JP2014000168A - 血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法、血液浄化装置及びプログラム - Google Patents

血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法、血液浄化装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置構成を煩雑化することなく、補液供給回路の液体も排出可能で、なおかつ患者の安全性を確保して液体の排出を自動化可能な、血液浄化装置の回路の液体を減らす方法を提供する。
【解決手段】本発明は、透析液供給回路13内の残存する液体を、血液浄化器11の二次側10bに流し、二次側11bの液体を廃液回路14側に流して、透析液供給回路13内の液体を減らす第1の工程と、採血回路20と返血回路21の各閉鎖部を閉鎖した状態で、補液供給回路15内に残存する液体を、返血回路21に流し、返血回路21の液体を血液浄化器11の一次側10aに流し、一次側10aの液体を二次側10bに流し、二次側10bの液体を廃液回路14側に流して、補液供給回路15内の液体を減らす第2の工程と、血液浄化器11の二次側10b及び廃液回路14内に残存する液体を、廃液部60に流して、廃液回路14内の液体を減らす第3の工程と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法、血液浄化装置及びプログラムに関する。
持続的血液浄化法などの血液浄化治療には、従来より血液浄化装置が用いられている。血液浄化装置は、概して、患者から採血した血液を血液浄化器の浄化膜の一次側に供給し患者に戻す血液回路と、血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給し排出する透析液回路と、血液回路に補液を供給する補液供給回路を有している。
そして、上述の血液浄化装置を用いた血液浄化治療では、血液回路を通じて患者の血液を血液浄化器の浄化膜の一次側に供給し、当該血液浄化器から患者に戻しつつ、透析液回路を通じて透析液を血液浄化器の二次側に供給し、当該血液浄化器から排出することによって、浄化膜を通じて血液中の病因物質を透析液に取り込み、血液を浄化している。また、血液浄化治療中は、血液の不足成分を補うため補液供給回路を通じて血液に補液を供給している。
ところで、上述の血液浄化治療が終了した後は、血液浄化装置の各回路の全体に液体が残っている。具体的には、血液回路には、主に患者に血液を返血するために血液と置換された生理食塩水が残り、透析液回路には、透析液が残り、補液供給回路には、補液が残っている。
血液浄化治療で用いた回路のチューブ等の部材のほとんどは、使い捨てであるため、血液浄化治療後に廃棄する必要がある。このとき、回路内に液体が残っていると、重量が増し、取り扱いが大変なうえ、廃棄コストが高くなる。また、回路内から液体が漏れる恐れがあり、衛生面からも望ましくない。
そこで、通気手段により、血液透析器の一次側である血液チャンバに空気を供給して、少なくとも血液チャンバを空にする血液透析機械が提案されている(特許文献1参照)。
特表2009−529392号公報
しかしながら、上記血液透析機械では、血液チャンバを空にするための通気手段が別途必要になるので、装置構成が煩雑になり、また装置コストが高くなる。また、補液供給回路内の液体を減らすことができず回路の重量を十分に低減できない。さらに、誤って回路が患者に繋がっていると、患者に回路内の空気や過剰の量の液体が流入する可能性があり、安全性の面から、液体を排出する作業を自動化することはできない。このため、医療従事者が手動で作業を行わざるをえず、回路の廃棄作業に手間と時間がかかる。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、装置構成を煩雑化することなく、補液供給回路の液体も排出可能で、なおかつ患者の安全性を確保して液体排出作業の自動化も可能となる、血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法、血液浄化装置及びプログラムを提供することをその目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、浄化膜を備えた血液浄化器と、患者から採血した血液を前記血液浄化器の浄化膜の一次側に供給する採血回路と、前記血液浄化器で浄化された血液を患者に戻す返血回路とを有し、前記採血回路と前記返血回路がそれぞれ回路を閉鎖可能な閉鎖部を有する、血液回路と、前記血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給するための透析液供給回路と、前記血液浄化器の浄化膜の二次側の透析液を廃液部に廃液するための廃液回路と、前記採血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