JP2007283608A - 擬態造形物の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】今までテーマパーク等でしか見られなかった擬岩、擬木、擬レンガ等をインテリア・エクステリアの商品として製作・立案し、軽く丈夫で、ある程度の量産が可能で、しかも意匠的にも優れた作品を創造し、これを需要者に商品として提供する。
【解決手段】高強度発泡スチロールを用いることにより軽量化を図り、造形用特殊モルタル使用によるモルタル塗布によりゴム型の押し付け成形およびカービングが可能となり、ステイン・クリート工法による特殊着色によりエージングも可能となり、古木風の擬木完成品として意匠的に優れた商品としてのプランタ1を製造できる。
【選択図】図1
【解決手段】高強度発泡スチロールを用いることにより軽量化を図り、造形用特殊モルタル使用によるモルタル塗布によりゴム型の押し付け成形およびカービングが可能となり、ステイン・クリート工法による特殊着色によりエージングも可能となり、古木風の擬木完成品として意匠的に優れた商品としてのプランタ1を製造できる。
【選択図】図1
Description
本発明は、擬態造形物の製造方法に関し、特に擬木、擬岩、擬石、擬レンガ等を含む他、これらの少なくとも二つの組合せ擬態、これらの擬態を用いたエクステリア、インテリアの鉢物用置物等、これらの擬態を用いた土留め、またはこれらの擬態を用いたアクセサリ置物の製造に適用可能な擬態造形物の製造方法に関する。
従来、置物として擬岩、擬木の製造方法およびこの製造方法により形成された擬岩、擬木プランタに関する技術提案がなされている(例えば、特許文献1参照)。これは、合成樹脂発泡材を所望の外形形状に形成し、その表面を加熱溶融して細部を自然の岩や木に近い形状に仕上げ、その表面全体を接着剤配合のセメント材で塗り固めた後、その上から岩石風あるいは樹木風の色調に調整した塗料を塗布して擬岩、擬木プランタを製造するというものである。
一方、ディズニーランドやディズニーシー等を始めとする屋外テーマパークでは、擬岩や擬石、あるいは擬木などがあたかも自然物と同等以上の優れた意匠、外観・色調で不動産として展示・配置されている。これらは、「モルタル造形」と呼ばれる造形工法により、彫刻・デザイン力を備えた人々が一品一品時間をかけて、全て手作りで削り出し・彫刻し、最終的に特殊な着色法により着色し仕上げたものであり、装飾・意匠的に卓越していて、見に来る人に優れた景観を与えている。
しかしながら、特開2000−94897号公報(特許文献1)記載の技術では、軽量化は図れるものの、擬岩や擬木に近い形状に仕上げる造形方法が、単に表面を加熱溶融して細部を自然の岩や木に近い形状に仕上げ、その表面全体を接着剤配合のセメント材で塗り固めるという方法を採用しているため、ある程度の量産は不可能であり、しかも自然の岩や木に近い形状に仕上げることも非常に難しいものとなっている。また、岩石風あるいは樹木風の色調に調整した塗料を単に塗布するだけであるから、これも非常に難しいものとなっている。従って、この技術では、「モルタル造形」程の自然の岩や木に近い形状に仕上げることが到底できないという問題点がある。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、高強度の樹脂発泡材と、造形用特殊モルタル材と、スタンプ工法と、特殊着色とを用いることにより、今までテーマパーク等でしか見られなかった擬岩、擬木、擬レンガ等をインテリア・エクステリアの商品として製作・立案し、軽く丈夫で、ある程度の量産が可能で、しかも意匠的にも優れた作品を創造し、これを需要者に商品として提供することを主な目的とする。
本発明者は、上述の課題を解決すると共に上述の目的を達成するために、今までに装飾用コンクリートシステムやスタンプウォール等で培ってきた景観・不動産分野における特殊モルタル造形技術と特殊着色技術との長所を、製造すべき天然または人工物の擬態に有機的に結合させて、これを市場に流通する量産可能な商品として構成する着想をするに到り、今までに無い全く新しい商品を製造するための、擬態造形物の製造方法を提案するものである。
上述した課題を解決すると共に上述した目的を達成するために、請求項ごとの発明では、以下のような特徴ある手段・発明特定事項(以下、「構成」という)を採っている。
請求項1記載の発明は、樹脂発泡材を、製造すべき天然または人工物の擬態の外形形状に合わせて粗く形成する粗形状形成工程と、粗く形成された樹脂発泡材上に網状のシートを巻装する網状シート巻装工程と、前記網状のシートを介して、前記粗く形成された樹脂発泡材の表面に、モルタルを塗布するモルタル塗布工程と、前記モルタルの半硬化状態時に、前記天然または人工物の擬態の形状・模様を転写された型材を、前記モルタルを塗布された表面に押し付ける型材押し付け工程とを有することを特徴とする擬態造形物の製造方法である。
