JPH06262965A - 虚像式メータ - Google Patents

虚像式メータ

Info

Publication number
JPH06262965A
JPH06262965A JP5049602A JP4960293A JPH06262965A JP H06262965 A JPH06262965 A JP H06262965A JP 5049602 A JP5049602 A JP 5049602A JP 4960293 A JP4960293 A JP 4960293A JP H06262965 A JPH06262965 A JP H06262965A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
pointer
virtual image
half mirror
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5049602A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagahiko Matsushita
修彦 松下
Tomoyuki Nagaura
友幸 永浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP5049602A priority Critical patent/JPH06262965A/ja
Publication of JPH06262965A publication Critical patent/JPH06262965A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 虚像表示式の虚像式メータにおいて、指針周
囲からの漏光がなく、また、指針の高輝度発光が可能
で、発光機構の簡素化と省スペース化が図れ、目盛の読
み取り誤差をなくすことを目的とする。 【構成】 ケース5内を傾斜したハーフミラー6によっ
て前後2つの空間に仕切り、このハーフミラー6に対し
て鏡面対称の位置にそれぞれ内機1と目盛4aを備えた文
字板4を配置する。内機1の回転軸2の先端部に遮光性
の回転円板3を取り付け、回転円板3に回転中心から外
側に向けて指針形状の透光性のスリットを形成し、回転
円板3の背面側に高輝度発光光源8を設ける。一方、目
盛4aを備えた文字板4にはその背面側に光源9を設け
る。この結果、目視者側に達する指針の輝度が向上し、
目盛4aとの輝度バランスが取り易くなり、また、指針と
なるスリット3aと目盛4aが同一平面上に位置するので読
み取り誤差がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は指針式メータに関し、特
に、自動車のコンビネーションメータに組み込まれ、指
針にて指示される目盛意匠が内蔵するハーフミラーによ
って虚像表示される虚像式メータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指針により状態量を表示するアナ
ログ式メータ、例えば、自動車のコンビネーションメー
タに備えられている速度計や機関回転計等は、運転者等
の目視者がメータの指針の先端部分に描かれた目盛を読
むことによって、状態量を判断するようになっている。
【0003】このようなアナログ式メータは、従来から
コンビネーションメータの前面板に目盛意匠を形成して
文字板とし、この文字板の背面側にメータ内機、前面側
に指針を取り付けて文字板上の目盛意匠を単に指針によ
って表示するだけのものが一般的である。ところが、こ
の従来のアナログ式メータは、文字板の目盛意匠と指針
との間に隙間があり、視線方向によっては指針の指示す
る目盛意匠の視認誤差が生じ、実際の状態量が読み取れ
ないことがあった。
【0004】そこで近年、メータのケース内にハーフミ
ラーを組み込み、文字板の目盛意匠をハーフミラーを介
して指針と同一平面上に虚像表示することによって、指
針と目盛意匠との間の隙間を無くし、表示を見やすくし
て読み取り誤差を無くすようにした虚像表示式の虚像式
メータが提案されている。
【0005】図7は実開平3−23317号公報に記載
のある虚像表示式の虚像式メータ20の構成を示すもの
である。この提案の虚像式メータ20は、メータ内機2
1の回転軸22に取り付けられた指針23により、文字
板24に形成された目盛24aを虚像表示するものであ
る。メータケース25の内部には目視者の視線方向Eに
対して所定の角度(45°)に傾斜したハーフミラー2
6が設けられており、このハーフミラー26の後方側の
ケース25内の空間に内機21と指針23があり、前方
側のケース25内の空間の天井部に透光性を有する目盛
24aが形成された文字板24がある。指針23の後方
には遮光板26が設けられており、この遮光板26の後
方に光源28からの光を指針23に導く導光板27があ
る。光源28から出た光は導光板27内を伝搬してその
端部で屈折し、遮光板26の中央部に設けられた導光穴
26aを通って指針キャップ23a内に入り、指針23
を自発光させる。また、文字板24の上方側にも光源2
