JPH06263625A - 皮膚外用剤 - Google Patents
皮膚外用剤Info
- Publication number
- JPH06263625A JPH06263625A JP5078851A JP7885193A JPH06263625A JP H06263625 A JPH06263625 A JP H06263625A JP 5078851 A JP5078851 A JP 5078851A JP 7885193 A JP7885193 A JP 7885193A JP H06263625 A JPH06263625 A JP H06263625A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- skin
- butyl
- external agent
- methoxydibenzoylmethane
- component
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタンと上皮成長因子とからなる皮膚外用剤。 【効果】 4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタンと上皮成長因子とを配合することにより、顕
著な肌荒れ防止、肌荒れ改善効果が得られる。皮膚のた
るみ、つやの消失を防ぐ。
イルメタンと上皮成長因子とからなる皮膚外用剤。 【効果】 4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾ
イルメタンと上皮成長因子とを配合することにより、顕
著な肌荒れ防止、肌荒れ改善効果が得られる。皮膚のた
るみ、つやの消失を防ぐ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皮膚外用剤、さらに詳
しくは肌荒れ防止改善の他、皮膚のたるみ、つやの消失
なとを防いで老化を防止する効果の高い皮膚外用剤に関
する。
しくは肌荒れ防止改善の他、皮膚のたるみ、つやの消失
なとを防いで老化を防止する効果の高い皮膚外用剤に関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】皮膚
外用剤には種々の薬効剤が配合され、肌荒れ防止効果は
薬効の一つであり、肌荒れ防止、肌荒れ改善効果のある
薬効剤が待望されている。従来、EGFが肌荒れ改善に
用いられてきたが、その効果はいまだ充分ではなく効果
を期待するには、及ばなかった。本発明者らは核酸類の
肌荒れ防止、肌荒れ改善効果の他、皮膚のたるみやつや
の消失などを防いで老化を防止する効果を高める方法は
ないものかと鋭意研究した結果、4−tert−ブチル−
4’−メトキシジベンゾイルメタンと上皮成長因子とを
配合することによって、この目的が達成できることを見
出して本発明を完成するに至った。
外用剤には種々の薬効剤が配合され、肌荒れ防止効果は
薬効の一つであり、肌荒れ防止、肌荒れ改善効果のある
薬効剤が待望されている。従来、EGFが肌荒れ改善に
用いられてきたが、その効果はいまだ充分ではなく効果
を期待するには、及ばなかった。本発明者らは核酸類の
肌荒れ防止、肌荒れ改善効果の他、皮膚のたるみやつや
の消失などを防いで老化を防止する効果を高める方法は
ないものかと鋭意研究した結果、4−tert−ブチル−
4’−メトキシジベンゾイルメタンと上皮成長因子とを
配合することによって、この目的が達成できることを見
出して本発明を完成するに至った。
【0003】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、4−te
rt−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンと上皮
成長因子とを配合することを特徴とする皮膚外用剤を提
供するものである。
rt−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンと上皮
成長因子とを配合することを特徴とする皮膚外用剤を提
供するものである。
【0004】以下、本発明の構成について詳述する。本
発明に使用される4−tert−ブチル−4’−メトキシジ
ベンゾイルメタンは特開昭55−66535号公報によ
って公知である。
発明に使用される4−tert−ブチル−4’−メトキシジ
ベンゾイルメタンは特開昭55−66535号公報によ
って公知である。
【0005】本発明に用いられる上皮成長因子(Epider
mal Growth Factor,EGF)はヒトやマウス等の動物由
来の組織、乳汁、唾液、血液、尿等からまたは、微生物
( 大腸菌等) による醗酵生産物から抽出精製することに
よって得られるペプチドの一種である。これは、表皮細
胞の分化を促進し、さらに皮膚線維芽細胞の増殖を促進
させる性質を有する。このことを前提にEGFを配合し
た化粧料または皮膚外用剤も開示された(特公平4−6
3848号公報、特公平4−69123号公報)。
mal Growth Factor,EGF)はヒトやマウス等の動物由
来の組織、乳汁、唾液、血液、尿等からまたは、微生物
( 大腸菌等) による醗酵生産物から抽出精製することに
よって得られるペプチドの一種である。これは、表皮細
