JPH06260234A - 異方導電性エラスチックコネクタ - Google Patents
異方導電性エラスチックコネクタInfo
- Publication number
- JPH06260234A JPH06260234A JP6926093A JP6926093A JPH06260234A JP H06260234 A JPH06260234 A JP H06260234A JP 6926093 A JP6926093 A JP 6926093A JP 6926093 A JP6926093 A JP 6926093A JP H06260234 A JPH06260234 A JP H06260234A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connector
- sheet
- compression
- elastic
- insulating elastic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/02—Contact members
- H01R13/22—Contacts for co-operating by abutting
- H01R13/24—Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
- H01R13/2407—Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted characterized by the resilient means
- H01R13/2414—Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted characterized by the resilient means conductive elastomers
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R12/00—Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
- H01R12/70—Coupling devices
- H01R12/71—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
- H01R12/712—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
- H01R12/714—Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit with contacts abutting directly the printed circuit; Button contacts therefore provided on the printed circuit
Landscapes
- Connecting Device With Holders (AREA)
- Non-Insulated Conductors (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は異方導電性エラスチックコネクタに
おける圧縮荷重を低減し、圧縮時の延伸を減殺し高信頼
の接触を確保すると共に、広面積のシートから成るエラ
スチックコネクタの普及実用化を促進する。 【構成】多数の導電性線材11を埋設せる絶縁弾性シー
ト10を発泡合成樹脂材にて形成した異方導電性エラス
チックコネクタ。
おける圧縮荷重を低減し、圧縮時の延伸を減殺し高信頼
の接触を確保すると共に、広面積のシートから成るエラ
スチックコネクタの普及実用化を促進する。 【構成】多数の導電性線材11を埋設せる絶縁弾性シー
ト10を発泡合成樹脂材にて形成した異方導電性エラス
チックコネクタ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被接続体により圧縮し
て接触を得る異方導電性エラスチックコネクタに関す
る。
て接触を得る異方導電性エラスチックコネクタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子機器の回路実装方法が面実装に進む
と共に、ICパッケージも面実装に対応する形態が主流
となりつつある。
と共に、ICパッケージも面実装に対応する形態が主流
となりつつある。
【0003】特に半導体ICパッケージの中で、LGA
パッケージやBGAパッケージは、ICパッケージの裏
面にXYグリットに多数の配線パターンや半田ボールを
配置している。このICパッケージをソケットを使って
接続する場合、ICパッケージの裏面とプリント板パタ
