JPH0626291Y2 - ドア用防火シャッター装置 - Google Patents
ドア用防火シャッター装置Info
- Publication number
- JPH0626291Y2 JPH0626291Y2 JP10301988U JP10301988U JPH0626291Y2 JP H0626291 Y2 JPH0626291 Y2 JP H0626291Y2 JP 10301988 U JP10301988 U JP 10301988U JP 10301988 U JP10301988 U JP 10301988U JP H0626291 Y2 JPH0626291 Y2 JP H0626291Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fire
- shutter device
- substrate
- fixed
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ドア特に防火用ドアに設けられた換気用流通
路に取着して、火災などの発生により周囲や流通空気が
所定温度に達したとき、自動的に流通路を遮断するため
に用いられるドア用防火シャッター装置に関するもので
ある。
路に取着して、火災などの発生により周囲や流通空気が
所定温度に達したとき、自動的に流通路を遮断するため
に用いられるドア用防火シャッター装置に関するもので
ある。
（従来の技術） ホテルなどの大きな構築物などに、火災が発生したとき
延焼するのを防止するため、所要の箇所に防火用ドアが
設けられている。
延焼するのを防止するため、所要の箇所に防火用ドアが
設けられている。
一般のドアの場合、ドアの表裏を貫通した取着口にガラ
リー装置を装着して、室内外の換気を行なっているが、
防火用ドアの場合、一般のドアのような構造では防火用
ドアの防火機能を低下させるため、ドアの下端に開口部
と外側板の下方に換気口とを設け、ドアの両外側板の間
を流通路として両者を連通して換気を行なうようにして
いる。
リー装置を装着して、室内外の換気を行なっているが、
防火用ドアの場合、一般のドアのような構造では防火用
ドアの防火機能を低下させるため、ドアの下端に開口部
と外側板の下方に換気口とを設け、ドアの両外側板の間
を流通路として両者を連通して換気を行なうようにして
いる。
さらに上記換気口には手動ダンパーを備えたシャッター
を取着して、火災発生時の煙などの流入を阻止するよう
になっている。
を取着して、火災発生時の煙などの流入を阻止するよう
になっている。
（考案が解決しようとする課題） 火災などの発生したとき早急に防火用ドアを閉めると共
に、手動ダンパーでシャッターを閉塞するのであるが、
実際火災が発生すると多くの人は慌ててシャッターを閉
めることを忘れ、煙にまかれるような事故が発生するこ
とがある。
に、手動ダンパーでシャッターを閉塞するのであるが、
実際火災が発生すると多くの人は慌ててシャッターを閉
めることを忘れ、煙にまかれるような事故が発生するこ
とがある。
上記シャッターには、火災発生のさい自動的に開口部を
遮蔽する機能を有するものもあるが、価格が高いと云う
欠点がある。
遮蔽する機能を有するものもあるが、価格が高いと云う
欠点がある。
（課題を解決するための手段） 本考案は、従来のこのような問題点に着目してなされた
ものであって、常時低融点材で固着形成されたヒューズ
装置で立設された塞止板を、火災時自動的に塞止板を倒
して換気用流通路を遮断するようにした防火シャッター
装置を提供することにより、上記問題点を解決すること
を目的としている。
ものであって、常時低融点材で固着形成されたヒューズ
装置で立設された塞止板を、火災時自動的に塞止板を倒
して換気用流通路を遮断するようにした防火シャッター
装置を提供することにより、上記問題点を解決すること
を目的としている。
本考案は、常時開く方向に附勢された蝶番を介して基板
に開閉自在に固着されて、低融点材で固着形成されたコ
の字状のヒューズ装置により該基板を介して立設された
塞止板を備えたことを特徴とするドア用防火シャッター
装置である。
に開閉自在に固着されて、低融点材で固着形成されたコ
の字状のヒューズ装置により該基板を介して立設された
塞止板を備えたことを特徴とするドア用防火シャッター
装置である。
（作用） このドア用防火シャッター装置は、火災が発生して周囲
や流通空気が所定温度に達すると、低融点材が溶融して
ヒューズ装置が分解されて塞止板の保機機能を失なうた
め、立設されている塞止板が蝶番により倒れて換気用流
通路を自動的に遮断して煙などの流入を阻止するもので
ある。
や流通空気が所定温度に達すると、低融点材が溶融して
