JPH06262858A - 感熱転写型セラミック形成材料およびセラミックパターン形成方法 - Google Patents

感熱転写型セラミック形成材料およびセラミックパターン形成方法

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JPH06262858A
JPH06262858A JP5056169A JP5616993A JPH06262858A JP H06262858 A JPH06262858 A JP H06262858A JP 5056169 A JP5056169 A JP 5056169A JP 5616993 A JP5616993 A JP 5616993A JP H06262858 A JPH06262858 A JP H06262858A
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JP
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ceramic
heat
pattern
forming material
transfer type
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JP5056169A
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Inventor
Hisami Okuwada
久美 奥和田
Yohachi Yamashita
洋八 山下
Toshiro Sato
敏郎 佐藤
Tetsuo Okuyama
哲生 奥山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/03Use of materials for the substrate
    • H05K1/0306Inorganic insulating substrates, e.g. ceramic, glass
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/0011Working of insulating substrates or insulating layers

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度のセラミックパターン形成に好適に使
用することができる感熱転写型セラミック形成材料およ
びこれを用いたセラミックパターン形成方法を提供す
る。 【構成】 熱溶融性バインダ3中にセラミック粉末4を
分散させてなる熱転写性セラミック層5を、支持体2上
に形成した感熱転写形セラミック形成材料を用いて、基
板上にセラミックパターンを直接描画する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱転写型セラミック
形成材料およびこの感熱転写型セラミック形成材料を用
いたセラミックパターン形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミック電子部品の製造プロセスにお
いては、電極、配線等のパターニング技術が必要であ
り、従来よりセラミック基板またはセラミックグリーン
シート上にスクリーン印刷によって導体パターンを形成
し、焼成する方法が広く知られている。また、積層構造
を持つセラミック電子部品、すなわち、積層コンデン
サ、積層インダクタ、あるいはそれらの複合部品などで
は、セラミック基板上またはセラミックグリーンシート
上に、スクリーン印刷によってセラミック層と導体層と
を、必要に応じてパターニングしながら順次積層し、得
られた積層体を焼成する製造プロセスが知られている。
しかしながら、スクリーン印刷には、次のような問題点
があった。 (1)パターン形成には、スクリーン(版)を必要とす
るため、パターン変更を行う場合には新たな版を起こさ
なければならない。その結果、パターン変更に時間がか
かり、また多品種のセラミック電子部品を生産する場合
にはコスト高になるという問題がある。特に、一つの部
品中に二個以上の素子が含有されてなるような複合部
品、インダクタ成分、コンデンサ成分、抵抗成分の二種
以上を含むような複合部品においては、回路に応じた複
合化が必要であり、しかもカスタムメイドの部品製造を
