JPH06261485A - モータとモータの製造方法 - Google Patents
モータとモータの製造方法Info
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- JPH06261485A JPH06261485A JP7125593A JP7125593A JPH06261485A JP H06261485 A JPH06261485 A JP H06261485A JP 7125593 A JP7125593 A JP 7125593A JP 7125593 A JP7125593 A JP 7125593A JP H06261485 A JPH06261485 A JP H06261485A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- stator
- motor
- bearings
- resin
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- Pending
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25J—MANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
- B25J5/00—Manipulators mounted on wheels or on carriages
- B25J5/007—Manipulators mounted on wheels or on carriages mounted on wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Robotics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Motor Or Generator Frames (AREA)
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】軸受けを圧入したり嵌め込んだりする必要がな
く、しかも精度良く軸受けを設定することができるモー
タを提供すること。 【構成】ロータ部Rと、このロータ部Rを回転可能に受
ける軸受け80,82を有するステータ部Sと、を備え
るモータにおいて、上記軸受け80,82と上記ステー
タ部Sは樹脂により作られており、上記軸受け80,8
2と上記ステータ部Sが一体に形成されているモータ。
く、しかも精度良く軸受けを設定することができるモー
タを提供すること。 【構成】ロータ部Rと、このロータ部Rを回転可能に受
ける軸受け80,82を有するステータ部Sと、を備え
るモータにおいて、上記軸受け80,82と上記ステー
タ部Sは樹脂により作られており、上記軸受け80,8
2と上記ステータ部Sが一体に形成されているモータ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばステッピング
モータのようなモータとモータの製造方法に関する。
モータのようなモータとモータの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にモータに要求される特性として
は、最小負荷にて一様にしかも円滑に回転することが挙
げられる。このためには、軸受けにおけるロータ部の摩
擦低減や、ロータ部およびステータ部間のギャップが一
様であることが必要である。
は、最小負荷にて一様にしかも円滑に回転することが挙
げられる。このためには、軸受けにおけるロータ部の摩
擦低減や、ロータ部およびステータ部間のギャップが一
様であることが必要である。
【0003】従来のモータの一般的な構造例を図7に示
す。図7は、2相のステッピングモータを示している。
モータはロータ部Rとステータ部Sから構成されてい
る。ロータ部Rは、軸10と、この軸10に固定された
マグネット12から構成されている。
す。図7は、2相のステッピングモータを示している。
モータはロータ部Rとステータ部Sから構成されてい
る。ロータ部Rは、軸10と、この軸10に固定された
マグネット12から構成されている。
【0004】一方、ステータ部Sは次のような構造とな
っている。ケース14とフランジ20により囲まれる空
間の中に、ステータ本体26が内蔵されている。このス
テータ本体26には複数の極歯ヨーク28,30,3
2,34が設けられている。これらの極歯ヨーク28,
30の間と極歯ヨーク32,34の間には、マグネット
ワイヤ22,24がそれぞれ巻かれている。マグネット
ワイヤ22側は第1相であり、マグネットワイヤ24側
