JPH06261635A - 造園用資材 - Google Patents
造園用資材Info
- Publication number
- JPH06261635A JPH06261635A JP7867593A JP7867593A JPH06261635A JP H06261635 A JPH06261635 A JP H06261635A JP 7867593 A JP7867593 A JP 7867593A JP 7867593 A JP7867593 A JP 7867593A JP H06261635 A JPH06261635 A JP H06261635A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nonwoven fabrics
- landscaping
- strength
- mortar
- polystyrene resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 成型自在で軽量、しかも機械的強度に優れ
る。 【構成】 発泡ポリスチレン樹脂製の基材1の表裏面に
不織布2が貼着され、更にその外側面には仕上げ用のモ
ルタル3が塗布されている。不織布2はエマルジョン型
の接着剤により基材1の表面に強固に貼着されている。
発泡ポリスチレン樹脂の成型体はそれ自体圧縮強度は大
きいものの、比較的簡単に隅角部が欠けることがある
が、本発明品は表面が不織布2により覆われているの
で、不織布2による引張りに対する強度が付加される結
果、耐衝撃性が驚異的に高まる。
る。 【構成】 発泡ポリスチレン樹脂製の基材1の表裏面に
不織布2が貼着され、更にその外側面には仕上げ用のモ
ルタル3が塗布されている。不織布2はエマルジョン型
の接着剤により基材1の表面に強固に貼着されている。
発泡ポリスチレン樹脂の成型体はそれ自体圧縮強度は大
きいものの、比較的簡単に隅角部が欠けることがある
が、本発明品は表面が不織布2により覆われているの
で、不織布2による引張りに対する強度が付加される結
果、耐衝撃性が驚異的に高まる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プランターまたは樹
木、草花等を植栽する土壌を囲うための園芸または造園
用資材に関するものである。
木、草花等を植栽する土壌を囲うための園芸または造園
用資材に関するものである。
【0002】
【従来技術とその問題点】従来、園芸、造園用品として
用いられる大型のプランターは一般に合成樹脂あるいは
発泡樹脂などで成形されている。しかしながら、合成樹
脂製のものは、その大きさが大型になるほど肉厚となっ
てその重量が重くなり、造園、園芸用品として取扱う際
や、造園施工の際に不便である。
用いられる大型のプランターは一般に合成樹脂あるいは
発泡樹脂などで成形されている。しかしながら、合成樹
脂製のものは、その大きさが大型になるほど肉厚となっ
てその重量が重くなり、造園、園芸用品として取扱う際
や、造園施工の際に不便である。
【0003】一方、発泡樹脂製のものは自由な形状に成
型することができ、軽量で取扱いが容易である反面、当
該資材を搬入中あるいは施工中に縁が欠けたり、クラッ
クが入り易いという難点を有している。また、この点を
改善すべく発泡樹脂材の表面に装飾を兼ねた塗装を施す
ことも行われているが、塗装の手間がかかる割りには、
強度が改善されないというのが実情である。
型することができ、軽量で取扱いが容易である反面、当
該資材を搬入中あるいは施工中に縁が欠けたり、クラッ
クが入り易いという難点を有している。また、この点を
改善すべく発泡樹脂材の表面に装飾を兼ねた塗装を施す
ことも行われているが、塗装の手間がかかる割りには、
強度が改善されないというのが実情である。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記課題を解決しようとするも
のであり、成型自在で軽量、しかも機械的強度に優れた
造園用資材を提供することを発明の目的とするものであ
る。
のであり、成型自在で軽量、しかも機械的強度に優れた
造園用資材を提供することを発明の目的とするものであ
る。
【0005】
【発明の構成】この発明の造園用資材は、発泡樹脂基材
の表面が不織布で被覆されていることを特徴とするもの
である。また、当該造園用資材の表面を塗料またはモル
タルを塗布することにより仕上げてもよい。
の表面が不織布で被覆されていることを特徴とするもの
である。また、当該造園用資材の表面を塗料またはモル
タルを塗布することにより仕上げてもよい。
【0006】
【作用】前記発泡樹脂の板状体または成型体は、それ自
体圧縮強度は大きいものの、比較的簡単に隅角部が欠け
たり、クラックが入ることがある。基材表面を不織布に
より覆うことにより、不織布による引張りに対する強度
が付加され、耐衝撃性が向上する。
体圧縮強度は大きいものの、比較的簡単に隅角部が欠け
たり、クラックが入ることがある。基材表面を不織布に
より覆うことにより、不織布による引張りに対する強度
が付加され、耐衝撃性が向上する。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る造園用資材の好適な実施
例を図面に基づいて説明する。図1は造園用資材の部分
的な断面図であり、基材1の表裏面に不織布2が貼着さ
れ、更にその外側面には仕上げ用のモルタル3が塗布さ
れている。基材1には発泡樹脂を用い、特に発泡ポリス
チレン樹脂は超軽量であり好ましい基材である。発泡ポ
リスチレン樹脂は包装用材料あるいは緩衝材として一般
に使用されているものと同等のものを用いることができ
る。
例を図面に基づいて説明する。図1は造園用資材の部分
的な断面図であり、基材1の表裏面に不織布2が貼着さ
れ、更にその外側面には仕上げ用のモルタル3が塗布さ
れている。基材1には発泡樹脂を用い、特に発泡ポリス
チレン樹脂は超軽量であり好ましい基材である。発泡ポ
リスチレン樹脂は包装用材料あるいは緩衝材として一般
に使用されているものと同等のものを用いることができ
る。
【0008】不織布2は接着剤により基材1の表面に強
固に貼着されている。使用する接着剤としては格別の制
限はなく、一般に市販されているエマルジョン型のもの
を使用することができる。前記発泡ポリスチレン樹脂の
成型体はそれ自体圧縮強度は大きいものの、比較的簡単
に隅角部が欠けることがあるが、本発明品は表面が不織
布2により覆われているので、不織布2による引張りに
対する強度が付加される結果、耐衝撃性が驚異的に高ま
る。
固に貼着されている。使用する接着剤としては格別の制
限はなく、一般に市販されているエマルジョン型のもの
を使用することができる。前記発泡ポリスチレン樹脂の
成型体はそれ自体圧縮強度は大きいものの、比較的簡単