ヒューズ装置が分解されて塞止板の保機機能を失なうた
め、立設されている塞止板が蝶番により倒れて換気用流
通路を自動的に遮断して煙などの流入を阻止するもので
ある。
又この防火シャッター装置は、構造が簡単なので製作が
極めて容易である。
極めて容易である。
（実施例） 本考案を第１図〜第５図に示す一実施例に基づいて以下
詳述する。１はコの字状の固定脚２を、該固定脚２の連
結部３を介して両端に固着すると共に、中央附近の上端
にプレス加工により窪部４を設けたボンデ鋼板からなる
基板、５は両端を両固定脚３内に位置せしめ、中央上端
附近に窪部４に対応して係止具６を固着され、スプリン
グ７により常時開く方向に附勢された蝶番８の両羽根板
９、９′を介して、その中央下端を基板１の中央下端に
開閉自在に固着されたボンデ鋼板からなる所要の幅と長
さを有する塞止板である。尚、蝶番８の一方の羽根板９
は基板１の中央下端附近に、他方の羽根板９′は塞止板
５の中央下端附近に、夫々固着されている。１０はスプ
リング７の両端を延長して基板１及び塞止板５に当接し
て両者を開く方向に押圧するバネ線である。
詳述する。１はコの字状の固定脚２を、該固定脚２の連
結部３を介して両端に固着すると共に、中央附近の上端
にプレス加工により窪部４を設けたボンデ鋼板からなる
基板、５は両端を両固定脚３内に位置せしめ、中央上端
附近に窪部４に対応して係止具６を固着され、スプリン
グ７により常時開く方向に附勢された蝶番８の両羽根板
９、９′を介して、その中央下端を基板１の中央下端に
開閉自在に固着されたボンデ鋼板からなる所要の幅と長
さを有する塞止板である。尚、蝶番８の一方の羽根板９
は基板１の中央下端附近に、他方の羽根板９′は塞止板
５の中央下端附近に、夫々固着されている。１０はスプ
リング７の両端を延長して基板１及び塞止板５に当接し
て両者を開く方向に押圧するバネ線である。
１１は塞止板５の係止具６に嵌挿される長さの長い差込
片１２を有する板鍵形状の係止片１３と、基板１の窪部
４に嵌合する長さの長い当接片１４を有する板鍵形状の
保持片１５との夫々の他片を重合させ、当接片１４の延
長片１４′を当接片１４の外側に添えさらに係止片１３
の他片上方に折曲して、係止片１３の他片と延出片１
４′の端部とを低融点金属金属１６（融点７２℃）で固
着形成された、銅などの熱伝導性の良い材料で造られた
コの字状のヒューズ装置で、差込片１２を係止具６に挿
入し、当接片１４を窪部４に嵌合させてヒューズ装置１
１を基板１と塞止板５に架設することにより塞止板５を
基板１と平行に立設させている。
片１２を有する板鍵形状の係止片１３と、基板１の窪部
４に嵌合する長さの長い当接片１４を有する板鍵形状の
保持片１５との夫々の他片を重合させ、当接片１４の延
長片１４′を当接片１４の外側に添えさらに係止片１３
の他片上方に折曲して、係止片１３の他片と延出片１
４′の端部とを低融点金属金属１６（融点７２℃）で固
着形成された、銅などの熱伝導性の良い材料で造られた
コの字状のヒューズ装置で、差込片１２を係止具６に挿
入し、当接片１４を窪部４に嵌合させてヒューズ装置１
１を基板１と塞止板５に架設することにより塞止板５を
基板１と平行に立設させている。
上記の構成を有するドア用防火ダンパー挿入１７は、第
５図に示す如く、防火用ドア１８の外側板１９の下方に
設けられた換気口２０から両外側板１９、１９′間に挿
入し、下端附近に設けられ支持アングル２１上に設置し
て使用される。尚、２２は換気口２０に装着されたガラ
リー、２３は両外側板１９、１９′間に充填された断熱
材、ａは換気の流通路である。
５図に示す如く、防火用ドア１８の外側板１９の下方に
設けられた換気口２０から両外側板１９、１９′間に挿
入し、下端附近に設けられ支持アングル２１上に設置し
て使用される。尚、２２は換気口２０に装着されたガラ
リー、２３は両外側板１９、１９′間に充填された断熱
材、ａは換気の流通路である。
この場合、火災の発生により周囲や流通空気が温度上昇
して所定温度に達すると、低融点金属１６が溶融し係止
片１３と保持片１５がスプリング７の力で離れてヒュー
ズ装置１１が分解するため、塞止板５の保持機能を失な
って塞止板５が倒れて水平になり流通路ａを遮断するの
で、換気孔２０から煙などの流入を阻止する。
して所定温度に達すると、低融点金属１６が溶融し係止
片１３と保持片１５がスプリング７の力で離れてヒュー
ズ装置１１が分解するため、塞止板５の保持機能を失な
って塞止板５が倒れて水平になり流通路ａを遮断するの
で、換気孔２０から煙などの流入を阻止する。
又この防火シャッター装置１７は、構造が簡単なので製
作も容易である。
作も容易である。
本考案の他の実施例を示す第６図〜第８図について以下
