JP6143323B2 - 通気装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の内外に気体を流通させることができる通気装置に関するものであり、特に高機能を要求されるマンションやホテル等の建具に好適に用いることが可能な通気装置の技術に関するものである。
近年の居住用建物は、内部の高気密化、高断熱化が図られた構造が一般化している。そのため、近年の建物では、外部の気候が屋内環境に与える影響が少なくなってきている。すなわち、外部の気候に関係なく、屋内における快適環境の形成が容易になってきている。しかしながら、建物の内部が高気密化等された場合、屋内では、建材や家具から発散される化学物質等が滞留し易くなるおそれがあった。そのため、そのような不具合を解消するべく、建築基準法が改正され、機械換気設備(例えば24時間換気システム等)の設置が義務付けられた。
ところが、建物の内部においては、高気密化状態で換気をしようとしても、屋内における給気が殆ど期待できなくなるため、給排気のバランスがとれなくなり、機械換気設備を用いて屋内の強制換気が行われたとしても、当該機械換気設備の換気機能が著しく損なわれてしまう不満を抱えていた。
そこで、従来より、換気機能が備えられた玄関や勝手口の扉が市場に提供されている。そして、一般的に、この種の扉としては、屋内側と屋外側のそれぞれにガラリ窓を設け、それらの間に設けられた通気経路を介して、屋内外の空気を流通させるものが知られている。しかしながら、かかる構成の扉は、通気経路を常時開放していると、屋内の断熱性や気密性が大きく損なわれてしまう不満があった。そのため、近年においては、必要に応じて通気経路の遮断を可能とした、板状のスライド部材を備えた扉も市場に提供されている。
例えば、そのような技術が、特許文献1に開示されている。
具体的には、特許文献1には、扉の下端に形成された換気口と、扉の屋内側に設けられたガラリ窓とを連通する通気経路に設けられる通気機構の技術が開示されている。また、この換気機能を備えた扉には、ガラリ窓を開閉できる板状のスライド部材が設けられ、必要に応じて、スライド部材によってガラリ窓を開閉できる構成とされている。
実公平4−49357号公報
しかしながら、特許文献1の通気機構を備えた扉は、ガラリ窓を一枚のスライド部材で遮蔽する構造であるため、構造上、両者の間に隙間が形成されてしまうことは避けられない。そのため、かかる構造を備えた扉においては、スライド部材によってガラリ窓を遮蔽したとしても、両者の間に形成される隙間から空気が流出入し、屋内における気密性、断熱性、遮音性等が大きく損なわれてしまうことは不可避であった。
そこで、本発明では、従来技術の問題点に鑑み、玄関扉等に換気機能を付与しても、気密性、断熱性、遮音性等の低下を回避できる通気装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するべく提供される請求項1に記載の発明は、建物の内外を連通する通気経路における気体の流通を、通気遮断部材によって制限する通気装置であって、スライド操作可能な操作部と、通気遮断部材の姿勢を通気姿勢と遮断姿勢との間で切り換え可能な姿勢変更機構を備え、当該姿勢変更機構は、操作部と一体的にスライド移動する移動部と、通気遮断部材に固定される固定部と、を有するものであり、固定部は、移動部によって押圧される押圧部と、移動部が係合する固定側係合部と、を有し、移動部は、押圧部固定側係合部との間で直線移動可能であり、その移動方向に沿って回転する回転体を有しており、操作部を所定の方向にスライドさせると、移動部の回転体と固定部の固定側係合部が係合して通気遮断部材が揺動可能状態となり、通気遮断部材が揺動すると通気姿勢又は遮断姿勢に切り換わり、通気遮断部材の遮断姿勢は、移動部の回転体が固定部の押圧部を押圧することによって維持されることを特徴とする通気装置である。
また、請求項2に記載の発明は、通気遮断部材は、移動部の回転体が固定側係合部に係合すると、鉛直上向き成分を含んだ方向に揺動する
さらに、請求項3に記載の発明は、固定部の押圧部と固定側係合部は、同一方向に延伸しており、その近接した部分同士が一定距離離間した関係で配されており、固定側係合部は、通気遮断部材の表面から直交する方向に立設した係合立設部と、その係合立設部の端部から通気遮断部材に対して平行な方向に張り出した係合張出部と、を有しており、係合張出部における通気遮断部材側の面から通気遮断部材までの距離が、通気遮断部材から押圧部において回転体が当接する水平部までの距離よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の通気装置である。
さらに、請求項4に記載の発明は、建物の内外を連通する通気経路における気体の流通を、通気遮断部材によって制限する通気装置であって、スライド操作可能な操作部と、通気遮断部材の姿勢を通気姿勢と遮断姿勢との間で切り換え可能な姿勢変更機構を備え、当該姿勢変更機構は、操作部と一体的にスライド移動する移動部と、通気遮断部材に固定される固定部と、を有するものであり、固定部は、移動部によって押圧される押圧部と、移動部が係合する固定側係合部と、を有し、移動部は、押圧部と固定側係合部との間で直線移動可能であり、操作部を一の方向にスライドさせれば、移動部と固定側係合部が係合して通気遮断部材が鉛直上向き成分を含んだ方向に揺動して通気姿勢となり、操作部を他の方向にスライドさせれば通気遮断部材は遮断姿勢となり移動部が固定部を押圧して遮断姿勢が維持されるようになっており、固定部の押圧部と固定側係合部は、同一方向に延伸しており、その近接した部分同士が一定距離離間した関係で配されており、固定側係合部は、通気遮断部材の表面から直交する方向に立設した係合立設部と、その係合立設部の端部から通気遮断部材に対して平行な方向に張り出した係合張出部と、を有しており、係合張出部における通気遮断部材側の面から通気遮断部材までの距離が、通気遮断部材から押圧部において移動部が当接する水平部までの距離よりも長いことを特徴とする通気装置である。
そして、請求項5に記載の発明は、移動部は、その移動方向に沿って回転する回転体を有し、当該回転体が押圧部と当接し固定側係合部と係合することを特徴とする請求項3に記載の通気装置である。
本発明の通気装置は、スライド移動した移動部が固定部に係合すると、通気遮断部材が揺動可能な状態となり、揺動動作によって、通気遮断部材が通気姿勢又は遮断姿勢に切り換わる構造である。つまり、本発明は、操作部をスライドさせるだけで、通気遮断部材が揺動して、その姿勢を通気姿勢又は遮断姿勢に切り換えることができる構成である。またさらに、本発明では、固定部が、押圧部固定側係合部との間を、移動部が直線移動できる構成であるため、固定部自体の構造を簡素なものとすることができる。そしてこれに伴い、姿勢変更機構の構造をより単純なものにすることができる。したがって、本発明では、姿勢変更機構及び固定部の構造の単純化を図ることで、通気装置の生産効率の向上を図ることができる。したがって、本発明の通気装置は、高い操作性を確保しつつ、姿勢変更機構自体の構造の単純化を図ることができる。その結果、本発明では、機構の単純化によって、故障の発生可能性を低くでき、通気装置としての製品価値を高めることができる。
