JPH0626126A - 間仕切用遮音パネル - Google Patents
間仕切用遮音パネルInfo
- Publication number
- JPH0626126A JPH0626126A JP13714792A JP13714792A JPH0626126A JP H0626126 A JPH0626126 A JP H0626126A JP 13714792 A JP13714792 A JP 13714792A JP 13714792 A JP13714792 A JP 13714792A JP H0626126 A JPH0626126 A JP H0626126A
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- JP
- Japan
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- sound
- panel
- sound insulation
- laminated
- layers
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量で高遮音の間仕切用遮音パネルを提供す
ること。 【構成】 表面が金属板であり、中空二重構造を持つ間
仕切用遮音パネルにおいて、中空構造の表裏面パネル
1、2がその内部に損失係数が0.2以上の制振材1を
積層するように設置されたことを特徴とする間仕切用遮
音パネル4で、積層する制振材1を高分子発泡体とした
り、積層する制振材がアクリル酸エステル系の樹脂とマ
イカ、硫酸バリウムなどの粉体との複合材としたもの。
ること。 【構成】 表面が金属板であり、中空二重構造を持つ間
仕切用遮音パネルにおいて、中空構造の表裏面パネル
1、2がその内部に損失係数が0.2以上の制振材1を
積層するように設置されたことを特徴とする間仕切用遮
音パネル4で、積層する制振材1を高分子発泡体とした
り、積層する制振材がアクリル酸エステル系の樹脂とマ
イカ、硫酸バリウムなどの粉体との複合材としたもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間仕切用遮音パネルに
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】オフィスやホテルの宴会場などに用いら
れる間仕切は、固定型、可動型あるいは移動型のものが
ある。これらは、耐火性や意匠性などから表面に金属
板、主に鋼板が用いられている。
れる間仕切は、固定型、可動型あるいは移動型のものが
ある。これらは、耐火性や意匠性などから表面に金属
板、主に鋼板が用いられている。
【0003】これらの間仕切には、隣室間の高い遮音性
能が要求されてきた。さらに、可動型、移動型では、パ
ネル操作上軽量化も求められている。
能が要求されてきた。さらに、可動型、移動型では、パ
ネル操作上軽量化も求められている。
【0004】しかしながら、表面が金属板であるためパ
ネル重量が大きい、また、遮音性能を高めるためにはパ
ネル重量が大きくなる、あるいはパネルの曲げ振動によ
って遮音欠損がでるといった問題点があった。
ネル重量が大きい、また、遮音性能を高めるためにはパ
ネル重量が大きくなる、あるいはパネルの曲げ振動によ
って遮音欠損がでるといった問題点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、軽量
で高遮音の間仕切用遮音パネルを提供することにある。
鑑みてなされたもので、その目的とするところは、軽量
で高遮音の間仕切用遮音パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、表面が金属板
であり、中空二重構造を持つ間仕切用遮音パネルにおい
て、中空構造の表裏面パネルがその内部に損失係数が
0.2以上の制振材を積層するように設置された間仕切
用遮音パネルである。
であり、中空二重構造を持つ間仕切用遮音パネルにおい
て、中空構造の表裏面パネルがその内部に損失係数が
0.2以上の制振材を積層するように設置された間仕切
用遮音パネルである。
【0007】なお、制振材として損失係数が0.2以上
を得るためには、高分子発泡体を用いるのがよく、さら
に、大きな損失係数を得るためには、アクリル酸エステ
ル系の樹脂とマイカ、硫酸バリウムなどの粉体との複合
材を用いるのがよい。
を得るためには、高分子発泡体を用いるのがよく、さら
に、大きな損失係数を得るためには、アクリル酸エステ
ル系の樹脂とマイカ、硫酸バリウムなどの粉体との複合
材を用いるのがよい。
【0008】表面の金属板は、基本的な構成部材であ
り、意匠の面から金属板に塗装あるいはクロスなどの仕
上げがあってもよい。
り、意匠の面から金属板に塗装あるいはクロスなどの仕
上げがあってもよい。
【0009】
【作 用】本発明は、表面が金属板であり、中空二重構
造を持つ間仕切用遮音パネルにおいて、中空構造の表裏
面パネルの内部に制振材を積層設置しているので、第1
に、軽量にも係わらずパネル曲げ剛性が大きいため曲げ
振動が起こりにくく、遮音欠損が小さい、第2に制振材
の損失効果により曲げ振動が吸収され、遮音欠損がでな
いという作用がある。
造を持つ間仕切用遮音パネルにおいて、中空構造の表裏
面パネルの内部に制振材を積層設置しているので、第1
に、軽量にも係わらずパネル曲げ剛性が大きいため曲げ
