JPH06259974A - Eeprom書き込み制御方式 - Google Patents

Eeprom書き込み制御方式

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Publication number
JPH06259974A
JPH06259974A JP4901093A JP4901093A JPH06259974A JP H06259974 A JPH06259974 A JP H06259974A JP 4901093 A JP4901093 A JP 4901093A JP 4901093 A JP4901093 A JP 4901093A JP H06259974 A JPH06259974 A JP H06259974A
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JP
Japan
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bank
writing
data
eeprom
address
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Application number
JP4901093A
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English (en)
Inventor
Shigeru Shibukawa
滋 渋川
Nobuyuki Echigo
信幸 越後
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】書き込みに要する時間が長いEEPROMにおいて、
書き込みに要する時間短縮を少ない回路のボリュームに
て実現すると共に、書き込み後の読み返しチェックによ
りメモリの信頼性を向上させること。 【構成】EEPROMをn個のバンクに分割し、バンク1の先
頭を、EEPROM全体の先頭番地に、バンク2の先頭をEEPR
OM全体の2番目の番地へと順番に割り当てることで、連
続してn個までのデータの書き込みが連続して行なえる
ようにする。又、EEPROMが書き込み完了した時点で、書
き込みが完了したバンクから順番にデータを読み出し、
内容をチェックし、異常が有った場合にはデータの再書
き込みを行なう機構を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リアルタイムでのデー
タ処理が要求される装置において、大容量のEEPROMにデ
ータやプログラム等を格納し、主記憶装置として用いる
場合において、EEPROMに対する書き込みの高速化、及び
信頼性の向上を図るのに好適な制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMは、電気的に消去/書き込みが可
能な読み出し専用メモリである。従来のUVEPROM(Ultra
Violet Erasable & Programmable Read Only Memory:
紫外線消去/書き込み可能読み出し専用メモリ)では、
データの書き込み時には専用の書き込み装置が必要であ
り、又、データ消去時に紫外線の照射により行なうた
め、データの書き込み/消去は、EEPROMを実装されてい
るプリント基板から取り外さなければならず、ROM内
容の変更には非常に手間が必要となる。又、EEPROMにデ
ータを書き込んだ後にプリント基板へ実装するため、EE
PROMの数が多くなった場合に、素子単体の内容の管理、
及び実装位置の管理が難しくなるため、容量を大きくす
る場合には適さない。
【0003】それに対しEEPROMは、専用の書き込み/消
去治具を必要とせず、電気的にデータの消去/書き込み
が行なえるため、プログラム/データの内容変更がプリ
ント基板に実装した状態で行なえる。又、プリント基板
に実装した後にプログラム/データの書き込みを行なう
ため、メモリ素子を多く実装し、大容量とした場合で
も、特に実装位置を意識する必要が無くなるため、内容
の管理も簡単になる。
【0004】EEPROMを主記憶とした場合のデータ書き込
み制御方式を図4、及び図5により説明する。図4で
は、EEPROMのアクセスにおいてバンク制御を行なってい
ない。EEPROMへのデータ書き込みにおけるMPUの動作
としては、通常のRAM(即時読み出し、書き込み可能
メモリ)と同様のメモリアクセスにより実行出来る。し
かし、EEPROM内において、データをメモリセル上に記憶
するためには、MPUのメモリ書き込みサイクル終了
後、約10m秒程度の時間が必要となる。そのため、M
PUがEEPROM(図4の4)に書き込みを行なう場合の動
作としては、まず、MPU(図4の1)がEEPROMのアド
レスを指定すると共に、MPU書き込み信号(図4の