また、本発明の通気装置は、通気遮断部材の遮断姿勢を、移動部によって押圧した状態で維持することができるため、通気遮断部材を遮断姿勢に切り換えれば、屋内における気密性、断熱性、並びに、遮音性を、通気装置を備えない場合と同程度に維持することができる。また同時に、遮断姿勢の通気遮断部材が、風やその他の外的な要因によって小刻みに振動し、不快な騒音(例えば金属同士の衝突音等)を発する不具合を防止することもできる。 さらに、移動部は、その移動方向に沿って回転する回転体を有しているので、回転体によって、固定部に対する移動部の相対的な移動を円滑なものにすることができる。 そして、通気遮断部材は、移動部の回転体が固定側係合部に係合して、鉛直上向き成分を含んだ方向に揺動することで通気姿勢側に姿勢が切り換わるようになっていれば、移動部と固定側係合部との関係に、万一何らかの不具合が発生して、移動部が固定側係合部に係合しないような場合においても、通気遮断部材の姿勢を遮断姿勢の状態で維持させることが可能である。すなわち、火事等の災害と前記不具合が同時に発生したとしても、本発明の通気装置は、屋内外を連通する通気経路が遮断された状態を維持することができるため、災害の拡大が防止でき、高い安全性を確保することができる。
請求項6に記載の発明は、通気経路は、建具に設けられ、当該建具の内部には、通気経路の一部を構成する遮断開口が設けられており、通気遮断部材は、前記建具に対して直接的又は間接的に揺動可能に固定されるものであると共に、遮断姿勢においては遮断開口を閉塞し、通気姿勢においては遮断開口を開放することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通気装置である
かかる構成によれば、例えば、建具たる玄関扉が閉鎖状態においても、屋内外に気体を流通させることができるため、玄関扉にかかる屋内外の気圧差を緩和することができる。すなわち、本発明によれば、通気装置のさらなる有効的利用を図ることができる。
請求項7に記載の発明は、固定側係合部は、断面がテーパ状を呈しており、当該テーパの一方の傾斜面を概ね建物の外側に向けると共に、他方の傾斜面を概ね建物の内側に向けた姿勢で通気遮断部材に固定されており、通気遮断部材が通気姿勢となった状態においては、移動部は固定側係合部の前記他方の傾斜面に当接していることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の通気装置である。
かかる構成によれば、通気遮断部材が通気姿勢となった状態において、移動部が押圧解除領域の他方の傾斜面に当接しているため、移動部と固定部との係合力を高めることが可能となり、通気遮断部材の通気姿勢の維持が容易となる。
また、本発明では、傾斜面が2面設けられ、それらがテーパ状、つまりほぼ鏡像の関係にあるため、固定部の取り付けにおける制約を緩和することができる。すなわち、仮に、押圧解除領域の傾斜面が互いに入れ替わった配置であっても、2つの傾斜面は鏡像の関係であるため、建物の内側に向いた傾斜面は存在し、移動部はその傾斜面に係合する。このようにすることで、固定部に高い汎用性を持たせることができるため、例えば、扉の左右の勝手違い等の条件に対しても、同一の構造の固定部を取り付けることができる。
請求項8に記載の発明は、押圧部は、移動部が当接する一部又は全部の範囲が凹凸状を呈していることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の通気装置である。
かかる構成によれば、通気装置を建具等に取り付けた状態において、移動部と固定部との位置関係が設計寸法からずれていた場合であっても、押圧部が凹凸状を呈しているため、その凹凸状の部分において、移動部と固定部との寸法誤差を吸収することができる。すなわち、移動部が固定部を押圧する体勢であるにも関わらず、固定部が十分に押圧されないという状況を回避することができる。その結果、移動部による固定部の押圧状態が確実なものとなるため、遮断姿勢の通気遮断部材が振動して、不快な騒音を発するような不具合は起き得ない。
ところで、玄関扉等の建具に、換気機能を設けた場合、防火性等の低下が懸念される。
そこで、先に説明した特許文献1には、換気機能を備えつつ、一定の防火性が確保された扉の技術が開示されている。具体的には、この扉は、当該扉に形成された通気経路の中途に、火災の熱によって溶解する温度ヒューズを介して固定された塞ぎ板(通気遮断手段)が設けられた構成である。つまり、この扉は、建物の屋内外において火災が発生して、温度ヒューズが溶けると、塞ぎ板が強制的に通気経路を遮断するため、火災の被害を最小限に抑えることができる。したがって、この構成によれば、換気機能だけでなく、一定の防火性を確保したドアを提供することが可能となる。
しかしながら、この扉は、火災時において、通気経路を遮断する部材(塞ぎ板)と、通常時に通気経路を遮断する部材(ガラリ遮蔽板)とが別部材であるため、部品点数が嵩み、製造コストを増加させる原因となっていた。また、この種のドアに設けられた通気遮断手段は、火災時にだけ機能するものであり、使用者が機能するのか否かを確認することが基本的に不可能であるため、防火機能の確実性は不明確であった。
そこで、そのような不具合を解消するべく提供される請求項9に記載の発明は、移動部は、2以上の部材を組み合わせて構成され、そのうちの少なくとも1つの部材が固定部と当接するものであり、当該1つの部材は、少なくとも他の1つの部材に対して、2点支持されており、当該2点支持した支持部のうちの一方の支持部には、一定温度以上に至るまで加熱されると溶断可能な温度ヒューズが設けられており、当該温度ヒューズが溶断されると、前記1つの部材が重力方向に回動して通気遮断部材を遮断姿勢に至らせることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の通気装置である。
本発明の通気装置は、温度ヒューズが移動部に取り付けられており、通常時に通気経路を開閉する通気遮断部材の姿勢を強制的に遮断姿勢にする構成であるため、移動部を操作することで、常に通気遮断部材の動作確認を行うことができる。つまり、本発明の通気装置は、防火機能が発揮される状態であるか否かという認識を常に把握しておくことができるため、防火機能の確実性を向上することができる。さらに、本発明の通気装置は、従来技術のように、防火性を確保するべく、通気経路を遮断するための別途の部材を用意する必要がない。このため、本発明では、従来よりも部品点数を減らすことができ、製造コストの減縮に繋げることができる。