間、及び/又は前記返血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間に接続され、当該接続された採血回路及び/又は返血回路に補液を供給するための補液供給回路と、を有する、血液浄化装置において、血液浄化処理後に回路内に残存する液体を減らす方法であって、血液浄化処理後に前記透析液供給回路内の残存する液体を、前記血液浄化器の二次側に流し、当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記透析液供給回路内の液体を減らす第1の工程と、前記血液回路において前記採血回路と前記返血回路の各閉鎖部を閉鎖した状態で、前記血液浄化処理後に前記補液供給回路内に残存する液体を、前記補液供給回路が接続された前記採血回路及び/又は前記返血回路に流し、当該採血回路及び/又は返血回路の液体を前記血液浄化器の一次側に流し、当該一次側の液体を前記二次側に流し、さらに当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記補液供給回路内の液体を減らす第2の工程と、前記血液浄化処理後に前記血液浄化器の二次側及び前記廃液回路内に残存する液体を、前記廃液部に流して、前記廃液回路内の液体を減らす第3の工程と、を有する、血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法である。
本発明によれば、従来のように別途通気手段を設ける必要がないので、装置構成を煩雑にすることなく、血液浄化処理後の回路内の液体を減らすことができる。また、補液供給回路の液体も減らすことができ、回路全体の重量を大幅に低減できる。さらに、液体が減らされる血液処理器、透析液供給回路、廃液回路及び補液供給回路が、閉鎖部により患者側と遮断されているので、仮に患者に回路が接続されたままであっても、空気や、過剰な量の液体が患者に混入することがない。よって、患者の完全性が確保されるので、液体の排出作業を自動化することができる。
前記第1の工程は、前記第2の工程よりも先に行われるようにしてもよい。かかる場合、浄化膜に液体を通過させる第2の工程よりも、浄化膜に液体を通過させない第1の工程を先に行う。これにより、血液浄化治療後の浄化膜の目詰まりがひどく液体が通過しないような場合であっても、回路内の液体を確実に減らすことができる。
前記第2の工程では、前記浄化膜にかかる圧力が所定の閾値を超えないように前記一次側から前記二次側に液体を流すようにしてもよい。かかる場合、浄化膜が目詰まりしているような場合に、浄化膜に過度の負荷がかからないように液体の排出を行うことができる。これにより、浄化膜に目詰まりがあっても液体の排出を最大限継続し、最大限液体を減らすことができる。
前記第3の工程は、前記第1の工程及び前記第2の工程の後に行われるようにしてもよい。かかる場合、最終的に廃液回路内の液体を確実に減らすことができる。
前記透析液供給回路は、透析液供給源と、当該透析液供給源と前記血液浄化器の間に接続された透析液貯留部と、を有しており、前記第1の工程において、少なくとも、前記透析液貯留部と、当該透析液貯留部と前記血液浄化器との間の流路を空にするようにしてもよい。かかる場合、比較的容量の多い透析液貯留部が空になるので、回路全体の液体の重量を大幅に低減できる。
前記補液供給回路は、補液供給源と、当該補液供給源と前記採血回路及び/又は前記返血回路との間に接続された補液貯留部と、を有し、前記第2の工程において、少なくとも、前記補液貯留部と、当該補液貯留部と前記採血回路及び/又は前記返血回路との間の流路を空にするようにしてもよい。かかる場合、比較的容量の多い補液貯留部が空になるので、回路全体の液体の重量を大幅に低減できる。
前記第2の工程において、さらに、前記採血回路及び/又は前記返血回路における前記補液供給回路が接続された位置と前記血液浄化器との間の流路と、前記血液浄化器の一次側を空にするようにしてもよい。かかる場合、血液浄化器の一次側までを空にするので、回路全体の液体の重量を大幅に低減できる。
前記廃液回路は、前記血液浄化器と前記廃液部との間に接続された廃液貯留部を有し、前記第3の工程において、少なくとも前記廃液貯留部を空にするようにしてもよい。かかる場合、比較的容量の多い廃液貯留部を空にするので、回路全体の液体の重量を大幅に低減できる。
