JPH06262945A - プラグドア装置 - Google Patents
プラグドア装置Info
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- JPH06262945A JPH06262945A JP5081405A JP8140593A JPH06262945A JP H06262945 A JPH06262945 A JP H06262945A JP 5081405 A JP5081405 A JP 5081405A JP 8140593 A JP8140593 A JP 8140593A JP H06262945 A JPH06262945 A JP H06262945A
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- E05F15/632—Power-operated mechanisms for wings using electrical actuators using rotary electromotors for horizontally-sliding wings
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- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/50—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
- E05Y2900/51—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles for railway cars or mass transit vehicles
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全閉時においてガタが生じず気密性が高いプ
ラグドア装置を提供することにある。 【構成】 扉上部と扉下部に案内レールを設け、この案
内レールに扉の戸先側上部と戸先側下部と戸尻側下部が
案内され、車体側面に形成された乗降口に対して内外斜
め方向の略平行移動と車体側面に沿う走行移動により扉
の開閉を行わせるプラグドア装置に引込装置を設けたも
のであり、この引込装置は、前記扉の戸尻側に相対する
車体１側に、上下動及び回転可能なロックアーム５１
と、このロックアーム５１が下方向に移動したときに、
ロックアーム５１に当接してロックアーム５１の回転方
向を規制するテーパ部材５２とを設け、扉３の戸尻側
に、扉３の全閉位置でロックアーム５１と係合する受け
部材５３を設け、テーパ部材５２はロックアーム５１が
下方向に移動して受け部材５３と係合したときにロック
アーム５１を扉３の引き込み方向に回転させる構造とな
っている。
ラグドア装置を提供することにある。 【構成】 扉上部と扉下部に案内レールを設け、この案
内レールに扉の戸先側上部と戸先側下部と戸尻側下部が
案内され、車体側面に形成された乗降口に対して内外斜
め方向の略平行移動と車体側面に沿う走行移動により扉
の開閉を行わせるプラグドア装置に引込装置を設けたも
のであり、この引込装置は、前記扉の戸尻側に相対する
車体１側に、上下動及び回転可能なロックアーム５１
と、このロックアーム５１が下方向に移動したときに、
ロックアーム５１に当接してロックアーム５１の回転方
向を規制するテーパ部材５２とを設け、扉３の戸尻側
に、扉３の全閉位置でロックアーム５１と係合する受け
部材５３を設け、テーパ部材５２はロックアーム５１が
下方向に移動して受け部材５３と係合したときにロック
アーム５１を扉３の引き込み方向に回転させる構造とな
っている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道車両等の車体の乗
降口に設けられた扉を乗降口に対して内外斜め方向の略
平行移動と車体側面に沿う走行移動により扉の開閉を行
わせるプラグドア装置に関する。
降口に設けられた扉を乗降口に対して内外斜め方向の略
平行移動と車体側面に沿う走行移動により扉の開閉を行
わせるプラグドア装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のプラグドア装置としては、英国
特許１４８２９８１に開示されるものが知られている。
扉を車体側面に沿って開閉させるために、昇降口の上方
に上レールが設けられ、昇降口の下方に戸先レールが設