また、本発明では、温度ヒューズが一定温度以上に加熱された場合に、重力の作用によって、通気遮断部材を遮断姿勢に強制的に切り換えることができるため、火事等が発生した場合に、確実に被害の拡大を抑えることができる。より具体的には、本発明では、移動部の一部が、残りの部分に対して2点支持されており、そのうちの一方の支持部に温度ヒューズが設けられているため、温度ヒューズが溶断されると、移動部の一部が2点支持の状態から1点支持の状態に切り換わる。そして、移動部の一部は、1点の支持部を基点として、回動可能な状態となる。換言すれば、移動部の一部は、重力の作用によって、回動し得る状態となる。その結果、通気遮断部材の通気姿勢が維持できなくなり、重力方向に揺動する。このように、本発明においては、移動部の一部が、一定温度以上加熱されると溶断して、重力方向に回動可能な状態となれば、通気遮断部材を遮断姿勢に切り換えることができるため、非常時における被害の拡大を確実に最小限に抑えることが可能である。
本発明の通気装置は、通気遮断部材の遮断姿勢を、移動部によって押圧した状態で維持することができるため、通気遮断部材を遮断姿勢に切り換えれば、屋内における気密性、遮音性、並びに、断熱性を、通気装置を備えない場合と同程度に維持することができる。また同時に、遮断姿勢の通気遮断部材が、風やその他の外的な要因によって小刻みに振動し、不快な騒音(例えば金属同士の衝突音等)を発する不具合を防止することもできる。
本発明の実施形態に係る通気装置が取り付けられた玄関扉を示す説明図であり、(a)は外側壁を正面視した図であり、(b)は内側壁を正面視した図である。 玄関扉の通気経路に注目した説明図である。 玄関扉の内部に取り付けられた通気装置を示す斜視図であり、玄関扉の内側壁側から見た図である。 玄関扉の内部に取り付けられた通気装置を示す斜視図であり、玄関扉の外側壁側から見た図である。 通気装置の主要構成部材に注目した斜視図である。 操作ユニットを示す分解斜視図である。 被覆部材を示す背面図である。 ユニット本体を別の角度から示した斜視図である。 図5の操作ユニットを示すA−A断面図である。 L字板における支持部と回転体の位置関係を示す説明図である。 固定部材を示す斜視図である。 固定部材を示す側面図である。 図11の固定側係合部の係合張出部を示すB−B断面図である。 ユニット用枠材を示す斜視図である。 通気装置が通気経路を遮断した状態を示す説明図であり、(a)は正面視した図であり、(b)は側面視した図である。 通気装置が通気経路を開放する過程の状態を示す説明図であり、(a)は正面視した図であり、(b)は側面視した図である。 通気装置が通気経路を開放した状態を示す説明図であり、(a)は正面視した図であり、(b)は側面視した図である。 通気装置の強制遮断機能が働いて通気経路を遮断した状態を示す説明図であり、(a)は正面視した図であり、(b)は側面視した図である。
以下に、本発明の実施形態に係る通気装置について説明する。
本実施形態の通気装置1は、建物の内外に気体を流通させることを目的としたものであり、特に、建物の内外を連通した通気経路が設けられた建具(例えば玄関扉や玄関と異なる勝手口等)への取り付けに好適な装置である。
なお、本実施形態の通気装置1は、玄関扉50に取り付けられるものとして説明する。
最初に、通気装置1の取り付けに好適な玄関扉50について説明する。
玄関扉50は、主たる構造は公知の外開き扉(あるいは内開き扉)と同様であり、図1に示すように、扉本体51と、扉本体51に取り付けられた扉レバー52を有している。すなわち、玄関扉50は、扉レバー52を操作することで、扉本体51が建物の戸枠60に対して開閉するものである。
扉本体51は、建物の戸枠60に対して閉鎖した状態を基準として、屋内側に位置する内側壁55と、屋外側に位置する外側壁56を有し、それぞれの壁55、56に扉レバー52a、52bが取り付けられている。そして、内側壁55と外側壁56とで挟まれた扉本体51の内部に、屋内外の空気(気体)が流通する通気経路57が設けられている。
なお、扉本体51の内部には、通気経路57の他、扉レバー52の動作に連動する機構を具備した錠前等が設けられている。
通気経路57は、扉本体51の下方に位置し、扉本体51の幅方向に直線状に延伸した直線流路61と、その高さ方向上方に拡がり直線流路61と連通した空間Sとで構成されている。直線流路61は、図2に示すように、扉本体51の幅とほぼ同一長さを有した溝型鋼を用いて形成されている。具体的には、直線流路61は、溝型鋼の「コ」字の中間壁65を上方に向けた姿勢にし、その溝型鋼の「コ」字の内側壁面に囲繞された部分である。そして、直線流路61は、その長手方向端部が扉本体51の幅方向端部に当接あるいは近接しており、扉本体51の内外を連通した扉本体51の下端に形成された図示しない開口(以下、下端開口という)と連通している。また、直線流路61は、溝型鋼の中間壁65に形成された開口66を介して、空間Sと連通している。
空間Sは、直線流路61の上部に拡がった扉本体51内の空間であり、本実施形態の通気装置1が取り付けられる領域である。そして、空間Sは、前記したように、溝型鋼の中間壁65の開口66を介して、直線流路61と連通すると共に、扉本体51の内側壁55に形成されたスリット孔63を介して、外部(屋内)と連通している。
したがって、通気経路57では、屋外から屋内に流れる空気が、下端開口から扉本体51内部に流入して、直線流路61、空間Sの順番で通過して、スリット孔63から屋内側に流入し、逆に、屋内から屋外に流れる空気は、スリット孔63から扉本体51内部に流入して、空間S、直線流路61の順番で通過して、下端開口から屋外に流出する。
以上が、通気装置1の取り付けに好適な玄関扉50の説明である。
続いて、本実施形態の通気装置1について説明する。
通気装置1は、玄関扉50の高さ方向下方に配するものであり、その大半の部分が、前記した扉本体51の内部に設けられた空間Sに設置される。具体的には、本実施形態の通気装置1は、図3、4に示すように、主たる構成部材として、操作ユニット2と、固定部材3と、玄関扉50の通気経路57における空気(気体)の流通を規制する通気遮断部材5を有し、操作ユニット2の一部以外が空間S内に設置される。すなわち、操作ユニット2の一部は、玄関扉50の外側、具体的には内側壁55の外側に露出する配置である。
まず、操作ユニット2について説明する。
操作ユニット2は、図5、6に示すように、利用者が操作する操作部10と、操作部10と同期的に動作する移動部11と、それらを1つのユニットにする操作ユニット形成部材12を有する。
操作部10は、後述する移動部11と接続される接続片15と、その接続片15の一部を被覆する被覆部材16とで構成されている。
接続片15は、軟ロウの一種である「低温はんだ(本実施形態では錫と鉛の合金)」で成形されたボルト状の部材である。すなわち、接続片15は、所定の温度(例えば摂氏70度前後)まで加熱されると融解し、溶断する機能を有した部材である。
なお、本実施形態では、接続片15に、錫と鉛の合金によって構成された「低温はんだ」が採用されているが、前記同様の機能を持った合金であればその他いかなる合金を採用しても構わない。