説明する。２４は下端中央附近から直角に延設された固
定脚２５を備えると共に、中央附近の上端にプレス加工
により窪部２６を設けたボンデ鋼板からなる基板、２７
は固定脚２５の基板２４側に位置せしめ、中央上端附近
に窪部２６に対応した位置で係止具２８を固着され、ス
プリング２９により常時開く方向に附勢された蝶番３０
の両羽根板３１、３１′を介して、その中央下端を基板
２４の中央下端に開閉自在に固着されたボンデ鋼板から
なる所要の幅と長さを有する塞止板である。尚、蝶番３
０の一方の羽根板３１は基板２４の中央下端附近に、他
方の羽根３１′は塞止板２７の中央下端附近に、夫々固
着されている。３２はスプリング２９の両端を延長して
基板２４及び塞止板２７に当接して両者を開く方向へ押
圧するバネ線である。
説明する。２４は下端中央附近から直角に延設された固
定脚２５を備えると共に、中央附近の上端にプレス加工
により窪部２６を設けたボンデ鋼板からなる基板、２７
は固定脚２５の基板２４側に位置せしめ、中央上端附近
に窪部２６に対応した位置で係止具２８を固着され、ス
プリング２９により常時開く方向に附勢された蝶番３０
の両羽根板３１、３１′を介して、その中央下端を基板
２４の中央下端に開閉自在に固着されたボンデ鋼板から
なる所要の幅と長さを有する塞止板である。尚、蝶番３
０の一方の羽根板３１は基板２４の中央下端附近に、他
方の羽根３１′は塞止板２７の中央下端附近に、夫々固
着されている。３２はスプリング２９の両端を延長して
基板２４及び塞止板２７に当接して両者を開く方向へ押
圧するバネ線である。
３３は一実施例の場合のヒューズ装置１１と全く同一構
造のヒューズ装置で、差込片１２を係止具２８に挿入
し、当接片１４を窪部２６に嵌合させてヒューズ装置３
３を基板２４と塞止板２７に架設することにより塞止板
２７を基板２４と平行に立設させている。
造のヒューズ装置で、差込片１２を係止具２８に挿入
し、当接片１４を窪部２６に嵌合させてヒューズ装置３
３を基板２４と塞止板２７に架設することにより塞止板
２７を基板２４と平行に立設させている。
上記の構成を有するドア用防火ダンパー装置３４は、防
火用ドア１８の支持アングル２１に固定脚２５を介して
固定して、一実施例の場合と同様にして使用される。
火用ドア１８の支持アングル２１に固定脚２５を介して
固定して、一実施例の場合と同様にして使用される。
ドア用防火ダンパー装置３４の作用効果は一実施例にお
ける防火ダンパー装置１７の場合と同様である。
ける防火ダンパー装置１７の場合と同様である。
上記の両実施例において、基板１、２４及び塞止板５、
２７は、ボンデ鋼板で造ったが、この鋼板の代わりにス
テンレススチールなどの耐熱性金属板を使用しても良
い。
２７は、ボンデ鋼板で造ったが、この鋼板の代わりにス
テンレススチールなどの耐熱性金属板を使用しても良
い。
又ヒューズ装置１１、３３は、係止具６、２８及び窪部
４、２６を介して塞止板５、２７及び基板１、２４に架
設したが、これはヒューズ装置１１、３３が左右方向に
移動して塞止板５、２７を立設させなくなるのを防止す
るためであって、この目的を達成できるなら、必ずしも
係止具６、２８及び窪部４、２６からなる装着機構でな
くとも良い。
４、２６を介して塞止板５、２７及び基板１、２４に架
設したが、これはヒューズ装置１１、３３が左右方向に
移動して塞止板５、２７を立設させなくなるのを防止す
るためであって、この目的を達成できるなら、必ずしも
係止具６、２８及び窪部４、２６からなる装着機構でな
くとも良い。
又ヒューズ装置１１、３３は、図示した構造に限定され
るものではなく、要するには基板１、２４に塞止板５、
２７を立設せしめ、火災のさいその立設を解く構造であ
れば良く、さらに係止片１３と保持片１５とを低融点金
属１６で固着したが、低融点金属１６と同一目的を達成
できるなら他の低融点材料を用いても良い。
るものではなく、要するには基板１、２４に塞止板５、
２７を立設せしめ、火災のさいその立設を解く構造であ
れば良く、さらに係止片１３と保持片１５とを低融点金
属１６で固着したが、低融点金属１６と同一目的を達成
できるなら他の低融点材料を用いても良い。
（考案の効果） 本考案は上記の構成を有するので次の効果を奏する。
１）火災時において自動的に流通路を遮断するので、火
災及び煙による被害の拡大を防止することができる。
災及び煙による被害の拡大を防止することができる。
２）流通路を遮断する塞止板を、スプリングで常時開く
方向に附勢された蝶番により作動させるので、その作動
が確実に行なわれ安全度が極めて高い。
方向に附勢された蝶番により作動させるので、その作動
が確実に行なわれ安全度が極めて高い。
