JPH06261938A - 透析装置及び返血方法 - Google Patents
透析装置及び返血方法Info
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- JPH06261938A JPH06261938A JP5149635A JP14963593A JPH06261938A JP H06261938 A JPH06261938 A JP H06261938A JP 5149635 A JP5149635 A JP 5149635A JP 14963593 A JP14963593 A JP 14963593A JP H06261938 A JPH06261938 A JP H06261938A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の透析装置21は、血液取出口2側か
ら順次血液ポンプ4、第1のチャンバー6、ダイアライ
ザー8、第2のチャンバー10を介在させて血液取出口
2及び血液戻り口12に接続される主配管と、血液取出
口2と血液ポンプ4との間にて分岐管13を介して接続
された補液瓶14とを備え、血液取出口2と血液ポンプ
4との間に第1のクランプ22を設け、第2のチャンバ
ー10と血液戻り口12との間に第2のクランプ23を
設け、分岐管13に第3のクランプ24を設け、血液ポ
ンプ4の送血流量、送血方向及びクランプ22〜24の
開閉を制御する制御手段25を設ける。 【効果】 透析装置の主配管内の血液を、血液透析終了
後に、患者の体内に確実に戻すことができる。また、透
析後の補液による水分の補給も正確に行うことができ、
省力化も可能である。
ら順次血液ポンプ4、第1のチャンバー6、ダイアライ
ザー8、第2のチャンバー10を介在させて血液取出口
2及び血液戻り口12に接続される主配管と、血液取出
口2と血液ポンプ4との間にて分岐管13を介して接続
された補液瓶14とを備え、血液取出口2と血液ポンプ
4との間に第1のクランプ22を設け、第2のチャンバ
ー10と血液戻り口12との間に第2のクランプ23を
設け、分岐管13に第3のクランプ24を設け、血液ポ
ンプ4の送血流量、送血方向及びクランプ22〜24の
開閉を制御する制御手段25を設ける。 【効果】 透析装置の主配管内の血液を、血液透析終了
後に、患者の体内に確実に戻すことができる。また、透
析後の補液による水分の補給も正確に行うことができ、
省力化も可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血液透析に用いられる
透析装置に係り、特に血液透析終了後に当該血液回路内
の血液を患者の体内に確実に戻すことのできる透析装置
及び返血方法に関するものである。
透析装置に係り、特に血液透析終了後に当該血液回路内
の血液を患者の体内に確実に戻すことのできる透析装置
及び返血方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、血液透析に用いられる透析装置と
しては、図6に示すような透析装置が知られている。こ
の透析装置1は、患者の血液取出口2に連結される第1
の配管3に血液ポンプ4が接続され、この血液ポンプ4
に第2の配管5を介して第1のチャンバー6が接続さ
れ、該第1のチャンバー6に第3の配管7を介してダイ
アライザー8が接続され、該ダイアライザー8に第4の
配管9を介して第2のチャンバー10が接続され、該第
2のチャンバー10は第5の配管11を介して血液戻り
口12に接続されている。そして、第1の配管3には分
岐管13を介して補液瓶(補液供給手段)14が接続さ
れ、第5の配管11には、該配管を開閉する静脈クラン
プ15が設けられている。また、第1の配管3ないし第
5の配管11により主配管が構成されている。
しては、図6に示すような透析装置が知られている。こ
の透析装置1は、患者の血液取出口2に連結される第1
の配管3に血液ポンプ4が接続され、この血液ポンプ4
に第2の配管5を介して第1のチャンバー6が接続さ
れ、該第1のチャンバー6に第3の配管7を介してダイ
アライザー8が接続され、該ダイアライザー8に第4の
配管9を介して第2のチャンバー10が接続され、該第
2のチャンバー10は第5の配管11を介して血液戻り
口12に接続されている。そして、第1の配管3には分
岐管13を介して補液瓶(補液供給手段)14が接続さ
れ、第5の配管11には、該配管を開閉する静脈クラン
プ15が設けられている。また、第1の配管3ないし第
5の配管11により主配管が構成されている。
【0003】この透析装置1においては、血液透析終了
後、該血液回路1内の血液を患者の体内に戻す(返血と
いう)ために、下記のような動作を行う。まず、分岐管
13に、鉗子をかけて補液の流入を阻止する。次いで、
患者の血液取出口2から第1の配管3を外し、次いで、
この第1の配管3へ別個に用意した補液瓶を接続してこ
の補液瓶から補液を送り込みながらあるいは空気を送り
込みながら、血液ポンプ4を低回転にして該血液回路1
内の血液を患者の静脈に戻す。この際、気泡が体内に入
らないよう監視しながら血液ポンプ4をすぐに停止でき
るようにしておく。
後、該血液回路1内の血液を患者の体内に戻す(返血と
いう)ために、下記のような動作を行う。まず、分岐管
13に、鉗子をかけて補液の流入を阻止する。次いで、
患者の血液取出口2から第1の配管3を外し、次いで、
この第1の配管3へ別個に用意した補液瓶を接続してこ
の補液瓶から補液を送り込みながらあるいは空気を送り
込みながら、血液ポンプ4を低回転にして該血液回路1
内の血液を患者の静脈に戻す。この際、気泡が体内に入
らないよう監視しながら血液ポンプ4をすぐに停止でき
るようにしておく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
透析装置1においては、返血の操作自体相当の熟練を要
するものであり、また全ての操作を手動で行なっている
ために僅かの操作ミスが医療事故につながるという危険
性があり、より確実性のある装置の開発が望まれてい
た。また、全ての操作を手動で行なっているために、常
