JPH06259522A - 手書き画像表示装置 - Google Patents

手書き画像表示装置

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Publication number
JPH06259522A
JPH06259522A JP4651693A JP4651693A JPH06259522A JP H06259522 A JPH06259522 A JP H06259522A JP 4651693 A JP4651693 A JP 4651693A JP 4651693 A JP4651693 A JP 4651693A JP H06259522 A JPH06259522 A JP H06259522A
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JP
Japan
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handwriting
image data
density
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Pending
Application number
JP4651693A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruyuki Kitaguchi
輝幸 北口
Hideo Terai
英夫 寺井
Akira Ito
明 伊藤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP4651693A priority Critical patent/JPH06259522A/ja
Publication of JPH06259522A publication Critical patent/JPH06259522A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 当初のイメージデータに追加して手書き筆跡
データを入力し表示する手書き画像表示装置において、
手書き入力時には既に入力されているイメージデータを
その濃度を下げて表示することにより両データの視覚に
よる認識性、特に筆跡データのそれを向上させる。 【構成】 手書きモード指示部が手書きモード判別フラ
グを指定する。濃度決定部が、手書きモードであるなら
ば、イメージデータの表示濃度を低く変更決定する。こ
の濃度決定部が決定した濃度でイメージデータ記憶部か
ら読み出したイメージデータが表示されるようイメージ
表示制御部が表示部を制御する。一方、筆跡表示制御部
が手書き入力部で入力された筆跡データをイメージデー
タよりも相対的に高い濃度で表示されるよう表示部を制
御する。この上で、表示部が両方のデータを同一表示面
に表示する。 【効果】 加筆修正、編集時における筆跡データの入力
が容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像表示装置に関し、
特にイメージデータに対して手書き筆跡データを入力表
示可能な手書き画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CRT等に表示された設計図や文
章等(以下、「イメージデータ」という。)に対して、
手書き入力により加筆修正を行ない、更には手書き入力
による筆跡データをイメージデータとともに表示する手
書き画像表示装置が使用されはじめている。
【0003】図13は、この従来の手書き画像表示装置
の構成図である。本図において、1304はイメージデ
ータを記憶するイメージデータ記憶部である。1305
は、イメージデータ記憶部1304から読み出されたイ
メージデータが所定の濃度で表示されるよう、後に説明
する表示部1308を制御するイメージ表示制御部であ
る。1306は、筆跡データを入力する手書き入力部で
ある。1307は、手書き入力部1306で入力された
筆跡データが所定の濃度で表示されるよう、後に説明す
る表示部1308を制御する筆跡表示制御部である。1
308は、イメージ表示制御部1305及び筆跡表示制
御部1307の制御のもとで、イメージデータ及び筆跡
データを所定の濃淡で表示する表示部である。
【0004】次に、上記各部のハード面について概略説
明する。イメージデータ記憶部1304は、磁気ディス
ク、高速半導体メモリ等を主記憶手段として採用してい
る一種の図形記憶装置である。イメージ表示制御部13
05は、ワードプロセッサーやVTRのフロッピーディ
スクやテープ内に記憶されている画像をCRTに表示さ
せるための諸機器と基本的には同じで有り、磁気ディス
ク内の記憶の読み出し部、符号化された画像の復号部、
CRTの輝度調整部等よりなる。また、イメージデータ
の表示に際しての濃淡等の調節は、明度や彩度に対する
好みや室内の照明の明暗や照明源の種類を考慮しての手
書き入力者による設定値を保持することが主であり、テ
レビジョンやワードプロセッサー等と同様の手段にてな
される。
【0005】ただし、そのハード面は周知技術であるた
め、これ以上の説明は省略する。表示部108は、CR
Tを主構成要素としている。手書き入力部1306は、
タブレット板、スタイラスペン等を主構成要素とするも
のである。筆跡表示制御部1307は、手書き入力部1
306で入力された図形を、手書き線の多少の蛇行を直
線化する等必要な図形処理をなした後に表示部1308
に表示させるものである。そして、その濃淡の調節等
は、基本的にはイメージ表示制御部1305と同じであ
る。
【0006】なお、手書き入力部1306、筆跡表示制
御部1307については、渡辺 茂他編 オーム社刊
「マイクロコンピュータ ハンドブック」、情報処理学
会編オーム社刊 「情報処理ハンドブック」等に詳しく
説明されている。このため、これらについてもこれ以上
のハード面の説明は省略する。実際には、これ以外にも
手書き画像表示装置の機能を実現するために種々の構成
要素を必要とするが、本発明の趣旨には直結しないの
で、これらについては図示や説明は省略する。
【0007】次に、以上のように構成された従来の手書
き画像表示装置の動作をに説明する。 (1)イメージ表示制御部1305は、イメージデータ
記憶部1304から読み出したイメージデータを所定の
濃度の濃淡表示データに変換する。 (2)筆跡表示制御部1307は、手書き入力部130
6で入力された筆跡データを所定の濃度の濃淡表示デー
タに変換する。
【0008】(3)表示部1308は、イメージ表示制
御部1305及び筆跡表示制御部1307で発生した濃
淡表示データを同一画面上に表示する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成では、イメージデータと筆跡データの表示濃
度の関係が考慮されず、結果的には両データを同一濃度
で表示することになる。このため、当初からのイメージ
データと新規に入力される筆跡データが重なることとな
るような加筆、修正、編集においては、両データの視覚
による区別が困難となる。そのため、どうしても操作効
率が低下するだけでなく、疲労のもとともなり、視力に
まで悪影響を及ぼしかねない。
【0010】といって、手書き入力毎に入力者がわざわ
ざ筆跡データの濃度を調節するのは、操作効率がそれこ
そ大巾に低下する。本発明はかかる点に鑑みなされたも
のであり、イメージデータの表示と、筆跡データの表示
を工夫することにより、両データの視覚による認識を容
易ならしめ、ひいては手書き入力による加筆修正、編集
の際の操作効率を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明においては、イメージデータを記憶
するイメージデータ記憶部と、筆跡データを入力する手
書き入力部と、イメージデータと筆跡データを同時に表
示する表示部と、イメージデータの表示部への表示を制
御するイメージ表示制御部と、筆跡データの表示部への
表示を制御する筆跡表示制御部とを有する手書き画像表
示装置において、手書きモード判別フラグを有し、その
オン、オフ状態を記憶する判別フラグ保持部と、前記判
別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを手書き入力
のモードであるならばオンにし、手書き入力のモードで
ないならばオフにする手書きモード指示部と、前記判別
フラグ保持部の手書きモード判別フラグを参照して、オ
ンならばイメージデータの表示濃度をオフの場合よりも
低い値に変更決定する濃度決定部とを有し、前記イメー
ジ表示制御部は、前記判別フラグ保持部の手書きモード
判別フラグを参照して、オンならば前記濃度決定部の決
定したイメージデータについての表示濃度でイメージデ
ータを表示するよう前記表示部を制御することを特徴と
する手書き画像表示装置としている。
【0012】請求項2の発明においては、筆跡データを
入力するエリアを指定するエリア指定部と、前記エリア
指定部で指定されたエリアを記憶するエリア記憶部とを
備え、前記イメージ表示制御部は前記エリア記憶部の記
憶するエリアを参照して、そのエリア内のイメージデー
タについては手書きモード判別フラグがオンならば前記
濃度決定部が定めた濃度でイメージデータを表示するよ
う前記表示部を制御することを特徴とする請求項1記載
の手書き画像表示装置としている。
【0013】請求項3の発明においては、イメージデー
タ記憶部の記憶するイメージデータの全画素数に対する
全黒画素数の比率を計算し、その比率が所定の値を越え