は第2相となっている。またフランジ20には軸受け1
6が設けられているとともに、ケース14には別の軸受
け18が設けられている。
っている。ケース14とフランジ20により囲まれる空
間の中に、ステータ本体26が内蔵されている。このス
テータ本体26には複数の極歯ヨーク28,30,3
2,34が設けられている。これらの極歯ヨーク28,
30の間と極歯ヨーク32,34の間には、マグネット
ワイヤ22,24がそれぞれ巻かれている。マグネット
ワイヤ22側は第1相であり、マグネットワイヤ24側
は第2相となっている。またフランジ20には軸受け1
6が設けられているとともに、ケース14には別の軸受
け18が設けられている。
【0005】ロータ部Rの軸10は、このような2つの
軸受け16,18を介して、ステータSに対してある一
定の間隔を保って回転する。
軸受け16,18を介して、ステータSに対してある一
定の間隔を保って回転する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この時に2
つの軸受け16,18の同軸度が良い程ロータ部Rが回
転する際の摩擦が低くなり、これらの軸受け16,18
に対するステータ部Sの内径の同軸度が良い程、一様に
円滑に回転する。
つの軸受け16,18の同軸度が良い程ロータ部Rが回
転する際の摩擦が低くなり、これらの軸受け16,18
に対するステータ部Sの内径の同軸度が良い程、一様に
円滑に回転する。
【0007】すなわち、図8に示すように、軸受け16
の軸芯A−Aと、軸受け18の軸芯B−B、およびステ
ータSの軸芯C−Cとすると、摩擦低減を行うには、軸
芯A−Aと軸芯B−Bがより近づく程効果がある。
の軸芯A−Aと、軸受け18の軸芯B−B、およびステ
ータSの軸芯C−Cとすると、摩擦低減を行うには、軸
芯A−Aと軸芯B−Bがより近づく程効果がある。
【0008】また、ロータ部Rが円滑に回転するには、
軸芯A−Aと軸芯B−Bに対して、軸芯C−Cがより近
づく程効果がある。そして、ロータ部Rが円滑に回転す
るには、図7において、ステータ部Sとロータ部Rの任
意の位置で間隔D1のばらつきが小さい程良い。
軸芯A−Aと軸芯B−Bに対して、軸芯C−Cがより近
づく程効果がある。そして、ロータ部Rが円滑に回転す
るには、図7において、ステータ部Sとロータ部Rの任
意の位置で間隔D1のばらつきが小さい程良い。
【0009】一般に、モータの軸受け16,18は、潤
滑性の良い素材で作り、しかもフランジ20とケース1
4に対して圧入またはカシメることにより取り付けられ
る。しかしフランジ20、ケース14、軸受け16,1
8はそれぞれ別部品であるので、それぞれの関連部分に
精度が必要となる上に、加工のための治具を必要とし、
さらには軸受け16,18の取り付け精度は治具の精度
に依存することになる。また、ステータ部Sのステータ
本体26は、ケース14やフランジ20と別の部品であ
ることが多く、同様のデメリットがある。
滑性の良い素材で作り、しかもフランジ20とケース1
4に対して圧入またはカシメることにより取り付けられ
る。しかしフランジ20、ケース14、軸受け16,1
8はそれぞれ別部品であるので、それぞれの関連部分に
精度が必要となる上に、加工のための治具を必要とし、
さらには軸受け16,18の取り付け精度は治具の精度
に依存することになる。また、ステータ部Sのステータ
本体26は、ケース14やフランジ20と別の部品であ
ることが多く、同様のデメリットがある。
【0010】本発明は上記問題を解消するためになされ
たものであり、軸受けを圧入したり嵌め込んだりする必
要がなく、しかも精度良く軸受けを設定することができ
るモータとモータの製造方法を提供することを目的とし
ている。
たものであり、軸受けを圧入したり嵌め込んだりする必
要がなく、しかも精度良く軸受けを設定することができ
るモータとモータの製造方法を提供することを目的とし
ている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、ロータ部と、このロータ部を回転可能に受ける
軸受けを有するステータ部と、を備えるモータにおい
て、上記軸受けと上記ステータ部は樹脂により作られて
おり、上記軸受けと上記ステータ部が一体に形成されて
いる、モータにより、達成される。また、本発明にあっ
ては、好ましくは前記軸受けは、第1の軸受けと第2の
軸受けであり、上記第2の軸受けは上記第1の軸受けよ
りも径が大きい、請求項1に記載のモータ。
っては、ロータ部と、このロータ部を回転可能に受ける
軸受けを有するステータ部と、を備えるモータにおい
て、上記軸受けと上記ステータ部は樹脂により作られて
