JP2000069488A - デジタルカメラおよび画像信号処理用記憶媒体 - Google Patents

デジタルカメラおよび画像信号処理用記憶媒体

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JP2000069488A
JP2000069488A JP10237321A JP23732198A JP2000069488A JP 2000069488 A JP2000069488 A JP 2000069488A JP 10237321 A JP10237321 A JP 10237321A JP 23732198 A JP23732198 A JP 23732198A JP 2000069488 A JP2000069488 A JP 2000069488A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部センサによるホワイトバランス調整後の誤
差による色かぶり現象を十分に抑制する。 【解決手段】CCD26は撮影レンズを通過する被写体
像を撮像し、画像処理回路29は、CCD26から出力
される画像データに対してγ補正、ホワイトバランスな
どの種々の画像前処理を行い、さらにデータをフォーマ
ット処理した後、圧縮回路33で圧縮する。ホワイトバ
ランス調整回路104は、CCD26から出力される画
像データに対して予め定めたゲインでホワイトバランス
調整を行なう。平均値算出回路107は、ホワイトバラ
ンス調整後の画像データのうち、レンズの合焦動作に用
いた焦点検出領域を中心とした所定領域の画像データに
対してR、GおよびB信号の平均値を算出してホワイト
バランス微調整ゲインを算出する。ホワイトバランス微
調整回路210は、ホワイトバランス調整後の画像デー
タに対してホワイトバランス微調整ゲインによってホワ
イトバランス微調整を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被写体を電子的に
圧縮した画像データとして記憶するデジタルカメラおよ
び画像信号処理プログラムが格納された記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、撮影レンズを通過する被写体
像がクイックリターンミラーによって導かれるファイン
ダ装置と、クイックリターンミラーの後段に配置され被
写体像を撮像して画像データを出力するCCDのような
撮像装置と、撮像装置から出力される画像データに対し
てホワイトバランスやγ補正などの画像処理を施す画像
処理回路と、画像処理後のデータをJPEGなどの方式
で圧縮してフラッシュメモリなどの記憶媒体に記憶する
圧縮回路と、画像処理後のデータを表示するモニタとを
備える電子スチルカメラが知られている。画像処理回路
では、撮像装置から出力される画像データに基づいて、
予め定めたアルゴリズムによりホワイトバランス調整用
のRゲインやBゲイン、あるいはγ補正用の階調カーブ
などのパラメータを算出する。また、JPEG方式で圧
縮するために画像データをそれぞれ16×8の輝度デー
タYとそれぞれ8×8の色差データCr,Cbに変換す
る。
【0003】
【発明が解決しようする課題】このような従来の電子ス
チルカメラの撮像装置では、あらかじめ決定したホワイ
トバランス調整係数を用いてホワイトバランス調整を行
なうようにしているので、そのホワイトバランス調整係
数の調整不良が発生すると、色かぶり画像が発生するお
それがある。とくに、CCDの画素数が200万画素を
越えるような高画質型の電子スチルカメラでは問題とな
りやすい。
【0004】本発明の目的は、外部センサによるホワイ
トバランス調整後の誤差による色かぶり現象を十分に抑
制できるようにしたデジタルカメラを提供することにあ
る。また本発明の他の目的は、外部センサによるホワイ
トバランス調整後の誤差による色かぶり現象を十分に抑
制できるような信号処理を行なうプログラムを格納した
記憶媒体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図4を参照して本発明を説明する。 (1)請求項1の発明は、撮影レンズ91を通過する被
写体像を撮像して画像データを出力する撮像装置73
(26)と、撮像装置26から出力される画像データに
対してホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調
整回路104とを備えたデジタルカメラに適用される。
そして、あらかじめ定めた複数の画像領域の中から1つ
の画像領域を選択する画像領域選択手段21と、ホワイ
トバランス調整回路104から出力されるホワイトバラ
ンス調整後の画像データのうち、画像領域選択手段21
により選択された1つの画像領域に関連して定められた
領域内の画像データに基づいてホワイトバランス微調整
係数を算出するホワイトバランス微調整係数算出回路1
07と、ホワイトバランス微調整係数算出回路107で
算出されたホワイトバランス微調整係数によってホワイ
トバランス微調整を行うホワイトバランス微調整回路2
10とを備えることにより、上述した目的を達成する。 (2)請求項2の発明は、請求項1のデジタルカメラに
おいて、あらかじめ定めた複数の焦点検出領域の各々の
被写体に対する焦点調節状態を検出する焦点検出装置3
6と、焦点調節状態に基づいて複数の焦点検出領域のい
ずれか1つを選択する焦点検出領域選択手段21とを備
え、画像領域選択手段21は焦点検出領域選択手段21
で選択された焦点検出領域に関連した画像領域の画像デ
ータを選択することを特徴とする。 (3)請求項3の発明は、請求項1または2のデジタル
カメラにおいて、ホワイトバランス微調整係数算出回路
107は、ホワイトバランス調整後の画像領域選択手段
21により選択された1つの画像領域のデータのR(赤
成分)、G(緑成分)およびB(青成分)信号の平均値
を算出し、この平均値に基づいてホワイトバランス微調
整係数を算出することを特徴とする。 (4)請求項4の発明は、請求項1または2のデジタル
カメラにおいて、ホワイトバランス微調整係数算出回路
107は、ホワイトバランス調整後の画像領域選択手段
21により選択された1つの画像領域のデータのR、G
およびB信号の輝度レベルのヒストグラムを算出し、こ
のヒストグラムに基づいてホワイトバランス微調整係数