9があり、この光源29から出た光は文字板24のメモ
リ24aを通過してハーフミラー26で目視者側に反射
する。
【0006】そして、文字板24と指針23とはハーフ
ミラー26に対して鏡面対称に配設されており、文字板
24上の目盛24aのハーフミラー26による反射光の
虚像と指針3とがほぼ同一面上に位置するようになって
いる。この結果、目視者からは同じ平面上で指針23の
外側に目盛24aがあるように見え、目視誤差が解消さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな虚像表示式の虚像式メータ20には次のような問題
点がある。
【0008】(1) 指針23がハーフミラー26を通過し
て見えるため、指針23を自発光させても指針23が暗
く見える。そこで、光源28を高輝度発光させると、遮
光板26の透光穴26aを通った光が指針キャップ23
aの周囲から矢印Lで示すように漏れるので、漏光防止
が必要となる。
【0009】(2) 指針23は常に自発光させる必要があ
るため、光源28として高信頼性、低温発光するものが
必要となる。
【0010】(3) 文字板24の目盛24aは明るくし易
いので、目盛24aの輝度が高くなるが、指針23側は
光源を高輝度にしても導光板26を通じて光が指針23
に導かれるので指針23が暗くなり、目盛24aと指針
23の輝度のバランスが難しい。また、指針23の自発
光機構も複雑である。
【0011】(4) 目盛24aを虚像表示することによっ
て、指針23と目盛24aとの間の隙間はなくなった
が、指針23に高さがあるために指針23と目盛24a
は正確に同一平面上にはなく、指針23の段差で目視者
の視線方向によっては指針23と目盛24aが多少ずれ
る。
【0012】そこで、本発明は、虚像表示式の虚像式メ
ータにおいて、指針キャップの周囲からの光の漏れがな
く、また、指針を高輝度で自発光させることができ、更
には、指針の自発光機構を簡素にできると共に、指針と
目盛とを完全に同一平面上にあるようにして正確に指針
の指示を読み取ることができる虚像式メータを提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の第1の形態の虚像式メータは、メータのケース内
が、目視者の視線方向に対して所定の角度傾斜したハー
フミラーによって前後2つの空間に仕切られ、指針を有
する内機と前記メータの目盛意匠を備えた文字板が、こ
のハーフミラーに対して鏡面対称の位置にそれぞれ取り
付けられ、前記ハーフミラーによって前記文字板の目盛
または前記指針のいずれか一方が、虚像として実像と同
一平面上に視認されるように構成された虚像式メータで
あって、前記指針が、前記内機の回転軸に取り付けられ
た遮光性の回転板に光透過部として形成され、この回転
板の背面側に高輝度発光光源が設けられていることを特
徴としている。
【0014】この光透過部は、前記回転板に回転中心か
ら外側に向けて形成された透光性のスリットであっても
良く、また、前記回転板の外周部に回転角180°以内
の範囲に同心円状に形成された切欠であり、前記回転板
の回転によって前記指針がゾーン状に伸び縮みするよう
に構成されていても良い。
【0015】また、前記目的を達成する本発明の第2の
形態の虚像式メータは、メータのケース内が、目視者の
視線方向に対して所定の角度傾斜したハーフミラーによ
って前後2つの空間に仕切られ、一方の空間には前記メ
ータの目盛意匠を備えた文字板が取り付けられ、他方の
空間にはこのハーフミラーに対して前記文字板と鏡面対
称の位置に、前記文字板上の目盛意匠の位置に対応させ
て連続して並べられた多数の発光セグメントが取り付け
られ、前記ハーフミラーによって前記文字板の目盛また
は前記発光セグメントのいずれか一方が虚像として実像
と略同一平面上に視認されるように構成され、前記発光
セグメントの連続発光個数によって目盛を指示するよう
に構成されたことを特徴としている。
【0016】
【作用】本発明の虚像式メータによれば、指針を自発光
させるための光源からの光が直接回転板のスリットを通
ってハーフミラー側に導かれるので、導光板を使用して
光を導くものに比べて指針の輝度が高まり、目盛との輝
度バランスが取り易く、光源側の構成が簡素になり、省
スペースの設計が可能となる。また、指針用のスリット
またはゾーン状の切欠以外は遮光性の回転板で覆われて
いるので、光源からハーフミラー側への漏光もない。更
には、指針に段差がないので、目盛と指針が同一平面上
に位置することになり、指針の指示する目盛を正確に読
み取ることができる。
【0017】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0018】図1(a) は本発明の一実施例の虚像式メー
タ10の構成を示す側断面図であり、図1(b) は(a) の
回転板の正面図である。
【0019】この実施例の虚像式メータ10のメータケ
ース5は、ハーフミラー6を内蔵する主ケース5Aと、
ハーフミラー6の後方側に設けられる内機1を収容する
ための後部ケース5B、およびハーフミラー6の上方側
に設けられる文字板4とその光源9を収容するための上