おり、上記軸受けと上記ステータ部が一体に形成されて
いる、モータにより、達成される。また、本発明にあっ
ては、好ましくは前記軸受けは、第1の軸受けと第2の
軸受けであり、上記第2の軸受けは上記第1の軸受けよ
りも径が大きい、請求項1に記載のモータ。
【0012】さらに、上記目的は、本発明にあっては、
ロータ部と、このロータ部を回転可能に受ける軸受けを
有するステータ部と、を備えるモータを製造するモータ
の製造方法において、上記軸受けを除く上記ステータ部
を樹脂により成形し、上記軸受けを樹脂により成形して
上記ステータ部に上記軸受けを一体化する、モータの製
造方法により、達成される。
ロータ部と、このロータ部を回転可能に受ける軸受けを
有するステータ部と、を備えるモータを製造するモータ
の製造方法において、上記軸受けを除く上記ステータ部
を樹脂により成形し、上記軸受けを樹脂により成形して
上記ステータ部に上記軸受けを一体化する、モータの製
造方法により、達成される。
【0013】
【作用】上記構成によれば、軸受けの軸芯とステータ部
の軸芯を一致させて軸受けとステータ部を形成すること
ができる。また、第2の軸受けは第1の軸受けよりも径
が大きいので、ステータ部を形成して、第1と第2の軸
受けをステータ部に形成した後に、この第1と第2の軸
受けを形成するための型を難なくステータ部から12の
軸受けを経て取り外すことができる。
の軸芯を一致させて軸受けとステータ部を形成すること
ができる。また、第2の軸受けは第1の軸受けよりも径
が大きいので、ステータ部を形成して、第1と第2の軸
受けをステータ部に形成した後に、この第1と第2の軸
受けを形成するための型を難なくステータ部から12の
軸受けを経て取り外すことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0015】図1は、本発明のモータの好ましい実施例
を示す断面図である。図1に示すモータは、好ましくは
第1相と第2相を有する2相型のPM型のステッピング
モータである。
を示す断面図である。図1に示すモータは、好ましくは
第1相と第2相を有する2相型のPM型のステッピング
モータである。
【0016】このモータは、ロータ部Rとステータ部S
を備えている。ロータ部Rは、出力軸である軸50と、
この軸50に固定されたマグネット52を有している。
このマグネット52は円柱状であり、必要な極数だけ多
極着磁されている。
を備えている。ロータ部Rは、出力軸である軸50と、
この軸50に固定されたマグネット52を有している。
このマグネット52は円柱状であり、必要な極数だけ多
極着磁されている。
【0017】ステータ部Sは、ステータ本体60と、第
1の軸受け80と第2の軸受け82を有している。ステ
ータ部Sのステータ本体60は樹脂により作られてい
る。また、第1の軸受け80と第2の軸受け82は、双
方とも樹脂により作られており、第1の軸受け80と第
2の軸受け82はいわゆるダブルモールドによりステー
タ本体60に対して一体に形成されている。このステー
タ本体60に対しては、ケース70とケース98が取り
付けられている。ケース98は磁束経路に当たるので、
(磁性)金属であることが必要である。
1の軸受け80と第2の軸受け82を有している。ステ
ータ部Sのステータ本体60は樹脂により作られてい
る。また、第1の軸受け80と第2の軸受け82は、双
方とも樹脂により作られており、第1の軸受け80と第
2の軸受け82はいわゆるダブルモールドによりステー
タ本体60に対して一体に形成されている。このステー
タ本体60に対しては、ケース70とケース98が取り
付けられている。ケース98は磁束経路に当たるので、
(磁性)金属であることが必要である。
【0018】ステータ本体60には、4つの極歯ヨーク
62,64,66,68が設定されている。これらの向
い合う極歯ヨーク62,64の間および極歯ヨーク6
6,68の間には、それぞれボビンが設けられている。
これらのボビンは図示を省略しているが、これらのボビ
ンの外周にはマグネットワイヤ72,74が巻かれてい
る。
62,64,66,68が設定されている。これらの向
い合う極歯ヨーク62,64の間および極歯ヨーク6
6,68の間には、それぞれボビンが設けられている。
これらのボビンは図示を省略しているが、これらのボビ
ンの外周にはマグネットワイヤ72,74が巻かれてい
る。
【0019】これは、ステータ本体60をモールドした
のちに、このステータ本体60に対して2つの軸受け8
0,82を容易にモールドするためである。すなわち、
あとで述べるが、図3に示す軸受け80,82を成形す
るためのモールド型F3を第2の軸受け82側から支障
無く取り外すために、第2の軸受け82の内径を大きく