被覆部材16は、外観がほぼ直方体状を呈した樹脂製の部材であり、操作部10の「つまみ」として機能する部分である。すなわち、被覆部材16は、図7に示すように、その背面側に接続片15の一部が嵌合する凹部30が設けられており、その凹部30に接続片15が嵌合した状態で使用される。また、被覆部材16の背面側には、さらに2つの雌ネジ部31が設けられている。より具体的には、2つの雌ネジ部31a、31bは、被覆部材16の長方形の長手方向両端部側に配されており、そられの間に凹部30が配されている。
移動部11は、後述する固定部材3と共に姿勢変更機構を形成するものであり、図5、6に示すように、ほぼ長方形状の板部材(以下、長方形板という)17と、ほぼ「L」字型の板部材(以下、L字板という)18の2枚の板部材を、一体的に重ね合わせて構成されている。
長方形板17は、中央部分の部材幅が他の部分よりも拡がった拡幅部32を有する。拡幅部32には、長方形板17の幅方向に直列状に並べられた3つの貫通孔40a、40b、40cが設けられている。具体的には、各貫通孔40a〜40cは、操作部10の被覆部材16に設けられた凹部30と雌ネジ部31のいずれかと連通し得る配置である。より詳細には、拡幅部32の中央に位置する貫通孔(中央貫通孔)40bは、図9に示すように、被覆部材16の長手方向中央に位置する凹部30と連通する配置であり、拡幅部32の幅方向端部側に位置する貫通孔(外側貫通孔)40a、40cは、被覆部材16の長手方向端部側に位置する雌ネジ部31と連通する配置である。
また、本実施形態の長方形板17は、図6に示すように、拡幅部32から逸脱した位置にも、貫通孔41が1つ設けられている。貫通孔41は、長方形板17の幅方向を基準にすると、拡幅部32に設けられた中央貫通孔40bと同一の幅位置に配されている。すなわち、貫通孔41は、長方形板17の幅方向中央の位置において、中央貫通孔40bから長方形板17の長手方向に沿う方向に一定距離離反した位置に設けられている(以下、離反側貫通孔41という)。
一方、L字板18は、本体部43と、その本体部43からほぼ直交するように張り出した2つの張出部45a、45bを有する。本体部43は、2つの張出部45a、45bが交差する部分であり、3つの貫通孔47a〜47cが設けられている。具体的には、3つの貫通孔47a〜47cは、一方の張出部45aの張出方向に直列状に並べられている。
また、3つの貫通孔47a〜47cは、長方形板17の貫通孔40a〜40cのいずれかと連通し得る配置でもある。より詳細には、本体部43の中央に位置する貫通孔(中央貫通孔)47bは、図9に示すように、長方形板17の中央貫通孔40bと連通する配置であり、その他の貫通孔(外側貫通孔)47a、47cは、長方形板17の外側貫通孔40a、40cと連通する配置である。したがって、L字板18の3つの貫通孔47a〜47cは、長方形板17と同様、操作部10の被覆部材16の凹部30及び雌ネジ部31とも連通し得る配置である。
また、L字板18は、2つの張出部45a、45bのそれぞれの部材幅が、相対的に異なる構造である。具体的には、他方の張出部(以下、拡幅張部という)45bの幅が、一方の張出部(以下、狭幅張部という)45aの幅よりも広くなるように設計されている。より詳細には、拡幅張部45bの幅は、前記した長方形板17の部材幅とほぼ同一の大きさである。換言すれば、狭幅張部45aの幅は、前記した長方形板17の部材幅よりも小さい大きさである。
また、各張出部45a、45bについて個別に説明すると、狭幅張部45aは、張出側の端部の幅が徐々に縮まった形状を呈しており、その張出端部に狭幅張部45aに対して相対回転する回転体33が取り付けられている。回転体33は、図6に示すように、筒体70と支持軸71により構成されており、支持軸71に対して筒体70が相対回転するものである。そして、本実施形態では、その回転体33の筒体70を、狭幅張部45aの張出端部から当該張出方向に若干露出するような姿勢で配し、支持軸71の軸線方向を狭幅張部45aに対して直交する姿勢で、狭幅張部45aに軸支させている。
拡幅張部45bは、前記した長方形板17の長手方向長さ全長の1/5〜1/4倍程度の長さであり、張出端部側に1つの貫通孔49が設けられている。貫通孔49は、本体部43に設けられた中央貫通孔47bを、拡幅張部45bの張出方向に沿って平行に移動させた位置であり、且つ、当該中央貫通孔47bと結んだ直線が、狭幅張部45aの張出方向にほぼ直交する位置に配されている。このようにして、貫通孔49は、前記長方形板17の離反側貫通孔41と同様、中央貫通孔47bから拡幅張部45bの長手方向に沿う方向に一定距離(長方形板17の中央貫通孔40bと離反側貫通孔41の離間距離と同程度)離されている(以下、離反側貫通孔49という)。
操作ユニット形成部材12は、ユニット本体21と、移動部11をユニット本体21に対して摺動可能に保持する保持部材22とで構成されている。
ユニット本体21は、図3、6に示すように、1枚の板状部材の中央を含む大部分を、一方の面側(表面側)から他方の面側(裏面側)に凹ませた窪み部35を備えた構造である。換言すれば、ユニット本体21は、その裏面側が表面側の窪み部35によって凸状に形成された隆起部36を備えた構造でもある。
また、ユニット本体21には、窪み部35と隆起部36の位置において、部材の表裏面を貫通した長方形状の開口44が設けられている。そして、ユニット本体21の裏面側であって、開口44の短手方向に対向する位置に、前記した移動部11が摺動する一対のレール部48a、48bが設けられている。この一対のレール部48a、48bは、当該レール部48a、48b間に移動部11を挟む構造であり、挟んだ状態の移動部11の移動方向を案内する機能を備えている。すなわち、一対のレール部48a、48bは、図8に示すように、ユニット本体21の裏面から立設して、互いに対面した立設壁により形成されている。また、本実施形態では、一方のレール部48aと、他方のレール部48bは、相対的にその立設長さが異なる構成にされている。具体的には、一方のレール部48aの立設長さが、他方のレール部48bの立設長さの2〜3倍程度となるように設定されている。
また、ユニット本体21の裏面側には、各レール部48a、48bの長手方向の両端側近傍に、後述する保持部材22をピンやネジ等を用いて取り付け可能とする取付部73が設けられている。そして、他方のレール部48b側に設けられた取付部73の近傍に限っては、ユニット本体21の裏面から突出した取付位置調整部75が設けられている。なお、この取付位置調整部75は、ユニット本体21の裏面からの突出長さが、前記一方のレール部48aの立設長さと同程度となるように形成されている。
また、ユニット本体21における、窪み部35及び隆起部36以外の部分について付言しておくと、平面状を呈しており(以下、この平面を取付平面という)、窪み部35及び隆起部36を間にした対向する位置に部材厚方向に貫通した貫通孔(以下、固定用孔という)76が1つずつ設けられている。
