JPH06260382A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JPH06260382A
JPH06260382A JP5043573A JP4357393A JPH06260382A JP H06260382 A JPH06260382 A JP H06260382A JP 5043573 A JP5043573 A JP 5043573A JP 4357393 A JP4357393 A JP 4357393A JP H06260382 A JPH06260382 A JP H06260382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resist
photomask
pattern
semiconductor device
photolithography process
Prior art date
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Pending
Application number
JP5043573A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Nakamura
弘規 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP5043573A priority Critical patent/JPH06260382A/ja
Publication of JPH06260382A publication Critical patent/JPH06260382A/ja
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウェハ基板上やホトマスクに異物があって
も、特に異物を除去する装置を設けたり、ホトマスクの
管理を慎重にするといった手間を要することなく、レジ
スト欠陥の発生を防止できる半導体装置の製造方法を提
供することにある。 【構成】 フォトリソ工程によって半導体ウェハに転写
するホトマスク60のパターン50の幅およびパターン
50,50間の幅がいずれも10um以上である場合に
おいて、前記フォトリソ工程における露光量を、前記パ
ターンの転写に最低限必要な露光量の1.5倍〜5倍と
してなることを特徴とする。また、フォトリソ工程のレ
ジスト塗布工程において、パターン形成に必要な最低限
のレジスト厚の1.5〜5倍の厚みのレジストを塗布し
てなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関し、特に半導体ウェハにパターンをガラスマスクか
ら転写するフォトリソ工程に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術について図3を参照して説明
する。図3(a)乃至(e)は従来例によるフォトリソ
工程図である。
【0003】図3(a)は、上面に加工すべき膜10を
有するウェハ基板20を示している。図中、30はウェ
ハ上の異物である。
【0004】このウェハ基板20に対して、図3(b)
のようにネガレジスト40を通常約1um塗布し、次いで
図3(c)に示すように、所定の位置にパターン50を
設けたホトマスク(ガラスマスクからなる)60を合わ
せる。70はネガレジスト40とホトマスク60間の隙
間である。80はホトマスク60のパターン側に付着し
た異物である。異物30,80については、後述する。
【0005】以上のような構成において、図3(d)に
示すように、適当な露光量のUV90を照射し、ホトマ
スク60上のパターン50を所定の位置に転写させる。
この後、図3(e)に示すように、現像液で現像して不
要な部分のレジスト40を除去し、パターン50をウェ
ハ上に形成する。この後、膜10の内、レジスト40に
よって覆われていない部分を薬液によってエッチング除
去する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
フォトリソ工程で、ホトマスク60に異物80が付着し
ている場合は、図3(d)の露光時に異物80のパター
ンがネガレジスト40に転写され、図3(e)の100
のようにピンホールが生じ、レジスト欠陥が生じる。
【0007】また、膜10上に異物30がある場合、図
3(b)に示すように、ネガレジスト40がこの異物3
0を完全にはカバーできない状態となる。この状態で図
3(e)の後の膜10のエッチング工程に移ると、薬液
が異物30とネガレジスト40との境界を伝って膜10
に接触し不要な箇所までエッチングしてしまう。
【0008】以上のように、フォトリソ工程における異
物の存在は、半導体装置の歩留りを低下させるだけでな
く信頼性をも低下させることになる。
【0009】このレジスト欠陥を低減することは半導体
装置の高品質化に不可欠であり、従来はこのレジスト欠
陥の発生を防止するために、ウェハ基板20、ホトマス
ク60をスクラバー等で洗浄し異物を除去したり、ホト
マスク60にペリクル(保護膜)を付けていた。しか
し、異物を除去する装置やホトマスク60の管理、取り
扱いに手間を要するといった問題があった。
【0010】そこで本発明の目的は、ウェハ基板上やホ
トマスクに異物があっても、特に異物を除去する装置を
設けたり、ホトマスクの管理を慎重にするといった手間
を要することなく、レジスト欠陥の発生を防止できる半
導体装置の製造方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、半導体ウェハの膜上に塗布したレジストを
ホトマスクを介して露光し、前記ホトマスクのパターン
を前記半導体ウェハに転写するフォトリソ工程を含む半
導体装置の製造方法において、前記フォトリソ工程にお
ける露光量を、前記レジストの厚みと材質及び前記ホト
マスクのパターン幅とから算出されるパターン転写に最
低限必要な露光量の1.5倍〜5倍としてなることを特
徴とする。
【0012】また、前記フォトリソ工程におけるレジス
トの厚みを、前記ホトマスクのパターン幅より算出され
るパターン転写に最低限必要なレジスト厚の1.5倍〜
5倍としてなることを特徴とする。
【0013】
【作用】露光量を従来よりも大きくしているので、ホト
マスクのパターン側に異物が付着していても、この異物
に対して露光オーバーの状態を得ることができ、異物の
ウェハへの転写を避けることができる。
【0014】また、レジスト膜の膜厚を厚くしているの
で、エッチングすべき膜上に異物があってもその異物を
完全にカバーできる。この結果、従来のように、薬液に
よるエッチング工程において、薬液がレジスト上に部分
的に突出した異物との境界を伝って膜にまで到達しレジ
スト不良を発生するということはなく、高信頼性のエッ