るならば内蔵する濃度判定フラグをオンとし越えないな
らばオフとした上でこのフラグの状態を記憶する濃度判
定部を有し、更に前記濃度決定部は手書きモード判別フ
ラグがオンであっても前記濃度判定部の濃度判定フラグ
がオフであるならばイメージデータの表示濃度を手書き
モード判別フラグがオフのときと同じ値とすることを特
徴とする請求項1記載の手書き画像表示装置としてい
る。
【0014】請求項4の発明においては、エリア記憶部
の記憶するエリア内のイメージデータの全画素数に対す
る全黒画素数の比率を計算し、その比率が所定の値を越
えるならば内蔵する濃度判定フラグをオンとし越えない
ならばオフとした上でこのフラグの状態を記憶する濃度
判定部を有し、更に前記濃度決定部は前記手書きモード
判別フラグがオンであっても前記濃度判定部の濃度判定
フラグがオフであるならばイメージデータの表示濃度を
手書きモード判別フラグがオフのときと同じ値とするこ
とを特徴とする請求項2記載の手書き画像表示装置とし
ている。
【0015】請求項5の発明においては、前記濃度判定
部はイメージデータの全画素数に対する全黒画素数の比
率を濃度判定フラグと共に記憶し、前記濃度決定部は前
記手書きモード判別フラグがオンの場合のイメージデー
タの表示濃度の決定に際して、濃度判定フラグがオンの
場合に全黒画素数の比率に応じて低い値とする若しくは
濃度判定フラグの場合に全黒画素数の比率に応じて高い
値とすることの少なくも一方を採用したことを特徴とす
る請求項3記載の手書き画像表示装置としている。
【0016】請求項6の発明においては、前記濃度判定
部は、前記エリア記憶部の記憶するエリア内のイメージ
データの全画素数に対する全黒画素数の比率を濃度判定
フラグと共に記憶し、前記濃度決定部は手書きモード判
別フラグがオンの場合のイメージデータの表示濃度の決
定に際して、濃度判定フラグがオンの場合に、全黒画素
数の比率に応じて低い値とする若しくは濃度判定フラグ
がオフの場合には全黒画素数の比率に応じて高い値とす
ることの少なくも一方を採用したことを特徴とする請求
項4記載の手書き画像表示装置としている。
【0017】請求項7の発明においては、前記濃度決定
部に替えて、前記判別フラグ保持部の手書きモード判別
フラグを参照して、オンならばイメージデータを表示す
る色彩若しくは色彩及び輝度を入力者若しくは内蔵のプ
ログラムの指示する色彩若しくは色彩及び輝度に変更決
定する色彩決定部を有し、前記イメージ表示制御部は、
前記判別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを参照
して、オンならば前記色彩決定部の決定したイメージデ
ータについての色彩若しくは色彩及び輝度でイメージデ
ータを表示するよう前記表示部を制御することを特徴と
する請求項1記載の手書き画像表示装置としている。
【0018】請求項8の発明においては、筆跡データを
入力するエリアを指定するエリア指定部と、前記エリア
指定部で指定されたエリアを記憶するエリア記憶部とを
備え、前記イメージ表示制御部は、前記エリア記憶部の
記憶するエリアを参照して、そのエリア内のイメージデ
ータについては、手書きモード判別フラグがオンならば
前記色彩決定部が決定した色彩若しくは色彩及び輝度で
イメージデータを表示するよう前記表示部を制御するこ
とを特徴とする請求項7記載の手書き画像表示装置とし
ている。
【0019】請求項9の発明においては、前記濃度決定
部に替えて、前記判別フラグ保持部の手書きモード判別
フラグを参照して、オンならばイメージデータを表示す
る色彩若しくは色彩及び輝度を入力者若しくは内蔵のプ
ログラムの指示刷る色彩若しくは色彩及び輝度に変更決
定する色彩決定部を有し更に前記濃度判定部の判定対象
とする黒画素の輝度、色彩についての内容を指定可能と
する濃度判定部用黒画素指定部を有していることを特徴
とする請求項3、請求項4、請求項5、請求項6、請求
項7若しくは請求項8記載の手書き画像表示装置として
いる。
【0020】
【作用】上記構成により、請求項1の発明においては、
イメージデータを記憶するイメージデータ記憶部と、筆
跡データを入力する手書き入力部と、イメージデータと
筆跡データを同時に表示する表示部と、イメージデータ
の表示部への表示を制御するイメージ表示制御部と、筆
跡データの表示部への表示を制御する筆跡表示制御部と
を有する手書き画像表示装置において以下の作用がなさ
れる。判別フラグ保持部が、手書きモード指示部が指示
した手書きモード判別フラグを記憶しておく。濃度決定
部が、判別フラグ保持部を参照して、手書きモード判別
フラグがオンならばイメージデータの表示濃度を筆跡デ
ータのそれより低い値に変更決定する。イメージ表示制
御部が、濃度決定部で決定された濃度でイメージデータ
記憶部から読み出されたイメージデータが表示されるよ
う表示部を制御する。表示部は、イメージ表示制御部及
び筆跡表示制御部の濃淡表示制御のもとで両データを表
示する。
【0021】請求項2の発明において請求項1の発明の
作用に加えて更に、以下の作用がなされる。エリア指定
部が、筆跡データを入力するエリアを指定する。エリア
記憶部が、その指定されたエリアを記憶する。イメージ
表示制御部は、エリア記憶部の記憶するエリア内のイメ
ージデータについては濃度決定部の定めた濃度で表示さ
れるよう表示部を制御する。
【0022】請求項3の発明においては、請求項1の発
明の作用に加えて更に、以下の作用がなされる。濃度判
定部が、イメージデータ記憶部の記憶するイメージデー
タの全画素数に対する全黒画素数の比率を計算する。そ
して、その比率が所定の値を越えるならば内蔵する濃度
判定フラグをオンとし越えないならばオフとした上で、
このフラグ状態を記憶する。濃度決定部は、手書きモー
ド判別フラグがオンの場合のイメージデータの表示濃度
の決定に際しては、濃度判定フラグがオフであるならば
手書きモード判別フラグがオフの場合と同じ濃度とす
る。
【0023】請求項4の発明においては、請求項2の発
明の作用に加えて更に、以下の作用がなされる。濃度判
定部は、エリア座標記憶部の記憶するエリア内のイメー
ジデータの全画素数に対する全黒画素数の比率を計算す
る。そして、その比率が所定値を越えるならば濃度判定
フラグをオンとし越えないならばオフとする。濃度決定
部は、手書きモード判別フラグがオンの場合のイメージ
データの表示濃度の決定に際して濃度判定フラグをも参
照して、請求項3の発明と同じ手順でその値を決定す
る。
【0024】請求項5の発明においては、請求項3の発
明の作用に加えて更に、以下の作用がなされる。濃度判
定部はイメージデータの全画素数に対する全黒画素数の
比率を濃度判定フラグと共に記憶する。濃度決定部は、
手書きモード判別フラグがオンの場合のイメージデータ
の表示濃度の決定に際しては、濃度判定フラグがオンの
場合に全黒画素数の比率に応じて低い値とする若しくは
濃度判定フラグがオフの場合に全黒画素数の比率に応じ
て高い値とすることの少なくも一方の作用をなす。
【0025】請求項6の発明においては、請求項4の発
明の作用に加えて更に以下の作用がなされる。濃度判定
部では、エリア内のイメージデータの全画素数に対する
全黒画素数の比率を濃度判定フラグと共に記憶する。濃
度決定部は、手書きモード判別フラグがオンの場合のイ
メージデータの表示濃度の決定に際しては、濃度判定フ
ラグと共に、全黒画素数の比率をも参照して請求項5の
発明と同じ手順でその値を決定する。
【0026】請求項7の発明においては、色彩決定部が
前記判別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを参照
して、オンならばイメージデータを表示する色彩若しく
は色彩及び輝度を入力者若しくは内蔵のプログラムの指
示する色彩に変更決定する。前記イメージ表示制御部
は、前記判別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを
参照して、オンならば前記色彩決定部の決定したイメー
ジデータについての色彩でイメージデータを表示するよ
う前記表示部を制御する。
【0027】請求項8の発明においては、エリア指定部
が筆跡データを入力するエリアを指定する。エリア記憶
部が前記エリア指定部で指定されたエリアを記憶する。
前記イメージ表示制御部は、前記エリア記憶部の記憶す
るエリアを参照して、そのエリア内のイメージデータに
ついては、手書きモード判別フラグがオンならば前記色
彩決定部が定めた色彩若しくは色彩及び輝度でイメージ
データを表示するよう前記表示部を制御する。
【0028】請求項9の発明においては、色彩決定部が
前記判別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを参照
して、オンならばイメージデータを表示する色彩若しく
は色彩及び輝度を入力者若しくは内蔵のプログラムの指
示する色彩若しくは色彩及び輝度に変更する。濃度判定
部用黒画素指定部が、前記濃度判定部の判定対象とする
黒画素の輝度、色彩についての内容を指定可能とする。
【0029】
【実施例】以下、本発明を実施例にもとづき説明する。 (第1実施例)図1は請求項1の発明の一実施例の構成
図である。本図において、101は、手書きモード判別
フラグを内蔵し、そのオン、オフの状態を記憶する判別
フラグ保持部である。102は、手書き入力モードであ
るならば前記判別フラグ保持部101の手書きモード判
別フラグをオンにし、手書き入力モードでないならばオ
フにする手書きモード指示部である。103は、前記判
別フラグ保持部101の手書きモード判別フラグを参照
して、もし手書きモードであるならば、手書きモードで