時人が監視している必要があり、省力化に対応できない
という欠点があった。
透析装置1においては、返血の操作自体相当の熟練を要
するものであり、また全ての操作を手動で行なっている
ために僅かの操作ミスが医療事故につながるという危険
性があり、より確実性のある装置の開発が望まれてい
た。また、全ての操作を手動で行なっているために、常
時人が監視している必要があり、省力化に対応できない
という欠点があった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
のであって、血液透析終了後に当該血液回路内の血液を
患者の体内に確実に戻すことのできる透析装置及び返血
方法を提供することにある。
のであって、血液透析終了後に当該血液回路内の血液を
患者の体内に確実に戻すことのできる透析装置及び返血
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な透析装置を採用した。すなわち、
請求項1記載の透析装置は、血液取出口側から順次血液
ポンプ、第1のチャンバー、ダイアライザー、第2のチ
ャンバーを介在させて、前記血液取出口及び血液戻り口
に接続される主配管と、この主配管の前記血液取出口と
前記血液ポンプとの間に分岐管を介して接続された補液
供給手段とを備えた透析装置において、該透析装置は、
前記主配管の血液取出口と前記分岐管が接続された分岐
点との間に設けられ前記主配管を開閉する第1のクラン
プと、前記第2のチャンバーと血液戻り口との間に設け
られ前記主配管を開閉する第2のクランプと、前記分岐
管に設けられ該分岐管を開閉する第3のクランプと、前
記血液ポンプの駆動及び前記複数のクランプの開閉を制
御する制御手段とを具備してなることを特徴としてい
る。
に、本発明は次の様な透析装置を採用した。すなわち、
請求項1記載の透析装置は、血液取出口側から順次血液
ポンプ、第1のチャンバー、ダイアライザー、第2のチ
ャンバーを介在させて、前記血液取出口及び血液戻り口
に接続される主配管と、この主配管の前記血液取出口と
前記血液ポンプとの間に分岐管を介して接続された補液
供給手段とを備えた透析装置において、該透析装置は、
前記主配管の血液取出口と前記分岐管が接続された分岐
点との間に設けられ前記主配管を開閉する第1のクラン
プと、前記第2のチャンバーと血液戻り口との間に設け
られ前記主配管を開閉する第2のクランプと、前記分岐
管に設けられ該分岐管を開閉する第3のクランプと、前
記血液ポンプの駆動及び前記複数のクランプの開閉を制
御する制御手段とを具備してなることを特徴としてい
る。
【0007】また、請求項2記載の透析装置は、請求項
1記載の透析装置において、少なくとも前記血液取出口
及び血液戻り口近傍に、それぞれ気泡検知器を設けてな
ることを特徴としている。請求項3記載の透析装置は、
請求項1記載の透析装置において、前記主配管の前記ダ
イアライザーと前記第2のチャンバーとの間に、前記制
御手段によって開閉制御される第4のクランプを設けて
なることを特徴としている。
1記載の透析装置において、少なくとも前記血液取出口
及び血液戻り口近傍に、それぞれ気泡検知器を設けてな
ることを特徴としている。請求項3記載の透析装置は、
請求項1記載の透析装置において、前記主配管の前記ダ
イアライザーと前記第2のチャンバーとの間に、前記制
御手段によって開閉制御される第4のクランプを設けて
なることを特徴としている。
【0008】請求項4記載の返血方法は、血液取出口側
から順次血液ポンプ、第1のチャンバー、ダイアライザ
ー、第2のチャンバーを介在させて、前記血液取出口及
び血液戻り口に接続される主配管と、この主配管の前記
血液取出口と前記血液ポンプとの間に接続された分岐管
に設けられた補液供給手段とを備えた透析装置による透
析終了後に、前記主配管中に残留している血液を返血す
る返血方法であって、前記血液取出口と前記分岐管が接
続された分岐点との間を閉鎖するとともに前記第2のチ
ャンバーと前記血液戻り口との間を閉鎖した状態にて、
前記血液ポンプを正転させて、前記分岐管から前記主配
管へ補液を引き込む引き込み工程と、前記分岐管を閉鎖
するとともに前記血液取出口と前記分岐点との間を開口
した状態にて、前記血液ポンプを逆転させて引き込んだ
補液を前記血液取出口へ送り込む送り込み工程とを繰り
返し、前記血液取出口と前記分岐点との間の回路を補液
に置換することにより返血を行う動脈返血工程と、この
動脈返血工程の終了後に、前記血液取出口と前記分岐点
との間を閉鎖するとともに、前記分岐管及び前記第2の
チャンバーと前記血液戻り口との間を開口し前記血液ポ
ンプを正転させて前記分岐点から前記血液戻り口に至る
回路へ前記分岐管から補液を引き込み、この回路を補液
に置換することにより返血を行う静脈返血工程とからな
ることを特徴としている。
から順次血液ポンプ、第1のチャンバー、ダイアライザ
ー、第2のチャンバーを介在させて、前記血液取出口及
び血液戻り口に接続される主配管と、この主配管の前記
血液取出口と前記血液ポンプとの間に接続された分岐管
に設けられた補液供給手段とを備えた透析装置による透
析終了後に、前記主配管中に残留している血液を返血す
る返血方法であって、前記血液取出口と前記分岐管が接
続された分岐点との間を閉鎖するとともに前記第2のチ
ャンバーと前記血液戻り口との間を閉鎖した状態にて、
前記血液ポンプを正転させて、前記分岐管から前記主配
管へ補液を引き込む引き込み工程と、前記分岐管を閉鎖
するとともに前記血液取出口と前記分岐点との間を開口
した状態にて、前記血液ポンプを逆転させて引き込んだ
補液を前記血液取出口へ送り込む送り込み工程とを繰り
返し、前記血液取出口と前記分岐点との間の回路を補液
に置換することにより返血を行う動脈返血工程と、この
動脈返血工程の終了後に、前記血液取出口と前記分岐点
との間を閉鎖するとともに、前記分岐管及び前記第2の
チャンバーと前記血液戻り口との間を開口し前記血液ポ
ンプを正転させて前記分岐点から前記血液戻り口に至る
回路へ前記分岐管から補液を引き込み、この回路を補液
に置換することにより返血を行う静脈返血工程とからな
ることを特徴としている。
