JP2001212669A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JP2001212669A
JP2001212669A JP2000027828A JP2000027828A JP2001212669A JP 2001212669 A JP2001212669 A JP 2001212669A JP 2000027828 A JP2000027828 A JP 2000027828A JP 2000027828 A JP2000027828 A JP 2000027828A JP 2001212669 A JP2001212669 A JP 2001212669A
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voltage
power
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JP2000027828A
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Kenzo Danjo
謙三 檀上
Takeshi Morimoto
猛 森本
Hideo Ishii
秀雄 石井
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)
  • Generation Of Surge Voltage And Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電力の電圧変動による影響を回避する電
源装置を提供する。 【解決手段】 電源電圧検出器14により、入力端子1
に入力される電源電力の電圧を検出する。この検出信号
の信号レベルVsは、各電圧比較器15及び22におい
て、それぞれ各基準信号レベルVa、Vb及びVc、Vdと
比較される。これにより、電源電圧が、定格許容範囲内
にあるか否か、及び最大許容範囲内にあるか否かが判断
される。即ち、電源電圧が変動して上記定格許容範囲か
ら外れると、電圧比較器22が、電源電圧変動信号を出
力し、これを受けて、警報表示器26が点灯する。そし
て、更に電源電圧が大きく変動して上記最大許容範囲か
ら外れると、電圧比較器15が、インバータ制御部5に
よるインバータ回路4の駆動制御を停止すべく、インバ
ータ停止部18に対して電源電圧異常信号を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアーク溶接
機やアーク切断機、或いはアーク光源装置等の所謂アー
ク利用機器等に用いられる電源装置に関し、特に、商用
交流電力等の大本となる電源電力に大きな電圧変動が生
じたとき、この電圧変動から電源装置自体を保護する機
能を備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような保護機能を備えた例えばア
ーク溶接機用の電源装置として、従来、例えば図2に示
すようなものが知られている。同図に示すように、この
装置は、入力端子1から入力される三相の商用交流電力
を例えばダイオード構成の入力側整流器2により整流
し、平滑コンデンサ3により平滑して得た直流電力が入
力されるインバータ回路4を有している。このインバー
タ回路4は、例えばIGBT、電力用トランジスタまた
は電力用MOS−FET等の半導体スイッチング素子4
a、4bを備えており、これらスイッチング素子4a、
4bが後述するインバータ制御部5から供給されるPW
M(パルス幅変調)制御信号に従ってスイッチング動作
することにより、上記直流電力を例えば数kHz乃至数
十kHzの高周波交流電力に変換して、出力する。
【0003】上記インバータ回路4の出力する高周波交
流電力は、変圧器6の一次側巻線6aに入力され、ここ
で予め定めた電圧に変圧されて、二次側巻線6bから出
力される。そして、この変圧器6の二次側巻線6bから
出力される変圧後の高周波交流電力は、例えばダイオー
ド構成の出力側整流器7により整流され、平滑用リアク
トル8により平滑され直流化された後、出力端子9a、
9bを介して、アーク溶接負荷10であるトーチ電極1
1と母材12とに供給される。
【0004】この溶接負荷10を構成するトーチ電極1
1と母材12とは、これらを互いに瞬間的に接触させる
と、これら両者間に短絡電流が流れる。短絡電流が流れ
た後、トーチ電極11を母材12から引き離していく
と、これら両者間の電圧が上昇し、ついにはパイロット
アークを火種として定常アークが発生する。このアーク
発生時にトーチ電極11と母材12との間に流れるアー
ク負荷電流Iaは、出力側整流器7と出力端子9bとの
間に設けられた電流検出器13によって検出される。電
流検出器13は、この検出して得たアーク負荷電流Ia
に応じた電流検出信号を生成して、上述したインバータ
制御部5に供給する。インバータ制御部5は、この電流
検出信号の表わす上記アーク負荷電流Iaが、予め設定
された電流値になるように、インバータ回路4の各スイ
ッチング素子4a、4bを制御するための上述したPW
M制御信号を生成し、インバータ回路4に供給する。こ
れにより、上記アーク負荷電流Iaの定電流制御を実現
できる。
【0005】このように、変圧器6の一次側にインバー
タ回路4を設け、このインバータ回路4により上記アー
ク負荷電流Iaを制御すれば、変圧器6を小型化でき、
ひいては電源装置自体を小型化できる。また、インバー
タ回路4の制御周波数(即ち上記高周波交流電力の周波
数)が、上記数kHz乃至数十kHzと高いので、アー
ク負荷電流Iaの制御性能も、例えばサイリスタ制御電
