JPH0662541A - モータ用ロータ - Google Patents

モータ用ロータ

Info

Publication number
JPH0662541A
JPH0662541A JP4229458A JP22945892A JPH0662541A JP H0662541 A JPH0662541 A JP H0662541A JP 4229458 A JP4229458 A JP 4229458A JP 22945892 A JP22945892 A JP 22945892A JP H0662541 A JPH0662541 A JP H0662541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
magnet
lead screw
partition line
molding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4229458A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Nichiki
浩和 日岐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Nidec Sankyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Sankyo Corp filed Critical Nidec Sankyo Corp
Priority to JP4229458A priority Critical patent/JPH0662541A/ja
Publication of JPH0662541A publication Critical patent/JPH0662541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のモータ用ロータの材料に代えて、成形
しやすい材料を用い、一体成形することによって、従来
技術の製造上の問題点を解決することである。 【構成】 磁石と出力軸とを磁性粉末樹脂などの磁石材
料にて一体成形することにより、芯出し工程などを省略
し、また転造工程での欠点を解消するとともに、出力軸
にリードスクリューを一体成形するにあたり、成形金型
のパーテーションラインに沿ってリードスクリューに軸
線方向の窪みを形成することにより、良好なねじ対偶を
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として小型モータ用
のロータ、特にその磁石および出力軸を成形用の磁石材
料にて一体成形したモータ用ロータに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば永久磁石型のステッピングにおい
て、そのロータは、永久磁石と、出力軸とで組み立てら
れている。従来、出力軸に永久磁石を固定するとき、圧
入固定手段、または接着固定手段などによって行ってい
る。このような組み立て手段によると、永久磁石と出力
軸との芯出しが面倒であり、特に永久磁石が2つに分か
れており、出力軸に対し所定の間隔をおいて取り付けら
れるものでは、1つのロータについて2つの永久磁石と
出力軸との2箇所で芯出しが必要であり、時間がかかっ
た。また、圧入固定手段の場合に、永久磁石に出力軸を
圧入するとき、永久磁石のひび割れや破壊などが起き易
く、はめ合い公差が厳しいという問題があった。
【0003】一方、VTRのオートフォーカス駆動用
に、リードスクリュー付の出力軸が用いられている。現
在、このリードスクリュー付出力軸の材質としてステン
レスが用いられており、リードスクリュー部分が転造に
よって製作されているため、材料および製造のコストが
高く、また形状の制限もある他、転造工程で型から出力
軸を取り出すとき、出力軸を回転させながら引き抜くた
め、生産効率の観点から問題があった。
【0004】
【発明の目的】したがって、本発明の目的は、従来のモ
ータ用ロータの材料に代えて、成形しやすい材料を用
い、一体成形することによって、従来技術の製造上の問
題点を解決することである。
【0005】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、磁石と
出力軸とを磁性粉末樹脂などの磁石材料にて一体成形す
ることにより、芯出し工程などを省略し、また転造工程
での欠点を解消している。また、本発明は、出力軸にリ
ードスクリューを一体成形するにあたり、成形金型のパ
ーテーションラインに沿ってリードスクリューに軸線方
向の窪みを形成することにより、パーテーションライン
の部分をナットの雌ねじ面に接触しないようにし、ねじ
対偶を滑らかなものとしている。
【0006】
【実施例】図1は、一例として、VTRのオートフォー
カス駆動用の永久磁石型のステッピングモータ1に本発
明のモータ用ロータ2を組み込んだ実施例を示してい
る。モータ用ロータ2は、永久磁石材料製の円柱状の磁
石21、この磁石21の中心に一致する状態で一体的に
成形された出力軸22によって組み立てられている。
【0007】そして磁石21は、モータ用ステータ3の
内部に同心状態で挿入されており、外周面でSN極を円
周方向に沿って交互に形成している。出力軸22の中間
部分は、フレーム4に固定されたラジアル形式の軸受け
5により、また一端の円錐窪み内の軸受けボール6によ
りモータ用ステータ3に取り付けられたカバー11の押
え板12に当接し、また他端の軸受けボール7によりフ
レーム4に取り付けられた軸受けケーシング8の内部の
複数のボール9に接した状態で、それぞれ支持されてい
る。出力軸22の中間部分にリードスクリュー23が形
成されており、ここの部分でオートフォーカス機構駆動
のためのナット部材10とねじ対偶のもとにはまり合っ
ている。
【0008】磁石21および出力軸22は、磁石材料と
して磁性粉末入樹脂で耐摩耗性にすぐれ、成形後の収縮
率の小さいものを用いてプラスチック成形によって一体
的に成形される。したがって、成形過程で磁石21と出
力軸22とが同心状態で一体的に組み合わせられるた
め、出力軸22に対する磁石21の芯合わせ状態での組
み合わせ工程が省略できる。
【0009】この成形時に、図2に例示するように、出
力軸22のリードスクリュー23が割型の金型24のね
じ部25によって一体的に成形される。割型の金型24
によると、成形後の磁石21や出力軸22に接合面に沿
って、通常、パーテーションラインが形成される。そこ
で、そのリードスクリュー23の部分で出力軸22の軸
線方向に沿って、スクリューの山の外周よりも中心に向
けて入るような窪み26が金型24の突条28により形
成されている。
【0010】このため、この窪み26の部分にパーテー
ションラインが形成されても、パーテーションラインの
先端部分がスクリューの山の部分よりも外部に突出しな
いため、相手側のナット部材10の雌ねじに干渉せず、
それらの間で滑らかなねじ対偶が確保できる。
【0011】なお、この窪み26は、U字状のものでな
く、図3のように、平坦なものとして形成することもで
きる。また、金型24は、2分割のものに限らないた
め、この窪み26は、金型24の分割数に応じて、パー
テーションラインの形成される部分に複数形成すること
になる。
【0012】図に戻って、モータ用ステータ3は、モー
タ用ロータ2の外周部分を同心状態で取り囲む2つのス
テータ組31、32によって組み立てられている。ステ
ータ組31、32は、所定の位相だけずらした状態で重
ねられ、環状のヨーク37、38、環状のヨーク39、
40の内部で環状コイルボビン35、36に巻き付けら
れた環状のコイル33、34を備えている。
【0013】ヨーク37、38、39、40は、それぞ
れ磁石21の外周面に対し所定の間隔をおいて対向して
おり、磁石21に対向する面で、磁極41、42、4
3、444を形成している。磁極41、42、および磁
極43、44は、交互に形成され、磁石21のS極およ
びN極と対向している。
【0014】なおモータ用ロータ2の磁石21は、1つ
のものでなく、図4に示すように、軸方向に沿って2分
割したものとして形成することもできる。このような2
分割式のものでも、一体成形によって成形できるため、
出力軸22に対する2つの磁石21の芯合わせが不必要
となる。また、モータ用ロータ2の成形過程で、磁石2
1の部分について磁性粉末の多い磁石材料を用い、出力
軸22の部分でそれと異なる樹脂材料を用いて、いわゆ
る2色成形によって、モータ用ロータ2を成形すること
もできる。
【0015】
【発明の効果】本発明では、出力軸と磁石とが一体成形
され、成形過程で両者が芯合わせ状態で一体化されるた
め、高精度の芯出しができ、また両者の組み合わせのた
めの工程が省略できる。また、出力軸にリードスクリュ
ーを形成する場合に、成形過程でリードスクリューが形
成できるため、従来の転造方式のものに比較して、リー
ドスクリューの製作が容易であり、また転造と異なり、
さらに一体成形可能な形状ならば、各種の形状のものと
して製作できる。また、リードスクリューの部分に窪み
を形成すれば、パーテーションラインが雌ねじに対し悪
影響を及ぼさないため、滑らかなねじ対偶が確保でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステッピングモータに本発明のモータ用ロータ
を組み込んだ状態の一部破断平面図である。
【図2】リードスクリューの成形時の拡大説明図であ
る。
【図3】リードスクリューの成形時の拡大説明図であ
る。
【図4】他の実施例のモータ用ロータの平面図である。
【符号の説明】
1 永久磁石型のステッピングモータ 2 モータ用ロータ 3 モータ用ステータ 21 磁石 22 出力軸 23 リードスクリュー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石と出力軸とを磁石材料にて一体成形
    したことを特徴とするモータ用ロータ。
  2. 【請求項2】 出力軸をリードスクリュー付としたこと
    を特徴とする請求項1記載のモータ用ロータ。
  3. 【請求項3】 成形金型のパーテーションラインに沿っ
    てリードスクリューに軸線方向の窪みを形成してなるこ
    とを特徴とする請求項2記載のモータ用ロータ。
JP4229458A 1992-08-06 1992-08-06 モータ用ロータ Pending JPH0662541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4229458A JPH0662541A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 モータ用ロータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4229458A JPH0662541A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 モータ用ロータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0662541A true JPH0662541A (ja) 1994-03-04