振動が起こりにくく、遮音欠損が小さい、第2に制振材
の損失効果により曲げ振動が吸収され、遮音欠損がでな
いという作用がある。
【0010】さらに、表裏面パネルの曲げ振動を抑える
ことによって、間柱を伝わる固体音が小さくなるため、
軽量でも遮音性能が高い。
ことによって、間柱を伝わる固体音が小さくなるため、
軽量でも遮音性能が高い。
【0011】また、制振材として、損失係数が高いアク
リル酸エステル系の樹脂とマイカ、硫酸バリウムなどの
粉体との複合材を用いれば、上記の効果はさらに高いも
のとなる。
リル酸エステル系の樹脂とマイカ、硫酸バリウムなどの
粉体との複合材を用いれば、上記の効果はさらに高いも
のとなる。
【0012】
【0013】
【実施例1】本実施例を図1に基づいて説明すれば、中
空二重構造の表裏面パネル1、2は、0.6 mm 厚の鋼
板である表面層1a、2a、2.5 mm 厚の合板である
表面背後層1b、2b、2 mm 厚の制振材1c、2c、
1.5 mm 厚の塩ビシート1d、2d、及び5.5 mm
厚の合板である背面層1e、2eを順次積層してなり、
その表裏面パネル1、2を68 mm 幅の間柱3を介して
対面設置した間仕切用遮音パネル4である。なお、間柱
3のない間隙にはグラスウール5挿入されている。この
ように、中空部は、そのままでもよいが、グラスウール
等の吸音材を充填しておくと遮音効果が一層高まる。
空二重構造の表裏面パネル1、2は、0.6 mm 厚の鋼
板である表面層1a、2a、2.5 mm 厚の合板である
表面背後層1b、2b、2 mm 厚の制振材1c、2c、
1.5 mm 厚の塩ビシート1d、2d、及び5.5 mm
厚の合板である背面層1e、2eを順次積層してなり、
その表裏面パネル1、2を68 mm 幅の間柱3を介して
対面設置した間仕切用遮音パネル4である。なお、間柱
3のない間隙にはグラスウール5挿入されている。この
ように、中空部は、そのままでもよいが、グラスウール
等の吸音材を充填しておくと遮音効果が一層高まる。
【0014】また、制振材1c、2cは、アクリル樹脂
100重量部に対して平均アスペクト比90、平均粒径
0.7 mm のマイカ50重量部と硫酸バリウム50重量
部を混入したものを2.5倍発泡したものである。この
制振材の損失係数は1.7である。
100重量部に対して平均アスペクト比90、平均粒径
0.7 mm のマイカ50重量部と硫酸バリウム50重量
部を混入したものを2.5倍発泡したものである。この
制振材の損失係数は1.7である。
【0015】本構成の遮音性能を図2に示す。また、従
来例として図3に示すような表裏面パネル1、2が表面
層1a、2aを1.6 mm 厚の鋼板、表面背後層1b、
2bを9 mm 厚の合板、塩ビシート1d、2dを2.3
mm としたものの遮音性能を図2に合わせて示す。ま
た、第1表に本実施例と従来例の比較を示す。なお、従
来例では、制振材1cを用いずに表面背後層1b、2b
の合板の厚みを倍近くに増しているが、この合板の損失
係数は0.05である。
来例として図3に示すような表裏面パネル1、2が表面
層1a、2aを1.6 mm 厚の鋼板、表面背後層1b、
2bを9 mm 厚の合板、塩ビシート1d、2dを2.3
mm としたものの遮音性能を図2に合わせて示す。ま
た、第1表に本実施例と従来例の比較を示す。なお、従
来例では、制振材1cを用いずに表面背後層1b、2b
の合板の厚みを倍近くに増しているが、この合板の損失
係数は0.05である。
【0016】
【表1】
【0017】図2及び第1表より、本実施例が薄型・軽
量で高遮音であることがわかる。なお、表面層1a、2
a、表面背後層1b、2b、塩ビシート1d、2d、背
面層1e、2eは、本実施例の厚、材料に限定されるも
のではない。
量で高遮音であることがわかる。なお、表面層1a、2
a、表面背後層1b、2b、塩ビシート1d、2d、背
面層1e、2eは、本実施例の厚、材料に限定されるも
のではない。
【0018】
【実施例2】本実施例を図4に基づいて説明すれば、中
空二重構造の表裏面パネル1、2は、0.6 mm 厚の鋼
板である表面層1a、2a、4 mm 厚の合板である表面
背後層1b、2b、5 mm 厚の制振材1c、2c及び
5.5 mm 厚の合板である背面層1e、2eを順次積層
してなり、その表裏面パネル1、2を68 mm 幅の間柱
3を介して対面設置した間仕切用遮音パネル4である。
なお、間柱のない間隙にはグラスウール5挿入されてい
る。
空二重構造の表裏面パネル1、2は、0.6 mm 厚の鋼
板である表面層1a、2a、4 mm 厚の合板である表面
背後層1b、2b、5 mm 厚の制振材1c、2c及び
5.5 mm 厚の合板である背面層1e、2eを順次積層
してなり、その表裏面パネル1、2を68 mm 幅の間柱
3を介して対面設置した間仕切用遮音パネル4である。
なお、間柱のない間隙にはグラスウール5挿入されてい
る。
【0019】また、制振材1c、2cは、実施例1と同
様のアクリル樹脂100重量部に対して平均アスペクト
比90、平均粒径0.7 mm のマイカ50重量部と硫酸
バリウム50重量部を混入したものを2.5倍発泡した
ものである。
様のアクリル樹脂100重量部に対して平均アスペクト
比90、平均粒径0.7 mm のマイカ50重量部と硫酸
バリウム50重量部を混入したものを2.5倍発泡した
ものである。