ーンの間にエラスチックコネクタを介在させて圧縮し接
続すると、実装高さを低く押えて高密度接触が果せる。
パッケージやBGAパッケージは、ICパッケージの裏
面にXYグリットに多数の配線パターンや半田ボールを
配置している。このICパッケージをソケットを使って
接続する場合、ICパッケージの裏面とプリント板パタ
ーンの間にエラスチックコネクタを介在させて圧縮し接
続すると、実装高さを低く押えて高密度接触が果せる。
【0004】従来商品化されているエラスチックコネク
タは柔軟性に乏しく圧縮作用面全面を平らに圧縮する場
合、0.1mm程度圧縮するのに要する力は、25.4
mm(1インチ)平方で30kg以上の圧縮力が必要と
なる。そのためエラスチックコネクタは、比較的圧縮荷
重を小さくすることができる細長い棒形状のものに限定
され、シート状で面積の広い物は、コネクタとしてあま
り採用されていない。
タは柔軟性に乏しく圧縮作用面全面を平らに圧縮する場
合、0.1mm程度圧縮するのに要する力は、25.4
mm(1インチ)平方で30kg以上の圧縮力が必要と
なる。そのためエラスチックコネクタは、比較的圧縮荷
重を小さくすることができる細長い棒形状のものに限定
され、シート状で面積の広い物は、コネクタとしてあま
り採用されていない。
【0005】エラスチックコネクタは絶縁弾性体の圧縮
が不可欠であり、圧縮面積が大きな場合には圧縮力が過
大となり使用不可となる。例えば圧縮力が30kg程度
になるとエラスチックコネクタに押し付ける配線基板を
破壊する恐れがある。
が不可欠であり、圧縮面積が大きな場合には圧縮力が過
大となり使用不可となる。例えば圧縮力が30kg程度
になるとエラスチックコネクタに押し付ける配線基板を
破壊する恐れがある。
【0006】本発明の目的はエラスチックコネクタの絶
縁弾性シートの弾性係数を極端に小さくして、圧縮荷重
の大部分を絶縁弾性シートに埋め込んだ導電性線材の撓
み力に配分して、絶縁弾性シートの圧縮荷重を大幅に軽
減し、同時に有害な延び方向への展伸を抑制することに
ある。
縁弾性シートの弾性係数を極端に小さくして、圧縮荷重
の大部分を絶縁弾性シートに埋め込んだ導電性線材の撓
み力に配分して、絶縁弾性シートの圧縮荷重を大幅に軽
減し、同時に有害な延び方向への展伸を抑制することに
ある。
【0007】又その波及効果として導電性線材のばね定
数も低く設定し、圧縮量が大きくとれる柔軟性の高い設
計として、総合的に圧縮荷重をより小さくし、広面積の
エラスチックコネクタの実用化を促進する。
数も低く設定し、圧縮量が大きくとれる柔軟性の高い設
計として、総合的に圧縮荷重をより小さくし、広面積の
エラスチックコネクタの実用化を促進する。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】従来技術で作った被
接続体間に介在し加圧接触する圧接挟持型のエラスチッ
クコネクタは、絶縁弾性体に多数の導電性線材を圧縮作
用面に垂直になるように埋め込んだ方式で、異方導電性
エラスチックコネクタとして商品化されている。
接続体間に介在し加圧接触する圧接挟持型のエラスチッ
クコネクタは、絶縁弾性体に多数の導電性線材を圧縮作
用面に垂直になるように埋め込んだ方式で、異方導電性
エラスチックコネクタとして商品化されている。
【0009】しかし従来品は既述のように圧接挟持荷重
(圧縮荷重)が非常に高く、その利用面から難点が多く
各種の技術が提案されているが、基本的な解決策はいま
だ成されておらす、面実装への対応は制限されている。
(圧縮荷重)が非常に高く、その利用面から難点が多く
各種の技術が提案されているが、基本的な解決策はいま
だ成されておらす、面実装への対応は制限されている。
【0010】その根本原因はエラスチックコネクタが弾
性体の圧縮作用面の全面に圧縮荷重を加えて圧接挟持す
る構造であり、従来の弾性体を圧縮する場合、例えその
柔軟性を高くしても、この圧接荷重で厚みを押し潰して
四方に面積を広げる際の変形量に対する圧縮荷重が幾何
級数的に増加することにある。
性体の圧縮作用面の全面に圧縮荷重を加えて圧接挟持す
る構造であり、従来の弾性体を圧縮する場合、例えその
柔軟性を高くしても、この圧接荷重で厚みを押し潰して
四方に面積を広げる際の変形量に対する圧縮荷重が幾何
級数的に増加することにある。
【0011】本発明はこの問題を解決し、エラスチック
コネクタの圧接挟持荷重(圧縮荷重)を大幅に低減し、
シート状で平面積が大きいコネクタの場合でも極低荷重
の挟持力(圧縮力)で、所定の接触力を被接続体間の接
点に加えることができる構造にしたものである。
コネクタの圧接挟持荷重(圧縮荷重)を大幅に低減し、
シート状で平面積が大きいコネクタの場合でも極低荷重
の挟持力(圧縮力)で、所定の接触力を被接続体間の接