を算出することを特徴とする。 (5)請求項5の発明による画像信号処理用記憶媒体
は、撮像装置73(26)で撮像された画像に対してホ
ワイトバランス調整を行うホワイトバランス調整処理
と、あらかじめ定めた複数の画像領域の中からいずれか
1つの画像領域を選択する画像領域選択処理と、ホワイ
トバランス調整処理を終えたホワイトバランス調整後の
画像データのうち、画像領域選択処理により選択された
1つの画像領域に関連して定められた領域内の画像デー
タに基づいてホワイトバランス微調整係数を算出するホ
ワイトバランス微調整係数算出処理と、ホワイトバラン
ス調整後の画像データに対してホワイトバランス微調整
係数によってホワイトバランス微調整を行うホワイトバ
ランス微調整処理とを行うプログラムを格納し、このプ
ログラムを実行することにより上述した目的を達成す
る。 (6)請求項6の発明は、請求項5の画像信号処理用記
憶媒体において、画像領域選択処理は、あらかじめ定め
た複数の焦点検出領域のうち撮影レンズの合焦動作に用
いた焦点調節状態を検出した焦点検出領域に関する情報
に基づいて、その焦点検出領域に関連した画像領域を選
択することを特徴とする。 (7)請求項7の発明は、請求項5または6の画像信号
処理用記憶媒体において、ホワイトバランス微調整係数
算出処理は、ホワイトバランス調整後の前記画像領域選
択処理により選択された1つの画像領域の画像データの
R(赤成分)、G(緑成分)およびB(青成分)信号の
平均値を算出し、この平均値に基づいてホワイトバラン
ス微調整係数を算出することを特徴とする。 (8)請求項8の発明は、請求項5または6の画像信号
処理用記憶媒体において、ホワイトバランス微調整係数
算出処理は、ホワイトバランス調整後の前記画像領域選
択処理により選択された1つの画像領域の画像データの
R、GおよびB信号の輝度レベルのヒストグラムを算出
し、このヒストグラムに基づいてホワイトバランス微調
整係数を算出することを特徴とする。
【0006】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために実施の形態の図を用いたが、これにより本発明が
実施の形態に限定されるものではない。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 図1に示すように、この実施の
形態による一眼レフ電子スチルカメラは、カメラ本体7
0と、カメラ本体70に着脱されるファインダ装置80
と、撮影レンズ91と絞り92を内蔵してカメラ本体7
0に着脱される交換レンズ90とを備える。被写体光は
交換レンズ90を通ってカメラ本体70に入射し、レリ
ーズ前は点線で示す位置にあるクイックリターンミラー
71でファインダ装置80に導かれてファインダマット
81に結像するとともに、焦点検出装置36にも結像す
る。その被写体像はさらにペンタプリズム82で接眼レ
ンズ83に導かれる。レリーズ後はクイックリターンミ
ラー71が実線で示す位置に回動し、被写体光はシャッ
タ72を介して撮像装置73上に結像する。レリーズ前
に、プリズム84と結像レンズ85を通って被写体像が
ホワイトバランスセンサ86に入射して、被写体像の色
温度を検出する。
【0008】図2は実施の形態の回路のブロック図であ
る。CPU21にはレリーズ釦に連動する半押しスイッ
チ22と全押しスイッチ23から半押し信号と全押し信
号がそれぞれ入力される。半押しスイッチ22が操作さ
れて半押し信号が入力されると、CPU21からの指令
により焦点検出装置36が撮影レンズ91の焦点検出状
態を検出し、交換レンズ90に入射する被写体光が撮像
装置73上で結像するように撮影レンズ91を合焦位置
へ駆動する。後で詳述するように、焦点検出装置36は
撮影画面の中央部の焦点検出領域と、その左右上下に設
定した4つの焦点検出領域のそれぞれについて焦点調節
状態を検出し、予め定めたアルゴリズムにしたがって選
択された焦点検出領域からの焦点検出状態に基づいて撮
影レンズ91を合焦位置へ駆動する。また、タイミング
ジェネレータ24とドライバ25を介して撮像装置73
のCCD26が駆動制御される。そして、タイミングジ
ェネレータ24によりアナログ処理回路27とA/D変
換回路28の動作タイミングが制御される。さらに、C
PU21からの信号によりホワイトバランス検出処理回
路35が駆動を開始する。
【0009】半押しスイッチ22のオン操作に引続いて
全押しスイッチ23がオン操作されるとクイックリター
ンミラー71が上方に回動し、交換レンズ90からの被
写体光はCCD26の受光面上で結像し、CCD26に
は被写体像の明るさに応じた信号電荷が蓄積される。C
CD26に蓄積された信号電荷はドライバ25により吐
き出され、AGC回路やCDS回路などを含むアナログ
信号処理回路27に入力される。アナログ信号処理回路
27でアナログ画像信号に対してゲインコントロール、
雑音除去等のアナログ処理が施された後、A/D変換回
路28によってデジタル信号に変換される。デジタル変
換された信号はたとえばASICとして構成される画像
処理回路29に導かれ、そこでホワイトバランス調整、
輪郭補償、ガンマ補正等の画像前処理が行われる。
【0010】ホワイトバランス検出処理回路35は、色
温度センサであるホワイトバランスセンサ35A(図1
のホワイトバランスセンサ86)と、ホワイトバランス
センサ35Aからのアナログ信号をデジタル信号とする
A/D変換回路35Bと、デジタル色温度信号に基づい
てホワイトバランス調整信号を生成するCPU35Cと
を含む。ホワイトバランスセンサ35Aはたとえば赤色
Rと青色Bと緑色Gとにそれぞれ感度を有する複数の光
電変換素子からなり、被写界全体の光像を受光する。C
PU35Cは、複数の光電変換素子の出力に基づいてR
ゲインとBゲインを算出する。これらのゲインはCPU
21の所定のレジスタに転送されて格納される。また、
図1のホワイトバランスセンサ86は、24列×20行
の2次元CCDで構成することもでき、その場合、CC
Dを16の領域に分割し、各領域にRGBに感度を有す
る素子を複数個配列する。
【0011】画像前処理が行なわれた画像データに対し
てはさらに、JPEG圧縮のためのフォーマット処理
(画像後処理)が行なわれ、その後、その画像データは
バッファメモリ30に一時的に格納される。
【0012】バッファメモリ30に記憶された画像デー
タは、表示画像作成回路31により表示用の画像データ