別の観点による本発明は、浄化膜を備えた血液浄化器と、患者から採血した血液を前記血液浄化器の浄化膜の一次側に供給する採血回路と、前記血液浄化器で浄化された血液を患者に戻す返血回路とを有し、前記採血回路と前記返血回路がそれぞれ回路を閉鎖可能な閉鎖部を有する、血液回路と、前記血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給するための透析液供給回路と、前記血液浄化器の浄化膜の二次側の透析液を廃液部に廃液するための廃液回路と、前記採血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間、及び/又は前記返血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間に接続され、当該接続された採血回路及び/又は返血回路に補液を供給するための補液供給回路と、を有する血液浄化装置であって、血液浄化処理後に前記透析液供給回路内の残存する液体を、前記血液浄化器の二次側に流し、当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記透析液供給回路内の液体を減らす第1の送液装置と、前記血液回路において前記採血回路と前記返血回路の各閉鎖部を閉鎖した状態で、前記血液浄化処理後に前記補液供給回路内に残存する液体を、前記補液供給回路が接続された前記採血回路及び/又は前記返血回路に流し、当該採血回路及び/又は返血回路の液体を前記血液浄化器の一次側に流し、当該一次側の液体を前記二次側に流し、さらに当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記補液供給回路内の液体を減らす第2の送液装置と、前記血液浄化処理後に前記血液浄化器の二次側及び前記廃液回路内に残存する液体を、前記廃液部に流して、前記廃液回路内の液体を減らす第3の送液装置と、を有する、血液浄化装置である。
また、別の観点による本発明は、浄化膜を備えた血液浄化器と、患者から採血した血液を前記血液浄化器の浄化膜の一次側に供給する採血回路と、前記血液浄化器で浄化された血液を患者に戻す返血回路とを有し、前記採血回路と前記返血回路がそれぞれ回路を閉鎖可能な閉鎖部を有する、血液回路と、前記血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給するための透析液供給回路と、前記血液浄化器の浄化膜の二次側の透析液を廃液部に廃液するための廃液回路と、前記採血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間、及び/又は前記返血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間に接続され、当該接続された採血回路及び/又は返血回路に補液を供給するための補液供給回路と、を有する血液浄化装置において、血液浄化処理後に前記透析液供給回路内の残存する液体を、ポンプにより、前記血液浄化器の二次側に流し、当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記透析液供給回路内の液体を減らす第1の工程と、前記血液回路において前記採血回路と前記返血回路の各閉鎖部を閉鎖した状態で、前記血液浄化処理後に前記補液供給回路内に残存する液体を、ポンプにより、前記補液供給回路が接続された前記採血回路及び/又は前記返血回路に流し、当該採血回路及び/又は返血回路の液体を前記血液浄化器の一次側に流し、当該一次側の液体を前記二次側に流し、さらに当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記補液供給回路内の液体を減らす第2の工程と、前記血液浄化処理後に前記血液浄化器の二次側及び前記廃液回路内に残存する液体を、ポンプにより、前記廃液部に流して、前記廃液回路内の液体を減らす第3の工程と、をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、装置構成を煩雑化することなく、回路の液体を排出できるので、装置コストの上昇を防止できる。また、補液供給回路の液体も排出できるので、回路の重量を大幅に低減し、回路の廃棄コストを低減できる。さらに、患者の安全性を確保できるので、回路の液体の排出作業を自動化し、回路の廃棄作業の手間と時間を大幅に低減できる。
血液浄化装置の回路構成の概略を示す説明図である。 回路の第1の工程の状態を示す説明図である。 回路の第1の工程終了時に状態を示す説明図である。 回路の第2の工程の状態を示す説明図である。 回路の第2の工程終了時に状態を示す説明図である。 回路の第3の工程の状態を示す説明図である。 回路の第3の工程の状態を示す説明図である。 回路の第3の工程終了時に状態を示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態に係る血液浄化装置1の構成の概略を示す説明図である。
血液浄化装置1は、例えば持続的腎機能代替療法(CRRT)の血液浄化治療を行うための装置である。
血液浄化装置1は、例えば浄化膜10を有する血液浄化器11と、患者から採血した血液を血液浄化器11に供給し患者に戻すための血液回路12と、血液浄化器11に透析液を供給するための透析液供給回路13と、血液浄化器11の透析液を排出するための廃液回路14と、血液回路12に補液を供給するための補液供給回路15と、血液浄化器1の動作を制御する制御装置16等を有している。