源等の他の制御方式を採用する電源装置に比べて、格段
に良好である。
【0006】ところで、このような電源装置において
は、大本の電源電力である商用交流電力の電圧が極端に
変動すると、電源装置の各構成要素、特にインバータ回
路4の各スイッチング素子4a、4bに、電気的ストレ
スが掛かる。この状態が続くと、上記各スイッチング素
子4a、4bが損傷し、即ち電源装置が故障して、アー
ク溶接ができなくなることがある。そこで、このような
事故を未然に防止すべく、本電源装置は、上述した保護
機能を備えている。
【0007】即ち、上記保護機能を実現するために、本
電源装置は、上記商用交流電力の電圧を検出するための
電源電圧検出器14を有している。具体的には、電源電
圧検出器14は、入力端子1を構成するu、v及びwの
3つの端子のうち、任意の2つの端子(図2ではu端子
とv端子)間の電圧を検出し、この検出して得た電圧値
に応じた信号レベルVsの電源電圧検出信号を生成し
て、電圧比較器15に供給する。電圧比較器15は、こ
れに接続された最大下限基準信号発生器16及び最大上
限基準信号発生器17からそれぞれ供給される最大下限
基準信号及び最大上限基準信号の各信号レベルVa及び
Vbと、上記電源電圧検出信号の信号レベルVsとを比較
する。そして、電源電圧検出信号の信号レベルVsが、
最大下限基準信号の信号レベルVa以上であって最大上
限基準信号の信号レベルVb以下の範囲内に属しないと
き(即ちVs<VaまたはVs>Vbのとき)、電源電圧異
常信号を出力し、これをインバータ停止制御部18に供
給する。
【0008】なお、上記最大下限基準信号及び最大上限
基準信号は、商用交流電力の電圧が変動しても、この電
圧変動により電源装置自体が故障するに至らないこと、
特に上記各スイッチング素子4a、4bが損傷するに至
らないこと、を保証し得る当該電圧変動の最大許容範囲
の下限値及び上限値にそれぞれ対応する信号である。具
体的には、最大下限基準信号の信号レベルVaは、入力
端子1から入力される商用交流電力の電圧が上記最大許
容範囲の下限値(例えば商用交流電力の定格電圧値の−
20%乃至−10%程度の電圧値)にあるときの上記電
源電圧検出信号の信号レベルVsに相当するレベルに設
定される。一方、最大上限基準信号の信号レベルVb
は、商用交流電力の電圧が上記最大許容範囲の上限値
(例えば商用交流電力の定格電圧値の+10%乃至+2
0%程度の電圧値)にあるときの上記電源電圧検出信号
の信号レベルVsに相当するレベルに設定される。
【0009】上記インバータ停止制御部18は、電圧比
較器15から電源電圧異常信号が供給されると、即座
に、インバータ制御部5によるインバータ回路4のPW
M駆動制御を停止させるべく、停止指令信号を生成し
て、インバータ制御部5に供給する。インバータ制御部
5は、この停止指令信号が供給されると、これに応じ
て、インバータ回路4へのPWM制御信号の供給を停止
し、例えば全てのスイッチング素子4a、4bをOFF
状態とする。これと同時に、インバータ停止制御部18
は、上記電源電圧異常信号が供給されると、警報指令信
号を生成し、これを例えば赤色ランプ構成の警報表示器
19に供給する。警報表示器(赤色ランプ)19は、こ
の警報指令信号が供給されることにより、点灯する。
【0010】即ち、この図2に示す電源装置によれば、
商用交流電力の電圧が上記各スイッチング素子4a、4
bに損傷を来す程度に大きく変動すると、即座に、イン
バータ制御部5によるインバータ回路4の制御動作が停
止される。これにより、商用交流電力の極端な電圧変動
から、各スイッチング素子4a、4bを含む電源装置自
体を保護できる。これと同時に、上記警報表示器19を
構成する赤色ランプが点灯する。従って、作業者は、こ
の赤色ランプの点灯により、商用交流電力に極端な電圧
変動が生じたこと、換言すればこの極端な電源電圧変動
から電源装置を保護するために当該電源装置を自動的に
停止したことを、認識できる。
【0011】このような電源装置は、日本国以外の国や
地域でも使用されるが、特に商用交流電力の電圧変動が
大きい国や地域において、上記保護機能はその有効性を
遺憾無く発揮する。また、場合によっては、上記商用交
流電力に代えて、例えば発動機付き発電機(または「エ
ンジン発電機」とも呼ばれている)等の発電電力を、大
本の電源電力として使用することがある。このような場
合も、電源電圧が大きく変動する可能性が高いので、上
記保護機能は非常に有効である。
【0012】なお、上記保護機能を実現するための各構
成要素のうち、インバータ制御部5と電圧比較器15と
インバータ停止制御部18と警報表示器19とは、DC
−DCコンバータ20の出力する直流電力を、それぞれ
の駆動電源として駆動する。このDC−DCコンバータ
20は、入力側整流器2の整流出力を基に上記直流電力
を生成するもので、商用交流電力の電圧が大きく変動し
ても、具体的には上記保護機能が作動するのに十分な程
度(例えば商用交流電力の定格電圧値の±50%乃至±
30%程度)にまで商用交流電圧が変動しても、上記イ
ンバータ制御部4等を確実に駆動し得る定電圧の直流電
力を生成する能力を有している。従って、商用交流電力
の電圧が大きく変動しても、少なくとも上記保護機能に
ついては、その作用が確実に保証される。なお、この保
護機能が働いた後は、インバータ停止制御部18に設け
られているリセットボタン21を押下すれば、電源装置
は、上記保護機能が働く以前の元の状態に戻る(詳しく
は、インバータ部4の動作停止が解除され、警報表示器
(赤色ランプ)19が消灯する)。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