に処理され、LCD等の外部モニタ32に撮影結果とし
て表示される。また、バッファメモリ30に記憶された
画像データは、圧縮回路33によりJPEG方式で所定
の比率にデータ圧縮を受け、フラッシュメモリ等の記憶
媒体(PCカード)34に記録される。
【0013】図3および図4は画像処理回路29の詳細
を示すブロック図である。図3はCCD26からの画像
データに対してラインごとに信号処理するライン処理回
路100であり、上述した画像前処理を行う。図4は、
ライン処理回路100で信号処理された画像データを2
0×20画素領域、16×16画素領域、12×12画
素領域、あるいは8×8画素領域のブロック単位で信号
処理するブロック処理回路200であり、上述した画像
後処理を行う。なお、画像処理回路29は複数のプロセ
ッサを用いてソフトウエアとして実現されるが、この明
細書では便宜上、ハードウエアとして説明する。
【0014】図3のライン処理回路100は、A/D変
換回路28から出力される12ビットのR,G,B信号
に対して後述する各種の信号処理を行なうものであり、
欠陥補正回路101と、デジタルクランプ回路102
と、ゲイン回路103と、ホワイトバランス回路104
と、黒レベル回路105と、γ補正回路106と、平均
値およびヒストグラム算出回路107とを有する。
【0015】欠陥補正回路101は、CCD26の出力
に対して1ラインごとに点順次で、欠陥のある画素(予
め特定されてそのアドレスがレジスタにセットされてい
る)からのデータを補正するものである。デジタルクラ
ンプ回路102は、CCD26の出力に対して1ライン
ごとに点順次で、いわゆるオプティカルブラックとして
使用する複数の画素データの加重平均をそのラインの各
画素データから減算するものである。ゲイン回路103
は、CCD26の出力に対して1ラインごとに点順次
で、CCD26から出力されるR,G,B信号の各々に
対して一律に所定のゲインをかけるとともに、CCD2
6の感度のばらつき補正をG信号に対して行ない、さら
に、CCD26の感度比のばらつきをR,B信号に対し
て行なう。
【0016】ホワイトバランス回路104は、CCD2
6の出力に対して1ラインごとに点順次で、上述したよ
うにあらかじめ決定されてCPU21のレジスタに格納
されているホワイトバランス調整係数であるRゲインと
BゲインをR,B信号に掛合わせる。本発明では後述す
るように、このホワイトバランス回路104で補正され
た画像データに基づいて、さらにホワイトバランス微調
整のゲインを算出してホワイトバランスを微調整する。
黒レベル回路105は、CCD26の出力に対して1ラ
インごとに点順次で、あらかじめ決定されてCPU21
のレジスタに格納されている値をR,G,B信号に対し
て加算する。γ補正回路106は、CCD26の出力に
対して1ラインごとに点順次で、階調ルックアップテー
ブルを用いてγ補正を行なう。なお、γ補正によりそれ
ぞれ12ビットのR,G,B信号は8ビットのデータに
変換される。
【0017】平均値およびヒストグラム算出回路107
は、例えばγ補正後の全領域の画像データの中から焦点
検出領域として選択されたエリアを中心とした512×
512の領域の画像データを抽出して、R信号用のホワ
イトバランス微調整用ゲインRFgainとB信号用のホワ
イトバランス微調整用ゲインBFgainを例えば、次式
(1)、(2)により算出する。このゲインRFgainと
BFgainはレジスタに格納される。例えば、512×5
12の画素領域上に図5に示すようにカラーフィルタが
配置されている場合、R,G,B信号の平均値を(3)
〜(5)式で算出し、(1)、(2)式に示すように、
G信号の平均値GaveとR信号の平均値Raveとの比およ
びG信号の平均値GaveとB信号の平均値Baveとの比か
らホワイトバランス微調整用ゲインRFgainとBFgain
を算出する。
【0018】
【数1】RFgain=Gave/Rave (1) BFgain=Gave/Bave (2) ただし、Rave=Rsum/Rpixel数 (3) Gave=Gsum/Gpixel数 (4) Bave=Bsum/Bpixel数 (5) このような平均値方式によると、画像データのRGBの
各信号の階調の平均値を求めたことになり、経験的にホ
ワイトバランスの調整結果(全体的なホワイトバラン
ス)が良好となる。
【0019】図6は焦点検出領域の配置例を示す図であ
る。この実施の形態では、撮像画面の中心に位置するエ
リアACと、撮影者から見て右側のエリアARと、左側
のエリアALと、上側のエリアAUと、下側のエリアA
Dとに分割し、この中の1つのエリアを予め定めたアル
ゴリズムで選択し、選択されたエリアを中心とした51
2×512の領域の画像データを抽出して、上記のよう
にR信号用のホワイトバランス微調整用ゲインRFgain
とB信号用のホワイトバランス微調整用ゲインBFgain
を算出する。
【0020】図7を参照して焦点検出装置36の構成お
よびこの焦点検出装置36による焦点検出動作の原理に
ついて説明する。焦点検出装置36は、赤外光カットフ
ィルタ700、視野マスク900、フィールドレンズ3
00、開口マスク400、再結像レンズ501および5
02、そしてイメージセンサ310などで構成される。
領域800は撮影レンズ91(図1)の射出瞳である。
また、領域801、802は、開口マスク400に穿設
される開口部401、402をフィールドレンズ300
によって領域800上に逆投影した像の存在する領域で
ある。なお、赤外光カットフィルタ700の位置は視野
マスク900の右側でも左側でも構わない。領域80
1、802を介して入射した光束は、撮像装置等価面6
00上で焦点を結んだ後、赤外光カットフィルタ70
0、視野マスク900、フィールドレンズ300、開口
部401、402および再結像レンズ501、502を
通りイメージセンサアレイ310a、310b上に結像
する。
【0021】これらイメージセンサアレイ310a、3
10b上に結像した一対の被写体像は、撮影レンズ91
が撮像装置等価面600よりも前(被写体側)に被写体
の鮮鋭像を結ぶいわゆる前ピン状態では互いに近づき、
逆に撮像装置等価面600よりも後に被写体の鮮鋭像を
結ぶいわゆる後ピン状態では互いに遠ざかる。そして、
イメージセンサアレイ310a、310b上に結像した
被写体像が所定の間隔となるときに被写体の鮮鋭像は撮