点に加えることができる構造にしたものである。
【0012】又シート状に広がる平面積の大きなエラス
チックコネクタを厚み方向に挟持圧縮すると、断面積が
減少した影響で面積が四方に拡大することは既に述べた
が、この現象のためエラスチックコネクタの導電性線材
と被接続体接点との間に位置ずれを生じる。尚この四方
向に伸びる現象は圧縮と同時に発生するとは限らず、絶
縁弾性体の内部に応力歪として残留し、熱ストレス、機
械的ストレス等が加わった時にエラスチックコネクタの
内部歪を解放する形で現れ、時間とは関係なく発生す
る。
チックコネクタを厚み方向に挟持圧縮すると、断面積が
減少した影響で面積が四方に拡大することは既に述べた
が、この現象のためエラスチックコネクタの導電性線材
と被接続体接点との間に位置ずれを生じる。尚この四方
向に伸びる現象は圧縮と同時に発生するとは限らず、絶
縁弾性体の内部に応力歪として残留し、熱ストレス、機
械的ストレス等が加わった時にエラスチックコネクタの
内部歪を解放する形で現れ、時間とは関係なく発生す
る。
【0013】本発明はこの問題を解決し、絶縁弾性シー
トの全面に圧縮荷重を加えた場合、厚み方向(圧縮方
向)の変形を容易に惹起する一方、面積的に四方に展伸
する変化は抑制される構造にした、新しいタイプのエラ
スチックコネクタを提供する。
トの全面に圧縮荷重を加えた場合、厚み方向(圧縮方
向)の変形を容易に惹起する一方、面積的に四方に展伸
する変化は抑制される構造にした、新しいタイプのエラ
スチックコネクタを提供する。
【0014】
【問題点を解決するための手段】本発明は異方導電性エ
ラスチックコネクタにおける絶縁弾性シートを発泡合成
樹脂材にて形成し、この発泡合成樹脂材中に多数の導電
線材を埋設する発泡エラスチックコネクタ構造にしたこ
とを特徴とする。
ラスチックコネクタにおける絶縁弾性シートを発泡合成
樹脂材にて形成し、この発泡合成樹脂材中に多数の導電
線材を埋設する発泡エラスチックコネクタ構造にしたこ
とを特徴とする。
【0015】
【作用】導電線材を埋設せる絶縁弾性体を発泡弾性体に
すると、シート状エラスチックコネクタの圧縮作用面全
体を水平に圧縮しても、その圧縮力で発泡弾性体内部の
泡が潰れて圧縮されるのみで、四方向に伸びる面積変化
を防止することができる。
すると、シート状エラスチックコネクタの圧縮作用面全
体を水平に圧縮しても、その圧縮力で発泡弾性体内部の
泡が潰れて圧縮されるのみで、四方向に伸びる面積変化
を防止することができる。
【0016】更にスポンジ状に発泡させることで、柔軟
性が極端に大きくなり樹脂と導電性線材を強固に捕捉す
るように鋳込んでも、導電性線材の可撓性に何等影響を
与えないばかりか、逆に導電性線材の撓み運動を発泡弾
性体が助ける結果となる。
性が極端に大きくなり樹脂と導電性線材を強固に捕捉す
るように鋳込んでも、導電性線材の可撓性に何等影響を
与えないばかりか、逆に導電性線材の撓み運動を発泡弾
性体が助ける結果となる。
【0017】導電性線材の可撓性を良くするため、細線
を捩り合せた線材や、螺旋状の線材又は単直線の線材を
用い、圧縮による導電性線材の変形量を大きく取っても
発泡弾性体の泡が潰れるだけで圧縮荷重にほとんど影響
しない。
を捩り合せた線材や、螺旋状の線材又は単直線の線材を
用い、圧縮による導電性線材の変形量を大きく取っても
発泡弾性体の泡が潰れるだけで圧縮荷重にほとんど影響
しない。
【0018】この発明は電子部品の面実装に適切に対応
し、その使用範囲を著しく拡大する。
し、その使用範囲を著しく拡大する。
【0019】
【実施例】本発明は前記のように圧縮によって電気的に
接触する異方導電エラスチックコネクタに関する。
接触する異方導電エラスチックコネクタに関する。
【0020】このコネクタは図4に示すようにICパッ
ケージ2と配線基板3間に介在し、厚み方向に圧縮する
ことにより接触が図られる扁平で広面積のシート形の異
方導電性エラスチックコネクタ1を構成し、このコネク
タベースとなる絶縁弾性シートの素材として発泡合成樹
脂材を適用し、図3に示すようにこの発泡絶縁弾性シー
ト10の母材中に多数の弾性を有する微細導電性線材1
1を保有させた発泡構造のシート形コネクタとする。
ケージ2と配線基板3間に介在し、厚み方向に圧縮する
ことにより接触が図られる扁平で広面積のシート形の異
方導電性エラスチックコネクタ1を構成し、このコネク
タベースとなる絶縁弾性シートの素材として発泡合成樹
脂材を適用し、図3に示すようにこの発泡絶縁弾性シー
ト10の母材中に多数の弾性を有する微細導電性線材1
1を保有させた発泡構造のシート形コネクタとする。
【0021】図1に示すように、配線基板3の配線パタ
ーンが施された表面にコネクタ枠5を設置し、このコネ
クタ枠5内に上記発泡シート形のエラスチックコネクタ