によれば、例え溶接作業中であっても、商用交流電力
(電源電力)の電圧が大きく変動すると、即座に、上記
保護機能が働いてしまう。従って、作業者の意志に係ら
ず溶接作業が突然中断され、場合によっては、溶接欠陥
やビード外観不良等を招くという問題がある。このこと
は、例えばアーク切断機等の他の装置に上記従来の電源
装置を用いる場合も、同様である。
【0014】そこで、本発明は、上記保護機能が働く以
前に、当該保護機能が働く可能性があることを警告する
ことによって、上記溶接作業等の作業が突然不本意に中
断されるのを回避し、ひいては上記溶接欠陥やビード外
観不良等の不具合を防止できる電源装置を提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、入力端子から入力される電源電力を所定
形態の第1の電力に変換して出力端子から出力する電源
装置において、上記電源電力の電圧を検出し、この検出
して得た電圧値を表わす電源電圧検出信号を生成して出
力する電源電圧検出部と、上記電源電圧検出信号が入力
され、この電源電圧検出信号の表わす検出電圧値が第1
の許容範囲内に属するか否かを判断し、該検出電圧値が
該第1の許容範囲内に属しないと判断したとき、第1の
制御信号を出力する第1の判断部と、この第1の判断部
が上記第1の制御信号を出力したとき、これを受けて所
定の情報を出力する情報出力部と、上記電源電圧検出信
号が入力され、この電源電圧検出信号の表わす検出電圧
値が、上記第1の許容範囲を含み該第1の許容範囲より
も広い第2の許容範囲内に属するか否かを判断し、該検
出電圧値が該第2の許容範囲内に属しないと判断したと
き、第2の制御信号を出力する第2の判断部と、この第
2の判断部が上記第2の制御信号を出力したとき、これ
を受けて上記電源装置を構成する各要素の一部、例えば
上記電源電力の電圧が変動したときに損傷すると予想さ
れる部分、または全部、の動作を停止させる停止制御部
と、を具備するものである。
【0016】なお、ここで言う上記電源電力としては、
例えば単相または三相の商用交流電力や、発動機付き発
電機による発電電力等がある。また、上記第1の電力の
形態としては、例えば直流、交流またはパルス波形等が
ある。
【0017】そして、上記第1の許容範囲とは、例えば
電源電力の電圧が略定格値であると見なすことのできる
言わば当該電源電圧の定格許容範囲に対応する範囲を示
し、具体的には、電源電圧が当該定格許容範囲内にある
ときに上記電源電圧検出信号が表わし得る上記検出電圧
値の全範囲、を言う。一方、第2の許容範囲とは、例え
ば電源電圧が上記定格許容範囲を超えて大きく変動して
も、この電圧変動により電源装置の一部または全部が故
障するに至らないことを保証し得る言わば当該電源電圧
変動の最大許容範囲に対応する範囲を示し、具体的に
は、電源電圧が当該最大許容範囲内にあるときに上記電
源電圧検出信号が表わし得る検出電圧値の全範囲、を言
う。
【0018】また、上記情報出力部としては、例えばラ
ンプや発光ダイオード(LED)等を点灯させたり、或
いは液晶パネル(LCD)等に上記所定の情報を文字や
記号により表示する等、上記所定の情報を視覚的形態で
出力する手段がある。また、ブザーやベル等を鳴らした
り、或いはスピーカにより上記所定の情報を音声で出力
する等、上記所定の情報を聴覚的形態で出力する手段に
よっても、上記情報出力部を構成できる。
【0019】本発明において、例えば、今、電源電圧が
安定しており、上記定格許容範囲内にあるとする。この
状態にあるときは、本発明の電源装置は、入力端子から
入力される電源電力を、第1の電力に変換して出力端子
から出力する。
【0020】ここで、例えば、電源電圧が変動して、上
記定格許容範囲を外れたとする。すると、上記電源電圧
検出信号の表わす検出電圧値が、上記第1の許容範囲を
外れて、第1の判断部が、第1の制御信号を出力する。
これを受けて、情報出力部が、所定の情報、例えば電源
電圧が上記定格許容範囲を外れた旨を表わす警告的情報
を、出力する。従って、本発明の電源装置を使用する者
は、上記情報出力部から所定の情報が出力されることに
より、電源電圧が変動して定格許容範囲を外れたこと、
換言すれば電源電圧が不安定であることを、認識でき
る。
【0021】そして、更に、電源電圧が大きく変動し
て、上記最大許容範囲を外れたとする。すると、上記電
源電圧検出信号の表わす検出電圧値が、上記第2の許容
範囲を外れて、第2の判断部が、第2の制御信号を出力
する。これを受けて、停止制御部が、電源装置を構成す
る各要素の一部または全部の動作を停止させる。これに
より、上記電源電圧の極端な変動から、電源装置が保護
される。
【0022】上記第1の判断部は、例えば上記定格許容
範囲の下限値に対応する第1の電圧値を表わす第1の下
限基準信号を生成する第1の下限基準信号生成部と、上
記定格許容範囲の上限値に対応する第2の電圧値を表わ
す第1の上限基準信号を生成する第1の上限基準信号生
成部と、これら第1及び第2の各電圧値と上記電源電圧
検出信号の表わす検出電圧値とを比較して当該検出電圧
値が第1の電圧値以上であって第2の電圧値以下の範囲
内に属しないとき、当該検出電圧値が上記第1の許容範
囲内に属しないものと判断し上記第1の制御信号を出力
する第1の比較部と、により構成できる。
【0023】一方、上記第2の判断部は、上記第1の電
圧値よりも低い電圧値であって例えば上記最大許容範囲
の下限値に対応する第3の電圧値、を表わす第2の下限
基準信号を生成する第2の下限基準信号生成部と、上記
第2の電圧値よりも高い電圧値であって例えば上記最大