【0009】請求項5の返血方法は、請求項4記載の返
血方法の前記静脈返血工程の際に、前記ダイアライザー
と前記第2のチャンバーとの間を閉鎖し、前記第1のチ
ャンバーの許容量分以下の補液の引き込み後に、前記ダ
イアライザーと前記第2のチャンバーとの間を開口する
開閉工程を繰り返し行うことを特徴としている。
血方法の前記静脈返血工程の際に、前記ダイアライザー
と前記第2のチャンバーとの間を閉鎖し、前記第1のチ
ャンバーの許容量分以下の補液の引き込み後に、前記ダ
イアライザーと前記第2のチャンバーとの間を開口する
開閉工程を繰り返し行うことを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明の請求項1記載の透析装置では、次のよ
うな操作により返血を行う。 (1)制御手段により、第1のクランプを閉状態、第2
のクランプを閉状態、第3のクランプを開状態とし、血
液ポンプを正転すなわち血液取出口から血液戻り口に向
かう方向に血流を起こさせるように作動させる。この場
合、流量は第1のチャンバーの許容量と第2のチャンバ
ーの許容量との合算値以下となるように該血液ポンプの
回転数を制御することにより決定される。次いで、 (2)第1のクランプを開状態、第2のクランプを閉状
態、第3のクランプを閉状態とし、血液ポンプを逆転す
なわち血液戻り口から血液取出口に向かう方向に血流を
起こさせるように作動させる。この場合、流量は上記
(1)と同じ流量になるように該血液ポンプの回転数を
制御する。上記(1)及び(2)の操作を繰り返し行
い、予め既知である血液取出口から、分岐管との分岐点
までの主配管内の血液量の返血を行い、完了する。 (3)動脈側の返血が終了したら、第1のクランプを閉
状態、第2のクランプを開状態、第3のクランプを開状
態とし、血液ポンプを正転させるように作動させる。こ
の場合、分岐管との分岐点から血液戻り口までの主配管
内の血液量の返血を行い、完了する。 以上により、血液透析終了後に当該血液回路内の血液を
患者の体内に確実に戻すことができる。
うな操作により返血を行う。 (1)制御手段により、第1のクランプを閉状態、第2
のクランプを閉状態、第3のクランプを開状態とし、血
液ポンプを正転すなわち血液取出口から血液戻り口に向
かう方向に血流を起こさせるように作動させる。この場
合、流量は第1のチャンバーの許容量と第2のチャンバ
ーの許容量との合算値以下となるように該血液ポンプの
回転数を制御することにより決定される。次いで、 (2)第1のクランプを開状態、第2のクランプを閉状
態、第3のクランプを閉状態とし、血液ポンプを逆転す
なわち血液戻り口から血液取出口に向かう方向に血流を
起こさせるように作動させる。この場合、流量は上記
(1)と同じ流量になるように該血液ポンプの回転数を
制御する。上記(1)及び(2)の操作を繰り返し行
い、予め既知である血液取出口から、分岐管との分岐点
までの主配管内の血液量の返血を行い、完了する。 (3)動脈側の返血が終了したら、第1のクランプを閉
状態、第2のクランプを開状態、第3のクランプを開状
態とし、血液ポンプを正転させるように作動させる。こ
の場合、分岐管との分岐点から血液戻り口までの主配管
内の血液量の返血を行い、完了する。 以上により、血液透析終了後に当該血液回路内の血液を
患者の体内に確実に戻すことができる。
【0011】また、請求項2記載の透析装置では、少な
くとも前記血液取出口及び血液戻り口近傍に、それぞれ
気泡検知器を設けたので、万が一該透析装置内に気泡が
入ってしまった場合であっても、この気泡をすばやく検
知し、第1のクランプまたは第2のクランプを閉状態に
して患者体内に気泡が入ることを防止することが可能に
なる。請求項3記載の透析装置によれば、請求項1記載
の透析装置にて、(3)の操作中に第4のクランプを閉
鎖すると、血液ポンプによって送り込まれる補液が第1
のチャンバー及びダイアライザーにて圧力が高められ
る。そして、第4のクランプを開状態とすると、これら
第1のチャンバー及びダイアライザーの内圧によって血
液戻り口方向へ補液が勢い良く流れ出し、この勢い良く
流れ出す補液によってダイアライザー内の残留血液が良
好に流し出される。
くとも前記血液取出口及び血液戻り口近傍に、それぞれ
気泡検知器を設けたので、万が一該透析装置内に気泡が
入ってしまった場合であっても、この気泡をすばやく検
知し、第1のクランプまたは第2のクランプを閉状態に
して患者体内に気泡が入ることを防止することが可能に
なる。請求項3記載の透析装置によれば、請求項1記載
の透析装置にて、(3)の操作中に第4のクランプを閉
鎖すると、血液ポンプによって送り込まれる補液が第1
のチャンバー及びダイアライザーにて圧力が高められ
る。そして、第4のクランプを開状態とすると、これら
第1のチャンバー及びダイアライザーの内圧によって血
液戻り口方向へ補液が勢い良く流れ出し、この勢い良く
流れ出す補液によってダイアライザー内の残留血液が良
好に流し出される。
【0012】請求項4記載の返血方法によれば、動脈返
血工程を行うことにより、分岐点から血液取出口に至る
回路の血液が確実に返血され、さらに静脈返血工程を行
うことにより、分岐点から血液戻り口に至る回路の血液
が確実に返血される。請求項5記載の返血方法によれ
ば、静脈工程にて分岐点から血液戻り口に至る回路の血
液を返血する際に、補液が所定量毎に繰り返し勢い良く
流れるので、ダイアライザー内の残留血液が確実に流し
出される。
血工程を行うことにより、分岐点から血液取出口に至る
回路の血液が確実に返血され、さらに静脈返血工程を行
うことにより、分岐点から血液戻り口に至る回路の血液
が確実に返血される。請求項5記載の返血方法によれ
ば、静脈工程にて分岐点から血液戻り口に至る回路の血
液を返血する際に、補液が所定量毎に繰り返し勢い良く
流れるので、ダイアライザー内の残留血液が確実に流し
出される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の透析装置及び返血方法の実施
例を図によって説明する。なお、従来の透析装置と同一
構造部分には、同一符号を付して説明を省略する。ま
ず、図1によって第1の実施例の透析装置を説明する。