6)をEEPROMに対し出力し書き込みを開始する。これを
受けた書き込み制御回路(図4の3)は、EEPROMに対し
てEEPROM選択信号(図4の5)、及びEEPROM書き込み信
号(図4の7)を出力し、データの書き込み動作を実行
する。この書き込みサイクル終了後に、書き込み制御回
路は、EEPROM書き込み中信号をMPUに対して出力し、
EEPROMがデータ書き込みサイクルを実行中と成ったこと
を報告する。このEEPROMの書き込みサイクル実行中の間
は、EEPROMへの書き込みは行なえないため、MPUはEE
PROM書き込み中信号が出力されている期間は、その信号
を監視し、書き込み完了待ちとなる。EEPROM書き込み回
路は、EEPROMに対して書き込み信号を出力し、EEPROMに
データが書き込まれるまでの約10m秒間の時間待ちを
行なった後に、EEPROMに対して読み出し信号を出力し、
書き込んだデータを読み返し、その内容をデータチェッ
ク回路(図4の9)にてチェックを行う。そして、正常
に書き込まれていたならば、EEPROM書き込み中信号の出
力を停止して、MPUに対し書き込みが完了したことを
報告する。もし、読み返したデータに誤りを検出した場
合には、データエラー検出信号を出力すると共に、正し
いデータをEEPROMに対し出力しデータの再書き込みを実
行する。そして、約10m秒経過した後、再びデータチ
ェックを行ない正常であればEEPROM書き込み中信号の出
力を停止して、MPUに対し書き込みが完了したことを
報告する。そして、MPUはEEPROM書き込み中信号の出
力が終了したことを確認した後に、次のデータの書き込
みを実行する。
【0005】次に図5に示す方式について説明する。こ
の方式では、EEPROM(図5の4)への書き込みデータを
一時的に記憶/格納するためのFIFO(先入れ/先出
し)バッファ(図5の13)を設け、これを利用しデー
タの書き込みを行なう。この方式におけるデータの書き
込み手順としては、まずMPUからFIFOバッファに
対してEEPROMに書き込むデータをアドレス順次、バッフ
ァが一杯になるまで連続して書き込みを行なう。そし
て、バッファにデータの書き込みが終了した時点で、書
き込みの開始アドレスをアドレスカウンタ(図5の1
4)にセットを行ない、その後EEPROM書き込み制御回路
(図5の3)に対して、書き込み開始の起動を行なう。
EEPROMへの書き込みシーケンスの開始が起動されると、
書き込み中信号(図5の8)をMPUに対して出力し、
書き込みシーケンスが起動されたことを報告すると共
に、書き込み制御回路はFIFOバッファからデータを
読み出し、EEPROMへ選択信号(図5の5)、及び書き込
み信号(図5の7)を出力し書き込みのシーケンスを実
行する。この際、EEPROMへ供給されるアドレスは、アド
レスセレクタ(図5の15)によりアドレスカウンタの
内容が選択されることとなる(通常の読み出し時には、
MPUから指定されたアドレスが選択)。そして、書き
込み制御回路はFIFOバッファの状態を監視し、FI
FOバッファに格納されているデータが空となったら
ば、その時点でEEPROMに対するデータの書き込みを停止
し、更にEEPROMへの最後の書き込みが終了後、EEPROMへ
データが書き込まれるまでの約10m秒を待った後に書
き込み中信号出力を停止し、書き込みのシーケンスが完
了したことを報告する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図4の従来技術におい
てデータの書き込みを行なう場合には、データの書き込
みは1回の書き込み毎に約10m秒間の待ち時間が必要
となる。そのため、この方式では、EEPROMのメモリ容量
が数Mバイトもの大容量となった場合、データの書き込
みに非常に長い時間を要する。例えば、1Mバイトのメ
モリに対して、バイト単位でデータを書き込み、書き込
みアクセス時間を1μ秒と仮定した場合に、書き込みに
要するトータル時間(再書き込み無しとして)をTwr
とすると、Twtは Twr=(10+0.001)×1048576 =10486508.55(m秒)≒175(分)=約
3時間 とる。これは、MPUの処理ががEEPROMへの書き込みに
のみ処理を実行し、更にEEPROMの書き込み中信号の出力
終了を時間遅れなく検出した場合であり、実際にはこの
計算以上の時間が必要となる。特に、複数のデータ/装
置をMPUに対する割込みを用いることによりリアルタ
イムで処理するようなコンピュータシステムにおいて、
書き込みの完了を割込みにて処理するような場合では、
割込みが発生してからその割込み要因を判定し、EEPROM
の書き込み完了の割込みであると判断し、次の書き込み
を行なうまでに、数m秒(約3m秒程度)の時間を要す
ると考えられる。又、他の割込みの優先度の高い処理と
競合した場合を考えると、上記Twrに対し、更に1.