許容範囲の上限値に対応する第4の電圧値、を表わす第
2の上限基準信号を生成する第2の上限基準信号生成部
と、これら第3及び第4の各電圧値と上記電源電圧検出
信号の表わす検出電圧値とを比較して当該検出電圧値が
上記第3の電圧値以上であって第4の電圧値以下の範囲
内に属しないとき、当該検出電圧値が上記第2の許容範
囲内に属しないものと判断し上記第2の制御信号を出力
する第2の比較部と、により構成できる。
【0024】なお、電源装置が、その構成上、例えば電
源電圧が極端に低下したとき(即ち極端な電源電圧不足
のとき)にのみ特に損傷し易い場合には、上記第1及び
第2の各判断部は、次のように構成してもよい。即ち、
第1の判断部は、上記第1の電圧値を表わす第1の下限
基準信号を生成する第1の下限基準信号生成部と、この
第1の電圧値と上記電源電圧検出信号の表わす検出電圧
値とを比較して当該検出電圧値が第1の電圧値よりも低
いときに当該検出電圧値が上記第1の許容範囲内に属し
ないものと判断して上記第1の制御信号を出力する第1
の比較部と、により構成できる。一方、第2の判断部
は、上記第3の電圧値を表わす第2の下限基準信号を生
成する第2の下限基準信号生成部と、この第3の電圧値
と上記電源電圧検出信号の表わす検出電圧値とを比較し
て当該検出電圧値が第3の電圧値よりも低いときに当該
検出電圧値が上記第2の許容範囲内に属しないものと判
断して上記第2の制御信号を出力する第2の比較部と、
により構成できる。
【0025】また、上記とは反対に、電源装置が、その
構成上、例えば電源電圧が極端に上昇したとき(即ち極
端な過電圧状態のとき)にのみ特に損傷し易い場合に
は、上記第1及び第2の各判断部は、次のように構成し
てもよい。即ち、第1の判断部は、上記第2の電圧値を
表わす第1の上限基準信号を生成する第1の上限基準信
号生成部と、この第2の電圧値と上記電源電圧検出信号
の表わす検出電圧値とを比較して当該検出電圧値が第2
の電圧値よりも高いときに当該検出電圧値が上記第1の
許容範囲内に属しないものと判断して上記第1の制御信
号を出力する第1の比較部と、により構成できる。一
方、第2の判断部は、上記第4の電圧値を表わす第2の
上限基準信号を生成する第2の上限基準信号生成部と、
この第4の電圧値と上記電源電圧検出信号の表わす検出
電圧値とを比較して当該検出電圧値が第4の電圧値より
も高いときに当該検出電圧値が上記第2の許容範囲内に
属しないものと判断して上記第2の制御信号を出力する
第2の比較部と、により構成できる。
【0026】更に、本発明では、少なくとも上記電源電
圧検出信号の表わす検出電圧値が上記第2の許容範囲か
ら外れる程度に上記電源電力の電圧が変動しても、換言
すれば電源電圧が最大許容範囲を外れる程度に変動して
も、当該電源電力を基に電圧が略一定の第2の電力を生
成可能な駆動電力生成部、を設けてもよい。そして、こ
の駆動電力生成部が生成する第2の電力を、上記第1の
判断部、情報出力部、第2の判断部及び停止制御部を駆
動させるための駆動電源として用いてもよい。
【0027】このようにすれば、電源電圧が大きく変動
しても、少なくとも上記情報出力部から所定の情報を出
力するという言わば警告出力機能と、停止制御部により
電源装置の各構成要素の動作を停止させるという保護機
能とを、確実に保証できる。
【0028】本発明は、上記電源電力が交流電力であっ
て、この交流電力を直流電力に変換する入力側交直変換
器と、この入力側交直変換器によって変換して得た直流
電力を高周波交流電力に変換するインバータ部と、この
インバータ部を駆動制御するインバータ制御部と、上記
インバータ部によって変換して得た高周波交流電力の電
圧を変圧する変圧器と、この変圧器によって変圧して得
た高周波交流電力を直流電力に変換する出力側交直変換
器と、この出力側交直変換器によって変換して得た直流
電力またはこの直流電力を更に低周波交流に変換して得
た低周波交流電力を上記第1の電力として上記出力端子
から出力する出力部と、を備えた、所謂インバータ制御
方式の電源装置に適用できる。この場合、主に、上記イ
ンバータ部を構成する半導体スイッチング素子等が、上
記電源電力の電圧変動により損傷を受け易いので、停止
制御部は、上記第2の判断部から第2の制御信号が出力
されたとき、少なくとも上記半導体スイッチング素子等
を含むインバータ部の上記インバータ制御部による駆動
制御動作を停止させるよう構成するのが好ましい。
【0029】また、本発明は、上記出力端子に接続する
負荷として、当該出力端子から出力される第1の電力の
供給によりアーク放電するアーク負荷、を接続する上述
したアーク利用機器等に応用できる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明を、例えば上述したアーク
溶接機用の電源装置に応用する場合の一実施の形態につ
いて、図1を参照して説明する。
【0031】同図に示すように、本実施の形態に係る電
源装置は、上述した図2に示す従来の電源装置の構成に
対して、電圧比較器15とは別の電圧比較器22と、こ
の電圧比較器22に接続される定格下限基準信号発生器
23と、定格上限基準信号発生器24とを、設けたもの
である。そして、図2においてインバータ停止制御部1
8に接続されている警報表示器19に代えて、リセット
ボタン25付きの警報表示器26を、上記電圧比較器2
2に接続したものである。なお、本実施の形態における
これ以外の構成は、上記図2と同様であるので、これら
同様な部分については図2と同一符号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0032】電圧比較器22は、上記電圧比較器15と