例を図によって説明する。なお、従来の透析装置と同一
構造部分には、同一符号を付して説明を省略する。ま
ず、図1によって第1の実施例の透析装置を説明する。
【0014】図において、符号21は、第1の実施例の
透析装置である。この透析装置21は、第1の配管3
の、分岐管13が接続された分岐点Pよりも血液取出口
2側に該第1の配管3を開閉する動脈クランプ(第1の
クランプ)22が設けられ、第5の配管11に該第5の
配管11を開閉する静脈クランプ(第2のクランプ)2
3が設けられ、分岐管13に該分岐管13を開閉する補
液クランプ(第3のクランプ)24が設けられ、さら
に、血液ポンプ4の送血流量、送血方向及び動脈クラン
プ22、静脈クランプ23、補液クランプ24それぞれ
の開閉を制御する制御装置(制御手段)25が設けられ
ている。
透析装置である。この透析装置21は、第1の配管3
の、分岐管13が接続された分岐点Pよりも血液取出口
2側に該第1の配管3を開閉する動脈クランプ(第1の
クランプ)22が設けられ、第5の配管11に該第5の
配管11を開閉する静脈クランプ(第2のクランプ)2
3が設けられ、分岐管13に該分岐管13を開閉する補
液クランプ(第3のクランプ)24が設けられ、さら
に、血液ポンプ4の送血流量、送血方向及び動脈クラン
プ22、静脈クランプ23、補液クランプ24それぞれ
の開閉を制御する制御装置(制御手段)25が設けられ
ている。
【0015】そして、第1の配管3及び第5の配管11
には、それぞれ前記血液取出口2及び前記血液戻り口1
2の近傍に、気泡検知器26,26が設けられており、
これらの気泡検知器26,26は前記制御装置25に接
続されている。なお、前記第1のチャンバー6及び第2
のチャンバー10は、例えば、塩化ビニール等から形成
されたもので、ある程度の弾性を有している。
には、それぞれ前記血液取出口2及び前記血液戻り口1
2の近傍に、気泡検知器26,26が設けられており、
これらの気泡検知器26,26は前記制御装置25に接
続されている。なお、前記第1のチャンバー6及び第2
のチャンバー10は、例えば、塩化ビニール等から形成
されたもので、ある程度の弾性を有している。
【0016】この透析装置21では、次のような操作に
より返血を行う。 (1)制御装置25により、動脈クランプ22を閉状
態、静脈クランプ23を閉状態、補液クランプ24を開
状態とし、血液ポンプ4を正転すなわち血液取出口2か
ら血液戻り口12に向かう方向Aに血流を起こさせるよ
うに作動させる。このようにすると、分岐管13から、
第1の配管3の静脈側すなわち分岐点Pから血液ポンプ
4側へ補液が引き込まれる。ここで、静脈クランプ23
が閉状態であることより、第1の配管3の静脈側へ引き
込まれる補液の流量は、第1のチャンバー6及び第2の
チャンバー10の許容量の合算値によって決定される。
したがって、この場合、引き込む補液の流量を第1のチ
ャンバー6及び第2のチャンバー10の許容量の合算値
以下となるように血液ポンプ4の回転数を制御する。
より返血を行う。 (1)制御装置25により、動脈クランプ22を閉状
態、静脈クランプ23を閉状態、補液クランプ24を開
状態とし、血液ポンプ4を正転すなわち血液取出口2か
ら血液戻り口12に向かう方向Aに血流を起こさせるよ
うに作動させる。このようにすると、分岐管13から、
第1の配管3の静脈側すなわち分岐点Pから血液ポンプ
4側へ補液が引き込まれる。ここで、静脈クランプ23
が閉状態であることより、第1の配管3の静脈側へ引き
込まれる補液の流量は、第1のチャンバー6及び第2の
チャンバー10の許容量の合算値によって決定される。
したがって、この場合、引き込む補液の流量を第1のチ
ャンバー6及び第2のチャンバー10の許容量の合算値
以下となるように血液ポンプ4の回転数を制御する。
【0017】次いで、 (2)静脈クランプ23を閉状態に維持しつつ、動脈ク
ランプ22を開状態、補液クランプ24を閉状態とし、
血液ポンプ4を逆転すなわち動脈側に向かう方向Bに血
流を起こさせるように作動させる。なお、このときの血
液ポンプ4による流量は、上記(1)にて静脈側へ引き
込んだ補液の流量と同じにする。このようにすると、上
記(1)にて静脈側へ引き込まれた補液が分岐点Pより
も動脈側の第1の配管3内へ送り込まれ、この補液が送
り込まれた分だけ第1の配管3内の血液が患者へ戻され
る。
ランプ22を開状態、補液クランプ24を閉状態とし、
血液ポンプ4を逆転すなわち動脈側に向かう方向Bに血
流を起こさせるように作動させる。なお、このときの血
液ポンプ4による流量は、上記(1)にて静脈側へ引き
込んだ補液の流量と同じにする。このようにすると、上
記(1)にて静脈側へ引き込まれた補液が分岐点Pより
も動脈側の第1の配管3内へ送り込まれ、この補液が送
り込まれた分だけ第1の配管3内の血液が患者へ戻され
る。
【0018】上記(2)の操作の後に再び上記(1)の
操作を行い、これら(1)及び(2)の操作を繰り返
す。このようにすると、第1の配管3の分岐点Pから血
液取出口2に至る回路に存在していた血液が患者の動脈
へ所定量ずつ全て戻され、この第1の配管3の分岐点P
から血液取出口2に至る回路が補液によって置換され
る。ここで、動脈側の血液量すなわち分岐点Pから血液
取出口2に至る回路内に存在していた血液量は既知であ
るので、この動脈側の血液量のみを患者の動脈に返血す
ることで(1)及び(2)の操作は完了する。
操作を行い、これら(1)及び(2)の操作を繰り返
す。このようにすると、第1の配管3の分岐点Pから血
液取出口2に至る回路に存在していた血液が患者の動脈
へ所定量ずつ全て戻され、この第1の配管3の分岐点P
から血液取出口2に至る回路が補液によって置換され
る。ここで、動脈側の血液量すなわち分岐点Pから血液
取出口2に至る回路内に存在していた血液量は既知であ
るので、この動脈側の血液量のみを患者の動脈に返血す
ることで(1)及び(2)の操作は完了する。
【0019】この操作において、万が一該透析装置21
内に気泡が入ってしまった場合には、気泡検知器26が
血液取出口2においてこの気泡を検知し、その信号を制