3から1.5倍程度とした時間が必要となってくる。EEP
ROMには、高速で書き込みが行なえるよう、ページ書き
込みモードとして、一定語数(64〜128バイト程
度)までならば、約10m秒のインターバルをおかずに
連続して書き込みが行なえるようにしたEEPROMが有る。
しかし、この場合、書き込みのインターバルは最大でも
約数百μ秒以内で実行しなければならない。そのため、
割込みの解析に数m秒もの時間を要するようなリアルタ
イムシステムにおいては、書き込みと書き込みの間に優
先順位が高い割込みが発生することが考えられるため、
高速ページモードの使用はこの場合不可能である。
【0007】一方、図5に示す方式では、FIFOバッ
ファへのデータ書き込みはMPUから連続して実行で
き、又、FIFOバッファからEEPROMへのデータ書き込
みはMPUから独立して実行される。そのため、終了時
の割込み処理検出/判断処理を実行する回数は割込み処
理回数=EEPROMメモリ容量/FIFOバッファ容量とな
り、FIFOバッファの容量を増やすことで、大幅な回
数低減が図れ、その分、書き込み時間を短くすることが
できる。又、この方式ではEEPROMへの書き込みは、MP
Uの処理とは切り離され、独立して実行できるため、書
き込み後の約10m秒の待ち時間を入れる回数も減らす
ことができるため、書き込みに要する総時間の大幅な短
縮が可能となる(図4の方式に対し1/64〜128程
度の時間)。しかし、この方式ではEEPROMにデータを書
き込むために、FIFOバッファを初めとする制御ロジ
ックの量が増大することとなる。更に、正常にEEPROMに
対する書き込みが行なわれたかどうかのチェックをハー
ドウエアにて実行するためには、1回のデータ書き込み
にて書き込んだ全エリアを読み出した上で、もし、異常
があった場合にはそのEEPROMエリアの全域に対して、あ
るいは何番目のデータであるかを識別した上でその箇所
のデータのみを再書き込み/修正を実行するような回路
を持たせなればならず、装置が複雑、かつ大規模となり
(部品数が増大する)信頼性を低下させる要因となる。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決し、
よりEEPROMに対するデータの書き込みを、書き込み後の
データチェックを含めて高速に行なえるようにするた
め、図1に示す方式とした。
【0009】図1では、EEPROM(図1の4)を1〜nの
複数のバンクに分割するような構成とした。そして、M
PU(図1の1)から出力されたアドレスからEEPROM各
バンクを指定するEEPROM選択信号1〜n(図1の5a〜
e)をデコード/出力するバンク選択回路(図1の2)
を設けた。本方式によるデータの書き込み時において、
MPUはバンク1から順次nへと順次データの書き込み
を行なう。その際、それぞれのEEPROMは独立しているた
め約10m秒の間隔を空けること無く連続して書き込み
が行えるようになる。そして、バンクnまで書き込みが
終了した時点で、MPUはEEPROM書き込み完了応答信号
をモニターし、書き込みが完了するまでの時間(約10
m秒)を待つこととなる。そして、EEPROM書き込み回路
(図1の3)は、書き込み中信号の監視を各バンク毎に
行ない、そして、約10m秒経過し書き込み中信号の出
力が無くなり、EEPROMの書き込みが完了したことを確認
したらば、書き込みが完了したバンクからデータを読み
返し、データチェック回路(図1の9)にて正常に書き
込みが行なわれたかどうかその内容のチェックを行な
う。もし、読み返したデータに誤りを検出した場合に
は、データの再書き込みを実行する。以上のデータチェ
ック/修正を各バンクに対し実行する。MPUは、全バ
ンクに対する書き込みが完了したならば、次のアドレス
に対し同様の動作を繰り返し実行しEEPROMに対する書き
込みを行なう。
【0010】この方式により、図4に示した従来方式の
約1/nの時間でEEPROMへの書き込みが行なえるように
なると共に、回路も少なく、かつ、データの読み返しチ
ェックを実行する事によって、誤書き込み検出も行な
え、装置の信頼性向上も図れる。