請求項1記載の発明は、樹脂発泡材を、製造すべき天然または人工物の擬態の外形形状に合わせて粗く形成する粗形状形成工程と、粗く形成された樹脂発泡材上に網状のシートを巻装する網状シート巻装工程と、前記網状のシートを介して、前記粗く形成された樹脂発泡材の表面に、モルタルを塗布するモルタル塗布工程と、前記モルタルの半硬化状態時に、前記天然または人工物の擬態の形状・模様を転写された型材を、前記モルタルを塗布された表面に押し付ける型材押し付け工程とを有することを特徴とする擬態造形物の製造方法である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の擬態造形物の製造方法において、前記モルタル塗布工程と前記型材押し付け工程との間に、前記型材および塗布されたモルタルの少なくとも一方の表面に、液体離型剤を塗布する離型剤塗布工程を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の擬態造形物の製造方法において、前記擬態の形状・模様を転写された前記モルタルの表層部を、前記擬態に似せて削り出す削り出し工程を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の擬態造形物の製造方法において、前記削り出し工程は、手仕上げで行うことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1または2記載の擬態造形物の製造方法において、前記擬態の形状・模様を転写された前記モルタルの表面に、着色剤を塗布する着色剤塗布工程を有することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項3または4記載の擬態造形物の製造方法において、前記削り出し工程後に、前記擬態に似せて削り出されたモルタルの表面に、着色剤を塗布する着色剤塗布工程を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5または6記載の擬態造形物の製造方法において、前記着色剤塗布工程で着色剤を塗布されたモルタルの表面に、被覆剤を塗布する被覆剤塗布工程を有することを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5または6記載の擬態造形物の製造方法において、前記着色剤塗布工程における前記着色剤の塗布は、ステイン・クリート工法を用いることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れか一つに記載の擬態造形物の製造方法において、造形される擬態は、擬木、擬岩、擬石、擬レンガ等を含む他、これらの少なくとも二つの組合せ擬態、これらの擬態を用いたエクステリア、インテリアの鉢物用置物、これらの擬態を用いた土留め、またはこれらの擬態を用いたアクセサリ置物を含むことを特徴とする擬態造形物の製造方法。
本発明によれば、上記課題を解決して新規な擬態造形物の製造方法およびこれを使用して製造された擬態造形物を提供することができる。
すなわち、本発明によれば、上記構成により、軽く丈夫で、量産が可能で、しかも本物を超える出来栄えで意匠的にも優れた作品を創造することができ、今までテーマパーク等でしか見られなかった擬岩、擬石、擬木、擬レンガ等をインテリア・エクステリア等の商品として、需要者に提供することができる。
すなわち、本発明によれば、上記構成により、軽く丈夫で、量産が可能で、しかも本物を超える出来栄えで意匠的にも優れた作品を創造することができ、今までテーマパーク等でしか見られなかった擬岩、擬石、擬木、擬レンガ等をインテリア・エクステリア等の商品として、需要者に提供することができる。
以下、図を参照して、本発明を実施するための最良の形態および実施例を含む実施形態を説明する。実施形態および変形例等に亘り、同一の機能を有する部材や構成部品等の構成要素については、判別が可能な限り同一符号を付すことにより一度説明した後ではその説明を省略する。図および説明の簡明化を図るため、図に表されるべき構成要素であっても、その図において特別に説明する必要がないものは適宜断わりなく省略することがある。公開特許公報等の構成要素を引用して説明する場合は、その符号に括弧を付して示し、各実施形態等のそれと区別するものとする。
(第1の実施形態)
図1ないし図7を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明に係る擬態造形物の製造方法によって製造されたエクステリア、インテリアの鉢物用置物としてのプランタ1を示している。プランタ1は、擬木風に製造され、例えば家庭や学校等の公共施設のベランダや庭先等に置いて観賞するものである。図示の例では、3個のプランタ1が3段構成の置台2上に載置されている状態を示している。なお、各プランタ1に植えられている3箇所の花の部位は、図2に示すように、それぞれ丸い凹部4となるように形成されている。以下、プランタ1を例にとって、その製造工程を詳述する。
