の図1、図2および図8と異なる実
施例の縦断面図である。
【図14】この発明の図1、図2、図8および図13と
異なる実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
2 オゾン発生部 3 ヒーター付き板状沿面放電型セラミックオゾナ
イザー 5 オゾン溶解部 6 インジェクター 7 金属製ケーシング 10 原料水入口部 11 オゾン水出口部 12 原料水導入管 13 オゾン水排出管 18 金属製水配管 20 オゾナイザー電源 21 圧力スイッチ 36 オゾナイザー冷却部 42 逆止弁 89 起動信号端子 90 起動信号端子 94 起動制御部 99 ガス送入手段 102 電磁弁 103 内部放電式円筒状沿面放電型セラミックオゾナ
イザー 116 冷却用金属板体 121 外部放電式円筒状沿面放電型セラミックオゾナ
イザー 138 バブラー式オゾン溶解器 143 3方切り換え弁 144 オゾン除去部 153 カートリッジ 157 フィルター層 158 活性炭層 159 ミネラル層 167 電磁弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料水の導入管を脱着自在に接続する
    ことができる原料水入口部と、オゾン水の排出管を脱着
    自在に接続することができるオゾン水出口部を備えたケ
    ーシング内に、該原料水入口部と該オゾン水出口部の間
    を連通する水配管を設け、該水配管に介入して、オゾン
    化ガスを原料水中に細かい気泡状に分散のうえオゾンを
    水中に溶解させてオゾン水を生成するためのオゾン溶解
    部を設け、該オゾン溶解部に逆止弁を介してオゾン化ガ
    ス出口を連通したオゾン発生部とそれを駆動するための
    オゾナイザー電源を設け、酸素を含む原料ガスを該オゾ
    ン発生部、該逆止弁を介して該オゾン溶解部へと送入す
    るためのガス送入手段を設け、且つ該オゾン発生部のオ
    ゾン発生要素としてセラミックよりなる誘電体基板の表
    面上に線状の放電極を、また該基板の肉厚の少なくとも
    1部を挟んで該放電極と対向する部位およびその周囲領
    域を覆う如くに面状の誘導電極を設けて成る沿面放電型
    セラミックオゾナイザーを用い、且つ該オゾナイザー電
    源として両電極間に交流高電圧を印加して、該放電極の
    周縁から基板表面に沿って交流沿面放電を発生せしめ、
    これによりオゾンを生成するための交流高圧電源を用い
    る事を特徴とするオゾン水発生器。
  2. 【請求項2】 該水配管が金属製水配管であり、該オゾ
    ン発生部の該沿面放電型セラミックオゾナイザーと該金
    属製水配管の間を金属製熱伝導体で熱的に短絡するオゾ
    ナイザー冷却部を設け、これによって該オゾナイザーを
    該金属製水配管内を流動する水によって冷却する事を特
    徴とする請求項1に記載のオゾン水発生器。
  3. 【請求項3】 該沿面放電型セラミックオゾナイザーの
    該セラミック誘電体基板に、これを電気的に加熱するた
    めのヒーター部を設ける事を特徴とする請求項1〜2の
    いずれかに記載のオゾン水発生器。
  4. 【請求項4】 該沿面放電型セラミックオゾナイザーの
    該面状誘導電極を該セラミック基板の肉厚内に埋入して
    設け、かつ該基板の該線状放電極と反対側の表面と該面
    状誘導電極との間の基板肉厚内にヒーター線を埋入配設
    し、このヒーター線を該ヒーター部として用いる事を特
    徴とする請求項3に記載のオゾン水水発生器。
  5. 【請求項5】 該ケーシング内に該原料水の送入・停止
    を感知して該オゾナイザー電源と該ガス送入手段の作動
    をオン・オフする為の制御部を設ける事を特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のオゾン水発生器。
  6. 【請求項6】 該制御部が該水配管に接続された圧力ス
    イッチである事を特徴とする請求項5に記載のオゾン水
    発生器。
  7. 【請求項7】 該原料水入口部と該オゾン溶解部の間の
    該水配管に介入して原料水断続用の電磁弁を設け、手動
    スイッチ、光センサー、超音波センサー、水圧センサー
    のいずれか1つのセンサーからの起動信号によって該電
    磁弁、該オゾナイザー電源および該ガス送入手段を作動
    ・停止する為の起動制御部を設ける事を特徴とする請求
    項1〜5のいずれかに記載のオゾン水発生器。
  8. 【請求項8】 該逆止弁として電磁弁を用い、手動スイ
    ッチ、光センサー、超音波センサー、水圧センサーのい
    ずれか1つのセンサーからの起動信号によって該電磁
    弁、該オゾナイザー電源および該ガス送入手段を作動・
    停止する為の起動制御部を設ける事を特徴とする請求項
    1〜7のいずれかに記載のオゾン水発生器。
  9. 【請求項9】 該オゾン溶解部と該オゾン水出口部の間
    の該水配管に介入して、内部に少なくとも活性炭を装填
    したカートリッジを脱着可能に内蔵した、オゾン水中の
    オゾンを除去するためのオゾン除去部を設ける事を特徴
    とする請求項1〜8のいずれかに記載のオゾン水発生
    器。
  10. 【請求項10】 該オゾン溶解部と該オゾン除去部の間
    の水配管に介入して3方切り換え弁を設け、その上流側
    入口を該オゾン溶解部のオゾン水出口に接続し、該切り
    替え弁の下流側の2つの出口のうちの一方を該オゾン除
    去部のオゾン水入口に接続し、他方の出口と該ケーシン
    グの該オゾン水出口部を連通する枝管を設け、上記3方
    切り換え弁の切り換えによって、該オゾン溶解部のオゾ
    ン水出口と該ケーシングの該オゾン水出口部の間を該枝
    管を介して連通させる時は該オゾン溶解部からのオゾン
    水を直接該オゾン水排出管より外部に供給し、また該オ
    ゾン溶解部のオゾン水出口と該オゾン除去部のオゾン水
    入口を連通させてる時は人体の安全に危険がない程度に
    までオゾンを除去した浄水用オゾン水を該オゾン水排出
    管より外部に供給する様にした事を特徴とする請求項9
    に記載のオゾン水水発生器。
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