【0020】本構成の遮音性能を図5に示す。また、従
来例として実施例1との比較に用いたものの遮音性能を
図5に合わせて示す。また、第2表に本実施例と従来例
の比較を示す。
来例として実施例1との比較に用いたものの遮音性能を
図5に合わせて示す。また、第2表に本実施例と従来例
の比較を示す。
【0021】
【表2】
【0022】図2及び第2表より、実施例1と同様に本
実施例も軽量で高遮音であることがわかる。
実施例も軽量で高遮音であることがわかる。
【0023】なお、表面層1a、2a、表面背後層1
b、2b、背面層1e、2eは、本実施例の厚、材料に
限定されるものではない。
b、2b、背面層1e、2eは、本実施例の厚、材料に
限定されるものではない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明は、表面が金属板
であり、中空二重構造を持つ間仕切り用遮音パネルにお
いて、中空構造の表裏面パネルがその内部に損失係数が
0.2以上の制振材を積層するように設置された間仕切
用遮音パネルであるため、制振材積層による、パネル曲
げ剛性の向上と損失効果により、遮音欠損となる曲げ振
動を抑制し、軽量で、高遮音を実現した。
であり、中空二重構造を持つ間仕切り用遮音パネルにお
いて、中空構造の表裏面パネルがその内部に損失係数が
0.2以上の制振材を積層するように設置された間仕切
用遮音パネルであるため、制振材積層による、パネル曲
げ剛性の向上と損失効果により、遮音欠損となる曲げ振
動を抑制し、軽量で、高遮音を実現した。
【図 1】本発明の実施例1を示す断面図。
【図 2】同上の遮音性能を示すグラフ図。
【図 3】従来例の断面図。
【図 4】本発明の実施例2の断面図。
【図 5】同上の遮音性能を示すグラフ図。
1 表面パネル 2 裏面パネル 3 間柱 4 間仕切用遮音パネル 5 グラスウール
Claims (3)
- 【請求項1】 表面が金属板であり、中空二重構造を持
つ間仕切用遮音パネルにおいて、中空構造の表裏面パネ
ル1、2がその内部に損失係数が0.2以上の制振材1
を積層するように設置されたことを特徴とする間仕切用
遮音パネル4。 - 【請求項2】 積層する制振材1を高分子発泡体とした
請求項1記載の間仕切用遮音パネル4。 - 【請求項3】 積層する制振材がアクリル酸エステル系
の樹脂とマイカ、硫酸バリウムなどの粉体との複合材で
ある請求項2記載の間仕切用遮音パネル4。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13714792A JPH0626126A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 間仕切用遮音パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13714792A JPH0626126A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 間仕切用遮音パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626126A true JPH0626126A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=15191920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13714792A Pending JPH0626126A (ja) | 1992-05-28 | 1992-05-28 | 間仕切用遮音パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626126A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR960023548A (ko) * | 1994-12-20 | 1996-07-20 | 제임스 이 크리스텐슨 | 부착성 방음벽 패널 |
US6112851A (en) * | 1998-10-14 | 2000-09-05 | Kobe Steel, Ltd. | Partition wall panel |
JP2003514265A (ja) * | 1999-11-16 | 2003-04-15 | ロイヤルカレッジ オブ アート | 音環境を改善するための装置及びその方法 |
-
1992
- 1992-05-28 JP JP13714792A patent/JPH0626126A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR960023548A (ko) * | 1994-12-20 | 1996-07-20 | 제임스 이 크리스텐슨 | 부착성 방음벽 패널 |
US6112851A (en) * | 1998-10-14 | 2000-09-05 | Kobe Steel, Ltd. | Partition wall panel |
JP2003514265A (ja) * | 1999-11-16 | 2003-04-15 | ロイヤルカレッジ オブ アート | 音環境を改善するための装置及びその方法 |
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