図1に示したプランタ1を製作するために、図2に示すように、先ず、樹脂発泡材のブロックを用意する。樹脂発泡材としては、比較的入手しやすく、軽量かつ安価で、所定の強度を出しやすい発泡スチロール材が好ましい。そこで、高強度発泡スチロール材のブロックを、製造すべき天然の擬態の一例としての擬木の外形形状に合わせて粗く形成する((1)粗形状形成工程)。高強度発泡スチロール材は、所定の強度を確保する上から、例えば発泡倍率が約30倍程度のものを用いるのが好ましい。
図1ないし図7を参照して、本発明の第1の実施形態を説明する。図1は、本発明に係る擬態造形物の製造方法によって製造されたエクステリア、インテリアの鉢物用置物としてのプランタ1を示している。プランタ1は、擬木風に製造され、例えば家庭や学校等の公共施設のベランダや庭先等に置いて観賞するものである。図示の例では、3個のプランタ1が3段構成の置台2上に載置されている状態を示している。なお、各プランタ1に植えられている3箇所の花の部位は、図2に示すように、それぞれ丸い凹部4となるように形成されている。以下、プランタ1を例にとって、その製造工程を詳述する。
図1に示したプランタ1を製作するために、図2に示すように、先ず、樹脂発泡材のブロックを用意する。樹脂発泡材としては、比較的入手しやすく、軽量かつ安価で、所定の強度を出しやすい発泡スチロール材が好ましい。そこで、高強度発泡スチロール材のブロックを、製造すべき天然の擬態の一例としての擬木の外形形状に合わせて粗く形成する((1)粗形状形成工程)。高強度発泡スチロール材は、所定の強度を確保する上から、例えば発泡倍率が約30倍程度のものを用いるのが好ましい。
この際、高強度発泡スチロールブロックを、例えばニクロム線に電流を流しながらの熱線にて略完成品の大きさに裁断すると効率的な粗形状形成を行える。また、古木を表現するため、前もってナイフなどで外形形状や、鉢を入れるための凹部4を削る。凹部4の形成は、専用の回転カッターやドリルなどを用いると効率的に形成できる。こうして、粗形状である擬木基体3を形成する。
なお、粗形状形成は、上記形成方法に限らず、例えば樹脂を型に流し込んでの成型や、専用型を製作したりなどしての形成によって、さらに効率的に大量生産できるようにしてもよい。
なお、粗形状形成は、上記形成方法に限らず、例えば樹脂を型に流し込んでの成型や、専用型を製作したりなどしての形成によって、さらに効率的に大量生産できるようにしてもよい。
次いで、図3に示すように、粗く形成された擬木基体3の略外周全面上に、網状のシートとしてのガラスネット5を巻き付け・装着する((2)網状シート巻装工程)。網状のシートとしては、比較的入手しやすく、軽量かつ安価で、所定の強度を出しやすい点から好ましく用いられる。
ガラスネット5の巻装は、次工程において、ガラスネット5を介してサンドモルタルを擬木基体3に塗り込む際に、サンドモルタルが付着しやすいようにするためと、擬木基体3の外周全体のさらなる強度向上を図るために必要である。シートの編み目の大きさとしては、小さいほどよいが、クロスでは上述の機能を発揮することができない点から採用できず、ガラスネット5で編み目の大きさが1〜5mm程度のものが上述の機能を発揮する上から好ましい。ガラスネット5は、凹部4の縁周り補強のために、この凹部4の縁周りにもある程度巻き付けた方がよい。
ガラスネット5の巻装は、次工程において、ガラスネット5を介してサンドモルタルを擬木基体3に塗り込む際に、サンドモルタルが付着しやすいようにするためと、擬木基体3の外周全体のさらなる強度向上を図るために必要である。シートの編み目の大きさとしては、小さいほどよいが、クロスでは上述の機能を発揮することができない点から採用できず、ガラスネット5で編み目の大きさが1〜5mm程度のものが上述の機能を発揮する上から好ましい。ガラスネット5は、凹部4の縁周り補強のために、この凹部4の縁周りにもある程度巻き付けた方がよい。
次いで、図4に示すモルタル塗布工程に進む前に、造形用特殊モルタル7を塗布する前に、ガラスネット5を介して、発泡スチロール材(擬木基体3)との接着性を確保する。すなわち、発泡スチロールとの接着に適しているカチオン系材料とサンドモルタル(図示せず)とを混練した混合材料(以下、単に「サンドモルタル」という)を、モルタルコテ等でガラスネット5上から塗り込む。サンドモルタルの塗り込みの厚みは、2〜3mm程度が造形用特殊モルタル7を塗布する作業性、接着強度の確保から最適である。この工程までが、大体1日要する。
カチオン系材料としては、オバナヤセメンテックス(株)製のセメンテックス(商品名)を使用し、サンドモルタルとしては、(株)林セメント工業製のマイルドサンドII(商品名)を使用して製作した結果、その接着強度、造形用特殊モルタル7との相性等が適度であることが分かった。マイルドサンドIIは、セメントと発泡剤、ファイバー(繊維状物)および接着剤等との混合物である。