御装置25に出力する。制御装置25はその信号に基づ
き動脈クランプ22を閉に操作することにより、患者の
体内に気泡の入ることを防止する。
内に気泡が入ってしまった場合には、気泡検知器26が
血液取出口2においてこの気泡を検知し、その信号を制
御装置25に出力する。制御装置25はその信号に基づ
き動脈クランプ22を閉に操作することにより、患者の
体内に気泡の入ることを防止する。
【0020】上記(1)及び(2)の操作の繰り返しに
よって第1の配管3の分岐点Pから血液取出口2までの
回路中の血液が患者へ戻されたら、分岐点Pから血液戻
り口12に至る回路中の血液の返血操作を次のようにし
て行う。 (3)動脈クランプ22を閉状態、静脈クランプ23を
開状態、補液クランプ24を開状態とし、血液ポンプ4
を正転すなわち血液取出口2から血液戻り口12に向か
う方向Aに血流を起こさせるように作動させる。このよ
うにすると、分岐点Pから第1の配管3内へ補液が引き
込まれるとともに、分岐点Pから血液戻り口12に至る
回路内の血液が患者の静脈へ戻される。
よって第1の配管3の分岐点Pから血液取出口2までの
回路中の血液が患者へ戻されたら、分岐点Pから血液戻
り口12に至る回路中の血液の返血操作を次のようにし
て行う。 (3)動脈クランプ22を閉状態、静脈クランプ23を
開状態、補液クランプ24を開状態とし、血液ポンプ4
を正転すなわち血液取出口2から血液戻り口12に向か
う方向Aに血流を起こさせるように作動させる。このよ
うにすると、分岐点Pから第1の配管3内へ補液が引き
込まれるとともに、分岐点Pから血液戻り口12に至る
回路内の血液が患者の静脈へ戻される。
【0021】また、この場合も、静脈側の血液量すなわ
ち分岐管Pから血液戻り口12に至る回路内に存在して
いた血液量は既知であるので、この静脈側の血液量のみ
を患者の静脈に返血することで完了する。なお、補液瓶
14内の補液の量が静脈側の血液量よりも少ない場合
は、この補液瓶14に孔をあけて静脈側の回路への補液
の引き込み後に空気を引き込むようにして返血を行う。
ち分岐管Pから血液戻り口12に至る回路内に存在して
いた血液量は既知であるので、この静脈側の血液量のみ
を患者の静脈に返血することで完了する。なお、補液瓶
14内の補液の量が静脈側の血液量よりも少ない場合
は、この補液瓶14に孔をあけて静脈側の回路への補液
の引き込み後に空気を引き込むようにして返血を行う。
【0022】この操作において、万が一該透析装置21
内に気泡が入ってしまった場合には、気泡検知器26が
血液戻り口12においてこの気泡を検知し、その信号を
制御装置25に出力する。制御装置25はその信号に基
づき静脈クランプ23を閉に操作することにより、患者
の体内に気泡の入ることを防止する。
内に気泡が入ってしまった場合には、気泡検知器26が
血液戻り口12においてこの気泡を検知し、その信号を
制御装置25に出力する。制御装置25はその信号に基
づき静脈クランプ23を閉に操作することにより、患者
の体内に気泡の入ることを防止する。
【0023】以上(1)(2)の操作(動脈返血工程)
及び(3)の操作(静脈返血工程)により、血液透析終
了後にこの透析装置21の血液を患者の体内に確実に戻
すことが可能になる。また、透析後の補液による体内へ
の水分の補給も、制御装置25の動作条件を適切に設定
することにより、正確に行うことが可能である。
及び(3)の操作(静脈返血工程)により、血液透析終
了後にこの透析装置21の血液を患者の体内に確実に戻
すことが可能になる。また、透析後の補液による体内へ
の水分の補給も、制御装置25の動作条件を適切に設定
することにより、正確に行うことが可能である。
【0024】このように、第1の実施例の透析装置21
によれば、第1の配管3に動脈クランプ22を設け、第
5の配管11に静脈クランプ23を設け、分岐管13に
補液クランプ24を設け、さらに、血液ポンプ4の送血
流量、送血方向及び動脈クランプ22、静脈クランプ2
3、補液クランプ24それぞれの開閉を制御する制御装
置(制御手段)25を設けたので、血液透析終了後にこ
の透析装置21の血液を患者の体内に確実に戻すことが
できる。また、透析後の補液による体内への水分の補給
も、制御装置25の動作条件を適切に設定することによ
り、正確に行うことができる。
によれば、第1の配管3に動脈クランプ22を設け、第
5の配管11に静脈クランプ23を設け、分岐管13に
補液クランプ24を設け、さらに、血液ポンプ4の送血
流量、送血方向及び動脈クランプ22、静脈クランプ2
3、補液クランプ24それぞれの開閉を制御する制御装
置(制御手段)25を設けたので、血液透析終了後にこ
の透析装置21の血液を患者の体内に確実に戻すことが
できる。また、透析後の補液による体内への水分の補給
も、制御装置25の動作条件を適切に設定することによ
り、正確に行うことができる。
【0025】また、血液取出口2及び血液戻り口12そ
れぞれに気泡検知器26を設けたので、万が一該透析装
置21内に気泡が入ってしまった場合であっても、この
気泡をすばやく検知することができ、患者の体内に気泡
が進入するのを防止することができる。
れぞれに気泡検知器26を設けたので、万が一該透析装
置21内に気泡が入ってしまった場合であっても、この
気泡をすばやく検知することができ、患者の体内に気泡
が進入するのを防止することができる。
【0026】次に、第2の実施例の透析装置を図2によ
って説明する。この第2の実施例の透析装置31は、上
記第1の実施例における静脈側への返血の際に、前記ダ
イアライザー8内に残留した血液を良好に流し出すもの
である。ここで、ダイアライザー8とは、図3に示すよ
うに、その内部に血液の流れる方向へ沿って、内径30
〜1000μmの中空糸32、32…が多数配設されて
おり、これら中空糸32、32…内を血液が流れるよう
になっている。
って説明する。この第2の実施例の透析装置31は、上
記第1の実施例における静脈側への返血の際に、前記ダ
イアライザー8内に残留した血液を良好に流し出すもの
である。ここで、ダイアライザー8とは、図3に示すよ
うに、その内部に血液の流れる方向へ沿って、内径30
〜1000μmの中空糸32、32…が多数配設されて