部ケース5Cとから構成されている。ハーフミラー6は
主ケース5Aの中に固定されており、目視者の視線Eに
対して45°の角度に傾斜している。
【0020】メータケース5の後部ケース5Aの側壁に
はボス5aが突設され、その上に取付台5bが設けら
れ、この取付台5bに内機1が設けられている。この内
機1の回転軸2は目視者の視線Eに対して平行になって
いる。また、内機1の周りには、例えば、冷陰極サーク
ル管などの高輝度発光光源8が設けられている。そし
て、この内機1の回転軸2の先端部には拡径された指針
取付部2aがあり、この指針取付部2aに遮光性の材料
からなる回転円板3が取り付けられている。
【0021】図1(b) はこの回転円板3の構成を示すも
のである。回転円板3にはその回転中心から外周方向に
延長された指針形状のスリット3aが設けられており、
このスリット3aの部分から光が透過するようになって
いる。回転円板3としては、アルミニウム製の円板を使
用すれば良い。また、この実施例ではスリット3aの形
状が回転中心側が広い台形状をしているが、単なる長方
形状でも良く、このスリット3aが指針の役割を果た
す。この回転円板3の回転中心にはねじ等によりこの回
転円板3を内機1の回転軸に固定するための取付穴3c
と、回転円板の位置決め穴3bが設けられている。位置
決め穴3bの個数は少なくとも1個あれば良く、例え
ば、この位置決め穴3bを前述の指針取付部2aに設け
られた突起2bに係合させることによって回転円板3の
位置決めを行う。
【0022】後部ケース5Bは樹脂からなる不透光性の
見返し11を介して主ケース5Aに取り付けられてお
り、この見返し11の後部ケース5B側には見返し外周
壁11aが突設されている。前述の回転円板3はこの見
返し外周壁11aの内側に位置している。そして、この
見返し外周壁11aには内機1の周囲に設けられた高輝
度発光光源8からの光を拡散させるための拡散板7が設
けられている。
【0023】従って、高輝度発光光源8が点灯すると、
この高輝度発光光源8から出た光は拡散板7で拡散さ
れ、むらのない光となって回転円板3に達し、スリット
3aの部分からだけ光がハーフミラー6側に透過する。
【0024】一方、上部ケース5Cも樹脂からなる不透
光性の見返し12を介して主ケース5Aに取り付けられ
ている。文字板4は上部ケース5Cに突設されたボス5
cの上にねじ等によって固定されており、この文字板4
には透光性のインク等で文字や数字等の目盛4aが印刷
され、目盛4a以外の部分は光を透過しない黒色塗料等
が塗布されている。従って、上部ケース5C内に設けら
れた光源9からの光は文字板4に形成された目盛4aを
透過した後、ハーフミラー6で反射して目視者側に至る
ことになる。
【0025】そして、回転板3と文字板4とはハーフミ
ラー6に対して鏡面対称に配設されており、文字板4上
の目盛4aのハーフミラー6による反射光の虚像と回転
板3とがほぼ同一面上に位置するようになっている。こ
の結果、目視者からは回転板3上の設けられたスリット
3aによる指針と目盛4aが同じ平面上にあるように見
える。
【0026】以上のように、この実施例の虚像式メータ
10では、高輝度発光光源8からの光が拡散板7で拡散
された後に、そのまま指針形状でハーフミラー26を通
過して見えるため、指針の輝度を高くすることができ
る。また、回転円板3のスリット3a以外からは光がハ
ーフミラー側に透過しないので、指針以外の部分からの
光の漏れがない。そして、回転円板3上に設けられたス
リット3aを指針として使用するので、集光用のプリズ
ム等が不要であり、構成が簡単で省スペース化が図れ
る。更に、文字板4の目盛4aはハーフミラー6によっ
て虚像を投影するが、指針が高輝度のため、輝度設定が
容易であり、指針輝度を優先した照明バランスが設定で
きる。
【0027】更には、指針がスリット3aにより平面と
して表すことができるので、指針と目盛とを完全に同一
平面上にあるようにすることができ、指針の指示する目
盛を正確に読み取ることができる。
【0028】なお、前述の実施例では、回転円板3が目
視者の視線Eに対して直角方向に設けられた場合につい
て説明したが、回転円板3が視線Eに対して角度θだけ
傾斜するようにメータケース5を構成しても、文字板4
をハーフミラー6に対して回転円板3と鏡面対称になる
ように同じ角度θだけ傾斜させれば良く、前述した実施
例と同様な効果を得ることができ、特に、内機1の取付
角度を自由に設定することができる。また、ハーフミラ
ー6はルーバー角45°のライトコントロールフィルム
(LCF)であっても良い。また、ハーフミラー6の取
付角度も45°に限定されないことは勿論である。
【0029】更に、この実施例ではハーフミラー6が上
向きに45°傾斜して取り付けられているが、ハーフミ
ラー6は下向きでも構わない。この実施例の虚像式メー
タ10′の構成を図2に示すが、図1(a) と同じ部材に
は同じ符号を付してその説明を省略する。この実施例の
虚像式メータ10′では、主ケース5Aの下側に下部ケ
ース5Dが取り付けられ、その中に文字板4と光源9を
収容されている点が図1(a) の実施例と異なるだけであ
る。
【0030】図3は本発明の別の実施例の虚像式メータ
