JPH06262363A - プラズマアーク電源装置 - Google Patents
プラズマアーク電源装置Info
- Publication number
- JPH06262363A JPH06262363A JP7763893A JP7763893A JPH06262363A JP H06262363 A JPH06262363 A JP H06262363A JP 7763893 A JP7763893 A JP 7763893A JP 7763893 A JP7763893 A JP 7763893A JP H06262363 A JPH06262363 A JP H06262363A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- plasma arc
- power supply
- chopper circuit
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Arc Welding Control (AREA)
- Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 チョッパ回路の破損及びチョッパ制御回路の
制御不能に伴い、チョッパ回路の出力に電圧を出力する
プラズマアーク電源を点検する際の感電事故を防止す
る。 【構成】 交流電源を整流器８により整流し、コンデン
サ１０で平滑する。平滑された直流をスイッチング素子
を有するチョッパ回路１２を高周波スイッチングさせ、
リアクトル１４、フライホイルダイオード１６により平
滑し、プラズマ負荷２４に直流を印加する。プラズマア
ーク電源装置を起動させる起動信号３６と、上記電源装
置の出力電圧を検出する電圧検出器４０とを設け、上記
起動信号のオフ時にチョッパ回路の出力に電圧が出力さ
れたとき、上記電圧検出器により上記電圧を検出し交流
電源を入力開閉器４により遮断する。
制御不能に伴い、チョッパ回路の出力に電圧を出力する
プラズマアーク電源を点検する際の感電事故を防止す
る。 【構成】 交流電源を整流器８により整流し、コンデン
サ１０で平滑する。平滑された直流をスイッチング素子
を有するチョッパ回路１２を高周波スイッチングさせ、
リアクトル１４、フライホイルダイオード１６により平
滑し、プラズマ負荷２４に直流を印加する。プラズマア
ーク電源装置を起動させる起動信号３６と、上記電源装
置の出力電圧を検出する電圧検出器４０とを設け、上記
起動信号のオフ時にチョッパ回路の出力に電圧が出力さ
れたとき、上記電圧検出器により上記電圧を検出し交流
電源を入力開閉器４により遮断する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、非消耗式電極を用いて
アーク切断又はアーク溶接を行うプラズマアーク電源装
置に関する。
アーク切断又はアーク溶接を行うプラズマアーク電源装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般にプラズマアーク電源装置は、入力
の交流電源の電圧変化に対応させるために、交流電源を
変圧後整流・平滑して直流化した後にこの直流をＩＧＢ
Ｔ、ＭＯＳＦＥＴ、トランジスタ等のスイッチング素子
を有するチョッパ回路により高周波スイッチングして平
滑後、プラズマ負荷のトーチと母材とに供給するものが
ある。なお、プラズマ負荷に供給される出力電流を検出
し、この出力電流が一定値になるように定電流制御も行
われている。
の交流電源の電圧変化に対応させるために、交流電源を
変圧後整流・平滑して直流化した後にこの直流をＩＧＢ
Ｔ、ＭＯＳＦＥＴ、トランジスタ等のスイッチング素子
を有するチョッパ回路により高周波スイッチングして平
滑後、プラズマ負荷のトーチと母材とに供給するものが
ある。なお、プラズマ負荷に供給される出力電流を検出
し、この出力電流が一定値になるように定電流制御も行
われている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このようなプラズマア
ーク電源装置に用いられるチョッパ回路のスイッチング
素子が破損したとき、短絡モードとなりチョッパ回路の
駆動信号がオフしているにもかかわらず、プラズマアー
ク電源装置の出力に電圧が出力される。また、チョッパ
回路を制御する制御回路の故障によりチョッパ回路は出
力を出力することがある。このため、チョッパ回路の事
故及びチョッパ制御回路の故障による点検時に感電する
ことになる。特にプラズマアーク電源装置を切断機とし
て使用しているとき、出力電圧は高く感電事故は大きな
ものになる。
ーク電源装置に用いられるチョッパ回路のスイッチング
素子が破損したとき、短絡モードとなりチョッパ回路の
駆動信号がオフしているにもかかわらず、プラズマアー
ク電源装置の出力に電圧が出力される。また、チョッパ
回路を制御する制御回路の故障によりチョッパ回路は出