短期間に行うことが要求される。しかしながらスクリー
ン印刷では、パターン毎のスクリーンを必要とするため
に、この要求に応えることができない。 (2)スクリーン印刷法はそのスクリーンの耐久性に制
限され、一定期間の使用後にスクリーンの作り直しを必
要とする。しかも、スクリーンの交換に時間を要する。
従って、これらの点でも製造されるセラミック電子部品
がコスト高になり、かつ工程の短時間化が困難となる。 (3)スクリーン印刷法は、ペーストをスクリーンのメ
ッシュから滲み出させてパターン形成を行うために、一
般に厚さが均一で平滑なパターンを形成することが困難
であり、その上メッシュの太さに制限されて焼成後のパ
ターン厚さを薄くすることが困難である。すなわち図1
2は、スクリーン印刷法によって形成されるセラミック
パターンを模式的に示す縦断面図であるが、このような
セラミックパターンにおいては図示されるように、パタ
ーン表面の凹凸が大きくなる。 (4)基板にパターンを形成する際に可変のロットやコ
ード番号を形成することが不可能である。 (5)スクリーン印刷した場合には、次の層の印刷を行
う前に、ペーストに含有されている有機溶剤成分を乾燥
させる必要がある。したがって、積層回数と同じだけの
乾燥工程を必要とし、工程の短時間化が図れない。
【0003】一方、近年ではセラミック基板またはセラ
ミックグリーンシート上により高精度のパターンを形成
することが要求されている。このような要求に対し、例
えばサーマルヘッド等の製造においては前記基板上に薄
膜を形成した後、リソグラフィ技術によりパターンを形
成することが行われている。リソグラフィ技術は、前記
薄膜上に溶液型ホトレジストを塗布、乾燥して感光層を
形成した後、露光、現像によりレジストパターンを形成
し、このレジストパターンをマスクとして前記薄膜を選
択的にエッチングする技術である。
【0004】しかしながら、前記リソグラフィ技術は露
光工程においてパターン形成がなされたマスク材を必要
とする。このため、前述したスクリーン印刷法の場合と
同様にパターン変更を行う場合には新たなマスク材を必
要とし、多品種のセラミック電子部品を生産する場合に
はコスト高になるという問題がある。また、前記リソグ
ラフィ技術は上述したように工程数が多いために、非常
に長い時間を要する。その上、基板上にパターンを形成
する際に可変のロットやコード番号を形成することが不
可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
スクリーン印刷法やリソグラフィー技術を用いたセラミ
ックパターン形成方法では、スクリーンやマスク材の製
造にコストおよび時間がかかるために、カスタムメイド
の部品製造に不適であり、さらにパターン形成自体に要
する時間の短時間化も困難であった。またスクリーン印
刷法を用いた場合得られるセラミックパターンの膜厚が
不均一となるために、高精度なセラミックパターンの形
成に対応できないという問題がある。
【0006】本発明は、このような問題を解決して高精
度のセラミックパターンの形成に使用できる感熱転写型
セラミック形成材料、およびスクリーンやマスク材を使
用せずに、高精度のパターンを短時間で形成することが
できるセラミックパターン形成方法を提供することを目
的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる感熱転写
型セラミック形成材料は、熱溶融性バインダ中にセラミ
ック粉末を分散させてなる熱転写性セラミック層と、こ
の熱転写性セラミック層を表面に担持する支持体とを具
備することを特徴としたものである。
【0008】以下、本発明に係わる感熱転写型セラミッ
ク形成材料を図面を参照して詳細に説明する。図1は本
発明の感熱転写型セラミック形成材料の縦断面図であ
り、図示されるように本発明の感熱転写型セラミック形
成材料1は、支持体2上において熱溶融性バインダ3中
にセラミック粉末4を分散させてなる熱転写性セラミッ
ク層5を形成した構造になっている。
【0009】前記支持体2としては、従来より公知のフ
ィルム、紙等を用いることができる。特に、ポリエステ
ル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロース、ナイ
ロン、ポリイミド、ポリエチレンテレフタレート、アラ
ミッドなどの比較的耐熱性の良好なプラスチックのフィ
