JPH0626040Y2 - 樹脂インサート成形ロータ - Google Patents
樹脂インサート成形ロータInfo
- Publication number
- JPH0626040Y2 JPH0626040Y2 JP1988167508U JP16750888U JPH0626040Y2 JP H0626040 Y2 JPH0626040 Y2 JP H0626040Y2 JP 1988167508 U JP1988167508 U JP 1988167508U JP 16750888 U JP16750888 U JP 16750888U JP H0626040 Y2 JPH0626040 Y2 JP H0626040Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- shaft
- insert molding
- rotor
- resin insert
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は永久磁石と、シャフトを樹脂インサート成形に
より一体化してなるモータに用いるインサート成形ロー
タに関するものである。
より一体化してなるモータに用いるインサート成形ロー
タに関するものである。
従来の技術 例えば、実開昭60−186841号に記載されている
ように従来の樹脂インサート成形ロータのシャフトと樹
脂の固定方法としては、第3図の様なDカットを施した
ロータや第4図の様なローレット加工を施したものがあ
った。
ように従来の樹脂インサート成形ロータのシャフトと樹
脂の固定方法としては、第3図の様なDカットを施した
ロータや第4図の様なローレット加工を施したものがあ
った。
なお、第3図、第4図において、3はシャフト1と樹脂
2により一体化される永久磁石である。
2により一体化される永久磁石である。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記構成によるインサートの欠点として
は、樹脂2の収縮により生じる隙間5により結合部にゆ
るみが生じ、シャフト長さの寸法安定性や強度面の信頼
性を欠いていた。後者の欠点としてはローレット加工の
際、シャフト長の伸び及びシャフト曲げが生じ、シャフ
ト精度の悪化の要因が存在した。
は、樹脂2の収縮により生じる隙間5により結合部にゆ
るみが生じ、シャフト長さの寸法安定性や強度面の信頼
性を欠いていた。後者の欠点としてはローレット加工の
際、シャフト長の伸び及びシャフト曲げが生じ、シャフ
ト精度の悪化の要因が存在した。
本考案の目的は、上記問題に鑑み、インサート樹脂収縮
の際の寸法安定性や強度面の信頼性を向上するものであ
る。
の際の寸法安定性や強度面の信頼性を向上するものであ
る。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案の樹脂インサート成
形ロータでは、シャフト外周の一部に複数のドリル穴を
設け、樹脂成形するものである。
形ロータでは、シャフト外周の一部に複数のドリル穴を
設け、樹脂成形するものである。
作用 本考案は上記した構成によって、樹脂の隙間に関して
は、第2図に示す様に収縮による軸方向の隙間は生じる
が、底が円錐形となっているためスラスト方向およびラ
ジアル方向のすきまは生じない。
は、第2図に示す様に収縮による軸方向の隙間は生じる
が、底が円錐形となっているためスラスト方向およびラ
ジアル方向のすきまは生じない。
これは樹脂が収縮する際には内側に(径が小さくなる方
向)に収縮するためドリル穴先端の円錐形の部分にイン
サートされた樹脂は、常にその先端を底部に接している
ことになるためである。
向)に収縮するためドリル穴先端の円錐形の部分にイン
サートされた樹脂は、常にその先端を底部に接している
ことになるためである。
また、ドリル穴であるため、ローレット加工で生じるシ
ャフトの伸び及び曲げを防ぐことができる。
ャフトの伸び及び曲げを防ぐことができる。
実施例 以下本考案の一実施例の樹脂インサート成形ロータにつ
いて、第1図,第2図を参照しながら説明する。
いて、第1図,第2図を参照しながら説明する。
第2図は本考案の実施例におけるシャフトと樹脂の結合
部の詳細図を示すものである。図において1はシャフ
ト、2は樹脂、3は永久磁石、4はドリル穴を示してい
る。
部の詳細図を示すものである。図において1はシャフ
ト、2は樹脂、3は永久磁石、4はドリル穴を示してい
る。
以上のように構成された樹脂インサート成形ロータにお
いて、ドリル穴4の底が円錐形であるために樹脂2の収
縮が生じ隙間5が存在しても、スラスト方向及びラジア
ル方向のゆるみによる移動を防ぎ、シャフト長さの寸法
安定性や強度面の信頼性を向上することができる。
いて、ドリル穴4の底が円錐形であるために樹脂2の収
縮が生じ隙間5が存在しても、スラスト方向及びラジア
ル方向のゆるみによる移動を防ぎ、シャフト長さの寸法
安定性や強度面の信頼性を向上することができる。
また、ドリル穴であるためにローレット加工の際に生じ
るシャフト長の伸びおよび曲げを防ぐことができる。
るシャフト長の伸びおよび曲げを防ぐことができる。
以上のように本実施例によれば、シャフト外周の一部に
ドリル穴を設け、樹脂成形することにより、シャフト長
さの寸法安定性や強度面の信頼性を向上する事ができ
る。なお、本実施例はドリル穴を設けているが、ドリル
穴に限らず、円錐穴はテーパ状の穴でもその作用を奏す
ることは言うまでもない。
ドリル穴を設け、樹脂成形することにより、シャフト長
さの寸法安定性や強度面の信頼性を向上する事ができ