している。
のちに、このステータ本体60に対して2つの軸受け8
0,82を容易にモールドするためである。すなわち、
あとで述べるが、図3に示す軸受け80,82を成形す
るためのモールド型F3を第2の軸受け82側から支障
無く取り外すために、第2の軸受け82の内径を大きく
している。
【0020】第2の軸受け82の内径は第1の軸受け8
0の外径より大きくなっている。またロータRの軸50
は、断面T字形の部分54を有する。この断面T字形の
部分54は、好ましくは円板状であり、第2の軸受け8
2により受けている。
0の外径より大きくなっている。またロータRの軸50
は、断面T字形の部分54を有する。この断面T字形の
部分54は、好ましくは円板状であり、第2の軸受け8
2により受けている。
【0021】図1のステータ本体60と、このステータ
本体60に対して一体に形成された第1と第2の軸受け
80,82は次のようにして2色モールドにより作るこ
とができる。
本体60に対して一体に形成された第1と第2の軸受け
80,82は次のようにして2色モールドにより作るこ
とができる。
【0022】図2を参照する。まず、モールド型F1と
モールド型F2の間に樹脂を注入してステータ本体60
を樹脂成形もしくはモード成形する。このステータ本体
60の樹脂としては、例えばガラスやカーボンを含んだ
曲げ強度等の強い樹脂により作ることができる。例えば
ステータ本体60は、ポリカーボネート(PC)等によ
り作ることができる。
モールド型F2の間に樹脂を注入してステータ本体60
を樹脂成形もしくはモード成形する。このステータ本体
60の樹脂としては、例えばガラスやカーボンを含んだ
曲げ強度等の強い樹脂により作ることができる。例えば
ステータ本体60は、ポリカーボネート(PC)等によ
り作ることができる。
【0023】なおこの際には、極歯ヨーク62,64,
66,68をたとえばモールド型F1の中に配置してお
く。
66,68をたとえばモールド型F1の中に配置してお
く。
【0024】次に図3を参照する。モールド型F3を用
いて、樹脂を注入して、第1の軸受け80と第2の軸受
け82をステータ本体60に対して直接2色モールドを
行う。このように2色モールドを行うことにより、一度
に第1と第2の軸受け80,82を成形することができ
る。そして、この軸受け80,82をモールドする際
に、ステータ本体60の内径部を同一のモールド型F3
により位置出しができるので、図5で示したような軸芯
A−A、軸芯B−Bおよび軸芯C−Cを1つのモールド
型F3により一致させることができる。
いて、樹脂を注入して、第1の軸受け80と第2の軸受
け82をステータ本体60に対して直接2色モールドを
行う。このように2色モールドを行うことにより、一度
に第1と第2の軸受け80,82を成形することができ
る。そして、この軸受け80,82をモールドする際
に、ステータ本体60の内径部を同一のモールド型F3
により位置出しができるので、図5で示したような軸芯
A−A、軸芯B−Bおよび軸芯C−Cを1つのモールド
型F3により一致させることができる。
【0025】従って2つの軸受け80,82とステータ
本体60とにより、同軸度の高い精度の良いステータア
ッセンブリを作ることが可能である。この後に、モール
ド型F3を第2の軸受け82側から型抜きする。この型
抜きの際に、軸受け82の内径がステータ本体60と同
じか大きく、しかも軸受け80の外径よりも大きいの
で、何ら支障無くモールド型F3の型抜きができる。
本体60とにより、同軸度の高い精度の良いステータア
ッセンブリを作ることが可能である。この後に、モール
ド型F3を第2の軸受け82側から型抜きする。この型
抜きの際に、軸受け82の内径がステータ本体60と同
じか大きく、しかも軸受け80の外径よりも大きいの
で、何ら支障無くモールド型F3の型抜きができる。
【0026】第1と第2の軸受け80,82の使用樹脂
と、ステータ本体60の使用樹脂とは、好ましくは異な
るのがよい。これは、軸受け80,82は潤滑性を要求
し、ステータ本体60は構造材として用いるからであ
る。
と、ステータ本体60の使用樹脂とは、好ましくは異な
るのがよい。これは、軸受け80,82は潤滑性を要求
し、ステータ本体60は構造材として用いるからであ
る。
【0027】そこで、第1と第2の軸受け80,82の
使用樹脂としては、例えばナイロン系の樹脂を用いるこ
とができる。軸受け80,82の樹脂としては、潤滑性
の良い例えばポリアセタール樹脂を用いることができ
る。このポリアセタール樹脂は、潤滑性を有する樹脂で
ある。また、この樹脂の他に例えば PPS等を用いる
こともできる。