胞の分化を促進し、さらに皮膚線維芽細胞の増殖を促進
させる性質を有する。このことを前提にEGFを配合し
た化粧料または皮膚外用剤も開示された(特公平4−6
3848号公報、特公平4−69123号公報)。
【0006】本発明におけるEGFの配合量は0.00
5〜0.5重量%で、さらに好ましくは、0.05〜
0.5重量%である。0.005重量%未満では、その
効果は4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイル
メタンをともに配合しても期待できない。また、0.5
重量%までとしたのは、肌荒れ防止及びその改善効果の
ためにはこの程度の量で充分なる効果を発揮でき、この
量を超えても効果に差異がないためである。4−tert−
ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンの本皮膚外
用剤への配合量は、EGFに対して重量で1〜100倍
である。両物質の相乗効果はこの範囲内で最もよく発揮
される。
5〜0.5重量%で、さらに好ましくは、0.05〜
0.5重量%である。0.005重量%未満では、その
効果は4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイル
メタンをともに配合しても期待できない。また、0.5
重量%までとしたのは、肌荒れ防止及びその改善効果の
ためにはこの程度の量で充分なる効果を発揮でき、この
量を超えても効果に差異がないためである。4−tert−
ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタンの本皮膚外
用剤への配合量は、EGFに対して重量で1〜100倍
である。両物質の相乗効果はこの範囲内で最もよく発揮
される。
【0007】本発明の皮膚外用剤は前記の必須成分に加
えて必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、化
粧品、医薬品等に用いられる各種成分、すなわち、水性
成分、粉末成分、油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、
防腐剤、酸化防止剤、色材、紫外線吸収剤、薬剤等を配
合することができる。
えて必要に応じ、本発明の効果を損なわない範囲で、化
粧品、医薬品等に用いられる各種成分、すなわち、水性
成分、粉末成分、油分、界面活性剤、保湿剤、増粘剤、
防腐剤、酸化防止剤、色材、紫外線吸収剤、薬剤等を配
合することができる。
【0008】また、本発明の剤型は任意であり、例えば
化粧水系の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化あるいは
軟膏、分散粉末製品などの剤型をとることができる。
化粧水系の可溶化系、乳液、クリーム等の乳化あるいは
軟膏、分散粉末製品などの剤型をとることができる。
【0009】
【実施例】つぎに、試験例および実施例によって本発明
を説明する。 試験例1 下記の処方のクリームにおいて4−tert−ブチル−4’
−メトキシジベンゾイルメタンを0重量%、5重量%、
EGFを0重量%、0.5重量%と変化させたクリーム
で人体パネルで肌荒れ防止、肌荒れ改善効果の試験を行
った。すなわち、女性健康人(顔面)の皮膚表面形態を
ミリスチン樹脂によるレプリカ法を用いて肌のレプリカ
を取り、顕微鏡(17倍)にて観察する。皮紋の状態及
び角層の剥離状態から表1に示す肌荒れ評価1,2と判
断された者(肌荒れパネル)30名を用い、顔面左右半
々に塗布し戸外で1時間経過させる。1週間後再びレプ
リカを取り、肌の状態を観察し、表1の判断基準に従っ
て評価した。
を説明する。 試験例1 下記の処方のクリームにおいて4−tert−ブチル−4’
−メトキシジベンゾイルメタンを0重量%、5重量%、
EGFを0重量%、0.5重量%と変化させたクリーム
で人体パネルで肌荒れ防止、肌荒れ改善効果の試験を行
った。すなわち、女性健康人(顔面)の皮膚表面形態を
ミリスチン樹脂によるレプリカ法を用いて肌のレプリカ
を取り、顕微鏡(17倍)にて観察する。皮紋の状態及
び角層の剥離状態から表1に示す肌荒れ評価1,2と判
断された者(肌荒れパネル)30名を用い、顔面左右半
々に塗布し戸外で1時間経過させる。1週間後再びレプ
リカを取り、肌の状態を観察し、表1の判断基準に従っ
て評価した。
【0010】
【表1】
【0011】 処方 A セタノール 0.5% ワセリン 2.0 スクワラン 7.0 自己乳化型モノステアリン酸グリセリン 2.5 POEソルビタンステアリン酸エステル(20E.O.) 1.5 4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 5.0 ホホバ油 5.0 B プロピレンクリコール 5.0 グリセリン 5.0 ビーガム 5.0 水酸化カリウム 0.3 EGF 0〜0.5 水 残余 製法 A(油相)とB(水相)をそれぞれ70度に加熱し、完
全溶解する。AをBに加えて、乳化機で乳化する。乳化
機を熱交換機を用いて冷却し、クリームを得た。結果を
表2に示す。
全溶解する。AをBに加えて、乳化機で乳化する。乳化