次いで、図4に示すように、上記サンドモルタルが乾燥した後に、ガラスネット5およびサンドモルタルを介して、粗く形成された擬木基体3(同図に括弧を付して示す)の表面に、造形用特殊モルタル6を塗布する((3)モルタル塗布工程)。造形用特殊モルタル6は、例えばディズニーシー等で施工されたように彫刻可能な特殊モルタルであることが肝要である。造形用特殊モルタル6は、上記サンドモルタル乾燥後において、水を加えて混練した後、該サンドモルタル上に10mmほどの厚みで練り込む。この際、擬木であれば、完成品が欠けたような場合でも、その箇所の色が目立たないように造形用特殊モルタル6を練り込む前に、擬木の色に似たトナー(顔料)を混ぜ合わせて着色モルタルにする。
造形用特殊モルタル6の具体例としては、ハチヤ建材工業(株)製のスコレットミックス壁・ホワイト(商品名)、スコレットミックス壁・グレー(商品名)や、スタンプミックス壁W・ホワイト(商品名)、あるいはスタンプミックス壁・グレー(商品名)などの、白色セメントをベースにしたモルタルや、普通ポルトランドセメントをベースにしたモルタル等、既に多くの施工実績のある造形用特殊モルタルが好ましく、良好な彫刻作業性・仕上がりを得られる。造形用特殊モルタル6は、後工程で行う削り出し・カービングの作業性および品質を損なわない程度の大きさのファイバー(繊維状物)を混入させることにより、強度向上を図ってもよい。
以下、他の製造会社製の商品名であっても、ハチヤ建材工業(株)が代行店となっている場合には、説明の簡明化のため、単に「ハチヤ建材工業(株)製」というときがある。
以下、他の製造会社製の商品名であっても、ハチヤ建材工業(株)が代行店となっている場合には、説明の簡明化のため、単に「ハチヤ建材工業(株)製」というときがある。
次いで、図5に示すように、造形用特殊モルタル6の半硬化状態時に、天然の古木の形状・模様(節目、柾目)が転写面8aに転写された型材としてのゴム型(以下、「ゴムマット」という)8を、造形用特殊モルタル6を塗布された表面に押し付ける((5)型材押し付け工程)。ゴムマット8は、可撓性の弾性材からなる。
ここでは、(5)型材押し付け工程の前に、ゴムマット8の転写面8aおよび造形用特殊モルタル6の要部の表面(図5では符号7で示すスタンプ施工面である)に液体離型剤を塗布する((4)離型剤塗布工程)。これにより、半硬化状態の造形用特殊モルタル6とゴムマット8との剥離を、転写すべき模様を崩すことなく、かつ、ゴムマット8への造形用特殊モルタル6の付着を防止してスムーズにゴムマットを剥がすことができる。
液体離型剤としては、例えば石油系溶剤や天然ガス系溶剤とアルコール系界面活性剤を混合させたリリースオイル(商品名:ハチヤ建材工業(株)製)と呼ばれる液体離型剤が好ましく用いられる。液体離型剤を散布するには、例えば噴霧器を使用すると効率的に作業を行える。
ここでは、(5)型材押し付け工程の前に、ゴムマット8の転写面8aおよび造形用特殊モルタル6の要部の表面(図5では符号7で示すスタンプ施工面である)に液体離型剤を塗布する((4)離型剤塗布工程)。これにより、半硬化状態の造形用特殊モルタル6とゴムマット8との剥離を、転写すべき模様を崩すことなく、かつ、ゴムマット8への造形用特殊モルタル6の付着を防止してスムーズにゴムマットを剥がすことができる。
液体離型剤としては、例えば石油系溶剤や天然ガス系溶剤とアルコール系界面活性剤を混合させたリリースオイル(商品名:ハチヤ建材工業(株)製)と呼ばれる液体離型剤が好ましく用いられる。液体離型剤を散布するには、例えば噴霧器を使用すると効率的に作業を行える。
次いで、(5)型材押し付け工程では、ゴムマット8を手で図5中矢印方向に、造形用特殊モルタル6のスタンプ施工面7に向けて押し付けるスタンプ作業を行って、所望の形状・模様(木目:節目、柾目)を形成する。このゴムマット8による押し付け成形は、液体離型剤を散布・塗布された造形用特殊モルタル6の形成層の半硬化状態時、換言すれば同形成層の締り具合を手等で触れて確認し、いわゆる中締り状態になった際に行われる。この時の液体離型剤を散布・塗布された造形用特殊モルタル6の表面部の状態は、硬化前の比較的柔らかい状態であることが必要である。
押しパターン型としては、図示しないが、扁平な板状をした可撓性型材が使用される。押しパターン型の転写面には、本実施形態例では古木の木目模様(節目、柾目)、その他擬態に応じて自然石模様、タイル模様、レンガ模様等の凹凸状の転写模様が形成されている。押しパターン型は、上記したように、天然ゴム、シリコンゴム等のゴム材およびプラスチック材を主成分とする弾性体で形成されているものを適宜選択して使用するとよい。このような押しパターン型で液体離型剤を散布・塗布された造形用特殊モルタル6の表面を押圧すると、型に応じた凹凸状の所望の模様が成形される。
押しパターン型に弾性体のものを使用すると、造形用特殊モルタル6の表面部への押圧時に、型の馴染みが良くなると共に、型を造形用特殊モルタル6の表面部から剥がす際の離型性が良くなり、所望の模様を良好に成形することができる。所望の模様とは、型に形成された転写模様に対応する模様である。