血液回路12、透析液供給回路13、廃液回路14及び補液供給回路15は、それぞれ液体が流れる軟質性のチューブからなる流路を有している。
血液浄化器11は、例えば中空糸膜などの浄化膜10を内蔵した円筒形のモジュールであり、浄化膜10の一次側10aに血液を流し、二次側10bに透析液を流して、一次側10aの血液内の不要成分を浄化膜10を通じて二次側10bの透析液に取り込んで血液を浄化する。
血液回路12は、例えば患者に穿刺される針部から血液浄化器11の浄化膜10の一次側10aの入口に接続された採血回路20と、透析器10の一次側10aの出口から、患者に穿刺される針部に接続された返血回路21を有している。例えば採血回路20には、血液を圧送するチューブポンプ30が設けられている。チューブポンプ30は、採血回路20の流路のチューブを扱いて血液を圧送するものであり、停止時には、流路を閉鎖する閉鎖部として機能する。また、血液回路12のチューブポンプ30よりも患者側には、血液浄化治療後に血液回路12内の血液を患者に戻すために、血液回路12に液体、例えば生理食塩水を供給する食塩水供給回路31が接続されている。食塩水供給回路31は、例えばバルブ32と、食塩水供給源33を有している。また、採血回路20の食塩水供給回路31の合流部よりも患者側には、バルブ34が設けられている。
返血回路21は、例えば液体に混入した気泡を取り除くためのドリップチャンバ40と、閉鎖部としてのバルブ41を有している。
透析液供給回路13は、例えば透析液供給源50と、透析液貯留部51と、透析液貯留部51から血液浄化器11の浄化膜10の二次側10bに接続された第1の流路52と、透析液供給源50から第1の回路52に接続された第2の流路53を有している。第1の流路52には、チューブポンプ54が設けられている。また、透析液貯留部51は、大気開放されている。透析液供給源50は、透析液貯留部51よりも高い位置に設けられており、自由落下により透析液供給源50の透析液を透析液貯留部51に充填できる。第2の流路53には、バルブ55が設けられている。かかる透析液供給回路13では、透析液供給源50の所定量の透析液が予め透析液貯留部51に送られ、チューブポンプ54の駆動により透析液貯留部51や透析液供給源50の透析液が第1の流路52や第2の流路53を通じて血液浄化器11に供給される。
廃液回路14は、廃液部60と、廃液貯留部61と、血液浄化器11の二次側10bに接続された第3の流路62と、廃液貯留部61に接続され、第3の流路62と合流する第4の流路63と、第3の流路62と第4の流路63の合流部から廃液部60に接続された第5の流路64を有している。第3の流路62には、チューブポンプ65と圧力センサ66が設けられている。圧力センサ66は、血液浄化器11の二次側10bの圧力を検出でき、当該検出結果は、後述の制御装置16に出力できる。第5の流路64には、バルブ67が設けられている。廃液貯留部61には、廃液貯留部61内に外気を圧送するポンプ68が設けられている。かかる廃液回路14では、血液浄化器11の二次側10bの透析液の廃液を廃液貯留部61に供給したり、廃液部60に排出できる。
補液供給回路15は、補液供給源70と、補液貯留部71と、補液貯留部71から血液浄化器11とドリップチャンバ40との間の返血回路21に接続された第6の流路72と、補液供給源70から第6の回路72に接続された第7の流路73を有している。第6の流路72には、チューブポンプ74が設けられている。また、補液貯留部71は、大気開放されている。補液供給源70は、補液貯留部71よりも高い位置に設けられており、自由落下により補液供給源70の補液を補液貯留部71に充填できる。第7の流路73には、バルブ75が設けられている。かかる補液供給回路15では、補液供給源70の所定量の補液が予め補液貯留部71に送られ、チューブポンプ74の駆動により補液貯留部71や補液供給源70の補液が第6の流路72や第7の流路73を通じて返血回路21に供給される。
制御装置16は、例えばコンピュータであり、メモリに記憶されたプログラムを実行することによって、ポンプ30、54、65、68、74、バルブ32、34、41、55、67、75などの動作を制御して、血液浄化処理や、後述の血液浄化装置1の回路内の液体を減らす処理を実行できる。
透析液貯留部51、廃液貯留部61及び補液貯留部71は、重量計80により支持され、それらの総重量が計測可能になっている。この重量計80により、血液浄化処理時の除水速度測定プロセスにおいて、所定時間、透析液貯留部51、補液貯留部71のみから血液浄化器11及び血液回路10に液体を供給し、血液浄化器11から排出された液体を全て廃液貯留部61に供給し、その際の透析液貯留部51、補液貯留部71及び廃液貯留部61の総重量を計測する。これにより、透析液貯留部51、補液貯留部71及び廃液貯留部61の総重量の変動量を計測でき、当該総重量の変動量は、すなわち血液から除去された除水量であるので、当該変動量から除水速度を算出できる。これにより、血液浄化処理時の除水速度をモニタリングしたり、必要に応じて除水速度を調整できる。