保持部材22は、図5、6に示すように、2枚の板体53a、53bにより構成されており、いずれも大きさが同一の細長い長方形状を呈している。そして、その2枚の板体53a、53bには、いずれにも2つの貫通孔67が設けられている。なお、2つの貫通孔67は、各板体53a、53bの長手方向両端部に1つずつ配されている。
そして、操作ユニット2は、図3〜5に示すように、操作ユニット形成部材12を介して、操作部10及び移動部11を一体的に接続している。具体的には、ユニット本体21を基準に、その表面側に操作部10を配し、その裏面側に移動部11を配している。
より詳細には、図9に示すように、操作部10の接続片15がユニット本体21の開口44に跨るように配され、当該接続片15のユニット本体21の表面側に位置する一部に被覆部材16が取り付けられている。すなわち、ユニット本体21の表面側においては、被覆部材16は、その背面を接続片15側に向け、当該背面に設けられた凹部30に接続片15が嵌合するようにして配されている。
そして、ユニット本体21の裏面側では、ユニット本体21の開口44に跨るように配された接続片15の一部が、移動部11に接続されている。具体的には、接続片15は、移動部11における長方形板17の中央貫通孔40b及びL字板18の中央貫通孔47bに挿通されて、移動部11に接続されている。
移動部11は、前記したように、長方形板17とL字板18とを重ね合わせた構成であり、本実施形態では、長方形板17がユニット本体21の裏面と当接するようにして配されている。そして、その長方形板17は、拡幅部32が、ユニット本体21の一対のレール部48a、48bに挟持されるようにして配されている。一方、このとき、L字板18は、一対のレール部48a、48bに挟持されることはなく、狭幅張部45aが他方のレール部48bに交差するようにして配されている。
また、この状態において、長方形板17の各貫通孔40a〜40c及び貫通孔41と、L字板18の各貫通孔47a〜47c及び貫通孔49は、それぞれに対応する位置関係の孔同士が連通している。すなわち、操作部10の接続片15が挿通されている中央貫通孔40b、47bを筆頭に(図9)、長方形板17の外側貫通孔40a、40cとL字板18の外側貫通孔47a、47cが連通(図9)し、長方形板17の離反側貫通孔41とL字板18の離反側貫通孔49が連通(図示しない)している。
そして、長方形板17とL字板18を連結するべく、図5に示すように、連通した離反側貫通孔41、49に連結ピン69が挿着されている。一方、長方形板17とL字板18の連通した孔であって、前記連通した外側貫通孔40a、40c、47a、47cは、長方形板17とL字板18同士の連結には寄与していない。すなわち、本実施形態では、長方形板17の外側貫通孔40a、40cは、操作部10の被覆部材16の雌ネジ部31a、31bとも連通しており、被覆部材16の固定用の孔として使用されている。つまり、外側貫通孔40a、40cには、図9に示すように、長方形板17側から被覆部材16側に向けて皿ネジ68が挿通されて、移動部11と操作部10の接続が図られている。そのため、長方形板17の外側貫通孔40a、40cと連通したL字板18の外側貫通孔47a、47cは、ネジ等の締結要素を回すためのツール(例えばドライバー)挿通用の孔として使用され、長方形板17との連結に寄与することがない。
したがって、本実施形態の移動部11は、L字板18が長方形板17に対して、連結ピン69と接続片15の2点で支持されており、その2点の支持部のうちのいずれか一方の連結状態が解除されれば、L字板18が他方の支持部を中心として、回動し得る構造である。そして、本実施形態では、L字板18が他方の支持部を中心として回動し得る状態になった際に、当該L字板18が円滑に回動するように、前記一方の支持部から下方に向けて下ろした垂線(連結解除側垂線)Vと、回転体33から下方に向けて下ろした垂線(端部側垂線)Wが、互いに重ならない配置にされている。より具体的には、図10に示すように、L字板18の一方の支持部は、接続片15の中心を通過する連結解除側垂線Vが、回転体33の中心を通過する端部側垂線Wよりも、連結ピン69の中心を通過する垂線(連結側垂線)Yから若干離反した位置となるように配されている。つまり、端部側垂線Wと連結側垂線Yの間よりも、連結解除側垂線Vと連結側垂線Yの間の方が、間隔が小さく、具体的には、前者の間隔は後者の間隔に対して0.8〜0.95倍の大きさである。
一方、この移動部11の長方形板17は、連結ピン69の他、皿ネジ68を介して操作部10と接続されている上、一対のレール部48a、48bに挟持されているため、前記2点の支持部のうちの一方の連結状態が解除されても、L字板18のように回動することはない。
また、ユニット本体21には、移動部11の脱落を防止するべく、保持部材22が取り付けられている。保持部材22は、各板体53a、53bが、一対のレール部48a、48bのそれぞれを覆うようにして配され、ユニット本体21に固定されている。具体的には、保持部材22は、図5に示すように、各板体53a、53bの固定用孔67を、ユニット本体21の取付部73の位置に合わせた状態で、接続ピン77を用いて、ユニット本体21に固定されている。
続いて、固定部材3について説明する。
固定部材(固定部)3は、移動部11と共に姿勢変更機構を形成するもので、後述する通気遮断部材5に取り付けて使用される。そして、本実施形態の固定部材3は、図11に示すように、押圧部(押圧領域)23と、固定側係合部25を、平面状の基部34によって一体的に連結した構成である。
基部34は、細長い長方形状を呈した板状部であり、その長手方向両端に部材厚方向に貫通した固定用の貫通孔(固定用孔)80が設けられている。
押圧部23は、図11、12に示すように、基部34の表面から隆起するように形成された山形状の部分であり、稜線の中途にほぼ水平方向に延びた水平部64を備えている。そして、水平部64には、その表面に不規則な凹凸状を呈した押圧係合部42が設けられている。この押圧係合部42の凹凸は水平部64の延び方向に直列状に形成されており、各凹凸の頂部と底部の基部34からの離反距離(高さ)はばらついている。
固定側係合部25は、図11、12に示すように、外観がほぼ「L」字型を呈した部分であり、基部34の表面から直交する方向に立設した係合立設部37と、その係合立設部37の端部から直交方向(基部34に対して平行な方向)に張り出した係合張出部38とを有している。そして、固定側係合部25は、係合張出部38の基部34と対面した側の部分の高さ位置Jが、前記した押圧部23の水平部64の高さKよりも、数mmから1cm程度、高位置となるように形成されている。より詳細には、固定側係合部25は、水平部64上に前記移動部11の回転体33が載置された状態において、その回転体33の最頂部の高さ位置Qが、係合張出部38の基部34と対面しない側の部分(天面側の部分)の高さ位置Pと同程度あるいはそれよりも高位置となるように形成されている。