機を熱交換機を用いて冷却し、クリームを得た。結果を
表2に示す。
【0012】
【表2】 この結果よりEGFと4−tert−ブチル−4’−メトキ
シジベンゾイルメタンを配合した皮膚外用剤を使用した
顔面部位を他の皮膚外用剤を使用した顔面部位と比較
し、顕著な肌荒れ防止、肌荒れ改善効果が認められた。
シジベンゾイルメタンを配合した皮膚外用剤を使用した
顔面部位を他の皮膚外用剤を使用した顔面部位と比較
し、顕著な肌荒れ防止、肌荒れ改善効果が認められた。
【0013】 実施例1 クリーム 処方 A ステアリン酸 10.0% ステアリルアルコール 4.0 ステアリン酸ブチル 8.0 ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.0 4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン 2.0 香料 0.4 防腐剤 適量 B プロピレングリコール 10.0 グリセリン 4.0 水酸化カリウム 0.4 EGF 0.5 エデト酸三ナトリウム 0.05 精製水 残余 A(油相)とB(水相)をそれぞれ70度に加熱し、完
全溶解して、通常の方法によってクリームを得た。本ク
リームについて上記評価試験に従って評価した結果、顕
著な肌荒れ防止、肌荒れ改善効果が認められた。
全溶解して、通常の方法によってクリームを得た。本ク
リームについて上記評価試験に従って評価した結果、顕
著な肌荒れ防止、肌荒れ改善効果が認められた。
【0014】
【発明の効果】本発明の皮膚外用剤は、EGFの持つ肌
荒れ防止、肌荒れ改善効果、皮膚のたるみ、つやの消失
などを防いで老化を防止する効果を副作用なく、著しく
増加させることができる利点を持っている。
荒れ防止、肌荒れ改善効果、皮膚のたるみ、つやの消失
などを防いで老化を防止する効果を副作用なく、著しく
増加させることができる利点を持っている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 //(A61K 37/24 31:12) 9283−4C
Claims (1)
- 【請求項1】 4−tert−ブチル−4’−メトキシジベ
ンゾイルメタンと上皮成長因子とを配合することを特徴
とする皮膚外用剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078851A JPH06263625A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 皮膚外用剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5078851A JPH06263625A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 皮膚外用剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06263625A true JPH06263625A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13673335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5078851A Pending JPH06263625A (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 皮膚外用剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06263625A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08225436A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-09-03 | L'oreal Sa | ジベンゾイルメタンから誘導されたサンスクリーン剤の光安定化方法、これによって得られた光安定性化粧品サンスクリーン組成物、およびその使用 |
JP2019043859A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 株式会社 ナチュラル | 紫外線遮蔽性化粧用組成物 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5078851A patent/JPH06263625A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08225436A (ja) * | 1994-12-12 | 1996-09-03 | L'oreal Sa | ジベンゾイルメタンから誘導されたサンスクリーン剤の光安定化方法、これによって得られた光安定性化粧品サンスクリーン組成物、およびその使用 |
JP2019043859A (ja) * | 2017-08-30 | 2019-03-22 | 株式会社 ナチュラル | 紫外線遮蔽性化粧用組成物 |
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