ルム、セロハンまたは硫酸紙等が好適である。
【0010】前記支持体2の厚さは、感熱転写に際して
の熱源としてサーマルヘッドを用いる場合、2〜15μ
mにすることが望ましい。これは前記支持体2の厚さが
2μm未満である場合にはサーマルヘッドの熱に耐えら
れなくなるおそれがあり、15μmを超えると熱転写性
セラミック層5に熱が充分伝わらないおそれがあるから
である。ただし、熱源としてレーザ光のように非接触状
態でスポット的に加熱できるものを用いる場合には、前
記支持体2の厚さは特に制限されない。また、サーマル
ヘッドを用いてセラミックパターンを形成する場合に
は、前記サーマルヘッドが接触される前記支持体2の表
面にシリコン樹脂、フッ素樹脂、ポリイミド樹脂、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、ニトロセル
ロース等からなる耐熱性保護層を被覆することが望まし
い。
【0011】前記熱転写性セラミック層5を構成する熱
溶融性バインダ3としては、例えば熱可塑性樹脂が単独
で用いられてもよいが、後述するサーマルヘッド等によ
る加熱時に溶融粘弾性が減少する成分を含むことが好ま
しい。特に熱転写性を良好にするためには、熱溶融性バ
インダ3の130℃における溶融粘弾性が104 Pa以
下であることが望ましい。このようなことから前記熱溶
融性バインダ3中には、少なくとも一種以上のワックス
成分が含有されることが望ましい。ワックス成分は溶融
温度が低いために、これを含有することによって、熱転
写性セラミック層5の熱溶融性が改善され、結果として
熱転写性セラミック層5におけるセラミック粉末4の含
有量を高めることが可能になる。
【0012】前記ワックス成分としては、例えばカルナ
バワックス、パラフィンワックス、サゾールワックス、
マイクロクリスタリンワックス、カスターワックス等を
用いることができる。
【0013】このようなワックス成分は単独で用いられ
てもよいが、他のバインダ成分と混合して用いられるこ
とが望ましい。これは、前記熱溶融性バインダ3として
前記ワックス成分を単独で用いると、前記熱転写性セラ
ミック層5の強度が低下して保守性が劣るため、サーマ
ルヘッド等を用いたパターン形成時のパターン精度が低
下するおそれがあるからである。具体的には、熱溶融性
バインダ3としてワックス成分および他のバインダ成分
が熱転写性セラミック層5中にそれぞれ1.5重量%以
上含有されることがより望ましい。
【0014】前記ワックス成分と併用可能な他のバイン
ダ成分としては、例えばステアリン酸、パルチミン酸、
ラウリル酸、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸
鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸亜鉛、パルミ
チン酸亜鉛、メチルヒドロキシステアレート、グリセロ
ールモノヒドロキシステアレートなどの高級脂肪酸およ
びその金属塩;エステルなどの誘導体;ポリエレチン、
ポリプロピレン、ポリエチレンワックス、酸化エチレ
ン、ポリ四フッ化エチレン、エチレン−アクリル酸共重
合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体等のオレフィン系重合体、共重合
体またはその誘導体からなる熱可塑性樹脂等を挙げるこ
とができる。これらの材料は、単独もしくは2種以上を
混合して用いてもよい。
【0015】前記熱転写性セラミック層5に含有される
セラミック粉末4としては、特に限定されずフェライト
などの磁性体、ペロブスカイト化合物などの誘電体、酸
化物系の抵抗体、保護層や平坦化などのための絶縁体な
どを用いることができる。さらに、酸化スズなどセンサ
機能を持つ粉末を用いることによってセンサ用の材料を
形成する等機能性セラミックパターンの形成も可能とな
る。またここで、セラミック粉末4として目的とする化
合物の原料粉末を用い転写後の熱処理あるいは焼成時に
目的とする化合物を得ることもでき、目的とする化合物
が複合化合物である場合、2種以上の原料粉末がセラミ
ック粉末4として併用されてもよい。
【0016】前記セラミック粉末4は、最大粒子径が2
μm以下、平均粒径が1μm以下であることが望まし
い。これは前記粒子径より大きいセラミック粉末を用い
ると、転写、熱処理後のパターンの膜厚をミクロンオー