【0011】
【作用】本発明における各部の動作について、以下に詳
細を述べる。
【0012】図1では、EEPROM(図1の4)を1〜nの
複数のバンク構成とした。そして、EEPROM全体としのア
ドレスの構成を、バンク1(図1の4a)内の先頭のメ
モリをEEPROM全体の0番目の番地に、バンク2(図1の
4b)内の先頭のメモリを全体の1番目の番地、同様に
バンク3(図1の4c)内の相対1番目のメモリをEEPR
OM全体としては2番目の番地となるような構成とし、n
バンク(図1の4e)目の先頭(n−1番目の番地)の次
は、バンク1内相対2番目のメモリをメモリ全体として
はn番地となるような構成とした(図2)。そして、M
PU(図1の1)から出力されたアドレスからEEPROM各
バンクを指定するEEPROM選択信号1〜n(図1の5a〜
e)をアドレスからデコード/出力するバンク選択回路
(図1の2)を設けた。本方式によるデータの書き込み
時の動作を図3のタイミングチャートにて説明する。本
方式によるデータの書き込み時における、MPUの動作
としては、まず、MPUがEEPROMバンク1のアドレスを
指定すると共に、MPU書き込み信号(図1の6)を書
き込み制御回路に対し出力し、書き込みを開始する(図
3の)。これを受けた書き込み制御回路(図1の3)
は、EEPROMのバンク1に対してEEPROM選択信号1(図1
の5a)を出力して、書き込みを行なうバンクがバンク
1である事を指定した後(図3の)、EEPROM書き込み
信号(図1の7)を出力し(図3の)、データの書き
込み動作を実行する。このMPUの書き込みサイクル終
了後(図3の)に、書き込み制御回路は、バンク1書
き込み中信号をMPUに対して出力し、EEPROMがデータ
書き込みサイクルを実行中となったことを報告する。こ
の時点で、EEPROMのバンク1は書き込みサイクルとなる
が、バンク2〜nにおいては、まだ書き込みが行なわれ
ていない(バンク2〜n書き込み中信号は出力されてい
ない)ので、MPUは続けてバンク2のアドレスを指定
し、バンク2に対する書き込みを実行する(図3の
)。同様にバンク3,バンク4(図1の4d)と約1
0m秒の間隔を空けることなく連続してバンクnまでデ
ータの書き込みを実行する。そして、バンクnまで書き
込みが終了した時点で、全てのEEPROMのバンクから書き
込み中信号が出力されるので、この時点でバンクnに書
き込みを行なったデータの書き込み完了待ち(約10m
秒)をMPUは行なうこととなる。EEPROM書き込み回路
は、書き込み信号を出力した後、書き込みを行なったEE
PROMの各バンク毎の書き込み中信号の監視を行ない、そ
して、約10m秒程度経過し最初に書き込んだバンク1
書き込み中信号の出力が無くなり、EEPROMの書き込みが
完了したことを確認したらば(図3の)、バンク1に
対する選択信号、及びEEPROM読み出し信号(図1の1
1)を出力し(図3の)、バンク1からデータを読み
返し、データチェック回路(図1の9)にて正常に書き
込みが行なわれたかどうかその内容のチェックを行な
う。もし、読み返したデータに誤りを検出した場合に
は、データエラー検出信号(図1の10)をバンク選択
回路,書き込み制御回路に対し出力し報告を行なう。そ
して、これを受けたバンク選択回路,書き込み制御回路
は、データの再書き込みを実行する(図3の)。以上
のデータチェック/修正をバンク2〜nに対して、デー
タ書き込み中信号が無くなった時点で順次、実行してい
く。そして、バンクnあるいは誤りを検出/修正を行な
ったバンクに対するデータ書き込みが完了し、データチ
ェックを行なった後、書き込み完了応答信号(図1の1
2)にてMPUに報告を行なう。MPUは、書き込み完
了応答信号を受けた後、各バンクの次のアドレスに対し
同様の動作を繰り返し実行し、EEPROMに対する書き込み
を行なう。
【0013】この方式によると、データ書き込み後の読
み返しチェック/修正に要する時間は、次のバンクの書
き込み完了するまで(書き込み中信号が無くなるまで)
の間に実行できるため、バンク1〜n−1までのバンク
のデータチェックに要する時間は無視できるようにな