また、本実施形態の固定側係合部25は、図13に示すように、その係合張出部38の断面が高さ方向下方に向けてテーパ状の尖形部29を有する。そして、その尖形部29は、係合張出部38の張出方向に沿って形成されている。
そして、固定部材3は、基部34上において、押圧部23と固定側係合部25を配し、それらを基部34の長手方向に沿って、一定距離離間した位置に配している。具体的には、基部34上においては、押圧部23と固定側係合部25は、各延伸方向を同一方向とし、その近接した部分同士が一定距離離間した関係で配されている。つまり、押圧部23と固定側係合部25は、水平部64の延び方向と、係合張出部38の張出方向を同一方向に向けた姿勢で、基部34上に配されている。そして、本実施形態の固定側係合部25は、その係合張出部38の先端を押圧部23側に向けている。
続いて、通気遮断部材5について説明する。
通気遮断部材5は、図5に示すように、公知のL型鋼を用いた長尺部材であり、ほぼ90°に開いた2つの平面部78を有する。そして、本実施形態の通気遮断部材5は、玄関扉50に対して揺動可能に固定するべく、一方の平面部78に公知の蝶番81が固定されている。
次に、本実施形態の通気装置1の各部材の位置関係について説明する。
本実施形態では、玄関扉50への取り付けの効率化を図るべく、前記主要構成部材以外に、ユニット用枠材7が備えられている。すなわち、本実施形態の通気装置1は、操作ユニット2と、固定部材3と、通気遮断部材5が、ユニット用枠材7で一体的にされて、玄関扉50に取り付けられる構成である。
そこで、通気装置1の各部材の位置関係を説明するに先立って、ユニット用枠材7について説明する。
ユニット用枠材7は、ほぼ溝型構造の部材であり、その基部となる長尺状のコ字状部26と、そのコ字状部26の一対の張出側壁の一方側に連続的に設けられた突出側壁27とを有する。そして、コ字状部26には、一対の張出側壁の間のユニット中間壁58があり、そのユニット中間壁58にコ字状部26の長手方向に開口した通気開口(遮断開口)59が設けられている。この通気開口59は、開口形状が細長い長方形であり、その大きさは前記した通気遮断部材5が有する一方の平面部78よりも小さい。また、突出側壁27には、前記した操作ユニット2を固定するための2つの貫通孔(固定用孔)72と、操作ユニット2の一部を露出させるための長方形状の開口(露出用開口)74が設けられている。なお、2つの固定用孔72は、前記したユニット本体21の固定用孔76と連通する位置であり、露出用開口74は、ユニット本体21の隆起部36を挿通し得る程度の大きさである。
以上が、ユニット用枠材7の説明である。
続いて、ユニット化された通気装置1における各部材の位置関係について説明する。
前記したように、本実施形態の通気装置1は、ユニット用枠材7によって、主要構成部材がユニット化されている。すなわち、ユニット用枠材7に、操作ユニット2と、固定部材3と、通気遮断部材5が固定されている。具体的には、操作ユニット2は、図3、4に示すように、ユニット用枠材7の露出用開口74に対して、ユニット本体21の隆起部36を外側から嵌め込んでいる。換言すれば、操作ユニット2は、ユニット本体21の窪み部35が、ユニット用枠材7の外側に露出するような姿勢にされている。そして、操作ユニット2は、連通状態の固定用孔72、76にネジ82を挿通して、ユニット用枠材7に固定されている。
またこのとき、ユニット用枠材7の内側では、図4に示すように、操作ユニット2の移動部11を構成するL字板18が、狭幅張部45aの張出方向を鉛直下方に向けた姿勢となっている。すなわち、ユニット用枠材7に固定された操作ユニット2の最下端には、狭幅張部45aに取り付けられた回転体33が位置している。
そして、その操作ユニット2の回転体33と当接し得る位置に、固定部材3が配されている。すなわち、固定部材3は、図5に示すように、操作ユニット2よりも高さ方向下方に配されている。具体的には、固定部材3は、通気遮断部材5に固定されており、この通気遮断部材5を介して、操作ユニット2に間接的に固定されている。より詳細には、固定部材3は、図3に示すように、通気遮断部材5の長手方向ほぼ中央の位置に配され、操作部10を正面にして、右側に押圧部23、左側に固定側係合部25が位置するような姿勢で固定されている。
そして、固定部材3を固定した通気遮断部材5は、ユニット用枠材7の溝内に嵌り込むようにして配され、蝶番81を介して、当該ユニット用枠材7に取り付けられている。すなわち、通気遮断部材5は、ユニット用枠材7に対して、蝶番81を基点として揺動するように固定されている。より詳細に言えば、通気遮断部材5は、ユニット用枠材7の一対の張出側壁のうちの一方側、つまり突出側壁27が設けられていない側の張出側壁に対して揺動可能に固定されている。
そして、このようにしてユニット化された通気装置1は、玄関扉50に対して、操作部10が外側に露出するようにして取り付けられる。すなわち、通気装置1は、図1に示すように、玄関扉50の空間Sに配され、利用者が内側壁55の外側(屋内側)から操作部10を操作可能な状態で固定される。つまり、玄関扉50に取り付けられた通気装置1は、操作部10が扉本体51から露出している。
なお、本実施形態では、図3、4に示すように、通気装置1と直線流路61との間に、間隔の大きさを調整する間隔調整部材39を介在させている。そして、この間隔調整部材39を介して、通気装置1と直線流路61を連通させている。すなわち、この間隔調整部材39には、図示しないが、高さ方向上下に、通気装置1に連通する開口と直線流路61に連通する開口が形成されている。また、ここで使用される間隔調整部材39は、空間Sの大きさに対して通気装置1の大きさが合わない(小さい等)等の場合に要するものであり、空間の大きさによっては不要となるものである。
次に、本実施形態の通気装置1の機能について説明する。
本実施形態の通気装置1は、前記したように、屋内外に空気を流通させることを目的として、玄関扉50に取り付けられるものであり、玄関扉50の通気経路57における空気の流通を規制できるものである。すなわち、通気装置1は、通気経路57に空気を流通させる通気状態と、逆に空気を流通させない遮断状態のいずれかに切り換えることができる通気切換機能を有する。
そこで、本実施形態における通気切換機能を、通気経路57を遮断状態から通気状態に切り換える場合を例に説明する。
本実施形態では、通気経路57が遮断状態を維持している場合、図15に示すように、移動部11の回転体33が、固定部材3の押圧部23と係合しつつ下方に押圧している。これに伴い、通気遮断部材5は、固定部材3を介して、移動部11によって押圧されて、遮断姿勢を維持する。具体的には、通気遮断部材5が遮断姿勢をとると、通気経路57の一部を構成するユニット用枠材7の通気開口59が閉塞される。そして同時に、操作部10は、図3に示すように、玄関扉50を正面にしてユニット本体21の開口44の右側端部寄りの位置を維持する。