けられ、この戸先レールと並列に戸尻側から車体側面に
沿った戸尻レールが設けられている。そして、扉を乗降
口に対して内外斜め方向の略平行移動をさせるために、
上レールと戸先レールは戸尻側が戸先側に向かって昇降
口に近づくように傾斜配置され、戸尻レールの戸先側は
昇降口に向かう湾曲部を有している。この上レールに戸
先側上部がスライド部材等の連結部を介して係合され、
戸先レールに戸先側下部がローラ等の案内具を介して係
合され、戸尻レールに戸尻側下部がローラ等の案内具を
介して係合されている。また、扉を開閉駆動するため
に、上記連結部がドアエンジン等の駆動部に接続されて
いる。
特許１４８２９８１に開示されるものが知られている。
扉を車体側面に沿って開閉させるために、昇降口の上方
に上レールが設けられ、昇降口の下方に戸先レールが設
けられ、この戸先レールと並列に戸尻側から車体側面に
沿った戸尻レールが設けられている。そして、扉を乗降
口に対して内外斜め方向の略平行移動をさせるために、
上レールと戸先レールは戸尻側が戸先側に向かって昇降
口に近づくように傾斜配置され、戸尻レールの戸先側は
昇降口に向かう湾曲部を有している。この上レールに戸
先側上部がスライド部材等の連結部を介して係合され、
戸先レールに戸先側下部がローラ等の案内具を介して係
合され、戸尻レールに戸尻側下部がローラ等の案内具を
介して係合されている。また、扉を開閉駆動するため
に、上記連結部がドアエンジン等の駆動部に接続されて
いる。
【０００３】このような構造のプラグドア装置において
は、車体側面から乗降口に向かう扉閉の最終工程で、上
レール、戸先レール及び戸尻レールに案内された扉は車
体側に引き込まれ、シール部材を介して乗降口に密着す
る構造となっている。そのため、一般に戸袋が不要で気
密性が良いドア装置として知られている。
は、車体側面から乗降口に向かう扉閉の最終工程で、上
レール、戸先レール及び戸尻レールに案内された扉は車
体側に引き込まれ、シール部材を介して乗降口に密着す
る構造となっている。そのため、一般に戸袋が不要で気
密性が良いドア装置として知られている。
【０００４】上述したプラグドア装置はレールを３本し
か有しておらず、扉を戸先側上部と戸先側下部と戸尻側
下部との３点で支持する構造となっている。そのため、
走行中の風圧などによって扉がガタガタし、戸尻側上部
での気密性が損なわれやすい。そこで、上述した英国特
許１４８２９８１に開示されるプラグドア装置では、図
５の如きキャッチ装置を戸尻側上部に設けてガタを防ぐ
ようにしている。このキャッチ装置は、扉１０１の戸尻
側上部にプレート１０２を介して設けられたローラ１０
３と、車体１０４の乗降口縁部１０５にブラケット１０
６を介して設けられたロート状のキャッチャー１０７と
からなるものである。戸閉時の最終工程では、扉１０１
の戸尻側は矢印ｊのように車体１０４に向かって引き込
まれるので、ローラ１０３がキャッチャー１０７で受け
止められ係止させられる。
か有しておらず、扉を戸先側上部と戸先側下部と戸尻側
下部との３点で支持する構造となっている。そのため、
走行中の風圧などによって扉がガタガタし、戸尻側上部
での気密性が損なわれやすい。そこで、上述した英国特
許１４８２９８１に開示されるプラグドア装置では、図
５の如きキャッチ装置を戸尻側上部に設けてガタを防ぐ
ようにしている。このキャッチ装置は、扉１０１の戸尻
側上部にプレート１０２を介して設けられたローラ１０
３と、車体１０４の乗降口縁部１０５にブラケット１０
６を介して設けられたロート状のキャッチャー１０７と
からなるものである。戸閉時の最終工程では、扉１０１
の戸尻側は矢印ｊのように車体１０４に向かって引き込
まれるので、ローラ１０３がキャッチャー１０７で受け
止められ係止させられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近の車両の
高速走行化によって、例えばトンネル通過時や列車のす
れ違い時など車体側面の風圧が増してくると、上述のよ
うな従来のキャッチ装置ではローラ１０３とキャッチャ
ー１０７との間に隙間を有していることに起因して、高
圧状態での扉の振動を防いだり、気密を保持することが
できな。すなわち、高速走行時の騒音や隙間風の侵入が
無視できなくなるという問題点を有するようになった。
高速走行化によって、例えばトンネル通過時や列車のす
れ違い時など車体側面の風圧が増してくると、上述のよ
うな従来のキャッチ装置ではローラ１０３とキャッチャ