なお、本実施の形態では、例えばチューブポンプ54及びチューブポンプ65が第1の送液装置を構成し、チューブポンプ74及びチューブポンプ65が第2の送液装置を構成し、チューブポンプ54、チューブポンプ65及びポンプ68が第3の送液装置を構成している。
次に、以上のように構成された血液浄化装置1において、血液浄化処理後の回路内の液体を減らすプロセスを、血液浄化プロセスと共に説明する。
血液浄化処理では、患者の血液がチューブポンプ30により採血回路20を通って血液浄化器11に送られ、浄化膜10の一次側10aを通過して、返血回路21を通って患者に戻される。また、透析液供給源50又は透析液貯留部51の透析液がチューブポンプ54により第1の流路52や第2の流路53を通って血液浄化器11に送られ、浄化膜10の二次側10bを通過して、廃液回路14の第3の流路62を通って、廃液部60或いは廃液貯留部61に送られる。この血液浄化処理において、断続的に重量計80を用いて除水速度が計測される。この際、廃液貯留部61を一旦空にし、透析液貯留部51及び補液貯留部71に透析液、補液をそれぞれ充填し、その状態から、透析液貯留部51、廃液貯留部61及び補液貯留部71の総重量を計測しつつ、透析液貯留部51の透析液が血液浄化器11に供給され、補液貯留部71の補液が血液回路12に送られる。血液浄化器11から排出された透析液は、廃液貯留部61に送られる。このときの総重量の変動から除水量が求められ、当該除水量から除水速度が求められる。なお、除水速度の計測が行われていない時には、例えば透析液供給源50及び透析液貯留部51の透析液が血液浄化器11に供給され、補液供給源70及び補液貯留部71の補液が血液回路12に供給され、血液浄化器11から廃液部60に透析液が廃液される。
この血液浄化処理では、血液浄化器11において、浄化膜10の一次側10aの血液中の不要成分を含む水分が浄化膜10を通じて二次側10bに流出し、透析液に取り入れられる。こうして、血液が浄化されて患者に戻される。
また、補液が返血回路21に送られ、患者の血液中の水分が補充される。
かかる血液浄化処理が所定時間行われ、患者の体内の血液が浄化される。所定時間経過後、各ポンプが停止され、血液浄化処理が終了する。
血液浄化処理が終了すると、例えばバルブ34が閉じられ、チューブポンプ30が駆動し、食塩水供給回路31の生理食塩水が血液回路12内に供給され、血液回路12内が生理食塩水に置換されて、血液回路12内の血液が患者に戻される。
次に、血液浄化処理後に回路内に残存する液体を減らすプロセスが開始される。先ず、図2に示すようにチューブポンプ74、30、ポンプ68が停止された状態で、バルブ67が開放され、チューブポンプ54とチューブポンプ65が駆動し、透析液貯留部51及び第1の流路52内の残留透析液が、血液浄化器11の二次側10bに送られ、二次側10bの透析液が第3の流路62に排出され、当該第3の流路62の透析液が廃液部60に排出される(第1の工程)。そして、例えば図3に示すように透析液貯留部51と第1の流路52の透析液が空になり、血液浄化器11の二次側10bの透析液の水位が低下した時点で、チューブポンプ54とチューブポンプ65が停止され、第1の工程が終了する。なお、第1の工程において、バルブ55、75、41、34、32は閉じられている。
次に、図4に示すように血液回路12のバルブ41が閉じられ、チューブポンプ30が停止した状態で、チューブポンプ74及びチューブポンプ65が駆動し、補液貯留部71及び第6の流路72の補液が、返血回路21の第6の流路72との合流部と血液浄化器11の間の区間(以下、「返血流路21a」とする。)に送られ、返血流路21aの補液及び生理食塩水が血液浄化器11の一次側10aに送られる。一次側10aの液体は、浄化膜10を通過して二次側10bに流出する。二次側10bの液体(残存する透析液や、一次側10aから入り込んだ液体を含む。)は、第3の流路62に排出され、第3の流路62の液体は、第5の流路64を通って廃液部60に送られる(第2の工程)。
この第2の工程において、圧力計66が第3の流路62(二次側10b)内の圧力を継続的或いは逐次計測し、予め定められた所定の閾値より圧力が低下しないように、チューブポンプ74及びチューブポンプ65の圧送流量が調整される。例えば圧力計66による測定圧力が低下した場合には、チューブポンプ74及びチューブポンプ65の圧送流量を下げる。こうして、浄化膜10に目詰まりがある場合であっても、浄化膜10に所定の閾値を超える過剰な圧力がかからないように、一次側10aの液体を二次側10bに通過させる。また、チューブポンプ74及びチューブポンプ65の圧送流量を調整しているにもかかわらず、二次側10bの圧力が所定の閾値を下回り、浄化膜10に所定の閾値を超えた圧力がかかる場合には、チューブポンプ74及びチューブポンプ65が停止される。