に隅角部が欠けることがあるが、本発明品は表面が不織
布2により覆われているので、不織布2による引張りに
対する強度が付加される結果、耐衝撃性が驚異的に高ま
る。
【0009】本発明において、仕上げ用のモルタル3は
必要により施工するものであり、本実施例ではカチオン
ポリマーセメントを主成分とするモルタルや、石材調の
アクリル樹脂系仕上げ剤を吹き付け、あるいはへら塗り
手段によって塗装する。
必要により施工するものであり、本実施例ではカチオン
ポリマーセメントを主成分とするモルタルや、石材調の
アクリル樹脂系仕上げ剤を吹き付け、あるいはへら塗り
手段によって塗装する。
【0010】上記積層構造を有する造園用資材は板状体
または容器その他の形態として提供され、不織布2を基
材1の表面に貼着するのは所要の容器として形成した後
でもよいし、不織布2が予め貼着された板状体から当該
容器を形成してもよい。最後に、当該資材の外表面に大
理石調、御影石調などの仕上げ塗装を施す。
または容器その他の形態として提供され、不織布2を基
材1の表面に貼着するのは所要の容器として形成した後
でもよいし、不織布2が予め貼着された板状体から当該
容器を形成してもよい。最後に、当該資材の外表面に大
理石調、御影石調などの仕上げ塗装を施す。
【0011】
【製造例】大型プランターの製造例を挙げれば次の通り
である。 (1)素材 ・発泡ポリスチレン樹脂 ・不織布:カネボウ製 (2)プランターのサイズ ・縦×横×深さ:45cm×90cm×45cm ・肉厚:4cm
である。 (1)素材 ・発泡ポリスチレン樹脂 ・不織布:カネボウ製 (2)プランターのサイズ ・縦×横×深さ:45cm×90cm×45cm ・肉厚:4cm
【0012】(3)重量:10kg (4)接着剤およびモルタル ・不織布用接着剤:コニシ製、商標「ボンドCZ」 ・モルタルの組成:普通ポルトランドセメントが46
%、骨材が53%、添加剤が1%の粉体に対して、水お
よび特殊カチオン系エマルジョンを若干量加えて調製し
た。
%、骨材が53%、添加剤が1%の粉体に対して、水お
よび特殊カチオン系エマルジョンを若干量加えて調製し
た。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る造園用資材は超軽量であ
り、しかも耐衝撃性等の機械的強度が格段に優れてい
る。従って、大型プランターその他の園芸、造園用品と
して運搬、設置の際の作業効率がよく、造園用資材とし
て利用価値が高く、ビル屋上等に造成される人工地盤用
造園資材として好適である。
り、しかも耐衝撃性等の機械的強度が格段に優れてい
る。従って、大型プランターその他の園芸、造園用品と
して運搬、設置の際の作業効率がよく、造園用資材とし
て利用価値が高く、ビル屋上等に造成される人工地盤用
造園資材として好適である。
【0014】また、本造園用資材は発泡樹脂を基材とし
ているから、容器等に形成する際の加工性に優れ、しか
も、保温効果を元来有しているので植栽用プランターと
して最適である。
ているから、容器等に形成する際の加工性に優れ、しか
も、保温効果を元来有しているので植栽用プランターと
して最適である。
【0015】さらに、本発明資材は従来、合成樹脂や陶
器で製造されている灯篭、傘立てなどの庭園用品、日用
品用の資材としても広く適用可能である。
器で製造されている灯篭、傘立てなどの庭園用品、日用
品用の資材としても広く適用可能である。
【図1】造園用資材の部分的な断面図である。
【符号の説明】 1 基材 2 不織布 3 モルタル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉沢 比佐志 富山県富山市一本木1010番地
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡樹脂基材の表面が不織布で被覆され
てなる造園用資材。 - 【請求項2】 不織布を貼着した発泡樹脂基材の表面を
塗料またはモルタルで仕上げてなる造園用資材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7867593A JPH06261635A (ja) | 1993-03-13 | 1993-03-13 | 造園用資材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7867593A JPH06261635A (ja) | 1993-03-13 | 1993-03-13 | 造園用資材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06261635A true JPH06261635A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=13668450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7867593A Pending JPH06261635A (ja) | 1993-03-13 | 1993-03-13 | 造園用資材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06261635A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012179022A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Kiyohiro Hayashi | 人工軽量石 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055519A (ja) * | 1983-09-05 | 1985-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | 光学式情報再生装置 |
-
1993
- 1993-03-13 JP JP7867593A patent/JPH06261635A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6055519A (ja) * | 1983-09-05 | 1985-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | 光学式情報再生装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012179022A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Kiyohiro Hayashi | 人工軽量石 |
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