力を出力することがある。このため、チョッパ回路の事
故及びチョッパ制御回路の故障による点検時に感電する
ことになる。特にプラズマアーク電源装置を切断機とし
て使用しているとき、出力電圧は高く感電事故は大きな
ものになる。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に留
意してなされたもので、交流電源を整流・平滑して直流
化し、その直流化した直流をスイッチング素子を有する
チョッパ回路により高周波スイッチングした後、再度平
滑し負荷に直流を供給するプラズマアーク電源装置であ
って、上記プラズマアーク電源装置を起動させる起動信
号と、上記プラズマアーク電源装置の出力電圧を検出す
る電圧検出器と、上記起動信号のオフ時に上記電圧検出
器が電圧検出したとき上記交流電源を遮断する入力開閉
器とを設けたものである。
意してなされたもので、交流電源を整流・平滑して直流
化し、その直流化した直流をスイッチング素子を有する
チョッパ回路により高周波スイッチングした後、再度平
滑し負荷に直流を供給するプラズマアーク電源装置であ
って、上記プラズマアーク電源装置を起動させる起動信
号と、上記プラズマアーク電源装置の出力電圧を検出す
る電圧検出器と、上記起動信号のオフ時に上記電圧検出
器が電圧検出したとき上記交流電源を遮断する入力開閉
器とを設けたものである。
【０００５】
【作用】本発明によれば、起動信号がオフしているにも
かかわらず、チョッパ回路の故障又はチョッパ回路を制
御するチョッパ制御装置が制御不能でチョッパ回路の出
力に出力が生じたとき、電圧検出器が電圧検出して入力
開閉器を遮断させる。
かかわらず、チョッパ回路の故障又はチョッパ回路を制
御するチョッパ制御装置が制御不能でチョッパ回路の出
力に出力が生じたとき、電圧検出器が電圧検出して入力
開閉器を遮断させる。
【０００６】
【実施例】本発明によるプラズマアーク電源装置の一実
施例を図１に示す。プラズマアーク電源装置１は、交流
電源を入力端子２で受け、非消耗式電極１８とノズル２
０を有するトーチと母材２２とにより構成されるプラズ
マ負荷２４に直流を供給する。入力端子２により受電し
た交流電源を入力開閉器４の開閉部４ａを介して変圧器
６に入力する。変圧器６の１次側には交流電源の入力電
圧に応じて切り換え可能なタップ６ａが設けられてい
る。変圧器６で変圧された電圧は整流器８により整流さ
れ、コンデンサ１０により平滑される。この平滑された
電流をＩＧＢＴ，ＭＯＳＦＥＴ，パワートランジスタ等
のスイッチング素子を有するチョッパ回路１２によって
高周波スイッチングされ、リアクトル１４とフライホイ
ルダイオード１６によって平滑される。平滑された直流
は、負極を電極１８に、また、正極を母材２２に接続さ
れる。さらに正極は開閉手段２６，限流抵抗２８，高周
波高電圧を発生させる高周波発生装置３０を介してノズ
ル２０に接続される。
施例を図１に示す。プラズマアーク電源装置１は、交流
電源を入力端子２で受け、非消耗式電極１８とノズル２
０を有するトーチと母材２２とにより構成されるプラズ
マ負荷２４に直流を供給する。入力端子２により受電し
た交流電源を入力開閉器４の開閉部４ａを介して変圧器
６に入力する。変圧器６の１次側には交流電源の入力電
圧に応じて切り換え可能なタップ６ａが設けられてい
る。変圧器６で変圧された電圧は整流器８により整流さ
れ、コンデンサ１０により平滑される。この平滑された
電流をＩＧＢＴ，ＭＯＳＦＥＴ，パワートランジスタ等
のスイッチング素子を有するチョッパ回路１２によって
高周波スイッチングされ、リアクトル１４とフライホイ
ルダイオード１６によって平滑される。平滑された直流
は、負極を電極１８に、また、正極を母材２２に接続さ
れる。さらに正極は開閉手段２６，限流抵抗２８，高周
波高電圧を発生させる高周波発生装置３０を介してノズ
ル２０に接続される。
【０００７】一方、出力電流は電流検出器３２により検
出され、チョッパ回路を制御するチョッパ制御装置３４
に入力し、内蔵する基準信号との誤差が増幅され、フィ
ードバック系が構成されて出力電流は定電流化されてい
る。
出され、チョッパ回路を制御するチョッパ制御装置３４
に入力し、内蔵する基準信号との誤差が増幅され、フィ
ードバック系が構成されて出力電流は定電流化されてい
る。
【０００８】３６は起動信号を出力する起動スイッチ
で、起動スイッチ３６が短絡するとリレー等の開閉手段
３８が動作し、開閉部３８ａ，３８ｂは短絡される。４
０は電源装置の出力電圧を検出する電圧検出器で、電圧
検出器４０が電圧を検出するとその開閉部４０ａは短絡
される。リレー等の開閉手段４２が動作しその開閉部４
２ａは開放し、自己保持の開閉部４２ｂは短絡する。
で、起動スイッチ３６が短絡するとリレー等の開閉手段
３８が動作し、開閉部３８ａ，３８ｂは短絡される。４
０は電源装置の出力電圧を検出する電圧検出器で、電圧
検出器４０が電圧を検出するとその開閉部４０ａは短絡