ない場合に比較してイメージデータの表示濃度を低い値
とし、結果的にイメージデータは淡く、筆跡データは濃
く表示されるようにし、手書きモードでないならばその
ような作用をなさないことにより結果的に両データは同
じ濃度で表示されることとなるように変更決定する濃度
決定部である。104は、イメージデータを記憶するイ
メージデータ記憶部である。105は、手書きモードで
あるならば前記濃度決定部103の決定した濃度でイメ
ージデータが表示されるよう表示部108を制御し、そ
うでないならば従来技術に係るものと同じ制御を行うイ
メージ表示制御部である。106は、筆跡データを入力
する手書き入力部である。107は、手書きモード判別
フラグの如何にかかわらず筆跡データが見易く表示され
るよう表示部108を制御する筆跡表示制御部である。
108は、前記イメージ表示制御部105及び前記筆跡
表示制御部107の制御のもとで、イメージデータと筆
跡データを所定の濃度で表示する表示部である。
【0030】以上各部のうち、イメージデータ記憶部1
04、手書き入力部106、筆跡表示制御部107及び
表示部108の基本的構成、作用は従来技術に係るもの
と異ならない。そして、これは後に説明する他の実施例
でも同じである。このため、本実施例の後に説明する他
の実施例及びそれらの構成図でもこれらには同一の符号
を付し、また個々の説明は省略する。
【0031】次に、本発明の要部たる濃度決定部103
の濃度決定の内容及びその理由について少し詳しく説明
する。本実施例のみならず、他の実施例においても、実
施例に限っていうならば、濃度とはCRT上での輝度を
いい、濃度が濃いとは、CRT上に表示されたイメージ
の輝度が各色彩について一律に高い(明るい)ことをい
う。また、輝度の調整は、電圧の昇降によりなされる。
このため、濃度決定部103で決定された濃度は、電圧
値としてイメージ表示制御部105、筆跡表示制御部1
07に与えられることとなる。図7の2種の表示面
(a)、(b)に対応させて、それらの下部の(c)
(d)に概念的にこれを示す。(a)と(c)は、手書
きモード判別フラグがオフで濃淡表示の調整をしない場
合であり、(b)と(d)はオンで濃淡表示の調整をし
た場合である。なお、本図において、71aは手書きモ
ードでないため当初の、すなわち本来の見易い濃度で表
示されたイメージデータであり、71bは手書きモード
であるため濃度を下げられたイメージデータであり、7
2は筆跡データである。次に、手書き入力モードにおい
ては、入力者にとって重要なのは手書きで入力された図
形情報たる筆跡データの確認であるため、(b)に示す
ようにイメージデータは筆跡データの視認に邪魔となら
ないよう濃度が下げられ、一方筆跡データは従来技術に
係る手書き画像表示装置と同じ濃度のまま、すなわち結
果的にはイメージデータよりも濃く表示されるようなさ
れている。この場合、単に両データを区別するだけなら
ば筆跡データのみその濃度を上げることも考えられる
が、長時間にわたると手書き入力者の目の疲労のもとと
なるため、本実施例では採用していない。勿論、この場
合にも結果的にはイメージデータの濃度が相対的に低め
られたこととなり、本発明の趣旨に包含されることとな
る。また、手書き入力モードでない場合には、当初から
のデータに手書きで新規に入力されたデータが加わった
形でのデータが重要であるため、両データは同じ濃度で
表示される。
【0032】以下に、以上のように構成された本実施例
の動作を図14を参照しつつ説明する。なお、図14は
以下の動作のうち重要部のみ処理流れ図(フローチャー
ト)化したものである。 (101)手書きモード指示部102は、手書き入力モ
ードであるならば判別フラグ保持部101の手書きモー
ド判別フラグをオンにし、手書き入力モードでなければ
手書きモード判別フラグをオフにする。
【0033】(102)判別フラグ保持部101は、手
書きモード指示部102で指示した手書きモード判別フ
ラグのオン、オフの状態を記憶する。 (103)濃度決定部103は、判別フラグ保持部10
1に記憶された手書きモード判別フラグを参照する(S
1)。 (104)もし、手書きモード判別フラグがオンのとき
は、イメージデータについてはその表示濃度をオフのと
きに比べて低くなるように変更決定し、これを低下した
電圧値として出力する(S2)。
【0034】(105)イメージ表示制御部105は、
手書きモード判別フラグがオンのときはイメージデータ
記憶部104から読み出したイメージデータが濃度決定
部103で決定された濃度で表示されるべく表示部10
8を制御する。このため、手書きモード判別フラグがオ
ンのときは、イメージデータの表示濃度は下げられるこ
ととなる(S3)。
【0035】(106)筆跡表示制御部107は、手書
きモード判別フラグの如何にかかわらず手書き入力部1
06で入力された筆跡データが見易い濃度で表示される
べく表示部108を制御する。 (107)上記(105)、(106)で説明した制御
動作の結果として、表示部108は、イメージデータを
筆跡データに比較してその濃度を下げた状態で同一画面
上に表示することとなる。そして、この上で筆跡データ
の入力が続行される(S4)。 (動作説明終了)図7は、先に説明したごとく本実施例
における手書き入力モードでないときと手書き入力モー
ドのときの、両データの表示電圧の変化と表示部の表示
の様子の変化を比較して示したものである。本図の
(a)と(b)に比較して示すように、手書き入力モー
ドのときは、イメージデータの表示濃度のみ下げられる
(71a→71b)。一方、筆跡データ72の表示濃度
はその見易い表示濃度を維持したままであり、結果的に
イメージデータに対しては高くされる。このため、イメ
ージデータに対して筆跡データは視覚にて容易に判別可
能となる。 (第2実施例)図2は請求項2の発明の一実施例の構成
図である。本図において、判別フラグ保持部101、手
書きモード指示部102は先の第1実施例と同じもので
ある。このため、両部は同一の符号を付すことにより、
固々の動作等の説明は省略する。そして、これは後に説
明する他の実施例でも同様である。また、濃度決定部1
03もその基本的な構造、作用は先の第1実施例と同じ
である。このため、その説明も省略する。
【0036】209は、筆跡データを入力するエリアを
指定するエリア指定部である。210は、上記エリア指
定部209で指定されたエリアを記憶するエリア記憶部
である。205は、手書きモード判別フラグがオンなら
ばエリア記憶部210の記憶するエリア内のみ濃度決定
部103の決定した濃度でイメージデータを表示させる
イメージ表示制御部である。
【0037】このため、表示部108でのイメージ表示
制御部205及び筆跡表示制御部107の本発明に係る
イメージデータと筆跡データの濃淡を相違させての表示
は、エリア指定部209で指定されたエリア内のみとな
り、他のエリアについては、従来技術に係る手書き画像
表示装置と同じとなる。次に、上記各部の内容、手順及
び理由について説明する。
【0038】エリア指定部209によるエリアの指定
は、形状は四角形とされ、その四角形の各頂点のXY座
標(左右及び上下方向)の値がカーソル、キーボード、
マウス(全て、図示せず)等により指定される。このた
め、基本的には、マルチウインドウシステムにおける固
々のウインドウの大きさの指定と異ならない。エリア記
憶部210におけるこの指定されたエリアの記憶は、各
頂点の座標を記憶することによりなされる。イメージ表
示制御部205による、この指定されたエリア内のイメ
ージデータのみ濃度決定部103の定めた低い値に表示
濃度を下げることは、このエリア内のみ表示のための電
圧を下げることによりなされる。そして、これらのこと
は、大型テレビジョン受信装置における表示面片偶にお
ける裏番組の表示やその裏番組の表示領域のみの輝度の
調節等、極く日常的に採用されている技術である。この
ため、その内容は概略的なものにとどめる。ただし、本
実施例ではその性質上、主に静止画像若しくはほとんど
静止した画像、少なくともテレビよりは動きの遅い画像
を対象としているため表示の時間的な遅れはそんなに問
題とならない。従って、技術的にはずっと容易な手段が
採用されている。すなわち、イメージデータを、エリア
記憶部210の記憶するエリア内のものと、その他のエ
リアのものとに分割し、各々をいったん専用のバッファ
部(図示せず)に記憶させた上で、その他のエリアのも
のは従来技術に係るものと同じく手書きモード判別フラ
グの如何にかかわらず見易い濃度とし、エリア内のデー
タのみを手書きモード判別フラグがオンのときには濃度
決定部103の決定した濃度に相応して表示されるよう
に弱めた上で、両データを合成し、第三のバッファ部
(図示せず)に記憶させる。しかる後、イメージ表示制
御部205は、この第三のバッファ部内に記憶されたイ
メージデータを表示部108に表示させることにより、
本発明に係る作用がなされる。なお、ここに、実施例に
おいてエリアの形状が四角形であるのは、大型テレビジ
ョン受信機等他の機器でも第2のウィンドウは四角形が
採用されているため、製造やプログラムの作成にあたっ
ての設備や技術の流用、転用が容易であること、他の形
状とせねばならない必然性がうすいことによる。また、
かかるごとく、指定されたエリア内のみイメージデータ
の濃度を下げるのは、非入力部のデータはイメージデー
タ、筆跡データにかかわらず共に明るく見易い方が指定
したエリア内に手書き入力をする際の参照に便利である
ことによる。
【0039】以下に、以上のように構成された本実施例
の固有の動作を図15を参照しつつ説明する。なお、図
