JPH0626042U - ディスク調芯機構 - Google Patents

ディスク調芯機構

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JPH0626042U
JPH0626042U JP1717992U JP1717992U JPH0626042U JP H0626042 U JPH0626042 U JP H0626042U JP 1717992 U JP1717992 U JP 1717992U JP 1717992 U JP1717992 U JP 1717992U JP H0626042 U JPH0626042 U JP H0626042U
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JP
Japan
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disc
fitting body
turntable
shaft
disk
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JP1717992U
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JPH0718044Y2 (ja
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亮 岡芹
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日本コロムビア株式会社
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 中心孔を有する光情報記録担体が、安定にか
つ円滑に中心保持されるディスク調芯機構を得る。 【構成】 光情報記録担体の中心孔と略等しい径を有す
る摺動部で構成した軸方向に可動する嵌合体でディスク
を調芯する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、CDプレーヤー、CD−Rレコーダー等のスピンドル部に適用し、 偏芯無くディスクをスピンドルのターンテーブルにクランプするディスク調芯機 構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術を図3,図4の断面図によって説明する。1はスピンドルシャフトで あり、ディスク6はシャフト1に固定されたターンテーブル2に例えばクランパ 7によって保持され、シャフト1の軸中心に回転をする。そこで、ディスク6が クランプされる時、嵌合体3は、嵌合体3に具備された斜面3aで、ディスク6 の中心孔6aを受け、矢印a方向にディスク6がターンテーブル2に保持される まで移動する。
【0003】 その際、斜面3aとスプリング5によるクサビの作用によって、ディスク6の 中心と嵌合体3の中心(シャフト1の軸)に一致するようにディスク6が動かさ れるので、ディスク6が偏芯してターンテーブル2にクランプされるのを防止す ることが出来る。CDプレーヤ等のトラッキングサーボ上、偏芯は大きな外乱と なり、トラッカビリティの上で不利になりやすいため、機械的に偏芯を除去でき る調芯機構は、システムをレベルアップするのに有効な手段といえる。
【0004】 ところで、嵌合体3を矢印aの方向に移動させる案内となるのは、一般的にシ ャフト1と嵌合体3の嵌合によって行われている。図4によって現象を説明する と、ディスク6がクランプされる時ディスク6の中心孔6aは理想的に真上から 嵌合体3に嵌合することはないので、図のように斜面の3aのある一部にクラン プ力Fがかかる。シャフト1と嵌合体3は数μm〜数十μmのギャップをもって 嵌合されている。
【0005】 前記クランプ力Fによって回転モーメントMを発生した嵌合体3は、シャフト 1にF'の力で押しつけられる。モーメントの釣合式は、シャフト1の半径をr ,シャフト1の軸からディスク中心孔6aが斜面3aにあたる位置までの距離を l1,嵌合体3の回転中心から嵌合体3がシャフト1にあたる位置までの距離を l2とするとF(l1−r)=F'l2となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
このように上記従来技術では、シャフト1に嵌合体3がF'の力で押しつけら れるために、シャフト1と嵌合体3の摩擦係数を小さくする必要があるが、嵌合 体3の内径の加工やシャフト1の外径を摩擦係数の小さい鏡面仕上げとすること が価格的に困難であると共に、ゴミやバリ傷等わずかな外乱によって、嵌合体3 が矢印a方向に移動することができず、ディスク6がターンテーブル2に保持で きないクランプミスを起こす欠点があった。 そのため、本考案は高価な加工を施さなくても、安定でかつ円滑に嵌合体とデ ィスクがクランプできるディスク調芯機構を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのため本考案では、回転軸に固定されたターンテーブルと、該ターンテーブ ルの凹部に収容されかつディスク中心孔に嵌合し、前記回転軸に緩挿して軸方向 に移動可能な嵌合体が具備されたディスク調芯機構において、前記ターンテーブ ル凹部に回転軸と同心円状のリングを設け、既リングの外周と前記嵌合体の内周 を前記回転軸の軸方向に摺動せしめ、かつ該摺動面が前記ディスク中心孔の径と 略等しくしたことを特徴としたものである。
【0008】
【作用】
ターンテーブルと嵌合体の摺動面をディスク中心孔の径とほぼ同じ径にするこ とによって、ディスククランプ時ディスクがいかなる状態で嵌合体の斜面に押し つけられても、嵌合体の回転モーメントをほぼ0にして、摺動体(ここでは嵌合 体)が摺動軸に押しつけられる力を発生させないようにするもので、摺動動作の 安定性が確保される。
【0009】
【実施例】
本考案による一実施例を図1の断面図によって説明する。 1はシャフト、2はターンテーブルで、その凹部にはリング9があり、リング9 の外周と嵌合体8の内径が摺動可能に嵌合する。ディスク6がクランパ7によっ てターンテーブル2に保持される際、嵌合体8はクランプ力によりディスク6の 中心孔6aで押されて矢印A方向に移動する。そしてディスク6はターンテーブ ル2に保持される。ディスク6は嵌合体8の斜面8aによるクサビの力によって 調芯され、回転軸に対して偏芯が除去される。このリング9は、ターンテーブル 2と一体で削り出されても別ピースを圧入等の手段によって固着してもよい。
【0010】 次に本考案による作用を図2によって述べる。嵌合体8の斜面8aにディスク 6からFなる力を受けた時、摺動面はFのベクトル上にあるため回転力を生じな い。すなわち前記F(l1−r)=F'l2の左辺がl1=rだから摺動体が摺動軸 におよぼす力F'は0になる。そのため不要な回転モーメントを発生しないので 、嵌合体8が下方に移動する際、ミスクランプする危険性がなくなる。
【0011】
【考案の効果】
よって本考案によれば、摺動面に過剰なる注意を払わなくても、嵌合体の安定 した摺動が可能となり、ディスクを調芯する時にクランプミスを無くすことがで きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面構成図。
【図2】図1を説明するための説明図。
【図3】従来例を示す断面構成図。
【図4】従来例での問題点を説明する説明図。
【符号の説明】
1 シャフト 2 ターンテーブル 3,8 嵌合体 3a,8a 斜面 4 ストッパー 5 スプリング 6 ディスク 6a 中心孔 7 クランパ 9 リング