そして、例えば図5に示すように補液貯留部71及び第6の流路72、返血流路21a及び血液浄化器11の一次側10aの液体が空になった時点で、チューブポンプ74及びチューブポンプ65が停止され、第2の工程が終了する。
次に、図6に示すようにチューブポンプ54、チューブポンプ65及びポンプ68が駆動し、血液浄化器11の二次側10bに残存する液体が、第3の流路62に送られ、第3の流路62の液体が第5の流路64を通じて廃液部60に排出される。また、それと同時に廃液貯留部61の液体が第4の流路63及び第5の流路64を通って廃液部60に排出される。そして、図7に示すように廃液貯留部61が空になった後は、ポンプ68の駆動が停止され、第3の流路62の残りの液体が第5の流路64を通って廃液部60に排出される(第3の工程)。
そして、図8に示すように血液浄化器11の二次側10b、第3の流路62、廃液貯留部61、第4の流路63及び第5の流路64が空になった時点で、チューブポンプ54及びチューブポンプ65が停止され、第3の工程が終了する。
本実施の形態によれば、従来のように別途通気手段を設ける必要がないので、装置構成を煩雑化せずに、処理後の回路内の液体を減らすことができる。また、補液供給回路15の液体も減らすことができ、回路全体の重量を大幅に低減できる。さらに、採血回路20のチューブポンプ30と返血回路21のバルブ41等によって患者側と遮断されているので、仮に患者に血液回路12が接続されたままであっても、液体が減らされる血液浄化器11、透析液供給回路13、補液供給回路15及び廃液回路14の空気や液体が患者に混入することがない。よって、患者の完全性が確保されているので、回路内の液体を減ずる処理を自動化することができる。
本実施の形態によれば、浄化膜10に液体を通過させる第2の工程よりも、浄化膜10に液体を通過させない第1の工程を先に行うので、血液浄化治療後の浄化膜10の目詰まりがひどく液体が通過しないような場合であっても、少なくとも透析液供給回路13の液体を排出して、血液浄化装置1の回路の重量を確実に低減できる。
また、第2の工程において、浄化膜10にかかる圧力が所定の閾値を超えないように、血液浄化器11の一次側10aから二次側10bに液体を流すので、浄化膜10が目詰まりしているような場合に、浄化膜10に過度の負荷がかからないように液体の排出を行うことができる。これにより、浄化膜10に目詰まりがあっても液体の排出を最大限継続し、最大限液体を減らすことができる。
第3の工程を最後に行うので、最終的に廃液回路14に液体が残存することがなく、血液浄化装置1の重量を十分に低減できる。
また、本実施の形態においては、第1の工程において比較的容積のある透析液貯留部51及び第1の流路52を空にし、第2の工程において比較的容積のある補液貯留部71と第6の流路72を空にし、第3の工程において比較的容積のある廃液貯留部61を空にするので、回路全体の液体の重量を大幅に低減できる。
また、第2の工程においては、返血流路21aと血液浄化器11の一次側10aをさらに空にするので、回路全体の液体の重量をさらに低減できる。
なお、上記実施の形態では、第1の工程、第2の工程、第3の工程の順番で、血液浄化処理後の回路内の液体を減らすプロセスが行われていたが、この順番は任意に組み替えてもよい。
例えば第2の工程の後に第1の工程を行ってもよい。この場合、第2の工程において、補液貯留部71、第6の流路72、返血流路21a及び血液浄化器11の一次側10aを空にし、その後第1の工程において、透析液貯留部51、第1の流路52及び血液浄化器11の二次側10bを空にしてもよい。そして、第1の工程に引き続き、ポンプ68を駆動させ、廃液貯留部61、第4の流路63及び第5の流路64を空にしてもよい。
また、第3の工程においては、廃液貯留部61及び第4の流路63の液体の排出と、血液浄化器11の二次側10b及び第3の流路62の液体の排出を同時に行ってもよいし、順番で行ってもよい。
さらに、第1の工程又は第2の工程のいずれかを行った後、第3の工程を行い、最後に残りの第1の工程又は第2の工程を行うようにしてもよい。
また、本発明に係る血液浄化装置1の回路構成は、上記実施の形態のものに限られず、他の回路構成を有する血液浄化装置であってもよい。例えば透析液貯留部51、廃液貯留部61及び補液貯留部71がなく、透析液供給源50、補液供給源70から直接血液浄化器11に透析液や補液を供給し、血液浄化器11の透析液を廃液部60に直接排出するものであってもよい。