ダーで均一化させることが困難となるおそれがあるから
である。
【0017】前記セラミック粉末4は前記熱転写性セラ
ミック層5中に60〜97重量%さらには83〜97重
量%含有されることが望ましい。前記セラミック粉末4
の含有量を60重量%未満にすると転写後の熱処理の際
にセラミックパターンの体積減少度合が大きくなるため
に寸法精度の低下、あるいは焼成の不充分さからパター
ンの強度が低下するおそれがある。一方、前記セラミッ
ク粉末4の含有量が97重量%を超えると均一厚さの熱
転写性セラミック層5を支持体2上に形成することが困
難となり、また熱溶融性が劣るために支持体2から転写
することも困難となる。
【0018】このように本発明に係わる感熱転写型セラ
ミック形成材料においては、通常の印字に用いられてい
る感熱転写型画像形成材料の熱転写層がカーボンを顔料
として20〜45重量%含有するのに対し、熱転写性セ
ラミック層5中にセラミック粉末4が極めて多量に含有
されていることが特徴的である。これは、通常の印字に
用いられる感熱転写型画像形成材料の熱転写層は、印字
された文字やパターンを識別するのに足りる量のカーボ
ンを含めばよいのに対し、前記熱転写性セラミック層5
は転写後の熱処理または焼成後にセラミック材料として
充分な密度を得るために多量のセラミック粉末4を含む
ことが望まれるからである。
【0019】前記熱転写性セラミック層5は、前述した
熱溶融性バインダ3とセラミック粉末4を主成分とする
塗布液を前記支持体2上に塗布し、乾燥させることによ
り得られる。
【0020】かかる熱転写性セラミック層5の厚さは、
好ましくは0.1〜30μm、より好ましくは0.1〜
10μmである。この理由は、熱転写性セラミック層5
の厚さが薄過ぎると、形成されるパターンに切断部分が
生じ易く信頼性が低下する恐れがあり、一方熱転写性セ
ラミック層5の厚さが厚過ぎると、転写時に熱源からの
熱が熱転写性セラミック層5の厚さ方向に亘って均一に
伝達されないおそれがあるからである。
【0021】前記熱転写性セラミック層5は、前記支持
体2表面全体に形成する形態、前記支持体表面に転写す
べきパターンと同形状のパターンを形成する形態等を挙
げることができる。
【0022】さらに図2は、本発明に係わる感熱転写型
セラミック形成材料の別の態様を示す縦断面図である。
図示されるように、本発明に係わる感熱転写型セラミッ
ク形成材料1では支持体2に熱溶融性バインダ層6a、
熱転写性セラミック層5および熱溶融性バインダ層6b
を順次積層した3層構造としてもよい。かかる構成の感
熱転写型セラミック形成材料1において、前記支持体2
に近い側の前記熱溶融性バインダ層6aを前記熱転写性
セラミック層5の熱溶融性バインダ3より高融点の材料
で形成し、前記熱溶融性バインダ層6bを前記熱転写性
セラミック層5の熱溶融性バインダ3より低融点の材料
で形成すれば、通常、サーマルヘッドから供給される熱
分布は前記支持体2側で高くなるため、前記熱溶融性バ
インダ層6bにより加熱部における被転写材である基板
への密着力を向上することが可能となり、セラミックパ
ターンを所定の基板に高精度で転写することが可能とな
る。また、前記支持体2に近い側の前記熱溶融性バイン
ダ層6aを前記熱転写性セラミック層5の熱溶融性バイ
ンダ3より低融点の材料で形成することにより、転写時
の剥離性を高めて高速転写を行うことも可能である。
【0023】なお、前述した図2の構成において、いず
れか一方の熱溶融性バインダ層のみを形成することも許
容する。また、前記感熱転写型セラミック形成材料は融
点の異なる熱溶融性バインダを有する2層以上の熱転写
性セラミック層を支持体上に形成してもよい。
【0024】さらに本発明に係わるセラミックパターン
形成方法は、前述した感熱転写型セラミック形成材料を
用いて基板上にパターンを直截描画する工程を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0025】このようなセラミックパターン形成方法に
おいて、本発明に係わる感熱転写型セラミック形成材料
は、通常シート状またはリボンテープ状の形態で使用さ
れる。特に、前記感熱転写型セラミック形成材料をリボ
ンテープ状にした場合には、シリアル型のサーマル記録
方式のプリンタのカセット内に2つの巻取ロール間を走
行するように収納すると、サーマルヘッドを前記感熱転