1を嵌め入れて配線基板3に重畳し、更にこのエラスチ
ックコネクタ1の表面にICパッケージ2を重畳し、こ
のエラスチックコネクタ1にプレッシャープレート7を
被せ、このプレッシャープレート7の四隅を取付孔9に
挿入した締結ねじ8にて上記コネクタ枠5の四隅の取付
孔9′を通し配線基板3に締付けることにより配線基板
3とプレッシャープレート7間に介在するICパッケー
ジ2とエラスチックコネクタ1を締付け、この締付けに
より発泡絶縁弾性シート10を圧縮する。
ーンが施された表面にコネクタ枠5を設置し、このコネ
クタ枠5内に上記発泡シート形のエラスチックコネクタ
1を嵌め入れて配線基板3に重畳し、更にこのエラスチ
ックコネクタ1の表面にICパッケージ2を重畳し、こ
のエラスチックコネクタ1にプレッシャープレート7を
被せ、このプレッシャープレート7の四隅を取付孔9に
挿入した締結ねじ8にて上記コネクタ枠5の四隅の取付
孔9′を通し配線基板3に締付けることにより配線基板
3とプレッシャープレート7間に介在するICパッケー
ジ2とエラスチックコネクタ1を締付け、この締付けに
より発泡絶縁弾性シート10を圧縮する。
【0022】エラスチックコネクタ1はこの圧縮により
上記圧縮作用面に重畳したICパッケージ2及び配線基
板3と接触し、該エラスチックコネクタ1を介してIC
パッケージ2と配線基板3間を電気的に接続する。
上記圧縮作用面に重畳したICパッケージ2及び配線基
板3と接触し、該エラスチックコネクタ1を介してIC
パッケージ2と配線基板3間を電気的に接続する。
【0023】前記のように上記異方導電性エラスチック
コネクタ1は発泡合成樹脂材から成る絶縁弾性シート1
0をベースとして、図3に示すように、該発泡絶縁弾性
シート10中に埋設した導電性線材11は、発泡材から
成る絶縁弾性シート10の圧縮作用面に対し垂直方向に
配置され、上記圧縮によって上記導電性線材11を撓ま
せながら、その端部を圧縮作用面より露出し、ICパッ
ケージ2の接点及び配線基板3の配線パターンと加圧接
触する。
コネクタ1は発泡合成樹脂材から成る絶縁弾性シート1
0をベースとして、図3に示すように、該発泡絶縁弾性
シート10中に埋設した導電性線材11は、発泡材から
成る絶縁弾性シート10の圧縮作用面に対し垂直方向に
配置され、上記圧縮によって上記導電性線材11を撓ま
せながら、その端部を圧縮作用面より露出し、ICパッ
ケージ2の接点及び配線基板3の配線パターンと加圧接
触する。
【0024】上記発泡材から成る絶縁弾性シート10に
鋳込む導電性線材11は、エラスチックコネクタの圧縮
作用面の両面を貫通する、ばね定数の低い可撓性導体で
なければならない。
鋳込む導電性線材11は、エラスチックコネクタの圧縮
作用面の両面を貫通する、ばね定数の低い可撓性導体で
なければならない。
【0025】例えば図3に示すように、極細線を捩って
可撓性を持たせても良いし、極細線を捩って更に螺旋状
に巻いた可撓性導体でも良い。又は極細線の単線又は極
細線を束状に引揃えたものでも良い。
可撓性を持たせても良いし、極細線を捩って更に螺旋状
に巻いた可撓性導体でも良い。又は極細線の単線又は極
細線を束状に引揃えたものでも良い。
【0026】上記発泡シート形の異方導電性エラスチッ
クコネクタ1は発泡絶縁弾性体の所定の位置に導電性線
材11を多数鋳込んだFIG2で示す角柱ブロック1′
を作り、これを所定の厚さにスライスして、0.5〜2
mm程度の薄肉の異方導電性エラスチックコネクタ1と
する。
クコネクタ1は発泡絶縁弾性体の所定の位置に導電性線
材11を多数鋳込んだFIG2で示す角柱ブロック1′
を作り、これを所定の厚さにスライスして、0.5〜2
mm程度の薄肉の異方導電性エラスチックコネクタ1と
する。
【0027】角柱ブロック1′の形状は正方形に限ら
ず、三角柱、台形柱、菱形柱或いは額縁柱等、何れの形
状柱であっても良い。従って各形状の発泡シート形のコ
ネクタ1とする。
ず、三角柱、台形柱、菱形柱或いは額縁柱等、何れの形
状柱であっても良い。従って各形状の発泡シート形のコ
ネクタ1とする。
【0028】導電性線材の配列も必要とする接続箇所の
みに配置すれば良く、これが、一列でも二列でも千鳥配
列、或いは額縁配列であっても良い。
みに配置すれば良く、これが、一列でも二列でも千鳥配
列、或いは額縁配列であっても良い。
【0029】何れにしてもコネクタ1の形状を金型等の
型枠で作り、型枠の中に導電性線材11を所定の位置に
所定の本数張り巡らし、発泡合成樹脂を注入して上記角
柱ブロック1′を作り、この角柱ブロック1′を仮想線
で示す如くスライスして発泡シート型のエラスチッック
コネクタ1を作る。
型枠で作り、型枠の中に導電性線材11を所定の位置に
所定の本数張り巡らし、発泡合成樹脂を注入して上記角