10″の構成を示す側断面図である。この実施例の虚像
式メータ10″は、図1(a) で説明した実施例の虚像式
メータ10と、内機1と文字板4の取り付けが逆になっ
ている点のみが異なるだけで、他の構成および効果は図
1(a) で説明した実施例と同じである。従って、図1
(a) と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略す
る。
【0031】そして、図示は省略するが、図2で説明し
た実施例の虚像式メータ10′において、内機1と文字
板4の取り付けを逆にしても良いものである。
【0032】更にまた、以上説明した実施例では高輝度
発光光源8として冷陰極管を使用した構成を説明した
が、同程度の輝度が確保可能であれば、高輝度発光光源
8としては、EL素子を用いても良い。
【0033】図4(a) は回転円板3の別の実施例を示す
ものである。この実施例でも回転円板3はアルミニウム
のような遮光性の材料で形成されており、その外周部の
下側が回転角180°以内の範囲で切り欠かれ、同心円
状の切欠3dが設けられている。3cは回転円板3を内
機1の回転軸に固定するための取付穴、3bは回転円板
の位置決め穴である。
【0034】一方、この実施例では図1等に示した拡散
板7の前面であって回転円板3の裏面側に、図4(b) に
示すようなゾーン形成板7aが設けられている。このゾ
ーン形成板7aは高輝度発光光源8からの光のハーフミ
ラー6側への透過を制限するものであり、この実施例に
は半円形のゾーン状スリット7bが設けられている。7
cは内機1の回転軸2の挿通孔である。図に二点鎖線で
示す部分は、このゾーン形成板7aに重なる回転円板3
の回転していない状態の位置を示すものである。このよ
うに、回転円板3が回転していない状態ではゾーン状ス
リット7bは回転円板3で塞がれており、高輝度発光光
源8からの光はハーフミラー6側に出て行かない。
【0035】図4(b) の状態から回転円板3が回転する
と、図5(a) に示すように回転円板3の回転量に応じて
ゾーン状スリット7bが現れ、このゾーン状スリット7
bから高輝度発光光源8からの光がハーフミラー6側に
出る。この結果、図1等に示した目視者の視線Eからメ
ータを見ると、図5(b) に示すように、ゾーン(棒)状
の指針3eが目盛4aに重なって目視され、この指針3
eの先端の位置が状態量を示すことになる。即ち、図4
の実施例では、図5(a) に示すように回転円板3の回転
Xによって指針3eが矢印Yで示すようにゾーン状に伸
び縮みするように構成されている。
【0036】図6は本発明の更に別の実施例を示すもの
であり、内機1、回転円板3、拡散板7、および高輝度
発光光源8を取り去り、その代わりに多数の発光セグメ
ント13を、図6(b) に示すように回転円板3の位置
に、図6(a) に示すように半円状に連続して並べたもの
である。この発光セグメント13としては発光ダイオー
ドが一般に使用される。発光ダイオード13は図6(b)
に示すように回路基板14上に取付られ、この回路基板
14には発光ダイオード13を駆動するための集積回路
駆動15が設けられる。この実施例では前述の内機1の
回転角度に相当する個数の発光ダイオード13が連続し
て点灯するので、図1等に示した目視者の視線Eからメ
ータを見ると、発光ダイオード13の連続発光個数に応
じて、図5(b) に示すように、ゾーン状の指針3eが目
盛4aに重なって目視され、この指針3eの先端の位置
が状態量を示すことになる。
【0037】なお、この実施例では発光セグメント13
として発光ダイオードを使用したが、この他にもVFD
や、高輝度発光光源8を残して液晶素子を使用すること
も可能である。
【0038】図4、5に示した実施例では、ゾーン状の
指針3eは180°の範囲でしか増減させることはでき
ないが、図6に示した実施例では、発光ダイオード13
は180°を越えて連続的に並べることができるので、
ゾーン状の指針3eの増減範囲は180°に限定されな
い。そして、図4〜図6の実施例のように虚像にて表現
される目盛の中をゾーン状の指針を移動させることによ
り、設計、デザインの自由度が増し、読み取り誤差が少
なくなる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の虚像式メ
ータによれば、虚像表示式の虚像式メータにおいて、指
針キャップの周囲からの光の漏れがなく、また、指針を
高輝度で自発光させることができ、更には、指針の自発
光機構を簡素にすることができると共に、指針と目盛と
を同一平面上に表示できるので、目盛の読み取り誤差が
少ないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) は本発明の一実施例の虚像式メータの構成
を示す側断面図であり、(b) は(a) の回転板の正面図で
ある。
【図2】図1(a) に示した実施例の虚像式メータにおい
て、ハーフミラーを下向きに取り付け、文字板をケース
の下方に設置した変形実施例の構成を示す側断面図であ
る。
【図3】図1(a) に示した実施例の虚像式メータにおい