写型セラミック形成材料に沿って移動させることなく連
続的に転写することが可能となる。
【0026】前記基板としては、例えばAIN焼結体、
アルミナ焼結体、SiC焼結体などのセラミック基板、
または焼成前のセラミックグリーンシートなどの成形体
等を用いることができ、さらにこれらの基板または焼成
前のセラミックグリーンシートなどの成形体中に電極等
が形成されているものでもよい。
【0027】前記直接描画とは、版を使用したり、現像
処理を施したりせずにパターンを形成する方式である。
本発明ではかかるパターンの直接描画には、通常熱トラ
ンスジューサであるサーマルヘッドを備えたサーマル記
録方式のプリンタが用いられる。
【0028】前記サーマル記録方式のプリンタとしては
ライン型またはシリアル型のサーマルヘッドを備えたも
のが用いられる。ここではライン型のサーマルヘッドを
備えたサーマル記録方式のプリンタによるセラミックパ
ターン形成方法について説明する。
【0029】図3は、ライン型のサーマルヘッドを備え
たサーマル記録方式のプリンタを示す概略斜視図であ
り、図中11はライン型サーマルヘッド、12はプラテ
ンローラ、13は前述したシート状感熱転写型セラミッ
ク形成材料、14はシート状基板である。さらに図4は
図3のサーマル記録方式のプリンタに用いられる信号系
を示す回路図であるが、このようなサーマル記録方式の
プリンタの信号系は、図示されるようにパターン情報を
出力する外部機器21と、前記外部機器21にインタフ
ェース回路系22を通して接続され、前記パターン情報
(描画イメージ信号)を増幅ないし記録信号として出力
する制御系23と、前記制御系23に接続されたCPU
24と、前記制御系23に接続され、プリンタの紙送り
等を行う機動部駆動回路系25と、前記制御系23にサ
ーマルヘッド回路26を通して接続され、発熱抵抗体ア
レイを有するサーマルヘッド27とから構成されてい
る。前記サーマルヘッド27は、前記制御系23からの
記録信号に基づいて前記発熱抵抗体アレイが給電され、
前記アレイで発生した熱分布に応じたイメージを形成す
るものである。
【0030】前述した図3に示す構造のプリンタにおい
ては、前記シート状感熱転写型セラミック成形材料13
と前記シート状基板14とを接触させ、前記ライン型サ
ーマルヘッド11とプラテンローラ12の間に適当な圧
力で挟持しながら、前述した図4の制御系23からの記
録信号に応じて前記ライン型サーマルヘッド11の発熱
抵抗体アレイを発熱させ、そのアレイを通過した前記シ
ート状感熱転写型セラミック形成材料13の熱転写性セ
ラミック層を活性化することにより前記シート状基板1
4に所望のセラミックパターンを形成することができ
る。
【0031】すなわち本発明に係わる感熱転写型セラミ
ック形成材料では、熱転写性セラミック層は支持体を通
してサーマルヘッドにより局部的に加熱され、熱転写性
セラミック層の被加熱部が温度上昇し、熱溶融性バイン
ダが容易に軟化または溶融する。その結果、加熱部にお
いてセラミックパターンを基板上に精度よく、かつ高速
にまた連続的に転写することができる。さらに基板にパ
ターンを形成する際に可変のロットやコード番号を形成
することも可能となる。
【0032】セラミック電子部品の製造プロセスでは、
この後一般には転写されたセラミックパターンを熱処理
し、バインダ成分を除去する。このときの加熱温度はバ
インダ成分によって異なるが通常300℃以上である。
さらに基板にセラミックグリーンシートの成形体を用い
た場合や高密度のセラミックパターンを形成する必要が
ある場合は、より高温で加熱することによってセラミッ
クを焼成すればよい。
【0033】また本発明によれば、本発明の感熱転写型
セラミック形成材料の熱転写性セラミック層において、
セラミック粉末の代わりに導電性微粒子等が分散されて
なる感熱転写型導体形成材料やカーボン等を含有させた
感熱転写型抵抗体形成材料等を併用し、直接描画により
導体パターン、抵抗体パターンを適宜形成して、多様の
複合部品あるいは集積回路を作製することも可能であ
る。
【0034】
【作用】図5は、本発明の感熱転写型セラミック形成材
料を用いたセラミックパターンの基板への転写を示す縦
断面図であるが、本発明では図示されるように、サーマ
ル記録方式のプリンタを用いた直接描画によりセラミッ
クパターンを転写することができる。すなわち、感熱転