される。リレー等の開閉手段４２が動作しその開閉部４
２ａは開放し、自己保持の開閉部４２ｂは短絡する。
【０００９】今、チョッパ回路１２のスイッチング素子
及びチョッパ制御回路３４が正常で、起動スイッチ３６
が投入されていない場合には、開閉手段３８は動作され
ずその開閉部３８ｂは開放されており、チョッパ制御装
置３４は出力されない。このため、チョッパ回路１２は
オフしている。一方、電圧検出器４０は電圧を検出しな
いため、その開閉部４０ａは開放し、開閉手段４２は動
作せず、その開閉部４２ａは短絡している。そして、入
力開閉器４は励磁され、その開閉部４ａは短絡の状態に
あり、電源装置１は待機状態にある。
及びチョッパ制御回路３４が正常で、起動スイッチ３６
が投入されていない場合には、開閉手段３８は動作され
ずその開閉部３８ｂは開放されており、チョッパ制御装
置３４は出力されない。このため、チョッパ回路１２は
オフしている。一方、電圧検出器４０は電圧を検出しな
いため、その開閉部４０ａは開放し、開閉手段４２は動
作せず、その開閉部４２ａは短絡している。そして、入
力開閉器４は励磁され、その開閉部４ａは短絡の状態に
あり、電源装置１は待機状態にある。
【００１０】次に上記のようにチョッパ回路１２のスイ
ッチング素子及びチョッパ制御回路３４が正常状態から
起動スイッチ３６が投入されると、開閉手段３８は動作
し、その開閉部３８ａ，３８ｂはともに短絡される。開
閉部３８ａの短絡によって入力開閉器４は動作を継続
し、開閉部３８ｂの短絡によってチョッパ制御回路３４
は動作して、チョッパ回路１２は高周波スイッチング
し、リアクトル１４，フライホイルダイオード１６によ
り平滑され、電極１８と母材２２及び電極１８とノズル
２０との間に電圧が印加される。ここで、高周波発生回
路３０を動作させると、電極１８とノズル２０に高電圧
高周波が印加し、電極１８とノズル２０間にパイロット
アークが発生する。トーチを母材２２に近づけると、パ
イロットアークによって励起されたプラズマ流が電極１
８と母材２２に移行して、プラズマアークが発生し切断
又は溶接に使用される。なお、プラズマアークが発生す
ると高周波発生回路３０は遮断され、開閉手段２６を遮
断してパイロットアークも停止する。
ッチング素子及びチョッパ制御回路３４が正常状態から
起動スイッチ３６が投入されると、開閉手段３８は動作
し、その開閉部３８ａ，３８ｂはともに短絡される。開
閉部３８ａの短絡によって入力開閉器４は動作を継続
し、開閉部３８ｂの短絡によってチョッパ制御回路３４
は動作して、チョッパ回路１２は高周波スイッチング
し、リアクトル１４，フライホイルダイオード１６によ
り平滑され、電極１８と母材２２及び電極１８とノズル
２０との間に電圧が印加される。ここで、高周波発生回
路３０を動作させると、電極１８とノズル２０に高電圧
高周波が印加し、電極１８とノズル２０間にパイロット
アークが発生する。トーチを母材２２に近づけると、パ
イロットアークによって励起されたプラズマ流が電極１
８と母材２２に移行して、プラズマアークが発生し切断
又は溶接に使用される。なお、プラズマアークが発生す
ると高周波発生回路３０は遮断され、開閉手段２６を遮
断してパイロットアークも停止する。
【００１１】ところで、チョッパ回路１２のスイッチン
グ素子が破損し、短絡モードが生じた状態、又はチョッ
パ制御回路３４の故障によりチョッパ回路１２が出力し
ている状態で起動スイッチ３６が投入されていない場合
には、開閉手段３８は動作しないため、開閉部３８ａは
開放している。一方、開閉部３８ｂが開放しているにも
かかわらず、チョッパ回路１２は出力すると、電圧検出
器４０は電圧を検出してその開閉部４０ａは短絡し、開
閉手段４２は動作して開閉部４２ａが開放し、入力開閉
器４は遮断する。これにより、チョッパ回路１２の破損
及びチョッパ制御回路３４の故障によりチョッパ回路か
ら出力されている場合の点検時の感電することがなくな
る。
グ素子が破損し、短絡モードが生じた状態、又はチョッ
パ制御回路３４の故障によりチョッパ回路１２が出力し
ている状態で起動スイッチ３６が投入されていない場合
には、開閉手段３８は動作しないため、開閉部３８ａは
開放している。一方、開閉部３８ｂが開放しているにも
かかわらず、チョッパ回路１２は出力すると、電圧検出
器４０は電圧を検出してその開閉部４０ａは短絡し、開
閉手段４２は動作して開閉部４２ａが開放し、入力開閉
器４は遮断する。これにより、チョッパ回路１２の破損
及びチョッパ制御回路３４の故障によりチョッパ回路か
ら出力されている場合の点検時の感電することがなくな
る。
【００１２】上記図１の実施例では単相入力の場合につ
いて記述しているが、交流電源が３相電源であってもよ
い。
いて記述しているが、交流電源が３相電源であってもよ
い。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のプラズ