柱ブロック1′を作り、この角柱ブロック1′を仮想線
で示す如くスライスして発泡シート型のエラスチッック
コネクタ1を作る。
【0030】本発明に使う発泡絶縁弾性シートの合成樹
脂は、ポリブタジェン、プリイソプレン、ウレタンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコンゴム等が考えられる
が、柔軟性が大きく繰返し荷重印加で永久変形が発生し
にくい絶縁材料、例えばシリコンゴムの発泡体が最適で
ある。
脂は、ポリブタジェン、プリイソプレン、ウレタンゴ
ム、クロロプレンゴム、シリコンゴム等が考えられる
が、柔軟性が大きく繰返し荷重印加で永久変形が発生し
にくい絶縁材料、例えばシリコンゴムの発泡体が最適で
ある。
【0031】又上記発泡絶縁弾性シートの発泡構造は連
通気泡構造、例えば独立気泡に連通気泡構造を混在する
部分連通気泡構造である。
通気泡構造、例えば独立気泡に連通気泡構造を混在する
部分連通気泡構造である。
【0032】図5及び図6は上記発泡合成樹脂材から成
る絶縁弾性シート10の表層材として非発泡合成樹脂材
から成る絶縁弾性シート4を層着し両シート10、4の
複合層から成る異方導電性エラスチックコネクタを示し
ている。11は各シート10、4に埋設した導電性線材
を示す。
る絶縁弾性シート10の表層材として非発泡合成樹脂材
から成る絶縁弾性シート4を層着し両シート10、4の
複合層から成る異方導電性エラスチックコネクタを示し
ている。11は各シート10、4に埋設した導電性線材
を示す。
【0033】上記非発泡合成樹脂材から成る絶縁弾性シ
ート4は発泡絶縁弾性シート10より剛性を有するもの
を使用し、図5に示すように、発泡絶縁弾性シート10
の上下表面に層着するか、若しくは図6に示すように、
発泡絶縁弾性シート10の一方表面に層着する。
ート4は発泡絶縁弾性シート10より剛性を有するもの
を使用し、図5に示すように、発泡絶縁弾性シート10
の上下表面に層着するか、若しくは図6に示すように、
発泡絶縁弾性シート10の一方表面に層着する。
【0034】この非発泡絶縁弾性シート4は発泡絶縁弾
性シート10の圧縮性能(弾性)を調整し、表面強度を
付与すると共に、発泡絶縁弾性シート10中の導電性線
材11の保持を確実にする。
性シート10の圧縮性能(弾性)を調整し、表面強度を
付与すると共に、発泡絶縁弾性シート10中の導電性線
材11の保持を確実にする。
【0035】上記発泡シート形の異方導電性エラスチッ
クコネクタ1は前記のように非常に低圧で圧縮すること
ができ、圧縮時の有害な圧縮方向と直交する方向への延
伸を抑止し、健全なる接触を得ることができる。
クコネクタ1は前記のように非常に低圧で圧縮すること
ができ、圧縮時の有害な圧縮方向と直交する方向への延
伸を抑止し、健全なる接触を得ることができる。
【0036】例えば、シリコンゴムを発泡させ平均0.
5φ程度の気泡を有する0.5〜2mmの厚みの1イン
チ平方のシートに、XY方向に0.5mmピッチで埋設
した導電性線材を保有せる発泡シート形異方導電性エラ
スチックコネクタ1を作り、これを0.1mm程度圧縮
したところ、その圧縮力は4〜6kg程度であり、圧縮
荷重の大幅な低減を図ることができた。又この時の延び
は導電性線材のピッチに対し全く無視できる程微少であ
った。
5φ程度の気泡を有する0.5〜2mmの厚みの1イン
チ平方のシートに、XY方向に0.5mmピッチで埋設
した導電性線材を保有せる発泡シート形異方導電性エラ
スチックコネクタ1を作り、これを0.1mm程度圧縮
したところ、その圧縮力は4〜6kg程度であり、圧縮
荷重の大幅な低減を図ることができた。又この時の延び
は導電性線材のピッチに対し全く無視できる程微少であ
った。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る発
泡シート形の異方導電性エラスチックコネクタはコネク
タベースとなる絶縁弾性シートの圧縮荷重を大幅に低減
しその圧縮荷重の大部分をシート中に埋設した導電性線
材の撓み量に配分し高信頼の接触を確保できる。又圧縮
時の有害な延伸を有効に減殺し、接触の信頼性を増長す
る。
泡シート形の異方導電性エラスチックコネクタはコネク
タベースとなる絶縁弾性シートの圧縮荷重を大幅に低減
しその圧縮荷重の大部分をシート中に埋設した導電性線
材の撓み量に配分し高信頼の接触を確保できる。又圧縮
時の有害な延伸を有効に減殺し、接触の信頼性を増長す
る。
【0038】又高信頼で薄平形のエラスチックコネクタ
の実用化を促進する改善をもたらし、ICパッケージの
面実装化が主流となりつつある現状に有効に対処でき
る。
の実用化を促進する改善をもたらし、ICパッケージの