写型セラミック形成材料1の熱転写性セラミック層5を
例えばセラミック基板、グリーンシートなどの基板41
に重ね、前記基板41の裏面にプラテン42を当接さ
せ、前記プラテン42に対応して前記感熱転写型セラミ
ック形成材料1の支持体2にサーマルヘッド43を当接
させ、前記サーマルヘッド43から熱を供給し、前記熱
転写性セラミック層5を溶融することにより前記サーマ
ルヘッド43に伝送されたパターン情報に応じたセラミ
ックパターン44が前記基板41表面に転写される。
【0035】ここで図10は、本発明のセラミックパタ
ーン形成方法により形成されたセラミックパターンを縦
断面的に示した図であり、図示されるように本発明では
厚さが均一なセラミックパターン44が形成される。さ
らに図11にこのセラミックパターンの部分拡大図を示
す。図示されるように、セラミック粉末4は、一般に粒
度分布をもっているので、本発明に係わる感熱転写型セ
ラミック形成材料を用いれば特にセラミックパターン4
4表面が平滑なパターンを形成することができる。この
ように本発明の感熱転写型セラミック形成材料では、熱
転写性セラミック層の表面を平滑化できるので、本発明
は形成されるセラミックパターンの表面の平滑化に顕著
な効果を有している。すなわち本発明の感熱転写型セラ
ミック形成材料を用いて形成されたセラミックパターン
は、スクリーン印刷によるパターンに比べ精度や厚みの
均一性に優れている。セラミックパターンに関するこれ
らの精度は、電極や配線パターンと比較して、セラミッ
クコンデンサ、セラミックインダクタ等の製品としての
機能に直接寄与するため、本発明を用いて製造されたセ
ラミック電子部品は、製品性能のばらつきが極めて小さ
いという利点を有する。しかも本発明の感熱転写型セラ
ミック形成材料を用いてセラミックパターン形成方法で
はプリンタを用いて直接描画できるために、従来のよう
にスクリーンやマスク材を作成する必要がなく、パター
ン変更を短時間で行うことが可能である。
【0036】
【実施例】以下、本発明の実施例を詳細に説明する。 実施例1 下記熱転写性セラミック層形成用組成物を約100℃に
加熱しながら、分散混合して塗布液を調製した。
【0037】 フェライト粉(Ni0.5 Zn0.5 Fe24 、 90g 平均粒径0.2μm、最大粒子径1μm) パラフィンワックス 5g カルナバワックス 3g エチレン酢酸ビニル共重合体 2g トルエン 200g 塗布液をホットメルトしながら、支持体であるポリエチ
レンテレフタレートフィルム(厚さ4.5μm)に塗布
し、厚さ6μmの熱転写性セラミック層を形成して、感
熱転写型セラミック形成材料を製造した。また銀粉(平
均粒径0.3μm)92g、パラフィンワックス4g、
カルナバワックス2.4g、エチレン酢酸ビニル共重合
体1.6g、トルエン200gを分散混合して熱転写性
導体層形成用の塗布液を調製した後、全く同様にして感
熱転写型導体形成材料を製造した。
【0038】次に本実施例では得られた感熱転写型セラ
ミック形成材料および感熱転写型導体形成材料を用い
て、巻数35のスパイラルパターン状の電極を備えたチ
ップインダクタを製造した。図6に、このチップインダ
クタの製造に当って形成されたセラミックパターンおよ
び導体パターンのパターン図を示す。すなわち、まずリ
ボンテープ状の感熱転写型セラミック形成材料および感
熱転写型導体形成材料をそれぞれシリアル型のサーマル
記録方式のプリンタに組み込んだ後、コンピュータの画
面上で図示されたようなパターン1〜6を設計し、これ
をドット信号としてプリンタのサーマルヘッドに送り、
感熱転写型セラミック形成材料の熱転写性セラミック層
および感熱転写型導体形成材料の熱転写性導体層を前記
したフェライト粉で形成されたフェライトグリーンシー
ト上に順次転写した。このときパターン1、3、5およ
び6には感熱転写型導体形成材料を用い、パターン2、
4は感熱転写型セラミック形成材料を用い、転写順序
は、パターン1を転写し、パターン2〜5を35回繰り
返し転写した後パターン6を転写した。こうして作られ
た積層体の最上部にフェライトグリーンシートを積層
し、パターン1内に破線で示したカットラインに沿って
各チップに切断し、900℃で焼成した。この後外部電
極をめっきによって形成し、1.6mm×0.8mmサ
イズのチップインダクタを製造した。
【0039】得られたチップインダクタ1MHzにおけ