押しパターン型は、上述した板状の可撓性型材に限らず、例えば転写模様を周面に形成されたローラ状の可撓性型材を用いても効率よく所望の形状・模様を良好に成形することができる。
本実施形態では、ゴムマット8を使用してスタンプ作業を行うことにより、楽に形状・模様の形成を行えると共に、次工程での削り出し・カービング作業を正確に行うための目印ともなっている。加えて、形状・模様の形成に時間が掛からず、すなわちある程度の量産を可能としている。
押しパターン型は、上述した板状の可撓性型材に限らず、例えば転写模様を周面に形成されたローラ状の可撓性型材を用いても効率よく所望の形状・模様を良好に成形することができる。
本実施形態では、ゴムマット8を使用してスタンプ作業を行うことにより、楽に形状・模様の形成を行えると共に、次工程での削り出し・カービング作業を正確に行うための目印ともなっている。加えて、形状・模様の形成に時間が掛からず、すなわちある程度の量産を可能としている。
次いで、図6に示すように、造形用特殊モルタル6の形成層が程よい硬さになったならば、所望の形状・模様(木目模様(節目、柾目)を転写された造形用特殊モルタル6の表層部を、擬態(古木)に似せて削り出す((6)削り出し工程)。
ここで、所望の形状・模様を転写された造形用特殊モルタル6の表層部とは、所望の形状・模様(木目模様(節目、柾目)以外で外観意匠の視認範囲を含むことは、勿論である。
(6)削り出し工程で行われる削り出し作業は、彫刻の一種であるカービングと呼ばれ、造形用彫刻ツール(削り出しのへら、刷毛)で古木の朽ち果てた雰囲気を出すように削る。このように、カービングは手仕上げで行われ、ある程度の経験と意匠感覚が必要ともいえる。図6において、符号9は、カービング処理されたカービング処理部を示している。このカービング終了までが、大体2日目までの工程である。
ここで、所望の形状・模様を転写された造形用特殊モルタル6の表層部とは、所望の形状・模様(木目模様(節目、柾目)以外で外観意匠の視認範囲を含むことは、勿論である。
(6)削り出し工程で行われる削り出し作業は、彫刻の一種であるカービングと呼ばれ、造形用彫刻ツール(削り出しのへら、刷毛)で古木の朽ち果てた雰囲気を出すように削る。このように、カービングは手仕上げで行われ、ある程度の経験と意匠感覚が必要ともいえる。図6において、符号9は、カービング処理されたカービング処理部を示している。このカービング終了までが、大体2日目までの工程である。
次いで、図7に示すように、擬態(古木)に似せて削り出された造形用特殊モルタル6の表面に、着色剤を塗布する((7)着色剤塗布工程)。この工程では、着色(エージング)により、古木に年齢を与えるため、ステインおよび天然顔料の入ったカラー剤で着色を行う。この特殊な着色法としては、ステイン・クリート工法が好ましい。ステイン・クリートは、米国のインクリートシステムズ(株)の商品で、ハチヤ建材工業(株)が取り扱ってきたものである。
ステイン・クリートは、ステイン(一種の酸)塗布後に、造形用特殊モルタル6成分中のセメント(アルカリ)とステイン(酸)とによる化学反応の効果を利用して、色合いの変化を作り出す特殊部分着色剤であり、全ての仕上がりが微妙に異なり、独特の風合い(たとえて表現すると、瀬戸物風の焼き物の風合い)が生まれるという効果が数多くの実績で証明済みである。カラーバリエーションは、8色あり、複数のカラーを刷毛塗りまたは噴霧器で施工する。通常は、原液で塗布するが、水で希釈することにより、大きく異なるイメージを表現することも可能である。ここまでが、大体3日目までの工程である。
ステイン・クリートは、ステイン(一種の酸)塗布後に、造形用特殊モルタル6成分中のセメント(アルカリ)とステイン(酸)とによる化学反応の効果を利用して、色合いの変化を作り出す特殊部分着色剤であり、全ての仕上がりが微妙に異なり、独特の風合い(たとえて表現すると、瀬戸物風の焼き物の風合い)が生まれるという効果が数多くの実績で証明済みである。カラーバリエーションは、8色あり、複数のカラーを刷毛塗りまたは噴霧器で施工する。通常は、原液で塗布するが、水で希釈することにより、大きく異なるイメージを表現することも可能である。ここまでが、大体3日目までの工程である。
次いで、図7に記載したように、(7)着色剤塗布工程で着色剤を塗布された造形用特殊モルタル6の表層部が乾燥し安定したならば、着色剤を塗布された造形用特殊モルタル6の表面に、液体状の被覆剤を塗布する((8)被覆剤塗布工程)。
被覆剤としては、例えばエクステリアの場合にはスタンプコート(商品名:ハチヤ建材工業(株)製)が、インテリアの場合には水性クリアーシール(商品名:ハチヤ建材工業(株)製)がそれぞれ好適である。スタンプコートおよび水性クリアーシールは、共に溶剤系アクリル樹脂の一液性アクリルトップコートである。
被覆剤の散布・塗布は、カービングで削り出した凹部や細部には刷毛で、面積の広い部位には噴霧器でというように適宜ツールを使い分けると、最終仕上げ作業を効率的に行える。