Family

ID=16892521

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4229458A Pending JPH0662541A (ja) 1992-08-06 1992-08-06 モータ用ロータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0662541A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811903A (en) * 1995-09-26 1998-09-22 Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. Motor
US7148598B2 (en) * 2003-10-23 2006-12-12 A.O. Smith Corporation Spoke permanent magnet rotors for electrical machines and methods of manufacturing same

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5811903A (en) * 1995-09-26 1998-09-22 Sankyo Seiki Mfg. Co., Ltd. Motor
US7148598B2 (en) * 2003-10-23 2006-12-12 A.O. Smith Corporation Spoke permanent magnet rotors for electrical machines and methods of manufacturing same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7205697B2 (en) Claw-pole permanent magnet stepping motor
US6882073B2 (en) Linear type actuator
US5698919A (en) Integral bearing type electric motor
US6747382B2 (en) Motor
US20020130583A1 (en) DC motor
US5747897A (en) Stepping motor having improved construction to reduce parts and facilitate manufacture
JPH09215230A (ja) 電動機
US20060125329A1 (en) Rotor for hybrid type stepping motor and manufacturing method thereof
JP2548205Y2 (ja) モータのハウジング固定構造
JPH0662541A (ja) モータ用ロータ
JP2003299275A (ja) ロータ及びロータ用成形金型
US6920683B2 (en) Process for producing a rotor assembly of a stepping motor
US7173351B2 (en) Motor and method of manufacturing the same
JP3517606B2 (ja) モータ
EP0998012A1 (en) Integral bearing type electric motor
JP2526144Y2 (ja) 永久磁石回転子
JP3185199B2 (ja) 多極着磁磁石とその着磁方法
JP3370164B2 (ja) ステッピングモータ用のリードスクリュー付きロータ軸及びその製造方法
JPH06261485A (ja) モータとモータの製造方法
JPH05316694A (ja) 電動機ステータの製造方法
JPS6311889Y2 (ja)
KR100513501B1 (ko) 직결식 세탁기의 모우터용 로터의 백요크 삽입구조
JPH07163076A (ja) モータの固定子
JPH09289767A (ja) ステッピングモータ
JPH0556582A (ja) 小型モータのロータ