像装置等価面600上に位置する。したがってこの一対
の被写体像をイメージセンサアレイ310a、310b
で光電変換して電気信号に換え、これらの信号を演算処
理して一対の被写体像の相対距離を求めることにより撮
影レンズ91の焦点調節状態、つまり撮影レンズ91に
より鮮鋭な像が形成される位置が、撮像装置等価面60
0に対してどの方向にどれだけ離れているか、つまりず
れ量が求められる。図7において焦点検出領域は、イメ
ージセンサアレイ310a、310bが再結像レンズ5
01、502によって逆投影されて、撮像装置等価面6
00の近傍で重なった部分に相当する。こうして上記撮
影画面内の5つのエリア全てについて焦点を検出する。
【0022】焦点検出装置36は上記エリアごとに焦点
を検出したのち実際の撮像時においてどの選択領域の焦
点情報を選択するかを決定する。例えば、上記各エリア
のうち最もカメラに近い被写体をとらえているエリアを
選択する。そして、この焦点検出データを撮像時に使用
するとともに、この焦点検出のために焦点検出装置36
で選択された領域を中心とした512×512の画像デ
ータを利用してR信号用のホワイトバランス微調整用ゲ
インRFgainとB信号用のホワイトバランス微調整用ゲ
インBFgainを算出する。
【0023】平均値およびヒストグラム算出回路107
で算出したR,G,Bの各信号の輝度レベルのヒストグ
ラムに基づいて、ホワイトバランス微調整用RFgainと
BFgainを次のように算出してもよい。平均値およびヒ
ストグラム算出回路107は、R,G,Bの各信号の輝
度レベルのヒストグラムを算出する。すなわち、各色の
輝度レベルごとの個数を算出して図8(a)〜図8
(c)に示すようなヒストグラムを算出する。ここで、
R,G,Bの各色の95%レベル値をたとえば、R=1
80、B=200、G=190とすると、RFgainとB
Fgainは、RFgain=190/180、ホワイトバラン
ス微調整用BFgain=190/200として算出するこ
とができる。なお、95%レベル値とは、G信号の総ド
ット数の95%のドット数の輝度レベル値である。この
ようなヒストグラム方式によると、ヒストグラムが画像
データのRGBの各信号の階調分布の分散を含む形状と
なり、その形状からホワイトバランス微調整ゲインを求
めれば、所定の部分(白点部分)に集中してホワイトバ
ランスを合せることができ、経験的にホワイトバランス
の調整結果が良好となる。なお、平均値方式とヒストグ
ラム方式を組合せてもよい。
【0024】図4のブロック処理回路200は、ホワイ
トバランス微調整回路210と補間/輪郭処理回路22
0とから構成され、n×m画素データごとに、すなわち
ブロックごとに各種信号処理を行なう。ホワイトバラン
ス微調整回路210は、γ補正回路106までの処理が
施されてバッファメモリ30に格納されているR信号お
よびB信号に対して、20×20画素領域の各R,B信
号ごとに、平均値回路107で算出されたホワイトバラ
ンス微調整用ゲインRFgainとBFgainをそれぞれ掛け
合せてホワイトバランスの微調整を行なう。
【0025】補間/輪郭処理回路220は、G補間回路
221と、バンドパスフィルタ(BPF)222と、ク
リップ回路223と、ゲイン回路224と、ローパスフ
ィルタ(LPF)225と、色差信号生成回路226
と、補間/ローパスフィルタ(LPF)回路228と、
マトリックス回路229と、加算器230と、メディア
ン回路232とを備え、ホワイトバランス微調整後の画
像データに対して20×20画素領域のブロックデータ
ごとにJPEG方式のデータ圧縮のためのフォーマット
処理を行なって16×8画素領域のY信号と、8×8画
素領域のCb信号,Cr信号を生成する。輝度信号Y
は、後述するようにG信号の低周波数成分の輝度信号Y
1と高周波数成分の輪郭抽出信号Y2とを含むものであ
る。
【0026】G補間回路221にはホワイトバランス調
整回路210から20×20画素領域のブロック信号が
入力され、その中心の16×16画素領域のデータにつ
いて、R信号あるいはB信号の画素領域に対してG成分
を補間演算で算出する。すなわち、図9に示すように、
20×20画素領域の入力データD20について、5×
5画素領域データD51(1行1列〜5行5列)の中央
の空格子点(3行3列の画素であり、B信号が得られ
る)のG成分を算出し、この値を16×16画素領域の
出力データD16の3行3列の画素(Bを○で囲ったも
の)のG成分として置換する。
【0027】次いで、20×20画素領域の入力データ
D20について、5×5画素領域データD52(2行2
列〜6行6列)の中央の空格子点(4行4列の画素であ
り、R信号が得られる)のG成分を算出し、この値を1
6×16画素領域の出力データD16の4行4列の画素
(Rを○で囲ったもの)のG成分に置換する。このよう
な処理を繰り返し行なうことにより、16×16画素領
域のすべての空格子点についてG補間処理が行われ、出
力データD16を得る。そして、そのうちの12×12
画素領域の出力データD12をバンドパスフィルタ22
2とローパスフィルタ225にそれぞれ出力する一方、
16×16画素領域の出力データD16を色差信号生成
回路226に出力する。
【0028】バンドパスフィルタ222は、G補間回路
221から出力される12×12画素領域のG信号のう
ち中間周波数成分(ただし、被写体の輪郭が抽出できる
程度に高い周波数成分であり、便宜上、高周波数成分と
呼ぶ)を取り出す。すなわち、図10に示すように、1
2×12画素領域の入力データD12について、5×5
画素領域データD5(5行5列〜9行9列)にバンドパ
スフィルタ係数を掛け合せてBPF出力データを得、そ
の値を8×8画素領域の出力データD8の7行7列のデ
ータ(太字G)として置換する。このような処理を繰り
返すことで8×8画素領域のすべての画素データをBP
F後のGデータに置換し、出力データD8を生成する。
【0029】クリップ回路223は、バンドパスフィル
タ222から出力される8×8画素領域データD8のそ
れぞれを、設定したレベルでクリップおよびカットす
る。ゲイン回路224は、クリップ回路223の出力に
あらかじめ定められたゲインを掛ける。
【0030】ローパスフィルタ225は、G補間回路2
21から出力される12×12画素領域のG信号のうち
低周波数成分を取り出す。すなわち、図11に示すよう