おり、これら中空糸32、32…内を血液が流れるよう
になっている。
【0027】そして、これら中空糸32、32…中を血
液が通過することにより、血液中の老廃物が透析液中へ
排出されるようになっている。なお、符号33は、透析
液をダイアライザー8の内部へ循環させる流通口であ
る。したがって、このダイアライザー8内に残留してい
る血液は、単に血液ポンプ4によって補液を通過させる
程度では、完全に流し出すことができない。
液が通過することにより、血液中の老廃物が透析液中へ
排出されるようになっている。なお、符号33は、透析
液をダイアライザー8の内部へ循環させる流通口であ
る。したがって、このダイアライザー8内に残留してい
る血液は、単に血液ポンプ4によって補液を通過させる
程度では、完全に流し出すことができない。
【0028】このため、第2の実施例の透析装置31
は、次のような構成としてこのダイアライザー8内の残
留血液を流し出すようになっている。図に示すように、
この透析装置31は、第4の配管9の途中に回収クラン
プ(第4のクランプ)35を設けた構成とされており、
この回収クランプ35は、制御装置25によって、上記
第1の実施例の透析装置21における(3)の静脈側へ
の返血操作の際に所定時間毎に開閉されるようになって
いる。そして、この回収クランプ35が所定時間閉状態
とされた際に、血液ポンプ4によって送り出される血液
あるいは補液によって、第1のチャンバー6及びダイア
ライザー8の内圧がある程度高められる。
は、次のような構成としてこのダイアライザー8内の残
留血液を流し出すようになっている。図に示すように、
この透析装置31は、第4の配管9の途中に回収クラン
プ(第4のクランプ)35を設けた構成とされており、
この回収クランプ35は、制御装置25によって、上記
第1の実施例の透析装置21における(3)の静脈側へ
の返血操作の際に所定時間毎に開閉されるようになって
いる。そして、この回収クランプ35が所定時間閉状態
とされた際に、血液ポンプ4によって送り出される血液
あるいは補液によって、第1のチャンバー6及びダイア
ライザー8の内圧がある程度高められる。
【0029】次いで、この回収クランプ35が開状態と
されると、血液ポンプ4と回収クランプ35との間の回
路内の血液あるいは補液が、第1のチャンバー6とダイ
アライザー8との内圧によって血液戻り口12方向へ勢
い良く流れ出す。その後、第3の配管7内の血液が戻さ
れて、この第3の配管7内が補液に置換された後は、ダ
イアライザー8内へ補液のみが所定量毎に勢い良く流れ
込み、この勢い良く流れ込む補液によってダイアライザ
ー8の中空糸32、32…に残留している血液が確実に
押し流される。
されると、血液ポンプ4と回収クランプ35との間の回
路内の血液あるいは補液が、第1のチャンバー6とダイ
アライザー8との内圧によって血液戻り口12方向へ勢
い良く流れ出す。その後、第3の配管7内の血液が戻さ
れて、この第3の配管7内が補液に置換された後は、ダ
イアライザー8内へ補液のみが所定量毎に勢い良く流れ
込み、この勢い良く流れ込む補液によってダイアライザ
ー8の中空糸32、32…に残留している血液が確実に
押し流される。
【0030】なお、回収クランプ35の閉状態の所定時
間は、血液ポンプ4から送り出されて第1のチャンバー
6に貯留される血液あるいは補液の流量が第1のチャン
バー6の許容量以下となるように設定する。即ち、この
第2の実施例の透析装置31によれば、残留血液を流し
出すことが困難であったダイアライザー8内の残留血液
を、返血の際に極めて良好に補液によって流し出すこと
ができ、このダイアライザー8内の残留血液の回収作業
の効率を大幅に向上させることができる。
間は、血液ポンプ4から送り出されて第1のチャンバー
6に貯留される血液あるいは補液の流量が第1のチャン
バー6の許容量以下となるように設定する。即ち、この
第2の実施例の透析装置31によれば、残留血液を流し
出すことが困難であったダイアライザー8内の残留血液
を、返血の際に極めて良好に補液によって流し出すこと
ができ、このダイアライザー8内の残留血液の回収作業
の効率を大幅に向上させることができる。
【0031】次に、第3の実施例を図4によって説明す
る。この第3の実施例の透析装置41は、第4の配管9
の一部が第5の配管11に並列にされており、その並列
にされたそれぞれの配管9、11同士を一つのクランプ
(第5のクランプ)42によって同時に開閉することが
できるようになっている。即ち、このクランプ42は、
分岐点Pから血液取出口2に至る回路中の血液の返血操
作時には、前記静脈クランプ23と同様に用いられ、分
岐点Pから血液戻り口12に至る回路中の血液の返血操
作時には、第2の実施例における回収クランプ35と同
様に用いられるものである。
る。この第3の実施例の透析装置41は、第4の配管9
の一部が第5の配管11に並列にされており、その並列
にされたそれぞれの配管9、11同士を一つのクランプ
(第5のクランプ)42によって同時に開閉することが
できるようになっている。即ち、このクランプ42は、
分岐点Pから血液取出口2に至る回路中の血液の返血操
作時には、前記静脈クランプ23と同様に用いられ、分
岐点Pから血液戻り口12に至る回路中の血液の返血操
作時には、第2の実施例における回収クランプ35と同
様に用いられるものである。
【0032】即ち、この第3の実施例の透析装置41
は、クランプ42によって、前記静脈クランプ23及び
前記回収クランプ35の両方の作用を行うことができる
ようにしたものであり、これにより、装置の構成を簡略
化することができる。
は、クランプ42によって、前記静脈クランプ23及び
前記回収クランプ35の両方の作用を行うことができる
ようにしたものであり、これにより、装置の構成を簡略
化することができる。
【0033】次に第4の実施例の透析装置を図5によっ
て説明する。この第4の実施例の透析装置51は、分岐
点Pから血液戻り口12に至る回路中の血液を返血する
際に、補液瓶14内の補液が全て使われた後に分岐管1
3へ空気を自動的に取り入れるようにしたものである。
ここで、返血操作の際に、補液瓶14の容量が大きけれ