る。そのため、データの書き込みに要する時間は、1M
バイトのデータを書き込む場合に Twr=((10+0.001)×1048576/
n)+データチェック時間 となり、図4に示した従来方式の約1/nとなる。又、
回路的にも、図4の方式にバンク選択回路、及び書き込
み完了をバンク毎に行なう機構を設けることで実現でき
るため、回路も少なく、かつデータの読み返しチェック
を実行することで誤書き込みも防止できる、信頼性の向
上も図れる。
【0014】
【実施例】本発明における一実施例を以下に述べる。
【0015】図6では、EEPROM(図6の4)を1〜4の
4バンク構成とした。又、メモリの総容量は2Mバイ
ト、そして、各バンクのデータ幅は32ビットとし、デ
ータの書き込みは32ビット(4バイト)一括しての書
き込みのみを許可するものとする。そして、EEPROM全体
としのアドレスの構成としては、アドレスの最下位桁が
0hの番地をバンク1(図4の4a)、最下位桁が4h
の番地をバンク2(図4の4b)、最下位桁が8hの番
地をバンク3(図4の4c)最下位桁がChの番地をバ
ンク4(図4の4d)となるよう割り付けている。EEPR
OMの素子には、EEPROM自身が書き込みサイクルとなった
場合、その期間中、外部に対して書き込み中信号を出力
する機能を持つものを使用する。そして、エラーチェッ
ク方式として、32ビットデータに対し7ビットのチェ
ックコードを付加し、そのデータを書き込み時にはデー
タと一緒に書き込み、又、読み出し時にはチェックコー
ドとデータを比較することで1ビット誤りの修正、2ビ
ット以上の誤りの報告を行なう方式を採用するものとす
る。そして、MPU(図4の1)から出力されるアドレ
ス指定は32ビット幅で行なうものとし、32ビットの
内、上位の7ビットはEEPROMの空間指定を行なうために
使用し、残りのビットはメモリ素子内の相対アドレスを
指定するものとする。
【0016】データの書き込み時における、MPUの動
作としては、MPUが$XXXXXXX0 番地のアドレスを指定
して、MPU書き込み信号(図4の6)を出力し、書き
込みを開始する。これを受けたアドレスデコード/アク
セスコントロール回路(図4の16)は、アドレスをラ
ッチすると共に、EEPROMのバンク1に対してEEPROM選択
信号1(図4の5a)を出力して、書き込みを行なうバ
ンクがバンク1である事を指定するとともに、EEPROM書
き込み信号(図4の7)を出力し、データの書き込み動
作を実行する。そして、バンク1への書き込みが終了し
た時点で、アドレスデコード/アクセスコントロール回
路は、MPUアクセス応答信号(図4の20)にて、EE
PROMへの書き込みアクセスが終了したことを報告する。
それを受けたMPUはEEPROM書き込み信号の出力を停止
し、次に$XXXXXXX4 番地のアドレスを指定してバンク2
〜4に対する書き込みを実行する。バンク1への書き込
みサイクルが実行されると、バンク1のEEPROMは書き込
み中信号(図4の8)出力し、EEPROMがデータ書き込み
サイクルを実行中となったことを報告する。そして、バ
ンク4まで書き込みが終了した時点で、全てのEEPROMは
書き込み中となるので、この時点MPUは書き込み完了
待ちの状態となる。EEPROM書き込み応答回路(図4の1
7)は、書き込み信号を出力後、書き込みを行なったEE
PROMの各バンク毎の書き込み中信号の監視を行ない、そ
して、書き込み中信号出力が無くなったらば(約10m
秒経過後)、アドレスデコード/アクセスコントロール
回路に対し2ビットのバンク報告信号(図4の19)に
て完了したバンクの番号を報告すると共に、チェックス
タート信号(図4の18)によりデータチェックの開始を
指定する。最初に書き込んだバンク1書き込み中信号の
出力が無くなり、EEPROMの書き込みが完了したことを確
認したらば、バンク1に対する選択信号、及びEEPROM読
み出し信号(図4の11)を出力し、バンク1からデー
タ、及びチェックコードを読み返し、データチェック回
路(図4の9)にてデータのチェックを行なう。もし、
読み返したデータに1ビットの誤りを検出した場合に