に、12×12画素領域の入力データD12について、
5×5画素領域データD5(5行5列〜9行9列)にロ
ーパスフィルタ係数を掛け合せてLPF出力データを
得、その値を8×8画素領域の出力データD8の7行7
列のデータ(ハッチング領域)として置換する。このよ
うな処理を繰り返すことで8×8画素領域のすべての画
素データをLPF後のGデータに置換し、出力データD
8を生成する。
【0031】色差信号生成回路226は、図12に示す
ように、ホワイトバランス微調整回路210の出力であ
る16×16画素領域のRGB信号入力データD16−
1およびG補間回路221の出力である16×16画素
領域のG信号入力データD16−2に基づいて(B−
G)信号と(R−G)信号を含む中間データD16−3
を生成する。さらに、中間データD16−3を(B−
G)色差信号の出力データD16−4と(R−G)色差
信号の出力データD16−5とに分離する。
【0032】補間/LPF回路228は、色差信号生成
回路226から16×16画素領域の8ビットの(B−
G)信号と(R−G)信号をそれぞれ入力して、5×5
画素領域ごとに(B−G)信号と(R−G)信号をそれ
ぞれ補間演算するとともに、同時に低帯域信号を取り出
すローパスフィルタリング処理も行ない、その結果であ
る12×12画素領域の(B−G)信号と(R−G)信
号をマトリックス回路229のCb,Crマトリックス
部へ出力する。また、8×8画素領域の(B−G)信号
と(R−G)信号をマトリックス回路229のYマトリ
ックス部へ出力する。
【0033】5×5画素領域の(R−G)データを図1
3のように表わすとき、上記補間演算とローパスフィル
タリング処理演算は次式(6)で表わされる。
【数2】
【0034】一般に、補間フィルタと帯域制限のLPF
を同時にかける場合には次のようなフィルタ係数の制限
がある。簡単のために1次元で説明する。補間後のサン
プル点のうち、N周期で実サンプル点がある場合を考え
る。たとえば、a,a,b,b,a,a,b,b,・・
・・・・・・(ただし、aは実サンプル点、bは補間す
るサンプル点とする。なお、この例では4周期であ
る)。これを(2n+1)次(ただし、(2n+1)は
Nよりも大きい)の奇数次対称型デジタルフィルタで補
間する場合、実サンプル点が一様であれば、補間後のサ
ンプル点も一様でなければいけないので、以下のような
フィルタ係数の制限がある。
【0035】C(k)をk番目のフィルタ係数とする
と、以下のようにN個存在する係数の組の和が互に等し
くなくてはならない。
【数3】 ただし、iはフィルタ係数が(2n+1)以下に収まる
0以上の整数 kはn未満の0以上の整数
【0036】2次元の場合は、水平方向と垂直方向に同
様の制限のフィルタを掛合わせて2次元フィルタを構成
すればよい。この実施の形態では、図5と図13に示す
ように2画素周期のサンプル点を補間するので、N=2
であり、フィルタ係数は偶数次の和と奇数次の和が等し
くなければならない。すなわち、 ΣC(2*i)=ΣC(2*i+1) 2次元で上記(6)式のような5次×5次の対称型フィ
ルタの場合は、 4*kc1+2*kc3+4*kc5+2*kc7+k
c9=4*kc2+4*kc4+2*kc6+2*kc
8 となる。
【0037】たとえば、図14を参照して(R−G)信
号の補間/LPF処理について説明する。16×16画
素領域の入力データD16の(R−G)信号について、
5×5画素領域データD5(3行3列〜7行7列)に補
間/LPFフィルタ係数を掛け合せ、その中央領域(5
行5列)の(R−G)データを算出し、これを12×1
2画素領域の出力データD12の5行5列のデータとし
て置換する。このような処理を繰り返すことで(R−
G)信号について12×12画素領域のすべての画素デ
ータを補間/LPF処理し、出力データD12を得る。
(B−G)信号についても同様な処理を行なって、12
×12画素領域の出力データを生成する。
【0038】マトリックス回路229は、Yマトリック
ス部と、Cbマトリックス部と、Crマトリックス部と
から構成される。Yマトリックス部は、補間/LPF回
路228から8×8画素領域の(B−G)信号と(R−
G)信号を入力するとともに、ローパスフィルタ225
から8×8画素領域のG信号を入力し、次式(7)によ
り8×8画素領域の低周波数成分の輝度信号Y1を生成
する。
【数4】 Y1(i,j)=[Mkg×G(i,j)+Mkr1×R-G(i,j)+Mkb1×B-G(i,j)] (7) ただし、Mkg、Mkr1、Mkb1はマトリックス係
【0039】Cbマトリックス部およびCrマトリック
ス部はそれぞれ、補間/LPF回路228から12×1
2画素領域の(B−G)信号と(R−G)信号を各々入
力し、次式(8),(9)により12×12画素領域の
Cb信号とCr信号を生成する。
【数5】 Cr(i,j)=[Mkr2×R-G(i,j)+Mkb2×B-G(i,j)] (8) Cb(i,j)=[Mkr3×R-G(i,j)+Mkb3×B-G(i,j)] (9) ただし、Mkr2、Mkr3、Mkb2、Mkb3はマ
トリックス係数
【0040】加算器230は、マトリックス回路229
から出力される8×8画素領域の低周波数成分の輝度信
号Y1とゲイン回路224から出力される8×8画素領
域の高周波数成分の輪郭抽出信号Y2を加算する。ゲイ
ン回路224から出力される輪郭抽出信号Y2は、G補
間された16×16画素領域のG信号から高周波数成分
のみを抽出したもの、すなわち輪郭を抽出したもであ
る。したがって、加算器230で式(7)で算出される
輝度信号Y1とゲイン回路224で算出された輪郭抽出
信号Y2を加算することにより、画像全体の輝度/輪郭
抽出信号Y(Y1+Y2)が算出される。この加算結果
はバッファメモリ30に格納される。
【0041】メディアン回路233は、マトリックス回
路229からの12×12画素領域のCb信号とCr信
号を入力し、5×5画素領域に含まれる3×3画素の9
点を利用したメディアン処理を行ない、8×8画素のC
r信号とCb信号を出力する。
【0042】この実施の形態のメディアン処理では、図
15に示すように、12×12画素のデータD12(デ
ータは黒点印)のうち、5×5画素領域に含まれる3×
3画素(5行5列〜9行9列)のデータD3−5の9個
のデータ(×印)に対してメディアンフィルタ処理を行
なう。すなわち、9個のデータを昇順もしくは降順にソ
ートして中央値をメディアン処理データとする。そし
て、得られたメディアン処理データを、8×8画素の出
力データD8の7行7列のデータとして置換する。この
ような演算を繰り返して行なうことにより、Cb,Cr
信号のそれぞれについて8×8画素の出力データD8を
生成する。Cr信号とCb信号の出力データD8はバッ
ファメモリ30に格納される。
【0043】JPEG圧縮回路33は、上述したように
ブロック処理回路200に入力された20×20画素領
域ごとの入力データに対して、加算回路230により生
成された16×8画素のY信号と、メディアン回路23
2により生成された8×8画素のCr信号とCb信号と
に基づいて、JPEG圧縮方式の8×8画素にフォーマ
ット化されたYCrCb信号を1単位として抽出し、周
知の手順により圧縮することを繰り返し行ってすべての
画像を圧縮する。圧縮された画像データはCPU21を
経由してPCカード34に記憶される。
【0044】このように構成された電子スチルカメラの
動作について説明する。半押しスイッチ22が操作され
るとステップS20Aで焦点検出装置36により各焦点
検出領域ごとに焦点調節状態を検出する。ステップS2
0Bにおいて全押しスイッチ23が操作されたと判断さ
れると、クイックリターンミラーが跳ね上がり、図16
に示す撮影シーケンスのプログラムが起動される。ステ
ップS21では、CCD26の各画素が受光信号を蓄積
し、蓄積終了後、全画素の蓄積電荷を順次に読み出す。
ステップS22において、読み出された画像データはア
ナログ信号処理回路27で処理された後、A/D変換回
路28でデジタル画像データに変換され、画像処理回路
29に入力される。次にステップS23に進み、ホワイ
トバランス調整、γ階調補正、JPEGフォーマット化
処理などが画像処理回路29で行なわれる。画像処理が
終了するとステップS24に進み、画像処理後の画像デ
ータをいったんバッファメモリ30に記憶する。ステッ
プS25において、バッファメモリ30から画像データ
を読み込んでJPEG圧縮回路33でデータを圧縮す
る。ステップS26では、圧縮した画像データをPCカ
ード34に記憶する。
【0045】この実施の形態の作用効果についてさらに
詳細に説明する。 (1)画素単位およびライン単位で行なうことが可能な
信号処理については図3に示したライン処理回路100
が担当する。すなわち、ライン処理回路100はCCD
26から出力されるデータに沿ってラインごとにデータ
を点順次で出力処理する。そしてライン処理後のデータ
をいったんバッファメモリ30に格納し、その後の信号
処理は、ブロック処理回路200において、n×m
(n,m=20,16,12,8)画素を1つのブロッ
ク単位で行なうようにした。そのため、200万画素を
越えるような高画質タイプの電子スチルカメラの場合で
も、ラインバッファが大型化することがない。すなわ
ち、この実施の形態のようにブロック単位で信号処理を
行わない場合には、図17に示すように、G補間処理、
BPF処理、補間/LPF処理およびメディアン処理回
路のそれぞれに4ライン分のバッファメモリBM1〜B
M4が必要となり、回路規模が大型化するのは明らかで
ある。また、画素単位およびライン単位で行なうパイプ
ライン演算についてはブロックごとの処理ではなくライ
ン処理なので、パイプライン演算時間も従来と同様に高
速にできる。
【0046】(2)あらかじめ決定したホワイトバラン
ス調整係数RゲインおよびBゲインを用いてホワイトバ
ランスを行った画像に基づいて、上式(1)、(2)の
ようなホワイトバランス微調整用RFゲインおよびホワ
イトバランス微調整用BFゲインを算出し、ホワイトバ
ランス後の画像データに対してそのRFゲイン、BFゲ
インによりホワイトバランス微調整を行うようにしたの
で、あらかじめ決定されているホワイトバランス調整係
数の調整不良が発生しても、色かぶり画像が発生するこ
とが防止される。
【0047】(3)ホワイトバランス微調整係数は、あ
らかじめ定めた複数の焦点検出領域の各々の被写体に対
する焦点検出領域の中から選択した1つの画像データに
基づいて算出するようにしたので、主要被写体に合わせ
たホワイトバランス微調整が可能となる。また、撮影画
面の周辺部でレンズの収差によるホワイトバランスの調
整不良が発生した場合にも、その領域を含む画像データ
に基づいてホワイトバランス微調整を行うことが可能な
ので色かぶり画像の発生を防止できる。
【0048】(4)補間/LPF回路228により、
(B−G)信号と(R−G)信号をそれぞれ補間演算す
るとともに、同時に低周波数成分を取り出すローパスフ
ィルタリング処理も行なうようにしたので、補間処理、
マトリッックス処理、LPF処理の順番で信号を処理し
て偽色や色モアレ抑制する方式に比べて、処理時間が短
縮される。また、ハードウエアを省略することができる
うえに、トータルの周波数応答を一箇所でコントロール
できるので制御しやすい。
【0049】(5)JPEG方式で圧縮する前に8×8
画素のCr画像データとCb画像データに対してメディ
アン処理を行なうようにしたので、従来のようにローパ
スフィルタリングだけで偽色や色モアレを抑制する場合
に比べて、偽色や色モアレをより短時間で一層抑制する
ことができる。また、JPEG圧縮フォーマット処理に
より8×8画素のCr,Cb信号を生成する際、補間/
LPF処理、マトリックス処理された12×12画素デ
ータに対して、5×5画素領域のCb信号とCr信号を
水平方向と垂直方向ともに1画素ごとに3×3画素の9
個のデータを抽出してメディアン処理するようにしたの
で、5×5画素の25個のデータの全てに対してメディ
アン処理する場合に比べて、メディアン処理時間を短縮
できる。
【0050】以上の実施の形態では電子スチルカメラに
ついて説明したが、ライン処理回路100あるいはブロ
ック処理回路200をソフトウエハエアの形態でCD−
ROMやフロッピデイスクなどの記憶媒体に画像処理プ
ログラムとして格納し、パソコンで画像処理する際に使
用することもできる。この場合、CCDで撮像してデジ
タル化された画像データを大容量の画像データ用記憶媒
体に記憶し、この記憶媒体をパソコンにセットして画像
データを取込んだ上で、上記画像処理プログラムにより
上述のようなライン処理やブロック処理を行うようにす
る。たとえば図3において、黒レベル回路105の出力
データを生データとしてPCカード34に記憶し、その
PCカード34をパソコンにセットして生データの画像
処理を行なうことができる。
【0051】上述したようにパソコン上で画像処理する
際、上記画像データ用記憶媒体に記憶された画像データ
が既にホワイトバランス調整を施されている場合には、
ホワイトバランス微調整処理だけを行なうようにプログ
ラムを作成する。この場合、上記画像データ用記憶媒体
には、あらかじめ定められた複数の焦点検出領域の中か
ら撮影レンズの合焦動作に用いた焦点検出領域に関する
情報も合わせて記憶しておき、上記パソコン上で画像処
理を行う際に焦点検出領域に関連する画像領域のデータ
を選択するための情報として使用する。一方、上記画像
データ用記憶媒体に記憶された画像データがホワイトバ
ランス調整を施されていない場合には、ホワイトバラン
ス調整処理とホワイトバランス微調整処理を行なうよう
にプログラムを作成する。その場合、画像データ用記憶
媒体にはCCDからの撮像データとホワイトバランスセ
ンサ86(35A)で検出した被写体の色温度情報、さ
らに上述した焦点検出領域に関する情報も合せて記憶し
ておき、そのデータに基づいてホワイトバランス調整処
理とホワイトバランス微調整処理とを行なう。
【0052】なお以上では、一眼レフ電子スチルカメラ
について説明したが、レンズ交換ができない電子スチル
カメラ、動画像も取込めるデジタルビデオカメラにも本
発明を適用できる。また、以上では、JPEG圧縮方式
について説明したがその他の圧縮方式にも本発明を適用
できる。その他の圧縮方式としては、TIFF方式によ
る圧縮、フラクタル方式による圧縮、MPEG方式によ
る圧縮などがあげられる。なお、この明細書でのフォー
マット処理は上記各種の圧縮処理に先立って行なうフォ
ーマット処理に限定されず、非圧縮のTIFFフォーマ
ット処理も含むものである。
【0053】以上の実施の形態における回路構成は一例
を示すに過ぎず、たとえば次のような態様を含むもので
ある。 (1)ブロック処理回路200のG補間処理、BPF処
理、LPF処理、補間/LPF処理では、20×20、
16×16、12×12、8×8のいずれかのブロック
を1単位として画像処理するものとして説明した。しか
しながら、各処理において、5×5の画像データを1単
位として画像処理すれば足りる。 (2)ホワイトバランス微調整用ゲインRFgainとBF
gainを算出する際、焦点検出領域が複数ある場合に最至
近の焦点検出領域を自動選択するようにしたが、そのア
ルゴリズムはこれに限定されない。また、撮影者が5つ
の焦点検出領域の中から1つの焦点検出領域を手動で選
んでもよい。さらに、複数の測光領域の中から選択され
た測光領域に対応する領域を中心とした所定領域の画像
データに基づいてホワイトバランス微調整用係数を算出
してもよい。さらにまた例えばモニタ画面上でタッチセ
ンサでエリア指定して、指定されたエリア内の画像デー
タに基づいて定めた所定領域内の画像データに対してホ
ワイトバランス微調整係数を算出し、次のタイミングで
サンプルした画像データに対してそのホワイトバランス
微調整係数を用いてホワイトバランス微調整を行っても
よい。
【0054】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明では、
撮影画面内においてあらかじめ定めた複数の画像領域の
中から選択した領域にあるホワイトバランス調整後の画
像データに基づいてホワイトバランス微調整用係数を算
出し、そのホワイトバランス微調整用係数に基づいてホ
ワイトバランス微調整を行うようにした。この結果、ホ
ワイトバランス微調整を行いたい画像領域の画像データ
に合わせたホワイトバランス微調整が可能となり、主要
被写体が外部センサなどによるホワイトバランス調整後
の誤差による色かぶり現象を受けることを抑制できる。
また、本発明では、焦点検出装置で選択された焦点検出
領域に関連して定められる領域内の画像データに基づい
てホワイトバランス微調整係数を算出し、そのホワイト
バランス微調整係数に基づいてホワイトバランス微調整
を行うようにしたので次のような効果も奏する。撮影レ
ンズを合焦させるために用いた焦点検出領域に関連した
画像領域には主要被写体が存在するため、主要被写体に
合わせたホワイトバランス微調整が可能となる。また、
主要被写体が撮影画面の周辺に位置する場合には、撮影
レンズの収差により撮影画面全体の画像データに基づい
たホワイトバランス調整では主要被写体に対して必ずし
も適切な修正が行えない場合があるが、本発明のように
焦点調整に使用した焦点検出領域に関連した領域の画像
データを用いることにより、撮影画面の周辺に主要被写
体が位置する場合にも適切なホワイトバランス調整を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一眼レフ電子スチルカメラの一実施の形態の構
成を示す図
【図2】一眼レフ電子スチルカメラの信号処理系統の一
実施の形態のブロック図
【図3】図2に示した信号処理系統のうちライン処理を
行なう回路を説明するブロック図
【図4】図2に示した信号処理系統のうちブロック処理
を行なう回路を説明するブロック図
【図5】カラーフィルタの配列を示す図
【図6】焦点検出領域の配置例を示す図
【図7】焦点検出装置を説明する図
【図8】R,G,Bのヒストグラムを説明する図
【図9】G補間回路の処理内容を説明する図
【図10】バンドパスフィルタの処理内容を説明する図
【図11】ローパスフィルタの処理内容を説明する図
【図12】色差信号生成回路の処理内容を説明する図
【図13】補間/LPF回路で処理されるデータ例を示
す図
【図14】補間/LPF回路の処理内容を説明する図
【図15】メディアン回路の処理内容を説明する図
【図16】半押しスイッチで起動されるプログラムを示
すフローチャート
【図17】JPEGフォーマット処理をブロック処理で
はなくライン処理で行なう場合のブロック図
【符号の説明】
21…CPU、22…半押しスイッチ、23…全押しス
イッチ、26…CCD、29…画像処理回路、33…J
PEG圧縮回路、35…ホワイトバランス検出処理回
路、35A…ホワイトバランスセンサ、36…焦点検出
装置、73…CCD、100…ライン処理回路、104
…ホワイトバランス回路、107…平均値算出/ヒスト
グラム算出回路、200…ブロック処理回路、210…
ホワイトバランス微調整回路、228…補間/LPF回
路、229…マトリックス回路、232…メディアン回
路、300…フィールドレンズ、310…イメージセン
サ、400…開口マスク、501…再結合レンズ、50
2…再結合レンズ、600…撮像装置等価面、700…
赤外光カットフィルタ、800…領域、900…視野マ
スク、AC…中心に位置するエリア、AD…下側に位置
するエリア、AL…左側に位置するエリア、AU…上側
に位置するエリア、AR…右側に位置するエリア
フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AA13 AB22 AC02 AC07 AC42 AC52 AC54 5C065 AA03 BB02 BB03 BB10 BB11 BB12 BB15 CC01 CC09 DD02 EE01 EE05 EE06 EE13 EE18 FF02 GG02 GG12 GG13 GG18 GG30 GG32 5C066 AA01 CA05 DD07 DD08 EA03 EA08 EA15 EC05 GA01 GA31 HA02 KA12 KE04 KE19 KM02 LA02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズを通過する被写体像を撮像して
    画像データを出力する撮像装置と、 前記撮像装置から出力される画像データに対してホワイ
    トバランス調整を行うホワイトバランス調整回路とを備
    えたデジタルカメラにおいて、 あらかじめ定めた複数の画像領域の中から1つの画像領
    域を選択する画像領域選択手段と、 前記ホワイトバランス調整回路から出力されるホワイト
    バランス調整後の画像データのうち、前記画像領域選択
    手段により選択された1つの画像領域に関連して定めら
    れた領域内の画像データに基づいてホワイトバランス微
    調整係数を算出するホワイトバランス微調整係数算出回
    路と、 前記ホワイトバランス微調整係数算出回路で算出された
    ホワイトバランス微調整係数によってホワイトバランス
    微調整を行うホワイトバランス微調整回路とを備えるこ
    とを特徴とするデジタルカメラ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のデジタルカメラにおい
    て、 あらかじめ定めた複数の焦点検出領域の各々の被写体に
    対する焦点調節状態を検出する焦点検出装置と、 前記焦点調節状態に基づいて前記複数の焦点検出領域の
    いずれか1つを選択する焦点検出領域選択手段とを備
    え、 前記画像領域選択手段は、前記焦点検出領域選択手段で
    選択された焦点検出領域に関連した画像領域の画像デー
    タを選択することを特徴とするデジタルカメラ。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載のデジタルカメラ
    において、 前記ホワイトバランス微調整係数算出回路は、前記ホワ
    イトバランス調整後の前記画像領域選択手段により選択
    された1つの画像領域のデータのR(赤成分)、G(緑
    成分)およびB(青成分)信号の平均値を算出し、この
    平均値に基づいてホワイトバランス微調整係数を算出す
    ることを特徴とするデジタルカメラ。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載のデジタルカメラ
    において、 前記ホワイトバランス微調整係数算出回路は、前記ホワ
    イトバランス調整後の前記画像領域選択手段により選択
    された1つの画像領域のデータのR、GおよびB信号の
    輝度レベルのヒストグラムを算出し、このヒストグラム
    に基づいてホワイトバランス微調整係数を算出すること
    を特徴とするデジタルカメラ。
  5. 【請求項5】撮像装置で撮像された画像に対してホワイ
    トバランス調整を行うホワイトバランス調整処理と、 あらかじめ定めた複数の画像領域の中からいずれか1つ
    の画像領域を選択する画像領域選択処理と、 前記ホワイトバランス調整処理を終えたホワイトバラン
    ス調整後の画像データのうち、前記画像領域選択処理に
    より選択された1つの画像領域に関連して定められた領
    域内の画像データに基づいてホワイトバランス微調整係
    数を算出するホワイトバランス微調整係数算出処理と、 前記ホワイトバランス調整後の画像データに対して前記
    ホワイトバランス微調整係数によってホワイトバランス
    微調整を行うホワイトバランス微調整処理とを行うプロ
    グラムが格納されていることを特徴とする画像信号処理
    用記憶媒体。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の画像信号処理用記憶媒体
    において、 前記画像領域選択処理は、あらかじめ定めた複数の焦点
    検出領域のうち撮影レンズの合焦動作に用いた焦点調節
    状態を検出した焦点検出領域に関する情報に基づいて、
    その焦点検出領域に関連した画像領域を選択することを
    特徴とする画像信号処理用記憶媒体。
  7. 【請求項7】請求項5または6に記載の画像信号処理用
    記憶媒体において、 前記ホワイトバランス微調整係数算出処理は、前記ホワ
    イトバランス調整後の前記画像領域選択処理により選択
    された1つの画像領域の画像データのR(赤成分)、G
    (緑成分)およびB(青成分)信号の平均値を算出し、
    この平均値に基づいてホワイトバランス微調整係数を算
    出することを特徴とする画像信号処理用記憶媒体。
  8. 【請求項8】請求項5または6に記載の画像信号処理用
    記憶媒体において、 前記ホワイトバランス微調整係数算出処理は、前記ホワ
    イトバランス調整後の前記画像領域選択処理により選択
    された1つの画像領域の画像データのR、GおよびB信
    号の輝度レベルのヒストグラムを算出し、このヒストグ
    ラムに基づいてホワイトバランス微調整係数を算出する
    ことを特徴とする画像信号処理用記憶媒体。
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