この状態において、利用者が操作部10を所定の方向(開口44の左側端部に向けた方向)にスライド移動させると、それに連動するように移動部11が移動する。そして、図16に示すように、移動部11が所定の位置に達すると、移動部11は固定部材3との係合から解放される。すなわち、移動部11が固定部材3との係合が解放される領域に突入すると、移動部11の回転体33は固定部材3から離反した状態となり、通気遮断部材5は移動部11から押圧されなくなる(以下、この領域を押圧解除領域という)。
そして、移動部11が押圧解除領域に突入後、さらに操作部10が操作されると、当該移動部11は、押圧解除領域内にある固定側係合部25に接触する。すなわち、移動部11の回転体33が、固定側係合部25の係合張出部38に当接する。そして、移動部11が、固定側係合部25の「L」字内側内に入り込んでくると、移動部11と固定側係合部25が係合し、通気遮断部材5に鉛直上方の力が作用する。
これにより、通気遮断部材5は、図17に示すように、蝶番81が取り付けられた長手側辺を基点として、ユニット用枠材7の通気開口59に対して相対的に揺動する。すなわち、移動部11の回転体33が固定部材3の固定側係合部25に係合すると、通気遮断部材5が通気開口59を開放する方向に揺動する。さらに言えば、移動部11の回転体33は、固定側係合部25の係合張出部38に設けられたテーパ状の傾斜面に係合しながら、通気遮断部材5を通気姿勢に至らす方向に揺動する。このように、本実施形態では、通気遮断部材5を通気姿勢に至らせた状態において、移動部11は、固定部材3のテーパ状の傾斜面に係合している。その結果、通気遮断部材5の揺動動作の円滑化及び通気姿勢の長期的維持が可能となっている。
このように、本実施形態では、操作部10を直線状にスライド移動させるだけで、通気遮断部材5の姿勢を揺動させることが可能であり、玄関扉50の通気経路57を、容易に遮断状態にしたり、通気状態にすることができるため、高い操作性を確保しつつ、姿勢変更機構自体の構造の単純化を図ることができる。その結果、本実施形態では、従来の構造に比べると、故障の発生可能性を低くでき、通気装置としての製品価値を高めることができる。
また、本実施形態の通気装置1は、通気遮断部材5の遮断姿勢を、移動部11によって押圧した状態で維持することができるため、通気遮断部材5を遮断姿勢に切り換えれば、屋内における気密性、遮音性、並びに、断熱性を、通気装置を備えない場合と同程度に維持することができる。また同時に、遮断姿勢の通気遮断部材5が、風やその他の外的な要因によって小刻みに振動し、不快な騒音を発する不具合を防止することもできる。
また、本実施形態の通気装置1は、火災等が発生した際の安全性を向上するべく、通気経路57を強制的に閉塞状態にする強制遮断機能が備えられている。
そして、その強制遮断機能を発揮するべく、「低温はんだ」により構成された温度ヒューズが採用されている。すなわち、本実施形態では、接続片15を温度ヒューズとして機能させている。そのため、接続片15は、火災等によって、一定温度以上に至るまで加熱されると溶断される。つまり、接続片15が溶断される条件が揃えば、当該接続片15は、移動部11における支持部として機能しなくなる。より詳細に言えば、移動部11において、L字板18が長方形板17に対して、2点支持された状態から1点支持された状態に移行する。その結果、L字板18は、長方形板17に対して、重力方向に相対的に回動し得る状態となる。
そのため、仮に、火災発生時に通気遮断部材5が通気姿勢であっても、接続片15の温度ヒューズ機能によって、移動部11のL字板18が重力方向に回動し得る状態に移行するため、移動部11は通気遮断部材5を持ち上げた状態で保持できなくなる。つまり、通気遮断部材5が通気姿勢の状態で、接続片15が溶断されると、操作部10を操作しなくとも、図18に示すように、通気遮断部材5は通気経路57の閉塞方向に揺動する。
また、本実施形態では、たとえ、接続片15の溶断が不十分であったとしても、通気遮断部材5を通気の閉塞方向に確実に揺動させることができる。すなわち、前記したように、回転体33の中心を通過する端部側垂線Wが、L字板18に設けられた接続片15の中心を通過する連結解除側垂線Vよりも、L字板18に設けられた連結ピン69の中心を通過する連結側垂線Yに若干近接した位置にあるため、接続片15に対して、回転体33の自重によるせん断力を効果的に作用させることができる。つまり、本実施形態では、接続片15が溶断によって切断されていない状況が発生し得る場合であっても、回転体33のせん断力による切断を期待できるため、通気遮断部材5を通気の閉塞方向に確実に揺動させることが可能である。
このように、本実施形態の強制遮断機能によれば、移動部11は固定部材3の固定側係合部25の位置にありながらも、ユニット用枠材7の通気開口59を閉塞することが可能である。
以上によれば、本実施形態では、通気遮断部材5が通気姿勢の状態で、火災が発生した場合であっても、玄関扉50の通気経路57を確実に遮断することができるため、類焼等の危険性を最小限に抑えることができる。
上記実施形態では、通気装置1を玄関扉50に取り付けた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、建物の屋内外を仕切る部分であればいずれの箇所であっても構わない。すなわち、玄関とは異なる箇所に備え付けられた勝手口の扉や外壁等が挙げられる。
上記実施形態では、通気遮断部材5を通気姿勢に至らせる際に、移動部11の作用によって鉛直上方に持ち上げる構成を示したが、本発明ではこれに限定されず、重力の作用によって鉛直下方に下ろすようにして、通気遮断部材5を通気姿勢に至らせる構成であっても構わない。
上記実施形態では、テーパ状の断面を有した係合張出部38を有した固定部材3を採用した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、テーパ状でない断面を有した係合張出部38を備えた固定部材を採用しても構わない。例えば、係合張出部の断面としては、1面だけに傾斜面が設けられた形状や、方形状、矩形状、あるいは円形状等が挙げられる。
上記実施形態では、移動部11のL字板18の先端に回転体33を取り付けた構成を示したが、本発明はこれに限定されず、回転体33を備えない移動部を採用した構成であっても構わない。
上記実施形態では、操作部10を左に操作すれば通気経路57を開放し、逆に右に操作すれば通気経路57を遮断する構成を示したが、本発明はこれに限定されず、通気経路57の開放、遮断の切換を、前記操作方向と逆にした構成であっても構わない。
上記実施形態では、主要構成部材たる操作ユニット2と、固定部材3と、通気遮断部材5とを、ユニット用枠材7を用いて一体化した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、一体化しない構成であっても構わない。つまり、主要構成部材のそれぞれを、玄関扉50に個々に取り付ける構成であっても構わない。なお、この場合、直線流路61を形成する溝型鋼の開口66が遮断開口として機能する。