３）構造が簡単なので製造も容易であり、需要家に安価
で供給できる。
で供給できる。
第１図〜第５図は本考案の一実施例、第６図〜第８図は
本考案の他の実施例を示すもので、第１図及び第６図は
一部切欠した正面図、第２図及び第７図は一部切欠した
平面図、第３図及び第８図は側面図、第４図はヒューズ
装置で、(イ)が正面図、(ロ)が側面図、第８図は使用方法
を説明するための一部切欠した主要部断面図である。 １、２４……基板、２、２５……固定脚 ４、２６……窪部、５、２７……塞止板 ６、２８……係止具、７、２９……スプリング ８、３０……蝶番、１１……ヒューズ装置 １２……差込片、１３……係止片 １４……当接片、１５……保持片 １６……低融点金属 １７、３４……ドア用防火シャッター装置
本考案の他の実施例を示すもので、第１図及び第６図は
一部切欠した正面図、第２図及び第７図は一部切欠した
平面図、第３図及び第８図は側面図、第４図はヒューズ
装置で、(イ)が正面図、(ロ)が側面図、第８図は使用方法
を説明するための一部切欠した主要部断面図である。 １、２４……基板、２、２５……固定脚 ４、２６……窪部、５、２７……塞止板 ６、２８……係止具、７、２９……スプリング ８、３０……蝶番、１１……ヒューズ装置 １２……差込片、１３……係止片 １４……当接片、１５……保持片 １６……低融点金属 １７、３４……ドア用防火シャッター装置
Claims (5)
- 【請求項１】常時開く方向に附勢された蝶番を介して基
板に開閉自在に固着されて、低融点材で固着形成された
コの字状のヒューズ装置により該基板を介して立設され
た塞止板を備えたことを特徴とするドア用防火シャッタ
ー装置。 - 【請求項２】コの字状の固定脚を、両端に固着せしめた
長方形板状の基板を備えたことを特徴とする実用新案登
録請求の範囲第１項記載の防火シャッター装置。 - 【請求項３】直角に延設された固定脚を有する基板を備
えたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項記
載の防火シャッター装置。 - 【請求項４】塞止板の中央附近に固着された係止具と、
基板の中央上端附近に該係止具に対応して設けられた窪
部とからなるヒューズ装置の装着機構を備えたことを特
徴とする実用新案登録請求の範囲第１項乃至第３項の何
れかに記載の防火シャッター装置。 - 【請求項５】長さの長い１片を夫々備えた板鍵形状の係
止片と保持片とを、夫々の他片を重合させて低融点材で
固着形成されたコの字状のヒューズ装置を備えたことを
特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項乃至第４項の
何れかに記載の防火シャッター装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10301988U JPH0626291Y2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | ドア用防火シャッター装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10301988U JPH0626291Y2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | ドア用防火シャッター装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0223564U JPH0223564U (ja) | 1990-02-16 |
| JPH0626291Y2 true JPH0626291Y2 (ja) | 1994-07-20 |
Family
ID=31333460
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10301988U Expired - Fee Related JPH0626291Y2 (ja) | 1988-08-02 | 1988-08-02 | ドア用防火シャッター装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626291Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-08-02 JP JP10301988U patent/JPH0626291Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0223564U (ja) | 1990-02-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |