JP2009171283A - 電子カメラ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】電子カメラ1は、撮像素子22と、測距手段18と、撮像素子22が取得した画像の画素濃度、および測距手段18が取得した測距情報の少なくとも一方に基づいて特徴量を算出する演算手段11と、演算手段11で算出された特徴量に応じて撮影シーンを決定する決定手段11と、決定された撮影シーンに応じたカメラ設定を行う制御手段11とを備える。
【選択図】図1
Description
(2)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、画像全体の画素濃度に基づいて特徴量を算出することもできる。
(3)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、画像を分割した異なる領域の画素濃度に基づいて複数の特徴量をそれぞれ算出することもできる。
(4)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、画像全体の画素濃度の変化量に基づいて特徴量を算出することもできる。
(5)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、画像の所定領域の画素濃度の変化量に基づいて特徴量を算出することもできる。
(6)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、被写体の測距情報に基づく特徴量を算出することもできる。
(7)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、画像全体の測距情報の変化量に基づいて特徴量を算出することもできる。
(8)請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、画像の所定領域の測距情報の変化量に基づいて特徴量を算出することもできる。
(9)他の発明による電子カメラは、撮像素子と、測距手段と、撮像素子が取得した 画像の画素濃度、主要被写体についての画素濃度の変化量、測距手段が取得した主要被写体についての測距情報、背景についての測距情報、主要被写体についての測距情報の変化量のうち、少なくとも2つに基づく特徴量をそれぞれ算出する演算手段と、演算手段で算出された特徴量に応じて撮影シーンを決定する決定手段と、決定された撮影シーンに応じたカメラ設定を行う制御手段とを備えることを特徴とする。
(10)請求項1〜9のいずれか一項に記載の発明による電子カメラにおいて、演算手段は、撮像素子が撮影指示前に取得した画像の画素濃度、および測距手段が撮影指示前に取得した測距情報に基づいて特徴量を算出することもできる。
図2は、電子カメラ1のメインCPU11が行う撮影シーン判定処理の流れを説明するフローチャートである。図2による処理を行うプログラムは、電子カメラ1が撮影モードにセットされた場合に起動される。図2のステップS11において、メインCPU11は、撮像素子22および撮像回路23を駆動制御してスルー画像の取得を開始させてステップS12へ進む。これにより、撮像回路23から入力されたスルー画像用の画像信号に画像処理回路12が画像処理を行い、画像処理後のスルー画像が表示画像作成回路15によって液晶モニタ16に表示される。
メインCPU11は、スルー画像データを用いて8つの特徴量を算出する。図3に例示するフローチャートは、特徴量算出処理の流れを説明するフローチャートである。図3のステップS121では、特徴量Bhを算出する。
Y=0.299×R+0.587×G+0.114×B …(1)
d2F/dt2=|Fi-1−2×Fi+Fi+1| (2)
ただし、tは離散時間であり、Fはスルー画像であり、iはフレーム番号を表す。通常、直近の3フレーム分のスルー画像データを用いて演算する。
メインCPU11は、算出した特徴量を用いて撮影シーンを判定する。図4に例示するフローチャートは、撮影シーン判定処理の流れを説明するフローチャートである。図4のステップS131において、メインCPU11は、特徴量Bhが第1所定値以上かつ特徴量Dが無限大か否かを判定する。メインCPU11は、特徴量Bhが、たとえば0.4以上かつ特徴量Dが無限大の場合にステップS131を肯定判定してステップS132へ進む。メインCPU11は、特徴量Bhが0.4以上でない、もしくは特徴量Dが無限大でなければステップS131を否定判定してステップS134へ進む。図5は、特徴量Bh=0.67の画像を例示する図である。なお、0.67は正規化後の値である。画像の上部に含まれるB(青)成分の画素データの濃度値が高い場合は、山岳風景である確率が高い。図4のステップS132において、メインCPU11は撮影シーンが「山岳風景」であると判定し、図4による処理を終了する。
(1)画像を構成する画素データ、撮影時の測距情報、フレーム間の画素データの変化量に基づく画像の特徴量を用いて撮影シーンの判定を行うようにした。これにより、撮影シーンの判定を精度よく行うことができる。
図4に例示した判定処理は一例であるので、各ステップの処理の順序を適宜入れ替えてもよい。たとえば、ステップS131、S133、S134、S137およびS139は、いずれの処理を先に行ってもよく、いずれの処理を後から行ってもよい。また、各ステップの処理の順序の入れ替えは、被写体の明るさに応じて行ってもよいし、不図示のフラッシュ装置の発光が許可されているか否かに応じて行うようにしてもよい。
特徴量Bhが第1所定値以上(ステップS131を肯定判定)の場合に山岳風景判定を行うようにしたが、他の判定条件を満足する場合に山岳風景判定を行うようにしてもよい。具体的には、特徴量Bhが第1所定値以上であって、かつフレーム間の特徴量Dの変化量が所定の判定閾値以上である場合に山岳風景判定を行う。
特徴量Aが第3所定値以上(ステップS137を肯定判定)の場合にスポーツ判定を行うようにしたが、他の判定条件を満足する場合にスポーツ判定を行うようにしてもよい。具体的には、特徴量Aが第3所定値以上であって、かつフレーム間の特徴量Dの変化量が所定の判定閾値以上である場合にスポーツ判定を行う。
特徴量Aを算出する際、画像の全域の画素データについて上式(2)による2階差分(すなわち変化量)を算出するようにした。この代わりに、主要被写体(たとえば至近被写体)を含む領域(画像の一部)のみに含まれる画素データについて上式(2)による2階差分を算出してもよい。あるいは、主要被写体と異なる背景領域のみに含まれる画素データについて上式(2)による2階差分を算出してもよい。
撮影画面を分割した複数の領域からそれぞれの測距情報に基づく特徴量(たとえば、画面上部の測距情報に基づく特徴量U、画面中部の測距情報に基づく特徴量M、画面下部の測距情報に基づく特徴量L)を得るようにしてもよい。この場合には、所定領域での測距情報が類似する撮影シーンの判定に好適である。
上述した判定処理で用いた特徴量Bh、D,Aの他に、特徴量Std,B,Yを判定処理に加えてもよい。これにより、画素データが示す濃度、画像の領域間の濃度の比、画像の測距情報、画像の領域間の測距情報の差、フレーム間の画素データの差、フレーム間の測距情報の差に基づいた撮影シーンの判定を行うことができる。
撮影シーンを判定した電子カメラ1が行うカメラ設定に、本撮影時のシャッター速度や絞り値の設定、自動露出演算方式の設定、測光方式の設定などを含めてよいのはいうまでもない。
上述した説明では、本撮影用の画像データを取得する撮像素子22でスルー画像用の画像データを取得した。この代わりに、たとえば測色用の撮像素子を撮像素子22と別に備えている場合には、測光用の撮像素子による撮影指示前の取得画像を用いて撮影シーンを判定するようにしてもよい。測色用の撮像素子は、色温度情報を得るための撮像素子であって、その撮像面にR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられていることにより、RGB表色系の色情報が得られるものを用いる。
11…メインCPU
12…画像処理回路
14…バッファメモリ
17…操作部材
18…焦点検出装置
22…撮像素子
30…記録媒体
Claims (10)
- 撮像素子と、
測距手段と、
前記撮像素子が取得した画像の画素濃度、および前記測距手段が取得した測距情報の少なくとも一方に基づいて特徴量を算出する演算手段と、
前記演算手段で算出された特徴量に応じて撮影シーンを決定する決定手段と、
前記決定された撮影シーンに応じたカメラ設定を行う制御手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、画像全体の画素濃度に基づいて特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、画像を分割した異なる領域の画素濃度に基づいて複数の特徴量をそれぞれ算出することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、画像全体の画素濃度の変化量に基づいて特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、画像の所定領域の画素濃度の変化量に基づいて特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、被写体の測距情報に基づく特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、画像全体の測距情報の変化量に基づいて特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、画像の所定領域の測距情報の変化量に基づいて特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。 - 撮像素子と、
測距手段と、
前記撮像素子が取得した 画像の画素濃度、主要被写体についての画素濃度の変化量、前記測距手段が取得した主要被写体についての測距情報、背景についての測距情報、前記主要被写体についての測距情報の変化量のうち、少なくとも2つに基づく特徴量をそれぞれ算出する演算手段と、
前記演算手段で算出された特徴量に応じて撮影シーンを決定する決定手段と、
前記決定された撮影シーンに応じたカメラ設定を行う制御手段とを備えることを特徴とする電子カメラ。 - 請求項1〜9のいずれか一項に記載の発明による電子カメラにおいて、
前記演算手段は、前記撮像素子が撮影指示前に取得した画像の画素濃度、および前記測距手段が前記撮影指示前に取得した測距情報に基づいて特徴量を算出することを特徴とする電子カメラ。
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2008
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