る。なお、本実施例はドリル穴を設けているが、ドリル
穴に限らず、円錐穴はテーパ状の穴でもその作用を奏す
ることは言うまでもない。
考案の効果 以上のように本考案は、シャフト外周の一部にドリル穴
を設け、樹脂成形することにより、樹脂収縮によるシャ
フトの長さの寸法安定性や強度面の信頼性の欠如を防ぐ
ことができる。また、ローレット加工により生じるシャ
フトの伸長や曲げも防ぐことができる。
を設け、樹脂成形することにより、樹脂収縮によるシャ
フトの長さの寸法安定性や強度面の信頼性の欠如を防ぐ
ことができる。また、ローレット加工により生じるシャ
フトの伸長や曲げも防ぐことができる。
第1図は本考案の実施例における樹脂インサート成形ロ
ータの断面図、第2図は本考案の実施例におけるシャフ
トと樹脂の結合部の半断面詳細図、第3図はDカットを
施したシャフトを用いた従来の樹脂インサート成形ロー
タの断面図、第4図はローレット加工を施したシャフト
を用いた従来の樹脂インサート成形ロータの断面図であ
る。 1……シャフト、2……樹脂、3……永久磁石、4……
ドリル穴、6……ローレット。
ータの断面図、第2図は本考案の実施例におけるシャフ
トと樹脂の結合部の半断面詳細図、第3図はDカットを
施したシャフトを用いた従来の樹脂インサート成形ロー
タの断面図、第4図はローレット加工を施したシャフト
を用いた従来の樹脂インサート成形ロータの断面図であ
る。 1……シャフト、2……樹脂、3……永久磁石、4……
ドリル穴、6……ローレット。
Claims (1)
- 【請求項1】リング状の永久磁石と樹脂インサート成形
により一体化されるシャフトの外周の樹脂に埋設される
部分の一部にドリル穴を施してなる樹脂インサート成形
ロータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167508U JPH0626040Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 樹脂インサート成形ロータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988167508U JPH0626040Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 樹脂インサート成形ロータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0288437U JPH0288437U (ja) | 1990-07-12 |
JPH0626040Y2 true JPH0626040Y2 (ja) | 1994-07-06 |
Family
ID=31455869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988167508U Expired - Fee Related JPH0626040Y2 (ja) | 1988-12-23 | 1988-12-23 | 樹脂インサート成形ロータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0626040Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102244449A (zh) * | 2010-05-10 | 2011-11-16 | 株式会社牧田 | Dc无刷马达 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002058229A (ja) * | 2001-06-25 | 2002-02-22 | Hitachi Ltd | 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置 |
JP5151120B2 (ja) * | 2006-11-21 | 2013-02-27 | 三菱マテリアルシーエムアイ株式会社 | 軸への合成樹脂部材の固定構造およびロータアッセンブリ |
JP7261955B2 (ja) * | 2019-03-11 | 2023-04-21 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | モータシャフト、回転子、モータ、送風機 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6048342U (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-05 | 三菱電機株式会社 | 回転電機 |
JPS63121438A (ja) * | 1986-11-11 | 1988-05-25 | Canon Inc | モ−タロ−タ |
-
1988
- 1988-12-23 JP JP1988167508U patent/JPH0626040Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102244449A (zh) * | 2010-05-10 | 2011-11-16 | 株式会社牧田 | Dc无刷马达 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0288437U (ja) | 1990-07-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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