ー１０７との間に隙間を有していることに起因して、高
圧状態での扉の振動を防いだり、気密を保持することが
できな。すなわち、高速走行時の騒音や隙間風の侵入が
無視できなくなるという問題点を有するようになった。
【０００６】本発明は、上述の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的とするところは、戸閉時において
ガタが生じず気密性が高いプラグドア装置を提供するこ
とにある。
ものであり、その目的とするところは、戸閉時において
ガタが生じず気密性が高いプラグドア装置を提供するこ
とにある。
【０００７】
【発明を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のプラグドア装置は、扉上部と扉下部に案内レールを
設け、この案内レールに扉の戸先側上部と戸先側下部と
戸尻側下部が案内され、車体側面に形成された乗降口に
対して内外斜め方向の略平行移動と車体側面に沿う走行
移動により扉の開閉を行わせるプラグドア装置におい
て、前記扉の戸尻側に相対する車体側に、上下動及び回
転可能なロックアームと、このロックアームが下方向に
移動したときに、ロックアームに当接してロックアーム
の回転方向を規制するテーパ部材とを設け、前記扉の戸
尻側に、扉の全閉位置でロックアームと係合する受け部
材を設け、前記テーパ部材はロックアームが下方向に移
動して前記受け部材と係合したときにロックアームを扉
の引き込み方向に回転させるものである。
明のプラグドア装置は、扉上部と扉下部に案内レールを
設け、この案内レールに扉の戸先側上部と戸先側下部と
戸尻側下部が案内され、車体側面に形成された乗降口に
対して内外斜め方向の略平行移動と車体側面に沿う走行
移動により扉の開閉を行わせるプラグドア装置におい
て、前記扉の戸尻側に相対する車体側に、上下動及び回
転可能なロックアームと、このロックアームが下方向に
移動したときに、ロックアームに当接してロックアーム
の回転方向を規制するテーパ部材とを設け、前記扉の戸
尻側に、扉の全閉位置でロックアームと係合する受け部
材を設け、前記テーパ部材はロックアームが下方向に移
動して前記受け部材と係合したときにロックアームを扉
の引き込み方向に回転させるものである。
【０００８】
【作用】扉が全閉位置になると、戸尻側が乗降口に対し
て斜め方向から内側に向かい、ロックアームが扉の受け
部材と係合する。そして、ロックアームが下方向に移動
すると、ロックアームがテーパ部材に当接して回転し、
回転するロックアームが係合する受け部材を介して扉を
内側に引き込み、扉は乗降口に密着され機械的に保持さ
れる。
て斜め方向から内側に向かい、ロックアームが扉の受け
部材と係合する。そして、ロックアームが下方向に移動
すると、ロックアームがテーパ部材に当接して回転し、
回転するロックアームが係合する受け部材を介して扉を
内側に引き込み、扉は乗降口に密着され機械的に保持さ
れる。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図１は本発明のプラグドア装置の引込装置を示
す図であり、同図（ａ）は上面図、同図（ｂ）は正面
図、同図（ｃ）は側面図である。
明する。図１は本発明のプラグドア装置の引込装置を示
す図であり、同図（ａ）は上面図、同図（ｂ）は正面
図、同図（ｃ）は側面図である。
【００１０】図において、１は車体、２は乗降口、３は
扉であり、扉全体のうち戸尻側の一部が示されている。
引込装置１１は、車体１の側に設けられたロックアーム
５１及びテーパ部材５２と、扉３の側に設けられた受け
部材５３とを主要部分としてなっている。
扉であり、扉全体のうち戸尻側の一部が示されている。
引込装置１１は、車体１の側に設けられたロックアーム
５１及びテーパ部材５２と、扉３の側に設けられた受け
部材５３とを主要部分としてなっている。
【００１１】ロックアーム５１は、車体１に図示されな
い軸受箱を介して支持されるねじ軸５４に螺合されたナ
ット５５と、ナット５５に突設されたアーム５６と、ア
ーム５６の先端にピン５７で水平面内で揺動自在に軸支
された揺動体５８と、揺動体５８両端の係止ローラ５９
と、アームの根本側に取り付けられたブラケット６０に
軸支された当接ローラ６１とからなっている。当接ロー
ラ６１の部分が押されると、アーム５６は方向に回転
可能であり、ねじ軸５４に連結されたモータ６２の駆動
によって、ナット５５は方向の上下動が可能である。
い軸受箱を介して支持されるねじ軸５４に螺合されたナ
ット５５と、ナット５５に突設されたアーム５６と、ア
ーム５６の先端にピン５７で水平面内で揺動自在に軸支
された揺動体５８と、揺動体５８両端の係止ローラ５９
と、アームの根本側に取り付けられたブラケット６０に
軸支された当接ローラ６１とからなっている。当接ロー
ラ６１の部分が押されると、アーム５６は方向に回転
可能であり、ねじ軸５４に連結されたモータ６２の駆動
によって、ナット５５は方向の上下動が可能である。
【００１２】テーパ部材５２は、車体１の当接ローラ６
１に対面する位置に設けられ、当接ローラ６１が嵌まる
窪み６５と、下がると車体１の内側に向かう傾斜部６６
と、平行部６７とを有している。
１に対面する位置に設けられ、当接ローラ６１が嵌まる
窪み６５と、下がると車体１の内側に向かう傾斜部６６
と、平行部６７とを有している。
【００１３】扉３の受け部材５３は、揺動体５８とその
両端の係止ローラ６１が入る出入開口７０と、この出入
開口７０から下方に延在する共に係止ローラ６１が係止
される懐７１を有する係止開口７２とを有している。
両端の係止ローラ６１が入る出入開口７０と、この出入
開口７０から下方に延在する共に係止ローラ６１が係止
される懐７１を有する係止開口７２とを有している。
【００１４】つぎに、上述の引込装置１１の作動を説明
する。同図（ａ）の実線の如く、扉３が閉まる最終工程
の全閉位置では、扉３の戸尻側が車体１の内側斜め方向
に略平行移動して乗降口２を閉じる。この時、同図
（ｂ）のようにロックアーム５１の当接ローラ６１がテ
ーパ部材５２の窪み６５に嵌まり込んでおり、ロックア
ーム５１は同図（ａ）の実線位置で待ち構えている。
する。同図（ａ）の実線の如く、扉３が閉まる最終工程
の全閉位置では、扉３の戸尻側が車体１の内側斜め方向
に略平行移動して乗降口２を閉じる。この時、同図
（ｂ）のようにロックアーム５１の当接ローラ６１がテ
ーパ部材５２の窪み６５に嵌まり込んでおり、ロックア
ーム５１は同図（ａ）の実線位置で待ち構えている。
【００１５】扉３が実線位置から方向へと閉じると、
揺動体５８が揺動することにより、右側の係止ローラ５
９が懐７１の中に収まる。この段階から、ねじ軸５４が
モータ６２で駆動され、ナット５５がの向きに下が
り、当接ローラ６１がテーパ部材５２の傾斜部６６を転
がり、同図（ａ）のようにアーム５１を方向に回転さ
せる。
揺動体５８が揺動することにより、右側の係止ローラ５
９が懐７１の中に収まる。この段階から、ねじ軸５４が
モータ６２で駆動され、ナット５５がの向きに下が
り、当接ローラ６１がテーパ部材５２の傾斜部６６を転
がり、同図（ａ）のようにアーム５１を方向に回転さ
せる。
【００１６】係止ローラ５９は懐７１内に収まっている
ので、アーム５１の方向回転と共に、扉３を更に方
向へと引き込む。アーム５１は方向回転と共に下がっ
ているので、同図（ｂ）のように係止ローラ５９は係止
開口７２の両側の窪みに収まる。この時点では、モータ
６２は停止し、ねじ軸５４が例えば台形ねじであると、
ナット５５の位置はねじ軸５４との固定状態のまま保持
され、アーム５１に作用する外力ではナット５５は回転
しない。その結果、扉３の全閉状態は機械的に保持さ
れ、風圧の変化などで扉３がガタガタすることはない。
また、車体１側のシール１ａとの密着も確保され、車内
への空気の流入も少なくなる。
ので、アーム５１の方向回転と共に、扉３を更に方
向へと引き込む。アーム５１は方向回転と共に下がっ
ているので、同図（ｂ）のように係止ローラ５９は係止
開口７２の両側の窪みに収まる。この時点では、モータ
６２は停止し、ねじ軸５４が例えば台形ねじであると、
ナット５５の位置はねじ軸５４との固定状態のまま保持
され、アーム５１に作用する外力ではナット５５は回転
しない。その結果、扉３の全閉状態は機械的に保持さ
れ、風圧の変化などで扉３がガタガタすることはない。
また、車体１側のシール１ａとの密着も確保され、車内
への空気の流入も少なくなる。
【００１７】扉３が開く場合には、モータ６２が逆に駆
動され、アーム５１が上がると共に回転し、ロックアー
ム５１は同図（ａ）の実線位置まで移動し、扉３は方
向とは逆に移動してロックアーム５１から離脱し、更に
車体１の側面に沿って開く方向に扉３が移動する。な
お、ねじ軸５４に代わり、ナット５５が回転自在に嵌入
された軸を上下方向に移動させるものでもよい。
動され、アーム５１が上がると共に回転し、ロックアー
ム５１は同図（ａ）の実線位置まで移動し、扉３は方
向とは逆に移動してロックアーム５１から離脱し、更に
車体１の側面に沿って開く方向に扉３が移動する。な
お、ねじ軸５４に代わり、ナット５５が回転自在に嵌入
された軸を上下方向に移動させるものでもよい。
【００１８】つぎに、上述した引込装置が用いられるプ
ラグドア装置の全体を図２乃至図４により説明する。図
２はプラグドア装置の正面図、図３はプラグドア装置の
側面図、図４は図２のＡ−Ａ断面図である。
ラグドア装置の全体を図２乃至図４により説明する。図
２はプラグドア装置の正面図、図３はプラグドア装置の
側面図、図４は図２のＡ−Ａ断面図である。
【００１９】図２及び図３において、１は車体、２は乗
降口、３は扉、４は上案内レール、５は戸先案内レー
ル、６は戸尻案内レール、７は連結部、８は戸先案内
具、９は戸尻案内具、１０は駆動部、１１は戸尻側の上
部引込装置、１２は戸尻側の下部引込装置、１３はスラ
ビライザーである。
降口、３は扉、４は上案内レール、５は戸先案内レー
ル、６は戸尻案内レール、７は連結部、８は戸先案内
具、９は戸尻案内具、１０は駆動部、１１は戸尻側の上
部引込装置、１２は戸尻側の下部引込装置、１３はスラ
ビライザーである。
【００２０】駆動部１０は、主モータ２０によって第１
駆動軸２１が回転し、ギア２２，２３を介して第２駆動
軸２４が回転し、第２駆動軸２４のボールスクリュ２４
ａに連結部７のナット２５が螺入され、連結部７を介し
て扉３を開閉駆動する構造である。また、駆動部１０は
スライドレール２６を有し、このスライドレール２６に
案内されるスライドガイド２７がナット２５に連設され
ている。
駆動軸２１が回転し、ギア２２，２３を介して第２駆動
軸２４が回転し、第２駆動軸２４のボールスクリュ２４
ａに連結部７のナット２５が螺入され、連結部７を介し
て扉３を開閉駆動する構造である。また、駆動部１０は
スライドレール２６を有し、このスライドレール２６に
案内されるスライドガイド２７がナット２５に連設され
ている。
【００２１】連結部７は第２駆動軸２４を中心にして揺
動自在な第１アーム２８をナット２５の片側に取り付
け、球面軸受２９を介して扉３に固定された第２アーム
３０を第１アーム２８に接続した構造である。また、第
２アーム３０の途中に上案内レール４に案内されるロー
ラ３１を軸支している。
動自在な第１アーム２８をナット２５の片側に取り付
け、球面軸受２９を介して扉３に固定された第２アーム
３０を第１アーム２８に接続した構造である。また、第
２アーム３０の途中に上案内レール４に案内されるロー
ラ３１を軸支している。
【００２２】図４において、戸先案内レール５は車体１
の乗降口２に相当する位置に設けられ、全体が直線状で
あって、戸先側が車体１の内に入った傾斜角度αを有し
ている。戸尻案内レール６は扉３の戸尻側から車体１の
側面に延びるように設けられ、直線部６ａと湾曲部６ｂ
を有している。そして、戸先案内具８のローラ３２が戸
先案内レール５に案内され、戸尻案内具９のローラ３３
が戸尻案内レール６に案内される。すなわち、扉３の戸
先側は戸先案内レール５に沿って徐々に車体１側に引き
込まれるが、扉３の戸尻側は戸閉の最終工程で戸尻案内
レール６の湾曲部６ａに沿って急速に引き込まれる。
の乗降口２に相当する位置に設けられ、全体が直線状で
あって、戸先側が車体１の内に入った傾斜角度αを有し
ている。戸尻案内レール６は扉３の戸尻側から車体１の
側面に延びるように設けられ、直線部６ａと湾曲部６ｂ
を有している。そして、戸先案内具８のローラ３２が戸
先案内レール５に案内され、戸尻案内具９のローラ３３
が戸尻案内レール６に案内される。すなわち、扉３の戸
先側は戸先案内レール５に沿って徐々に車体１側に引き
込まれるが、扉３の戸尻側は戸閉の最終工程で戸尻案内
レール６の湾曲部６ａに沿って急速に引き込まれる。
【００２３】図２及び図３において、スタビライザー１
３は、扉開閉時の上下のこぜり（おどり）を防止するた
めのものである。扉３の上下に案内溝３６，３６を有す
るラック３５，３５が取り付けられている。車体１に揺
動可能なヒンジ４１，４１を介して同期軸４０が支持さ
れている。この同期軸４０上下端にラックに噛み合うピ
ニオン３７，３７が嵌入され、ブラケット３９，３９を
介して案内溝３６，３６内を走行する水平ローラ３８
ａ，３８ａが取り付けられている。また上側のブラケッ
ト３９には案内溝３６を走行し、扉３の垂直荷重を受け
る垂直ローラ３８ｂが取り付けられている。扉３の上側
が駆動部１０で開閉すると、その開閉動作は上側ラック
３５、上側ピニオン３７、同期軸４０、下側ピニオン３
７、下側ラック３５へと伝達され、扉３は上下にこぜる
ことなく、スムースに開閉する。
３は、扉開閉時の上下のこぜり（おどり）を防止するた
めのものである。扉３の上下に案内溝３６，３６を有す
るラック３５，３５が取り付けられている。車体１に揺
動可能なヒンジ４１，４１を介して同期軸４０が支持さ
れている。この同期軸４０上下端にラックに噛み合うピ
ニオン３７，３７が嵌入され、ブラケット３９，３９を
介して案内溝３６，３６内を走行する水平ローラ３８
ａ，３８ａが取り付けられている。また上側のブラケッ
ト３９には案内溝３６を走行し、扉３の垂直荷重を受け
る垂直ローラ３８ｂが取り付けられている。扉３の上側
が駆動部１０で開閉すると、その開閉動作は上側ラック
３５、上側ピニオン３７、同期軸４０、下側ピニオン３
７、下側ラック３５へと伝達され、扉３は上下にこぜる
ことなく、スムースに開閉する。
【００２４】そして、扉３の上下に図１で説明した上部
引込装置１１、下部引込装置１２が設けられている。上
下の引込装置１１，１２のナット５５，５５に対するね
じ軸５４は共通に設けられており、自在継手７５を介し
て一つのモータ６２で駆動される。
引込装置１１、下部引込装置１２が設けられている。上
下の引込装置１１，１２のナット５５，５５に対するね
じ軸５４は共通に設けられており、自在継手７５を介し
て一つのモータ６２で駆動される。
【００２５】以上のプラグドア装置の開閉作動を図２に
より説明する。扉３を開ける場合、先ずモータ６２が駆
動され、ロックアーム５２のナット５５が上がると共に
紙面奥側に回転し、ローラ５９が扉３を押し出すと共に
受け部材５３から脱出する。次に駆動部１０の主モータ
２０が駆動され、第１駆動軸２１、ギア２２，２３を介
して第２駆動軸２４が回転し、第２駆動軸２４のボール
スクリュ２４ａに噛み合うナット２５が図面右側に移動
する。この移動の精度はスライドレール４に案内される
スライドガイド２７で確保される。ナット２５に連設さ
れる第１アーム２８が球面軸受２９を介して第２アーム
３０を移動させ、上レール４に案内されるローラ３１と
の共同で扉３はＡ車体１の側面に沿って移動し、図４の
ａ状態のように全開となる。
より説明する。扉３を開ける場合、先ずモータ６２が駆
動され、ロックアーム５２のナット５５が上がると共に
紙面奥側に回転し、ローラ５９が扉３を押し出すと共に
受け部材５３から脱出する。次に駆動部１０の主モータ
２０が駆動され、第１駆動軸２１、ギア２２，２３を介
して第２駆動軸２４が回転し、第２駆動軸２４のボール
スクリュ２４ａに噛み合うナット２５が図面右側に移動
する。この移動の精度はスライドレール４に案内される
スライドガイド２７で確保される。ナット２５に連設さ
れる第１アーム２８が球面軸受２９を介して第２アーム
３０を移動させ、上レール４に案内されるローラ３１と
の共同で扉３はＡ車体１の側面に沿って移動し、図４の
ａ状態のように全開となる。
【００２６】扉３を閉める場合、図２の主モータ２０は
逆に回転し、連結部７は図示の位置に向かって走行し、
図４のａ状態の扉３がｂ状態の全閉となる。この全閉位
置において、図１（ａ）のようにロックアーム５６のロ
ーラ５９が受け部材５３の懐７１内に収容され、ついで
モータ６２が駆動され、上下引込装置１１，１２のナッ
ト５５が下がる。すると、図１（ａ）の方向にアーム
５６が回転し、扉３を方向に引き込む。
逆に回転し、連結部７は図示の位置に向かって走行し、
図４のａ状態の扉３がｂ状態の全閉となる。この全閉位
置において、図１（ａ）のようにロックアーム５６のロ
ーラ５９が受け部材５３の懐７１内に収容され、ついで
モータ６２が駆動され、上下引込装置１１，１２のナッ
ト５５が下がる。すると、図１（ａ）の方向にアーム
５６が回転し、扉３を方向に引き込む。
【００２７】
【発明の効果】本発明のプラグドア装置は、扉の戸尻側
に相対する車体側に、上下動及び回転可能なロックアー
ムと、このロックアームが下方向に移動したときに、ロ
ックアームに当接してロックアームの回転方向を規制す
るテーパ部材とを設け、前記扉の戸尻側に、扉の全閉位
置でロックアームと係合する受け部材を設け、前記テー
パ部材はロックアームが下方向に移動して前記受け部材
と係合したときにロックアームを扉の引き込み方向に回
転させるものであり、扉が全閉位置になると、戸尻側が
乗降口に対して斜め方向から内側に向かい、ロックアー
ムが扉の受け部材と係合し、ついでロックアームが下方
向に移動すると、ロックアームがテーパ部材に当接して
回転し、回転するロックアームが係合する受け部材を介
して扉を内側に引き込み、扉が乗降口に密着し機械的に
保持されるので、高速走行時の高圧状態でも扉が振動す
ることがなく、高速走行時の騒音や隙間風の侵入を完全
に防止できる。
に相対する車体側に、上下動及び回転可能なロックアー
ムと、このロックアームが下方向に移動したときに、ロ
ックアームに当接してロックアームの回転方向を規制す
るテーパ部材とを設け、前記扉の戸尻側に、扉の全閉位
置でロックアームと係合する受け部材を設け、前記テー
パ部材はロックアームが下方向に移動して前記受け部材
と係合したときにロックアームを扉の引き込み方向に回
転させるものであり、扉が全閉位置になると、戸尻側が
乗降口に対して斜め方向から内側に向かい、ロックアー
ムが扉の受け部材と係合し、ついでロックアームが下方
向に移動すると、ロックアームがテーパ部材に当接して
回転し、回転するロックアームが係合する受け部材を介
して扉を内側に引き込み、扉が乗降口に密着し機械的に
保持されるので、高速走行時の高圧状態でも扉が振動す
ることがなく、高速走行時の騒音や隙間風の侵入を完全
に防止できる。
【図１】本発明のプラグドア装置の引込装置を示す図で
ある。
ある。
【図２】本発明のプラグドア装置の正面図である。
【図３】本発明のプラグドア装置の側面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ断面図である。
【図５】従来のプラグドア装置に設けられるキャッチャ
ーの上面図である。
ーの上面図である。
１ 車体 ２ 乗降口 ３ 扉 ４ 上案内レール ５ 戸先案内レール ６ 戸尻案内レール １１，１２ 引込装置 ５１ ロックアーム ５２ テーパ部材 ５３ 受け部材
Claims (1)
- 【請求項１】 扉上部と扉下部に案内レールを設け、こ
の案内レールに扉の戸先側上部と戸先側下部と戸尻側下
部が案内され、車体側面に形成された乗降口に対して内
外斜め方向の略平行移動と車体側面に沿う走行移動によ
り扉の開閉を行わせるプラグドア装置において、 前記扉の戸尻側に相対する車体側に、上下動及び回転可
能なロックアームと、このロックアームが下方向に移動
したときに、ロックアームに当接してロックアームの回
転方向を規制するテーパ部材とを設け、前記扉の戸尻側
に、扉の全閉位置でロックアームと係合する受け部材を
設け、前記テーパ部材はロックアームが下方向に移動し
て前記受け部材と係合したときにロックアームを扉の引
き込み方向に回転させるものであることを特徴とするプ
ラグドア装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08140593A JP3323274B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | プラグドア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08140593A JP3323274B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | プラグドア装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262945A true JPH06262945A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3323274B2 JP3323274B2 (ja) | 2002-09-09 |
Family
ID=13745423
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08140593A Expired - Fee Related JP3323274B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | プラグドア装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3323274B2 (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19980086486A (ko) * | 1997-05-13 | 1998-12-05 | 부룩스 로버트 제이 | 플러그 도어를 활주시키는 파워 오퍼레이터 |