面実装化が主流となりつつある現状に有効に対処でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発泡合成樹脂材から成るシート形
の異方導電性エラスチックコネクタを用いたICパッケ
ージの面実装装置を分解して示す斜視図である。
の異方導電性エラスチックコネクタを用いたICパッケ
ージの面実装装置を分解して示す斜視図である。
【図2】上記発泡シート形の異方導電性エラスチックコ
ネクタの半加工品を示す斜視図である。
ネクタの半加工品を示す斜視図である。
【図3】上記コネクタの拡大断面図である。
【図4】図1における面実装状態を概示する側面図であ
る。
る。
【図5】上記発泡シート形異方導電性エラスチックコネ
クタの他例を示す拡大断面図である。
クタの他例を示す拡大断面図である。
【図6】同コネクタの更に他例を示す拡大断面図であ
る。
る。
1 異方導電性エラスチックコネクタ 2 ICパッケージ 3 配線基板 4 非発泡合成樹脂材から成る絶縁弾性シート 10 発泡合成樹脂材から成る絶縁弾性シート 11 弾性を有する導電性線材
Claims (2)
- 【請求項1】多数の導電性線材を埋設せる絶縁弾性シー
トを発泡合成樹脂材にて形成したことを特徴とする異方
導電性エラスチックコネクタ。 - 【請求項2】上記発泡合成樹脂材から成る絶縁弾性シー
トの圧縮作用面に非発泡合成樹脂材から成る上記絶縁弾
性シートよりも剛性の大なる絶縁弾性シートを層着して
成る請求項1記載の異方導電性エラスチックコネクタ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069260A JPH07123057B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 異方導電性エラスチックコネクタ |
GB9404009A GB2276502B (en) | 1993-03-04 | 1994-03-02 | Anisotropic conductive elastic connector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5069260A JPH07123057B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 異方導電性エラスチックコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06260234A true JPH06260234A (ja) | 1994-09-16 |
JPH07123057B2 JPH07123057B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=13397565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5069260A Expired - Lifetime JPH07123057B2 (ja) | 1993-03-04 | 1993-03-04 | 異方導電性エラスチックコネクタ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123057B2 (ja) |
GB (1) | GB2276502B (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002124353A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Polymatech Co Ltd | ホルダー |
JP2006269400A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 異方性導電シート、その製造方法、接続方法および検査方法 |
WO2007023596A1 (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 異方性導電シート、その製造方法、接続方法および検査方法 |
JP5531122B1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-06-25 | 株式会社野田スクリーン | 半導体装置 |
JP2020145403A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996038031A2 (en) | 1995-05-26 | 1996-11-28 | Rambus, Inc. | Chip socket assembly and chip file assembly for semiconductor chips |