使用樹脂としては、例えばナイロン系の樹脂を用いるこ
とができる。軸受け80,82の樹脂としては、潤滑性
の良い例えばポリアセタール樹脂を用いることができ
る。このポリアセタール樹脂は、潤滑性を有する樹脂で
ある。また、この樹脂の他に例えば PPS等を用いる
こともできる。
【0028】ところで、本発明は上記実施例に限定され
ない。図4に示す本発明のモータの実施例においては、
図1に示したモータの実施例と異なるところは、ロータ
部Rの軸150に小径部161を形成し、しかも断面T
字形の部分154の径方向の大きさを小さくしているこ
とである。このモータは、軸の加工コストの面から、で
きるかぎり軸150の最大径と最小径の差が小さいこと
が望ましく、小径のモータに適するものである。その他
の部分は図1の実施例とほぼ同じなので、同じ符号を記
して説明を省略する。
ない。図4に示す本発明のモータの実施例においては、
図1に示したモータの実施例と異なるところは、ロータ
部Rの軸150に小径部161を形成し、しかも断面T
字形の部分154の径方向の大きさを小さくしているこ
とである。このモータは、軸の加工コストの面から、で
きるかぎり軸150の最大径と最小径の差が小さいこと
が望ましく、小径のモータに適するものである。その他
の部分は図1の実施例とほぼ同じなので、同じ符号を記
して説明を省略する。
【0029】また、図5と図6に示すように、図2と図
3に示したモールド型F1,F2,F3とは異なるモー
ルド型G1,G2,G3,G4,G5,G6を採用し
て、2色モールド成形をすることができる。
3に示したモールド型F1,F2,F3とは異なるモー
ルド型G1,G2,G3,G4,G5,G6を採用し
て、2色モールド成形をすることができる。
【0030】まず、図5に示すように、モールド型G
1,G2,G3,G4を用いて、ステータ本体60を形
成し、その後にモールド型G1を矢印X方向に抜き、モ
ールド型G2とG3を矢印Y1,Y2方向にそれぞれ抜
く。次に、図6に示すように、別のモールド型G5とG
6を用いてステータ本体60に対して第1の軸受け80
と第2の軸受け82を形成し、その後モールド型G5を
矢印X方向に抜く。
1,G2,G3,G4を用いて、ステータ本体60を形
成し、その後にモールド型G1を矢印X方向に抜き、モ
ールド型G2とG3を矢印Y1,Y2方向にそれぞれ抜
く。次に、図6に示すように、別のモールド型G5とG
6を用いてステータ本体60に対して第1の軸受け80
と第2の軸受け82を形成し、その後モールド型G5を
矢印X方向に抜く。
【0031】また、たとえば、本発明はステッピングモ
ータに限らず、他の形式のモータにも適用することがで
きる。また、潤滑剤をこの軸受け80,82に対して、
併用して用いることもできる。
ータに限らず、他の形式のモータにも適用することがで
きる。また、潤滑剤をこの軸受け80,82に対して、
併用して用いることもできる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、成
形工程でステータ部と軸受けを一体に成形することがで
き、従来のような軸受けを圧入したりカシメたりする工
程を省略することができるので、低コスト化が図れる。
また、軸受けと軸受けを除くステータとの精度をある領
域内に収めることができるばかりでなく、加工工程が省
略できるので、人為的なミスの余地がなくモータの信頼
性が高まる。また部品点数が減少するので、コストダウ
ンを図ることができる。
形工程でステータ部と軸受けを一体に成形することがで
き、従来のような軸受けを圧入したりカシメたりする工
程を省略することができるので、低コスト化が図れる。
また、軸受けと軸受けを除くステータとの精度をある領
域内に収めることができるばかりでなく、加工工程が省
略できるので、人為的なミスの余地がなくモータの信頼
性が高まる。また部品点数が減少するので、コストダウ
ンを図ることができる。
【図1】本発明のモータの好ましい実施例を示す断面
図。
図。
【図2】本発明のモータの製造方法を示し、図1の本発
明のモータのステータ本体を成形している状態を示す
図。
明のモータのステータ本体を成形している状態を示す
図。
【図3】図1の本発明のモータのステータ本体に対して
軸受けを2色モールドにより一体に成形している状態を
示す図。
軸受けを2色モールドにより一体に成形している状態を
示す図。
【図4】本発明のモータの好ましい別の実施例を示す断
面図。
面図。
【図5】本発明のモータの製造方法の別の実施例を示
し、ステータ本体を成形している状態を示す図。
し、ステータ本体を成形している状態を示す図。
【図6】図5の本発明のモータのステータ本体に対して
軸受けを2色モールドにより一体に成形している状態を