同様、DC−DCコンバータ20から出力される直流電
力を駆動電源として駆動する。また、この電圧比較器2
2には、上記電圧比較器15と同様、電源電圧検出器1
4から電源電圧検出信号が供給される。即ち、電圧比較
器22は、電源電圧検出器14から供給される電源電圧
検出信号の信号レベルVsと、上記定格下限基準信号発
生器23及び定格上限基準信号発生器24からそれぞれ
供給される定格下限基準信号及び定格上限基準信号の各
信号レベルVc及びVdとを、比較する。そして、電源電
圧検出信号の信号レベルVsが、定格下限基準信号の信
号レベルVc以上であって定格上限基準信号の信号レベ
ルVd以下の範囲内に属しないとき(即ちVs<Vcまた
はVs>Vdのとき)、電圧比較器22は、電源電圧変動
信号を出力し、これを上記警報表示器26に供給する。
【0033】なお、上記定格下限基準信号及び定格上限
基準信号は、例えば商用交流電圧が略定格値の範囲内で
あると見なすことのできる言わば定格許容範囲の下限値
及び上限値にそれぞれ対応する信号である。具体的に
は、定格下限基準信号の信号レベルVcは、上述した最
大下限基準信号の信号レベルVaよりも高く設定され、
例えば入力端子1から入力される商用交流電力の電圧が
上記定格許容範囲の下限値(例えば商用交流電力の定格
電圧の−5%乃至−10%程度の電圧値)にあるときの
上記電源電圧検出信号の信号レベルVsに相当するレベ
ルに設定される。一方、定格上限基準信号の信号レベル
Vdは、上述した最大上限基準信号の信号レベルVbより
も低く設定され、例えば商用交流電力の電圧が上記定格
許容範囲の上限値(例えば商用交流電力の定格電圧値の
+5%乃至+10%程度の電圧値)にあるときの上記電
源電圧検出信号の信号レベルVsに相当するレベルに設
定される。
【0034】警報表示器26は、例えば赤色ランプ構成
のもので、上記電圧比較器22から電源電圧変動信号が
供給されると、これに応じて、点灯する。この警報表示
器26もまた、上記電圧比較器22と同様、DC−DC
コンバータ20の出力する直流電力を自己の駆動電源と
して駆動する。
【0035】上記構成において、例えば、今、入力端子
1から入力される商用交流電力の電圧が安定しており、
上記定格許容範囲内にあるとする。この状態において
は、本実施の形態に係る電源装置は、入力端子1から入
力される商用交流電力を、上述したように直流電力に変
換して、出力端子9a、9bから出力する。これによ
り、出力端子9a、9bに接続された溶接負荷10によ
る溶接作業が可能となる。
【0036】ここで、例えば、商用交流電圧が変動し
て、上記定格許容範囲を外れたとする。すると、上記電
源電圧検出信号の信号レベルVsが、定格下限基準信号
の信号レベルVc以上であって定格上限基準信号の信号
レベルVd以下という範囲から外れて(即ちVs<Vcま
たはVs>Vdとなり)、電圧比較器22が電源電圧変動
信号を出力し、これを受けて、警報表示器(赤色ラン
プ)26が点灯する。従って、溶接作業者は、警報表示
器26が点灯することにより、商用交流電圧が変動して
定格許容範囲を外れたこと、換言すれば商用交流電圧が
不安定であることを、認識できる。なお、この警報表示
器26の点灯状態は、この警報表示器26に設けられて
いるリセットボタン26を押下することにより解除され
る。
【0037】そして、商用交流電圧が更に大きく変動し
て、上述した最大許容範囲を外れたとする。すると、電
源電圧検出信号の信号レベルVsが、上述した最大下限
基準信号の信号レベルVa以上であって最大上限基準信
号の信号レベルVb以下という範囲から外れて(即ちVs
<VaまたはVs>Vbとなる)、電圧比較器15が電源
電圧異常信号を出力する。これにより、インバータ停止
制御部18が、停止指令信号を生成してインバータ制御
部5に供給し、インバータ制御部5が、インバータ回路
4へのPWM制御信号の供給を停止して、所謂保護機能
が働く。この保護機能は、上述したように、インバータ
停止制御部18に設けられているリセットボタン21を
押下することにより解除される。
【0038】このように、本実施の形態によれば、商用
交流電圧が大きく変動すると、上記保護機能が働いて電
源装置自体の動作が自動的に停止されるが、それ以前
に、詳しくは商用交流電圧が定格許容範囲を外れた時点
で、警報表示器26が点灯して、商用交流電圧が不安定
である旨、換言すれば上記保護機能が働く可能性がある
旨、の警告が成される。従って、例えば溶接作業中に上
記警報表示器26が点灯した場合には、作業者は、自ら
の意志によりその溶接作業を中断する等、上述した溶接
欠陥やビード外観不良等の不具合を回避すべく何らかの
対応を取ることができる。この点が、何の前触れもなく
突然に上記保護機能が働く上述した従来技術とは大きく
異なる本実施の形態の最大かつ極めて有効な特徴であ
る。
【0039】また、上記警報表示器26による警告的表
示を実現するための当該警報表示器26及び電圧比較器
22は、上記のように、DC−DCコンバータ20の出
力する直流電力をそれぞれの駆動電源として駆動する。
従って、商用交流電圧が大きく変動しても、上記警報表
示器26による所謂警告表示機能は、確実に保証され
る。なお、このDC−DCコンバータ20の出力する直
流電力が、特許請求の範囲に記載の第2の電力に対応す
る。
【0040】なお、本実施の形態では、各電圧比較器1
5、22により、それぞれ電源電圧検出信号の信号レベ
ルVsと各基準信号の信号レベルVa及びVb、Vc及びV
dとを比較して、上記電源電圧検出信号の信号レベルVs