て、内機と文字板との取付位置を逆にした別の実施例の
構成を示す側断面図である。
【図4】(a) は図1(b) に示した回転板の別の実施例の
正面図であり、(b) は図1(a)の拡散板の前面に取り付
けるゾーン形成板の正面図である。
【図5】図4(a) ,(b) に示した回転板とゾーン形成板
との関係を説明する説明図であり、(b) は図4の構成に
よるメータの指針の見え方を示す説明図である。
【図6】(a) は本発明の更に別の実施例の虚像式メータ
において使用する発光ダイオードの取付状態を示す正面
図であり、(b) は(a) の発光ダイオードを使用した指針
側の構成を示す部分断面図である。
【図7】従来の虚像式メータの一例の構成を示す側断面
正面図である。
【符号の説明】
1 内機 2 回転軸 2a 指針取付部 3 回転円板 3a 指針形状のスリット 4 文字板 4a 目盛 5 メータケース 6 ハーフミラー 7 拡散板 7a ゾーン形成板 7b ゾーン状スリット 8 高輝度発光光源 9 光源 10 本発明の一実施例の虚像式メータ 11,12 見返し 11a 見返し外周壁 13 発光ダイオード 14 回路基板 15 発光ダイオード駆動用集積回路
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月2日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】図7は実開平3−23317号公報に記載
のある虚像表示式の虚像式メータ20の構成を示すもの
である。この提案の虚像式メータ20は、メータ内機2
1の回転軸22に取り付けられた指針23により、文字
板24に形成された目盛24aを虚像表示するものであ
る。メータケース25の内部には目視者の視線方向Eに
対して所定の角度(45°)に傾斜したハーフミラー2
6が設けられており、このハーフミラー26の後方側の
ケース25内の空間に内機21と指針23があり、前方
側のケース25内の空間の天井部に透光性を有する目盛
24aが形成された文字板24がある。指針23の後方
には遮光板26が設けられており、この遮光板26の後
方に光源28からの光を指針23に導く導光板27があ
る。光源28から出た光は導光板27内を伝搬してその
端部で屈折し、遮光板26の中央部に設けられた導光穴
26aを通って指針キャップ23a内に入り、指針23
を自発光させる。また、文字板24の上方側にも光源2
9があり、この光源29から出た光は文字板24の目盛
24aを通過してハーフミラー26で目視者側に反射す
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メータのケース内が、目視者の視線方向
    に対して所定の角度傾斜したハーフミラーによって前後
    2つの空間に仕切られ、指針を有する内機と前記メータ
    の目盛意匠を備えた文字板が、このハーフミラーに対し
    て鏡面対称の位置にそれぞれ取り付けられ、前記ハーフ
    ミラーによって前記文字板の目盛または前記指針のいず
    れか一方が、虚像として実像と略同一平面上に視認され
    るように構成された虚像式メータであって、 前記指針が、前記内機の回転軸に取り付けられた遮光性
    の回転板に光透過部として形成され、この回転板の背面
    側に高輝度発光光源が設けられていることを特徴とする
    虚像式メータ。
  2. 【請求項2】 前記光透過部が、前記回転板に回転中心
    から外側に向けて形成された透光性のスリットであるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の虚像式メータ。
  3. 【請求項3】 前記光透過部が、前記回転板の外周部に
    回転角180°以内の範囲に同心円状に形成された切欠
    であり、前記回転板の回転によって前記指針がゾーン状
    に伸び縮みするように構成されたことを特徴とする虚像
    式メータ。
  4. 【請求項4】 メータのケース内が、目視者の視線方向
    に対して所定の角度傾斜したハーフミラーによって前後
    2つの空間に仕切られ、一方の空間には前記メータの目
    盛意匠を備えた文字板が取り付けられ、他方の空間には
    このハーフミラーに対して前記文字板と鏡面対称の位置
    に、前記文字板上の目盛意匠の位置に対応させて連続し
    て並べられた多数の発光セグメントが取り付けられ、前
    記ハーフミラーによって前記文字板の目盛または前記発
    光セグメントのいずれか一方が虚像として実像と略同一
    平面上に視認されるように構成され、前記発光セグメン
    トの連続発光個数によって目盛を指示するように構成さ
    れたことを特徴とする虚像式メータ。