エクステリアの場合には、撥水効果が、エクステリア・インテリア共にステイン・クリートの着色を保護し、発色性を高める効果がある。また、水性の場合には発色が鈍く、油性の場合には発色が鮮やかになる。
被覆剤としては、例えばエクステリアの場合にはスタンプコート(商品名:ハチヤ建材工業(株)製)が、インテリアの場合には水性クリアーシール(商品名:ハチヤ建材工業(株)製)がそれぞれ好適である。スタンプコートおよび水性クリアーシールは、共に溶剤系アクリル樹脂の一液性アクリルトップコートである。
被覆剤の散布・塗布は、カービングで削り出した凹部や細部には刷毛で、面積の広い部位には噴霧器でというように適宜ツールを使い分けると、最終仕上げ作業を効率的に行える。
エクステリアの場合には、撥水効果が、エクステリア・インテリア共にステイン・クリートの着色を保護し、発色性を高める効果がある。また、水性の場合には発色が鈍く、油性の場合には発色が鮮やかになる。
図7に示したように、完成品の古木風の擬木10は、朽ち果てた自然物の古木よりも本物と見紛う程の出来栄えであり、古木の風合い・色調・雰囲気共に優れた造形物製品に仕上がった。
擬木10は、図1に示したように、草花の入った鉢等を凹部4に入れることにより、エクステリア、インテリアとしての鉢物用置物として、素晴らしい意匠性を発揮する。
擬木10をインテリアで使う場合は、凹部4の内径およびその底部までの深さに関して受け皿が置けるような穴形状とし、エクステリアで使う場合は、凹部4の略中央部にドリル等で例えば直径10mm程の貫通穴を開けて水はけを良くすればよい。
擬木10は、図1に示したように、草花の入った鉢等を凹部4に入れることにより、エクステリア、インテリアとしての鉢物用置物として、素晴らしい意匠性を発揮する。
擬木10をインテリアで使う場合は、凹部4の内径およびその底部までの深さに関して受け皿が置けるような穴形状とし、エクステリアで使う場合は、凹部4の略中央部にドリル等で例えば直径10mm程の貫通穴を開けて水はけを良くすればよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、上述した従来の問題点を解消して新規な擬態造形物の製造方法およびこれを使用して製造された擬態造形物(実施形態例では擬木10)を提供することができる。
すなわち、樹脂発泡材としての高強度発泡スチロールを用いての粗形状形成(粗形状形成工程)と、ガラスネットを粗形状に巻き付け・覆う網状シート巻装工程と、造形用特殊モルタルに対してのゴムマット(型材)によるスタンプ(型材押し付け工程)と、造形用特殊モルタルを用いてのカービング(削り出し工程・彫刻)と、特殊着色としてのステイン・クリート工法を用いたエージングと、トップコートの塗布(被覆剤塗布工程)とにより、軽く丈夫で、量産が可能で、しかも本物を超える出来栄えで意匠的にも優れた作品(実施形態例では擬木10、これを用いたプランタ1)を創造することができ、今までテーマパーク等でしか見られなかった擬岩、擬石、擬木、擬レンガ等をインテリア・エクステリア等の商品として、需要者に提供することができるようになった。
すなわち、樹脂発泡材としての高強度発泡スチロールを用いての粗形状形成(粗形状形成工程)と、ガラスネットを粗形状に巻き付け・覆う網状シート巻装工程と、造形用特殊モルタルに対してのゴムマット(型材)によるスタンプ(型材押し付け工程)と、造形用特殊モルタルを用いてのカービング(削り出し工程・彫刻)と、特殊着色としてのステイン・クリート工法を用いたエージングと、トップコートの塗布(被覆剤塗布工程)とにより、軽く丈夫で、量産が可能で、しかも本物を超える出来栄えで意匠的にも優れた作品(実施形態例では擬木10、これを用いたプランタ1)を創造することができ、今までテーマパーク等でしか見られなかった擬岩、擬石、擬木、擬レンガ等をインテリア・エクステリア等の商品として、需要者に提供することができるようになった。
特に、用途が擬木10の場合には、天然物としての森林等の木を切り倒し消費しないで需要者に提供できるので、地球環境を保護する上からも優しい商品を提供できる。また、その独特の外観・色調から人に対する癒し効果も高い。
加えて、造形用特殊モルタルを始めとして前記各工程で使用した材料は、セメント系材料を主材とした環境に優しいものであるから、前記製造工程によって造形された擬木10(擬態造形物)も、自然と土に還元される地球環境に優しいものである。
また、耐環境性、耐食性および耐久・信頼性の高い装飾用コンクリートシステムやスタンプウォール等で数多くの実績がある造形用特殊モルタルおよびステイン・クリート工法を使用したので、擬態造形物の完成品である商品は当然に前記特性・品質を有していて、長期に亘ってその優れた美観・意匠を提供できる。これらの利点・効果は、本発明を擬岩、擬石、擬木、擬レンガ等に適用した場合も同様である。
加えて、造形用特殊モルタルを始めとして前記各工程で使用した材料は、セメント系材料を主材とした環境に優しいものであるから、前記製造工程によって造形された擬木10(擬態造形物)も、自然と土に還元される地球環境に優しいものである。