が所定のレベル範囲内(Va≦Vs≦Vb及びVc≦Vs≦
Vd)に属するか否かによって、商用交流電圧が最大許
容範囲内または定格許容範囲内に属するか否かを判断す
るよう構成したが、これに限らない。例えば、電源電圧
検出信号の信号レベルVsと所定の信号レベル(例えば
商用交流電圧の定格値に対応する信号レベル)との偏差
を求め、この求めて得た偏差が所定の基準値(電圧比較
器15に係る基準値の方を電圧比較器22に係る基準値
よりも大きい値に設定する)よりも大きいか否かによっ
て、商用交流電圧が最大許容範囲内または定格許容範囲
内に属するか否かを判断するよう構成してもよい。
【0041】また、本実施の形態においては、溶接負荷
10に対して直流電力を供給する所謂直流アーク溶接機
用の電源装置に、本発明を応用する場合について説明し
たが、これに限らない。例えば、出力側整流器7の整流
出力を更に低周波交流電力に変換して出力する低周波イ
ンバータ回路を設け、この低周波インバータ回路の出力
電力を溶接負荷10に供給する、所謂交流アーク溶接機
用の電源装置に、本発明を応用してもよい。なお、この
電源装置から溶接負荷10に供給される上記直流電力ま
たは低周波交流電力が、特許請求の範囲に記載の第1の
電力に対応する。そして、アーク溶接機以外のアーク利
用機器、例えばアーク切断機やアーク光源装置等の電源
装置にも、本発明を応用できる。また、これらアーク利
用機器に限らず、他の様々な電気電子機器用の電源装置
にも、本発明を応用できることは言うまでもない。
【0042】そして、入力端子1から入力する大本の電
源電力として、商用交流電力を用いたが、これに代え
て、例えば上述した発動機付き発電機による発電電力を
用いてもよい。
【0043】更に、警報表示器26は、商用交流電圧が
定格許容範囲を外れたときに点灯するよう構成したが、
これとは反対に、商用交流電圧が定格許容範囲内にある
所謂定常状態にあるときに点灯させ、商用交流電圧が定
格許容範囲を外れたときに消灯させるよう構成してもよ
い。また、この警報表示器26としては、上記赤色ラン
プに限らず、他の点灯色のランプや発光ダイオード等の
他の点灯手段を用いることもできる。そして、これら単
なる点灯手段に限らず、例えば液晶パネル等を用いて、
これに上記商用交流電圧の変動状況等を詳細に表示する
等してもよい。更に、警報表示器26に代えて、ブザー
やベル等を用い、これらの出力音により警告を発するよ
う構成してもよい。また、スピーカを用いて、音声によ
り上記商標交流電圧の変動状況等を出力するよう構成し
てもよい。
【0044】そして、電圧比較器15については、これ
に2つの基準信号発生器16及び17を接続したが、い
ずれか一方のみを接続する構成としてもよい。例えば、
最大下限基準信号発生器16のみを接続する場合には、
電圧比較器15は、当該基準信号発生器16から供給さ
れる最大下限基準信号の信号レベルVaと、電源電圧検
出器14から供給される電源電圧検出信号の信号レベル
Vsとを比較して、電源電圧基準信号の信号レベルVsが
最大下限基準信号の信号レベルVaよりも低い(Vs<V
a)ときにのみ、電源電圧異常信号を出力するよう構成
する。一方、最大上限基準信号発生器17のみを接続す
る場合には、電圧比較器15は、当該基準信号発生器1
7から供給される最大上限基準信号の信号レベルVb
と、上記電源電圧検出信号の信号レベルVsとを比較し
て、電源電圧基準信号の信号レベルVsが最大上限基準
信号の信号レベルVbよりも高い(Vs>Vb)ときにの
み、電源電圧異常信号を出力するよう構成する。これ
は、例えば電源装置が、その構成上、商用交流電圧が極
端に低下したときにのみ損傷し易い場合、または、商用
交流電圧が極端に上昇したときにのみ損傷し易い場合等
に、適用できる。このように、上記各基準信号発生器1
6及び17のうちのいずれか一方のみ用いることとすれ
ば、その分、電源装置の構成も簡素化でき、低コスト化
できる。
【0045】このことは、別の電圧比較器22について
も、同様である。即ち、電圧比較器15に最大下限基準
信号発生器16のみを接続する場合は、別の電圧比較器
22には、定格下限基準信号発生器23のみを接続す
る。これとは反対に、電圧比較器15に最大上限基準信
号発生器17のみを接続する場合は、他方の電圧比較器
22には、定格下限基準信号発生器24のみを接続す
る。
【0046】なお、上記最大下限基準信号の信号レベル
Vaが、特許請求の範囲に記載の第1の電圧値に対応
し、最大上限基準信号の信号レベルVbが、特許請求の
範囲に記載の第2の電圧値に対応する。そして、定格下
限基準信号の信号レベルVcが、特許請求の範囲に記載
の第3の電圧値に対応し、定格上限基準信号の信号レベ
ルVdが、特許請求の範囲に記載の第4の電圧値に対応
する。これら各基準信号の信号レベルVa、Vb、Vc及
びVdは、それぞれ任意に可変できるよう構成してもよ
い。
【0047】そして、電源電圧検出器14により入力端
子1のu−v端子間の電圧を検出することによって、商
用交流電圧を検出したが、上記u−v端子間以外の端子
間の電圧を検出してもよい。また、例えば、入力側整流
器2の整流出力電圧を検出することにより、上記商用交
流電圧を間接的に検出してもよい。
【0048】DC−DCコンバータ20については、入
力側整流器2の整流出力を基に電圧比較器22等を駆動
するための直流電力を生成するよう構成したが、これに
限らない。例えば、入力端子1から入力される商用交流
電力を基に、上記電圧比較器22等を駆動するための直
流電力を生成してもよい。
【0049】また、本実施の形態では、商用交流電圧が
極端に変動したときに、インバータ制御部5によるイン