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転軸に固定されたターンテーブルと、
    該ターンテーブルの凹部に収容されかつディスク中心孔
    に嵌合し、前記回転軸に緩挿して軸方向に移動可能な嵌
    合体が具備されたディスク調芯機構において、前記ター
    ンテーブル凹部に回転軸と同心円状のリングを設け、既
    リングの外周と前記嵌合体の内周を前記回転軸の軸方向
    に摺動せしめ、かつ該摺動面が前記ディスク中心孔の径
    と略等しくしたことを特徴とするディスク調芯機構。
  2. 【請求項2】 前記ディスクが、中心孔を有する光情報
    記録担体であることを特徴とする請求項1記載のディス
    ク調芯機構。
JP1717992U 1992-02-21 1992-02-21 ディスク調芯機構 Expired - Lifetime JPH0718044Y2 (ja)

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JP1717992U JPH0718044Y2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 ディスク調芯機構

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JP1717992U JPH0718044Y2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 ディスク調芯機構

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Publication Number Publication Date
JPH0626042U true JPH0626042U (ja) 1994-04-08
JPH0718044Y2 JPH0718044Y2 (ja) 1995-04-26

Family

ID=11936727

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JP1717992U Expired - Lifetime JPH0718044Y2 (ja) 1992-02-21 1992-02-21 ディスク調芯機構

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JP2007059040A (ja) 2005-07-26 2007-03-08 Nippon Densan Corp チャッキング装置およびこのチャッキング装置を搭載したブラシレスモータ、ディスク駆動装置
JP2007318961A (ja) 2006-05-29 2007-12-06 Nippon Densan Corp ブラシレスモータ及びブラシレスモータの製造方法
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JPH0718044Y2 (ja) 1995-04-26

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