以上の実施の形態において、血液浄化装置1の採血回路20の閉鎖部は、チューブポンプ30であり、返血回路21の閉鎖部は、バルブ41であったが、他のものを用いてもよい。また、第1の送液装置、第2の送液装置及び第3の送液装置は、他の構成を有していてもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば以上の実施の形態では、補液供給回路15が、返血回路21におけるバルブ41と血液浄化器11との間に接続されていたが、採血回路20における閉鎖部としてのチューブポンプ30と血液浄化器11との間に接続されていてもよい。かかる場合、第2の工程において、血液浄化処理後に補液供給回路15内に残存する液体を、採血回路20に流し、当該採血回路20の液体を血液浄化器11の一次側10aに流し、当該一次側10aの液体を二次側10bに流し、さらに当該二次側10bの液体を廃液回路14側に流して、補液供給回路15内の液体を減らすようにしてもよい。また、その際、補液供給回路15の補液貯留部71と、当該補液貯留部71と採血回路20との間の流路を空にし、さらに、採血回路20における補液供給回路15が接続された位置と血液浄化器11との間の流路と、血液浄化器11の一次側10aを空にしてもよい。なお、補液供給回路15は、上述のように返血回路21と採血回路20のいずれか一方だけでなく、両方に接続されていてもよい。かかる場合、上記実施の形態で説明したように第2の工程において、返血回路21と採血回路20の残存液がそれぞれ減らされる。
本発明は、装置構成を煩雑化することなく、補液供給回路の液体も排出可能で、なおかつ患者の安全性を確保して液体の排出作業を自動化可能な、血液浄化装置の回路の液体を減らす方法を提供する際に有用である。
1 血液透析装置
10 浄化膜
10a 一次側
10b 二次側
11 血液浄化器
12 血液回路
13 透析液供給回路
14 廃液回路
15 補液供給回路
16 制御装置
20 採血回路
21 返血回路

Claims (10)

  1. 浄化膜を備えた血液浄化器と、
    患者から採血した血液を前記血液浄化器の浄化膜の一次側に供給する採血回路と、前記血液浄化器で浄化された血液を患者に戻す返血回路とを有し、前記採血回路と前記返血回路がそれぞれ回路を閉鎖可能な閉鎖部を有する、血液回路と、
    前記血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給するための透析液供給回路と、
    前記血液浄化器の浄化膜の二次側の透析液を廃液部に廃液するための廃液回路と、
    前記採血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間、及び/又は前記返血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間に接続され、当該接続された採血回路及び/又は返血回路に補液を供給するための補液供給回路と、を有する血液浄化装置において、血液浄化処理後に回路内に残存する液体を減らす方法であって、
    血液浄化処理後に前記透析液供給回路内の残存する液体を、前記血液浄化器の二次側に流し、当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記透析液供給回路内の液体を減らす第1の工程と、
    前記血液回路において前記採血回路と前記返血回路の各閉鎖部を閉鎖した状態で、前記血液浄化処理後に前記補液供給回路内に残存する液体を、前記補液供給回路が接続された前記採血回路及び/又は前記返血回路に流し、当該採血回路及び/又は返血回路の液体を前記血液浄化器の一次側に流し、当該一次側の液体を前記二次側に流し、さらに当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記補液供給回路内の液体を減らす第2の工程と、
    前記血液浄化処理後に前記血液浄化器の二次側及び前記廃液回路内に残存する液体を、前記廃液部に流して、前記廃液回路内の液体を減らす第3の工程と、を有する、血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  2. 前記第1の工程は、前記第2の工程よりも先に行われる、請求項1に記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  3. 前記第2の工程では、前記浄化膜にかかる圧力が所定の閾値を超えないように前記一次側から前記二次側に液体を流す、請求項1又は2に記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  4. 前記第3の工程は、前記第1の工程及び前記第2の工程の後に行われる、請求項1〜3のいずれかに記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  5. 前記透析液供給回路は、透析液供給源と、当該透析液供給源と前記血液浄化器の間に接続された透析液貯留部と、を有しており、
    前記第1の工程において、少なくとも、前記透析液貯留部と、当該透析液貯留部と前記血液浄化器との間の流路を空にする、請求項1〜4のいずれかに記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  6. 前記補液供給回路は、補液供給源と、当該補液供給源と前記採血回路及び/又は前記返血回路との間に接続された補液貯留部と、を有し、