バータ回路4の駆動制御(PWM制御信号の供給)を停
止することにより、当該インバータ回路4を含む電源装
置を保護するよう構成したが、これに限らない。例え
ば、入力側整流器2の入力側部分または出力側部分にリ
レー装置等の回路開閉手段を設け、商用交流電圧が極端
に変動したときに、当該リレー装置を作動させる(例え
ば接点をOFFして回路を開く)ことにより、電源回路
を構成する各要素の一部または全部の動作を停止させる
よう構成してもよい。また、上記インバータ回路4を用
いない例えばサイリスタ制御電源等の他の制御方式を採
用する電源装置にも、本発明を応用できる。
【0050】そして、インバータ停止制御部18及び警
報表示器26に、それぞれ別個独立のリセットボタン2
1及び25を設けたが、これらを1つに纏めてもよい。
即ち、それぞれに共通のリセットボタンを設け。この1
個のリセットボタンにより、上記保護機能作動後のイン
バータ停止制御部18及び警報表示器26の動作を解除
するよう構成してもよい。また、これらリセットボタン
21及び25を設けずに、例えば図示しない電源スイッ
チを一旦OFFすることにより、上記インバータ停止制
御部18及び警報表示器26の各動作を解除するよう構
成してもよい。更に、上記保護機能が作動した後、商用
交流電圧が定格許容範囲内に戻ったときに、上記インバ
ータ停止制御部18及び警報表示器26の各動作を自動
的に解除するよう構成してもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電源電
圧が大きく変動すると、保護機能が働いて電源装置自体
の動作が自動的に停止されるが、それ以前に、電源電圧
が不安定である旨を表わす情報、換言すれば上記保護機
能が働く可能性がある旨を表わす警告的情報が、出力さ
れる。従って、何の前触れもなく突然に上記保護機能が
働く上述した従来技術とは異なり、本発明の電源装置
(厳密にはこの電源装置を備えたアーク溶接機等の各種
機器)を使用する者は、上記警告的情報が出力された時
点で自らの意志により現在実行中の作業を中断する等、
何らかの対応を取ることができるという効果がある。具
体的には、例えば本発明の電源装置がアーク溶接機用の
ものである場合、上記保護機能が働くことによる上述し
た溶接欠陥やビード外観不良等の発生を未然に防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置をアーク溶接機に用いる
場合の一実施の形態を示す概略の電気回路ブロック図で
ある。
【図2】従来のアーク溶接機用電源装置の概略構成を示
す電気回路ブロック図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 入力側整流器(入力側交直変換器) 3 平滑コンデンサ(入力側交直変換器) 4 インバータ回路(インバータ部) 5 インバータ制御部 6 変圧器 7 出力側整流器(出力側交直変換器) 8 平滑用リアクトル(出力側交直変換器) 15 電圧比較器(第2の比較部) 16 最大下限基準信号発生器(第2の下限基準信号生
成部) 17 最大上限基準信号発生器(第2の上限基準信号生
成部) 20 DC−DCコンバータ(駆動電力生成部) 22 電圧比較器(第1の比較部) 23 定格下限基準信号発生器(第1の下限基準信号生
成部) 24 定格上限基準信号発生器(第1の上限基準信号生
成部) 26 警報表示部(情報出力部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石井 秀雄 大阪府大阪市東淀川区西淡路3丁目1番56 号 株式会社三社電機製作所内 Fターム(参考) 3K084 AA02 AA16 BA03 BA07 BB01 BB08 BC05 BE08 4E082 BA01 DA01 EA01 EA20 EB12 EC02 ED01 EE01 EE03 EE04 EE07 FA07 FA11 GA03 5H410 CC04 CC09 CC10 DD02 EA10 EB09 EB40 FF03 FF05 FF22 FF25 FF28 LL02 LL04 LL18 5H790 BA03 BA04 CC02 CC06 DD06 EA02 EA15 EA26 EB04 EB06 EB08

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力端子から入力される電源電力を所定
    形態の第1の電力に変換して出力端子から出力する電源
    装置において、 上記電源電力の電圧を検出し、この検出して得た電圧値
    を表わす電源電圧検出信号を生成して出力する電源電圧
    検出部と、 上記電源電圧検出信号が入力され、この電源電圧検出信
    号の表わす検出電圧値が第1の許容範囲内に属するか否
    かを判断し、該検出電圧値が該第1の許容範囲内に属し
    ないと判断したとき、第1の制御信号を出力する第1の
    判断部と、 この第1の判断部が上記第1の制御信号を出力したと
    き、これを受けて所定の情報を出力する情報出力部と、 上記電源電圧検出信号が入力され、この電源電圧検出信
    号の表わす検出電圧値が、上記第1の許容範囲を含み該
    第1の許容範囲よりも広い第2の許容範囲内に属するか
    否かを判断し、該検出電圧値が該第2の許容範囲内に属
    しないと判断したとき、第2の制御信号を出力する第2
    の判断部と、 この第2の判断部が上記第2の制御信号を出力したと
    き、これを受けて上記電源装置を構成する各要素の一部
    または全部の動作を停止させる停止制御部と、を具備す