| JP2012210870A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Mitsubishi Electric Corp | ホームドア装置 |
| CN103233657A (zh) * | 2012-10-24 | 2013-08-07 | 南京康尼机电股份有限公司 | 一种轨道车辆的内藏密闭门 |
| KR101374203B1 (ko) * | 2012-05-31 | 2014-03-14 | 고등기술연구원연구조합 | 도어 장치 |
| CN104746976A (zh) * | 2013-12-26 | 2015-07-01 | 纳博特斯克有限公司 | 塞拉门锁定装置和塞拉门系统 |
| CN108454781A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-08-28 | 无锡德林防务装备股份有限公司 | 船舱用移门 |
| EP3517719A1 (en) | 2018-01-30 | 2019-07-31 | Nabtesco Corporation | Plug door device |
| JP2019524524A (ja) * | 2016-07-04 | 2019-09-05 | 中車青島四方机車車輛股▲フン▼有限公司 | 鉄道車両の側引戸 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP08140593A patent/JP3323274B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| KR19980086486A (ko) * | 1997-05-13 | 1998-12-05 | 부룩스 로버트 제이 | 플러그 도어를 활주시키는 파워 오퍼레이터 |
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| CN103233657B (zh) * | 2012-10-24 | 2016-08-24 | 南京康尼机电股份有限公司 | 一种轨道车辆的内藏密闭门 |
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| DE102014226981A1 (de) | 2013-12-26 | 2015-07-02 | Nabtesco Corporation | Schwenkschiebetür-Verriegelungsvorrichtung und Schwenkschiebetür-System |
| US10570651B2 (en) | 2013-12-26 | 2020-02-25 | Nabtesco Corporation | Plug door lock device and plug door system |
| JP2019524524A (ja) * | 2016-07-04 | 2019-09-05 | 中車青島四方机車車輛股▲フン▼有限公司 | 鉄道車両の側引戸 |
| EP3517719A1 (en) | 2018-01-30 | 2019-07-31 | Nabtesco Corporation | Plug door device |
| JP2019132010A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | ナブテスコ株式会社 | プラグドア装置 |
| TWI791740B (zh) * | 2018-01-30 | 2023-02-11 | 日商納博特斯克股份有限公司 | 崁入式門裝置 |
| CN108454781A (zh) * | 2018-02-28 | 2018-08-28 | 无锡德林防务装备股份有限公司 | 船舱用移门 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3323274B2 (ja) | 2002-09-09 |
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| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
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