ば、空気の取り入れを必要としないが、通常、この補液
瓶14は容量の小さなものが使用されるため、補液瓶1
4内の補液が空となる場合は、補液瓶14に人手によっ
て孔をあけて分岐管13へ空気が取り入れられるように
しなければならず、この補液瓶14への孔あけ作業に手
間がかかっていた。
て説明する。この第4の実施例の透析装置51は、分岐
点Pから血液戻り口12に至る回路中の血液を返血する
際に、補液瓶14内の補液が全て使われた後に分岐管1
3へ空気を自動的に取り入れるようにしたものである。
ここで、返血操作の際に、補液瓶14の容量が大きけれ
ば、空気の取り入れを必要としないが、通常、この補液
瓶14は容量の小さなものが使用されるため、補液瓶1
4内の補液が空となる場合は、補液瓶14に人手によっ
て孔をあけて分岐管13へ空気が取り入れられるように
しなければならず、この補液瓶14への孔あけ作業に手
間がかかっていた。
【0034】このため、この第4の実施例の透析装置5
1は、分岐管13に制御配管52を接続し、この制御配
管52の端部に給気クランプ53を設け、さらに、分岐
管13の途中に圧力センサ54を設けたもので、この圧
力センサ54からの圧力の検出データに基づいて制御装
置25が、給気クランプ53を開閉制御するようになっ
ている。即ち、補液瓶14内の補液が空となり、分岐管
13内の圧力が低下した際に、圧力センサ54が圧力の
低下を検出し、この圧力センサ54からの検出データに
基づいて、制御装置25が給気クランプ53を開状態と
し、制御配管52を介して分岐管13へ空気を自動的に
取り入れ、これにより、分岐点Pから血液戻り口12に
至る回路中の血液の返血操作を良好に行わせることがで
きる。
1は、分岐管13に制御配管52を接続し、この制御配
管52の端部に給気クランプ53を設け、さらに、分岐
管13の途中に圧力センサ54を設けたもので、この圧
力センサ54からの圧力の検出データに基づいて制御装
置25が、給気クランプ53を開閉制御するようになっ
ている。即ち、補液瓶14内の補液が空となり、分岐管
13内の圧力が低下した際に、圧力センサ54が圧力の
低下を検出し、この圧力センサ54からの検出データに
基づいて、制御装置25が給気クランプ53を開状態と
し、制御配管52を介して分岐管13へ空気を自動的に
取り入れ、これにより、分岐点Pから血液戻り口12に
至る回路中の血液の返血操作を良好に行わせることがで
きる。
【0035】なお、上記実施例における気泡検知器2
6、26と動脈クランプ22及び静脈クランプ23との
配設位置は実施例に限定されることはない。即ち、気泡
検知器26、26が気泡を検知した場合、動脈クランプ
22及び静脈クランプ23によって極めて迅速に配管が
閉鎖されるので、この気泡検知器26、26の配設箇所
を患者側にしても問題はない。
6、26と動脈クランプ22及び静脈クランプ23との
配設位置は実施例に限定されることはない。即ち、気泡
検知器26、26が気泡を検知した場合、動脈クランプ
22及び静脈クランプ23によって極めて迅速に配管が
閉鎖されるので、この気泡検知器26、26の配設箇所
を患者側にしても問題はない。
【0036】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載の透析装置によれば、血液取出口側から順次血液ポン
プ、第1のチャンバー、ダイアライザー、第2のチャン
バーを介在させて、前記血液取出口及び血液戻り口に接
続される主配管と、この主配管より分岐された分岐管に
設けられた補液供給手段とを備えた透析装置において、
該透析装置は、前記主配管の血液取出口と順次血液ポン
プとの間に設けられ該配管を開閉する第1のクランプ
と、第2のチャンバーと血液戻り口との間に設けられ該
配管を開閉する第2のクランプと、前記分岐管に設けら
れ該分岐管を開閉する第3のクランプと、前記血液ポン
プの駆動及び前記複数のクランプの開閉を制御する制御
手段とを具備してなることとしたので、血液透析終了後
にこの透析装置の血液を患者の体内に確実に戻すことが
でき、さらに省力化も可能となる。また、透析後の補液
による体内への水分の補給も、制御手段の動作条件を適
切に設定することにより、正確に行うことができる。
載の透析装置によれば、血液取出口側から順次血液ポン
プ、第1のチャンバー、ダイアライザー、第2のチャン
バーを介在させて、前記血液取出口及び血液戻り口に接
続される主配管と、この主配管より分岐された分岐管に
設けられた補液供給手段とを備えた透析装置において、
該透析装置は、前記主配管の血液取出口と順次血液ポン
プとの間に設けられ該配管を開閉する第1のクランプ
と、第2のチャンバーと血液戻り口との間に設けられ該
配管を開閉する第2のクランプと、前記分岐管に設けら
れ該分岐管を開閉する第3のクランプと、前記血液ポン
プの駆動及び前記複数のクランプの開閉を制御する制御
手段とを具備してなることとしたので、血液透析終了後
にこの透析装置の血液を患者の体内に確実に戻すことが
でき、さらに省力化も可能となる。また、透析後の補液
による体内への水分の補給も、制御手段の動作条件を適
切に設定することにより、正確に行うことができる。
【0037】また、請求項2記載の透析装置によれば、
請求項1記載の透析装置において、少なくとも前記血液
取出口及び血液戻り口それぞれに、気泡検知器を設けて
なることとしたので、万が一該透析装置内に気泡が入っ
てしまった場合であっても、この気泡をすばやく検知す
ることができ、第1のクランプと第2のクランプとの操
作で患者の体内に気泡が進入するのを防止することがで
きる。請求項3記載の透析装置によれば、分岐点から血
液戻り口に至る回路内の返血を行う際に、第4のクラン
プを開閉させることにより、ダイアライザー内の残留血
液を極めて容易に流し出すことができる。
請求項1記載の透析装置において、少なくとも前記血液
取出口及び血液戻り口それぞれに、気泡検知器を設けて
なることとしたので、万が一該透析装置内に気泡が入っ
てしまった場合であっても、この気泡をすばやく検知す
ることができ、第1のクランプと第2のクランプとの操
作で患者の体内に気泡が進入するのを防止することがで