US20020055285A1 (en) | 1999-12-20 | 2002-05-09 | Rambus, Inc. | Chip socket assembly and chip file assembly for semiconductor chips |
US5890915A (en) * | 1996-05-17 | 1999-04-06 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Electrical and thermal conducting structure with resilient conducting paths |
EP0889678B1 (en) | 1997-07-04 | 2006-02-15 | Agilent Technologies, Inc. (a Delaware corporation) | Compressible elastomeric contact and mechanical assembly therewith |
JP2998086B1 (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-11 | 株式会社リニア・サーキット | 電極のピッチ変換アダプタ |
EP1808936A1 (en) * | 2006-01-16 | 2007-07-18 | Lih Duo International Co., Ltd. | Rubber spring connector |
EP1816904A1 (en) * | 2006-02-06 | 2007-08-08 | Lih Duo International Co., Ltd. | Memory module with rubber spring connector |
WO2007138843A1 (ja) * | 2006-05-31 | 2007-12-06 | Nec Corporation | 回路基板装置、配線基板間接続方法及び回路基板モジュール装置 |
GB2481836B (en) | 2010-07-08 | 2012-06-13 | Keymat Technology Ltd | Circuit board connector with drilling tamper detection arrangement |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57141880A (en) * | 1981-02-24 | 1982-09-02 | Shinetsu Polymer Co | Elastic connector |
JPS61259406A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-17 | 日東電工株式会社 | 異方導電性シ−ト及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1587416A (en) * | 1977-09-01 | 1981-04-01 | Toray Industries | Anisotropically electroconductive sheets |
JPS5652885A (en) * | 1979-10-03 | 1981-05-12 | Shinetsu Polymer Co | Pressure nipping type connector |
EP0308980A3 (en) * | 1987-09-24 | 1990-10-03 | Elastomeric Technologies, Inc. | Flat wire in silicone rubber or matrix moe |
-
1993
- 1993-03-04 JP JP5069260A patent/JPH07123057B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-03-02 GB GB9404009A patent/GB2276502B/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57141880A (en) * | 1981-02-24 | 1982-09-02 | Shinetsu Polymer Co | Elastic connector |
JPS61259406A (ja) * | 1985-05-10 | 1986-11-17 | 日東電工株式会社 | 異方導電性シ−ト及びその製造方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002124353A (ja) * | 2000-10-13 | 2002-04-26 | Polymatech Co Ltd | ホルダー |