15は、本実施例の動作のうち重要部のみ処理流れ図と
して示したものであり、図14と比較した際に固有の動
作となる部分のみ番号を付してある。 (201)エリア指定部209は、筆跡データを入力す
るエリアを指定する。
【0040】(202)エリア記憶部210は、エリア
指定部209で指定された手書きモードエリアを記憶す
る。 (203)濃度決定部103は、イメージ表示制御部2
05がイメージデータ記憶部104から読み出したイメ
ージデータを表示部108に表示制御する際に、手書き
モード判別フラグがオンか否かを参照する(t1)。
【0041】(204)もし、オンの場合にはエリア記
憶部210に記憶されたエリア内に位置するイメージデ
ータのみその表示濃度が下げされるよう、値を低く変更
決定する(t2)。 (205)イメージ表示制御部205はこの低い値に変
更決定をされた濃度でエリア内のイメージデータが表示
されるように表示部108を制御する(t3)。
【0042】(206)表示部108は、イメージ表示
制御部205及び筆跡表示制御部107の制御のもとで
両データを同一画面上に表示するが、この際エリア指定
部209で指定されたエリア内においては、イメージデ
ータの濃度は筆跡データよりも下げて表示されることと
なる。 (207)もし、エリア指定がなければ、たとえ手書き
モードであっても全イメージデータの表示濃度には何等
の変化はない(t4)。
【0043】(208)この上で筆跡データの入力が続
行される。 (動作説明終了)図8は、本実施例における、手書き入
力モードでないときと、手書き入力モードのときの表示
面上での両データの濃淡の変化の様子を比較して示した
ものであり、基本的な変化の様子は先の第1実施例と同
じである。ただ、イメージデータの変化が指定されたエ
リア内のみであるのがことなる。本図において、81b
は手書きモード判別フラグがオンのときの指定されたエ
リア内のイメージデータであり、81aは同じく手書き
モード判別フラグがオフのときのイメージデータであ
り、81cは指定されていないエリアのイメージデータ
であり、82は筆跡データであり、83は指定されたエ
リアである。本図に示す2種の表示面(a)、(b)に
おいて、(a)は、手書き入力モードでなくこのためイ
メージデータの濃度表示の下げの調整しないときを、
(b)は手書き入力モードであるため同じく濃度表示の
下げの調整をしたときを示す。(b)において、筆跡デ
ータを入力するとして指定されたエリア83内のみイメ
ージデータはその表示濃度が低くされ(81a→81
b)、結果的にこのエリア83内のみ筆跡データ82の
表示濃度はイメージデータのそれよりも高くなってい
る。勿論、指定されていないエリア内のイメージデータ
81cの表示濃度は、筆跡データ82と同じくもとの見
易いままである。 (第3実施例)図3は、請求項3の発明に係る手書き画
像表示装置の一実施例の構成図である。
【0044】本図において、101は判別フラグ保持部
であり、102は手書きモード指示部であり、104は
イメージデータ記憶部であり、105はイメージ表示制
御部であり、106は手書き入力部であり、107は筆
跡表示制御部であり、108は表示部であり、これらに
ついては既述の理由により説明を省略する。311は、
イメージデータ記憶部104のイメージデータの全画素
数に対する全黒画素数の比率を計算し、しかる後、この
比率が所定の値たる0.2を越えるならば濃度判定フラ
グをオンにし、越えないならばオフにした上で、この濃
度判定フラグの状態を記憶する濃度判定部である。30
3は、濃度決定部であり、その作用は先の第1、第2実
施例とほぼ同じであるが、両データの表示濃度の決定に
際して判別フラグ保持部101の手書きモード判別フラ
グの状態のみならず濃度判定部311の濃度判定フラグ
をも参照することとなる点が異なる。
【0045】なお、本発明の要部に係るため、ここで
「イメージデータの全画素数に対する全黒画素数」につ
いて、少し詳しく説明しておく。まず、ここで念頭にお
いている「イメージデータ」とは、目下表示部108に
表示されている部分のイメージデータのみを指し、イメ
ージデータ記憶部104に記憶されているが表示部10
8に表示されていないものを指さないのは勿論である。
「全画素」とは、イメージデータを表示する画素を指
し、背景は指さないものとする。また、「黒画素」と
は、手書き画像表示装置は勿論、ワードプロセッサーや
CAD装置、そして通常の図面や書類においても、イメ
ージとしての図形、文字は通常「黒点」で表示されると
いう既成概念的なものが存在すること、また請求項1及
び請求項2の発明で「濃度」という語を使用しているこ
とと整合させて「黒画素」という用語を用いるものであ
る。従って、両データの性質や色彩、あるいは近年のワ
ードプロセッサーでは容易に表示面の文字の黒、白反転
表示をなしえるが、かかる構造の画像表示装置において
は、反対の白色に輝く点や白色の輝点への変更可能とす
るものであってもよい。むしろ、この方が第1実施例で
説明した濃度(濃度=輝度)という概念によく適合する
であろう。
【0046】次に、黒画素の全画素数に対する比率であ
るが、これはCRTの各色彩用の発光機(電子銃、液晶
等)の他の全ての色彩用発光機に対する作用度、稼動度
を求めること並びに各色彩(原色)用の発光機の最大定
格値電流、電圧に対する現状の表示面での平均的電流、
電圧、あるいはそれらの積分値より容易に求められる。
またこのため、その最大値は1、最小値は0である。勿
論、符号化されたイメージデータから数学的処理により
求めるようにしてもよい。
【0047】次に、本発明でイメージデータと筆跡デー
タの濃淡表示の決定について、かかる手順を採用した理
由について説明する。イメージデータが最初から濃度が
低い場合や筆跡データの濃度が高い場合には、筆跡デー
タと重複するからといって、何もその表示した濃度を下
げる必要はない。というよりも、下げれば見難くなり、
このため逆に手書きでのデータの入力に際しての参照に
不便となる。そして、かかることは例えば動画、児童用
アニメーション画像の編集等において多々生じる。この
ため、本発明の実施例においては、たとえ手書きモード
であっても、当初のイメージデータの濃度が低い(淡
い)ため、容易に筆跡データとイメージデータの識別が
可能である。あるいは両データの識別性の面からは濃度
が適切である場合には、その表示部108への表示に際
して、従来技術に係るものと同じく、そのままの濃度で
表示されるよう構成されている。
【0048】以下に、以上のように構成された本実施例
固有の動作を図16を参照しつつ説明する。なお、図1
6は、本実施例の動作のうち重要部のみ処理流れ図とし
たものであり、図14と比較した際に固有の動作となる
部分のみ番号を付してある。 (301)濃度判定部311は、イメージデータ記憶部
104のイメージデータの全画素数に対する全黒画素数
の比率を計算し、しかる後この比率が所定の値を越える
ならば濃度判定フラグをオンにし、越えないならばオフ
にした上で、このフラグの状態を記憶する(U1)。
【0049】(302)濃度決定部303は、判別フラ
グ保持部101に記憶された手書きモード判別フラグの
みならず、濃度判定部311に記憶された濃度判定フラ
グをも参照する(U2)。 (303)そして、濃度判定フラグもオンであるときの
みイメージデータの表示濃度を低くし、結果的に筆跡デ
ータが高く表示されるようにする。
【0050】(304)以上(301)、(302)の
ため、イメージ表示制御部105は、イメージデータ記
憶部104から読み出したイメージデータが表示部10
8に表示されるに際して、手書きモードか否かのみなら
ずイメージデータの全黒画素をも反映し、両フラグとも
オンの場合のみ低い値とした濃度で表示されるよう制御
することとなる。また、表示部108でのイメージデー
タ及び筆跡データの濃淡の調整は、これを反映した上で
同一画面上に表示されることとなる。すなわち、手書き
モードにおいては、イメージデータの本来の濃度が濃い
場合のみ、その濃度が下げられ、結果的に筆跡データが
強調され見易くなる。この上で、手書き入力が続行され
る。 (動作説明終了)図9は、本実施例における、各フラグ
の状態における表示画面の変化の様子を比較して示す図
である。図9の4種の表示面(A)(a)、(A)
(b)、(B)(a)、(B)(b)の各状態におい
て、表示面上部に示す(A)はイメージデータの濃度判
別フラグがオフの場合、(B)はイメージデータの濃度
判別フラグがオンの場合、(a)は手書き入力モード判
別フラグがオフの場合、(b)は手書き入力モード判別
フラグがオンである場合の表示画面を示す。本図におい
て、91aは当初からその表示濃度の濃い(黒画素の多
い)イメージデータ、91bはその濃度を下げられて表
示されているイメージデータ、91cは当初から筆跡デ
ータとの識別性の面からは適切な濃度で表示されている
イメージデータ、92は手書き入力された筆跡データで
ある。図9の(B)(a)と(B)(b)に比較して示
すように、イメージデータの当初の濃度が高くかつ手書
きモードであるため両フラグともオンのときは、イメー
ジデータの表示濃度がそうでない場合に比較して低くさ
れ(91a→91b)、結果的に筆跡データ92の表示
濃度は相対的に高くされる。これにより、(B)(a)
ではイメージデータ91aと識別不能であった筆跡デー
タ92が(B)(b)では視認可能となっている。勿
論、(A)(a)と(A)(b)に比較して示すよう
に、イメージデータ91cの当初の濃度が適切なとき
は、その表示濃度は手書き入力モード判別フラグの如何
に無関係に一定である。なお、手書き入力者の好みや室
内照明の如何等によっては、この濃度判別フラグをオ
ン、オフとする比率のしきり値を下げることにより、こ
の当初の濃度が適切なイメージデータ91cもその表示
濃度を下げられるようにすることが可能なのは勿論であ
る。 (第4実施例)図4は、請求項4の発明の一実施例の構
成図である。
【0051】本図において、101は判別フラグ保持部
であり、102は手書きモード指示部であり、104は
イメージデータ記憶部であり、106は手書き入力部で
あり、107は筆跡表示制御部であり、108は表示部
であり、209はエリア指定部であり、これらについて
は、既述の理由によりその説明は省略する。410は、
エリア指定部209の指定したエリアを記憶するエリア
記憶部であり、基本的な動作は第2実施例のものと異な
らない。411は、濃度判定部であり、基本的な動作は
先の第3実施例のものと同じであるが、濃度判定の対象
は全イメージデータでなく、エリア記憶部410の記憶
するエリア内のイメージデータのみであるのが異なる。
そして、エリア内のイメージデータのその全画素数に対
する全黒画素数の比率を計算し、しかる後、この比率が
所定の値を越えるならば濃度判定フラグをオンにし、越
えないならばオフにしたうえで、これをを記憶する。な
お、この理由は、既述のごとく、手書き入力に際して
は、他部のイメージデータは濃度がそのままである方が
見易く、便利であることによる。
【0052】403は、濃度決定部であり、基本的な動
作は先の第3実施例のものと同じである。しかし、判別
フラグ保持部101の手書きモード判別フラグがオンの
場合に、濃度判定部411の濃度判定フラグを参照して
イメージデータの表示濃度を下げるか否かを決定する
が、この決定に際し参照されるイメージデータの黒画素
は、結果的にはエリア記憶部410の記憶するエリア内
のイメージデータのもののみとなる。
【0053】405は、手書きモード判別フラグがオン
の場合にエリア記憶部410の記憶するエリア内のみ、
濃度決定部403が低く設定した濃度でイメージデータ
が表示されるよう表示部108を制御するイメージ表示
制御部である。なお、このエリア内のみ制御する手法は
第2実施例と同じである。また、指定されたエリアが変
更となったり、次の場面のイメージデータが表示される
こととなった場合には、自動的に濃度判定がやりなおさ
れることとなっているのは勿論のことである。
【0054】以上の構成、作用により、表示部108で
は、手書きモードかつ濃度判定フラグがオンの場合に
は、指定されたエリア内のみイメージデータが濃度決定
部403が低く定めた濃度で表示されることになる。そ
して、結果的には、たとえ手書き入力モードであって
も、指定されたエリア内のイメージデータの濃度が所定
値以上の場合のみその濃度が下げられることとなる。
【0055】以下、以上のように構成された本実施例の
固有の動作を説明する。なお、本実施例は基本的には先
の第3実施例と同じ、ただその対象がエリア内のみであ
るのが異なるだけであるため、フロー図は省略する。 (401)濃度判定部411は、エリア記憶部410の
記憶するエリア内についてのみ、イメージデータ記憶部
104の記憶するイメージデータの全画素数に対する全
黒画素数の比率を計算し、しかる後、この比率が所定の
値を越えるならば濃度判定フラグをオンにし、越えない
ならばオフにする。この上で、そのフラグの状態を記憶
する。
【0056】(402)濃度決定部403は、判別フラ
グ保持部101に記憶された手書きモード判別フラグが
オンの場合には、濃度判定部411に記憶された濃度判
定フラグをも参照して、そのフラグもオンならばイメー
ジデータの表示濃度を低く定める。 (403)イメージ表示制御部405は、イメージデー
タ記憶部104から読み出したイメージデータを表示部
108に制御しつつ表示させるに際して,、エリア記憶
部410が記憶するエリア内については、両フラグとも
オンのときのみ濃度決定部403が低く定めた濃度で表
示されるよう表示部108を制御する。このため、当該
エリア内については、手書きモード判別フラグ、濃度判
定フラグ双方ともオンの場合のみ、イメージデータが筆
跡データに比較して相対的に濃度が下げられて表示され
ることにより、イメージデータの見易さを大きく損なう
ことなく筆跡データは見易くかつ手書き入力に便利なよ
うにイメージデータと区別して表示されることとなる。 (動作説明終了)図10は、本実施例における、各フラ
グ状態における表示画面の変化の様子を比較して示す図
である。図10の4種の表示面(A)(a)、(A)
(b)、(B)(a)、(B)(b)の各状態におい
て、表示面上部に示す(A)は筆跡データを入力するエ
リア内のイメージデータの濃度判別フラグがオフの場
合、(B)は同じくオンの場合、(a)は手書き入力の
モード判別フラグがオフのとき、(b)は同じくオンで
あるときを示し、これは先の図9と同じである。また、
101aは指定されたエリア内の当初からその表示濃度
の高いイメージデータ、101bは同じくエリア内のそ
の表示濃度を下げられた状態のイメージデータ、101
cはその他のイメージデータ、102は筆跡データ、1
03は指定されたエリアを示す。本実施例におけるイメ
ージデータの表示濃度の基本的な変化は先の第3実施例
(図9)と同じであるが、図10の(B)(a)と
(B)(b)に比較して示すように、筆跡データを入力
するエリア103内のイメージデータの当初の表示濃度
が高いときは、当該エリア103内のイメージデータの
みその表示濃度が下げられ(101a→101b)、結
果的に当該エリア103内の筆跡データ102のみその
表示濃度はイメージデータに対して相対的に高くされ、
見易くされる。そして、その他の部分は、筆跡データも
イメージデータも当初の表示濃度が保持されている。こ
のため、手書き入力に際して入力者が他部の筆跡データ
はもとよりイメージデータを参照するのに非常に便利と
なる。 (第5実施例)図5は請求項5の発明の一実施例の構成
図である。 本図において、101は判別フラグ保持部
であり、102は手書きモード指示部であり、104は
イメージデータ記憶部であり、106は手書き入力部で
あり、107は筆跡表示制御部であり、108は表示部
であり、これらについては既述の理由により、その説明
は省略する。
【0057】511は、濃度判定部であり、基本的操作
は第3実施例のものと異ならない。ただ、イメージデー
タ記憶部104のイメージデータの全画素数に対する全
黒画素数の比率を計算し、しかる後この値が所定の値を
越えるならば濃度判定フラグをオンにし、越えないなら
ばオフにした上で、このフラグの状態を記憶するのみな
らず、前記全黒画素数の比率をも併せて記憶する点がこ
となる。503は、濃度決定部であり、基本的操作は先
の第3実施例のものと異ならない。ただ、イメージデー
タの表示濃度の決定に際して、判別フラグ保持部101
の手書きモード判別フラグと濃度判定部511の濃度判
定フラグのみならず、濃度判定部511の全黒画素数の
比率をも参照する点が異なる。参照の内容であるが、本
来の比率rが所定値0.2を越える場合には、その濃度
を4の(r−0.2)乗分の1とし、本来の比率rが所
定値0.2以下の場合にはその濃度を最低限0.05の
比率が保持されるよう維持する。次に、全黒画素数の比
率そのものをも参照して両データの表示濃度を決定する
理由について説明する。ワードプロセッサーやCAD装
置では少ないが、児童用漫画映画、アニメーション等に
おいては、イメージデータ、筆跡データとも様々な輝度
で場面が移りかわっていく。このため、ある全黒画素の
比率が固定した所定値以下か以上かで、単純にイメージ
データのみ濃度を上げ下げするというわけにはいかない
場合が多い。たとえば、背景となっているイメージデー
タが場面の都合で当初から濃度が非常に低い場合、手書
き入力者が背景に対して正しい位置関係でデータを入力
するためには、入力者により容易に視認される必要があ
り、このためにはある程度の濃度が必要である。逆に言
うならば、イメージデータの濃度は、必要最低限の値が
ある。また、当初のイメージデータの濃度が高すぎれ
ば、多少下げたところで、やはり筆跡データは区別し難
いままである。この場合には、当初の濃度に応じて下げ
方に段階等を設ける必要がある。本発明はかかる場合を
も想定してなされたものである。
【0058】以下に、以上のように構成された本実施例
固有の動作を図17参照しつつ説明する。なお、本図1
7は本実施例の動作のうち重要部のみ処理流れ図とした
ものであり、図14と比較した際に固有の動作となる部
分のみ番号を付してある。 (501)濃度判定部511は、イメージデータ記憶部
104のイメージデータの全画素数に対する全黒画素数
の比率rを計算する(V1)。
【0059】(502)この比率rと所定の値0.2と
を比較して、もしその値を越えるならば濃度判定フラグ
をオンにし、越えないならばオフにしてこのフラグの状
態を記憶すると共に全黒画素数の比率rをも記憶する
(V2)。 (503)濃度決定部503は、判別フラグ保持部10
1に記憶された手書きモード判別フラグと濃度判定部5
11に記憶された濃度判定フラグの状態のみならず、併
せて記憶されている全黒画素数の比率をも参照して、イ
メージデータの表示濃度を決定する。すなわち、イメー
ジデータは当初の濃度がどのように低い場合(V3)で
も一定の値が保持され(V4)、また逆に、当初の濃度
が高すぎる場合(V5)にはそれに応じて大きく濃度が
下げられる(V6)こととなるように変更値を計算す
る。
【0060】(504)イメージ表示制御部505は、
手書きモードではイメージデータ記憶部104から読み
出したイメージデータを濃度決定部503で決定された
濃度に基づいて表示されるよう表示部108を制御す
る。 (505)以上のもとで、筆跡データの入力がなされ
る。このため、表示部108では手書きモードにおける
イメージデータの濃淡の決定は、その濃度比率も反映さ
れた上でなされ、これにより、当初のイメージデータが
淡いものであっても一定の濃度が保持され、高すぎれば
大きく濃度が下げられ、ひいては手書き入力に際して筆
跡データを入力する際の邪魔にならず、また参照に際し
ては見易さが保持されることとなる。 (動作説明終了)図11は、本実施例における手書きモ
ード判別フラグと濃度判定フラグと全黒画素数の比率の
状態の如何による表示画面の変化の様子を比較して示
す。本図に示す6種の表示面(A)(a)、(A)
(b)、(B)(a)、(B)(b)、(C)(a)、
(C)(b)の各状態において、表示面上部に示す
(A)は濃度判定フラグがオンかつ比率が高い場合、
(B)はオンかつ比率は普通の場合、(C)はオフかつ
比率が低い場合、(a)は手書きモード判別フラグオフ
の場合、(b)はオンの場合を示す。また111aは当
初の表示濃度の濃いイメージデータ、111bはその表
示濃度を下げられたイメージデータ、111cは当初か
ら適切な濃度で表示されているイメージデータ、111
dは当初の表示濃度が淡すぎるイメージデータ、111
eはその表示濃度を適切な値とされたイメージデータ、
112は筆跡データである。図11の(A)(a)と
(A)(b)に比較して示すように、手書きモードにお
いてイメージデータの全画素数に対する全黒画素数の比
率が所定の比率を越えかつ手書き入力モードのときには
イメージデータの濃度は当初のものより大きく下げられ
(111a→111b)、結果的に筆跡データ112は
高く表示され、これにより筆跡データ112は見易くな
っている。また図11の(C)(a)と(C)(b)に
比較して示すように、手書きモードにおいてイメージデ
ータの当初の濃度が非常に低いときは、その表示濃度は
最低限の値はあるように濃く表示され、(111d→1
11e)、筆跡データ112の濃度はそのままの状態を
保持するものとされる。このため、手書き入力者は、容
易にイメージデータを認識しえ、手書き入力の参照とし
える。勿論、当初のイメージデータ111cの濃度が適
切なときは、その表示濃度に大きな変化はない。(B)
(a)と(B)(b)にこれを示す。
【0061】次に、本第5実施例において、全黒画素の
比率についての所定値は複数の値が設定され、いずれの
設定値を越えるか若しくは越えないかで、イメージデー
タの濃度を段階的に変化して上げ下げする、あるいは不
感帯を設ける様にしてもよい。この場合の表示濃度の変
更決定の処理流れを図18に示す。本図は基本的には図
17に示すものと同じであり、図17のV2が本図の
V’21とV’22に、図17のV3,V4とV5が各々本
図のV’3,V’4とV’5に相応する。 (第6実施例)図6は、請求項6の発明の一実施例の構
成図である。
【0062】本図において、101は判別フラグ保持部
であり、102は手書きモード指示部であり、104は
イメージデータ記憶部であり、106は手書き入力部で
あり、107は筆跡表示制御部であり、108は表示部
であり、209はエリア指定部であり、これらについて
は既述の理由により、その説明は省略する。610は、
エリア記憶部であり、基本的には先の第4実施例のもの
と同じである。
【0063】611は濃度判定部であり、基本的作用は
第4、5実施例のものと異ならない。ただ、全黒画素の
比率を計算する対象が、エリア記憶部610の記憶する
エリア内のみである点が異なる。すなわち、前記エリア
記憶部610のエリアの座標を参照して前記指定された
エリア内のイメージデータの全画素数に対する全黒画素
数の比率を計算した後、全黒画素数の比率が所定の値を
越えるならば濃度判定フラグをオンにし、越えないなら
ばオフにし、さらにこの濃度判定フラグの状態と共に前
記計算した全黒画素数の全画素数に対する比率をも記憶
する。603は濃度決定部であり、基本的な作用は先の
第5実施例と異ならないが、濃度判定部611の違いに
応じて異なる。このため、基本的作用は、先の第5実施
例のものと異ならない。
【0064】以上の作用のもとで、表示部108では、
イメージ表示制御部605はエリア記憶部610の記憶
するエリア内のみ、濃度判定部603の決定した濃度で
のイメージデータの表示がなされることとなる。このた
め、手書き入力者は、手書き入力部以外についてはイメ
ージデータを本来の状態で参照しえ、手書き入力の能率
が向上する。
【0065】以下に、以上のように構成された本実施例
固有の動作を説明する。なお、本実施例も基本的には先
の第5実施例と同じであるため、動作の処理流れ図は省
略する。 (601)濃度判定部611は、エリア記憶部610の
記憶するエリア内のイメージデータについてのみ、その
全画素数に対する全黒画素数の比率を計算し、しかる後
この比率が所定の値を越えるならば濃度判定フラグをオ
ンにし、越えないならばオフにした上で、このフラグの
状態と共に、全黒画素数の比率をも記憶する。
【0066】(602)濃度決定部603は、判別フラ
グ保持部101に記憶された手書きモード判別フラグと
濃度判定部611に記憶された濃度判定フラグのみなら
ず、同じく記憶されている全黒画素数の比率をも参照し
て、イメージデータの表示濃度を決定する。 (603)イメージ表示制御部605は、手書きモード
においては、エリア記憶部610に記憶されたエリア内
についてのみ、イメージデータ記憶部104から読み出
したイメージデータが濃度決定部603で決定された濃
度で表示されるように表示部108を制御する。
【0067】(604)表示部610は、イメージ表示
制御部605及び筆跡表示制御部107での制御のもと
両データを同一画面上に表示する。 (動作説明終了)図12は、本実施例における、手書き
モード判別フラグと濃度判定フラグとエリア内の黒画素
の全画素数に対する比率の如何による、表示画面の変化
の様子を比較して示す図であり、その基本は先の第5実
施例(図11)と同じである。ただし、イメージデータ
の表示濃度の調整が指定されたエリア内のみを対象とし
ているのがことなる。本図の6種の表示面(A)
(a)、(A)(b)、(B)(a)、(B)(b)、
(C)(a)、(C)(b)の各状態において、その上
部の(A)、(B)、(C)、(a)、(b)の意味は
先の第5実施例と同じである。また、121aは指定さ
れたエリア内における当初の表示濃度の濃いイメージデ
ータ、121bはその表示濃度を下げられたイメージデ
ータ、121cは指定されたエリア外のイメージデー
タ、121dは指定されたエリア内の当初の表示濃度の
淡いイメージデータ、121eはその濃度を上げられた
イメージデータ、121fは指定されたエリア内の当初
の表示濃度が適切なイメージデータ、122は筆跡デー
タ、123は指定されたエリアである。図11と比較し
た場合、指定されたエリア123内のみ、イメージデー
タの濃度調整がなされているのがわかる。すなわち、
(A)(a)と(A)(b)を比較すればわかるごと
く、エリア123内のみ当初の表示濃度の濃いイメージ
データの濃度が下げられ(121a→121b)、逆に
当初の表示濃度が低いイメージデータは(C)(a)と
(C)(b)を比較すればわかるごとくエリア123内
のみイメージデータの濃度が上げられている(121d
→121e)。 (第7実施例)本実施例は請求項7、請求項8及び請求
項9の発明に係る。
【0068】本実施例は、手書き入力式ワードプロセッ
サー兼マイクロコンピュータである。ただし、本実施例
に係るこれら各請求項の発明は請求項1から請求項6ま
での発明の延長線上にある発明である。このため、本実
施例を構成図を参照しつつ各構成要素の作用を説明する
ことは省略する。以下まずその技術若しくは発明の趣旨
について説明する。
【0069】さて、請求項1から請求項6までの発明の
主旨若しくは目的は、イメージデータと筆跡表示データ
とが重なる場合には、そのままでは両データの視覚によ
る判別性が劣化し、手書き入力者による手書き入力の支
障ともなるため、前者を後者に比較して目立たなくする
ことにより、結果的に後者を見易くすることにある。と
ころで、前者を後者に比較して目立たなくする手段若し
くは後者を見易くする手段としては何も前者の輝度、表
示濃度を低下させるだけでなく、目立ち難い色彩や区別
し易い他の色彩に変更してもよい。むしろ、イメージデ
ータも可能な限り見易く保持するという面からは、こち
らが正統であるかもしれない。例えば、ワードプロセッ
サーに既に入力されている文章(文章という一つのイメ
ージデータ)に手を加える若しくは該文章を手本にして
あらたな文章(同じく文章という一つの筆跡データ)を
作成する場合に、後からの検討や第三者(上役、先生)
の検査の便利のため、既入力済の文章は赤色で一行おき
に表示させ、新たに作成した文章は赤色で表示された既
入力済の文章の行間に、そして結果的にはこれまた一行
おきに表示させるような場合である。なお、この場合の
CRTの区分けであるが、勿論CRT上の上若しくは左
半分が既入力データ、下若しくは右半分が新規作成のデ
ータという区分けとしてもよい。また、色彩の変化も前
者を黄色若しくは白色系統にし、後者を原色のままに保
持したりあるいは赤色系統にしてもよい。ただし、具体
的にどのような色彩とするかは、室内の照明が自然光
か、蛍光灯かそれとも電灯か等や手書き入力者の個性や
好みに応じて多少の変化がありえる。更に、この場合輝
度をも併せて調整するならば、これらの相乗効果によ
り、より一層両データは見易くかつ判別し易くなる。よ
り端的にいうならば、請求項1から請求項6の発明にお
ける「濃度」を、画像データの視覚による認識に際して
重要な要素ひいては「輝度」のみならず「色彩の種類」
や「色彩の彩度」をも包含し若しくは、組み合わせた概
念に広げ、その表示濃度を「下げる」、「淡くする」、
「低い値とする」を、イメージデータの「濃度」に影響
する要素を変更することにより「イメージデータを筆跡
データと区別し、見易くする。」という概念に広げたな
らば、請求項7、請求項8及び請求項9の発明は請求項
1から請求項6までの発明に包含されるものである。
【0070】勿論、濃度の概念を色彩についてまで拡張
する場合には、請求項3から請求項6の発明における
「黒画素」の概念も「イメージデータと筆跡データを同
一表示面に重ねて表示するに際して、手書き入力者によ
る両データの視覚による区別、認識の中心となり、この
ため両データが重複して表示されれば認識の妨げとなる
画素」という意味に拡張される。ひいては、その対象は
輝度、色彩の種類、色彩の彩度に拡張される。
【0071】次に、本実施例固有の構成要素たる色彩決
定部と濃度判定部用黒画素指定部とについて、その作
用、原理を説明する。濃度判定部用黒画素指定部は、濃
度判定部の判定対象たる黒画素の内容を濃度判定部に指
定する。その手法であるが、色彩については濃度判定部
の濃度の判定に際してCRTの各色彩用の発光機の他の
全ての色彩用発光機に対する作用度、稼動度を求めた
後、それらの値を各色彩について重み付けをなすものと
している。この場合、指定された色彩が原色ならば、そ
の原色が、合成色なら該色彩を構成する原色に重みが与
えられ、同一の輝度を保持すべくこの分他の原色は低く
評価されることとなる。
【0072】輝度のみが指定された場合には、各原色用
電子銃の全体としての電流、電圧が濃度の判定対象とさ
れ、各原色用電子銃固々の電流、電圧は無視される。次
に、色彩決定部は、手書きモード判別フラグがオンの場
合には、イメージデータの色彩を所定の他の色彩に変更
する。その具体的手法は、入力者による手書きモード指
示部を介しての手書き入力モードか否かの押しボタン操
作に伴い起動、停止され、イメージ表示制御部が表示部
でのイメージデータの表示制御を行う際に、指定された
色彩の電子銃の電子加速の電圧を変更するものである。
ただし、これはテレビジョン受信機における色彩の調整
等極く日常的なものにまで広く採用されている技術であ
る。このため、その具体的な回路構成等については説明
を省略する。
【0073】次に、以上のもとで本実施例たる手書き入
力式ワードプロセッサー兼マイクロコンピュータの動
作、操作について説明する。表示面にはあらかじめメモ
リーに入力されたイメージデータが表示されている。入
力者はこの表示面に筆跡データを記入している。この
際、入力者が入力を意図するエリア内のみはイメージデ
ータは当初の白色から輝度を下げられた上青色に変化
(変色)されている。以上のもとで、入力者は赤色の筆
跡データを入力していく。この場合、両データの重複部
の筆跡データは、本来ならば赤色となる筈であるが、イ
メージデータと重なるため少し赤みがかった紫色で表示
されることとなる。ひいては、入力者は手書き入力を意
図したエリアではイメージデータは少し目立ち難い青色
で、筆跡データは目立ち易い赤色で、両データの重複部
は紫色で認識しえ、更に入力を意図しないエリアでは当
初のまま表示された両データを参照しえるのみならず、
請求項1から請求項6までの発明に比較した場合、両デ
ータの重複部までを明確に認識しえる。 (第7実施例終わり)以上、本発明を実施例に基づき説
明してきたが、本発明は何も上記実施例に限定されない
のは勿論である。すなわち、例えば以下の様なものも本
発明に包含されるのは勿論である。 イメージデータを筆跡データに比較してどの程度目立
ち難くするかは、室内照明の情況や手書き入力者の好み
の如何等により、手書き入力者により適宜調整可能とし
てもよい。 手書き入力後の第三者による入力結果の検討やチェッ
クの便宜のため、本発明に係る作用とは逆に、筆跡デー
タが目立ち難く、イメージデータが目立つように調整可
能な機能が付加されていてもよい。これにより、第三者
は当初のデータがどのようなものであったかの確認が容
易となり、検討やチェックもはかどる。 手書き入力者による指定外となったエリアにおけるイ
メージデータの濃度、輝度の調整は、従来技術に係るも
のと同様であってもよいし、別途手書き入力者が指示可
能な機能が付加されていてもよい。また、濃度決定部が
これも併せて決定するような機能が付加されていてもよ
い。 各請求項の発明において、「手書き入力」とは何もタ
ブレット板、スタライスペン等の純粋な手書き装置によ
る入力に限定されないのは勿論である。入力者がイメー
ジデータと新しく入力していくデータを視覚で確認しつ
つ手動操作で入力していくものであるならば、キーボー
ドによる文字等の入力、別途の記憶装置に電気的信号化
された形で記憶されているデータのキーボードやマウス
等の操作による入力を問わない。なお、これらは、児童
用の動画の編集は勿論、映画やテレビジョン放送におけ
る本来の映像の片隅、上部への文字の付加等に採用され
るものである。また、表示部の表示面は液晶式等他の形
式のものであってもよい。 第2実施例においては、指示されたエリア内のイメー
ジデータのみ濃度を下げる手段として、いったんバッフ
ァに移すことを採用しているが、データの高速同時表示
が必要な場合等には高価複雑となるが電子銃を直接制御
する等別の手段が採用されてもよいのは勿論である。 手書き入力された筆跡データをイメージデータ化する
機能が付加されていてもよい。 製造や各部の適切な作用に不可欠のプログラミング作
成の都合上、本発明の一の構成要素がハード的に複数の
物となっていたり、逆に複数の構成要素やそれらの一部
がハード的に一体(一個の物)とされていたり、他の構
成要素に含まれることとされてもよい。例えば、請求項
2、請求項4、請求項6、請求項8及び請求項9の発明
において、指定されたエリア外のイメージデータや筆跡
データの表示濃度の決定機能を濃度決定部に持たせても
よい。この場合には、ハードとしてのイメージ表示制御
部、筆跡表示制御部の一部がハードとしての濃度決定部
の方に移されたこととなる。 既存の手書き画像表示装置に必要なプログラムを追加
記憶させたり、必要な機器を追加装備したりして、本発
明に係る機能を持たせてもよい。 各請求項に係る発明を一体的に組み込んだものとして
もよい。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
おいては、手書き入力に際してはイメージデータの表示
濃度を本来のものより低くし、結果的に筆跡データの表
示濃度を高くすることにより、イメージデータと筆跡デ
ータが重なるような加筆修正、編集において、手書き入
力された筆跡データが強調され、ユーザによる視覚認識
性、識別性が高まり、操作効率が向上する。
【0075】請求項2の発明においては、筆跡データを
入力する際に、入力するエリアを指定し、その指定され
たエリア内ではイメージデータの表示濃度が低くされ、
筆跡データの表示濃度を相対的に高くされる。その一
方、入力者が入力を意図しないエリアは、両データとも
そのまま表示される。このため、手書き入力を意図しな
いエリアのイメージデータの視認は容易であり、ひいて
はエリア内に手書き入力する際の参照に便利であり、こ
のため請求項1の発明以上に操作効率が向上する。
【0076】請求項3の発明においては、手書き入力の
モードであっても、イメージデータの全画素数に対する
全黒画素数の比率が所定の比率を越え、その表示濃度が
高いことが判明したときのみ、その表示濃度を低くし、
筆跡データの表示濃度を結果的に高くすることにより、
イメージデータの濃度の状況に応じての手書き入力によ
る筆跡データの強調がなされる。このため、手書き入力
者にとっては、請求項1の発明以上に両データの視覚認
識性が向上し、操作効率も向上する。
【0077】請求項4の発明においては、筆跡データを
入力するエリアを指定して、その指定されたエリア内の
イメージデータのみ請求項3の発明作用がなされる。こ
のため、手書き入力者が入力を意図しないエリアでは、
両データはそのままの濃度で表示されることとなる。ひ
いては、入力者が参照する際に便利である。以上より、
請求項2及び請求項3の発明以上に、両データの視覚認
識性が向上し、操作効率も向上する。
【0078】請求項5の発明においては、請求項3の発
明に加えて更に、イメージデータの全画素数に対する全
黒画素数の比率をもイメージデータの表示される濃度表
示に反映されるため、請求項3の発明に比較したとき、
両データが重なる部分を有することとなる加筆修正の編
集の際に、イメージデータの濃度の状況に応じて手書き
入力による筆跡データの濃度が相対的に強調されるだけ
でなく、イメージデータそのものも見易く表示されるこ
ととなり、ひいては請求項3の発明以上に、両データの
手書き入力者による視覚認識性が向上し、操作効率も向
上する。
【0079】また請求項6の発明においては、手書き入
力者が入力を意図するエリア内のみ請求項5の発明に係
るイメージデータの表示濃度と筆跡データの表示濃度の
制御がなされる。このため、エリア内の両データの視覚
性が高まり、更に手書き入力者が意図しない他エリアの
イメージデータは、当初のままであるため、手書き入力
の際の参照に便利であり、ひいては請求項5の発明以上
に両データの視認認識性が向上し、また操作効率も向上
する。
【0080】請求項7及び請求項8の発明においては、
手書き入力に際してイメージデータの色彩が変更され
る。このため請求項1、請求項2の発明以上に手書き入
力の際の両データの視認性が向上する。請求項9の発明
においては、黒画素の内容を輝度、色彩につき指定可能
であるため、請求項8までの発明以上に手書きデータの
入力性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明に係る手書き画像表示装置の一
実施例の構成図である。(第1実施例)
【図2】請求項2の発明に係る手書き画像表示装置の一
実施例の構成図である。(第2実施例)
【図3】請求項3の発明に係る手書き画像表示装置の一
実施例の構成図である。(第3実施例)
【図4】請求項4の発明に係る手書き画像表示装置の一
実施例の構成図である。(第4実施例)
【図5】請求項5の発明に係る手書き画像表示装置の一
実施例の構成図である。(第5実施例)
【図6】請求項6の発明に係る手書き画像表示装置の一
実施例の構成図である。(第6実施例)
【図7】第1実施例における、手書き入力モードでない
ときと手書き入力モードのときの表示画面の変化の様子
を比較して示す図である。
【図8】第2実施例における、手書き入力モードでない
ときと手書き入力モードのときの表示画面の変化の様子
を比較して示す図である。
【図9】第3実施例における、イメージデータの濃度判
定フラグと手書きモード判別フラグの如何により、イメ
ージデータの濃度がどのように変化して表示されるかの
様子を比較して示す図である。
【図10】第4実施例における、指定されたエリア内で
のイメージデータの濃度判定フラグと手書きモード判別
フラグの如何により、イメージデータの濃度がどのよう
に変化して表示されるかの様子を比較して示す図であ
る。
【図11】第5実施例における、イメージデータの全画
素数に対する全黒画素数の比率と濃度判定フラグと手書
きモード判別フラグの如何により、イメージデータの濃
度がどのように変化して表示されるかの様子を比較して
示す図である。
【図12】第6実施例における、筆跡データを入力する
エリア内のイメージデータの全画素数に対する全黒画素
数の比率と濃度判定フラグと手書きモード判別フラグの
如何により、イメージデータの濃度がどのように変化し
て表示されるかの様子を比較して示す図である。
【図13】従来の手書き画像表示装置の構成図である。
【図14】第1実施例の動作フロー図である。
【図15】第2実施例の動作フロー図である。
【図16】第3実施例の動作フロー図である。
【図17】第5実施例の動作フロー図である。
【図18】第5実施例において、イメージデータの表示
濃度決定に上記図5に示すのと別の手法を採用した場合
の動作フロー図である。
【符号の説明】
101 判別フラグ保持部 102 手書きモード指示部 103、303、403、503、603 濃度決定部 104 イメージデータ記憶部 105、205、405、505、605 イメージ表
示制御部 106 手書き入力部 107 筆跡表示制御部 108 表示部 209 エリア指定部 210、410、610 エリア記憶部 311、411、511、611 濃度判定部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージデータを記憶するイメージデー
    タ記憶部と、筆跡データを入力する手書き入力部と、イ
    メージデータと筆跡データを同時に表示する表示部と、
    イメージデータの表示部への表示を制御するイメージ表
    示制御部と、筆跡データの表示部への表示を制御する筆
    跡表示制御部とを有する手書き画像表示装置において、 手書きモード判別フラグを有し、そのオン、オフ状態を
    記憶する判別フラグ保持部と、 前記判別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを手書
    き入力のモードであるならばオンにし、手書き入力のモ
    ードでないならばオフにする手書きモード指示部と、前
    記判別フラグ保持部の手書きモード判別フラグを参照し
    て、オンならばイメージデータの表示濃度をオフの場合
    よりも低い値に変更決定する濃度決定部とを有し、前記
    イメージ表示制御部は、前記判別フラグ保持部の手書き
    モード判別フラグを参照して、オンならば前記濃度決定
    部の決定したイメージデータについての表示濃度でイメ
    ージデータを表示するよう前記表示部を制御することを
    特徴とする手書き画像表示装置。
  2. 【請求項2】 筆跡データを入力するエリアを指定する
    エリア指定部と、 前記エリア指定部で指定されたエリアを記憶するエリア
    記憶部とを備え、 前記イメージ表示制御部は、前記エリア記憶部の記憶す
    るエリアを参照して、そのエリア内のイメージデータに
    ついては、手書きモード判別フラグがオンならば前記濃
    度決定部が定めた濃度でイメージデータを表示するよう
    前記表示部を制御することを特徴とする請求項1記載の
    手書き画像表示装置。
  3. 【請求項3】 イメージデータ記憶部の記憶するイメー
    ジデータの全画素数に対する全黒画素数の比率を計算
    し、その比率が所定の値を越えるならば内蔵する濃度判
    定フラグをオンとし、越えないならばオフとした上でこ
    のフラグの状態を記憶する濃度判定部を有し、 更に前記濃度決定部は前記手書きモード判別フラグがオ
    ンであっても前記濃度判定部の濃度判定フラグがオフで
    あるならば、イメージデータの表示濃度を手書きモード
    判別フラグがオフのときと同じ値とすることを特徴とす
    る請求項1記載の手書き画像表示装置。
  4. 【請求項4】 エリア記憶部の記憶するエリア内のイメ
    ージデータの全画素数に対する全黒画素数の比率を計算
    し、その比率が所定の値を越えるならば内蔵する濃度判
    定フラグをオンとし、越えないならばオフとした上でこ
    のフラグの状態を記憶する濃度判定部を有し、 更に前記濃度決定部は前記手書きモード判別フラグがオ
    ンであっても前記濃度判定部の濃度判定フラグがオフで
    あるならばイメージデータの表示濃度を手書きモード判
    別フラグがオフのときと同じ値とすることを特徴とする
    請求項2記載の手書き画像表示装置。
  5. 【請求項5】 前記濃度判定部は、イメージデータの全
    画素数に対する全黒画素数の比率を濃度判定フラグと共
    に記憶し、 前記濃度決定部は前記手書きモード判別フラグがオンの
    場合のイメージデータの表示濃度の決定に際して、濃度
    判定フラグがオンの場合に全黒画素数の比率に応じて低
    い値とする若しくは濃度判定フラグがオフの場合に全黒
    画素数の比率に応じて高い値とすることの少なくも一方
    を採用したことを特徴とする請求項3記載の手書き画像
    表示装置。
  6. 【請求項6】 前記濃度判定部は、前記エリア記憶部の
    記憶するエリア内のイメージデータの全画素数に対する
    全黒画素数の比率を濃度判定フラグと共に記憶し、 前記濃度決定部は手書きモード判別フラグがオンの場合
    のイメージデータの表示濃度の決定に際して、濃度判定
    フラグがオンの場合に、全黒画素数の比率に応じて低い
    値とする若しくは濃度判定フラグがオフの場合には全黒
    画素数の比率に応じて高い値とすることの少なくも一方
    を採用したことを特徴とする請求項4記載の手書き画像
    表示装置。
  7. 【請求項7】 前記濃度決定部に替えて、前記判別フラ
    グ保持部の手書きモード判別フラグを参照して、オンな
    らばイメージデータを表示する色彩若しくは色彩及び輝
    度を入力者若しくは内蔵のプログラムの指示する色彩若
    しくは色彩及び輝度に変更決定する色彩決定部を有し、 前記イメージ表示制御部は、前記判別フラグ保持部の手
    書きモード判別フラグを参照して、オンならば前記色彩
    決定部の決定したイメージデータについての色彩若しく
    は色彩及び輝度でイメージデータを表示するよう前記表
    示部を制御することを特徴とする請求項1記載の手書き
    画像表示装置。
  8. 【請求項8】 筆跡データを入力するエリアを指定する
    エリア指定部と、 前記エリア指定部で指定されたエリアを記憶するエリア
    記憶部とを備え、 前記イメージ表示制御部は、前記エリア記憶部の記憶す
    るエリアを参照して、そのエリア内のイメージデータに
    ついては、手書きモード判別フラグがオンならば前記色
    彩決定部が決定した色彩若しくは色彩及び輝度でイメー
    ジデータを表示するよう前記表示部を制御することを特
    徴とする請求項7記載の手書き画像表示装置。
  9. 【請求項9】 前記濃度決定部に替えて、前記判別フラ
    グ保持部の手書きモード判別フラグを参照して、オンな
    らばイメージデータを表示する色彩若しくは色彩及び輝
    度を入力者若しくは内蔵のプログラムの指示する色彩若
    しくは色彩及び輝度に変更決定する色彩決定部を有し、 更に前記濃度判定部の判定対象とする黒画素の輝度、色
    彩についての内容を指定可能とする濃度判定部用黒画素
    指定部を有していることを特徴とする請求項3、請求項
    4、請求項5、請求項6、請求項7若しくは請求項8記
    載の手書き画像表示装置。
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