また、耐環境性、耐食性および耐久・信頼性の高い装飾用コンクリートシステムやスタンプウォール等で数多くの実績がある造形用特殊モルタルおよびステイン・クリート工法を使用したので、擬態造形物の完成品である商品は当然に前記特性・品質を有していて、長期に亘ってその優れた美観・意匠を提供できる。これらの利点・効果は、本発明を擬岩、擬石、擬木、擬レンガ等に適用した場合も同様である。
図8に、古木風の擬木11を、最近注目されている屋上緑化の土留めに使用した用途例(以下、「変形例1」という)を示す。この場合、擬木11には、図2〜図7に示したような凹部4を形成しないで、屋上コンクリート床にコンクリートボンド等の接着剤で擬木11を固定すればよい。勿論、他の固定方式を用いてもよいことはいうまでもない。変形例1でも、第1の実施形態と同様の利点・効果が得られることは無論である。
図9に、古木風の擬木12を、アクセサリ置物に使用した用途例(以下、「変形例2」という)を示す。この場合、擬木12には、図2〜図7に示したような凹部4を形成しないで、上部に、例えばキー13を置いたり、ジュエリー14を置いたりするためのトレイ12aを形成する。そして、インテリア置物として利用する場合は、その底部にフェルト等を貼り付け、直接接触する接触物に傷をつけないように工夫する。変形例2でも、第1の実施形態と同様の利点・効果が得られることは無論である。
図1〜図9には、造形される擬態(擬態造形物)として古木風の擬木10,11,12を例示したが、本発明の実施形態は、上述したものに限定されず、造形される擬態は、擬木、擬岩、擬石、擬レンガ等を含む他、これらの少なくとも二つの組合せ擬態、これらの擬態を用いたエクステリア、インテリアの鉢物用置物、これらの擬態を用いた土留め、またはこれらの擬態を用いたアクセサリ置物としての用途に使用できることは無論である。また、製造される擬態造形物は、天然物の擬態に限らず、人工物のそれであってもよいことは勿論である。
本発明の実施形態は、上述したものに限定されず、軽量化をそれ程望まなくてもよいのであれば、例えば樹脂発泡体としての高強度発泡スチロールに限らず、発泡させていない高強度スチロール等の樹脂を用いてもよい。また、無機質系の不燃性発泡材である炭酸カルシウム発泡材を適宜採用してもよい。また、樹脂発泡体や無発泡の樹脂であって、難燃処理剤を配合させた難燃性の樹脂を、適宜採用してもよい。
上記実施形態等では、造形用特殊モルタルを用いたが、それ程の成形性や優れた意匠性を望まなくても良いのであれば、例えば通常のモルタルや特殊モルタルを塗布したモルタル塗布工程後に、スタンプ作業・型材押し付け工程を行い、この後適宜カービング作業・削り出し工程を行ったり、またはこれを行わずに着色剤塗布工程を行ってもよい(「課題を解決するための手段」欄参照)。
上記実施形態等では、造形用特殊モルタルを用いたが、それ程の成形性や優れた意匠性を望まなくても良いのであれば、例えば通常のモルタルや特殊モルタルを塗布したモルタル塗布工程後に、スタンプ作業・型材押し付け工程を行い、この後適宜カービング作業・削り出し工程を行ったり、またはこれを行わずに着色剤塗布工程を行ってもよい(「課題を解決するための手段」欄参照)。
本発明の実施形態は、上述したものに限らず、擬態造形物の形状、寸法(硬化・凝結した造形用特殊モルタル層等の厚みや、各種表面処理剤・表面処理材層の厚み等も含む)、強度、材料仕様、着色、質感、風合い等に関して、需要者等から要求される性能、品質に応じて、様々なバリエーション、組合せや置き換えが展開可能であることはいうまでもない。また、エクステリア、インテリアに係る擬態造形物に関しても、適法に製造されることは無論である。
以上説明したとおり、本発明を実施例を含む特定の実施形態等について説明したが、本発明の構成は、上述した実施形態等に限定されるものではなく、これらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
以上説明したとおり、本発明を実施例を含む特定の実施形態等について説明したが、本発明の構成は、上述した実施形態等に限定されるものではなく、これらを適宜組み合わせて構成してもよく、本発明の範囲内において、その必要性および用途等に応じて種々の実施形態や実施例を構成し得ることは当業者ならば明らかである。
1 プランタ(鉢物用置物)
3 擬木基体(粗形状)
5 ガラスネット(網状のシート)
6 造形用特殊モルタル(モルタル)
8 ゴムマット(型材)
9 カービング処理部
10 擬木(擬態造形物の一例)
11 土留め用擬木(土留め)
12 アクセサリ用擬木
3 擬木基体(粗形状)
5 ガラスネット(網状のシート)
6 造形用特殊モルタル(モルタル)
8 ゴムマット(型材)
9 カービング処理部
10 擬木(擬態造形物の一例)
11 土留め用擬木(土留め)
12 アクセサリ用擬木
Claims (9)
- 樹脂発泡材を、製造すべき天然または人工物の擬態の外形形状に合わせて粗く形成する粗形状形成工程と、