チングを実現できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例について、図1及び図2を
参照して説明する。図1(a)乃至(e)は本実施例に
よるフォトリソ工程図、図2はレジスト欠陥が生じる際
の露光量、レジストパターン幅等の相関関係を示す図で
ある。ここでは主に、図3の従来例と異なる点について
説明する。なお、図3に示した従来例と同一機能部分に
は同一符号を記している。
【0016】本実施例においては、図1(a)に示す半
導体装置ウェハ20上の加工すべき膜10上に、図1
(b)に示すようにネガレジスト1を通常の約4倍の約
4um塗布する。次に、図1(c)のようにホトマスク6
0を配置した後、図1(d)に示すように、通常の露光
量の約3倍の200mJのUV2による露光を行い、ホ
トマスク60のパターン50を所定の位置に転写させ
る。
【0017】この後、図1(e)のように、現像液で現
像し不要な部分のレジストを除去しパターン50をウェ
ハ基板20上に形成する。
【0018】ここで、図2に示すように、露光量とレジ
スト欠陥密度、露光量とレジストパターン幅の関係を考
慮してフォトリソ工程の条件設定をする必要がある。
【0019】以上のように、図1(d)の露光工程にお
いて露光量をパターン形成に必要な露光量の1.5〜5
倍とすることにより、ガラスマスクに付着した5um程度
迄の大きさの異物80は露光オーバーの状態になり、ウ
ェハに転写されない。
【0020】なお、レジストパターン幅及びレジストパ
ターン間の幅が非常に狭い場合には、本実施例のように
露光量が大きいと露光オーバーぎみとなりレジストパタ
ーンがうまく転写されない。従って、本実施例の方法
は、レジストパターン幅及びレジストパターン間の幅が
10um以上の場合に限定される。また、露光量が大き
いため、パターン幅の転写時のシフト量が若干大きくな
ることを勘案する必要がある。
【0021】上記方法によれば、従来レジストの厚みが
1um、露光量が30mJであるときに、ウェハに約10ケの
欠陥が発生していたが、露光量を100mJとすることに
よってその欠陥を約5ケに低減できる。
【0022】また、本実施例においては、ネガレジスト
1の厚みをパターン形成に必要なレジスト厚の1.5〜
5倍とすることにより、ウェハ上に付着した異物30を
ほぼ完全にカバーできる。従って、図1(e)の次工程
であるエッチング工程において薬液が異物30とネガレ
ジスト1の境界を伝って膜10に接触するという従来の
問題点を解消できる。
【0023】この方法によれば、従来レジストの厚みが
1um、露光量が30mJであるときに、ウェハに約10ケの
欠陥が発生していたのに対して、露光量を100mJとす
ることによってその欠陥を約7ケに低減できる。
【0024】上記2つの方法を組み合わせると、従来、
例えば4″(インチ)ウェハにおいて約1umのホトレジ
ストを塗布し30mJ程度のUV露光を行う場合、異物
によって約10ケの欠陥が発生していたのに対して、レ
ジスト厚約4um、UV露光量約200mJでフォトリ
ソを行うとレジスト欠陥の発生をゼロにできる。
【0025】このように、本実施例によれば、ウェハ基
板上やホトマスクに異物があっても、従来のように異物
を除去する装置を特に設けたり、ホトマスクの管理を慎
重にするといった手間を要することなく、安価且つ容易
にレジスト欠陥の発生を防止する高信頼性の半導体装置
の製造方法を提供できる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ウェハ
基板上やホトマスクに異物があっても、レジスト欠陥の
発生を安価且つ容易に防止できる高信頼性の半導体装置
の製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(e)は、本発明の一実施例による
フォトリソ工程図である。
【図2】レジスト欠陥が生じる際の露光量、レジストパ
ターン幅等の相関関係を示す図である。
【図3】(a)乃至(e)は、従来例によるフォトリソ
工程図である。
【符号の説明】
1・・・ネガレジスト 2・・・UV光 20・・・ウェハ基板 50・・・パターン 60・・・ホトマスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェハの膜上に塗布したレジスト
    をホトマスクを介して露光し、前記ホトマスクのパター
    ンを前記半導体ウェハに転写するフォトリソ工程を含む
    半導体装置の製造方法において、 前記フォトリソ工程における露光量を、前記レジストの
    厚みと材質及び前記ホトマスクのパターン幅とから算出
    されるパターン転写に最低限必要な露光量の1.5倍〜
    5倍としてなることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 半導体ウェハの膜上に塗布したレジスト
    をホトマスクを介して露光し、前記ホトマスクのパター
    ンを前記半導体ウェハに転写するフォトリソ工程を含む
    半導体装置の製造方法において、 前記フォトリソ工程におけるレジストの厚みを、前記ホ
    トマスクのパターン幅より算出されるパターン転写に最
    低限必要なレジスト厚の1.5倍〜5倍としてなること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
JP5043573A 1993-03-04 1993-03-04 半導体装置の製造方法 Pending JPH06260382A (ja)

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JP5043573A JPH06260382A (ja) 1993-03-04 1993-03-04 半導体装置の製造方法

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JP (1) JPH06260382A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030038327A (ko) * 2001-11-09 2003-05-16 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 패턴의 형성 방법 및 장치의 제조 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030038327A (ko) * 2001-11-09 2003-05-16 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 패턴의 형성 방법 및 장치의 제조 방법

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