は、1ビットデータエラー検出信号(図4の10)をア
ドレスデコード/アクセスコントロール回路に対し出力
し報告を行なうとともに、修正したデータをデータバス
上に出力する。そして、これを受けたアドレスデコード
/アクセスコントロール回路は、データの再書き込みを
実行する。もし、2ビット以上の誤りの場合には、修正
は行なわず、エラーが発生したバンクを記憶する。以上
のデータチェック/修正をバンク2〜4に対して、デー
タ書き込み中信号が無くなった時点で順次、実行してい
く。そして、バンク4又は、あるいは誤りを検出/修正
を行なったバンクに対するデータ書き込みが完了し、デ
ータチェックを行なった後、書き込み完了応答信号(図
4の12)にてMPUに報告を行なう。MPUは、書き
込み完了応答信号を受けたならば、各バンクの次のアド
レスに対し同様の動作を繰り返し実行し、EEPROMに対す
る書き込みを行なう。MPUが、メモリに対しアクセス
するためには、最低でも2命令を実行しなければなら
ず、そのためには命令フェッチ/実行で2μ秒のインタ
ーバルが必要である。一方、データチェックに要する時
間はハードウェアにて行なうため約500n秒程度で実
行できるためバンク1から3までは修正に要する時間は
そのインターバルに隠れることになる。この実施例にお
いて、2Mバイト全域に対しデータ書き込み(書き込み
後の読み返しチェックを行なう。但し、修正は無いもの
とする)に要する時間は、4バンク,4バイトを一つの
単位として行なうため Twr=(10+0.002×4)×1048576/
(4×4)+0.0005=1311768.577(m
秒)≒22(分) となる。又、誤書き込みを検出し、修正を行なった場合
でも10m秒×修正発生バンク数の時間が加算されるだ
けであるので大幅な時間増加とはならない。
【0017】
【発明の効果】本発明により、図4に示した従来方式の
約1/nとなり、書き込みに要する時間の短縮が図れ
る。又、回路的にも、図4の方式にバンク選択回路、及
び書き込み完了をバンク毎に行なう機構を設けることで
実現できるため、ロジックも少なく、かつデータの読み
返しチェックにより書き込み時における異常検出も行な
えるため、信頼性の向上も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるEEPROM書き込み方式のブロック図
である。
【図2】本発明におけるEEPROMのバンク構成を示す図で
ある。
【図3】本発明の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】1データ毎書き込みによるEEPROM書き込み方式
のブロック図である。
【図5】FIFOバッファ使用した従来方式によるEEPR
OM書き込み方式のブロック図である。
【図6】本発明の実施例であるEEPROM制御回路図であ
る。
【符号の説明】
1…EEPROMに対しアクセスするMPU、2…本発明によ
るMPUからのアドレスによりEEPROMの各バンクを選択
するバンク選択回路、3…EEPROMに対する書き込み信号
を制御する書き込み制御回路、4…EEPROM、4a〜e…
本発明によるEEPROMバンク1〜n、5…EEPROM選択信
号、5a〜e…EEPROMバンク1〜n選択信号、6…MP
U書き込み信号、7…EEPROM書き込み信号、8…EEPROM
が10m秒の書き込みサイクルとなったことを示すEEPR
OM書き込み中信号、9…読み出したデータのチェックを
行なうデータチェック回路、10…読み出したデータに
異常が有ったことを示すエラー検出信号、11…EEPROM
読み出し信号、12…10m秒の待ち時間、データチェ
ックを含むEEPROMの書き込みが全て完了したことを示す
書き込み完了応答信号、13…従来方式におけるFIF
Oバッファ、14…従来方式におけるアドレスカウン
タ、15…従来方式におけるアドレスセレクタ、16…
実施例におけるバンク選択回路、書き込み制御回路を含
むアドレスデコード/アクセスコントロール回路、17
…実施例におけるEEPROM書き込み中信号のチェック、及
びMPUに対する書き込み完了応答を返すEEPROM書き込