粗く形成された樹脂発泡材上に網状のシートを巻装する網状シート巻装工程と、
前記網状のシートを介して、前記粗く形成された樹脂発泡材の表面に、モルタルを塗布するモルタル塗布工程と、
前記モルタルの半硬化状態時に、前記天然または人工物の擬態の形状・模様を転写された型材を、前記モルタルを塗布された表面に押し付ける型材押し付け工程と、
を有することを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項1記載の擬態造形物の製造方法において、
前記モルタル塗布工程と前記型材押し付け工程との間に、前記型材および塗布されたモルタルの少なくとも一方の表面に、液体離型剤を塗布する離型剤塗布工程を有することを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項1または2記載の擬態造形物の製造方法において、
前記擬態の形状・模様を転写された前記モルタルの表層部を、前記擬態に似せて削り出す削り出し工程を有することを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項3記載の擬態造形物の製造方法において、
前記削り出し工程は、手仕上げで行うことを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項1または2記載の擬態造形物の製造方法において、
前記擬態の形状・模様を転写された前記モルタルの表面に、着色剤を塗布する着色剤塗布工程を有することを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項3または4記載の擬態造形物の製造方法において、
前記削り出し工程後に、前記擬態に似せて削り出されたモルタルの表面に、着色剤を塗布する着色剤塗布工程を有することを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項5または6記載の擬態造形物の製造方法において、
前記着色剤塗布工程で着色剤を塗布されたモルタルの表面に、被覆剤を塗布する被覆剤塗布工程を有することを特徴とするコンクリートの成形方法。 - 請求項5または6記載の擬態造形物の製造方法において、
前記着色剤塗布工程における前記着色剤の塗布は、ステイン・クリート工法を用いることを特徴とする擬態造形物の製造方法。 - 請求項1ないし8の何れか一つに記載の擬態造形物の製造方法において、
造形される擬態は、擬木、擬岩、擬石、擬レンガ等を含む他、これらの少なくとも二つの組合せ擬態、これらの擬態を用いたエクステリア、インテリアの鉢物用置物、これらの擬態を用いた土留め、またはこれらの擬態を用いたアクセサリ置物を含むことを特徴とする擬態造形物の製造方法。
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---|---|---|---|
JP2006112617A JP2007283608A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 擬態造形物の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100901335B1 (ko) * | 2008-08-06 | 2009-06-10 | (주)테마싸인알라딘 | 씨아이엠에스 공법에 의한 스티로폼을 이용한 조형물제조방법 |
JP2012179022A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Kiyohiro Hayashi | 人工軽量石 |
CN106945451A (zh) * | 2017-03-13 | 2017-07-14 | 张成祥 | 一种根雕制作方法 |
CN110861202A (zh) * | 2019-11-29 | 2020-03-06 | 福建省佳美集团公司 | 一种雕花定制式陶瓷的批量化生产方法 |
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CN111571781A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-08-25 | 滁州学院 | 一种植物标本珐琅工艺品制作方法 |
RU2780742C1 (ru) * | 2021-11-29 | 2022-09-30 | Олег Всеволодович Бондарев | Система наклонных грядок для выращивания растений |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112617A patent/JP2007283608A/ja active Pending
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