マアーク電源装置では、起動スイッチがオフ時におい
て、チョッパ回路の故障又はチョッパ制御回路の制御不
能によりチョッパ回路の出力に出力が生じたとき、電圧
検出器が電圧検出し、入力開閉器を遮断させてプラズマ
アーク電源装置の点検時の感電事故を防止することがで
きる。
マアーク電源装置では、起動スイッチがオフ時におい
て、チョッパ回路の故障又はチョッパ制御回路の制御不
能によりチョッパ回路の出力に出力が生じたとき、電圧
検出器が電圧検出し、入力開閉器を遮断させてプラズマ
アーク電源装置の点検時の感電事故を防止することがで
きる。
【図１】この発明によるプラズマアーク電源装置の１実
施例のブロック図である。
施例のブロック図である。
４ 入力開閉器 ６ 変圧器 ８ 整流器 １２ チョッパ回路 １４ リアクトル １６ フライホイルダイオード １８ 電極 ２０ ノズル ２２ 母材 ２４ プラズマ負荷 ３０ 高周波発生回路 ３２ 電流検出器 ３４ チョッパ制御装置 ３６ 起動スイッチ（起動信号） ３８ 開閉手段 ３８ａ，３８ｂ 開閉部 ４０ 電圧検出器 ４０ａ 開閉部 ４２ 開閉手段 ４２ａ，４２ｂ 開閉部
フロントページの続き (72)発明者 狩野 国男 大阪府大阪市東淀川区淡路２丁目14番３号 株式会社三社電機製作所内
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電源を整流・平滑して直流化し、そ
の直流化した直流をスイッチング素子を有するチョッパ
回路により高周波スイッチングした後、再度平滑し負荷
に直流を供給するプラズマアーク電源装置において、上
記プラズマアーク電源装置を起動させる起動信号と、上
記プラズマアーク電源装置の出力電圧を検出する電圧検
出器と、上記起動信号のオフ時に上記電圧検出器が電圧
検出したとき上記交流電源を遮断する入力開閉器とを設
けたことを特徴とするプラズマアーク電源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7763893A JPH06262363A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | プラズマアーク電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7763893A JPH06262363A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | プラズマアーク電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262363A true JPH06262363A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13639444
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7763893A Pending JPH06262363A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | プラズマアーク電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06262363A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017134714A1 (ja) * | 2016-02-02 | 2017-08-10 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | アーク溶接装置およびアーク溶接方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61111773A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 交流ア−ク溶接機 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP7763893A patent/JPH06262363A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61111773A (ja) * | 1984-11-07 | 1986-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 交流ア−ク溶接機 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017134714A1 (ja) * | 2016-02-02 | 2017-08-10 | パナソニックＩｐマネジメント株式会社 | アーク溶接装置およびアーク溶接方法 |
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