るインダクタンスは平均6μHであり、インダクタンス
のばらつきは5%以内と小さいものであった。なおこの
ようなチップインダクタによればインダクタンスのばら
つきが小さいために、任意の2個を組合わせて巻線比
1:1のトランスを構成することが可能であった。 実施例2 実施例1と同様に下記熱転写性セラミック層形成用組成
物を約100℃に加熱しながら分散混合して塗布液を調
製した。
【0040】 誘電体粉((Pb0.875 Ba0.125 )[(Zn1/3 Nb2/30.30(Mg 1/3 Nb2/30.50Ti0.20]O3 平均粒径0.3μm、最大 粒子径1.5μm) 93g パラフィンワックス 4g カルナバワックス 2g エチレン酢酸ビニル共重合体 1g トルエン 200g 塗布液をホットメルトしながら、支持体であるポリエチ
レンテレフタレートフィルム(厚さ5.5μm)に塗布
し、厚さ3μmの熱転写性セラミック層を形成して、感
熱転写型セラミック形成材料を製造した。またAg/P
b粉(平均粒径0.3μm)92g、パラフィンワック
ス4g、カルナバワックス2.4g、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体1.6g、トルエン200gを用いて実施例
1と同様の方法で感熱転写型導体形成材料を製造した。
【0041】次に本実施例では、得られた感熱転写型セ
ラミック形成材料およひ感熱転写型導体形成材料を用い
て、チップコンデンサを製造した。なお図7(a)
(b)はこのチップコンデンサの製造プロセスを示す縦
断面図である。すなわち、まずシート状の感熱転写型セ
ラミック形成材料および感熱転写型導体形成材料をそれ
ぞれライン型のサーマル記録プリンタに組み込み、図7
(a)に示されるように前記誘電体粉から形成された誘
電体グリーンシート53上にセラミックパターン51と
導体パターン52が交互に並ぶようそれぞれのパターン
をプリンタにより転写した。次いで、図7(b)に示す
ようにセラミックパターン51と導体パターン52が形
成された誘電体グリーンシート53を100層重ね、そ
の上にさらにパターンが転写されていない誘電体グリー
ンシート53を重ね圧着し、得られた積層体を図7
(b)に示すカットラインに沿って各チップに切断し、
1000℃で焼成した。この後外部電極をめっきによっ
て形成し、1.0mm×0.5mmサイズのチップコン
デンサを製造した。これらのチップコンデンサの1kH
z、0.1Vにおけるキャパシタンスは平均0.1μF
であり、耐圧ばらつき20%以内と小さいものであっ
た。
【0042】さらに本実施例では、このようなチップコ
ンデンサのコンデンサ成分と抵抗成分を含むチップ型C
R複合部品を以下に示すように製造した。まず、実施例
1と同様に下記熱転写性セラミック層形成用組成物を約
100℃に加熱しながら分散混合して塗布液を調製し
た。
【0043】 RuO2 粉(平均粒径0.2μm,最大粒子径0.8μm) 87g ガラスフリット 3g パラフィンワックス 5g カルナバワックス 3g エチレン酢酸ビニル共重合体 2g トルエン 200g 塗布液をホットメルトしながら、支持体であるポリエチ
レンテレフタレートフィルム(厚さ5.5μm)に塗布
し、厚さ3μmの熱転写性セラミック層を形成して、セ
ラミック粉末としてRuO2 粉とガラスフリットから
なる抵抗体が用いられた感熱転写型セラミック形成材料
を製造した。
【0044】次に、この感熱転写型セラミック形成材料
および実施例1に用いた感熱転写型導体形成材料を用い
て、上述したようなライン型のサーマル記録プリンタで
パターンを転写しCR複合部品を製造した。すなわち図
8はこのCR複合部品の製造プロセスを示す縦断面図で
あるが、図示されるように前述した図7(b)の積層体
上に、さらにパターンが転写されていない誘電体グリー
ンシートを20層重ね圧着した後、この上に、実施例1
に用いた感熱転写型導体形成材料を用いて抵抗成分の電
極となる導体パターン55を、前記感熱転写型セラミッ
ク形成材料を用いて抵抗体となるセラミックパターン5
6を形成した。なお図9に、このような導体パターン5
5およびセラミックパターン56から構成される抵抗成
分の縦断面図を示す。次いで図8に示すカットラインに
沿って各チップに切断した後1000℃で焼成し、さら
に外部電極をめっきによって形成することによって1.