    前記第2の工程において、少なくとも、前記補液貯留部と、当該補液貯留部と前記採血回路及び/又は前記返血回路との間の流路を空にする、請求項1〜5のいずれかに記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  7. 前記第2の工程において、さらに、前記採血回路及び/又は前記返血回路における前記補液供給回路が接続された位置と前記血液浄化器との間の流路と、前記血液浄化器の一次側を空にする、請求項6に記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  8. 前記廃液回路は、前記血液浄化器と前記廃液部との間に接続された廃液貯留部を有し、
    前記第3の工程において、少なくとも前記廃液貯留部を空にする、請求項1〜7のいずれかに記載の血液浄化装置の回路内の液体を減らす方法。
  9. 浄化膜を備えた血液浄化器と、
    患者から採血した血液を前記血液浄化器の浄化膜の一次側に供給する採血回路と、前記血液浄化器で浄化された血液を患者に戻す返血回路とを有し、前記採血回路と前記返血回路がそれぞれ回路を閉鎖可能な閉鎖部を有する、血液回路と、
    前記血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給するための透析液供給回路と、
    前記血液浄化器の浄化膜の二次側の透析液を廃液部に廃液するための廃液回路と、
    前記採血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間、及び/又は前記返血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間に接続され、当該接続された採血回路及び/又は返血回路に補液を供給するための補液供給回路と、を有する血液浄化装置であって、
    血液浄化処理後に前記透析液供給回路内の残存する液体を、前記血液浄化器の二次側に流し、当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記透析液供給回路内の液体を減らす第1の送液装置と、
    前記血液回路において前記採血回路と前記返血回路の各閉鎖部を閉鎖した状態で、前記血液浄化処理後に前記補液供給回路内に残存する液体を、前記補液供給回路が接続された前記採血回路及び/又は前記返血回路に流し、当該採血回路及び/又は返血回路の液体を前記血液浄化器の一次側に流し、当該一次側の液体を前記二次側に流し、さらに当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記補液供給回路内の液体を減らす第2の送液装置と、
    前記血液浄化処理後に前記血液浄化器の二次側及び前記廃液回路内に残存する液体を、前記廃液部に流して、前記廃液回路内の液体を減らす第3の送液装置と、を有する、血液浄化装置。
  10. 浄化膜を備えた血液浄化器と、
    患者から採血した血液を前記血液浄化器の浄化膜の一次側に供給する採血回路と、前記血液浄化器で浄化された血液を患者に戻す返血回路とを有し、前記採血回路と前記返血回路がそれぞれ回路を閉鎖可能な閉鎖部を有する、血液回路と、
    前記血液浄化器の浄化膜の二次側に透析液を供給するための透析液供給回路と、
    前記血液浄化器の浄化膜の二次側の透析液を廃液部に廃液するための廃液回路と、
    前記採血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間、及び/又は前記返血回路における前記閉鎖部と前記血液浄化器との間に接続され、当該接続された採血回路及び/又は返血回路に補液を供給するための補液供給回路と、を有する血液浄化装置において、
    血液浄化処理後に前記透析液供給回路内の残存する液体を、ポンプにより、前記血液浄化器の二次側に流し、当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記透析液供給回路内の液体を減らす第1の工程と、
    前記血液回路において前記採血回路と前記返血回路の各閉鎖部を閉鎖した状態で、前記血液浄化処理後に前記補液供給回路内に残存する液体を、ポンプにより、前記補液供給回路が接続された前記採血回路及び/又は前記返血回路に流し、当該採血回路及び/又は返血回路の液体を前記血液浄化器の一次側に流し、当該一次側の液体を前記二次側に流し、さらに当該二次側の液体を前記廃液回路側に流して、前記補液供給回路内の液体を減らす第2の工程と、
    前記血液浄化処理後に前記血液浄化器の二次側及び前記廃液回路内に残存する液体を、ポンプにより、前記廃液部に流して、前記廃液回路内の液体を減らす第3の工程と、をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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