JP2006269400A (ja) * | 2005-02-28 | 2006-10-05 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 異方性導電シート、その製造方法、接続方法および検査方法 |
WO2007023596A1 (ja) * | 2005-08-25 | 2007-03-01 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | 異方性導電シート、その製造方法、接続方法および検査方法 |
US7887899B2 (en) | 2005-08-25 | 2011-02-15 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Anisotropic conductive sheet, production method thereof, connection method and inspection method |
JP5531122B1 (ja) * | 2013-01-25 | 2014-06-25 | 株式会社野田スクリーン | 半導体装置 |
JP2020145403A (ja) * | 2019-03-04 | 2020-09-10 | 株式会社東芝 | 半導体装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2276502B (en) | 1997-01-08 |
GB2276502A (en) | 1994-09-28 |
JPH07123057B2 (ja) | 1995-12-25 |
GB9404009D0 (en) | 1994-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH06260234A (ja) | 異方導電性エラスチックコネクタ | |
US5745346A (en) | Connecting socket for a semiconductor package | |
EP0714591B1 (en) | Edge-connecting printed circuit board | |
EP1848255B1 (en) | Anisotropic conductive sheet and method of manufactoring the same | |
US4468074A (en) | Solderless connection technique and apparatus | |
JP3038859B2 (ja) | 異方導電性シート | |
JP3111054B2 (ja) | エラストマ接続子、接続装置、機械的組立体、接続方法および電気的接続子を形成する方法 | |
JPH0234156B2 (ja) | ||
JPH0855648A (ja) | エラストマーコネクター | |
JP2655802B2 (ja) | コイル形接触子及びこれを用いたコネクタ | |
US6991473B1 (en) | Electrical connector with elastomeric pad having compressor fingers each including a filler member to mitigate relaxation of the elastomer | |
JP4236367B2 (ja) | 半導体ソケット及びその製造方法 | |
US7466154B2 (en) | Conductive particle filled polymer electrical contact | |
US7436057B2 (en) | Elastomer interposer with voids in a compressive loading system | |
JP2001291571A (ja) | 導電部材及びその製造方法 | |
JPH0574512A (ja) | 電気接続用コネクタ | |
JP3746770B2 (ja) | 複合部材及び複合部材集合体 | |
JP2002056908A (ja) | 電気コネクタ及びその製造方法 | |
JPH028431B2 (ja) | ||
CN220858492U (zh) | 电路板组件和电子设备 | |
JPH0159756B2 (ja) | ||
JP2003017158A (ja) | 圧接型シートコネクタ及びその製造方法 | |
JP2002298950A (ja) | 電気コネクタ | |
JPH07161399A (ja) | 電気接続用コネクタ | |
JPH0584048U (ja) | 配線基板の接続装置 |