0mm×0.5mmサイズのチップ型CR複合部品が得
られた。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したごとく、本発明によれば、
セラミックの薄層パターン形成に好適に使用することが
できる感熱転写型セラミック形成材料およびスクリーン
やマスク材を使用せずに高精度のセラミックパターンを
短期間で形成することができ、量産性の高いセラミック
パターン形成方法を提供することができる。特に、本発
明を用いれば、小型の複雑積層部品も短時間で製造でき
るため、部品のカスタム化の要求にも応えることがで
き、その工業的価値を極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感熱転写型セラミック形成材料を示す
縦断面図。
【図2】本発明の別の感熱転写型セラミック形成材料を
示す縦断面図。
【図3】本発明のセラミックパターン形成方法に用いら
れるライン型のサーマル記録方式のプリンタを示す概略
斜視図。
【図4】図3のサーマル記録方式のプリンタに用いられ
る信号系を示す回路図。
【図5】本発明の感熱転写型セラミック形成材料を用い
て、基板上にセラミックパターンを転写する工程を示す
縦断面図。
【図6】本発明実施例においてチップインダクタの製造
に当たって形成されたセラミックパターンおよび導体パ
ターンを説明するためのパターン図。
【図7】(a)、(b)は本発明実施例のチップコンデ
ンサの製造プロセスを示す縦断面図。
【図8】本発明実施例のCR複合部品を製造するプロセ
スを示す縦断面図。
【図9】本発明実施例のCR複合部品の抵抗成分の縦断
面図。
【図10】本発明の感熱転写型セラミック形成材料を用
いて形成されたセラミックパターンの縦断面図。
【図11】本発明の感熱転写型セラミック形成材料を用
いて形成されたセラミックパターンの部分拡大図。
【図12】スクリーン印刷法を用いて形成されたセラミ
ックパターンの縦断面図。
【符号の説明】
1…感熱転写型セラミック形成材料 2…支持体 3…
…熱溶融性バインダ 4…セラミック粉末 5…熱転写性セラミック層 6
a、6b…熱溶融性バインダ層 11、27、43…サ
ーマルヘッド 13…シート状感熱転写型セラミック形
成材料 14…シート状基板 21…外部機器 23…
制御系 24…CPU 41…基板 44、45、5
1、56…セラミックパターン 52、55…導体パターン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奥山 哲生 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱溶融性バインダ中にセラミック粉末を
    分散させてなる熱転写性セラミック層と、この熱転写性
    セラミック層を表面に担持する支持体とを具備すること
    を特徴とする感熱転写型セラミック形成材料。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の感熱転写型セラミック形
    成材料を用いて、基板上にパターンを直接描画する工程
    を具備したことを特徴とするセラミックパターン形成方
    法。
JP5056169A 1993-03-16 1993-03-16 感熱転写型セラミック形成材料およびセラミックパターン形成方法 Pending JPH06262858A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006001961A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Tdk Corp ホットメルトコーティング用誘電体塗料組成物およびその製造方法
CN103161278A (zh) * 2013-03-28 2013-06-19 刘德文 一种微晶泡沫陶瓷复合砖

Cited By (3)

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JP2006001961A (ja) * 2004-06-15 2006-01-05 Tdk Corp ホットメルトコーティング用誘電体塗料組成物およびその製造方法
JP4569184B2 (ja) * 2004-06-15 2010-10-27 Tdk株式会社 ホットメルトコーティング用誘電体塗料組成物およびその製造方法
CN103161278A (zh) * 2013-03-28 2013-06-19 刘德文 一种微晶泡沫陶瓷复合砖

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