きる。請求項3記載の透析装置によれば、分岐点から血
液戻り口に至る回路内の返血を行う際に、第4のクラン
プを開閉させることにより、ダイアライザー内の残留血
液を極めて容易に流し出すことができる。
【0038】請求項4記載の返血方法によれば、従来熟
練作業であった主配管内の残留血液の返血を、極めて容
易にかつ確実に行うことができる。また、請求項5記載
の返血方法によれば、回収が困難なダイアライザー内の
残留血液を確実に流し出すことができるので、残留血液
の回収作業にかかる労力及び時間を大幅に削減すること
ができる。
練作業であった主配管内の残留血液の返血を、極めて容
易にかつ確実に行うことができる。また、請求項5記載
の返血方法によれば、回収が困難なダイアライザー内の
残留血液を確実に流し出すことができるので、残留血液
の回収作業にかかる労力及び時間を大幅に削減すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例の透析装置の構成及び構
造を説明する透析装置の概略構成図である。
造を説明する透析装置の概略構成図である。
【図2】本発明の第2の実施例の透析装置の構成及び構
造を説明する透析装置の概略構成図である。
造を説明する透析装置の概略構成図である。
【図3】透析装置の回路内に設けられたダイアライザー
の構造を説明するダイアライザーの断面図である。
の構造を説明するダイアライザーの断面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の透析装置の構成及び構
造を説明する透析装置の概略構成図である。
造を説明する透析装置の概略構成図である。
【図5】本発明の第4の実施例の透析装置の構成及び構
造を説明する透析装置の概略構成図である。
造を説明する透析装置の概略構成図である。
【図6】従来の透析装置の構成及び構造を説明する透析
装置の概略構成図である。
装置の概略構成図である。
2 血液取出口 3 第1の配管 4 血液ポンプ 5 第2の配管 6 第1のチャンバー 7 第3の配管 8 ダイアライザー 9 第4の配管 10 第2のチャンバー 11 第5の配管 12 血液戻り口 13 分岐管 14 補液瓶(補液供給手段) 21、31、41、51 透析装置 22 動脈クランプ(第1のクランプ) 23 静脈クランプ(第2のクランプ) 24 補液クランプ(第3のクランプ) 25 制御装置(制御手段) 26 気泡検知器 35 回収クランプ(第4のクランプ) P 分岐点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 利佳 東京都文京区本郷3丁目23番13号 泉工医 科工業株式会社内 (72)発明者 石塚 弘章 東京都文京区本郷3丁目23番13号 泉工医 科工業株式会社内 (72)発明者 植原 洋和 東京都文京区本郷3丁目23番13号 泉工医 科工業株式会社内 (72)発明者 大脇 慎吾 東京都文京区本郷3丁目23番13号 泉工医 科工業株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 血液取出口側から順次血液ポンプ、第1
のチャンバー、ダイアライザー、第2のチャンバーを介
在させて、前記血液取出口及び血液戻り口に接続される
主配管と、この主配管の前記血液取出口と前記血液ポン
プとの間に分岐管を介して接続された補液供給手段とを
備えた透析装置において、 該透析装置は、前記主配管の血液取出口と前記分岐管が
接続された分岐点との間に設けられ前記主配管を開閉す
る第1のクランプと、前記第2のチャンバーと血液戻り
口との間に設けられ前記主配管を開閉する第2のクラン
プと、前記分岐管に設けられ該分岐管を開閉する第3の
クランプと、前記血液ポンプの駆動及び前記複数のクラ
ンプの開閉を制御する制御手段とを具備してなることを
特徴とする透析装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の透析装置において、 少なくとも前記血液取出口及び血液戻り口近傍に、それ
ぞれ気泡検知器を設けてなることを特徴とする透析装
置。 - 【請求項3】 請求項1記載の透析装置において、 前記主配管の前記ダイアライザーと前記第2のチャンバ
ーとの間に、前記制御手段によって開閉制御される第4
のクランプを設けてなることを特徴とする透析装置。 - 【請求項4】 血液取出口側から順次血液ポンプ、第1
のチャンバー、ダイアライザー、第2のチャンバーを介
在させて、前記血液取出口及び血液戻り口に接続される
主配管と、この主配管の前記血液取出口と前記血液ポン
プとの間に接続された分岐管に設けられた補液供給手段
とを備えた透析装置による透析終了後に、前記主配管中
に残留している血液を返血する返血方法であって、 前記血液取出口と前記分岐管が接続された分岐点との間
を閉鎖するとともに前記第2のチャンバーと前記血液戻
り口との間を閉鎖した状態にて、前記血液ポンプを正転
させて、前記分岐管から前記主配管へ補液を引き込む引
き込み工程と、前記分岐管を閉鎖するとともに前記血液
取出口と前記分岐点との間を開口した状態にて、前記血
液ポンプを逆転させて引き込んだ補液を前記血液取出口
へ送り込む送り込み工程とを繰り返し、前記血液取出口
と前記分岐点との間の回路を補液に置換することにより
返血を行う動脈返血工程と、 この動脈返血工程の終了後に、前記血液取出口と前記分
岐点との間を閉鎖するとともに、前記分岐管及び前記第
2のチャンバーと前記血液戻り口との間を開口し前記血
液ポンプを正転させて前記分岐点から前記血液戻り口に
至る回路へ前記分岐管から補液を引き込み、この回路を
補液に置換することにより返血を行う静脈返血工程とか
らなることを特徴とする返血方法。 - 【請求項5】 請求項4記載の返血方法の前記静脈返血
工程の際に、前記ダイアライザーと前記第2のチャンバ
ーとの間を閉鎖し、前記第1のチャンバーの許容量分以
下の補液の引き込み後に、前記ダイアライザーと前記第
2のチャンバーとの間を開口する開閉工程を繰り返し行
うことを特徴とする返血方法。
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