    る電源装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の判断部が、第1の電圧値を表
    わす第1の下限基準信号を生成する第1の下限基準信号
    生成部と、上記第1の電圧値よりも高い第2の電圧値を
    表わす第1の上限基準信号を生成する第1の上限基準信
    号生成部と、上記第1の下限基準信号と上記第1の上限
    基準信号と上記電源電圧検出信号とが入力され上記第1
    及び第2の各電圧値と上記電源電圧検出信号の表わす検
    出電圧値とを比較して該検出電圧値が上記第1の電圧値
    以上であって第2の電圧値以下の範囲内に属しないとき
    上記第1の制御信号を出力する第1の比較部と、を備
    え、 上記第2の判断部が、上記第1の電圧値よりも低い第3
    の電圧値を表わす第2の下限基準信号を生成する第2の
    下限基準信号生成部と、上記第2の電圧値よりも高い第
    4の電圧値を表わす第2の上限基準信号を生成する第2
    の上限基準信号生成部と、上記第2の下限基準信号と上
    記第2の上限基準信号と上記電源電圧検出信号とが入力
    され上記第3及び第4の各電圧値と上記電源電圧検出信
    号の表わす検出電圧値とを比較して該検出電圧値が上記
    第3の電圧値以上であって第4の電圧値以下の範囲内に
    属しないとき上記第2の制御信号を出力する第2の比較
    部と、を備えた、請求項1に記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 上記第1の判断部が、第1の電圧値を表
    わす第1の下限基準信号を生成する第1の下限基準信号
    生成部と、上記第1の下限基準信号と上記電源電圧検出
    信号とが入力され上記第1の電圧値と上記電源電圧検出
    信号の表わす検出電圧値とを比較して該検出電圧値が上
    記第1の電圧値よりも低いとき上記第1の制御信号を出
    力する第1の比較部と、を備え、 上記第2の判断部が、上記第1の電圧値よりも低い第3
    の電圧値を表わす第2の下限基準信号を生成する第2の
    下限基準信号生成部と、上記第2の下限基準信号と上記
    電源電圧検出信号とが入力され上記第3の電圧値と上記
    電源電圧検出信号の表わす検出電圧値とを比較して該検
    出電圧値が上記第3の電圧値よりも低いとき上記第2の
    制御信号を出力する第2の比較部と、を備えた、請求項
    1に記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 上記第1の判断部が、第2の電圧値を表
    わす第1の上限基準信号を生成する第1の上限基準信号
    生成部と、上記第1の上限基準信号と上記電源電圧検出
    信号とが入力され上記第2の電圧値と上記電源電圧検出
    信号の表わす検出電圧値とを比較して該検出電圧値が上
    記第2の電圧値よりも高いとき上記第1の制御信号を出
    力する第1の比較部と、を備え、 上記第2の判断部が、上記第2の電圧値よりも高い第4
    の電圧値を表わす第2の上限基準信号を生成する第2の
    上限基準信号生成部と、上記第2の上限基準信号と上記
    電源電圧検出信号とが入力され上記第4の電圧値と上記
    電源電圧検出信号の表わす検出電圧値とを比較して該検
    出電圧値が上記第4の電圧値よりも高いとき上記第2の
    制御信号を出力する第2の比較部と、を備えた、請求項
    1に記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも上記電源電圧検出信号の表わ
    す検出電圧値が上記第2の許容範囲から外れる程度に上
    記電源電力の電圧が変動しても、該電源電力を基に電圧
    が略一定の第2の電力を生成可能な駆動電力生成部、を
    備え、 上記第1の判断部、情報出力部、第2の判断部及び停止
    制御部の一部または全部が、上記第2の電力をそれぞれ
    の駆動電源として駆動する状態に構成された、請求項1
    に記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 上記電源電力が交流電力であって、この
    交流電力を直流電力に変換する入力側交直変換器と、こ
    の入力側交直変換器によって変換して得た直流電力を高
    周波交流電力に変換するインバータ部と、このインバー
    タ部を駆動制御するインバータ制御部と、上記インバー
    タ部によって変換して得た高周波交流電力の電圧を変圧
    する変圧器と、この変圧器によって変圧して得た高周波
    交流電力を直流電力に変換する出力側交直変換器と、こ
    の出力側交直変換器によって変換して得た直流電力また
    はこの直流電力を更に低周波交流に変換して得た低周波
    交流電力を上記第1の電力として上記出力端子から出力
    する出力部と、を備え、 上記停止制御部が、上記第2の判断部から上記第2の制
    御信号が出力されたとき、これを受けて少なくとも上記
    インバータ制御部による上記インバータ部の駆動制御動
    作を停止させる状態に構成された、請求項1に記載の電
    源装置。
  7. 【請求項7】 上記出力端子に接続される負荷が、該出
    力端子から出力される上記第1の電力の供給によりアー
    ク放電するアーク負荷である、請求項1に記載の電源装
    置。
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