み応答回路、18…実施例においてEEPROM書き込みが完
了した事を検出した後データチェック開始を指定するチ
ェックスタート信号、19…実施例において書き込みが
完了したバンクの番号を報告する2ビットのバンク報告
信号、20…実施例においてMPUのEEPROMアクセスサ
イクルに対するMPUアクセス応答信号。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的書き込み/電気的消去可能読み出し
    専用メモリ(Electrically Erasable& Programmable Rea
    d Only Memory:EEPROM)と、このEEPROMに対してデータ
    の読み出し,書き込みを行なうマイクロプロセッサユニ
    ット(MPU)、及びデータの書き込みタイミングを作
    り出す回路と、EEPROMに対するデータ書き込みが完了し
    た事をMPUに対し報告する書き込み制御回路により構
    成されるマイクロコンピュータシステムにおいて、EEPR
    OMを1〜nの複数のバンク構成とし、EEPROM全体のアド
    レス構成をバンク1内の相対1番目のメモリを全体の0
    番目の番地、バンク2内の相対1番目のメモリを全体の
    1番目の番地、同様にバンク3内の相対1番目のメモリ
    を全体の2番目の番地となるような構成とし、n−1番
    目の番地(バンクの相対1番目)の次は、バンク1内相
    対2番目のメモリをメモリ全体のn番目の番地となるよ
    うな構成とすると共に、メモリアドレスの下位0〜n−
    1のアドレスからバンク1〜nのバンク選択信号を出力
    するバンク選択回路を設け、バンク毎にメモリ制御を行
    なうと共に、バンク毎にEEPROMがデータの書き込みが完
    了した事を検出したならば、完了した直後にそのバンク
    からデータを読み返す機構、読み出したデータを正常に
    書き込みが行なわれたかどうかをチェックする機構、そ
    して、もし読み出した結果に異常があった場合には、そ
    のバンクに対しデータの再書き込みを実行する機構を設
    けることを特徴とするEEPROM書き込み制御方式。
  2. 【請求項2】請求項1において、MPUによりデータの
    蓄積が可能なFIFO(First InFirst Out)バッファ、
    EEPROMの書き込みを行なう空間のアドレスを指定するア
    ドレスカウンタ、及びMPUからデータの読み出しを行
    なう場合にはMPUから指定されたアドレスを、一方、
    書き込み時にはアドレスカウンタの内容を選択し出力す
    るアドレスセレクタを設けることを特徴とするEEPROM書
    き込み制御方式。
JP4901093A 1993-03-10 1993-03-10 Eeprom書き込み制御方式 Pending JPH06259974A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0887441A (ja) * 1994-09-19 1996-04-02 Fujitsu Ltd フラッシュメモリアクセス方式
JP2006219642A (ja) * 2005-02-14 2006-08-24 Cosmo Sekiyu Lubricants Kk 自動変速機用潤滑油組成物
JP2007317078A (ja) * 2006-05-29 2007-12-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不揮発性メモリ、メモリコントローラ、不揮発性記憶装置、及び不揮発性記憶システム
US7359244B2 (en) 2000-01-12 2008-04-15 Renesas Technology Corp. Non-volatile semiconductor memory device and semiconductor disk device

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