上記実施形態では、L字板18の一方の支持部は、接続片15の中心を通過する連結解除側垂線Vが、回転体33の中心を通過する端部側垂線Wよりも、連結ピン69の中心を通過する連結側垂線Yから若干離反した位置となるように配した構成を示したが、本発明はこれに限定されず、端部側垂線Wと連結解除側垂線Vを一致させたり、端部側垂線Wを連結解除側垂線Vよりも、連結側垂線Yから離反する位置に配した構成であっても構わない。
上記実施形態では、移動部11が2つの板部材で形成された構成を示したが、本発明はこれに限定されず、3つ以上の板部材で形成された構成であっても構わない。
上記実施形態では、接続片15を被覆部材16で覆った構成を示したが、本発明はこれに限定されず、扉本体51の外側に完全に剥き出しにした構成であっても構わない。
1 通気装置
2 操作ユニット
3 固定部材
5 通気遮断部材
7 ユニット用枠材
10 操作部
11 移動部
15 接続片(温度ヒューズ)
17 長方形板(他の部材)
18 L字板(1つの部材)
23 押圧部(押圧領域)
25 固定側係合部
33 回転体
50 玄関扉
57 通気経路
59 通気開口(遮断開口)
61 直線流路
63 スリット孔
81 蝶番
S 空間

Claims (9)

  1. 建物の内外を連通する通気経路における気体の流通を、通気遮断部材によって制限する通気装置であって
    ライド操作可能な操作部と、通気遮断部材の姿勢を通気姿勢と遮断姿勢との間で切り換え可能な姿勢変更機構を備え、
    当該姿勢変更機構は、
    操作部と一体的にスライド移動する移動部と、通気遮断部材に固定される固定部と、を有するものであり、
    固定部は、
    移動部によって押圧される押圧部と、移動部が係合する固定側係合部と、を有し、
    移動部は、押圧部固定側係合部との間で直線移動可能であり、その移動方向に沿って回転する回転体を有しており、
    操作部を所定の方向にスライドさせると、移動部の回転体と固定部の固定側係合部が係合して通気遮断部材が揺動可能状態となり、通気遮断部材が揺動すると通気姿勢又は遮断姿勢に切り換わり、通気遮断部材の遮断姿勢は、移動部の回転体が固定部の押圧部を押圧することによって維持される
    ことを特徴とする通気装置。
  2. 通気遮断部材は、移動部の回転体が固定側係合部に係合すると、鉛直上向き成分を含んだ方向に揺動する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通気装置。
  3. 固定部の押圧部と固定側係合部は、
    同一方向に延伸しており、その近接した部分同士が一定距離離間した関係で配されており、
    固定側係合部は、
    通気遮断部材の表面から直交する方向に立設した係合立設部と、その係合立設部の端部から通気遮断部材に対して平行な方向に張り出した係合張出部と、を有しており、
    係合張出部における通気遮断部材側の面から通気遮断部材までの距離が、通気遮断部材から押圧部において回転体が当接する水平部までの距離よりも長い
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の通気装置。
  4. 建物の内外を連通する通気経路における気体の流通を、通気遮断部材によって制限する通気装置であって、
    スライド操作可能な操作部と、通気遮断部材の姿勢を通気姿勢と遮断姿勢との間で切り換え可能な姿勢変更機構を備え、
    当該姿勢変更機構は、
    操作部と一体的にスライド移動する移動部と、通気遮断部材に固定される固定部と、を有するものであり、
    固定部は、
    移動部によって押圧される押圧部と、移動部が係合する固定側係合部と、を有し、
    移動部は、
    押圧部と固定側係合部との間で直線移動可能であり、
    操作部を一の方向にスライドさせれば、移動部と固定側係合部が係合して通気遮断部材が鉛直上向き成分を含んだ方向に揺動して通気姿勢となり、
    操作部を他の方向にスライドさせれば通気遮断部材は遮断姿勢となり移動部が固定部を押圧して遮断姿勢が維持されるようになっており、
    固定部の押圧部と固定側係合部は、
    同一方向に延伸しており、その近接した部分同士が一定距離離間した関係で配されており、
    固定側係合部は、
    通気遮断部材の表面から直交する方向に立設した係合立設部と、その係合立設部の端部から通気遮断部材に対して平行な方向に張り出した係合張出部と、を有しており、
    係合張出部における通気遮断部材側の面から通気遮断部材までの距離が、通気遮断部材から押圧部において移動部が当接する水平部までの距離よりも長い
    ことを特徴とする通気装置。
  5. 移動部は、
    その移動方向に沿って回転する回転体を有し、当該回転体が押圧部と当接し固定側係合部と係合する
    ことを特徴とする請求項4に記載の通気装置。
  6. 通気経路は、建具に設けられ、当該建具の内部には、通気経路の一部を構成する遮断開口が設けられており、
    通気遮断部材は、前記建具に対して直接的又は間接的に揺動可能に固定されるものであると共に、遮断姿勢においては遮断開口を閉塞し、通気姿勢においては遮断開口を開放する
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の通気装置。
  7. 固定側係合部は、
    断面がテーパ状を呈しており、当該テーパの一方の傾斜面を概ね建物の外側に向けると共に、他方の傾斜面を概ね建物の内側に向けた姿勢で通気遮断部材に固定されており、
    通気遮断部材が通気姿勢となった状態においては、移動部は固定側係合部の前記他方の傾斜面に当接している
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の通気装置。
  8. 押圧部は、
    移動部が当接する一部又は全部の範囲が凹凸状を呈している
    ことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の通気装置。
  9. 移動部は、2以上の部材を組み合わせて構成され、そのうちの少なくとも1つの部材が固定部と当接するものであり、当該1つの部材は、少なくとも他の1つの部材に対して、2点支持されており、当該2点支持した支持部のうちの一方の支持部には、一定温度以上に至るまで加熱されると溶断可能な温度ヒューズが設けられており、当該温度ヒューズが溶断されると、前記1つの部材が重力方向に回動して通気遮断部材を遮断姿勢に至らせる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の通気装置。
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