JP5049602A 1993-03-10 1993-03-10 虚像式メータ Pending JPH06262965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5049602A JPH06262965A (ja) 1993-03-10 1993-03-10 虚像式メータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5049602A JPH06262965A (ja) 1993-03-10 1993-03-10 虚像式メータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06262965A true JPH06262965A (ja) 1994-09-20

Family

ID=12835789

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5049602A Pending JPH06262965A (ja) 1993-03-10 1993-03-10 虚像式メータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06262965A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005283542A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2007121822A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Yazaki Corp 表示装置
EP1818206A2 (de) * 2003-07-23 2007-08-15 Volkswagen Aktiengesellschaft Anzeigeeinrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP2008254703A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Denso Corp 車両用メーターユニット

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03182847A (ja) * 1989-12-13 1991-08-08 Yazaki Corp 車両用反射型表示装置
JPH04243632A (ja) * 1991-01-25 1992-08-31 Kansei Corp 車両用表示装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03182847A (ja) * 1989-12-13 1991-08-08 Yazaki Corp 車両用反射型表示装置
JPH04243632A (ja) * 1991-01-25 1992-08-31 Kansei Corp 車両用表示装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1818206A2 (de) * 2003-07-23 2007-08-15 Volkswagen Aktiengesellschaft Anzeigeeinrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP2005283542A (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Nippon Seiki Co Ltd 表示装置
JP2007121822A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Yazaki Corp 表示装置
JP2008254703A (ja) * 2007-04-09 2008-10-23 Denso Corp 車両用メーターユニット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4895321B2 (ja) 指示計器
JP4977413B2 (ja) 指針装置
WO2000043978A1 (fr) Unites d'affichage
JP5857758B2 (ja) 車両用表示装置
JPH06262965A (ja) 虚像式メータ
JP2010164520A (ja) 指示計器
JP3858498B2 (ja) 表示装置
JP2003130693A (ja) 照明装置
JP2005189168A (ja) 指針式計器
JP2000006686A (ja) 計器装置
JP6124057B2 (ja) 車両用表示装置
JP2018040627A (ja) 車両表示装置用指針、及び、車両表示装置
JP2006118892A (ja) 指針計器
JP4513051B2 (ja) 車両用計器
JP4661719B2 (ja) 計器
JP4597605B2 (ja) 計器装置の照明構造
JP7298602B2 (ja) 表示装置
JPH09133556A (ja) 計器用表示装置の指針構造
JP2002067737A (ja) 指示計器装置
JP2017207309A (ja) 指針計器
JPH09145415A (ja) 計器用表示装置の指針
JP3638097B2 (ja) 計器装置
JP6610137B2 (ja) 計器用表示装置
JP6642239B2 (ja) 表示装置
JP2000250423A (ja) 表示装置