示す図。
軸受けを2色モールドにより一体に成形している状態を
示す図。
【図7】従来のモータを示す断面図。
【図8】従来のモータにおけるステータ部の軸芯と複数
の軸受けの軸芯の関係を示す図。
の軸受けの軸芯の関係を示す図。
R ロータ部 S ステータ部 50 軸 52 マグネット 60 ステータ本体 62,64,66,68 極歯ヨーク 72,74 マグネットワイヤ 80 第1の軸受け 82 第2の軸受け
Claims (3)
- 【請求項1】 ロータ部と、このロータ部を回転可能に
受ける軸受けを有するステータ部と、を備えるモータに
おいて、上記軸受けと上記ステータ部は樹脂により作ら
れており、上記軸受けと上記ステータ部が一体に形成さ
れていることを特徴とする、モータ。 - 【請求項2】 前記軸受けは、第1の軸受けと第2の軸
受けであり、上記第2の軸受けは上記第1の軸受けより
も径が大きい、請求項1に記載のモータ。 - 【請求項3】 ロータ部と、このロータ部を回転可能に
受ける軸受けを有するステータ部と、を備えるモータを
製造するモータの製造方法において、 上記軸受けを除く上記ステータ部を樹脂により成形し、 上記軸受けを樹脂により成形して上記ステータ部に上記
軸受けを一体化することを特徴とする、モータの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7125593A JPH06261485A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | モータとモータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7125593A JPH06261485A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | モータとモータの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06261485A true JPH06261485A (ja) | 1994-09-16 |
Family
ID=13455426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7125593A Pending JPH06261485A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | モータとモータの製造方法 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH06261485A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006046329A1 (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-04 | Mitsubishi Materials C.M.I. Corporation | モータ |
US8544572B2 (en) | 2004-05-26 | 2013-10-01 | Chiba Institute Of Technology | Car, walking apparatus, and method of determining shape of wheel |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP7125593A patent/JPH06261485A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8544572B2 (en) | 2004-05-26 | 2013-10-01 | Chiba Institute Of Technology | Car, walking apparatus, and method of determining shape of wheel |
US8561734B2 (en) | 2004-05-26 | 2013-10-22 | Chiba Institute Of Technology | Car, walking apparatus, and method of determining shape of wheel |
WO2006046329A1 (ja) * | 2004-10-26 | 2006-05-04 | Mitsubishi Materials C.M.I. Corporation | モータ |
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